JPH0211808B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は適宜の大きさのごみのようなソフトな
固体を液体や気体におけるバルブの働きと、相応
に使用できるごみバルベエートに関するものであ
る。

［従来の技術］ 従来固体を液体や気体と同様に定量送り込むこ
とは困難で、小型炉の場合は手作業であり、大型
炉の場合は投入クレーンなどが用いられていた。

［発明の目的］ 本発明はごみを焼却炉内に送入する場合液体や
気体燃料を燃焼させる際のバルブと同様に量的加
減開始、停止等自在に然も均等に送入できること
によつて完全燃料の向上を計ることでばいじん量
の減少効果を達成し、またごみの炉への送入を完
全自動化することで炉の安全性と管理の省力化、
経費の節減に寄与することを目的とするものであ
る。

［実施例］ 第１図においてＡはごみリフト装置、Ｂは焼却
炉、Ｃは基礎である。ごみリフト装置Ａは貯芥ビ
ツトＤとホツパー１０間に介在し、連続的にごみ
ホツパーに送り込む。ホツパー下端の回転体１４
に変形スクリユー１３を取付け、回転体１４の回
転に伴ない協働するようになつており、この変形
スクリユー１３は図示のように円弧枠状を呈し、
上方はホツパー１０内に延長してごみの巻きつき
生長を防止できるブリツジ現象防止部１３′とな
す。そして、変速機１５よりのスプロケツト１６
とチエン１７を存して連絡するスプロケツト１８
を回転体１４のホツパー周りに取付ける。更に変
形スクリユー１３に突子１９を多数本任意の方向
に突出させ、ホツパー側に抵抗突起２０を突設
し、ごみの落下投入作用を助成するようにしてあ
る。

尚図中２１は計量装置で、ホツパー内のごみの
満量及び空を感知し、変速機１５の満量時に運転
し、空の時停止させる。計量装置２１はスライド
ダンパー２２及び付属品として投入装置Ａの運転
を制御させることもできる。スライドダンパー２
２はピストン杆２３を介してシンダー２４に連絡
する。

スクリユー１３の関係と、スライドダンパー２
２の関係は、計量装置２１で満量の時にシリンダ
ー２４に満量信号を送り、変速機が回転を開始
し、スクリユーが回転する。空のときは空信号を
シリンダーに送りスライドダンパーを閉じる。

万一焼却炉からの逆火により、送入ホツパー１
０内にあるごみに火がついた場合は熱電対２５に
より温度を感知し、設定温度以上になると、スプ
レーパイプ２６（第３図参照）より水を散水し火
を消す。散水の停止は電気的に行ない、設定時間
が経過すると停止し、停止後未だ温度がある場合
は温度が低下するまで何回も繰返し動作する。２
７は変速機架台である。

［発明の効果］ 本発明によればスクリユーの回転の緩急及び作
動停止によつてごみの送入量を加減し、ホツパー
内のごみのブリツジ現象を防止できる効果があ
る。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係るごみバルベエートの一実施
例を示したもので、第１図は正面図、第２図はホ
ツパー部の縦断正面図、第３図は同じく平面図で
ある。 Ａ……ごみリフト装置、Ｂ……焼却炉、１０…
…ホツパー、１３……変形スクリユー、１３′…
…ブリツジ現象防止部、１４……回転体、１５…
…変速機。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 焼却炉上部投入口上に搬送ラインから送られ
   るごみを受ける炉内送入ホツパーを設け、該ホツ
   パーの下位ネツク部胴を回転体となし、軸を持た
   ない変形スクリユーを前記回転体に装着し、変形
   スクリユーを回転体上に延長してごみのブリツジ
   現象防止部となし、前記回転体を緩急自在の正逆
   回転電動機に連絡させたごみバルベエート。