JPH0211805A - 湿分分離加熱器異常検出装置 - Google Patents

湿分分離加熱器異常検出装置

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JPH0211805A
JPH0211805A JP15948288A JP15948288A JPH0211805A JP H0211805 A JPH0211805 A JP H0211805A JP 15948288 A JP15948288 A JP 15948288A JP 15948288 A JP15948288 A JP 15948288A JP H0211805 A JPH0211805 A JP H0211805A
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JP
Japan
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heater
flow rate
signal
stage
drain
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Application number
JP15948288A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Hoshi
星 弘幸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Publication of JPH0211805A publication Critical patent/JPH0211805A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は蒸気タービンプラントに係り、特に高圧タービ
ンと低圧タービンとの間にあってサイクル蒸気中に含ま
れる湿分を取除き、さらにこれを加熱するように構成さ
れた湿分分離加熱器に付設される異常検出装置に関する
(従来の技術) 一般に、原子力発電用蒸気タービンプラントでは原子炉
で発生する蒸気は飽和蒸気または若干の湿り蒸気であり
、この蒸気か高圧タービン内で膨張を遂げたときに湿り
度は10%を超える程の大きな値となる。この湿分を多
量に含む蒸気がそのまま低圧タービンに送られると、蒸
気の流動は湿分のために著しく阻害され1、効率の低F
を招くと共に、湿分によって動翼等か浸食を受ける等の
不具合が生しるため、湿分を1%以内に抑えるための様
々な工夫かなされている。その代表的な仕組は高圧ター
ビンと低圧タービンとを結ぶ再熱蒸気管の経路に湿分分
離加熱器を設ける方法であり、およそ次のように構成さ
れている。
すなわち、第3図において、原子炉1で発生した蒸気は
主蒸気管2を介して高圧タービン3に導かれ、そこで膨
張を遂げて後、高圧タービン3から再熱蒸気管4を通し
て湿分分離器5a、5b、第1段加熱器6a、6bおよ
び第2段加熱器7a、7bを有する湿分分離加熱器8に
導かれる。湿分分離器5a、5bでは蒸気中の大部分の
湿分が除去され、続いて導かれる第1段および第2段加
熱器6a、6b、7a、7bて残りの湿分も加熱蒸気に
よって蒸発させられ、湿分分離加熱器8の出口では過熱
蒸気となる。ここで、第1段加熱器6a、6bの加熱蒸
気としては高圧タービン3の適当な圧力の段落から抽出
されて第1段加熱蒸気管9a、9bを通して送られる蒸
気が、また第2段加熱器7a、7bの加熱蒸気には主蒸
気管2から抽出されて第2段加熱蒸気管10a、10b
を通して送られる蒸気かそれぞれ用いられる。この後、
蒸気は湿分分離加熱器8から再熱蒸気管4を通って低圧
タービン11に導かれ、そこで膨張して仕事を行ない、
排気として復水器12に排出され、そこで凝縮させられ
る。復水は復水器12から復水ポンプ13によって抽出
され、低圧給水加熱器14へ、さらに給水ポンプ15に
よって高圧給水加熱器16へ送られ、高温の給水となっ
て原子炉1へ供給される。
また、第1段および第2段加熱器6.7にて加熱蒸気か
凝縮してドレンが生じるため、第1段加熱蒸気用ドレン
タンク17a、17bおよび第2段加熱蒸気用ドレンタ
ンク18a、18bが設けられ、それらの間は各々トレ
ン回収管19a、19b、20a、20bによって結ば
れてドレンか回収されるようになっている。さらに、ド
レンタンク] 7a、17b、18a、18bに備えら
れる水位計(図示せず)によってドレン管21a、2 
l b、22a、22bの経路に設けられた調節弁23
a、23b、24 a、24bの開度が調節され、ドレ
ンの水位が一定に保たれる。また、第1段および第2段
加熱器6a、6b、7a、7bと高圧給水加熱器16と
の間は第1段加熱蒸気用ベント管25a、25bおよび
第2段加熱蒸気用ベント管26a、26bによって結ば
れ、常時、微量の加熱蒸気かこれらのベント管25a、
25b、26a、26bを通って高圧給水加熱器16に
流れるようになっている。なお、図中句号27および2
8a、28bは第1段および第2段加熱蒸気止め弁をそ
れぞれ示している。
(発明が解決しようとする課題) ところで、第1段および第2段加熱器6a、6 b −
、7a、7bは、いわゆる多管式熱交換器の一種であり
、伝熱面を構成する要素として伝熱管が多数使用されて
いる。この場合、加熱蒸気は伝熱管の内側を流動しつつ
、伝熱面によって隔てられたサイクル側の蒸気に熱を放
出して温度降下させられるが、何らかの原因により伝熱
管に破断事故が発生すると、圧力差により加熱蒸気が破
損箇所を通ってサイクル側の蒸気に噴き出し、双方の蒸
気が混ざり合って湿分分離加熱器8を通過し、再熱蒸気
管4に流れてしまう。このような不l1lllの事態が
発生し、そのまま放置されると低圧タービン11および
湿分分離加熱器8において次のような問題が生じる。
すなわち、湿分分離加熱器8の適用を図る場合に第3図
に示される1台とは別にもう1台の湿分分離加熱器8が
組込まれる場合があり、別々の再熱蒸気管4を経て流れ
る蒸気か低圧タービン11の入口で合流させられるとき
、加熱蒸気の漏洩があった方の高温蒸気と接する低圧タ
ービン11の領域と、正常に機能している湿分分離加熱
器8を通過して流れる適正温度の蒸気と接する領域との
間に温度分布の偏りか生じる危険性がある。このため、
低圧タービン11、特にケーシングに不均一な熱膨張か
生じて回転部分との接触を引き起こす懸念がある。
一方、−本の伝熱管の破断はこれに隣接する他の伝熱管
に高圧蒸気による励振力を及はす。このとき、他の伝熱
管の振動が激しくなり、万一伝熱管の固有振動数と一致
するようなことがあると、共振か引き起こされ、他の伝
熱管は短時間のうちに破損してしまう。
従来、このような湿分分離加熱器8の損傷および低圧タ
ービン11ての異常な熱膨張の発生等の異常事態に対す
る有効な対策は採られてなく、これらの機器の安全性に
ついて配慮が求められている。
本発明の目的は伝熱管における異常の発生を湿分分離加
熱器の外で速やかに検出し、機器の安全性を高めるよう
にした湿分分離加熱器異常検出装置を提供することにあ
る。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明による湿分分離加熱器異常検出装置は検出された
一の加熱器から流出するドレンa量と、他の加熱器から
流出するドレン流量信号とに基づいて演算を行ない、偏
差信号を出力する演算装置と、この演算装置から入力さ
れる偏差信号が予め決められた値を超えた場合に加熱器
ドレン流量異常信号を出力する流量異常検出装置とを備
えることを特徴とするものである。
(作用) 本発明において、演算装置は検出器からの信号を受けて
、−の加熱器から流出する加熱器ドレン流量信号と、他
の加熱器から流出する加熱器ドレン流量信号とに基づい
て偏差信号を得るように構成され、またこの演算装置か
ら与えられる偏差信号を受けて、そのレベルが予め決め
られた値の範囲ないにあるうちは信号を出力せず、一方
その範囲を超えた場合には加熱器ドレン流量異常信号を
出力するように流量異常検出装置が構成される。
これにより、一つの加熱器と他の加熱器の相互の間てド
レン流量の異常の有無に従い、伝熱管の破断を検知する
ことが可能になる。
(実施例) 本発明の実施例を第1図および第2図を参照して説明す
る。
なお、第1図中、第3図に示される構成と同一のものに
は同一符号を(−1しており、これらについては説明を
省略する。
第1図において、第1段加熱器6a、6bからドレン回
収管1.9a、19b通して第1段加熱蒸気用トレンタ
ンク17a、17bに回収されるドレンの流量が流量検
出器31a、31bにより、また第2段加熱器7a、7
bからドレン回収管20a、20bを通して第2段加熱
蒸気用ドレンタンク13a、18bに回収されるドレン
の流量が流量検出器32a、32bによりそれぞれ検出
され、第1段加熱器ドレン流量信号a、bおよび第2段
加熱器ドレン流量信号c、dとして湿分分離加熱器異常
検出装置33に出力される。
第2図において、湿分分離加熱器異常検出装置33では
これらの検出された信号に基づいて次の演算か行なわれ
る。すなわち、演算器34において、第1段加熱器ドレ
ン流量信号aと第1段加熱器ドレン流量信号すとに基づ
いて偏差を求める演算が行なわれ、第1段加熱器ドレン
流量偏差信号eがつくられる。同様に演算器35にて第
2段加熱器ドレン流量信号Cと第2段加熱器ドレン流量
信号dとに基づいて偏差を求める演算が実行され、第2
段加熱器ドレン流量偏差信号fがつくられる。
これらの第1段および第2段加熱器ドレン流量偏差信号
eS fは各々流量異常検出回路36.37により出力
され、信号レベルが判定されて一定のレベルを超えた場
合には第1段加熱器ドレン流量異常信号gおよび第2段
加熱器ドレン流量異常信号りがタイマー38.39に出
力される。ここで、タイマー38.39は限時復帰形と
して構成され、入力時間が一定時間継続して与えられる
場合に第1段加熱器伝熱管異常発生信号iおよび第2段
加熱器伝熱管異常発生信号jが出力される。
次に、上記構成による湿分分離加熱器異常検出装置の作
用を説明する。第1段加熱器6a、6bの伝熱管に異常
かないとき、演算器34に加えられる第1段加熱器ドレ
ン流量信号aと、逆向きの第1段加熱器ドレン流量信号
すとはほぼ等しい値であり、演算器34から流量異常検
出回路36に出力される偏差信号eはほぼ零に近く、流
量異常検出回路36で出力を生じるまでに至らない。し
たかって、このとき第1段加熱器ドレン流量異常信号g
がタイマー38に出力されることはない。
一方、第1段加熱器6a、6bのうち、例えば第1段加
熱器6aにおいて、−本の伝熱管に破断が生じ、内部を
流れる加熱蒸気が被加熱蒸気中に噴き出すと、ドレン回
収管19aを流れるドレン塁が減少し始める。このため
、第1段加熱器ドレン流量信号aの値はそれまでと比べ
て小さくなり、演算器34から流量異常検出回路36に
出される偏差信号eは大きくなる。この大きな値の偏差
信号eは流量異常検出回路36に予め与えられた値を超
えるためにタイマー38に対して第1段加熱器伝熱異常
信号gか続けて出力され、湿分分離加熱器異常検出回路
33から第1段加熱器伝熱管異常発生信号lが外部装置
に向けて警報として発せられる。
なお、上記説明は第1段加熱器6a、6bの伝熱管にお
いて、破断か生じた場合を想定した説明であるか、第2
段加熱器7a、7bにも同等の手段か備えられており、
伝熱管の破断事故発生時には第2段加熱器伝熱管異常発
生信号jが出力される。
また、本実施例のタイマー38.39は第1段および第
2段加熱器6a、6b、7a、7bにおけるドレン二の
変動が一過性である場合に無用な制御動作が生じないよ
うにするために設けられるもので、適切な時間設定によ
り、装置の信頼性を高めることが可能である。
[発明の効果] 以上説明したように本発明は−の加熱器がら流出する加
熱器ドレン流量信号と、他の加熱器から流出する加熱器
ドレン流量信号とに基づいて偏差信号を得て、この偏差
信号が予め決められた値の範囲内にあるうちは(5号を
出力せず、一方その範囲を超えた場合に加熱器トレン流
量異常信号を出力するようにしているから、伝熱管にお
ける異常の発生を湿分分離加熱器の外で正確に検知する
ことができ、湿分分離加熱器および低圧タービン等の機
器に悪影響が及ぶのを未然に防止することが可能である
したがって、本発明によれば蒸気タービンプラントの機
器の安全性が高められるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による湿分分離加熱器異常検出装置の全
体を示す構成図、第2図は異常検出装置の回路接続図、
第3図は従来の蒸気タービンプラントの系統図である。 6a、6b・・第1段加熱器 7a、7b・・第2段加熱器 31a、31b、32a、32b−流量検出器]2 33 ・・ 34、3 36、3 38、3 40 ・・ 41 ・・ ・ ・湿分分離加熱器異常検出装置 5・・演算器 7・・・流量異常検出回路 9・・タイマ ・・アンド回路 ・温度異常検出回路 代理人 弁理士 則 近 憲 侑 同    第子丸  健

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 検出された一の加熱器から流出するドレン流量信号と、
    他の加熱器から流出するドレン流量信号とに基づいて演
    算を行ない、偏差信号を出力する演算装置と、この演算
    装置から入力される偏差信号が予め決められた値を超え
    た場合に加熱器ドレン流量異常信号を出力する流量異常
    検出装置とを具備してなる湿分分離加熱器異常検出装置
JP15948288A 1988-06-29 1988-06-29 湿分分離加熱器異常検出装置 Pending JPH0211805A (ja)

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