JPH02118032A - 薄鋼帯の連続焼鈍設備 - Google Patents

薄鋼帯の連続焼鈍設備

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JPH02118032A
JPH02118032A JP27148088A JP27148088A JPH02118032A JP H02118032 A JPH02118032 A JP H02118032A JP 27148088 A JP27148088 A JP 27148088A JP 27148088 A JP27148088 A JP 27148088A JP H02118032 A JPH02118032 A JP H02118032A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
zone
band steel
rolls
thin steel
overageing
Prior art date
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Pending
Application number
JP27148088A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiki Hori
堀 清貴
Yukio Matsuda
行雄 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH02118032A publication Critical patent/JPH02118032A/ja
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  • Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、過時効帯の処理時間を長くするようにした薄
鋼帯の連続焼鈍設備に関する。
〔従来の技術〕
連続焼鈍はパンチ式焼鈍で数十時間要する処理をわずか
十数分間で行なうことができる。しかし、この方法によ
り焼鈍を行なう場合には、仮にライン速度を200 m
/minとしても熱処理を完了させるのに1000 m
以上のライン長が必要となる。これを直線的に得ようと
すると、炉が長大になり過ぎ、熱効率面で極めて不利と
なる。そこで、第3図に示すような竪型炉が一般に用い
られている。
竪型炉lは、炉の上下に薄鋼帯Sを折り返し走行させる
ハースロールR1・・・を多数配置し、炉の短縮化を図
ったものである。この炉1においてはハースロールR,
Rの間隔が一般に20mにとられているので、直線的に
した場合に比べると炉長が約1710に短縮されている
炉1には、図に示すように入側より順に加熱帯2、均熱
帯3,1次冷却帯4.過時効帯5,2.3次冷却帯6が
配されている。そして、鋼種や処理l」的にもよるが、
−mに次のようなヒートパターンで焼鈍が行なわれてい
る。すなわち、加熱帯2で10〜b ℃に加熱し、均熱帯3でその温度を数秒間維持した後、
1次冷却帯4で50〜b 速度で400″Cまで急冷し、次いで過時効帯5でその
温度を数分間維持した後、2.3次冷却帯6により常温
まで除冷するというヒートパターンがとられている。
ヒートパターンからも判るように、過時効帯5の処理時
間が最も長く、畑種や1次冷却帯4の冷却速度により多
少の増減があるが、通常5分程度必要となる。全体の処
理時間が十数分間であるから、過時効帯5は竪型炉1の
ライン長の約半分を占める大きな設備となっている。そ
れにもかかわらず、最近ではより一層の特性値向上が望
まれている。この要望に応えるためには、過時効帯5の
長さを2〜3倍にすればよいが、前述したように熱効率
が悪くなる。そこで、特開昭61−163218号公報
は、過時効帯内に複数のリールを配にし、1次冷却帯を
通過した薄鋼帯を順次巻取ることで実質上ライン長を長
くする提案を行っている。
〔発明が解決しようとする課題〕
確かに、上記のようにすると、過時効帯を長くすること
なく、処理時間を長くすることができる。
しかし、この方法には次のような欠点がみられる。
すなわち、 ■ 複数のリールで巻取るため、切断機や溶接機が必要
となり、またリールを移動させる装置を必要とするので
、設備が大損りとなる。
■ また、操作面においては、リールに巻取った後、薄
鋼帯を切断し、更に巻取った薄鋼帯を他のリールに移し
代えて溶接する必要もあるので、操作が繁雑となる。
そこで、本発明の目的は、上記欠点を解消した薄鋼帯の
連続焼鈍設備を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明は、ロール群により薄
鋼帯を案内走行させ、一定の走行距離を確保して第1次
冷却帯における最終冷却温度を一定時間保持するように
した過時効帯を備えた連続焼鈍設備において、前記ロー
ル群を過時効帯内で渦巻き状に配置し、これらのロール
群に沿って薄鋼帯を渦巻き状に走行させることを特徴と
する。
〔作 用〕
竪型炉においても、原理的には、ロール径を細くして、
水平方向のロール密度を高めれば、容積を大きくしなく
ても過時効帯のライン長を長くすることができる。しか
し、竪型炉においては、構造上薄鋼帯の張力や揺れによ
る接触防止更にハースロールに180’巻き付けるため
薄鋼帯に対する歪防止といった種々の制約を受けるので
ロール径を細めたり、ロール間隔を狭くしたりすること
ができない。これに対し、本発明による場合は、構造上
、竪型炉にみられるような制約を受けないので、ロール
径を細く、しかも渦の間隔をかなり狭くすることができ
る。例えばロール径を150鰭、渦の間隔を2001m
にとることができる。その結果、同じ容積であっても、
本発明の方が竪型炉の約5倍のライン長を確保できる。
また、本発明においては、1次冷却帯を通過した薄鋼帯
を例えば渦の中心に導き、ロール群により渦巻き状に案
内した後、渦の巻き終りより直接2次冷却帯へ送り込む
ことができるので、特開昭61163218号公報(こ
みられるようにリールへの巻取り、切断、他リールへの
移し代え、溶接といった作業が不用となる。
〔実施例〕
以下、第1図を参照して具体的に説明するが、図にもみ
られるように過時効帯5以外については、前述した竪型
炉と同様の構成をとっているため、同一部分については
図中同一符号を付し、その説明を省略する。したがって
、ここでは主として過時効帯5の構成のみについて説明
する。
連続焼鈍は、一般にパンチ式焼鈍に比べると特性値が劣
る。そこで、最近の傾向として過時効帯の処理時間をで
きるだけ長くして、パッチ式で得られる特性値を近ずけ
るような努力が行なわれている。仮に、竪型炉において
過時効帯の処理時間を従来の2〜3倍とすると、必然的
に炉長が2〜3倍となり、熱効率面で不利益を受ける。
本発明は、図にも示すように薄鋼帯Sを案内するロール
群10.・・・を渦巻き状に配置し、実質上走行炉を高
密度として上記した不利益を回避するようにしたもので
ある。この場合、ロール群10.・・・の配置は、視覚
的に渦巻きと認められる程度に配置されている必要はな
く、機能的に渦巻き状に配置されていればよい。機能的
に渦巻きとなる配置とは、本発明の場合、ロール群10
.・・・により案内される薄鋼帯Sが渦巻き状に走行可
能な程度にロール群10.・・・が配置されている関係
をいう。過時効帯5内では、薄鋼帯Sが400″C程度
に冷却され、ある程度弾性力も回復しているので、ロー
ル群10、・・・を密に配置しなくても、薄鋼帯Sに作
用させる張力と、ロール10の曲げ作用により薄鋼帯S
を渦巻き状に走行させることができる。このような理由
から、実施例では、過時効帯5の中心よりロール群10
.・・・を上下左右方向に放射状に配置し、機能的に渦
巻きを構築するようにしている。薄鋼帯Sは図にも示す
ように十字に配置したロール群の隙間をぬって渦巻き状
に通板される。
実施例では渦の中心より薄鋼帯Sを通板させているが、
渦の巻き終りより中心に向けて通板させるようにしても
よい。実施例の場合には、1次冷却帯4を通過した薄鋼
帯Sを渦の中心に導く必要もあるので、中心には薄鋼帯
Sの同きを変える偏向ロール11が配置されている。こ
の場合、加熱帯2〜1次冷却帯を通過する薄鋼帯Sに一
定の張力をかける必要もあるので、偏向ロール11には
、図示されていないが、速度とトルクが自由に変えられ
る直流モータが接続されている。そして薄鋼。
帯Sは、ロールとの摩擦力を大きくするため、偏向ロー
ル11に1回巻掛けられている。
上記のように構成された過時効帯5においては、渦の内
外径をd、D、渦の間隔をW、渦の巻き回数をNとする
と、実質上のライン長しは、により表わされる。
また巻き回数Nは W によって表わされる。
これらの式からも判るように、渦の間隔Wを小さくすれ
ば、炉を長くしなくてもライン長を事実上長くすること
ができる。この場合、渦の間隔Wは薄鋼帯Sを案内する
ロール径とも関係するため、間隔Wを狭くするためには
、ロール径を細くする必要がある。竪型炉においては、
gt銅帯を折り返し走行させるので張力も大きく、ハー
スロールに作用する力も大きいので、ロール径を小さく
することができないが、・本発明においては、)■鋼帯
Sに曲げ作用を起こさせるだけであるから、ロールに作
用する力も弱い。したがってハースロールに比べるとか
なり細くすることができる。また竪型炉においては、隣
接する薄鋼帯が逆方向に移動し、相対速度も速いので、
わずかに触れるとしても疵が付き易い。したがって、張
力変動による揺れを考慮してロール間隔を広くとる必要
がある。これに対し、本発明においては、隣接する薄鋼
帯Sが同じ方向に移動するので、仮に接触したとしても
疵が付き難い。また、張力変動により薄鋼帯が渦の半径
方向に1帛れたとしても多少の時間差はあるが、はぼ同
じ方向に揺れるので、接触する確率が小さい。このよう
な構成上の特徴があるため、本発明においては渦の間隔
Wを小さくすることができる。例えばロール径を150
mにしたときは、渦の間隔Wを200鰭にとることがで
きる。この場合、竪型炉の過時効帯の長さに合わせて渦
の外径りを25mにとり、内径dを2mにとると、実質
上のライン長しは2500 mになる。竪型炉において
は、通常500mであるから、本発明の場合には、竪型
炉の5倍のライン長を確保することができる。このよう
にして処理時間を10〜20分に延長した場合の結果を
第2図に示す。この場合、縦線より左側にある点が従来
の竪型炉による特性値であるから、処理時間を延長する
ことによりバッチ式に劣らない特性値が得られる。
なお、実施例では、渦の中心を入側としたが、渦の巻き
方を逆にして外側を入側とすることもできる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、炉長を延長した
り、あるいは複雑な設備を設けなくても薄鋼帯を案内す
るロール群を渦巻き状に配置することにより処理時間を
長くとることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示した概略図、第2図は処
理時間を延長したときの特性値を示したグラフ、第3図
は竪型炉の構成を示した概略図である。 5・・・過時効帯、10・・・ロール、11・・・偏向
ロール、S・・・薄鋼帯 第1図 第2図 値倚9jOJ幾工!暗閏(介)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ロール群により薄鋼帯を案内走行させ、一定の走
    行距離を確保して第1次冷却帯における最終冷却温度を
    一定時間保持するようにした過時効帯を備えた連続焼鈍
    設備において、前記ロール群を過時効帯内で渦巻き状に
    配置し、これらのロール群に沿って薄鋼帯を渦巻き状に
    走行させたことを特徴とする薄鋼帯の連続焼鈍設備。
JP27148088A 1988-10-27 1988-10-27 薄鋼帯の連続焼鈍設備 Pending JPH02118032A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27148088A JPH02118032A (ja) 1988-10-27 1988-10-27 薄鋼帯の連続焼鈍設備

Applications Claiming Priority (1)

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JP27148088A JPH02118032A (ja) 1988-10-27 1988-10-27 薄鋼帯の連続焼鈍設備

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02118032A true JPH02118032A (ja) 1990-05-02

Family

ID=17500631

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27148088A Pending JPH02118032A (ja) 1988-10-27 1988-10-27 薄鋼帯の連続焼鈍設備

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JP (1) JPH02118032A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103924057A (zh) * 2014-04-14 2014-07-16 苏州新材料研究所有限公司 带材表面氧化退火处理方法以及用于该方法的治具

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103924057A (zh) * 2014-04-14 2014-07-16 苏州新材料研究所有限公司 带材表面氧化退火处理方法以及用于该方法的治具

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