JPH02117992A - 油性潤滑離型剤 - Google Patents

油性潤滑離型剤

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JPH02117992A
JPH02117992A JP26941988A JP26941988A JPH02117992A JP H02117992 A JPH02117992 A JP H02117992A JP 26941988 A JP26941988 A JP 26941988A JP 26941988 A JP26941988 A JP 26941988A JP H02117992 A JPH02117992 A JP H02117992A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold release
powder
silicone oil
release agent
clay
Prior art date
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Pending
Application number
JP26941988A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiko Funabashi
敏彦 船橋
Kenichi Ueda
憲一 上田
Ryoji Uchimura
良治 内村
Takahisa Koshida
孝久 越田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Publication of JPH02117992A publication Critical patent/JPH02117992A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野1 本発明は、六方晶窒化硼素(以下h−BNと称する)粉
末を用いた、金属の熱間加工用の高温固体潤滑あるいは
離型剤の用途に供する油性の分散組成物に関するもので
ある。
〔従来の技術] 本発明の潤滑離を剤は、主として、アルミニウムまたは
アルミニウム合金の押出成形時の高温固体潤滑剤、ある
いはアルミニウムダイキャスト等の高温金型雌型剤とし
て用いられるもので、従来この神の潤滑離型剤としては
、黒鉛粉末を分散させた油性もしくは水性のエマルジョ
ン型のものが使用されている。このような従来の唄鉛扮
末−41機バインダ系i1?Id↑離望削の場合、次の
ような多くの欠点を有しでいた。
すなねら、 (J)  黒鉛はアルミニウムあるいはその合金と反応
し易く、潤滑剤もしくは&il型剤として使用した場合
、アルミニウムあるいはその合金表面に熱間においてA
j24C3等の化合物を形成し、押出成形、鋳込成形し
たアルミニウム製品の欠陥の生成につながる。
(2) 有機バインダは200℃以上に熱せられた場合
1分解して多量のガスを発生し、アルミニウムダイキャ
スト製品などの表面に多孔質の欠陥部を生起させる。
(3)   (2)において述べたように発生した多量
のガスおよび黒色の黒鉛粉末は、作業環境を極端に悪化
させる。
上記問題点を解決するために特開昭55−29506号
公報において開示されるように、BN粉末を正体とする
高1FA金型離型剤が提案されている。h−BN粉末を
主体とするこのような潤滑iii[4剤により、前述の
(11〜(3)に示した問題点はかなり解決できる。し
かし、実際にこれらの組成物を使用しても従来の黒鉛粉
末−有機バインダ系の潤滑1iil型剤と比べて、潤滑
性、離型性など劣っている場合が多く、さらに良好な潤
滑性、離を性を有する11− B N粉末系の潤滑離型
剤の開発が必要であった。
〔発明が解決しようとする問題点1 本発明の目的は、従来の黒鉛粉末−有機バインダ系潤滑
雌型剤、あるいは1黒鉛粉末の代わりにh −B N粉
末を配合した潤滑能を削における前述の問題点を解決し
、非常に優れた潤滑性離型性を41する塗膜が形成でき
、しかも作業環境の汚染のないd@滑離型剤を提供する
ことにある。
r問題点を解決するための手段) 本発明者らは、h−BN粉末と、谷f4有機系あるいは
無機系分散媒とからなる組成物を調合し。
スプレーにて塗布り、形成された塗膜の潤滑性、離型性
等を調べた結果、h −B N粉末、結上系沈降1方止
剤およびシリコーンオイルとからなる分散組成物から得
られた塗膜が、潤滑性、離型性が非常に優れることを見
出し1本発明を完成したもので。
窒化ljI素扮宋   1〜50 j]i遣%枯上系沈
降防止剤 0.2〜4巾■% シリコーンオイル  残部 からなる油性潤滑離型剤を提供するものである。
〔作用1 以下、本発明の詳細な説明する。
本発明のシリコーンオイル系の分散組成物が潤滑性およ
び離型性機能をイイするのは、基本成分として配合する
h−BN粉末の性質によるものである。h−BNは黒鉛
と類似の層状化合物で、がっ、化学的にもAff等に対
して安定した性゛けを有している。潤滑性は層状化合物
の層111の滑りがら発現し、離型性は主としてAg等
の金属との反応性と大きく関係し、黒鉛と比べてh−n
Nの方が18融A I2との反応性は低く、黒鉛粉末を
用いるよりもh −B N粉末を用いた方が離型性が優
れている。 本発明においで、配合するh−BN粉末の
粒度は1次粒子の平均粒径として0.5〜2OLLmが
好ましく、より好適にはll−1Ouである。
平均粒径が0.5μmより小さいと、h−BN粉末の潤
滑性の発現が困難であり、20ILmを越えると、後述
する:’il1年1万lL斉11をン、侶カHしてもシ
リコーンオイル中に均一に分散させることが困難となる
本発明においては、h −B N粉末のシリコーンオイ
ル系の分散組成物中の濃度を1〜50重量%に1(14
定する。h −13N粉末の前aha度が11晴%より
も少ないとh−BNN粉末配合した効果が不足し、50
東景%を越えると粘稠すぎてスプレーガン、はけ塗り等
での均一塗布が困難となるからである。
本発明においては、h−BN粉末の分散媒としてシリコ
ーンオイルを用いる。シリコーンオイルを分散媒として
、用いる理由の1つは、h−BNN粉末懸濁液状の組成
物として、AI2等の熱間加工時に、材料、装置にスプ
レーガン等で、塗布しやすくするためであり、他のもっ
と重要な理由は、h −B N PI)末とシリコーン
オイルによっでh−BN粉末の潤滑性、離型性がより高
度に発揮されるようになるからである。h−BN粉末の
潤滑性、離型性が、シリコーンオイルによりより高度に
改善される理由の詳細は不明であるが、潤滑性について
はh−BNN粉末結晶粒子の層間の滑りをシリコーンオ
イルが助長するからであり、離型性については、シリコ
ーンオイルの熱分解組成物がAR等と、反応しにくい組
成物であり、h−BN粉末の離型性をさらに高めること
になるとm Ml+される。
本発明においては、h−BN粉末、シリコーンオイルに
加えて、粘土系沈降防1ト剤を分散組成物に対して0.
2〜4重遣%配合する。
粘土系沈降防止剤としでは、通常、しオロジー添加別と
呼ばれる粘土j22.物の有機塩基複合体で、天然のモ
ンモリロナイト系の粘土鉱物を精製し、有機化合物と反
応させて製造されるものである。
この沈降防止剤を塗料等に配合した場合、顕著な増粘効
果があり、顔料の沈降防止作用、塗布した場合の塗膜の
均−性向上作用等を付与することが可能である。
本発明の場合、h−BNN粉末シリコーンオイル系分散
組成物に配合する目的は、1つは、h −B N粉末の
シリコーンオイル中での沈降防止のためであり、もう1
つはスプレーガンなとで塗布した場合の塗膜の膜厚の均
一性の向上のためである0本発明に用いられる粘土系沈
降防止剤として何を用いるかはとくに限定されないが1
例えば、NLケミカルズ社のレオロジー添加剤(商品名
ベントン)などが好適に用いられる。
本発明においては、これらの沈降防止剤を分散組成物に
対して0.2〜4屯頃%配合するが、この範囲内に限定
する理由は、0.2iに%よりも少ないとh −1’3
 N粉末の沈降防止効果を出すには不足し、4市川%よ
りも多いとdη滑性に悪影響が出てくるからである。
[実施例) 以下、本発明の実施例について記述する。
1次粒子の平均粒径が9.6μmのh−BN粉末、常温
での粘度が100cStのシリコーンオイル(東芝シリ
コーン(株)製TSF451)、および粘土系沈降防止
剤(NLケミカルズ社製ベントン)を用いて第1表に示
す各種の分散組成物を調製し、板厚5mmのステンレス
板表面にスプレーガンにて吹付けて塗布し、200℃の
乾燥器の中で3分間大気中にて焼付け、得られた塗膜に
ついて外観評価を行い、ビンオンディスク法により摩擦
摩耗試験機を用いて摩擦係数を測定して潤滑性を評価し
た。また、700℃の溶融Aεに塗膜つきのステンレス
板を浸漬し、塗膜と溶融AI2との反応性により離型性
も調べた。
試験結果を特開昭55−29506公報(比較例5)と
同58−225167号公報(比較例6)に基づ〈従来
例とともに第1表に示す。第1表に示すように1本発明
によれば従来技術と比べて、摩擦係数が低く、A2との
反応もしにくい潤滑離型用塗膜を形成できることがわか
る。
【発明の効果〕
本発明のh−BN粉末・粘土系沈降防止剤・シリコーン
オイル系の油性潤滑離型剤を用いることにより、アルミ
ニウム等の熱間押出加工用に適した、摩擦振数の低い、
潤滑離型性の良好な塗膜を形成することができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 窒化硼素粉末:1〜50重量% 粘土系沈降防止剤:0.2〜4重量% シリコーンオイル:残部 とからなることを特徴とする油性潤滑離型剤。
JP26941988A 1988-10-27 1988-10-27 油性潤滑離型剤 Pending JPH02117992A (ja)

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