JPH02117630A - ハロゲン化エチルベンゼンの製造法 - Google Patents

ハロゲン化エチルベンゼンの製造法

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JPH02117630A
JPH02117630A JP27139188A JP27139188A JPH02117630A JP H02117630 A JPH02117630 A JP H02117630A JP 27139188 A JP27139188 A JP 27139188A JP 27139188 A JP27139188 A JP 27139188A JP H02117630 A JPH02117630 A JP H02117630A
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雅夫 岡田
Tsumoru Kodaira
小平 積
Kunihiro Yabutani
藪谷 邦宏
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C17/00Preparation of halogenated hydrocarbons
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    • C07C17/16Preparation of halogenated hydrocarbons by replacement by halogens of hydroxyl groups

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、2−クロロベンズアルデヒドをアルキルスル
ホニウム塩又はアルキルスルホキソニウム塩と反応させ
、2−クロロスチレンオキサイドとし、更に該2−クロ
ロスチレンオキサイドをハロゲン化し、一般式(III
 )(式中、Xはハロゲン原子を示す、) で表される化合物とし、該化合物(,111)をハロゲ
ン化若しくは一般式(II ) R1・X       (II ) (式中、R,はメシル基又はトシル基を示し、Xは前記
に同じ、) で表される化合物と反応させることを特徴とする一般式
(I) し (式中、Rはハロゲン原子、メシルオキシ基又はトシル
オキシ基を示し、Xは前記に同じ、)で表されるハロゲ
ン化エチルベンゼンの製造法に関するものである。
本発明の製造法によるハロゲン化エチルベンゼン及びそ
の中間体化合物である2−クロロ−α−ハロゲノ−β−
ヒドロキシエチルベンゼン(以下本発明化合物という)
は、医薬、農薬、高分子化合物、化学品等の原料として
有用な化合物である。
従来、ハロゲン化エチルベンゼンの製造法としては下記
に図示する方法により製造されている。
グリニヤール きくすることは困難であり、反応規模拡大による利点が
少ない等の問題がある。
本発明者等はこれらの課題を解決すべく鋭意研究を重ね
た結果、本発明を完成させたものである0本発明は反応
が容易で危険性もなく、生成物の精製も容易であり、且
つ反応規模も拡大でき経済性を向上させたものである。
本発明を、例えば図式的に示すと下記のとおり示すこと
ができる。
スルホニウム塩又は し1 しかし、工程■の反応はグリニヤール反応であり、爆発
等の危険があり、工程■の反応はハロゲン化スチレンを
製造する工程であるが、該ハロゲン化スチレンは重合し
易く、蒸留等の精製が難しく、且つ工程■の反応は反応
規模を大(III) H−2) (式中、R1及びXは前記に同じ、) 即ち、2−クロロベンズアルデヒドを塩基及び不活性溶
媒の存在下にアルキルスルホニウム塩又はアルキルスル
ホキソニウム塩と反応させることにより2−クロロスチ
レンオキサイドを製造し、次いで該2−クロロスチレン
オキサイドを不活性溶媒の存在下又は不存在下に塩酸等
の付加反応を行い一般式(Ilr )で表される化合物
とし、該化合物(Hl )を塩基の存在下及び不活性溶
媒の存在下又は不存在下にハロゲン化剤と反応させて一
般式(I−1)で表される化合物とするか、又は一般式
(III )で表される化合物を塩基の存在下及び不活
性溶媒の存在下又は不存在下に一般式(TI)で表され
る化合物と反応させることにより一般式(I−2)で表
される化合物を製造することができる。
又、同様にして2−クロロスチレンオキサイドを製造し
、該2−クロロスチレンオキサイドを塩基の存在下及び
不活性溶媒の存在下又は不存在下にハロゲン化反応を行
い一般式(I−1)で表される化合物を製造することが
できる。
以下に各工程の反応について説明する。
(1)2−クロロベンズアルデヒド 日 2−クロロス
チレンオキサイド 本反応で使用できるアルキルスルホニウム塩又はアルキ
ルスルホキソニウム塩としては、以下の一般式(IV)
で表される化合物を使用することができる。
(0)。
(式中、R2は炭素原子数1〜12のアルキル基を示し
、nはO又は1の整数を示し、Yはハロゲン原子又はア
ルキルスルホニウムを示す、) 一般式(IV)で表されるアルキルスルホニウム塩又は
アルキルスルホキソニウム塩としては、例えばトリメチ
ルスルホニウムアイオダイド、トリメチルスルホキソニ
ウムアイオダイド、トリメチルスルホニウムメチルスル
フェート、n−ドデシルジメチルスルホニウムアイオダ
イド、n−ドデシルジメチルスルホニウムメチルスルフ
ェート等のアルキルスルホニウム塩又はアルキルスルホ
キソニウム塩を例示することができる。
アルキルスルホニウム塩又はアルキルスルホキソニウム
塩の使用量は、2−クロロベンズアルデヒド1モルに対
して等モル乃至2モルの範囲から選択すれば良く、好ま
しくは等モル乃至若干過剰量の範囲が良い。
本反応で使用できる塩基としては、例えば水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属原子の水酸化物
、ナトリウムメトキサイド、ナトリウムエトキサイド、
カリウムエトキサイド等のアルカリ金属原子のアルコラ
ード類、水酸化ナトリウム等を例示することができ、こ
れら塩基の使用量は2−クロロベンズアルデヒド1モル
に対して等モル乃至2モルの範囲から選択すれば良く、
好ましくは倍モル使用するのが良い。
本反応で使用できる不活性溶媒としては、本反応の進行
を著しく阻害しないものであれば特に限定されるもので
はなく、例えばアセトニトリル等のニトリル類、ジメチ
ルスルホキシド、水等を例示することができ、これらの
不活性溶媒は単独で又は混合して使用することも可能で
ある。
反応温度は0°C乃至150℃の範囲から選択すれば良
く、好ましくは50℃乃至100℃の範囲から選択する
のが良い。
反応時間は反応量、反応温度等により一定しないが1乃
至24時間の範囲から選択すれば良い。
反応終了後、常法に従い、例えば溶媒抽出法等により目
的物を単離すれば良く、必要に応じて、蒸留法等の精゛
製操作を行うのも良く、精製操作を行わず次の反応に使
用することもできる。
(2)2−クロロスチレンオキサイド に) 一般式(
III ) 本反応は、例えば塩酸、臭酸等の付加反応で、塩酸、臭
酸等の適当な溶液を使用しても良く、2−クロロスチレ
ンオキサイドを不活性溶媒に溶解した溶液に、若しくは
溶媒を使用せずに塩酸ガス等を導入することにより製造
することもできる。
塩酸、臭酸等の溶液を使用する場合、その使用量は等モ
ル乃至過剰モルの範囲から選択すれば良く、塩酸ガス等
を使用する場合は、反応の進行を例えばガスクロマトグ
ラフィー等で確認し、原料の2−クロロスチレンオキサ
イドが消費された時点で導入を止めれば良い。
本反応は不活性溶媒の存在下又は不存在下に行われ、使
用される不活性溶媒としては、例えばベンゼン、トルエ
ン、キシレン等の芳香族炭化水素類を例示することがで
きるが、これらの不活性溶媒に限定されるものではない
反応温度は0℃乃至50℃の範囲から選択すれば良い。
反応時間は反応量、反応温度等により一定しないが1乃
至24時間の範囲から選択すれば良い。
反応終了後、常法に従い、例えば溶媒抽出法等により目
的物を単離すれば良く、必要に応じて、蒸留法等の精製
操作を行うのも良く、精製操作を行わず次の反応に使用
することもできる。
(3)一般式(nB  中 一般式(I−1)本反応は
ハロゲン化反応で、塩基の存在下及び不活性溶媒の存在
下又は不存在下にハロゲン化剤を反応させれば良く、本
反応で使用できるハロゲン化剤としては塩化チオニル、
三塩化リン、五塩化リン、オキシ塩化リン等のハロゲン
化剤を使用することができ、その使用量は一般式(II
I )で表される化合物1モルに対して等モル乃至5モ
ルの範囲から選択することができ、好ましくは過剰モル
使用するのが良い。
本反応で使用できる塩基としては無機塩基又は有機塩基
を使用することができ、好ましくは例えばピリジン、ピ
コリン、キノリン等の有機塩基を使用するのが良い。
塩基の使用量はハロゲン他剤1モルに対して等モル乃至
10モルの範囲から選択すれば良い。
本反応で使用できる不活性溶媒としては、例えばベンゼ
ン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ジクロ
ロメタン、クロロホルム、四塩化炭素等の塩素化炭化水
素類、酢酸エチルエステル等のエステル類、アセトニト
リル等のニトリル類、メチルセロソルブ、ジエチルエー
テル、ジプロピルエーテル、メチルエチルエーテル等の
鎖状エーテル類、ジオキサン、テトラハイドロフラン等
の環状エーテル類を使用することができるがこれらの不
活性溶媒に限定されるものではない。
反応時間は反応量、反応温度等により一定しないが1乃
至24時間の範囲から選定すれば良い。
反応終了後、常法に従い、例えば溶媒抽出法等により目
的物を単離すれば良く、必要に応じて、蒸留法等の精製
操作を行うことによって一般式(1−1)で表される化
合物を製造することができる。
(4)一般式(IIT)  =b  一般式(1−2)
本反応はスルホニル反応で、塩基の存在下及び不活性溶
媒の存在下又は不存在下に、般式(II)で表される化
合物を反応すれば良い。
本反応で使用できる不活性溶媒としては、例えばメタノ
ール、エタノール、プロパツール等のアルコール類、ア
セトン、メチルエチルケトン等の脂肪族ケトン類、アセ
トニトリル、ベンゾニトリル等のニトリル類、メチルセ
ロソルブ、ジエチルエーテル、ジプロピルエーテル等の
鎖状エーテル類、ジオキサン、テトラハイドロフラン等
の環状エーテル類、スルホラン、ジメチルスルホン、ジ
メチルスルホキシド等を例示することができる。
本反応は等モル反応であるので、一般式(III )で
表される化合物と一般式(II)で表される化合物を等
モル使用すれば良いが、般式(II )で表される化合
物を過剰モル使用することもできる。
本反応で使用できる塩基としては、無機塩基又は有機塩
基を使用することができ、好ましくは例えばピリジン、
ピコリン、キノリン等の有機塩基を使用するのが良い。
塩基の使用量は一般式(II )で表される化合物1モ
ルに対して等モル乃至過剰に使用すれば良い。
反応時間は反応量、反応温度等により一定しないが1乃
至24時間の範囲から選定すれば良い。
反応終了後、常法に従い、例えば溶媒抽出法等により目
的物を単離すれば良く、必要に応じて、蒸留法等の精製
操作を行うことによって一般式(I−2)で表される化
合物を製造することができる。
(4)2−クロロスチレンオキサイド c4 −E9式
(I−1) 本反応はハロゲン化反応で、ハロゲン化剤としては(3
)で使用できるハロゲン化剤の池に塩素、臭素、塩化ス
ルフリル等のハロゲン化剤も使用することができ、ハロ
ゲン化剤の使用量は2−クロロスチレンオキサイド1モ
ルに対して2モル乃至10モルの範囲から選択すれば良
く、その他の反応条件は(3)と同様にして製造すれば
良い。
以下に本発明の代表的な実施例を例示するが、本発明は
これらに限定されるものではない。
実施例1゜ 2−クロロスチレンオキサイドの 製造 l −1。
アセトニトリル80m 12中に、2−クロロベンズア
ルデヒド5.62g (40ミリモル)、沃化トリメチ
ルスルホニウム8.16g (40ミリモル)及び85
%水酸化カリウム5.28g (80ミリモル)を入れ
、60℃で2時間反応を行った。
反応終了後、反応液を放冷し、反応液に水を加え目的物
をエーテルで抽出した。抽出液を水洗、乾燥後、抽出溶
媒を減圧留去することにより2−クロロスチレンオキサ
イド6、08 gを得た。
得られた2−クロロスチレンオキサイドは必要に応じて
蒸留等の方法により精製しても良く、精製せずに次の反
応に使用することもできる。
物性 液状物 NMR値 +CDCII/TMS。
2、5 (dd、 J:3.6Hz、 IH)4、1 
(dd、に2.4Hz、 IHI収率 98.3% 1−2゜ δ値+ ppm) 3、1 (dd、 J=4.6Hz、 IH)7、2 
(s、 4Hl ベンゼン2(1m !2.中にn−ドデシルメチルスル
フィド5.41g (25ミリモル)及びジメチル硫酸
3.51g (27,5ミリモル)を加え、3時間加熱
還流し反応を行った0反応終了後1反応液を放冷し、析
出した結晶を鴻巣し、エーテルで洗浄し減圧乾燥するこ
とによりn−ドデシルジメチルスルホニウムメチルスル
フェート7.96g (収率 92.8%)を得た。
得られたn−ドデシルジメチルスルホニウムメチルサル
フェート 4.8g (14ミリモル)、2−クロロベ
ンズアルデヒド1.97g(14ミリモル)、水0.0
6g (3,3ミリモル)及び85%水酸化カリウム1
.85g (28ミリモル)を、アセトニトリル28m
 12中に加え、60℃で2時間加熱撹拌して反応を行
った0反応終了後、反応液を放冷し、反応液に水を加え
目的物をエーテルで抽出した。抽出液を水洗、乾燥後、
抽出溶媒を減圧留去した。
マロン酸エチルを内部標準としてガスクロマトグラフィ
ーにより分析し、目的とする2−クロロスチレンオキサ
イド2.01gの生成を確認した。
収率 92.9% l−3゜ ミリモル)と沃化メチル3.55g (25ミリモル)
とを24時間室温で緩やかに撹拌した。該反応液にアセ
トニトリル50mρ、2−クロロベンズアルデヒド3.
5g (24,9ミリモル)、水0.11g (6,1
ミリモル)及び85%水酸化カリウム3.3g (50
ミリモル)を加え、60℃で2時間加熱撹拌し反応を行
った1反応終了後、反応液を放冷し、反応液に水を加え
目的物をエーテルで抽出した。抽出液を水洗、乾燥後、
抽出溶媒を減圧留去した。
マロン酸エチルを内部標準としてガスクロマトグラフィ
ーにより分析し、目的とする2−クロロスチレンオキサ
イド2.73gの生成を確認した。
収率 71.1% 実施例2. α、2−ジクロロー〇−ヒドロキシエチル
ベンゼンの製造 n−ドデシルメチルスルフィド5.41g (25実施
例1で得られた2−クロロスチレンオキサイド3.44
g (22,1ミリモル)をベンゼン70mβに溶解し
、該溶液を10℃に冷却し、塩酸ガスを導入した。反応
はガスクロマトグラフィーで追跡しながら行い、原料の
2−クロロスチレンオキサイドのピークが消失した時点
で塩酸ガスの導入を止め反応を終了した。
反応終了後、該反応液に希炭酸水素ナトリウム水溶液を
加え、ベンゼンで目的物を抽出した。抽出液を水洗、乾
燥、濃縮し目的とするα、2−ジクロローβ−ヒドロキ
シエチルベンゼン4.08g2を得た。
物性 液状物 NMR値 (CDC13/TMS、δ値+ ppm13
、5 (s、 LH)  3.8 (dd、 Jvic
:5Hz、 6.6Hz、 2H)5.4(dd、J=
5Hz、6.6Hz、IHI 6.9−7.7(m、4
H)収率 92.9% 実施例3.  α、β、2−トリクロロエチルベンゼン
の製造 3−1゜ 実施例2で得られたα、2−ジクロローβ−ヒドロキシ
エチルベンゼン3.14g (16□4ミリモル)とピ
リジン1.31g (16,6ミリモル)を混合物5°
Cに冷却し、該溶液に塩化チオニル2.32g (19
,5ミリモル)を徐々に滴下した0滴下終了後、徐々に
反応温度を110℃まで加熱し、3時間反応を同温度で
行った0反応終了後、反応液を放冷し、該反応液に希炭
酸水素ナトリウム水溶液を加え、目的物をエーテルで抽
出した。抽出液を水洗、乾燥後、濃縮し目的とするα、
β、2−トリクロロエチルベンゼン3.4gを得た。
物性 液状物 NMR値 [CDC15/TMS、δ値+ ppm13
.9(d、J=7.4Hz、2H)  5.5ft、J
=7.4Hz、IHI7、0−7.7 (m、 4H) 収率 99.4% 3−2 。
実施例4.  α、2−ジクロロー〇−メシルオキシエ
チルベンゼンの製造 塩化スルフリル4.46g (33ミリモル)を75°
Cに加熱し、これに2−クロロスチレンオキサイド2.
45g (15,8ミリモル)及びピリジン2.61g
 (33ミリモル)の混合物を徐々に滴下した0滴下終
了後、反応温度は100°Cまで上昇するが75°Cま
で下げ、同温度で1時間加熱撹拌し反応を行った1反応
終了後、反応液を放冷し、該反応液に希炭酸水素ナトリ
ウム水溶液を加え、目的物をエーテルで抽出した。
抽出液を水洗、乾燥した。目的物を含む該温液をガスク
ロマトグラフィーで分析し、面積百分率で83.8%の
割合で目的とするα、β。
2−トリクロロエチルベンゼンの生成を確認した。
α、2−ジクロローβ−ヒドロキシエチルベンゼン6.
6g (43,4ミリモル)とピリジン20g (0゜
253モル)の混合物を0°Cに冷却し、該溶液に塩化
メシル5.1g (44,5ミリモル)を徐々に滴下し
た8滴下終了後、温度を15°Cまで上げ、1詩間同温
度で反応を行い。
更に3時間室温で反応を行った0反応終了後、反応液を
放冷し、該反応液に希炭酸水素ナトリウム水溶液を加え
、目的物をエーテルで抽出した。抽出液を水洗、乾燥、
濃縮し、目的であるα12−ジクロロ−β−メシルオキ
シエチルベンゼン8.81gを得た。
物性 液状物 NMR値 (CDCIs/TMS、δ値+ ppml2
.9(s、3H) 4.4(d、J=6.5Hz、2H
15,6(t、 J=e、 5Hz、 IH) 7.0
−7.7 (m、 48)収率 94.8% 同様にして、α、2−ジクロローβ−パラトシルオキシ
エチルベンゼンを製造した。
物性 結晶物  融点 77〜79℃ NMR値 (CDCh/TMS、δ値+ ppm12.
4(s、3H) 4.3(dd、Jvic=5.7Hz
、2H15,5(dd、J=5.7Hz、Ill 7.
0−7.8(m、8H1収率 81.2% 手続ネ…正書 昭和63年12月9 で ニー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)2−クロロベンズアルデヒドをアルキルスルホニ
    ウム塩又はアルキルスルホキソニウム塩と反応させ、2
    −クロロスチレンオキサイドとし、更に該2−クロロス
    チレンオキサイドをハロゲン化し、一般式(III) ▲数式、化学式、表等があります▼(III) (式中、Xはハロゲン原子を示す。) で表される化合物とし、該化合物(III)をハロゲン化
    若しくは一般式(II) R_1・X(II) (式中、R_1はメシル基又はトシル基を示し、Xは前
    記に同じ。) で表される化合物と反応させることを特徴とする一般式
    ( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、Rはハロゲン原子、メシルオキシ基又はトシル
    オキシ基を示し、Xは前記に同 じ。) で表されるハロゲン化エチルベンゼンの製造法。
  2. (2)2−クロロスチレンオキサイドをハロゲン化し、
    一般式(III) ▲数式、化学式、表等があります▼(III) (式中、Xはハロゲン原子を示す。) で表される化合物とし、該化合物(III)をハロゲン化
    若しくは一般式(II) R_1・X(II) (式中、R_1はメシル基又はトシル基を示し、Xは前
    記に同じ。) で表される化合物と反応させることを特徴とする一般式
    ( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、Rはハロゲン原子、メシルオキシ基又はトシル
    オキシ基を示し、Xは前記に同 じ。) で表される請求項第1項記載のハロゲン化エチルベンゼ
    ンの製造法。
  3. (3)α,2−ジクロロ−β−ヒドロキシエチルベンゼ
    ンである請求項第1項又は第2項記載の化合物。
  4. (4)2−クロロベンズアルデヒドをアルキルスルホニ
    ウム塩又はアルキルスルホキソニウム塩と反応させ、2
    −クロロスチレンオキサイドとし、次いで該2−クロロ
    スチレンオキサイドをハロゲン化し、一般式(III) ▲数式、化学式、表等があります▼(III) (式中、Xはハロゲン原子を示す。)で表される化合物
    とし、該化合物(III)をハロゲン化することを特徴と
    する一般式( I −1) ▲数式、化学式、表等があります▼( I −1) (式中、Xは同一又は異なっても良いハロゲン原子を示
    す。) で表されるハロゲン化エチルベンゼンの製造法。
  5. (5)2−クロロスチレンオキサイドをハロゲン化する
    ことを特徴とする一般式( I −1) ▲数式、化学式、表等があります▼( I −1) (式中、Xは同一又は異なっても良いハロゲン原子を示
    す。) で表される請求項第4項記載のハロゲン化エチルベンゼ
    ンの製造法。
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