JPH02117303A - コンバインにおける刈取前処理装置の制御装置 - Google Patents

コンバインにおける刈取前処理装置の制御装置

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JPH02117303A
JPH02117303A JP27170888A JP27170888A JPH02117303A JP H02117303 A JPH02117303 A JP H02117303A JP 27170888 A JP27170888 A JP 27170888A JP 27170888 A JP27170888 A JP 27170888A JP H02117303 A JPH02117303 A JP H02117303A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、稲、麦、大豆等を走行機体の前方の全幅にわ
たって刈取りしたのち脱穀できる、いわゆる汎用コンバ
インまたは普通形コンバイン等ノコンバインにおける刈
取前処理装置の制御装置に関するものである。
〔従来の技術〕
汎用コンバインまたは普通形コンバインと一般に呼ばれ
る収穫機は、特願昭62−206055号等にて開示さ
れ・ているように、前部にi11席を備えた走行機体の
一例寄り位置に配設された前後長手のスクリュー扱胴等
を内蔵した脱穀部および揺動選別装置並びに唐箕ファン
等による風選別装置を備える一方、走行機体の前面に、
その走行機体の全幅にわたってタインバー付きのリール
と下面側に刈刃を有し、且つ横長の掻き込み用のオーガ
を備えたプラットホームから成る刈取前処理装置と、該
プラットホームの後面−例寄り位置の開口部に連通ずる
中空状のフィーダハウス(内部にチェンコンヘヤ等の無
端回転式の穀稈搬送手段を有する)とを配設し、この刈
取前処理装置をフィーダハウスと共に走行機体に対して
昇降自在に装着した構成である。
そして、この刈取前処理装置における回転するリールと
、この先端に取付くタインバーにて立て起こした穀稈の
稈身上部側を刈刃にて刈取り後、掻キ込み用のオーガに
て集稈し、フィーダハウス内の穀稈搬送手段にて脱穀部
に送るように構成している。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、この種のコンバインでは、刈り込んだ穀
稈の全量を脱穀部に投入するため、刈り込み長さが長過
ぎると脱穀部での負荷が大きくなるから、コンバインの
走行速度(刈取り速度)を速くすることができないとい
う問題があった。
この不都合を解消するため、刈取前処理装置に対地高さ
検出センサーを設け、この検出値にて刈取前処理装置に
取付く刈刃による刈取り高さを一定となるように保持す
るように制御することも考えられるが、この制御による
と、刈取り高さを穀稈の株元部からの長さで検出するこ
とになる。
換言すれば、穀稈の稈身長さの如何に拘わらず、穀稈の
株元部から一定の長さの箇所で稈身を切り取ることにな
るので、穀稈の稈身長さが長いものでは、刈取前処理装
置にて刈り込まれる稈身長さが長いものとなる。反対に
稈身が短いものでは、穀(?の穂先部の中間箇所を切り
取ることになって、穂先部の実のなる部分を刈り残すと
いう不都合も生じるのであった。
この不都合は、穀稈の稈身長さ、ひいては穀稈の穂先部
が刈取前処理装置におけるプラットホームとリニルとの
間においてどの高さ位置にあるかを考慮に入れていない
ことに因るものであった。
そこで、本発明は、この不都合を解消することを目的と
するものである。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するため、本発明は、コンバインにおけ
る走行機体の前部に、プラットホームに掻き込み用のオ
ーガおよび刈刃とを備えて成る刈取前処理装置を昇降調
節可能に設番ノ、該刈取前処理装置には、前記プラット
、ホームに対してタインバー付きリールを昇降アームを
介して昇降調節自在に設け、11j記ブラツトホームに
は対地距離検出による穀稈の刈取り高さ検出センサーを
設け、前記プラットホームとリールとの上下間には、穀
稈の穂先部を検出する上下−タ1の稈身検出センサーを
適宜高さす法だけ隔てて設け、前記刈取り高さ検出セン
サーの検出による対地距離が一定以上であるときには、
前記上下一対の稈身検出センサー間に穀稈の穂先部が位
置するようにプラットホームを界降駆りj制御し、刈取
り高さ検出センサーの検出による対地距離が一定未満で
あるときには、プラットホームの下降を禁止する制御を
実行する制御手段を設けたものである。
〔発明の作用及び効果〕
この構成によれば、刈取前処理装置におけるプラットホ
ームには、リールが昇降アームを介して設けられている
ので、プラットホームを昇降すればリールも一体的に昇
降することになる。
また、前記リールを昇降アームを介してプラントボーム
に対して相対的に昇降調節できるので、刈刃の対地高さ
を一定にしたままリールを下げると、背の低い穀稈や大
きく倒伏した穀稈をリールにて確実に立て起こすことが
でき、刈取りも確実に実行できる。
そして、刈取り高さ検出センサーの検出による対地距離
が一定以上であるときには、前記上下−対の稈身検出セ
ンサー間に穀稈の穂先部が位置するようにプラットホー
ムを昇降駆動制御ずれば、穀稈の稈身長さ全体を検出す
ることな(、従って穀稈が倒伏している状態でも、穀稈
の穂先部を基準にして、つまり穀稈の上端側を基準にし
て刈刃の高さ位置を設定できるので、刈取り後の刈取前
処理装置への投入長さを所定の短い方向に制御できるこ
とになるのである。
反対に、刈取り高さが所定値未満であるときには、刈取
前処理装置を現状より刈取り高さ距離が少なくするよう
な下降駆動を禁止する。
このような刈取前処理装置の下降駆動の禁止により、刈
刃の対地高さをできるだけ高い位置に保持して、刈取前
処理装置への穀稈の投入長さを所定の短い方向に制御で
きることになるのである。
いずれにしても、本発明では、刈刃からの対地高さを検
出する刈取り高さ検出センサーの結果ばかりでなく、刈
刃が位置するプラットホームとその上方のリールとの間
に配設した上下一対の稈身長さ検出センサーによる穀稈
穂先部の検出結果をも利用することにより、穀稈の長短
に拘わらず、しかも該穀稈の稈身長さを直接検出するこ
となく、刈取前処理装置における刈刃で刈り込まれる穀
稈の投入長さを出来る限り短(し、以後の作業負荷を減
少させることができるという顕著な効果を有するのであ
る。
〔実施例〕
次に実施例について説明すると、汎用コンバインである
収穫機lは走行機体2の下面に左右一対の履帯式の走行
装置3,3を備え、走行機体2の前進方向に向かって右
側前部には座席付きの操縦部4を配設し、その後方には
エンジン(図示せず)及び穀粒蓄積用のタンク5を備え
、走行機体2の左側には、円周外面にダブルピッチのス
クリュー板と適宜個数の抜歯とを植設した前後長手の扱
胴6a等を内蔵した脱穀部6と、その下方に受は網8と
、シーブ等による揺動選別装置9と、唐箕ファンlOの
風による風選別装置とを備える。
符号7aは、二番樋(図示せず)からの穀粒を脱穀部6
に還元するように搬送する二番還元筒、符号7bは前記
タンク5内の穀粒を外部に排出するための排出筒である
一方、走行機体2の前面には、前記脱穀部6の前部開口
に連通ずる角筒状のフィーダハウス11を刈取部用油圧
シリンダ12を介して走行機体に対して昇降自在に装着
してあり、該フィーダハウス11の内部には、左右長手
の搬送板を左右一対のチェノに適宜間隔で取付けたチェ
ノコンベヤ等の無端回転式の穀稈搬送手段13を配設し
、この穀稈搬送手段13の前部である前端はフィーダハ
ウス11の外側面に沿って前記走行機体2のミッション
ケース(図示せず)からのチェノ等の伝動部14を介し
て回転駆動させ、後述の刈取前処理装置15における掻
き込み用のオーガ31からの刈取穀稈を穀稈搬送手段1
3にてフィーダハウス11における後向き上昇傾斜する
底板に沿わせ前記脱穀部6に搬送するものである。
刈取前処理装置15は、前記フィーダハウス11の前面
開口部に連通ずる矩形筒状の介挿枠体16と、該介挿枠
体16に着脱自在に取付き、且つ走行機体2の全幅にわ
たって左右に延びるパケット状のプラットホーム17と
から成り、且つプラットホーム17の左右長手方向の略
半分の箇所でフィーダハウス11の前端に対して上下回
動可能のいわゆるローリング角度調節が可能となるよう
に構成されている。
該プラットホーム17には、走行機体2の全幅にわたっ
てタインパー18付きのリール19を第2図の矢印方向
に回転駆動させるように装着しである。
即ち、前記プラットホーム17の後端上面に回転自在に
支持された左右長手の支持軸28の両端に取付く前向き
の昇降アーム21.21先端には、前記リール19を回
転自在に装着し、前記伝動部14から図示しない自在継
手付き横向き伝動部を介して前記リール19の枢軸20
を回転駆動する。
また、前記リール19はリンク機構22などを介して前
記昇降アーム21上に前後位置調節可能に取付いている
符号23.23は、前記リール19をプラットホーム1
7に対して相対的に昇降調節するためのリール用油圧シ
リンダで、該一対のリール用油圧シリンダ23.23は
基端をプラットホーム17の左右両側板外面に枢着し、
両リール用油圧シリンダ23.23におけるピストンロ
ンド先端を前記左右一対の昇降アーム21.21に枢着
している。
そして、前記支持軸28には固定部分との間の相対的回
転角度を検出できるポテンショメータ等のリール高さ検
出センサー24を設けである。つまりポテンショメータ
の回動角度を電圧値にて検出することで、リール19が
取付く昇降アーム21がプラットホーム17に対して昇
降した場合の、リール19とプラットホーム17との相
対高さ寸法、この実施例では、リール19の枢軸20の
中心から後述の刈刃30までの高さ距離(V)で代表す
る寸法を検出することができるものである。
符号25.26は光又は超音波を利用した、透過形、反
射形の上下一対の稈身長さ検出センサーで、前記リール
19を搭載した左右一対の昇降アーム21のうちの一方
から下向きに突出するブラケット27には、一対の稈身
長さ検出センサー25.26を上下間隔(H)にて取付
けし、且つ各稈身長さ検出センサー25(26)におけ
る発信器25aと受信器25bとの対及び発信器26b
と受信器26aの対をリール19における側方の枠体1
9aの外側からリール19長手方向中央に向かうように
横向き略水平に取付けしである。
各稈身長さ検出センサー25(26)における発信器2
5 a  (26a)からの超音波を被検出物(穀稈2
9の穂先部29a)に照射し、その反射波を受信器25
b(26b)にて感知することにより、各々の稈身長さ
検出センサー25(26)箇所にて穀稈29の有無を検
出することができると共に、後述のように穂先部29a
の高さ位置を検出することができる。
また、第4図における符号42.43は、稈身長さ検出
センサー25.26における各々の電気回路部(増幅回
路、検波回路、補償回路、パルス同期回路、信号比較回
路を含む)であり、リール回転センサー44では、リー
ル19の回転数を検出し、該リール19における枠体1
9aの複数のアーム19bが稈身長さ検出センサー25
.26の前面を横切るときに超音波の照射が邪魔されな
いタイミングを取るための適宜パルス信号を前記電気回
路部42.43に送る。
プラットホーム17の下面側には同じく左右長手のバリ
カン状の刈刃30を有し、プラットホーム17の底板上
方には、第1図の矢印方向に回転する横長の掻き込み用
のオーガ31を備えてあり、前記伝動部14から自在継
手付き横向き伝動軸を介してオーガ31を回転駆動し、
且つ刈刃30を駆動する。
なお、符号32は刈取前処理装置15の左右両端から前
向きに突出する分草体である。符号33は、前記プラッ
トホーム17における刈刃3oの対地高さ距離(X)を
検出するための刈取り高さ検出センサーで、超音波の発
信器゛と地面からの反射波を受信する受信器とから成り
、該超音波の発信から受信器の時間を測定することで対
地高さ距gfl(X)を換W、検出するものである。
なお、プラットホーム17がフィーダハウスllに対し
て左右ローリング調節可能に装着されているときには、
刈取り高さ検出センサー33.33をプラットホーム1
7の左右両側に設け、左右側センサー33.33の検出
値の平均値として対地高さを求めるようにしても良い。
この刈取前処理装置15における回転するり一ル19及
びタインパー18にて後向き引き起こされた穀稈を刈刃
30にて刈取り後、掻き込み用のオーガ31にて集稈す
る。
このとき、矢印方向に回転するオーガ31の円周面には
、互いに反対の旋回方向となるスクリュー状播き扱34
,35をオーガ31の軸方向中途部を残して設ける一方
、この軸方向中途部の円周面には、円周の略下面側で下
向き突出し、路上面側で没するような出没自在な播き込
み棒36を有し、刈取り穀稈はオーガ31の回転により
プラットホーム17上を横方向(オーガ31の長手略中
央方向)に送られた後、プラットホーム17の後板にお
ける導入口から前記シイ−ダハウス11の前面開口部の
箇所にて、フィーダハウス11内の穀稈搬送手段13に
受は継がれる。
第4図は、本発明の制御手段のブロック図を示し、符号
37は中央制御装置で図示しない読み書き可能メモリ 
(RAM)や読み出し専用メモリ (ROM)を従え、
以下の論理判断を実行すると共に、刈取部用油圧シリン
ダ12の制御切換え弁に対する上昇用電磁ソレノイド3
8、下降用電磁ソレノイド39、並びにリール用油圧シ
リンダ23の制御切換え弁に対する上昇用電磁ソレノイ
ド40、下降用電磁ソレノイド41を各々ON(励磁)
、OFF (消磁)作動させるものである。
また、上下の稈身長さ検出センサー25.26が同じ時
期に超音波を発信・受信すると、一方のセンサーからの
発射波を他方の受信器で受信して穀稈の検出の際に誤信
号を受けるので、第6図で示すように上下両稈身長さ検
出センサー25.26の作動周期を(T)、作動(発信
から受信まで)時間を(to) 、上部稈身長さ検出セ
ンサー25と下部稈身長さ検出センサー2Gの作動タイ
ミングを(T/2 )だけずらすように構成すると共に
、時間(L1= (T/2 )−to)の間に前記アー
ム19bが稈身長さ検出センサーの前方を通過するよう
に同期させるのである。
第5図は地面45に立植した穀稈29、刈刃30、上下
両稈身長さ検出センサー25.26およびリール19の
中心である枢軸20の各部分の高さ位置関係を模式で示
したもので、Loは穀稈29の地面45から穂先部29
a先端までのいわゆる稈身長さ、地面45から刈刃30
までの対地刈取り高さをXとすると、Ll = Lo 
−Xは刈取前処理装置15に刈り込まれる穂先部側の長
さ寸法であり、以下これを投入長さという。
また、刈刃30から枢軸20までの高さ距離(■)をプ
ラットホーム17とリール19との相対高さと呼ぶ。な
お、枢軸20から上部稈身長さ検出センサー25までの
高さ距離をaとする。
さらに、符号46は、フィーダハウス11の下方に配設
したセカンドモアーで、前記プラ・ノドホーム17の刈
刃30にて刈取った残りの穀稈の株元部近傍を(地面4
5に近い箇所)で刈取るものである。
この構成において、穀稈29の倒伏状態や稈身長さ寸法
Loの大小等に応じて刈取部用油圧シリンダ12の作動
を作動させ、刈取前処理装置15ひいてはプラットホー
ム17の対地高さを適宜の値となるように大まかにセッ
トする。
ついで、前記刈取り高さ検出センサー33、リール高さ
検出センサー24、上下両稈身長さ検出センサー25.
26の各検出値をもとに、第6図に示す論理表に基づき
中央制御装置37の論理演算を実行して、刈取前処理装
置15全体の昇降調節、及びリール19の昇降調節の制
御を行うのである。
この論理表で、Xkとは刈刃30にて穀稈29を刈り取
る時の標準的な高さ距離(若しくは比較的大きい距離)
であり、XOとは、刈取部用油圧シリンダ12の制限リ
ミットスイッチが作動してそれ以下に刈刃30の位置が
地面45に近付かない高さ距離を示し、VRはプラット
ホーム17とリール19との相対高さ距離としての制御
上における上限値である。
制御■から■までは、刈取り高さ検出センサー33によ
る刈取り高さ距離Xが標準的な高さ距離(若しくは比較
的大きい距離)に等しいかそれ以上のときであって、相
対高さ距離が上限値VRに等しい状態である。即ちリー
ル19の昇降アーム21が上昇位置にあってプラットホ
ーム17の上端から離れているように保持される状態で
ある。
この状態において、制御■では稈身長さ検出センサー2
5及び26のいずれもがOFFのとき、つまりこの両稈
身長さ検出センサーにて穀稈の穂先部29aを感知しな
いときには、当該穂先部29の高さ位置が刈取前処理装
置15に対して相対的に低い位置にあると判断できる。
従って、この制御■では、電磁ソレノイド40゜41の
いずれもOFF状態に保持して、前記り一ル19とプラ
ットホーム17との相対高さ距離をVRに維持しつつ、
刈取部用油圧シリンダ12の電磁ソレノイド39をON
にして、刈取前処理装置15全体を下降させるのである
これにより、穀稈の穂先部29aが上下一対の稈身長さ
検出センサー25.26間に位置するように制御できる
制御■は、上下一対の稈身長さ検出センサー25.26
間に穂先部29aの上端が位置する状態を感知した場合
で、つまり上部稈身長さ検出センサー25ではOFFで
、下部稈身長さ検出センサ−26はONとなる。この状
態においては、前に説明したように、刈取り高さ検出セ
ンサー33による刈取り高さ距離Xが標準的な高さ距離
(若しくは比較的大きい距離)に等しいかそれ以上の値
に維持する(電磁ソレノイド38.39は0FF)ので
、刈刃30は比較的高い位置に保持されて穀稈29の穂
先部29aを刈り取ることになり、穂先部29aを含む
稈身の長さである投入長さLlを所定の短いものにでき
るのである。この制御■では電磁ソレノイド40.41
の両者がOFFで、リール19も昇降しないから、いわ
ゆる不感帯となる。
制御■は、上下両稈身長さ検出センサー25゜26がい
ずれもONの状態、つまり穂先部29aの上端が上部稈
身長さ検出センサー25より上方に位置する場合である
従って、この条件にあるときには、電磁ソレノイド38
をONにして刈取前処理装置15全体を上昇させる。こ
うすると、プラットホーム17における刈刃30の高さ
位置、つまり刈取り高さ距離Xが標準的な高さ距離(若
しくは比較的大きい距離)Xkに等しいかそれ以上の値
となり、換言すれば、投入長さLLを所定の短い方向に
制御できることになるのである。
制御■から制御■までは、刈取り高さ距MXが前記圧1
i11Xkより小さく、且つ刈刃30がそれ以下の位置
に下降しない下限距離Xoより大きい範囲内にある状態
での制御である。
従って制御■から制御■までのすべてにおいて、刈取前
処理装置15を現状より刈取り高さ距離を少なくするよ
うなプラットホーム17の下降駆動を禁止する。つまり
電磁ソレノイド39の作動は禁止される。
このようなプラットホーム17下降駆動の禁止により、
刈刃30の対地高さをできるだけ高い位置に保持して、
刈取前処理装置15への穀稈の投入長さLlを所定の短
い方向に制御できることになるのである。
制御■では上下両稈身長さ検出センサー25゜26のい
ずれもOFFであると感知するときには、穀稈の穂先部
29aの上端が下部稈身長さ検出センサー26より低い
位置にあると認識できる。
そして、刈取り高さ距離Xが比較的小さいのであるから
、これ以上プラットホーム17を下降させると刈刃30
の高さ位置が最低限に近付き不都合が生しる。
また制御■では相対高さ距離■が上限値VRにあるので
、リール19をプラットホーム17に近付ける(プラッ
トホーム17とリール19との相対高さ距離■を小さく
する)ようにリール用油圧シリンダ23を作動させるべ
く、電磁ソレノイド41をONにするのである。
制御■は、XO≦X<Xkで、且つ相対高さ距離Vが上
■値VRであるときの制御である。
そして、制御■では上部稈身長さ検出センサー25がO
FF、下部稈身長さ検出センサー26がON、つまり穂
先部29aの上端が上下稈身長さキ★出センサー25.
26間に位置すると認識できた場合で、このときには刈
取前処理装置15全体を上昇させるべく電磁ソレノイド
38を作動させることで、投入長さLlを所定の短い方
向に制御できることになるのである。
制御■と制御■まではXo≦X<Xkで、且つ相対高さ
距離■が上限値VRよりも小さい状態であるときの制御
である。
制御■では、上部稈身長さ検出センサー25がOFF、
下部稈身長さ検出センサー26がON、つまり穂先部2
9aの上端が上下稈身長さ検出センサー25.26間に
位置すると認識できた場合である。この状態では、刈取
り高さ距離Xが標準値Xkより短いが下限距離Xoより
大きい範囲内にある状態ので、不感帯とし、電磁ソレノ
イド38.39.40.41(7)すベテがOFF状に
保持される。
制御■では、上下両稈身長さ検出センサー25゜26で
穂先部29aを感知するので、当該穂先部29aの上端
は上部稈身長さ検出センサー25より高い位置にあると
認識できる。
そして、Xo≦X<Xkで、且つ相対高さ距離Vが上限
値VRよりも小さい状態である刈取り高さ距離Xは小さ
い側にあるのだから、これ以上刈取前処理装置15を下
降させることを禁止する。
従って、刈取前処理装置15全体を上昇させることやリ
ール19を上昇させることは許す制御を実行しても良い
なお、この制御に際して、リール19を昇降させる制御
も合わせて実行すると、リール19よる穀稈穂先部の引
き起し作用も確実となる。また上下一対の稈身長さ検出
センサー25.26を、リール19の昇降動に連動する
昇降アーム21部材等に設けておけば、リール19の昇
降作動の制御により、これと一体的に昇降する上下一対
の稈身長さ検出センサー25.26にて地面に植立した
穀稈29の穂先部29aの高さ位置を穂先側から(つま
り刈取前処理装置15の高い位置側から)追いかけて検
出することができる。
以上要するに本発明では、刈刃からの対地高さを検出す
る刈取り高さ検出センサー33の結果ばかりでなく、刈
刃が位置するプラットホーム17とその上方のリール1
9との間に配設した上下−対の稈身長さ検出センサー2
5.26による穀稈穂先部の検出結果をも利用すること
により、穀稈の長短に拘わらず、しかも該穀稈の稈身長
さを直接検出することな(、刈取前処理装置15におけ
る刈刃30で刈り込まれる穀稈の投入長さを出来る限り
短くし、以後の作業負荷を減少させることができるとい
う顕著な効果を有するのである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図は収穫機の平面図
、第2図はその側面図、第3図は第2図の要部拡大側面
図、第4図は制御装置のブロック図、第5図は各部の高
さ位置関係を示す説明図、第6図は上下一対の稈身長さ
検出センサー25゜26の作動タイムチャート、第7図
は制御の論理表である。 1・・・・収穫機、2・・・・走行機体、3.3・・・
・走行装置、6・・・・脱穀部、11・・・・フィーダ
ハウス、12・・・・刈取部用油圧シリンダ、13・・
・・チェンコンベヤ、15・・・・刈取前処理装置、1
7・・・・プラットホーム、19・・・・リール、20
・・・・枢軸、21゜21・・・・昇降アーム、23・
・・・リール用油圧シリンダ、24・・・・リール高さ
検出センサー25.26・・・・稈身長さ検出センサー
 27・・・・ブラケット、29・・・・穀稈、29a
・・・・穂先部、30・・・・刈刃、31・・・・オー
ガ、33・・・・刈取り高さ検出センサー 37・・・
・中央制御装置、38゜39.40.41・・・・電磁
ソレノイド、44・・・・リール回転センサー 45・
・・・地面。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、コンバインにおける走行機体の前部に、プラッ
    トホームに掻き込み用のオーガおよび刈刃とを備えて成
    る刈取前処理装置を昇降調節可能に設け、該刈取前処理
    装置には、前記プラットホームに対してタインバー付き
    リールを昇降アームを介して昇降調節自在に設け、前記
    プラットホームには対地距離検出による穀稈の刈取り高
    さ検出センサーを設け、前記プラットホームとリールと
    の上下間には、穀稈の穂先部を検出する上下一対の稈身
    検出センサーを適宜高さ寸法だけ隔てて設け、前記刈取
    り高さ検出センサーの検出による対地距離が一定以上で
    あるときには、前記上下一対の稈身検出センサー間に穀
    稈の穂先部が位置するようにプラットホームを昇降駆動
    制御し、刈取り高さ検出センサーの検出による対地距離
    が一定未満であるときには、プラットホームの下降を禁
    止する制御を実行する制御手段を設けたことを特徴とす
    るコンバインにおける刈取前処理装置の制御装置。
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