JPH0211539A - ニトロパラフィンのアルドール縮合 - Google Patents

ニトロパラフィンのアルドール縮合

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JPH0211539A
JPH0211539A JP1114020A JP11402089A JPH0211539A JP H0211539 A JPH0211539 A JP H0211539A JP 1114020 A JP1114020 A JP 1114020A JP 11402089 A JP11402089 A JP 11402089A JP H0211539 A JPH0211539 A JP H0211539A
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JP
Japan
Prior art keywords
reaction
nitroparaffin
mixture
heat exchanger
caustic
Prior art date
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Pending
Application number
JP1114020A
Other languages
English (en)
Inventor
Willi Wuest
ヴィリ・ヴュスト
Rainer Eskuchen
ライナー・エスクーヘン
Herbert Esser
ヘルベルト・エッサー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Henkel AG and Co KGaA
Original Assignee
Henkel AG and Co KGaA
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Publication date
Application filed by Henkel AG and Co KGaA filed Critical Henkel AG and Co KGaA
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Pending legal-status Critical Current

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C201/00Preparation of esters of nitric or nitrous acid or of compounds containing nitro or nitroso groups bound to a carbon skeleton
    • C07C201/06Preparation of nitro compounds
    • C07C201/12Preparation of nitro compounds by reactions not involving the formation of nitro groups

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ニトロパラフィンとアルデヒド、とりわけホ
ルムアルデヒドとの、大規模に行うことのできるアルド
ール縮合方法に関する。
[従来の技術] ニトロパラフィンとアルデヒド、とりわけホルムアルデ
ヒドとの塩基触媒反応は既知である。例えば、ニトロメ
タンの場合は、そのすべての酸性水素原子を、塩基の存
在下に、ホルムアルデヒドによりヒドロキンメチル基で
置換することができる。この反応は、高発熱反応である
上に、アルデヒドらニトロパラフィンも高温においては
塩基の存在下に同種間で反応するので、ある温度を越え
ると副反応が起こり得る。従って、通例このような工程
は、有機溶媒中で、または高度に希釈して行う。
5〜IO℃の温度におけるホルムアルデヒド水溶液と水
性苛性ソーダとのダラム量での反応は、特開昭49−7
0911号に記載され、「ケミカル・アブストラクツ」
、81.119937y(1974)に挙げられている
[発明が解決しようとする課2n] 而記のような従来技術の問題を克服して、ニトロパラフ
ィンとアルデヒドとの反応のための、連続的またはバッ
チ式に大規模に行うことのできる方法が必要である。更
に、本発明の目的は、とりわけ苛性カリ液の存在下にお
けるニトロメタンとホルムアルデヒドとの反応を、連続
的または不連続的に大規模に行うことのできる方法を提
供することである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、アルドール縮合により、塩基の存在下にニト
ロパラフィンとアルデヒドとを反応させる方法であって
、ニトロパラフィン、アルデヒド水溶液および苛性アル
カリを有機溶媒不存在下に混合し、管状反応器に供給し
、熱交換器を通過させた後、後反応保持容器に供給し、
反応を通じて温度が一5〜+20℃となるように調節す
る方法に関する。
本発明の方法を行うには、まず各反応成分を反応管に導
入する。好ましい態様においては、最初にアルデヒドを
苛性アルカリと混合する。この際、不均化(カニツァロ
反応)が起こる恐れがあるので、混合物の温度が10℃
を越えないように注意する。
次いで、ニトロパラフィンを混合物に加え、混合する。
しかし、本発明の他の態様によると、各成分を別々に反
応管に導入し、同時に混合することしできる。本発明の
一態様によると、2個または3個の導入管から各出発物
質を取り入れるポンプの乱流において混合を行い得る。
他方、この混合を、じゃま板付き反応管(すなわち静止
混合器)内で行ってらよい。また、熱の除去を確実に行
うことのできる撹拌容器内や、他の混合装置内でも混合
を行い得る。
反応混合物を、管状反応器によって熱交換器に輸送し、
熱交換器において反応エンタルピーを除去する。本発明
の好ましい態様によるとプレート熱交換器を使用するが
、他の種類の熱交換器、例えば管束熱交換器をも使用し
得る。
本発明の方法において、全混合物流を通して、反応装置
内の反応が最ら高率で起こる域において熱の放散が最も
確実に行なわれるように、数箇所で反応混合物の温度を
モニターすることら有+l+であることがわかった。
反応混合物は、熱交換器から後反応域へ輸送される。後
反応は、発熱の程度が小さい。管状反応器の管を伸張し
たものも、後反応域であるとみなされる。しかし、撹拌
器もしくは撹拌器のカスケードまたは最終の混合器内で
後反応を行うことも可能である。
本発明において、系の水含量を全部で45〜60重量%
、とりわけ48〜52重量%に調節することが有利であ
ることがわかった。水含量をこのように調節することに
より、空時収量も、工業的条件下の反応の調節も改良さ
れる。
本発明において、種々のニトロパラフィンを使用し得る
。炭素数1〜8のニトロパラフィン、とりわけ低級ニト
ロパラフィン、例えばニトロメタンまたは炭素数4まで
のその同族体を使用することが好ましい。
本発明の方法における基本反応は、塩基触媒反応である
。塩基としては苛性アルカリを使用する。
特に適当なものはKOHである。例えば−ニトロプロパ
ンツオールのカリウム塩は反応条件下に反応混合物中へ
の溶解度が高いので、熱の伝導を妨害し、それ放熱調節
を困難にするような晶出が起こらないことがわかった。
本発明において、アルデヒドとしては、短鎖アルデヒド
、とりわけ炭素数3までのアルデヒドを使用することが
好ましい。特に好ましいものは、ホルムアルデヒド、ア
セトアルデヒドおよびクロラールである。
ニトロパラフィンとしてニトロメタンを、アルデヒドと
してホルムアルデヒドを用いた場合に関して、触媒量の
塩基および充分量のホルムアルデヒドを供給すれば、反
応生成物として、2−(ヒドロキシメチル)−2−二ト
ロプロパンジオールが得られる。この化合物は、殺菌剤
として使用でき、または還元して対応するアミンとして
種々の用途(例えば緩衝剤としてまたは塗料の分野)に
使用し得る。一方、ホルムアルデヒドおよびニトロメタ
ンを、化学世論量の塩基の存在下に用いれば、2−ニト
ロ−!、3−プロパンジオールのアルカリ金属塩が生成
する。この化合物を、中和後に更に加工することによっ
て、既知の殺菌剤(例えば2−ブロモ−2−ニトロ−1
,3−プロパンジオール)とするか、または還元してア
ミンとすることができる。
本発明の方法においては、温度を厳密に調節する必要が
ある。本発明の工程は、−5〜+20℃、好ましくは0
〜15°Cの温度で行う。
本発明によって得られるアルカリ性溶液は、そのままで
後の反応工程に使用できない場合には中和して、逆反応
を防止する。このようにして得られるニトロアルコール
(中性ないし酸性で安定である)を、次いで、要すれば
通常の方法によって分離し得る。
本発明の方法の好ましい聾様によると、アルデヒド水溶
液および苛性アルカリの混合物を反応器内で調製し、ポ
ンプによって熱交換器(例えばプレート熱交換器)を通
して元の反応器に循環する。
ニトロパラフィン溶液は、どの地点でも最高反応温度が
20℃、好ましくは15℃を越えないような速度で、ポ
ンプの手簡で加える。
[実施例] 実施例1 2−ニトロ−1,3−プロパンジオールのカリウム塩の
製造 工程は、0.8m3撹拌器、押出量250’/h; H
=40mの遠心ポンプ、および12013プレート熱交
換器から成るパイロットプラント内で行った。
37重量%ホルムアルデヒド水溶液229.2kgを撹
拌器に入れ、熱交換器を通してその撹拌器にポンプ循環
することにより0〜10℃の温度に冷却した。次いで、
45重量%水酸化カリウム水溶液201.4kgを30
分間にわたって加えた。
混合は、遠心ポンプの乱流によってなされた。混合物の
温度は0〜10℃に保った。
この混合物に、ニトロメタン82.1kgを2時間にわ
たって加えた。添加速度は、反応混合物の温度がどの位
置でも15℃を越えないように調節した。このような速
度でニトロメタンを添加することにより、温度を調節で
きた。後反応時間は15分間で、この間反応混合物をポ
ンプ循環させた。
反応時間の終了時に、ニトロメタン残留含量は1重量%
以下に低下していた。生成した2−ニトロ−1,3−プ
ロパンジオールのカリウム塩は、15℃まで温度を低下
1〜てら溶液中に存在することがわかった。2−ニトロ
−1,3−プロパンジオールは、この塩溶液を中和する
ことによって得ることかできた。
実施例2 水酸化カリウムの代わりに、匹敵する量の水酸化ナトリ
ウムを用いたことを除いては、実施例1の方法を繰り返
した。反応生成物として、反応媒体中にナトリウム塩の
懸濁液が得られた。この場合、熱交換器内に沈積物が生
成した箇所があり、使用の都度清浄する必要があった。
特許出願人 ヘンケル・コマンディットゲゼルシャフト
・アウフ・アクチェン 代 理 人

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、アルドール縮合により、塩基の存在下にニトロパラ
    フィンとアルデヒドとを反応させる方法であって、ニト
    ロパラフィン、アルデヒド水溶液および苛性アルカリを
    有機溶媒不存在下に混合し、管状反応器に供給し、熱交
    換器を通過させた後、後反応保持容器に供給し、反応を
    通じて温度が−5〜+20℃となるように調節する方法
    。 2、アルデヒド溶液および苛性アルカリを混合し、0〜
    10℃の温度に冷却し、この混合物にニトロパラフィン
    を加え、反応温度が20℃、とりわけ15℃を越えない
    ようにする請求項1記載の方法。 3、反応混合物中の水の全量が、45〜60重量%、と
    りわけ48〜52重量%となるように調節する請求項1
    または2記載の方法。 4、苛性アルカリとして水酸化カリウム溶液を、アルデ
    ヒドとしてホルムアルデヒドを使用する請求項1〜3の
    いずれかに記載の方法。 5、ニトロパラフィンとして、炭素数1〜8のニトロパ
    ラフィン、とりわけニトロメタンを使用する請求項1〜
    4のいずれかに記載の方法。 6、触媒量の苛性アルカリの存在下に、ニトロメタンを
    2−ヒドロキシメチル−2−ニトロ−1,3−プロパン
    ジオールに変換する請求項1〜5のいずれかに記載の方
    法。 7、化学量論量の苛性アルカリの存在下に、ニトロメタ
    ンを2−ニトロ−1,3−プロパンジオールのアルカリ
    塩に変換する請求項1〜5のいずれかに記載の方法。 8、反応成分の混合を、遠心ポンプの乱流において、ま
    たは複数のポンプを使用する場合には静止混合ラインに
    おいて行う請求項1〜7のいずれかに記載の方法。 9、熱交換器として、プレート熱交換器を使用する請求
    項1〜8のいずれかに記載の方法。 10、反応溶液を予備冷却し、反応温度を0〜15℃に
    調節する請求項1〜9のいずれかに記載の方法。 11、反応管、冷却可能な反応器または容器のカスケー
    ド内で後反応を行う請求項1〜10のいずれかに記載の
    方法。 12、アルデヒド溶液および苛性アルカリの混合物を反
    応器内で調製し、これを熱交換器を通してポンプによっ
    て循環し、ニトロパラフィンは、ポンプの手前で、ある
    いはポンプ内で、望ましい反応温度を越えないような速
    度で加える請求項1〜11のいずれかに記載の方法。
JP1114020A 1988-04-30 1989-05-01 ニトロパラフィンのアルドール縮合 Pending JPH0211539A (ja)

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DE3814772A DE3814772A1 (de) 1988-04-30 1988-04-30 Aldolkondensation von nitroparaffinen
DE3814772.6 1988-04-30

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ID=6353340

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US (1) US5041691A (ja)
EP (1) EP0340560B1 (ja)
JP (1) JPH0211539A (ja)
DE (2) DE3814772A1 (ja)

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DE58905730D1 (de) 1993-11-04
DE3814772A1 (de) 1989-11-09
EP0340560B1 (de) 1993-09-29
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EP0340560A2 (de) 1989-11-08

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