JPH02115212A - 血液適合性に優れた気体透過性材料 - Google Patents

血液適合性に優れた気体透過性材料

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JPH02115212A
JPH02115212A JP63267764A JP26776488A JPH02115212A JP H02115212 A JPH02115212 A JP H02115212A JP 63267764 A JP63267764 A JP 63267764A JP 26776488 A JP26776488 A JP 26776488A JP H02115212 A JPH02115212 A JP H02115212A
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JP
Japan
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aza
polyol
polyurethane
gas
membrane
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JP63267764A
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English (en)
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Masakazu Tanaka
田中 昌和
Satoru Murata
悟 村田
Susumu Kashiwabara
進 柏原
Takeshi Murayama
健 村山
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Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、心臓手術に伴う関心術において、血液の循環
および酸素供給を維持するために用いられる人工心肺装
置、肺不全患者の肺機能を代行する人工肺、長期の体外
循環に用いられるECMO(ExtraCorpore
al Membrane Oxygenator)など
のガス交換器の酸素交換膜素材に関する。
(従来の技術) 現在、関心術に用いられている市販の人工心肺装置のガ
ス交換器(血液に酸素を添加し、炭酸ガスを除去して静
脈血を動脈血化する部分)は、その酸素付加機構により
次の3種類に大別される二〇ガスー血液直接接触型(気
泡型、フィルム型など);■小孔(直径数百〜数千オン
グストローム)を通してガス交換を行う型(ホローファ
イバー型。
積層型など);■ガス拡散型(均質膜中にガスが溶解・
拡散して護膜を透過する型)。
これらのうち■は静脈血に直接酸素を気泡化して吹き込
み、動脈血化するタイプである。この方式では血液と酸
素ガスとが直接接触するために赤血球膜が破壊され、遊
離ヘモグロビンが増加する。
つまり溶血が生じやすい。さらに、酸素ガスが直接吹き
込まれるため、このガスが血液中に微細な気泡となって
残留する。これを除去することは困難であり、血液が受
ける損傷が大きい。そのため長期間にわたり心肺機能を
代行することは困難である。
■の小孔を通してガス交換を行うタイプにおいては、■
のタイプのような血液とガスとの直接の接触はないため
、血球の損傷や血液中へのガス気泡の混入といった問題
は解消される。しかし、小孔を通して血液中の水分や血
漿成分が滲出するためガス交換能が経時的に低下する。
さらに、このような膜の素材は1通常、ポリプロピレン
などであり、これらは血液適合性に乏しい。つまり、こ
れらの材料を使用すると血液凝固因子の活性化や補体の
活性化が起こり、さらには血小板および白血球の凝集、
融解などが生じやすい。これらの反応を抑制するには3
例えばヘパリンなどの抗凝固剤を大量に投与することが
必要となる。ヘパリンの大量投与は出血を引き起こしや
すく、生命に危険をおよぼす。このように、■のタイプ
のガス交換器を長時間にわたり使用することは、出血や
血球成分の損傷による臓器不全が多発するため不可能で
ある。
■のタイプでは均質な膜面を通してガス交換が行われる
ため、■のタイプのような血球の損傷および血液中への
ガス気泡の混入という問題がなく。
かつ■タイプのように水分や血漿成分の滲出という欠点
もない。このタイプの膜は3通常シリコーンラバー(シ
リコーン系ポリマー)により調製される。シリコーンラ
バーは他の材料に比べると比較的血液適合性に優れると
されている。このように、■〜■のタイプのガス交換器
においては、この■のタイプが最も好適であると考えら
れる。しかし、この膜についても次のような欠点がある
(a)シリコーンラバーは単独では強度が低いため。
強度保持のために膜厚を厚くしたり、補強剤としてフィ
ラーを充填する必要がある。このため、ガスの拡散が遅
くなり、酸素交換能が低い。(b)シリコーンラバーの
血液適合性は、なお充分であるとはいえず、血液凝固が
起こるため、使用に際しては、ヘパリンの大量投与が必
要であり、そのため。
出血が起こりやすく、生命に危険をおよぼす。(C)補
体の活性化により、血球凝固系の変化、血管壁の(白血
球、リンパ球などの)透過性の先進、白血球の増加など
が起こる。その結果1発熱やショック症状が起こるなど
して生命に危険をおよぼしたり9手術後の回復が遅れる
ことがある。このタイプのガス交換器を有する人工心肺
装置もその使用可能な期間はせいぜい2〜3日間であり
、これ以上の期間にわたって使用を!!続した場合の救
命率は零に近い。
上記の■のシリコーンラバー膜の代わりに用いられ得る
素材としては9例えば2次のようなポリマーが研究され
ている。(a)の強度を改善するための例としては、米
国特許第3,419,634号および第3.419,6
35号に、シリコーン−ポリカーボネート共重合体の製
造が開示されている。さらに米国特許第3,767.7
37号にはその共重合体を用いた薄膜の製造方法が開示
されている。特開昭61−430号公報にはジアミノポ
リシロキサン イソシアネート化合物および多価アミン
を反応させて得られるポリウレアでなる選択性気体透過
膜が開示されている。さらに、特願昭60−24156
7号明細書(高分子基盤技術研究組番号: PM−80
)にはジアミノポリシロキサン、イソシアネート化合物
および第3級窒素を有する多価ヒドロキシ化合物を反応
させて得られるポリウレタンウレアからなる気体選択透
過膜が開示されている。これらのポリマーは比較的高強
度であるが血液適合性がいまだ充分であるとはいえず、
上記(b)および(C)の問題点を解決するには至って
いない。さらに、上記特開昭61−430号公報および
特願昭60−241567号明細書に記載のポリマーは
分子内にシロキサン結合とウレア結合という全く極性の
異なる2種類の結合が存在するため膜形成時の溶剤の選
択が難しく、薄膜化が困難である。
上記(b)に記載の血液凝固性の問題を解決しうる材料
としては、高分子論文集、 36.223 (1979
)に。
ヘパリンをイオン結合によりある種のポリマーに結合さ
せたものが開示されている。使用されるポリマーは、ジ
メチルアミノエチルメタクリレートメトキシポリエチレ
ングリコールメタクリレートおよびグリシジルメタクリ
レートの三元共重合体の第3級アミノ基を4級化した後
、ポリウレタンにブレンドし、熱処理により架橋させた
ポリマーである。この材料から得られた成形体は、その
表面からヘパリンをスロー・リリースさせるため。
血液凝固が阻止される。しかし、ガス透過性は充分とは
いえず9人工心肺などには利用できない。
特開昭58−188458号公報には主鎖にポリシロキ
サンを含むポリウレタンまたはポリウレタンウレアから
なる抗血栓性エラストマーが開示されている。
しかし、このエラストマーの抗血栓性は充分に高いとは
いえない。さらに気体透過性も充分ではなく、かつ補体
活性も抑制されないため、上記用途には利用できない。
(C)に記載の血液中の補体活性化の問題を解決しうる
材料は、透析型人工腎臓用の透析膜の分野に多く見られ
る。例えば1人工臓器16 (2)、 818−821
(19B?)にはセルロース膜をジエチルアミノエチル
化した膜は、もとのセルロース膜に比較して、透析中の
補体活性化を著しく抑制すると報告されている。しかし
、この膜はガス透過性に乏しいため人工肺の膜材料とし
ては実用に供し難い。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は上記従来の欠点を解決するものであり。
その目的とするところは、酸素透過性が良好であり、血
液適合性に優れ、かつ薄膜化で容易である。
人工心肺装置のガス交換膜に最適な材料を提供すること
にある。
(問題点を解決するための手段) 本発明の血液適合性に優れた気体透過性材料は。
ジイソシアネート;イソシアネート基と反応し得る水酸
基またはアミノ基を分子末端に有するポリシロキサン;
第3級アミノ基を有するポリエステルポリオール、ポリ
アミドポリアミンまたはポリエーテルポリオール;およ
び必要に応じて他のポリオールまたはポリアミンを反応
させて得られる。
ポリウレタンまたはポリウレタンウレアからなる。
本発明の血液適合性に優れた気体透過性材料は。
上記ポリウレタンまたはポリウレタンウレアに含まれる
第3級アミノ基を4級塩化し、これをヘパ−リン類で処
理することにより得られる。
本発明の気体透過性材料であるポリウレタンまたはポリ
ウレタンウレアに用いられるジイソシアネートとしては
、ポリウレタンまたはポリウレタンウレアの調製に通常
用いられるジイソシアネート類(芳香族、脂肪族、脂環
族)がいずれも利用され得る。上記芳香族ジイソシアネ
ートとしては。
P−フェニレンジイソシアネート、0−フ二二しンジイ
ソシアネート1m−フ二二レンジイソシアネート、 2
.4−1−リレンジイソシアネート、 2.6−ドリレ
ンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、4
,4”−ジフェニルメタンジイソシアネート、4.4”
−ジフェニルプロパンジイソシアネート、ナフタレンジ
イソシアネートなどの炭素数8〜25の芳香族ジイソシ
アネートがある。脂肪族ジイソシアネートとしては、ヘ
キサメチレンジイソシアネート、ヘプタメチレンジイソ
シアネート、オクタメチレンジイソシアネート3ノナメ
チレンジイソシアネート、デカメチレンジイソシアネー
トなどの炭素数6〜20の脂肪族ジイソシアネートがあ
る。脂環族ジイソシアネートとしては。
4.4゛−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、
イソホロンジイソシアネートなどの炭素数8〜20の脂
環族ジイソシアネートがある。上記ジイソシアネートは
2種以上が混合されて用いられ得る。以下、ポリシロキ
サン、3級アミノ基を有するポリエステルポリオール、
ポリアミドポリアミン、ポリエーテルポリオールなと本
発明のポリマーに使用される成分は、それぞれについて
2種以上が混合されて用いられ得る。
イソシアネート基と反応し得る水酸基もしくはアミノ基
を分子末端に有するポリシロキサンは次の一般式(1)
で示されるものが好ましい:(ここで、XおよびYはそ
れぞれ独立してOf(、NO3または炭素数2〜10の
1置換アミノ基、RIおよびR3はそれぞれ独立して炭
素数2〜10のアルキレン基、オキシアルキレン基、ア
ラルキレン基またはアリーレン基、R2はそれぞれ独立
して炭素数1〜10のアルキル基、アリール基またはア
ラルキル基であり;nは5〜300の整数である。) このポリシロキサンの分子量は、200〜20 、00
0 。
好ましくは500〜8,000 、 さらに好ましくは
1 、000〜4 、000である。得られるポリウレ
タンまたはポリウレタンウレア中のこのポリシロキサン
の含量は20〜95%、好ましくは30〜85%である
本発明に使用される第3級アミノ基を有するポリエステ
ルポリオール、ポリアミドポリアミンおよびポリエーテ
ルポリオールのうち、ポリエステルポリオール(以下、
アミノポリエステルポリオールとする)は、三塩基性酸
またはそのエステルと、 (■)〜(IV)で示される
ポリオール(これらにエチレンオキシドまたはプロピレ
ンオキシドが付加したポリオールも包含される)を反応
させて得られる: HOCH2−C−C1l□0H (IV) R1゜ (ここで、 R4,R6およびR1はそれぞれ独立して
水素原子または炭素数1〜5のアルキル基;R2および
R1゜は炭素数1〜20のアルキル基、シクロアルキル
基、アリール基。
(mは1〜5の整数を示す)  ;Rs、 RQ、 R
I3およびR14はそれぞれ独立して炭素数1〜10の
アルキル基、アリール基またはアラルキル基であり;た
だし、 RaおよびR9,そしてR11およびRI4は
、それぞれ同一のアルキレン基であって窒素原子と共に
異部環を形成していてもよい。) 上記アミノポリエステルポリオールを形成し得る三塩基
性酸としては、脂肪族、芳香族および脂環族ジカルボン
酸のいずれもが使用され得る。脂肪族ジカルボン酸とし
ては、コハク酸、マロン酸。
グルタル酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、
ピメリン酸、スペリン酸、ウンデカンニ酸。
ドデカンニ酸、ブラシリン酸などの炭素数3〜30の脂
肪族ジカルボン酸が用いられる。芳香族ジカルボン酸と
しては、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ナフ
タレンジカルボン酸などの炭素数8〜30の芳香族カル
ボン酸がある。脂環族ジカルボン酸としては、シクロヘ
キサンジカルボン酸。
4.4”−ジシクロヘキシルメタンジカルボン酸などの
炭素数8〜30の脂環族ジカルボン酸がある。これらの
エステルとしては、上記ジカルボン酸と炭素数1〜5の
低級脂肪族モノオールとのエステルが用いられる。
上記式(It)〜(IV)で示されるポリオール(以下
、アミンジオールとする)のうち、(■)で示されるタ
イプとしては次の化合物が挙げられる:3−メチルー3
−アザー1.5−ベンタンジオール。
3−エチル−3−アザ−1,5−ベンタンジオール3−
n−プロピル−3−アザ−1,5−ベンタンジオール、
3−iso−プロピル−3−アザ−1,5−ベンタンジ
オール、3−n−ブチル−3−アザ−1,5−ベンタン
ジオール、3−sec−ブチル3−アザ−1,5−ベン
タンジオール、  3−tertブチル−3−アザ−1
,5−ベンタンジオール、3−ペンチル−3−アザ−1
,5−ベンタンジオール。
3−へキシル−3−アザ−1,5−ベンタンジオール、
3−シクロへキシル−3−アザ−1,5−ベンタンジオ
ール、3−フェニル−3−アザ−1,5ベンタンジオー
ル、3−ベンジル−3−アザ−L5−ベンタンジオール
、3−へブチル−3−アザ−1,5−ベンタンジオール
、3−オクチル−3−アザ−1,5−ベンタンジオール
、3−ノニル−3−アザ−1,5−ベンタンジオール、
3−デシル−3−アザ−1,5−ベンタンジオール、4
−メチル−4−アザ−2,6−へブタンジオール、4−
エチル−4−アザ−2,6−へブタンジオール、4−n
−プロピル−4−アザ−2,6−へブタンジオール、4
−iso−プロピル−4−アザ−2,6−ヘプタンジオ
ール、4−n−ブチル−4−アザ−2,6−へブタンジ
オール+4−iso−ブチル−4−アザ−2,6−へブ
タンジオール、4−sec−ブチル−4−アザ−2,6
−へブタンジオール、  4  tert−ブチル−4
−アザ−2,6−へブタンジオール、4−ペンチル−4
−アザ−2,6−へブタンジオール、4−へキシル−4
−アザ−2,6−へブタンジオール、4−シクロヘキシ
ル−4−アザ−2,6−へブタンジオール、4−フェニ
ル−4−アザ−2,6−へブタンジオール、4−ベンジ
ル−4−アザ−2,6−へブタンジオール、4−へブチ
ル−4−アザ−2,6−ヘプタンジオール、4−オクチ
ル−4−アザ−2,6へブタンジオール、4−ノニル−
4−アザ−2,6−へブタンジオール、4−デシル−4
−アザ−2,6−へブタンジオール、3−N、N−ジメ
チルアミノエチル−3−アザ−1,5−ベンタンジオー
ル、3−N、 N−ジエチルアミノエチル−3−アザ−
1,5−ベンタンジオール、3−N、N−ジ−n−プロ
ピルアミノエチル−3−アザ−1,5−ベンタンジオー
ル、3−N、N−ジー1so−プロピルアミノエチル−
3−アザ−1,5−ベンタンジオール、3−N、N−ジ
−n−ブチルアミノエチル−3−アザ−1,5ベンタン
ジオール、3−N、N−ジー5ec−ブチルアミノエチ
ル−3−アザ−1,5−ベンタンジオール、3−N、N
−ジインチルアミノエチル−3−アザ−1,5−ベンタ
ンジオール、3−N、N−ジヘキシルアミノエチルー3
−アザ−1,5−ベンタンジオール、3−ジシクロへキ
シルアミノエチル−3−アザ−1,5−ベンタンジオー
ル、3−ジベンジルアミノエチル−3−アザ−1,5−
ベンタンジオール、3−N、N−ジメチルアミノプロピ
ル−3−アザ−1,5−ベンタンジオール、3−N、N
−ジエチルアミノプロビル−3−アザ−1,5−ペンダ
ンジオール、3−N、N−ジ−n−プロピルアミノプロ
ピル−3−アザ−1,5−ベンタンジオール、3−N、
 N−ジー1so−プロピルアミノプロピル−3−アザ
−1,・5−ベンタンジオール、3−N、N−ジ−n−
ブチルアミノプロピル−3−アザ−1,5−ベンタンジ
オール、3−N、N−ジー1so−ブチルアミノプロピ
ル−3−アザ−1,5−ベンタンジオール、3−N、N
−ジー5ec−ブチルアミノプロピル−3−アザ−1,
5−ベンタンジオール、3−N、N−ジインチルアミノ
プロピル−3−アザ−1,5−ベンタンジオール、3−
N、N−ジヘキシルアミノプロピルー3−アザ−1,5
−ベンタンジオール、3−N、 N−ジシクロヘキシル
アミノエチル−3−アザ−1,5−ベンタンジオール、
3−N、N−ジベンジルアミノプロピル−3−アザ−1
,5−ベンタンジオール、4−N、N−ジメチルアミノ
エチル−4−アザ−2,6−へブタンジオール、4−N
、N−ジエチルアミノエチル−4−アザ−2,6−へブ
タンジオール、4−N、N−ジ−n−プロピルアミノエ
チル−4−アザ−2,6−へブタンジオール、4−N。
N−ジー1so−プロピルアミノエチル−4−アザ2.
6−へブタンジオール、4−N、N−ジ−n−プロピル
アミノエチル−4−アザ−2,6−へブタンジオール□
、4−N、N−ジー1so−プロピルアミノエチル−4
−アザ−2,6−ヘプタンジオール、4−N、 N−ジ
−n−ブチルアミノエチル−4−アザ−2,6−へブタ
ンジオール、4N、N−ジーis。
ブチルアミノエチル−4−アザ−2,6−ヘプタンジオ
ール、4−N、N−ジー5ec−ブチルアミノエチル−
4−アザ−2,6−ヘプタンジオール、4−N、 N−
ジヘプチルアミノエチルー4−アザ−2,6−へブタン
ジオール、4−N’、N−ジヘキシルアミノエチルー4
−アザ−2,6−へブタンジオール、4N、 N−ジシ
クロヘキシルアミノエチル−2、6−へブタンジオール
、4−N,N−ジベンジルアミノエチル−4−アザ−2
.6−へブタンジオール、4−N,N−ジメチルアミノ
プロピル−4−アザ−2.6−へブタンジオール、4−
N,N−ジエチルアミノプロピル−4−アザ−2,6−
へブタンジオール、4−N、N−ジ−n−プロピルアミ
ノプロピル−4−アザ−2,6−へブタンジオール、4
−N、 N−ジー1so−プロピルアミノプロビル−4
−アザ−2,6−へブタンジオール、4−N、N−ジ−
n−ブチルアミノプロピル−4−アザ−2,6−ヘプタ
ンジオール、4−N、N−ジー1so−ブチルアミノプ
ロピル−4−アザ−2,6−ヘプタンジオール、4−N
、N−ジー5ec−ブチルアミノプロピル−4−アザ−
2,6−ヘプタンジオール、4−N、Nジエチルアミノ
メチル−4−アザ−26−へブタンジオール、4−N、
N−ジヘキシルアミノプロピルー4−アザ−2,6−へ
ブタンジオール 4N、 N−ジヘプチルアミノプロピ
ルー4−アザ−26−へブタンジオール、4−N、N−
ジシクロへキシルアミノプロピル−4−アザ−2,6−
へブタンジオール、4−N、N−ジオクチルアミノプロ
ピル4−アザ−2,6−へブタンジオール、4−N、N
−ジノニルアミノプロピル−4−アザ−2,6−へブタ
ンジオール、4−N、N−ジデシルアミノプロピル−4
−アザ−2,6−へブタンジオール、4−NN−ジベン
ジルアミノプロピル−4−アザ−2,6ヘブタンジオー
ル。
上記([)式で示されるアミンジオールとしては1次の
化合物が挙げられる:N、N’−ジ(βヒドロキシプロ
ピル)ピペラジン、 N、 N’−ジ(β−ヒドロキシ
エチル)ピペラジン、 N、 N”−ジ(β−ヒドロキ
シプロピル) −2,5−ジメチルピペラジン、 N、
 N’−ジ(β−ヒドロキシエチル)2.6−ジメチル
ピペラジン、 N、 N’−ジ(β−ヒドロキシプロピ
ル) −2,6−ジメチルピペラジンN、 N’−ジ(
β−ヒドロキシエチル) −2,6−ジメチルピペラジ
ン。
上記(TV)式で示されるアミンジオールとしては1次
の化合物が挙げられる:2−N、N−ジメチルアミノメ
チル−2−メチル−1,3−プロパンジオール、2−N
、N−ジエチルアミノメチル−2メチル−1,3−プロ
パンジオール、2N、N−ジロープロピルアミノメチル
−2−メチル−1,3プロパンジオール、2−N、N−
ジー1so−プロピルアミノメチル−2−メチル−1,
3−プロパンジオール、2N、N−ジ−n−ブチルアミ
ノメチル2−メチル−1,3−プロパンジオール、2−
N、N−ジー1so−ブチルアミノメチル−2−メチル
−1゜3−プロパンジオール、2−N、N−ジー5ec
−ブチルアミノメチル−2−メチル−1,3−プロパン
ジオール、2−N、N−ジペンチルアミノメチルー2−
メチル−13−プロパンジオール 2N、Nジエチルア
ミノメチル−2−メチル−1,3−プロパンジオール、
2−N、N−ジシクロへキシルアミノメチル−2−メチ
ル−1,3−プロパンジオール 2−N、N−ジヘンシ
ルアミノメチルー2−メチル−1,3−プロパンジオー
ル、2−N、N−ジメチルアミノメチル−2−エチル−
1,3−プロパンジオール、2−N、N−ジエチルアミ
ノメチル−2−エチル−1,3−プロパンジオール、2
−N、N−ジ−n−プロピルアミノメチル−2−エチル
−1,3プロパンジオール、2−N、N−ジー1so−
プロピルアミノメチル−2−エチル−1,3−プロパン
ジオール、2−N、N−ジ−n−ブチルアミノメチル−
2−エチル−1,3−プロパンジオール、2−N、N−
ジー1so−ブチルアミノメチル−2−エチル−II3
−プロパンジオール、2−N、N−ジー5ec−ブチル
アミノメチル−2−エチル−1,3−プロパンジオール
、2−N、N−ジインチルアミノメチル2−エチル−1
,3−プロパンジオール、2−N、N−ジヘキシルアミ
ノメチルー2−エチル−1,3−プロパンジオール、2
−N、N−ジシクロへキシルアミノメチル−2−エチル
−1,3−プロパンジオール、2−N、N−ジベンジル
アミノメチル−2−エチル−1,3−プロパンジオール
本発明には、上記のように、−数式(II)〜(■)の
アミンジオールにエチレンオキシドまたはプロピレンオ
キシドが付加したタイプ(エポキシ付加タイプ)のポリ
オールも使用され得る。これらの化合物のエチレンオキ
シドまたはプロピレンオキシドの付加数はアミンジオー
ル1分子あたり1〜20分子である。
上記以外のジオールが必要に応じて用いられ得る。その
ようなジオールとしては、炭素数2〜20゜好ましくは
4〜10の脂肪族ジオールおよび/または分子量100
〜2000.好ましくは200〜1000のポリオキシ
アルキレングリコールがある。上記脂肪族ジオールの例
としては、エチレングリコール。
プロピレングリコール、ブタンジオール、ヘキサンジオ
ール、ネオペンチルグリコールなどがある。
上記ポリオキシアルキレングリコールの例としては、ポ
リエチレングリコール、ポリプロピレングリコールなど
がある。
上記アミノポリエステルポリオールは、上記ジカルボン
酸、上記アミンジオールおよび必要に応じて上記その他
のジオールと反応させる直接エステル化法により合成さ
れる。あるいは、上記ジカルボン酸のエステル、上記ア
ミンジオール、および必要に応じて上記その他のジオー
ルを反応させる。エステル交換法により合成される。こ
れらの方法のうち直接エステル化法が特に好適である。
エステル交換法は、アミンジオールを大過剰に用いる必
要があること;金属触媒が必要であること;および得ら
れるポリエステルの末端がエステル結合のままで残りや
すいこと;という不利な点がある。
アミノポリエステルポリオールを直接エステル化法によ
り調製するには、上記アミンジオールと上記ジカルボン
酸とのモル比が1.70〜1.05.好ましくは1.3
0〜1.10となるように混合して反応させる。このと
き、触媒として亜すン酸、リン酸またはp−トルエンス
ルホン酸のような強酸を、ジカルボン酸成分に対して0
.01〜5.00モル%、好ましくは0.1〜2.0モ
ル%の割合で添加する。エステル化反応は、まず、窒素
気流下にて撹拌しながら。
130〜270°C1好ましくは150〜240℃に加
熱し。
生成する水を留去しながら1〜6時間、好ましくは2〜
4時間にわたって常圧で行われる。次に。
0.1〜3時間、好ましくは0.5〜2時間をかけて3
 、0 mm )I g以下、好ましくは1.0 mm
Hg以下の減圧とし、この減圧状態で、さらに0.1〜
5時間、好ましくは0.5〜3時間の反応を行なう。こ
のようにして得られたアミノポリエステルポリオールの
数平均分子量は、200〜8000.好ましくは500
〜4000 。
塩基性窒素含有量は、1.0〜12.0%、好ましくは
2.0〜8.0%である。上記方法により得られるアミ
ノポリエステルポリオールのうち、アミンジオールとし
て、4−N、N−ジアルキレンアミノプロピル−4−ア
ザ−2,6−へブタンジオール(アルキル基の炭素数1
〜6)を用いて得られるものが特に好適である。重合時
の触媒としては、特に亜リン酸が好ましい。
本発明に使用される第3級アミノ基を有するポリアミド
ポリアミン(以下、アミノポリアミドポリアミンとする
)は、三塩基性酸と1次の一般式(V)および/または
(Vl)で示される第3級アミノ基含有ポリアミン(以
下アミノジアミンとする)を反応させ得られる: 1?++ )IJcHzcHtcHz  N  CHzCHzCH
tNHz         (V)(ここで、 R1□
はそれぞれ独立して水素原子または炭素数1〜5のアル
キル基;R11は炭素数1〜20のアルキル基、シクロ
アルキル基、アリール基、アラルキル基または (mは1〜5の整数を示す);R1:lおよびRI4は
それぞれ独立して炭素数1〜lOのアルキル基、アリー
ル基またはアラルキル基であり;ただし、R6,および
R14は、それぞれ同一のアルキレン基であって窒素原
子と共に異部環を形成していてもよい。) 上記アミノポリアミドポリアミンを形成し得る三塩基性
酸としては、脂肪族および/または脂環族ジカルボン酸
が用いられる。このような脂肪族および脂環族ジカルボ
ン酸としては、上記アミノポリエステルポリオールを調
製するときに使用される脂肪族および脂環族ジカルボン
酸のいずれもが用いられ得る。
−R1! 他方、(■)または(Vl)で示されるアミノジアミン
のうち、 (V)で示されるタイプとしては次の化合物
が挙げられる:4−メチルー4−アザ1.7−ジアミツ
ヘプタン 4−エチル−4−アザ1.7−ジアミノへブ
タン、4−n−プロピル−4−アザ−1,7−ジアミノ
へブタン、4−iso−プロピル−4−アザ−1,7−
ジアミツヘブタン、4n−ブチル−4−アザ−1,7−
ジアミノへブタン4−iso−ブチル−4−アザ−1,
7−ジアミノへブタン、4−sec−ブチル−4−アザ
−17−ジアミノへブタン、4−tert−ブチル−4
−アザ1.7−ジアミノへブタン、4−ベンチルー4−
アザ−1,7−ジアミツヘブタン、4−n−ヘキシル4
−アザ−1,7−ジアミノへブタン 4−シクロへキシ
ル−4−アザ−1,7−ジアミノへブタン。
4−へブチル−4−アザ−1,7−ジアミツヘプクン、
4−オクチル−4−アザ−17−ジアミノへブタン、4
−ノニル−4−アザ−1,7−ジアミツヘプクン、4−
デシル−4−アザ−1,7−ジアミノへブタン、4−フ
ェニル−4−アザ−17−ジアミツヘプクン、4−ベン
ジル−4−アザ−1,7ジアミノヘブタン、4−ジメチ
ルアミノエチル4−アザ−1,7−ジアミノへブタン、
4−ジエチルアミノエチル−4−アザ−1,7−ジアミ
ノへブタン、4−ジ−n−プロピルアミノエチル−4−
アザ−1,7−ジアミノへブタン、4−N、N−ジ−n
−プロピルアミノエチル−4−アザ−1,7−ジアミツ
ヘブタン、4−N、N−ジルn−ブチルアミノエチル−
4−アザ−1,7−ジアミノへブタン。
4−N、N−ジー1so−ブチルアミノエチル−4アザ
−1,7−ジアミノへブタン、4−N、N−ジ5ec−
ブチルアミノエチル−4−アザ−1,7−ジアミノへブ
タン、4−N、N−ジペンチルアミノエチルー4−アザ
−1,7−ジアミノへブタン、4N、 N−ジヘキシル
アミノエチルー4−アザ−1,7−ジアミノへブタン、
4−N、N−ジシクロへキシルアミノエチル−4−アザ
−1,7−ジアミノへブタン、4−N、N−ジヘプチル
アミノエチルー4−アザ−1,7−ジアミノへブタン、
4−NN−ジオクチルアミノエチル−4−アザ−1,7
−ジアミツヘブタン、4−N、N−ジノニルアミノエチ
ル−4アザ−1,7−ジアミノへブタン、4−N、N−
ジデシルアミノエチル−4−アザ−1,7−ジアミノへ
ブタン、4−N、N−ジメチルアミノプロピル−4−ア
ザ−1,7−ジアミノへブタン、4−N、N−ジエチル
アミノプロピル−4−アザ−1,7−ジアミノへブタン
、4−N、N−ジ−n−プロピルアミノプロピル−4−
アザ−1,7−ジアミツヘブタン、4N、 N−ジー1
so−プロピルアミノプロピル−4−アザ−1,7−ジ
アミノへブタン、4−N、N−ジ−n−ブチルアミノプ
ロピル−4−アザ−17−ジアミノへブタン、4−ジー
N、N−1so−ブチルアミノプロピル−4−アザ−1
,7−ジアミノへブタン、4−N、N−ジー5ec−ブ
チルアミノプロピル4−アザ−1,7−ジアミノへブタ
ン、4−N、N−ジインチルアミノプロピル−4−アザ
−1,7−ジアミノへブタン、4−N、N−ジヘキシル
アミノプロピルー4−アザ−1,7−ジアミノへブタン
、4N、 N−ジシクロへキシルアミノプロピル−4−
アザ−1,7−ジアミノへブタン 4−N、N−ジヘブ
チルアミノプロピルー4−アザ−1,7−ジアミノへブ
タン、4−N、N−ジオクチルアミノプロピル4−アザ
−1,7−ジアミノへブタン、4−N、N−ジノニルア
ミノプロピル−4−アザ−1,7−ジアミノへブタン、
4−N、N−ジデシルアミノプロピル−4−アザ−1,
7−ジアミノへブタン、4−N、 N−ジベンジルアミ
ノプロピル−4−アザ−1゜7−ジアミノへブタン。
上記(V)で示されるアミノジアミンとしては。
次の化合物が挙げられる:N、N’−ジ(T−アミノプ
ロピル)ピペラジン、 N、 N’−ジ(T−アミノプ
ロピル) −2,6−シメチルビペラジン N、 N’
ジ(γ−アミノプロピル) −2,6−シエチルピペラ
ジン。
上記(V)および(VI)以外のジアミンが必要に応じ
て用いられ得る。そのようなジアミンとしては、炭素数
4〜20の脂肪族、脂環族または芳香族ジアミンがあり
1例えば、テトラメチレンジアミン、ピペラジン、ヘキ
サメチレンジアミン、オクタメチレンジアミン、デカメ
チレンジアミン。
シクロへキシルジアミン、4,4”−ジシクヘキシルメ
タンジアミン、キシリレンジアミンなどが挙げられる。
上記アミノポリアミドポリアミンは、上記アミノジアミ
ンと上記ジカルボン酸とのモル比が1.02〜2.00
.好ましくは1.05〜1.70となるような割合で反
応させて得られる。例えば、まず上記比率のアミノジア
ミンとジカルボン酸とを10〜90%、好ましくは30
〜70%の割合で含む水溶液を反応容器に入れる。これ
を加圧下で120〜290°C2好ましくは150〜2
60°Cに加熱し、生成する水を留去しながら1〜10
時間、好ましくは2〜6時間反応させる。次に反応系を
常圧にもどした後、0.5〜5時間、好ましくは1〜3
時間をかけて、5@n11g以下、好ましくは1mm)
1g以下の減圧とする。この減圧状態で180〜270
’C,好ましくは200〜250°Cに加熱することに
より、アミノポリアミドポリアミンが得られる。得られ
たアミノポリアミドポリアミンの分子量は200〜80
00.好ましくは500〜4000 ;塩基性窒素含存
置は、 1.0−12.0%、好ましくは2.0〜8.
0%である。
本発明に使用される第3級アミノ基を有するポリエーテ
ルポリオール(以下、アミノポリエーテルポリオールと
する)は、上記式(II)〜(IV)のアミンジオール
を強酸触媒により重縮合させて得られる。触媒、として
使用される強酸としては。
亜すン酸9次亜すン酸、ピロリン酸、p−トルエンスル
ホン酸、メタンスルホン酸などがあり、これらは、上記
アミンジオールに対して0.01〜8モル%、好ましく
は0.1〜3モル%の割合で使用される。
(n)〜(IV)式のアミンジオールとともに。
必要に応じて他のジオールが用いられ得る。そのような
ジオールとしては、炭素数2〜20の脂肪族または脂環
族ジオールおよび/または分子量150〜2000のポ
リオキシアルキレングリコールがある。
上記脂肪族または脂環族ジオールの例としては。
エチレングリコール、プロピレングリコール、フタンジ
オール、ネオペンチルグリコール、シクロヘキサンジメ
タツールなどがある。上記ポリオキシエチレングリコー
ルの例としては、ポリエチレングリコール、ポリプロピ
レングリコール、ポリテトラメチレングリコールなどが
ある。
アミノポリエーテルポリオールを調製するには。
まず、上記(n)〜(rV)式のアミンジオールに必要
に応じて他のジオールを混合し、上記触媒を加え、常圧
下で150〜270℃、好ましくは200〜250°C
に加熱し、生成する水を留去しながら、1〜30時間、
好ましくは3〜20時間にわたり反応させる。次いで、
0.5〜6時間、好ましくは1〜4時間をかけて、 1
0+nn+Hg以下、好ましくは3ginf(g以下の
減圧とする。この減圧状態、かつ上記温度下で1〜10
時間、好ましくは2〜7時間反応させると9分子量20
0〜8000 、好ましくは500〜4000のアミノ
ポリエーテルポリオールが得られる。このアミノポリエ
ーテルポリオールの塩基性窒素含量は1.0〜15.0
%、好ましくは2.0〜11.0%である。
アミノポリエーテルポリオールのうち、−数式(■)の
アミンジオールを用いて得られるものが。
特に好適である。
後述のポリウレタンまたはポリウレタンウレアの調製時
には、上記各方法で得られたアミノポリエステルポリオ
ール、アミノポリアミドポリアミンおよびアミノポリエ
ーテルポリオールは、それらの分子内に存在する第3級
アミノ基が、該ポリウレタンまたはポリウレタンウレア
中に0.01〜3.00mmo1/g、好ましくは0.
05〜2.OOmmol/gとなるような割合で使用さ
れる。
本発明のポリウレタンまたはポリウレタンウレアの調製
に、必要に応じて用いられる他のポリオールまたはポリ
アミンは9例えば低分子量鎖延長剤や高分子量ポリオー
ルである。低分子量鎖延長剤としては、ジオール類、ジ
アミン類およびオキシアルキレングリコール類がある。
上記ジオール類としては、エチレングリコール、プロピ
レングリコール、1,4〜ブタンジオール、ネオペンチ
ルグリコール、l、5−ベンタンジオール、1.6−ヘ
キサンジオール、1.4−シクロヘキサンジメタツール
、1,3−シクロヘキサンジメタツールなどの炭素数2
〜20の脂肪族および/または脂環族ジオ−ル類がある
。上記ジアミン類としては、エチレンジアミン、プロピ
レンジアミン、1.4−テトラメチレンジアミン、1,
6−へキサメチレンジアミン 1.4−ジアミノシクロ
ヘキサン、4.4’−ジアミノジフェニルメタン、キシ
リレンジアミンなどの脂肪族および/または芳香族ジア
ミン類がある。上記オキシアルキレングリコール類とし
ては。
ジエチレングリコール、トリエチレングリコール。
テトラエチレングリコール、ジプロピレングリコール、
トリプロピレングリコールおよび/またはテトラプロピ
レングリコールなどの炭素数5〜30のオキシアルキレ
ングリコール類がある。これら低分子量鎖延長剤のうち
では、特にエチレングリコール11,4−ブタンジオー
ル、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコー
ル、エチレンジアミン プロピレンジアミン 1.4−
ブチレンジアミンおよび1.6−へキサメチレンジアミ
ンが特に好ましい。
上記高分子量ポリオールとしては、ポリオキシアルキレ
ングリコールやポリエステルジオールが挙げられる。ポ
リオキシアルキレングリコールとしては1分子量300
〜15,000.好ましくは800〜8.000のポリ
エチレングリコール、ポリプロピレングリコール ポリ
テトラメチレングリコールなどがある。ポリエステルジ
オールとしては、炭素数2〜10の脂肪族ジオールと炭
素数6〜16の脂肪族ジカルボン酸類とから得られるポ
リエステルジオール;ε−カプロラクトンなどのカプロ
ラクトン類から得られるポリエステルジオールなどがあ
る。これら高分子量ポリオールのうちではポリエステル
ジオールが好適である。高分子量ポリオールの、得られ
るポリマー中の含量は50%以下、好ましくは30%以
下である。
(以下余白) 本発明のポリウレタンおよびポリウレタンウレアは、い
ずれも公知の方法で調製され得る。例えば、溶液重合法
によりポリウレタンを調製するには、まず、上記−数式
(1)で示され1分子末端に水酸基を有するポリシロキ
サン(以下、ポリシロキサンポリオールと略記する)お
よびジイソシアネート、さらに必要に応じて上記高分子
量ポリオールをイソシアネート基に不活性な溶媒に溶解
させ、30〜150°C2好ましくは40〜120°C
で5〜300分間、好ましくは15〜120分間にわた
り、窒素気流下にて撹拌しながら反応を行う。これに上
記3級アミノ基を有するポリエステルポリオール。
および/またはポリエーテルポリオールおよび必要に応
じて上記低分子量鎖延長剤(低分子量ジオール)を添加
し0〜100°C2好ましくは5〜80°Cにて15〜
300分間反応させて鎖延長し、高分子量化を行う。こ
こで使用される溶媒としてはジオキサン、テトラヒドロ
フラン1 クロロホルム、四塩化炭素、ベンゼン、トル
エン、アセトン、メチルエチルケトン、 N、 N−ジ
メチルホルムアミド、N。
N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン、こ
れらの混合物などが挙げられる。特に、ジオキサン、テ
トラヒドロフラン、メチルエチルケトン、 N、 N−
ジメチルホルムアミド、 N、 N−ジメチルアセトア
ミドおよびこれらの混合物が好ましい。反応時には、必
要に応じて重合触媒が加えられる。触媒としては、ジブ
チルチンジラウレートなどの錫系触媒、テトラブトキシ
チタンのようなチタン系触媒または他の金属触媒が挙げ
られる。
触媒は1反応液中に1〜500ppm、好ましくは5〜
1100ppの含有で添加される。ポリウレタンの調製
には、使用される上記各モノマー成分を1度に仕込んで
溶融重合する方法も採用され得る。
上記重合反応において、各成分の混合モル比は次のとお
りである:ポリシロキサンポリオールと。
アミノポリエステルポリオールおよび/またはアミノポ
リエーテルポリオールとのモル比は100/1〜1/1
0.好ましくは2071〜115;ポリシロキサンポリ
オール、およびアミノポリエステルポリオールおよび/
またはアミノポリエーテルポリオールと、(必要に応じ
て使用される)低分子量鎖延長剤であるポリオールとの
モル比は1/100〜l/1゜好ましくは1/30〜1
/2;全ポリオールとジイソシアネートとのモル比は1
078〜8/10.好ましくは10/9〜9/10゜ 本発明のポリウレタンウレアは、公知のポリウレタンウ
レアの製法のいずれを用いても調製され得る。そのなか
でも特に溶液重合法が好適である。
ポリウレタンウレアを溶液重合法により調製する場合に
、ポリシロキサンポリオール、アミノポリエステルポリ
オール、アミノポリエーテルポリオール、高分子量ポリ
オールなどが必要に応じて用いられ得る。この場合には
、これらとジイソシアネートを不活性溶媒に溶解させる
。これを上記ポリウレタンの場合と同様に0−150°
C9好ましくは10〜100°Cで5〜300分間、好
ましくは15〜120分間にわたり反応させる。これを
0〜40″C1好ましくは5〜20°Cに冷却し、−数
式(1)で示され、末端に第3級アミノ基を有するポリ
シロキサン(以下、ポリシロキサンポリアミンと略記す
る)。
アミノポリアミドポリアミン、および必要に応じて低分
子量鎖延長剤(低分子量ジアミン)を不活性溶媒に溶解
させたものを滴下し1反応させると所望の分子量のポリ
ウレタンウレアが得られる。
この反応においては、生成するポリマーがウレア結合を
有するため、使用する溶媒としてはN、N −ジメチル
ホルムアミド、 N、N−ジメチルアセトアミドおよび
N−メチルピロリドンのようなアミド系溶媒;またはそ
れらとジオキサン、テトラヒドロフランなどとの混合溶
媒が好適である。生成するポリマーの溶解性を高める目
的で、 LiC1,LiBr。
CaC1:+などの塩類を添加することも推奨される。
各成分の配合割合など、その他の条件については。
ポリウレタンの場合に準じる。
このようにして得られる本発明のポリウレタンまたはポ
リウレタンウレアは、後述のように中空糸状もしくは薄
膜状に成形されて気体透過性材料として人工心肺装置な
どに用いられる。さらに。
本発明のポリウレタンまたはポリウレタンウレアは、そ
の分子内の3級アミノ基を4級化すること。
そしてそれにヘパリンもしくはその類似化合物(以下、
ヘパリン類とする)を結合させることが可能である。そ
のようにすることにより血液適合性がさらに向上する。
ヘパリン類の結合は、ポリウレタンまたはポリウレタン
ウレアを4級化剤で処理することにより分子内の3級ア
ミノ基を4級化し1次にヘパリン類で処理してポリイオ
ンコンプレックスを形成させることにより行われる。こ
のような4級化剤としては炭素数1〜30.好ましくは
1〜15のアルキルハライド、アラルキルハライド、ア
リルハライドおよびジアルキルハライドのうちの少なく
とも1種が用いられる。これら4級化剤のうち、炭素数
2〜12.好ましくは2〜8のアルキルハライドが好適
である。4級化剤は、ポリマー中の3級アミノ基に対し
て0.1〜1O10モル倍、好ましくは0.5〜5.0
モル倍の割合で用いられる。ポリウレタンまたはポリウ
レタンウレアの4級化には2例えば、これらポリマーを
適当な溶媒に溶解させて、これに上記4級化剤を加えて
反応させる方法;またはポリマーを成形した後に上記4
級化剤溶液を接触させて反応させる方法により行われる
。溶液中で反応させる方法がより好ましい。例えば、ポ
リウレタンまたはポリウレタンウレアの溶液に4級化剤
を添加し、20〜100°C1好ましくは40〜80°
CT:0.1〜60時間、好ましくは1〜30時間反応
させる。このようにして4級化された3@アミノ基の4
級化率は1〜100%、好ましくは10%以上である。
4級化されたアミノ基を含有するポリウレタンまたはポ
リウレタンウレアは所望の膜、中空糸などの成形品とさ
れる。これにヘパリン類を接触させることにより該ヘパ
リン類を結合させる(ヘパリン化する)。例えば、上記
4級化されたアミン基を有するポリウレタンまたはポリ
ウレタンウレア成形体を、ヘパリン類を0.1−10%
、好ましくは0.5〜5%の割合で含有する水溶液に2
0〜100°C1好ましくは40〜80°Cで、0.1
〜10時間、好ましくは0.5〜4時間にわたり浸漬す
ることによりヘパリン化が行われる。ここでヘパリン類
とは。
ヘパリン;コンドロイチン硫酸、  5O3H,NHS
O3H基などを有する天然または合成高分子化合物など
を包含していう。
本発明のポリウレタンまたはポリウレタンウレアは1例
えば常法により中空系状に紡糸して中空糸膜とし、ある
いは適当な溶媒に溶解させて平板上に流延・乾燥して薄
膜状に成形される。さらに必要に応じて、これを上記の
ようにヘパリン化し所望の気体透過性材料とされる。本
発明の材料を人工心肺装置における酸素交換膜として利
用すると、酸素/炭酸ガス交換が有利に行われる。かつ
該材料は血液適合性に優れるため血液凝固や補体の活性
化に起因にするショック症状などが極めて起こりにくい
。ヘパリン化した材料を使用すると。
ポリマー上のヘパリン類がスローリリースされるため、
さらに抗凝固性に優れる。このように本発明の材料は3
例えば、長期間肺機能を代行するECMOにも効果的に
利用され得る。さらに2本発明材料は、呼吸器系患者の
酸素吸入療法に用いられる医療用酸素富化膜、ガス燃焼
用酸素冨化膜などに利用され得る。優れた抗血栓性を利
用して、血液が接触する医療用具のコーティング材料と
して使用することも推奨される。
(実施例) 以下、実施例を用いて本発明を説明する。実施例中の部
は重量部を意味する。
(以下余白) 実新l鉗Y 4−N、N−ジエチルアミノプロピル−4−アザ−2,
6へブタンジオール3942部2アジピン酸2924部
および亜リン酸16.4部をオートクレーブ中に仕込み
、窒素気流下、撹拌しながら、170〜230 ”Cま
で、生成水を留去しながら2時間かけて昇温した。次い
で、1.6−ヘキサンジオール946gを添加し、23
0°Cでさらに90分間反応を行なった。さらに、23
0°Cの温度を維持しながら、90分かけて徐々に減圧
とし0.3mm11gとした。230°C,0,3mm
1gで2時間反応を続けて、OH価、 55.6.酸価
0.5゜そして塩基性窒素含FM4.13mmol/g
のアミノポリエステルポリオール(a)を得た。
数平均分子量1800の一般式(■)で表されるポリジ
メチルシロキサンジオール168.5部。
(■) 4.4゛−ジフェニルメタンジイソシアネート(以下、
 MDI と略記する) 168.5部およびジブチル
チンジラウレート0.10部を重合装置に入れ、これに
テトラヒドロフラン336.7部を加えて溶解し。
窒素気流下、30°Cにて20分間反応を行った。次い
で、内温を10°Cに冷却した後11,4−ブタンジオ
ール45.04部をジメチルホルムアミド(以下DMF
と略記する)165部に溶解させた溶液を、5分間かけ
て滴下した。10°Cで20分間反応させた後、上記ア
ミノポリエステルポリオール(a) 69.73部をD
MF508部に溶解させた溶液を、10分かけて滴下し
さらに10〜20°Cで2時間、40°Cで10時間、
 50’Cで3時間反応を行なった。このようにしてポ
リウレタンAを含み、固型分32%、溶液粘度1 、7
80ポイズ(30°C)の溶液を得た。この溶液にDM
Fを追加し、撹拌して5%溶液とした。5%溶液10g
を水平を保った100cfflのガラス板上に均一に塗
布した後、40°Cで1時間、60°Cで2時間、窒素
気流下で乾燥後、 60″Cで減圧乾燥を15時間行い
、50μm厚みのベースポリマーフィルムAを得た。
さらに、 DMFで稀釈して得た10%ベースポリマー
溶液100部に沃化エチル3.37部を加え、70℃で
撹拌しながら反応させて、ベースポリマー中の3級アミ
ノ基の4級化を行った。この溶液をジオキサンで稀釈し
て5%溶液とし、上記ベースポリマーAの場合と同様に
して、508部厚の4級化ポリマーフィルムAを得た。
このベースポリマーフィルムAおよび4級化ベースポリ
マーフィルムA約0.2gをそれぞれ正確に秤量し、ジ
オキサン/エタノール(7/3容景比)混合溶媒50I
l11!に溶解し電位差滴定装置(手招製作所製、 C
omtite−7)を用いて、 N/1O−HC104
ジオキサン溶液で滴定し、その変曲点より塩基性窒素含
量を測定したところ、ベースポリマーフィルムAの塩基
性窒素含量は0.600mmol/kg、  4級化フ
ィルムAのそれは0.125部mol/gであった。こ
の結果より。
4級化率は約79%であることがわかる。
次いで、このフィルムの酸素の透過係数をガス透過率測
定装置(!911本社製)を用いて測定したところ、ベ
ースポリマーAは1.23X10−”clN(STP)
cm/cffl−sec  −cmHg、  4級化フ
ィルムAは1.48X10−’(以下、単位cd(ST
P)・cIII/cIIl−3ec−cmHgは省略す
る。)であった。
次に、各々のフィルムを1%ヘパリン水溶液に浸漬して
70°Cで2時間処理してヘパリン化を行い。
ヘパリン化ベースポリマーフィルムAおよびヘパリン化
4級化ポリマーフィルムAを得た。これらのフィルムを
直径3〔の円形に切り、37°Cの生理食塩水中に1週
間浸漬した後、蒸留水でよく濯いでフィルム表面の水を
濾紙で吸い取った。このフィルムを直径10cmの時計
皿の中央に貼り付け、フィルム上にウサギ(日本内色種
)のクエン酸加血漿200ufを採取し、これに1/4
oモル濃度の塩化カルシウム水溶液200μlを添加し
、37℃の恒温水槽中に時計皿を浮かせ3手で内液が混
和するように撹拌しながら、塩化カルシウム添加時から
凝固(血漿が動かなくなる点)までの時間を測定し。
ガラス上での凝固時間(対照として別に測定する)で除
して、相対値として表した結果を表1に示した。
また、各々の溶液をDMFで稀釈して1%溶液とし、こ
の溶液100dに40〜60メツシユのガラスピーズを
30分間浸漬して、その後、ガラスフィルターで濾過し
、窒素気流下40″Cで3時間、減圧60″Cで12時
間乾燥して、ガラスピーズ表面に各々のポリマーをコー
トした。このコートビーズ200 mg。
500ulのベロナール緩衝液および血清(健常人のプ
ール血清を使用した)をプラスチック試験管に加え、3
7°Cにて温和に振盪して30分間インキュベートした
後、溶血補体価(CHs。と略記)およびC3a、 C
5aの生成量を測定した結果を表1に示す。
なお、 CHsoの測定はMeyer法(Meyer、
 M、 M、+”Compliment and Co
mpliment fixation’ Experi
−mental Immune Chemistry、
 2th Edition p133+Charls 
C,Thomas Publisher、 Stutt
gart+ 1964)に記載の方法により、そしてC
3a+ C5aの測定はUpj on社より販売されて
いるラジオイミュノアッセー用キットを用いて測定した
(以下余白) 表1 −1濃度単位はng/ml 実逼l吐λ 4−メチル−4−アザ−2,6−へブタンジオール14
72部、l、6−ヘキサンジオール591部および亜リ
ン酸12.3部をオートクレーブに仕込み、撹拌しなが
ら。
窒素気流下、常圧で200〜220°Cにて16時間加
熱し、生成水を留去しながら反応を行なった。次いで、
220℃で760mmHgから0 、3 in Hgま
で2時間かけて減圧し、さらに220°C,0,3m+
nHgで3時間。
反応を継続させた。このようにして、011価57.3
゜塩基性窒素含ff16. l1mmol/gのアミノ
ポリエーテルポリオール(b)を得た。
数平均分子量1800の一般式(■)で表されるポリジ
メチルシロキサンジオール1800部、上記アミノポリ
エーテルポリオール(b)300部、1,4−ブタンジ
オール90.1部、ジブチルチンジラウレート0.3部
およびMDI 554部を、テトラヒドロフラン(19
44部)およびDIIF (3887部)の混合液に溶
解させ、窒素気流下で撹拌しながら、40°Cで1時間
、さらに60°Cで15時間反応させた。このようにし
て固形分32%、粘度3200ポイズ(30°C)のベ
ースポリマー溶液Bを得た。このベースポリマー溶液B
を実施例1と同様に4級化処理した。さらに実施例1と
同様にしてベースポリマ−フィルム8,4級化フィルム
Bおよびヘパリン化4級化フィルムBを得た。
これらの塩基性窒素含量は、それぞれ0.67mmol
/gおよび0.30mmol/gであった。この結果よ
り4級化率は約55.2%であることがわかる。
次いで、実施例1と同様にして酸素透過係数。
相対凝固時間および補体活性を測定した。その結果を表
2に示す。
尖廠拠1 4−N、N−ジメチルアミノプロピル−4−アザ−1,
7−ジアミノへブタン2596部およびアジピン酸14
62部を水4058部に溶解し、オートクレーブに仕込
んだ。3時間かけて230”Cに昇温し。
その間、オートクレーブ容器内が10気圧を保つように
、生成する水を除去した。次いで、230°Cで2時間
かけて1気圧にもどし、窒素気流を導入した。その後、
230°Cで760mmHgからQ、3mmHgまで徐
々に減圧とし、さらに230’C、0,3mmHgで2
時間反応させた。このようにして、第1級アミノ基含量
1.01mmo1/g、第3級アミノ基含量5.53m
mol/gのアミノポリアミドポリアミン(C)を得た
数平均分子量2000の一般式(■)で表されるポリジ
メチルシロキサンジアミン2000部(■) および上記アミノポリアミドポリアミン(C) 400
部を、τIF 1300部および0rlF 4000部
の混合液に溶解し1重合装置に仕込んだ。これにMDI
 300部のDMF(1000部)溶液を窒素気流下、
室温にて2時間かけて滴下した。このようにして、ポリ
マー濃度30%、粘度1200ボイズのベースポリマー
溶液Cを得た。以下、実施例1と同様にして、4級化、
フィルム作成、ヘパリン化およびガラスピーズにコーテ
ィングを実施した。ベースポリマーフィルムCおよび4
級化フィルムCの塩基性窒素含量はそれぞれ、 0.8
2mmo1/gおよび0.30mmol/gであり、4
級化率は63.4%であった。実施例1と同様にして。
各種特性を測定した結果を表2に示す。
止較炭上 数平均分子量1800の一般式(■)で表されるポリジ
メチルシロキサンポリオール180.0部、■、4ブタ
ンジオール18.02部、 MDI 75.06部およ
びジブチルチンジラウレート0.015部を無水ジオキ
サン637部に溶解し、以下、実施例1と同様に操作し
て、ポリマー濃度30%、粘度750ボイズ(25’C
)のヘースボリマーDを得た。以下、実施例1と同様に
して、フィルム作成およびガラスピーズへのコーティン
グを実施した。実施例1と同様にして各種特性を測定し
た結果を表2に示す。
(以下余白) 表2から明らかなように2本発明のポリウレタン、ポリ
ウレタンウレア、およびその4級化、ヘパリン化ポリマ
ーは、比較例のポリマーよりもはるかに優れた性質、特
に酸素透過性、抗血栓性。
補体活性抑制機能を合わせ持つことがわかる。
(発明の効果) 本発明によれば、気体透過性に優れ、中空糸膜や薄膜に
容易に成形され、かつ血液適合性に優れた気体透過性材
料が提供される。この材料は9例えば1人工心肺装置9
人工肺、 ECMOなどのガス交換膜の酸素交換膜材料
として、さらにガス燃焼用酸素富化膜や医療用具のコー
ティング材料として広い用途に利用され得る。
以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ジイソシアネート;イソシアネート基と反応し得る
    水酸基またはアミノ基を分子末端に有するポリシロキサ
    ン;第3級アミノ基を有するポリエステルポリオール、
    ポリアミドポリアミンまたはポリエーテルポリオール;
    および必要に応じて他のポリオールまたはポリアミンを
    反応させて得られる、ポリウレタンまたはポリウレタン
    ウレアからなる血液適合性に優れた気体透過性材料。 2、特許請求の範囲第1項に記載のポリウレタンまたは
    ポリウレタンウレアに含まれる第3級アミノ基を4級塩
    化し、これをヘパリン類で処理することにより得られる
    、血液適合性に優れた気体透過性材料。
JP63267764A 1987-11-16 1988-10-24 血液適合性に優れた気体透過性材料 Pending JPH02115212A (ja)

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