JPH02115135A - 水素含有フルオロ炭化水素の異性化法 - Google Patents

水素含有フルオロ炭化水素の異性化法

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JPH02115135A
JPH02115135A JP26416288A JP26416288A JPH02115135A JP H02115135 A JPH02115135 A JP H02115135A JP 26416288 A JP26416288 A JP 26416288A JP 26416288 A JP26416288 A JP 26416288A JP H02115135 A JPH02115135 A JP H02115135A
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Masaru Yoshitake
優 吉武
Shin Tatematsu
伸 立松
Toshihiro Tanuma
敏弘 田沼
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C17/00Preparation of halogenated hydrocarbons
    • C07C17/35Preparation of halogenated hydrocarbons by reactions not affecting the number of carbon or of halogen atoms in the reaction
    • C07C17/358Preparation of halogenated hydrocarbons by reactions not affecting the number of carbon or of halogen atoms in the reaction by isomerisation

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 1.1,2.2−テトラフルオロエタン(フロン134
)の異性化生成物である1、 1.1.2−テトラフル
オロエタン(フロン134a)は、エアコン用冷媒、エ
アゾールプロペラントとして有用な化合物であり、オゾ
ン層を破壊する疑いのあるジクロロジフルオロメタン(
フロン12)の代替候補物質の1つとして注目されてい
る。また1、1.2−トリフルオロエタン(フロン14
3)の異性化生成物である1、1゜1−トリフルオロエ
タン(フロン143a)も冷媒、フロン中間体として有
用な化合物である。
[従来の技術および問題点コ 含水素フルオロカーボンの気相異性化についての検討例
は無い。
[問題点を解決するための手段] 従来、水素を含有しないクロロフルオロ炭化水素では、
塩化アルミニウムを触媒として液相で、転移反応を行な
うことにより異性化されたクロロフルオロ炭化水素を得
ていた0例えば、1.1.2− )リクロロー1.2.
2−トリフルオロエタン(フロン113)は、塩化アル
ミニウムを触媒として、l、 1.1−トリクロ1.1
.1−トリクロロ−2,2,2−トリフルオロエタン(
フロン113a)へ常温常圧で容易に異性化される。
CCl2FCClF2    →   CF3CCl3
ICl3 しかしながら、水素含有クロロフルオロ炭化水素では、
塩化アルミニウムを触媒としても転移反応は生起せず異
性化されたクロロフルオロ炭化水素の代わりに塩化水素
が脱離する分解反応が生起するとされてきた。
一方含水素クロロフルオロカーボンの気相異性化方法と
しては、 1.2−ジクロロ−1,2,2−トリフルオ
ロエタン(フロン123a)の異性化による1゜1−ジ
クロロ−2,2,2−)リフルオロエタン(フロン12
3)の製造法が知られている。パークロロフルオロ炭化
水素の共存下、フッ素化塩素化アルミナ触媒、またはフ
ッ素化塩素化アルミニウム触媒を用いて気相異性化する
方法が知られている(特公昭61−2z375を参照)
、シかしこの方法では反応を円滑に進行させるため、パ
ークロロフルオロ炭化水素を共存させなければならない
、蒸留分離による反応生成物の精製工程が必要となるだ
けでなく、これらのフロンはオゾン層破壊の一因となる
ためその使用は好ましくない。
そこで含水素フルオロカーボンの異性化について種々の
添加物を使用した系を含めて反応条件の最適化について
鋭意検討した結果、異性化活性を維持せしめられること
が判明し、本発明を提供するに至ったものである。
本発明において使用する触媒としては、式AIC1xF
 、o z (式中、x+y+2z=3、O<x(3、
O<y<3、O≦z < 3 / 2 )で表わされる
塩素化フッ素化アルミニウム、または塩素化フッ素化ア
ルミナである。これらの触媒は、公知物質であるがその
製法を挙げると次のものがある。塩素化フッ素化アルミ
ニウムは、塩化アルミニウムにフッ化水素、フルオロ炭
化水素またはクロロフルオロ炭化水素、例えばフロン1
1 (CChF)、フロン113 (CC12FCCI
F2>、フロン112 (CC12FCCI2F)を作
用させて製造することができる。その際フルオロ炭化水
素の場合、クロロ炭化水素、クロロフルオロ炭化水素を
共存させてもよく、クロロフルオロ炭化水素の場合、ク
ロロ炭化水素を共存させてもよい、温度条件は0〜19
0℃1好ましくは0℃以上作用物質の沸点以下である。
塩素化フッ素化アルミナは、活性アルミナに100〜6
00℃でクロロフルオロ炭化水素をまたはクロロ炭化水
素とフルオロ炭化水素を作用させて製造することが出来
る。もしくは200〜500℃でフッ化水素、フッ化ス
ルフリル、フッ化チオニル、フッ化アンモニウム等の無
機系のフッ化物を作用させてフッ素化した後クロロフル
オロ炭化水素または、クロロ炭化水素を作用させて塩素
化させてもよい。
よい。
本発明において、出発物質となる異性化される水素含有
フルオロ炭化水素は炭素数2、水素数2または3を有し
、その他はフッ素で置換された脂肪族炭化水素である1
例を挙げれば、l、 1.2.2−テトラフルオロエタ
ンくフロン134)、1.1.2−トリフルオロエタン
(フロン143)があり、それぞれ次の転移反応をする
; CHF aCHF 2         CF2OH2
POHF 2CH2F         CF xCH
3転移反応の温度および圧力は、出発物質が気体である
ように選べばよい、転移反応を完結させるための触媒と
の接触時間は、温度、圧力、および出発の種類に依存す
るが、通常2秒から30分である。
水素含有フルオロ炭化水素の異性化反応は、前記触媒と
単独で接触させることにより進行する。
しかし、より効率的に反応を行なわせるためや、長期に
わたり安定した性能を維持するために他の化合物を添加
してもよい、この添加する化合物としては、パークロロ
フルオロ炭化水素、含水素ハロゲン化炭化水素もしくは
酸素等の無機ガスが挙げられ、特に限定されない、しか
しこの添加物およびこれが不均化・異性化した場合の生
成物が、目的とする水素含有フルオロ炭化水素と容易に
分離できるものを選ぶことが好ましい。
以下、実施例で、本発明を説明する。
[実施例コ 調製例1 打錠成形された活性アルミナ(γ−AI203)を30
0d充填した内径2.6an、長さ100anのインコ
ネル600製反応管を塩浴炉中に浸漬した。
ジクロロジフルオロメタン(フロン12)/窒素の混合
ガス気流中、200〜300℃で塩素化フッ素化して活
性化した。
調製例2 粒状塩化アルミニウムの100グラムを1.1.2−ト
リクロロ1.2.2−トリフルオロエタン(フロン11
3)の0.5kg中に浸漬して3時間攪拌した。その後
乾煤窒素気流中でろ過を行い、活性化された塩素化フッ
素化アルミニウムを得た。
実施例 1 内径2.54aa、  長さ100■のインコネル60
0製U字型反応管に調製例1で示したように調製した異
性化触媒200−を充填した反応管を異性化反応器とし
た。380℃に保持した反応器にガス化させた1、 1
.2.2−テトラフルオロエタン(フロン134)を5
0威/分で、クロロジフルオロメタンくフロン22)を
2m12/分で、酸素を1!1112/分で供給し反応
させた0反応物は一78℃に冷却したトラップに捕集し
た。捕集物の酸分を除去した後、ガス組成をガスクロマ
トグラフィー及び10F−NMRを用いて分析した結果
、1.1.2.2−テトラフルオロエタン(フロン13
4)は70%反応し、1.1.1.2−テトラフルオロ
エタン(フロン134a)へ選択率98%で転化したこ
とが確認された0反応を1力月間継続した後、同様の分
析をおこなったところフロン134の転化率は68%で
あり、異性化活性が維持されていることが確認された。
実施例2 クロロジフルオロメタン(フロン22)のかわりに、ジ
クロロジフルオロメタン(フロン12)を用いる他は実
施例1と同様にして反応を行ない生成物を分析した。そ
の結果1.1.2.2−テトラフルオロエタン(フロン
134)は72%反応シ、1゜1、1.2−テトラフル
オロエタン(フロン134a)へ選択率98%以上で転
化したことが確認された。
反応を2週間継続した後、同様の分析をおこなったとこ
ろフロン134の転化率は67%であり、異性化活性が
維持されていることが確認された。
実施例3 調製例2のようにして調製した触媒の200威を充填し
た反応管を異性化反応器とした他は実施例1と同様にし
て反応を行い生成物を分析した。
その結果1.1.2.2−テトラフルオロエタン(フロ
ン134)は60%反応し、1□1.1.2−テトラフ
ルオロエタン(フロン134a)へ転化したことが確認
された0反応を2週間継続した後、同様の分析をおこな
ったところフロン134の転化率は55%であり、異性
化活性が維持されていることが確認された。
実施例4 1、1.2.2−テトラフルオロエタンくフロン134
)を50d/分で、酸素を5−7分で供給し、反応温度
を420℃とする他は実施例1と同様にして反応を行な
い生成物を分析した。その結果、1.1゜2.2−テト
ラフルオロエタン(フロン134)は80%反応し、1
.1.1.2−テトラフルオロエタン(フロン134a
)へ選択率95%で転化したことが確認された0反応を
2週間継続した後、同様の分析をおこなったところフロ
ン134の転化率は76%であり、異性化活性が維持さ
れていることが確認された。
実施例5 1.1.2−)リフルオロエタン(フロン143)を5
0n4/分で、酸素を5−7分で供給し、反応温度を4
20℃とする他は実施例1と同様にして反応を行ない生
成物を分析しな、その結果、  1,1.2−トリフル
オロエタン(フロン143)は70%反応し、1.1.
1− トリフルオロエタン(フロン143a)へ選択率
95%で転化したことが確認された。
反応を2日間継続した後、同様の分析をおこなったとこ
ろフロン143の転化率は76%であり、異性化活性が
維持されていることが確認された。
[発明の効果] 本発明は、実施例に示した如<Atを主成分とする触媒
の存在下、 水素含有フルオロ炭化水素の 気相異性化を、 長期にわたり高転化率で行ない得 るという効果を有する。
代p1人(ブrlll’ L) 甲・1′1 旧[了

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、水素含有フルオロ炭化水素を、式Al Cl_xF_yO_z(式中、x+y+2z=3、0<
    x<3、0<y<3、0≦z<3/2)で表わされる触
    媒の存在下、気相で異性化することを特徴とする水素含
    有フルオロ炭化水素の異性化法。 2、異性化される水素含有フルオロ炭化水素が1,1,
    2,2−テトラフルオロエタンおよび1,1,2−トリ
    フルオロエタンである請求項1に記載の異性化法。 3、反応を気相中、50℃〜500℃、好ましくは10
    0℃〜450℃の温度範囲で行なう請求項1〜2のいず
    れか一項に記載の異性化法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5030372A (en) * 1990-07-31 1991-07-09 E. I. Du Pont De Nemours And Company Catalytic equilibration to improve the relative yield of selected halocarbons
US5789331A (en) * 1993-09-30 1998-08-04 Sanyo Petrochemical Co., Ltd. Method for partially dealuminating a zeolite catalyst
US6232513B1 (en) 1997-01-17 2001-05-15 Elf Atochem S.A. Isomerization of hydrofluorocarbon

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