JPH02114341A - ファイル排他制御方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、データベースに利用する。特に、会話型オン
ラインシステムでファイルの参照および更新を同時に複
数のタスクが実行するときのファイル排他制御手段に関
する。

〔概要〕

本発明は、データベースの同時実行制御方式において、 タスク終了後のファイルの排他制御を行う手段を設ける
ことにより、 ファイルの更新に伴い発生する首尾一貫しない事象の発
生を抑制することができるようにしたものである。

〔従来の技術〕

従来例ではタスク稼動中にファイルの排他制御が行われ
、ファイル制御の優先権は最初にファイルアクセスを行
ったタスクに与えられる。しかし、タスク終了後は排他
制御は解除されていた。

例えば、残高２００に対しＡの作業域では売掛６０を計
上して残高２６０にデータベースの内容を更新し、一方
、Ｂの作業域では入金８０を計上してさらに残高１８０
に更新すべきところ、Ａの作業域の更新が完結しない以
前にＢの作業域の更新が開始されると残高が１８０とな
り、データベースの内容が首尾一貫しなくなる。ここで
、Ａの作業域とＢの作業域とを排他制御して、この事象
の発生を防止する。

〔発明が解決しようとする問題点〕

このように従来例では、排他制御がタスク稼動中に実行
され、タスク終了後には実行されない。

ところで、タイムスパンをもつタスクが複数回にわたり
実行されるオンラインシステムの会話型処理では、ファ
イルの内容が他タスクからアクセスされたかどうかが不
明であり、ファイル更新を許可または禁止する制御を明
確に行うことができない欠点がある。

本発明はこのような欠点を除去するもので、ファイル更
新の許可または禁止制御を明確に行うことができるファ
イル排他制御方式を提供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、業務情報を含むレコードが格納されたオンラ
インファイルに結合された複数のタスクのそれぞれに含
まれ、レコードの共通情報に含まれる他タスク更新禁止
フラグの状態値に基づきひとつのタスクによる業務情報
の更新中に他のタスクによるこの業務情報の更新を一時
禁止するファイル制御手段を有するファイル排他制御方
式において、ひとつのタスクによるレコードの更新終了
時にこのタスクに係わるファイル制御手段上のファイル
制御情報を記憶する記憶手段と、上記ファイル制御手段
からこのファイル制御手段による更新終了時にこのファ
イル制御手段上のファイル制御情報を抽出して上記記憶
手段に与え、このファイル制御手段に係るタスクに継続
するタスクの稼動時にこのファイル制御情報をこの継続
するタスクに係わるファイル制御手段に与えるデータ保
存手段とを備えたことを特徴とする。

〔作用〕

オンラインファイル上のレコードのデータベース更新カ
ウンタおよび他タスク更新禁止フラグの内容を参照して
ファイルの排他制御を行う。タスクの終了時にファイル
制御手段上のファイル制御情報を保存し、タスク稼動時
にの情報をファイル制御手段に再度記録する。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明する。第１
図は、この実施例の構成を示すブロック構成図である。

この実施例は、第１図に示すように、業務情報を含むレ
コード７が格納されたオンラインファイル５に結合され
たタスク３および４のそれぞれが含まれ、レコードの共
通情報に含まれる他タスク更新禁止フラグの状態値に基
づきひとつのタスクによる業務情報の更新中に他のタス
クによるこの業務情報の更新を一時禁止するファイル制
御手段６と、ひとつのタスクによるレコードの更新終了
時にこのタスクに係わるファイル制御手段６上のファイ
ル制御情報を記憶する記憶手段であるデータ保存エリア
１と、ファイル制御手段６からこのファイル制御手段に
よる更新終了時にこのファイル制御手段上のファイル制
御情報を抽出して上記記憶手段に与え、このファイル制
御手段に係るタスクに継続するタスクの稼動時にこのフ
ァイル制御情報をこの継続するタスクに係わるファイル
制御手段に与えるデータ保存手段２とを備える。

次に、この実施例の動作を説明する。

ファイル制御手段６はオンラインファイル５上のレコー
ド７のデータベース更新カウンタ８と他タスク更新禁止
フラグ９の内容を参照してファイルの排他制御を行う。

データ保存手段２はタスクの終了時にファイル制御手段
６内に記録されているファイル制御情報をデータ保存エ
リア１へ保存し、タスク稼動時に再度その情報をファイ
ル制御手段６に記録する。

第２図はすべてのオンラインファイル５に共通なレコー
ドの構成を示す構成図である。会話型初回タスク３はオ
ンラインファイル５上の必要レコードを読み出すと、デ
ータベース更新カウンタ８と他タスク更新禁止フラグ９
の内容をファイル制御手段６に読み込み、ファイル更新
が現在禁止されているか否かのチエツクを行い、更新禁
止中であればその内容をオンライン画面上に表示し、ま
た、更新が禁止されていない場合には他タスクからの更
新を許可する。更新を禁止する場合は他タスク更新禁止
フラグ９をオンとし、許可する場合はそのまま終了する
。会話型初回タスク３の終了時にデータ保存手段２は必
要データをデータ保存エリア１に保存する。会話型継続
タスク４が稼動すると、データ保存手段２は保存したデ
ータをファイル制御手段６内に移送する。

オンラインファイル５のレコード更新時にファイル制御
手段６はデータベース更新カウンタ８の番号と実レコー
ドの更新番号が一致しているか否かのチエツクを行い、
一致していればデータベース更新カウンタ８の番号を＋
１する。一致していないときは、その内容をオンライン
画面上に表示する。また、他タスク更新禁止フラグ９が
オンのときはレコードの更新時にその内容をオフにする
。

〔発明の効果〕

本発明は、以上説明したように、会話型オンラインシス
テムでのファイルの排他制御を幅広く自由にしかも簡単
に行うことができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施例の構成を示すブロック構成図。 第２図はオンラインファイル上のレコードの構造を示す
構成図。 １・・・データ保存エリア、２・・・データ保存手段、
３・・・会話型初回タスク、４・・・会話型継続タスク
、５・・・オンラインファイル、６・・・ファイル制御
手段、７・・・レコード、８・・・データベース更新カ
ウンタ、９・・・他タスク更新禁止フラグ、１０・・・
共通情報、１１・・・業務情報。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、業務情報を含むレコードが格納されたオンラインフ
   ァイルに結合された複数のタスクのそれぞれに含まれ、
   レコードの共通情報に含まれる他タスク更新禁止フラグ
   の状態値に基づきひとつのタスクによる業務情報の更新
   中に他のタスクによるこの業務情報の更新を一時禁止す
   るファイル制御手段を有するファイル排他制御方式にお
   いて、ひとつのタスクによるレコードの更新終了時にこ
   のタスクに係わるファイル制御手段上のファイル制御情
   報を記憶する記憶手段と、 上記ファイル制御手段からこのファイル制御手段による
   更新終了時にこのファイル制御手段上のファイル制御情
   報を抽出して上記記憶手段に与え、このファイル制御手
   段に係るタスクに継続するタスクの稼動時にこのファイ
   ル制御情報をこの継続するタスクに係わるファイル制御
   手段に与えるデータ保存手段と を備えたことを特徴とするファイル排他制御方式。