JPH02114192A - 長尺物の放射線量検査装置 - Google Patents

長尺物の放射線量検査装置

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JPH02114192A
JPH02114192A JP26786588A JP26786588A JPH02114192A JP H02114192 A JPH02114192 A JP H02114192A JP 26786588 A JP26786588 A JP 26786588A JP 26786588 A JP26786588 A JP 26786588A JP H02114192 A JPH02114192 A JP H02114192A
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隆司 岡
Shigeo Higuchi
樋口 重雄
Haruki Miura
三浦 治樹
Tomoyuki Tagaya
多賀谷 知行
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は長尺物の放射線量検査装置に係り、特に原子力
発電所の定検作業に使用した足場用パイプ等に付着した
放射能汚染量を検査するのに好適な長尺物の放射線量検
査装置に関する。
〔従来の技術〕
原子力発電所での定検作業では作茨用に多数の足場が必
要である。この足場には通常鋼管製足場パイプが多数用
いられる。
足場パイプは放射能が付着して汚染される可能性がある
ため、定検作業終了時には必要に応じて洗浄し、汚染程
度を検査している。
検査の結果、汚染程度が規定値以下の足場パイプは他の
工事に転用し、規定値以上のものは再洗浄あるいは所定
処理のうえ処分している。
この種足場パイプの放射能汚染量の検査装置としては、
従来検出器を固定し、足場パイプ等の長尺物を工水ずつ
軸方向に移動して検査していた。
この場合検出器の入側と出側にそれぞれ長尺物の全長と
路間−の長さを有する搬送設備が必要であった。
しかし該検査作業は狭隘な場所で行なう場合が多く、上
記装置では全長が長くなりスペース的に欠点があった。
又、長尺物は外周の上、下面を検査する必要があるため
、・・ンドリンク装置で長尺物を掴んで回転させたり、
あるいは長尺物の上面に回転ローラ装置を設け、この回
転ローラを長尺物に押し付けて回転させていた。しかし
該回転装置は長尺物を1本ずつでしか処理できず、複数
本を同時に処理する場合には装置の構造が複雑となる欠
点があった。
さらに、従来の検査装置では検出器によって汚染品が検
出された場合、ランプあるいはブザー等によシ表示され
るが、汚染品である長尺物自体へのマーキングは検査員
がその都度検査作莢を中断して描き込んでいた。このだ
め検査効率が低下する欠点があった。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は上記従来技術の欠点を解消し、設置スペースが
少なく、構造が簡単で、しかも検査効率の良い長尺物の
放射線量検査装置を提供することにある。
〔課題を解決するだめの手段〕
本発明は断面が円形で長さが不定の長尺物を略水平状に
複数本並列で、しかも一端部を揃えた状態で周方向へ回
転可能に載置する架台と、この架台の一端に設けた前記
長尺物の周方向回転手段と、前記長尺物を上方から走査
可能な放射線量検出器とから構成したものである。
又、前記長尺物の周方向回転手段として、前記長尺物の
一端部に周接する駆動ローラの外周を永久磁石リングで
構成するとより0 さらに、前記長尺物の周方向回転手段を備えたフレーム
に、前記放射線量検出器からアウトプットされた測定結
果に基すいて、合格又は不合格の識別マークを前記長尺
物の一端部の外周に表示する装置を設けることが好まし
い。
〔作 用〕
長尺物を複数本並列で、しかも周方向へ回転可能に載置
する架台と、この架台の一端に長尺物の周方向回転手段
を設けたことで、複数本の長尺物を1台の回転手段で架
台上に載置した状態で同時に回転することができる。又
、放射線量検出器が架台上に載置した複数本の長尺物の
上方から走査することで、長尺物自体を軸方向へ移動す
る必要がなく、長尺物の搬送設備が不要となる。
従って設置スペースの縮少化が図れると共に、複数本の
長尺物を同時に測定できるので、検査効率が上がる。さ
らに、駆動ローラの外周を永久磁石リングとしたことで
磁性を有する長尺物に対して、回転力の伝達が確実にな
ると共に、回転中の長尺物が軸方向ヘズレるのを防止で
き、一端部の揃った状態を維持できる。
そして、長尺物の一端部を揃えた状態で架台上に載置し
たことで、回転手段も架台の一端に設けるのみでよく、
複数本の長尺物に対して同時に回転力の伝達ができる。
さらに検出結果データに基ずく合格、不合格の識別マー
クを長尺物の一端に表示できる装置を設けたことで、検
査員が長尺物自体に直接マーキングする必要がなく、検
査効率が向上する。
〔実施例〕
以下図面を参照して本発明の一実施例の説明をする。
第1図は本発明の一実施例を示す全体平面図、第2図は
第1図のA−A矢視断面図、第3図は第1図のB−B矢
視断面図である。
本実施例は第1図に示すように2本の平行したフレーム
1)上に直交して複数本の受は梁12を配設する。受は
梁12上に長尺物としての足場パイプ13を並列に載置
する。受は梁12の上面如は足場パイプ13の並列間隔
pに合致した位置にサポートローラ14が取付けられて
いる。これらフレーム1)と受は梁12とサポートロー
ラ14とで架台15を構成している。サポートローラ1
4は第2図に示すように、足場パイプ13が周方向にス
ムーズに回転できるようベアリング付ローラとしである
。フレームll上の一端部には回転手段としての駆動ロ
ーラ16と駆動装置17が駆動ベース18上に取付けで
ある。駆動ローラ16は第3図に示すように1本の足場
パイプ13を2本の駆動ローラ16間の上部に載せて挾
み込むように支持する。この駆動ローラ16と上記サポ
ートロー214とにより足場パイプ13は架台15上で
回転可能に載置される。さらに駆動ローラ16は足場パ
イプ13との接触面である外周面16aが永久磁石リン
グ19となっていて、足場パイプ13と磁着している。
永久磁石リング19め極性は第5図にその一例を示すが
、外側がN極、内側がS極となっている。
なお極性はこの反対でも、あるいは、円周方向にN極と
S極が区分されて、隣接するよう配列させてもよい。
駆動ローラ16の外周を永久磁石リング19としたこと
で、磁性を有する砧場パイプL・3′を磁着して回転力
の伝達が確実になると共に、足場パ゛イ・プ13の断面
が真円でなくても磁力により回転力の伝達がスムーズに
なる。
複数の駆動ローラ16は駆動装置17の回転力をチェー
ン28又は段付ベルト(図示なし)を介して駆動され、
これら駆動部が、駆動ローラ16に載置した足場パイプ
13の上面部より上方にはみ出ないようにして、後述す
る放射線量検出器21が足場パイプ13上を移動して走
査する際の障害とならぬよう配慮しである。
一方、フレーム1)に沿って架構20があり、との架構
20上に放射線量検出器21が足場バイブ13上を軸方
向に往復移動できるように懸架しである。
放射線量検出器21内には図示せぬ往復移動機構と複数
本の並列した足場パイプ13の各々に対して各2個宛の
検出器21aが複数組内蔵しである。1組の検出器21
aは第4図に示すように断面が円形である足場パイプ1
3に近接して斜度上から直交するよう罠配設してあり、
足場パイプ13の表面から発生する放射線量を測定する
さらに、放射線量検出器21には検出表示ランプ22と
測定結果のデータプリンタ23が備えである。捻出表示
ランプ22は検出器21aが走査している段階で規定値
以上に汚染された部分を検出すると点灯するようになっ
ている。測定結果のデータプリンタ23は例えば第6図
に示すようなシート24がプリントアウトされる。シー
ト24の内容を説明すると、煮欄は複数本の並列した足
場パイプ13の1水死の品番である。図示で煮欄の右欄
の測定結果欄は品番2の行の場合、4段になっている最
上段は第4図で示す足場パイプ13の範囲13&部分の
測定結果であり、以下2段目、3段目、4段目は範囲1
3b、1:l、13d部分の測定結果を示している。
次に各段毎に破線で示されている個々の線分は足場パイ
プ13の全長を所定区間毎に測定したもので、単に線分
のみで示された区間は規定値以下の汚染であり、線分の
始点が黒点印字されている区間は規定値以上に汚染され
ていることを示している。
次に第3図に示すように駆動ベース18の足場パイプ1
3の直下には複数個の識別マーカ25が取付けである。
識別マーカ25は2色のサインペン26で構成されて苦
り、検出器21aからの信号により自動的に上下作動す
るようになっている。
検出器21aで足場パイプ13の全範囲13a。
13b、13C,13dの測定が完了し、上記シート2
4で説明した1箇所でも線分に黒点が印字された汚染足
場パイプ13があると、2色のサインヘン26のウチ例
えば赤色のサインペン26が上昇して足場パイプ13の
外周面に接触し、足場パイプ13を回転すると第7図に
示すようなリング状の識別マーク27が描かれる。一方
上記シート24の測定結果欄が全て単に線分のみで示さ
れた非汚染足場パイプ13の場合は、2色のサインペン
26のうち例えば緑色のサインペン26が上昇して上記
と同様で色が異なるリング状の識別マーク27が足場パ
イプ13外周面に描かれる。
ここで赤色のリング状の識別マーク27が描かれた足場
パイプ13を不合格品、緑色のリング状の職別マーク2
7が描かれた足場パイプ13を合格品と呼ぶ。又、サイ
ンペン26が上昇して足場パイプ13の外周面に接する
際はいくらかの押付力が足場パイプ13に加わるが、足
場パイプ13は駆動ローラ16の外周面16aの永久磁
石リング19と磁着しているため、足場パイプ13が浮
き上がることはない。
次に本実施例の使用方法を説明する。
検査対象の足場バイブ13複数本(第1図では5本)を
人力により架台15の受は梁12のサポートローラ14
上に並列に載置する。この際足場パイプ13の一端部1
361は揃えて駆動ローラ16上に載せる。複数本の足
場パイプ13の長さは適宜組み合せても構わないが、で
きるだけ似た長さの足場パイプ13を載置した方が検査
効率が上がる。
足場パイプ13を載置し終ったら、放射線量検出器21
を待期場所(通常は駆動装置17上)からスタートさせ
、まず足場パイプ13上面の範囲taa、t3b部分の
放射線量を走査し、測定する。上面の測定が終了したら
放射線量検出器21を一旦停止させ、駆動装置17を起
動して、駆動ローラ16を回転し、足場パイプ13を1
80度反転させ、下面を上面にする。そして再び放射線
量検出器21をスタートさせ、足場パイプ13の範囲1
3C1)3d部分の放射線量を走査し、測定する。上記
一連の測定中、規定値以上に汚染されている部分がある
と、検出表示ランプ22が点灯する。そしてデータプリ
ンタ23のシート24中の線分に黒点が印字される。測
定が完了すると、識別マーカ25によシ足場パイプ13
の一端部131)1の周囲に合格、不合格の識別マーク
27が描かれ、シート24がプリントアウトされる。以
上一連の動作が完了したら、再び人力により架台15上
に載置した足場パイプ13を取シ除き、合格、不合格別
に片付ける。そして次の検査対象の足場パイプ13を架
台15上に載置し、上記操作をくり返す。
以上説明したように本実施例によれば、複数本の足場パ
イプ13を並列に載置したま\、放射線量検出器21を
足場パイプ13の軸方向に往復移動して走査するので、
足場パイプ13の搬送設備が不要となり、検査装置全体
の設置スペースを少なくすることができると共に、複数
本の足場ノζイブ13を同時に測定することができる。
又、駆動ローラ16と駆動装置17により複数本つ足場
パイプ13を架台15上に載置したま\の状態で回転す
ることかできる。
さらに駆動ローラ16の外周を永久磁石リング19とし
たことで、磁性を有する足場パイプ13に対しても回転
力の伝達が確実となる。又サインペン26が足場パイプ
13の下面に接触して、押付力が足場パイプ13に作用
しても足場ノくイブ13が浮き上ることがない。
又、放射線量検出器21に検出表示ランプ22と検出結
果のデータプリンタ23を備えたことで、検査者の検査
中の労力が軽減されると共に、検査者が汚染箇所を見逃
がすことがない。さらに駆動ペース18に識別マーカ2
5を取付けたことで、足場パイプ13の放射能汚染によ
る合格、不合格の識別が容易になる。
なお、本実施例では検査対象の長尺物として足場パイプ
13を例にして説明したが、その他のもの、例えば丸棒
、鋼管等でも適用できる。
又、本実施例では架構20上面を角型レールとしたが、
この部分は丸型レールとして、現場にある足場パイプを
流用してもよい。
さらに、本実施例では識別マーカ25をサインペン26
による塗装マークとしたが、マーキングは他の方法、例
えばインクジェットノズルによる吹付は方式としてもよ
い。又、本実施例では識別マーカ25を足場パイプ13
の直下の駆動ベース18上に設けたが、足場パイプ13
の横で、受は梁12上に設けてもよい。
さらに、本実施例ではデータプリンタ23のシート24
のプリントアウト様式を第6図に示すような方式とした
が、プリントアウト様式は第6図に規定されるものでな
く、目的を達するのであれば他の様式でもよい。
〔発明の効果〕
本発明は上述のように構成されているので、次に記す効
果がある。
複数本の長尺物を架台上に並列状に載置し、放射線量検
出器を長尺物の軸方向へ往復移動して走査することによ
り、長尺物の搬送設備が不要となり、装置全体の設置ス
ペースを少なくすることができると共に、複数本同時に
測定できるので、検査効率が向上する。又、架台の一端
に長尺物の周方向回転手段を設けたことにより、長尺物
を架台上に載置したま\の状態で、複数本の長尺物を簡
単な機構で同時に回転することができる。さらに回転手
段である駆動ローラの外周を永久磁石リングとしたこと
により、磁°性を有する長尺物について回転力の伝達が
確実になる。又、識別マークを表示する装置を設けたこ
とにより、検査員が検出作業を中断して、長尺物自体に
マーキングする必要がなく、検査効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す全体平面図、第2図は
第1図のA−A矢視断面図、第3図(d第1図のB−B
矢視断面図、第4図は実施例に係る検出器の検査姿勢を
示す側面図、第5図は実施例に係る永久磁石リングの極
性を示す側面図、第6図は実施例に係るデータプリンタ
のプリントアウト様式を示す説明図、第7図は実施例に
係る識別マークを示す斜視図である。 1)・・・フレーム、     12・・・受ケ梁。 13・・・足場パイプ、  14・・・サポートローラ
。 15・・・架 台、     16・・・駆動ローラ。 17・・・1駆動装置、   19・・・永久磁石リン
グ。 21・・・放射線量検出器、21a・・・検出器。 22・・・検出表示ランプ、23・・・データプリンタ
。 25・・・識別マーカ。 特許出願人    日立プランl設株式会社第1図 第2図 第3図 1)−IL−ム    12−1ni    13r−
44n°(q・14・−・す’f−ト0−〕    1
5・−1色台    16−・!%W1り0−)17°
−9!718!    19−tJ)tiJIJシJ)
−21−a’R1JL’H會出名ト21a・−・捜出1
ミ      22゛・ に1市表vジ1”   23
1°チータフ・リシク25・1市」(1マーカ 第4図 第6図 5e

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)断面が円形で長さが不定の長尺物を略水平状に複
    数本並列で、しかも一端部を揃えた状態で周方向へ回転
    可能に載置する架台と、この架台の一端に設けた前記長
    尺物の周方向回転手段と、前記長尺物を上方から走査可
    能な放射線量検出器とから構成したことを特徴とする長
    尺物の放射線量検査装置。
  2. (2)前記長尺物の周方向回転手段として、前記長尺物
    の一端部に周接する駆動ローラの外周を永久磁石リング
    で構成したことを特徴とする請求項(1)記載の長尺物
    の放射線量検査装置。
  3. (3)前記長尺物の周方向回転手段を備えたフレームに
    、前記放射線量検出器からアウトプットされた測定結果
    に基ずいて合格又は不合格の識別マークを前記長尺物の
    一端部の外周に表示する装置を設けたことを特徴とする
    請求項(1)又は(2)記載の長尺物の放射線量検査装
    置。
JP26786588A 1988-10-24 1988-10-24 長尺物の放射線量検査装置 Granted JPH02114192A (ja)

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JP26786588A JPH02114192A (ja) 1988-10-24 1988-10-24 長尺物の放射線量検査装置

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JP26786588A JPH02114192A (ja) 1988-10-24 1988-10-24 長尺物の放射線量検査装置

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JPH02114192A true JPH02114192A (ja) 1990-04-26
JPH0553393B2 JPH0553393B2 (ja) 1993-08-09

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JPH0553393B2 (ja) 1993-08-09

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