JPH02113868A - 甘味料 - Google Patents

甘味料

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JPH02113868A
JPH02113868A JP63266089A JP26608988A JPH02113868A JP H02113868 A JPH02113868 A JP H02113868A JP 63266089 A JP63266089 A JP 63266089A JP 26608988 A JP26608988 A JP 26608988A JP H02113868 A JPH02113868 A JP H02113868A
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JP
Japan
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sucrose
parts
carbon
glucosyl group
added
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JP63266089A
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English (en)
Inventor
Hirohiko Takeda
裕彦 竹田
Toshio Shimizu
俊雄 清水
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ショ糖のグルコース残基の6位の炭素にグル
コシル基の1位の炭素がα−グルコシド結合で結合した
三11を含有する甘味料に関する。
(従来の技術) 従来、シamはその良質な甘味とボディ感、結晶性等々
の優れた特性を生かして広く菓子、食品に応用されてい
る。
しかしながら、ショ糖は口中微生物によって、生産され
るデキストランシュークラーゼのitとなり、この結果
、ショ糖を連続採取すると日中に不溶性デキストランが
多量に生成し、歯垢形成が促進されるので、虫歯誘発の
原因になると言われている。よって、非う触性または抗
う触性の糖質甘味料の検索が行われ、カップリングシュ
ガーバラチノース等の糖類が開発されたが、抗う触性に
ついては必ずしも満足させるものではなかった〔澱粉科
学、第34巻、第1号、p75−82(1987)i食
品工業、第26巻、第8号5p25−32 (1983
))。
一方、ショ糖のグルコース残基の6位の炭素にグルコシ
ル基の1位の炭素がα−グルコシド結合で結合した三l
!’!(以下、チアンブロースと呼ぶ)は、抗う触性を
有することが知られていた(J、Dental Res
、、 63 1293 (1984))。
しかしながら、チアンブロースの甘味料としての利用可
能性についての知見は全くなかった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明者らは、シー!糖のもつ優れた性質を生かしつつ
、抗う触性のシー!糖関連糖質について鋭意検討した結
果、チアンブロース(Theanderose )がう
触性の少ない甘味料として使用できることを見出し、本
発明を完成した。
すなわち、本発明は、ショ糖のグルコース残基の6位の
炭素にグルコシル基の1位の炭素がα−グルコシド結合
で結合した三糖類を含有することを特徴とする甘味料で
ある。
(課題を解決するための手段) チアンブロースは、シー!糖のグルコース残基の6位の
炭素にグルコシル基の1位の炭素がα−グルコシド結合
した三iF[であり、ショ糖とグルコシル基供与体とに
α−グルコシダーゼを作用させて得られる。この反応系
から、たとえば、カーボンクロマトグラフィー、イオン
交換クロマトグラフィー等の手段でチアンブロースを単
離できるが、実用的には、原料であるショ糖と反応の副
生成物であるグルコースとが混入したものを用いてよい
さらに、チアンブロース(上記混入物を含むチアンブロ
ース)に、非う触性または低う蝕性を失わない範囲でシ
ョ糖、グルコース、ガラクトース、フラクトース、ラク
トース等の糖類ならびにソルビトール、マンニトール、
マルチト−ル等の糖アルコールならびにアスパルテーム
、グリチルリチン、レバウリオシド、デヒドロカルコン
、ステビオシト等の高度甘味料を添加して用いることが
できる。
グルコシル基供与体からショ糖のグルコース残基の6位
の炭素へのグルコシル基の転移反応は、α−グルコシダ
ーゼとグルコシル基供与体とショ糖とを媒体中で共存せ
しめることにより行う。ここで言うα−グルコシダーゼ
とは、グルコシル基供与体に作用してグルコース残基と
グルコース残基とのα−1,4−グルコシド結合を切断
した後、そのグルコシル基をシー!糖のグルコース残基
の6位の炭素に転移してチアンブロースを生成する作用
を存する菌体または菌体抽出物を意味し、菌体とは、微
生物を培養した培地中に存在する菌体および培地から常
法にしたがって一旦分離された菌体の両者を意味する。
また、菌体抽出物とは、菌体破砕物、常法にしたがって
部分生成された上述のグルコシル基転移活性を有する酵
素含有物を意味する。
本α−グルコシダーゼは、ムコール(Mucor)属に
属する微生物を培養することにより得ることができる。
この属に属し、グルコシル基供与体からショ糖のグルコ
ース残基の6位の炭素にグルコシル基を転移させること
ができる活性を有する微生物であれば、全ての菌株を本
発明に使用することができる。この代表例として、例え
ば、ムコール゛ジャバニカス(Mucor javan
icus) I F O4570を挙げることができる
。この菌株は、財団法人 発酵研究所(Institu
te of FermentaLion、 0saka
)から入手することができる。
本発明において、使用することのできる培地としては、
前述微生物が培養により増殖できるものであれば、任意
の天然培地または合成培地でよい。
たとえば、炭素源としては、ブドウ塘、糖蜜、ショ糖、
デンプン、デンプン糖化液、セルロース分解物等が用い
られる。窒素源としては、アンモニア、硫安、硝安、燐
安等のアンモニア塩や尿素、硝酸塩類等が適宜用いられ
る。無機塩としては、燐酸、カリウム、マグネシウム等
の塩類、例えば、燐酸アンモニウム、燐酸カリ、燐酸ソ
ーダ、硫酸マグネシウム等の通常の工業用薬品でよく、
他に微量元素を加えてもよい。また微量有機栄養素とし
て、ビタミン類、アミノ酸、核酸関連物質等は、菌の生
育上は特別に必要とするものではないが、これらを添加
したり、コーンスチーブリ力−(C。
rn 5teep 1iquor)、肉エキス、酵母エ
キス、ペプトン等の有機物を加えてもよい。これらの培
地は、液体培地、固体培地のいずれの形でも使用するこ
とができる。代表的な培地組成としては、例えば、可溶
性デンプン4g、コーンスチーブリ力−(p1イ 5.
   3 〜 pH5,8)   3  g、   N
aNOs    0.5g  、、  KHzPO40
,1g SMgSO4・7HzOO,05g 、 MC
I  0.05gからなる天然培地(各成分を蒸留水に
溶解して1!とする。)が挙げられる。
培養は、振盪、通気攪拌等による好気条件で行うのが好
ましいが、静置状態で行うこともできる。
培養温度は、20°Cから35°Cの範囲が可能で、3
0’C付近が好ましい。培養中のpHは、4〜8とする
ことが可能で、好ましくはpH5付近である。
前述のグルコシル基転移反応の媒体とは、微生物を培養
した培地、緩衝液たとえば燐酸緩衝液、酢酸緩衝液を挙
げることができる。グルコシル基供与体とは、グルコシ
ル基がグルコシド結合した二糖以上のオリゴ糖および多
糖類であり、たとえば、可溶性デンプン、デンプン部分
可水分解物、アミロース、マルトース、マルトトリオー
ス、マルトテトラオース等が挙げられる。本糖転移反応
のpHは、3〜9までが可能で、好ましくはpH5前後
である。同反応温度は、20°Cから70゛Cが可能で
、好ましくは50°C前後である。
(発明の効果) 抗う触性を有するチアンブロースを、本発明により甘味
料として利用することができる。さらに、このような甘
味料を用いた飲食物にあっては、従来から用いられてい
る糖類や媚アルコール類を用いた飲食物に比較して、非
う触性または低う触性の飲食物を提供できるものである
(実施例) 以下、本発明を具体的に説明するために実施例を挙げて
説明するが、本発明は、これらの実施例により限定され
るものではない。
実施例1 本実施例は、ムコール・ジャバニカス(Mucorja
vanicus) I F 0 4570の細胞抽出液
を用いて、可溶性デンプンからショ糖にグルコシル基を
転移させて、チアンブロースを取得し、甘味度を評価し
た例である。
(1)  Ljavanicus  I F O457
0からの細胞抽出液の調製 財団法人 発酵研究所より分譲を受けたM、 java
nicus  I F O4570を、100dの天然
培地〔可溶性デンプン4g、コーンスチーブリ力−(p
H5,5〜pH5゜8) 3 gSNaNOt  0−
5g1KH2PO40,1g、門gsO4・711zo
  0.05 g 、 KCl0.05 gを蒸留水に
溶解して1!とする。〕の500rdフラスコ中で、3
0°Cで2日間振盪培養した。
同培養液5淑を、100dの前記天然培地を入れた5 
00 mlフラスコに移植して、30°Cで2日間振盪
培養した。同方法で培養したフラスコ300本から濾過
により集菌し、脱イオン水で洗浄後−20°Cで保存し
た。同菌体を尿素4Mを含んだ1ト4酢酸緩衝液(pH
5,3)5.11に懸濁し、30°Cで48時間抽出し
た。同抽出液より濾過により菌体残渣を除去した後、同
濾過液をO′Cに冷却した。次に同、!!!過液に、−
20’Cに冷却したアセトンを50%(V/ν)になる
まで攪拌しながら添加した。同液から遠心分離により沈
澱を除去した後、1.M  CaCIz水溶液を1.4
5d添加した。
同抽出液・にポリエチレングリコール6000ヲ、20
%(ν/ト)まで添加した後、4 ”Cで1時間静置し
、生じた沈澱を遠心分離し、0.05M酢酸緩衝液(p
H5,3)50−に溶解し、同液を細胞抽出液として以
後の操作に用いた。
(2)  チアンブロースの8周製 可溶性デンプン3%(w/v) 、シー!塘17%を含
む0.05M酢酸緩衝液(pH5)ifに、M、jav
anicus  I F O4570由来の細胞抽出液
0゜1m!〔前記実施例1(1)で取得した細胞抽出液
〕を加えて、50゛Cで六時間反応させた。同反応液を
メンブレン(ボアーサイズ0.22μm)濾過した後、
液体クロマトグラフィー装置〔ウォーターズM600マ
ルチソルベント送液システム、ウォーターズR−403
型偏光指差屈折計、ウォータースNlI2カラム、溶媒
ニアセトニトリル−水(65:35))を用いて、チア
ンブロース分画を分取し、減圧濃縮後、凍結乾燥により
、チアンブロースの白色粉末16.7gを取得した。
(3)チアンブロースの甘味度試験 ショ糖の0.5%、1%、2%、3%、4%、5%の各
水溶液に対して、チアンブロース5%の水溶液の甘味度
を、9人のパネラ−により評価した。その結果、表−1
に示すように、チアンブロースの甘味度は、シー!糖の
約2割であった。
表−1 実施例2 組 成  チアンブロース   3部 ショ糖       3部 ゼラチン      1部 水           24部 上記成分を、均一に加熱溶解した時点で、片に流し込み
、冷却固化した。このゼリーは、適度な硬さを示し、さ
れやかな甘味を有していた。
実施例3 組 成  チアンブロース   6部 ショ糖       6部 リンゴ      20部 レモン汁       1部 サラダ油      1滴 上記に示した配合比で、先ず、リンゴを皮ごとすりつぶ
し、これに他成分を添加混合して、電子レンジで強く加
熱(目盛り:強、時間:io、s分)した。加熱後、ね
ばりが出るまで、さばいた。
このリンゴジャムは、適度な舌ざわりと甘味を有してい
た。
実施例4 組 成  チアンブロース  15部 シg糖      15部 生あん      15部 食塩        0.02部 水           48部 上記に示した配合比で、 先ず鍋に生あんと水を入れ均
一に混合した後、加熱をはじめ、チアンブロース、シー
!糖、食塩を添加して、よく攪拌しながら、水分がなく
なって、適当な硬さになるまで、煮つめた。このあんこ
は、適度な舌ざわりとされやかな甘味を有していた。
実施例5 組 成  チアンブロース   2部 ショ糖       1部 水飴        1部 上記成分を加熱溶融し、均一に溶融した時点で型に流し
込み、冷却固化した。これをIC1!角の立方体に切断
してキャンディブロンクとした。このキャンデーは、保
形性を有し、されやかな甘味の質を有していた。
実施例6 組 成  チアンブロース   5部 ショ糖       5部 バター       8部 卵             6部 薄刃粉      20部 上記に示した配合比で、先ずバターを白っぽくなるまで
攪拌した後、チアンブロース、ショ糖を3回に分けて添
加混合した。次に、卵を加えて混合した後、薄力粉を添
加して、均一になるまで混合した。ランプをかけて、冷
蔵庫中に30分装いた後、アルミホイルを敷いたオーフ
ン皿に、得られた混合物を適当な大きさで置き、I 6
0 ’Cに加熱したオーブンの上段に入れて、20分間
焼いた。
このクツキーは、適度な歯ざわりと甘味を有していた。
実施例7 組 成  チアンブロース     20部ショを唐 
          20部アスコルビン酸     
 1部 アスコルビン酸ナトリウム 1部 水              400部上記に示した
配合比で各成分を混合し、全成分を溶解した。このビタ
ミンC飲料は、適度な酸味と甘味を有していた。
(ほか1名)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ショ糖のグルコース残基の6位の炭素にグルコシル基の
    1位の炭素がα−グルコシド結合で結合した三糖類を含
    有することを特徴とする甘味料。
JP63266089A 1988-10-24 1988-10-24 甘味料 Pending JPH02113868A (ja)

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