JPH02113867A - 甘味料の製造法 - Google Patents

甘味料の製造法

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JPH02113867A
JPH02113867A JP63264009A JP26400988A JPH02113867A JP H02113867 A JPH02113867 A JP H02113867A JP 63264009 A JP63264009 A JP 63264009A JP 26400988 A JP26400988 A JP 26400988A JP H02113867 A JPH02113867 A JP H02113867A
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glucose
lactose
galactose
reaction
sweetener
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JP63264009A
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Yoichi Kobayashi
洋一 小林
Keisuke Matsumoto
圭介 松本
Tatsuhiko Suga
辰彦 菅
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Yakult Honsha Co Ltd
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Yakult Honsha Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、乳糖から甘味料を製造する方法に関するもの
である。
〔従来の技術〕
酪農産業において牛乳、やぎ乳などからバター、チーズ
、カゼイン蛋白質、ホエー蛋白質等を製造する場合には
、副産物として大量のホエーが得られる。その量は、チ
ーズホエーだけでも世界で1億トンにのぼると推定され
ている。しかしながら、そのうち有効に利用されている
のは全体の5%にも満たない。残りはホエーのまま廃棄
されているのが実情であって、これによる環境汚染は、
酪農国においては深刻な問題となっている。したがって
、ホエーなかんづくその固形分の約80%を占める乳糖
の有効利用は、酪農国において未利用資源の活用と環境
問題解決の二つの観点から重要な課題となっている。
従来、ホエーまたはその乳糖の利用法としては、飲食品
や医薬品への添加、シロップ状甘味料等の製造等があっ
た。このうち、甘味料の製造は、ショ糖に対する相対甘
味度が0.2しかないため甘味料としては無価値な乳糖
を加水分解して、甘味度の高いグルコースとガラクトー
スの混合物を生成させるものである。そのための乳糖加
水分解法としては、酸加水分解法と酵素法がある。前者
は反応に過酷な条件が必要で、高価な設備を必要とする
だけでなく、加水分解生成物の分離tR製もあまり容易
ではないので、近年では、β−ガラクトシダーゼを用い
る酵素法が主流になっている。
しかしながら、酵素法も、反応条件は温和であるとはい
え、加水分解を完全に行うためlこは多量の酵素が必要
であわ、また、副反応の糖転移反応を防止するために乳
糖濃度4〜10%という希薄な状態で反応を行わなけれ
ばならないという問題がある。二のため、反応装置や・
シロップ濃縮装置が大きくなり、濃縮費その他の製造コ
ストが高い。しかも、乳糖を完全に加水分解して等モル
のグルコースとガラクトースを生成させても、到達可能
な甘味度は理論上約0.6が上限であり、得られる甘味
シロップの甘味質も砂糖には遠く及ばず、魅力に乏しい
ものである。
そごで、特開昭50−70535号の発明では、乳糖を
加水分解して得られるシロップにグルコースイソメラー
ゼを作用させてグルコースを甘味の強いフラクトースに
変換することにより、シロップの甘味度と甘味質とを向
上させる方法を提案している。しかしながら、グルコー
スからフラクトースへの変換率は最高でも50%であり
、また、甘味度の低いガラクトースはそのまま残るため
、シロップ全体としての甘味度は通常0.7〜0.8程
度にしか上がらないし、甘味質の向上も顕著なものでは
ない。
グルコースと等量のガラクトースを含んでいる乳糖加水
分解シロップはまた、甘味料としては生理学上も問題の
あるものである。すなわち、ガラクト−スは必須の生体
構成成分ではあるが、摂取したガラクトースをグルコー
スに変換しエネルギー源として利用する代謝機能が欠損
しているガラクトース血症の人にとっては、ガラクトー
スの多量摂取は生命1こかかわる重大疾患につながる。
また、ガラクトース代謝能の低い乳児や老人にとっては
、ガラクトースは白内障の原因物質と考えられており、
その摂取は避けるべきものとされている。
C発明が解決しようとする課題〕 本発明の目的は、乳糖から甘味料を製造する場合におけ
る上述のような問題点を解決し、ガラクトース含有率が
低く、甘味度、甘味質、共にすぐれたシロ・ンフ状甘味
料を乳糖から製造する方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、次のような本発明により達成された。
すなわち、本発明においては、乳糖を分解するだめの酵
素としてガラクトシル転移反応活性を有するβ−ガラク
ト7ダーゼを用いる。それにより、乳糖がらグルコース
とガラクトースを生成させるだけでなく一般弐Gxl−
(Gxl)a−Glc (但し、式中Gllはガラクト
ース残基、Glcはグルコース残基、nは1〜4の整数
)のガラクトオリゴ糖を生成させる。β−ガラクトシダ
ーゼとしてはなるべく転移反応活性が強いものを用い、
乳糖のガラクトース単位ができるだけ高率でガラクトオ
リゴ糖に変換されるようにし、遊離のガラクトースの生
成を抑える。そして、β−ガラクトシダーゼ処理と同時
に、またはその後、グルコースイソメラーゼを作用させ
て、上記β−ガラクトシダーゼ処理により生成したグル
コースの一部を7ラクトースに変換し、最後Iこ反応生
成物より単糖類を採取する。原料乳糖のガラクトース単
位の大部分がガラクトオリゴ糖になるため、得られる単
糖類はガラクトース含有率が低く、グルコースおよびフ
ラクトースが主体となる。
以下、本発明の甘味料製造法について、さらに詳細に説
明する。
乳糖を処理するのに用いるβ−ガラクトシダーゼとして
は、酵母、かび、細菌などから得られたものをいずれも
用いることができるが、上述のようにガラクトシル転移
活性のなるべく高いもの、たとえばブレラ・ンンギュラ
リス、アスペルギルス・オリゼ、バチルス・サーキュラ
ンス、ラクトバチルス・ブルガリクス、ストレプトコア
カス・サーモフィルス等を起源とするβガラクトシダー
ゼが好ましい。
β−ガラクトシダーゼで処理する乳糖は、ホエーまたは
その濃縮液、食品用途に提供されている乳糖またはこれ
らの混合物など、いずれの状態でもよいが、ガラクトシ
ル転移反応は乳糖濃度が高いほど加水分解反応に優先し
て起こり、本発明の目的達成のために好ましい。純粋な
乳糖の常温1こおける溶解度はそれほど高くないが、熱
水中にはよく溶解し、また過飽和状態を生じ易いから、
条件によっては約70%(重量%;以下同じ)またはそ
れ以上の濃度まで溶解させることができる。そして乳糖
濃度が高いほど、酵素が作用可能な温度の上限は高くな
り、反応速度の早い高温処理が可能になる。したがって
、本発明の製造法においては乳糖溶液を酵素が作用可能
な温度範囲内でなるべく高い温度、望ましくは約30〜
70℃に加熱し、乳糖濃度を約10%以上、望ましくは
約20〜65%にして酵素処理を行う。
本発明の製造法におけるβ−ガラクトシダーゼの使用量
は特に制限されるものではないが、乳糖1gに対し約1
〜100単位、望ましくは約3〜50単位とする。
β−ガラクト・シダーゼ処理によって生成したグルコー
スは、グルコースイソメラーゼで処理して甘味度の高い
フラクトースに変換する。グルコースイソメラーゼとし
ては市販品の中から任意のものを選んで用いることがで
きるが、固定化酵素は反応終了後に分離して再使用可能
であり、好ましい。適当な酵素の具体側としては、GO
DO−AGI (合同酒精株式会社)スイートザイム(
ノボ社) 、TOYO−Gl (東洋醸造株式会社)な
どがある。
グルコースイソメラーゼは、β−ガラクトシダーゼ処理
を行う段階から反応混合物中に存在させて、乳糖から生
成するグルコースに直ちに作用させることが望ましい。
この同時反応法によれば、グルコースイソメラーゼによ
る異性化を別の工程として行う逐次反応に比べて反応が
早く進むだけでなく、ガラクトースの転移率が高くなっ
て遊離ガラクトースの生成量が減り、その結果、高収率
でグルコースと7ラクトースを生成させることができる
同時反応が上述のような有利な結果を生む理由は、次の
ように説明することができる。すなわち、転移反応生成
物の一つであるグルコースが逐次フラクトースに変換さ
れて反応系におけるグルコースの蓄積が抑制されること
により、転移反応の平衡は生成物側に移動し、乳糖はよ
り減少し、ガラクトオリゴ糖と単糖類の生成量が増える
。また、グルツース濃度が低い状態に維持されることに
より、グルコースにガラクトースが転移して転移二糖を
生成する確率も低下する。グルコースから生成したフラ
クトースに対しては、ガラクトースの転移は対グルコー
スの場合はどには起こらない。
同時反応の場合、反応条件は2種類の酵素が共に作用可
能なように選定する必要がある。あるいは、好適使用条
件があまり相違しないβ−ガラクトシダーゼとグルコー
スイソメラーゼとを組み合わせる必要がある。
好適条件で反応を開始した場合、反応が進むにつれて反
応系にはグルコース、フラクトースおよびガラクトオリ
ゴ糖がほぼ直線的に増加するが、その後やや複雑な変化
を示し、ガラクトオリゴ糖はある時点から次第に減少す
る。甘味料成分として利用する単糖類はその後も増加す
るが、同時に遊離のガラクトースが急激に増加してくる
。したがって、ガラクトオリゴ糖が最高収率を与える時
点またはその付近で反応を打切れば、ガラクトース含有
率が低い単糖類混合物を好収率で得ることができる。
上述のようにβ−ガラクトンダーゼとグルコースイソ、
メラービとは同時に作用させることが望ましいが、最初
にβ−ガラクト7ダーゼだけを作用させ、該酵素による
処理を終わった後でグルコースイソメラーゼを作用させ
てもよい。この逐次処理は、二つの酵素のそtlぞtl
に最適な条件で酵素処理を行うことができ乙という利点
があるっ逐次処理によっても、原料乳糖のガラクトース
単位の多くはガラクトオリゴ糖に変換され、したがって
ガラクトース含有率の低い糖混合物を得ることかでさる
β−ガラクトシダーゼもグルコースイソメラーゼも、反
応液を約90°C以上で5〜】0分間加熱すれば失活さ
せることができ、それにより酵素反応を停止させること
ができる。固定化酵素を使用した場合は、加熱による失
活を行わずに分離する。
処理後の反応混合物は、そのままでも甘味料として使用
可能であるが、甘味度の低いガラクトオリゴ糖や未反応
の乳糖を除き、単糖類のみを採取する精製を施すことに
より、甘味度、甘味質、ともに優れた甘味料を得ること
ができる。分子量が大輪に相違する単糖類とガラクトオ
リゴ塘と(」、活性炭やイオン交換樹脂を用いるカラム
クロマトグラフィーなど、周知の糖分離手段により容易
に分離することができる。
得られた単糖類画分は、グルコースとフラクト−スをほ
ぼ等置台んでおり、ガラクトース含有率はきわめて低い
。この組成は、澱粉から製造されるブドウ糖果糖液糖と
ほとんど同じであり、甘味度は1.0〜1.2と高く、
甘味の質もきわめて優れている。したがってこの両分は
、そのまま、あるいは適宜濃縮して、上記液糖と同様の
甘味シロップとして広く利用することができる。
なお、精製工程で分離されたガラクトオリゴ糖は、周知
のようにビフィドバクテリウム菌増殖促進因子として有
用なものである。また、未反応の乳糖を多量に含む両分
は、反応原料として再使用することができ、それにより
、新たに投入する原料乳糖基準の収率を向上させること
ができる。
〔発明の効果〕
上述のような本発明の製造法は、乳糖を単に加水分解す
る従来の甘味料製造法と比べると、次のような多くの利
点を有するものである。
■ グルコースとガラクトースの等量混合物を生じる従
来の単純な乳糖加水分解法と違って、フラグ)−スとグ
ルコースとを主体としガラクトース含有率がきわめて低
い単糖類混合物からなる甘味料が得られる。
この甘味料は、従来の製造法によるグルコース/ガラク
トース等量混合物からなるものが甘味度0.6程度の弱
い甘味のものであり、それをグルコースイソメラーゼで
処理したものでも0.7〜0.8程度の甘味度のもので
あったのに対し、1.0〜1.2という、シ!!糖とほ
ぼ同等の甘味度を有するから、ショ糖と同じ感覚で使用
することができるだけでなく、同じ甘味を得るのに必要
な量が従来の製品の約半分ですみ、カロリー過剰摂取を
招くおそれが少ない。また、甘味質の点でも優れており
、ショ糖のそれに近似する良質のものである。そして、
ガラ2)−−ス含有率が低いだけでなく使用量が少なく
てすむことにより、はとんどの場合、ガラクトース過剰
摂取の弊害を懸念する必要はないと言える。したがって
、この甘味料はショ糖代替品として広く利用可能なもの
である。
■ 本発明の製造法による甘味料の低いガラ2)−ス含
を率は、ガラクトシル転移反応を利用することにより達
成されるものであって、分離困難な単糖類間の分離操作
に依存するものではないから、工業的な実施が容易であ
る。
■ 従来の製造法における加水分解型反応に比べて酵素
の使用量が少なくて済み、また、乳糖濃度の高い状態で
反応を行うことができるので、反応装置や濃縮設備が小
さくて済む。当然、熟エネルギー消費も少なくて済み、
製造コストが低い。
■ 甘味シロ7プは、微生物の増殖による変質を防ぐ必
要上、濃縮して保存することが多いが、従来の乳糖加水
分解70ノブでは溶解度の低いガラクトースが多量にあ
って結晶化しやすいため十分濃縮できないなど、取り扱
いや保存の面でも問題があったが、本発明によるものは
、ガラクト−ス含有率が低いことにより、結晶析出の8
それなく十分濃縮して保存することができる。
■ 近年、虫歯予防の観点から砂糖に代わる良質の甘味
料の提供が強く要望されているが、本発明はかかる要請
にも十分応えることのできるものである。また、共界の
酪農国は、産業構造上の理由から砂糖や甘味料原料とし
ての澱粉の大部分を輸入に依存している国が多いが、そ
れらの国で、未利用資源であり環境汚染問題すら起こし
ているホエーを利用して本発明の製法により良質の甘味
料を製造することができれば、それによってもたらさJ
する利益は多大であるう〔実施例〕 以下、実施例を示して本発明を説明する。
実施例1 食品グレードの乳糖4 kgを2.411の温水に溶解
し、これにpH4,5の緩衝液とアスペルギルス・オリ
ゼ由来のβ−ガラクトシダーゼ(ラクターゼ;株式会社
ヤクルト本社′!りを4万単位加えて70℃で2時間反
応させた。その後、反応液を90°Cで10分間加熱し
てβ−ガラクトンダーゼを失活させ、60°Cまで冷却
し、prlを7.sに調整し更に硫酸マグネシウムを濃
度が5mMになるように加えてから、固定化グルコース
イソメラーゼ(GODO−AGI)を3万単位添加し、
16時間反応させた。反応終了後、固定化グルコースイ
ソメラーゼを濾別し、粉末状の活性炭とセライトを加え
て濾過してからイオン交換樹脂を用いて脱塩した。得ら
れた糖液は、固形分濃度60%、固形分の糖組成はガラ
クトオリゴ糖28.4%、二糖類52.4%、グルコー
ス8.0%、フラクトース8.1%、ガラクトース3.
1%であった。この糖液を、クロマトグラフィー用強酸
性陽イオン交換16(脂・ユニビーズUBK−530(
Na形)のカラム(内径35.5mm’、長さ910m
mのステンレス鋼製カラム2本を直列に連結したもの)
を用いて連続的に処理して、ガラン)・オリゴ糖画分、
乳糖画分および単糖類画分に分画した。得られた各糖画
分の収率(原料乳糖に対する重量%)および組成は次の
とおりであった。
単糖類画分乳糖画分オリゴ糖画分 収率(%)   16  55   22グルコース 
(%)   36.9   2.7    0.1フラ
クトース(%)4.3.7   1.9    0.0
ガラクトース(%)  16.4   0.8    
0.0乳M(%)    3.0 79.6  14.
8オリゴM(%)     0.0  15.0   
85.1上記単糖類画分を固形分濃度75%まで濃縮し
て、甘味ンロノブを得た。この甘味料は、くせのない爽
やかな甘味質のもので、甘味度は1.1であった。
回収した乳糖画分(固形分2.3に4)は、濃縮し、次
回の反応の原料として利用した。すなわち、濃縮液に新
たな乳糖を1.7kg加え、上記と同様の酵素処理およ
び分離処理を行なった。このとき、新たに加えた乳糖に
対する単糖類画分の収率は45%であった。
実施例2 食品グレードの乳糖4kgを0.05Mリン酸カリウム
緩衝液(pH6,0)に加えて溶解し、全量を6Ilと
した。これにブレラ・シンギュラリス由来の部分精製酵
素(β−ガラクトシル転移活性を有する)をβ−ガラク
トシダーゼとして3600単位、グルコースイソメラー
ゼ(GO[1O−AG l)を8万単位、1M@酸マグ
ネシウム溶液を331、それぞれ添加し、さらに水を加
えて全量を6.71とした。55℃で撹拌しながら一夜
反応させた後、反応液よりグルコースイソメラーゼを濾
別し、次いで加熱してβ−ガラクトシダーゼを失活させ
た。
得られた酵素処理液に粉末状の活性炭とセライトを加え
て濾過し、更にイオン交換樹脂を用いて脱塩した。
得られた糖液は、固形分濃度60%、固形分の糖組成は
ガラクトオリゴ糖48.1%、二種類32.9%、グル
コース9.1%、フラクトース9.0%、ガラクトース
0.9%であった。この糖液を実施例1の場合と同様の
カラムクロマトグラフィーにより分離して、下記の結果
を得た。
単M類画分乳糖画分オリゴ糖画分 収率(%)   19  30   45グルコース(
%’)   42.7   1.8    0.07ラ
クトース(%’)  49.6   1.0    0
.0ガラクトース(%)   5.0   0.2  
  0.0乳糖(%)    2.7 74.3  9
.9オリゴM(%)     0.0  22.7  
 90.1上記単N類画分をイオン交換樹脂を用いて脱
塩、脱色し、減圧濃縮して、固形分濃度75%のシロ・
ンブを得た。このンロップは無色透明で、くせのない爽
やかな甘味質のものでトリ、甘味度は1.2であった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ガラクトシル転移活性を有するβ−ガラクトシダーゼで
    乳糖を処理してグルコースおよびガラクトースを生成さ
    せるとともに一般式Gal−(Gal)n−Glc(但
    し、式中Galはガラクトース残基、Glcはグルコー
    ス残基、nは1〜4の整数)のガラクトオリゴ糖を生成
    させ、同時に、またはその後、グルコースイソメラーゼ
    を作用させて上記β−ガラクトシダーゼ処理により生成
    したグルコースの一部をフラクトースに変換し、反応生
    成物より単糖類を採取することを特徴とする甘味料の製
    造法。
JP63264009A 1988-10-06 1988-10-21 甘味料の製造法 Pending JPH02113867A (ja)

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US07/416,459 US5032509A (en) 1988-10-06 1989-10-03 Method of preparing galcatooligosaccharide
NZ230882A NZ230882A (en) 1988-10-06 1989-10-03 Preparation of a mixture of related galactooligosaccharides by fermentation of lactose with beta-galactosidase, having sweetening properties
CA002000127A CA2000127C (en) 1988-10-06 1989-10-04 Method of preparing galactooligosaccharides
EP89310244A EP0363214B1 (en) 1988-10-06 1989-10-05 Method of preparing galactooligosaccharides
AU42600/89A AU625421B2 (en) 1988-10-06 1989-10-05 Method of preparing galactooligosaccharides
DE68920814T DE68920814T2 (de) 1988-10-06 1989-10-05 Verfahren zur Herstellung von Galaktooligosacchariden.

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000184878A (ja) * 1998-12-19 2000-07-04 Satoru Tabata 酒類及び甘味食品の製造方法
JP2020010690A (ja) * 2019-08-21 2020-01-23 イチビキ株式会社 麹飲食物・麹調味料の製造方法

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