JPH02111986A - 画像形成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ・−の組　ノ 本発明は、一般に１画像形成装置に関し、特に例えば、
複数の現像鼻を備えた多色電子写真複写装ごを始め、フ
ァクシミリやコンピュータ等の出力部を構成する記録装
置等１種々のカラープリンタのごときカラー画像形成装
置に関する。木明細書においては、多色電子写真複写装
置について説明するが、本発明はこれに限定されるもの
ではない。

差」Ｌの」Ｌ歯 この種の多色電子写真複写ＪＪｃ置にあっては、従来よ
り該装置を改良するために多数の提案が行なわれ、又、
実用に供されている。Ｅｋも代表的なものの１つである
、所謂１回転式現像？ｔ２ｉと称される現像装置をＡ備
した多色電子写真複写装置が第２図に図示される。

第２図に示される従来の多色電子写真複写装置は、回転
自在に軸支されるとともに外周部に静電潜像が形成され
る像担持体、即ち、感光体ドラムｌと、該感光体ドラム
ｌの外周面と対向可能な位置に配置された回転式現像装
置４と、転写手段、即ち１回転自在に軸支された転写ド
ラム５とを有し、更に前記転写ドラム５に対して転写材
を供給する転写材搬送ベルト手段６０が設けられている
。

更に詳述すれば、前記回転式現像装ａ４は、イエロー色
現像剤、マゼンタ色現像剤、シアン色現像剤、ブラック
色現像剤の４色の現像剤を各別に収納する４個の現像器
４Ｙ、４Ｍ、４Ｃ，４Ｂと、これら４個の現像器４Ｙ、
４Ｍ、４Ｃ１４Ｂを保持し且つ回転自在に軸支された略
円柱形状の筺体４ａとから成っている。前記回転式現像
装置４は、筺体の回転によって前記感光体ドラムｌの外
周面と対向する位置に到達した現像器から順に該現像器
が収納している現像剤の色と対応する前記静電潜像の部
位の現像を行なうようになっており、筺体が１回転する
ことによって所謂４色分のフルカラー現像が可能とされ
る。

一方、前記転写ドラム５は、シリンダ５ａ、前記転写ド
ラム５とともに転写手段を構成する転写帯電器５ｂ、転
写材グリッパ５Ｃ１内側帯電器５ｄ、外側帯電器５ｅｔ
−具備しており、前記シリンダ５ａの外周面開口域には
、例えば第１図にて図示するごとき転写材担持シー）５
０１　（例えば。

ＰＥＴ（ポリエチレンテレフタレート）フィルムにて形
成される）が張られている。更に、前述した感光体ドラ
ムｌの外周面近傍には、前記回転式現像装置４、転写ド
ラム５の他に、前記感光体ドラムｌの上方に設けられて
いる像露光系３からの像露光を受ける前の前記感光体ド
ラム１の外周面を、略均−な電位で’Ｙｒ電させるコロ
ナ帯′Ｉｔ器２、ボ１記各現像器４Ｙ〜４Ｂから前記感
光体ドラムｌ外周面上に供給された現像剤の残留トナー
を掻き取り回収するクリーナ６が設けられている。

なお、前記第２図にて示す多色電子写真複写装置には、
上記各種機器類に加えて、更に、前記複写装置本体の第
２図右側下方に、転写材を収容している前記複写装置本
体に対して着脱自在な転写材カセット７が取り付けられ
、転写材搬送ベルト手段６０により転写材を転写手段５
へと供給する。又、装ご内の第２図右側上方には、熱ロ
ーラ定看器９が設けられるとともに、装設本体に対して
η脱自在な排紙用トレイｌＯが取り付けられている。

上述したごとき構成の多色電子写真複写装置によるフル
カラー画像の形成の工程は、以下のようである。まず、
前述したａ′露光系３が駆動されろことにより前記感光
体ドラム１外ＩＭ面上に青の色分解静電ＨＩ像が形成さ
れ、１核静ｔせ潜像は、現像器４Ｙに収納されているイ
エロー色の現像剤にて現像される。一方、前記転写材カ
セット７内の転写材は、前記転写材搬送ベルｈ　、ｐ段
６０にて転写ドラム５方へと搬送され、該転写ドラム５
方へと搬送された転写材は、前記グリッパ５ｃにて把持
される。＠記転写ドラム５が回転すると、それに伴つて
前記感光体ドラムｌ外周面上に形成された可視画像は、
前記転写帯電器５ｂの駆動によりｔｉ７ｉ記転写材上に
転写され、同時に転写材は前記転写材担持シート５０１
に吸着される。

このような動作を、既に公知のフルカラー画像形成方法
に従って、同様にあと３回、即ちマゼンタ、シアン、ブ
ラックの各色について繰り返干。

このようにして４色分の可視画像の転写材への重ね転写
が終了すると、該転写材は転写ドラム５から分離され、
前記熱ローラ定行器９を介して前記トレイ１０に排出さ
れる。

前記転写帯電器５ｂに対して給電される転写電圧の極性
は、例えば前記各現像剤のトナーがマイナスで帯電され
ている場合には、プラスに設定されている。

又、前述した転写工程においては、各色の現像剤によっ
て前記感光体ドラムｌ上に形成される可視画像の転写材
への転写が繰り返される毎に、順次転写１魔が増加する
ようになっているが、これは以下に記載する理由による
ものである。

即ち、まず第１の転写を実行するに際して電流Ｉ、を給
電すると、該電流１．により、第１図にて図示する前述
したごとき転写材担持シート５０１はｖｌに帯電し、前
記感光体ドラムｌ外周面上に形成された可視画像が前記
転写材上に転写される。前記転写材は、前記転写材グリ
ッパ５Ｃによって前記転写材担持シート５０１上に固定
され感光体ドラムｌの回転速度と略等しい回転速度で回
転移動する転写ドラム５の回転移動によって前記感光体
ドラム１の回転に同期して移動する。

感光体ドラムｌから前述のようにして可視画像の転写を
受けた後の転写材は感光体ドラムｌから！ｑ敲するに際
して、近傍の空気を電離する。このとき前述したように
、前記各現像剤のトナーがマイナスの極性で帯電され、
又一方転写電圧の極性がぜラスに設定されていれば、転
写材の感光体ドラムｌ外周面からの剥離によって電離し
た空気のうちマイナスの電荷を帯びたものは転写材表面
に、プラスの電荷を帯びたものは感光体ドラム１外周面
上に夫々付着することとなる。この結果１、転写材上に
付着したマイナスの電荷は前記転写材担持シー）５０１
の裏面にある前記転写電流によるプラス電荷に影響し、
全体として前記転写電流によって形成される転写電界を
弱めるように作用する。

方、前記感光体ドラムｌの外周面から転写材に対して転
写された可視画像を形成するトナー自身もマイナスであ
るので、前述の現像と同じ様に転写電界を弱める。その
ため１次回の転写時に形成される転写電界を補償するよ
うに前記転写帯電器５ｂに供給する転写電流を増加させ
る必要がある。

つまり、転写電流と転写材担持シート５０１の帯・し電
位との１１Ａ係について述べると、転写電圧の極性がプ
ラスに設定されている場合に、２回目の転写詩の転写？
ｔｔ流をＩ２．該転写電流ＩＺによる前記転写材担持シ
ー）５０１の帯電電位をｖ２とすれば、Ｉ、＜Ｉｚ、ｖ
、＜ｖｌとなる０通常、転写材担持シート５０１の帯電
電位ＶｌとＶｌとの間には、ｌ　Ｖｚ　−Ｖ＋　　Ｉ　
≧０．５ＫＶの関係が成立するようにすることが望まし
く、３回目以降の転写時においても前記と同様な関係が
成り立つことが好ましい。

又、低温低湿環境における電荷蓄積の現象に対して、転
写材担持シート５０１の材料を選択することによって解
決する試みがなされている。つまり、転写材相持シー）
５０１には転写時の′電界が強く作用するために誘電率
が高いのが好ましく、一方、ｎ回目の転写時にシートに
蓄積した電荷が次回の転写までにＪ４ｊ減衰するように
体積抵抗は低いのが好ましい。

本発明者等の研究実験の結果によると、斯る転写材担持
シー）５０１としては、更に具体的に言えば、誘電率３
．０−１３．０、体積抵抗１０４１〜１ＯＩ４Ωａｃｍ
、厚み７０〜２００４　ｍの条件のうち少なくとも２つ
の条件を満足する誘電体にて作製されるのが好適であり
、例えばポリフッ化ビニリデン樹１１１１ｉ　（Ｐ　Ｖ
　ｄ　Ｆ　）が好適に使用し得ることが分かった。

が　　　　　　　う　　　　る ところで、従来、上述した転写材相持シート５０１に対
して転写電界を印加するために前記転写帯電器５ｂに供
給される転写？＋！流の値は、予め設定ゴれたＩｉＯ記
多色゛電子写真複写装首の使用温度範囲に亘って常にそ
の変化計が一定になるように調整されていた。

然るに、前記多色電子写真複写装置の設置される環境が
、特に高湿となる高温高湿１境に変化すると、前記複写
装置に使用する転写材（転写材として特に紙を採用した
とき）の体積抵抗が常温。

常湿環境（例えば２３℃、６０％）下の場合と比較して
１７１００位に低下する。又、該転写材担持シート５０
１の体積抵抗も減少する。

そのため、前述した転写電流設定イ６のままで転写を行
なおうとすると、転写電界が強過ぎる場合に発生する。

所謂、転写抜けの現象が起こりゃすくなった。

Ｌ記とは逆に前記多色電子写真複写装置の設着される環
境が、特に低湿となる低温低湿環境に変化すると、前記
転写材たる転写紙の体積抵抗が常温、常湿環境下の場合
と比較して１００倍位に上昇する。又、前述した転写材
担持シー）５０１の体積抵抗も増加する。

従って、ｎ色目の転写電流がｎ＋１色目の転写までに適
量放電されないために電荷が順次蓄積され、前述の転写
電流設定値のままでは転写効率低下による画像不良が発
生しやすいという問題点があった。

４ユ記多色電子写真複写装置について更に詳述すれば、
複写装置における画像形成のシーケンスは１例えば第５
図にて示すことができる。第５図にて示す画像形成のシ
ーケンスにおいて、転写ドラム５は、感光体ドラムｌが
２回転する間に１回転するようになっており、画像露光
、転写帯電の工程は、マゼンタ色トナーＭに対応する画
像、シアン色トナーＣに対応する画像、イエロー色トナ
ーＹに対応する画像、ブラック色トナーＢに対応する画
像の順で実行されるとともに、外側除電内側除電の工程
に関しては、前記最初のマゼンタ色トナーＭに対応する
画像形成のときと前記最後のブラック色トナーＢに対応
する画像形成のときとに夫々実行されるようになってい
る。ここで例えばＡ４判の規格の転写紙を使用する場合
と、Ａ３判の規格の転写紙を使用する場合とを想定する
と、前者が後者の繕の大きさであるために１画像露光の
工程、転写帯電の工程に関して両者を比較すれば、後者
が前者の２倍の時間を必要とするのは当然であり、前記
第５図にも明示されている。

しかしながら、該多色電子写真複写装置により成る規格
（大きさ）の転写紙を用いて連続的に画像形成を行なっ
た後前記転写紙の規格（大きさ）よりも大きい規格（大
きさ）の転写紙を用いて画像形成を行なおうとすると、
以下に２儀するごとき不具合が生じる。

即ち１例えば、前述したように、前記複写装置にてＡ４
判の規格の転写紙を用いて画像形成を行なうと、前記転
写紙の移動方向先端部は、第６図（イ）にて図示する展
開状態を想定した前記転写材担持シート５０１上の線分
ｅ−ｅ’上にくることとなり、又前記転写紙の移動方向
後端部は、前記第６図（イ）の線分ｄ−ｄ　′にくるこ
ととなり、更には前記Ａ４判の転写紙に対して前記感光
体トラム１上の０１視画像を転写するために前記転写帯
゛直奏５ｂから転写紙に対して印加される転写゛、ニ界
は、前記第６図（イ）線分ｃ−ｃ′の位置にてＯＦＦさ
れることとなる。

一方、前記複写装置にてＡ３判の規格の転写紙を用いて
画像形成を行なおうとすると、前記転写紙の移動方向先
端部は、前述したＡ４判の転写紙のそれと同様に前記線
分ｅ−ｅ′ｋにくるものの、前記Ａ３判の転写紙の移動
方向後端部は、前記第６図（イ）の線分ｂ−ｂ′上にく
ることとなり、更には１γ１記Ａ３判の転写紙に対して
前記感光体ドラム１上の可視画像を転写するために前記
転写帯電器５ｂから転写紙に対して印加される転写電界
は、前記第６図（イ）ｖａ分ａ−ａ′の位置にてＯＦＦ
されることとなる。

そこで前述した構成の多色電子写真複写装置により、前
記Ａ４判の転写紙を使用して連続的に画像形成を実施し
ているときの前記転写材担持シート５０１の表面電位は
、ＷＩＪ６図（ロ）にて図示するごと５態様となり、又
、前記Ａ４ｆ４の転写紙を使用する連続的な画像形成が
完了した時点における前記転写材担持シート５０１の表
面１位は、第６図（ハ）にて図示するごとき態様となり
、上記いずれの場合も、線分ｃ−ｃ′を境界線として前
記転写材担持シート５０１の表面電位に段差が生ずるこ
ととなる。

このような前記転写材担持シート５０１上に生じた表面
電位の段差は、前述した転写紙を転写材担持シー）５０
１から分離するに際して前記内側帯電器５ｄ、外側帯電
器５ｅによって行なわれる通常の除電では解消すること
ができなかった。

そのため、上述したＡ４判の転写紙にて連続的な画像形
成を行なった後、引き続きＡ３判の転写紙にて画像形成
を行なおうとすれば、前記Ａ　３　！Ｉ’４の転写紙に
て画像形成を行なったときの前記転写材担持シート５０
１上の表面電位は、第６図（ニ）にて図示するごとく線
分ｃ−ｃ′を境界線として異なることとなり、転写効率
に差が生ずるので、同一の転写紙中の第６図（イ）右半
分と左半分とで濃淡の異なる画像が形成されてしまうと
いう不具合があった。

このような不具合が発生する理由を、転写材担持シー）
５０１としてポリフッ化ビニリデン樹脂（ＰＶｄＦ）を
使用した場合について説明する。

上述のように、ポリフッ化ビニリデン樹脂（ＰＶｄＦ）
フィルムを転写材担持シートとして使用した場合には、
その誘電率の大きさから転写時の電界が大きく且つ有効
に作用し、又、その体積抵抗の低さからｎ回目の転写時
に転写材担持シートに乗った電荷がｎ＋１回目の転写ま
での間に適量減衰するといった利点がある６ しかしながら、第７図に示すポリフッ化ビニリデン樹脂
（ＰＶｄＦ）の温度に対する体積抵抗（ρ）及び誘電率
（（）の変化を示す特性図から理解されるように、温度
の低い燗境においては。

体積抵抗の増加により、先に述べたｎ回目の転写時にシ
ートに乗った電荷がｎ＋１回目の転写までに適量減衰す
る効果が少なくなることが理解される。又、誘電率につ
いても減少する傾向があり転写電界が有効に作用しない
傾向となる。更に口境条件において温度の他に湿度も低
下すると転写材、例えば紙の抵抗も高くなり多重転写効
率も低下する。

上述のように、転写効率を保持するように、転写ごとに
順次転写電流を増加させる方法が提案されているが、本
発明者等の研究実験の結果によると、転写材担持シート
５０１として、体積抵抗が高＜、３Ａ電車の高いフィル
ムを使用した場合には、転写時のＷｒ電が電気的なメモ
リーとしてシートに残り、このメモリーは従来行なわれ
ている転写後の除電によっても取り除くことが困難であ
ることが分かった。

転写時の帯電により生ずるメモリーは、シート内部での
電気的な分極現象であり、コロナによりシートの表裏間
に生ずる電界が一定であれば誘電率が大きい程、分極に
よるメモリーは大さくなる。この分極を転写後の除電又
は転写に先立って行なわれる除電で除くための誘電体に
要求される性質としては体積抵抗が低いことが望よれる
。

体積抵抗が砥い場合にはシート内電荷が除電の際の例え
ばＡＣによる電界変化に効率良く追従し分極を消し去る
ことができる。

しかしながら、一般には装置が使用される全環境にわた
り所望の抵抗値を一定に保つような材料をさがすことは
実質的に困難である。従って転写材担持シートとしては
単一樹脂を用いても、又これらを層状に重ねて成したシ
ートを用いても同様な現象が生ずるものと容易に推察さ
れる。

転写材担持シートとしてポリフッ化ビニリデン樹脂（Ｐ
ＶｄＦ）の代りにポリエチレンテレフタレート　（ＰＥ
Ｔ）フィルムを使用して実験を行なったところ転写画像
は実用に耐え得ないものであり、ポリフッ化ビニリデン
樹１指（ＰＶｄＦ）フィルムが好適であることが分かっ
た。

上述のような不具合を解消するための対策の１つとして
、転写工程において前記転写材担持シー、ト５０１の全
領域に亘って前記転写帯ｒｒＬ器５ｂを駆動せしめ、転
写電界を前記転写材相持シート５０１の全領域に印加す
る方法が考えられ得るが。

１ｍ記転写材拒持シート５０１の全領域に亘って前記転
写帯電器５ｂを駆動状ｙムとすると、トナー等の汚れが
前記転写材担持シート５０１表面に性行するという問題
が生ずるので現実的ではない。

従って１本発明の目的は、成る規格（大きさ）の転写紙
を用いて連続的に画像形成を行なった後、前記転写紙の
規格（大きさ）よりも大きい規格（大きさ）の転写紙を
用いて画像形成を行なった場合でも、前記転写紙を巻回
保持する転写材担持シート上の表面電位に段差が生じな
いようにすることによって、同一画像形成の工程で転写
効率に差が生ずるのを防止し、もって同一の転写紙中で
濃淡の異なる画像が形成されてしまうことがなく、常時
良好で高品位な画質の画像形成が可滝な画像形成装置を
提供することである。

め 上記目的は、本発明に係る画像形成装置によって達成さ
れる。要約すれば、本発明は、像担持体と、誘電率３．
０〜１３．Ｏ１体積抵抗１０９〜ｌ　Ｑ　１４Ω・ｃｍ
、厚み７０〜２００　ｐ−ｍの条件のうち少なくとも２
つの条件を満足する誘電体にて作製されそして転写材を
担持して無端移動する転写材１目持手段と、前記像担持
体上に形成された可視画像を、色ごとに順次転写電流又
は電圧を増加させることによって、前記転写材１目持手
段にて前記像担持体の転写位置に供給された転写材に転
写する転写手段と、前記転写手段に隣接して設けられた
除電手段とをＡ＠した画像形成装置において、＠２転写
材が前記転写材１目持手段から分離されたことを検知し
たときには、所定のタイミングで最終色の転写Ｔｖ流と
大略等しいか又はそれ以上の電流に設定して前記転写手
段に対する転写電流の供給を開始すると共に、前記除重
手段に対する除電Ｔ￥を滝の供給を開始するようにした
ことを特徴とする画像形成装置である。

叉ｊ１土 以、下、本発明に係る画像形成装置の一実施例を図面に
即して更に詳しく説明する。

本実施例にて本発明に係る画像形成装置は、第２図に図
示した多色電子写真複写装置に具現化されており、従っ
て、多色電子写真複写装置の全体構成及びその動作説明
は省略する。

第１図は、多色電子写真複写装置の転写位置及びその近
傍を示したもので、像担持体ｌ及び転写手段５が図示さ
れる。転写手段５の構成は上述したと同様である。

つまり、転写手段５は、シリンダ５ａ及び該シリンダ５
ａの外周面開口域に配設された転写材担持シー）５０１
を備えた転写ドラムとされ、更に、転写手段５は転写帯
電器５ｂ、内側帯電器５ｄ及び外側帯電器５ｅを具備し
ている。

本発明に従えば、転写材担持シート５ｏ１は、？Ａ　ｔ
ｔＬ率３．０〜１３．０．体積抵抗１０９〜１０１４Ω
・ｃｍ、厚み７０〜２００ｐｍの条件のうち少なくとも
２つの条件を満足する誘電体にて作製されるのが好適で
あり１例えばポリフッ化ビニリデン樹脂（ＰＶｄＦ）が
好適に使用される。

更に詳述すれば、前記転写ｍ電器５ｂは、開口幅が２２
ｍｍに、放電ワイヤー５０４と像担持体、即、ち感光体
ドラム１の外周面との間の距離は、１１ｍｍに設定され
る。転写ドラム５のシリンダ５ａの外周面開口域に張ら
れている転写材担持シート５０１は、直径１６０ｍｍの
円筒を形成しており、その移動速度は１６０ｍｍ／ｓｅ
ｃである。

更に本発明に従えば、前記転写紙が転写材担持シート５
０１から分離したことを検知したときには、給電制御手
段即ち前記第２図にて図示した多色電子写真複写装置全
体の駆動を制御するコントロールユニット中のＣＰＵが
所定のタイミングで転写帯電器５ｂに対する転写′Ｉ′
ｆ流の供給及び内側除゛逝器５ｄ、外側除電器５ｅに対
する除電電流の供給が開始される。

上述したＣＰＵが実行する本発明の一実施例に従う画像
形成のシーケンスは、例えば、第３因にて示すことがで
きる。第３図にて示す画像形成のシーケンスは、従来の
画像形成シーケンスを示す第５図とを比較対照すれば明
らかなように、第５図にて示した画像形成のシーケンス
に、各々破線で示した工程を新たに付加したものである
。

即ち、第３図において、Ａ４判の規格の転写紙を使用し
て画像形成を行なうに際しては、最終色であるブラック
色トナーＢに対応する画像の転写工程が設定されている
感光体ドラムｌの回転数１１に到達した時期、つまり転
写ドラム５の回転数が５最に到達した時期が経過した後
、前記感光体ドラム１の回転数が１３〜１４に到達した
時期。

つまり前記転写ドラム５の回転数が７に到達した時期に
同期させて再度転写帯電器５ｂを駆動させ、前記感光体
ドラムｌの回転数が１３〜１６に到達する時期つまり前
記転写ドラム５の回転数が７〜８に到達する時期まで外
側帯電Ｘ５　ｅ、内側帯電器５ｄの駆動を継続させるよ
うにしている。

一方、第３図において、Ａ３判の規格の転写祇を使用し
て画像形成を行なうに際しては、ブラック色トナーＢに
対応する画像の転写工程が設定されている感光体ドラム
ｌの回転数が１７〜１８に到達した時期、つまり転写ド
ラム５の回転数が９に到達した時期が経過した後、前記
感光体ドラム１の回転数が１９〜２０に到達した時期、
つまり前記転写ドラム５の回転数が１０に到達した時期
まで転写帯電器５ｂの駆動を継続させ、前記感光体ドラ
ムｌの回転数が１９〜２２に到達する時期、つまり前記
転写ドラム５の回転数が１０〜１１に到達する時期まで
外側帯電器５ｅ、内側帯電器５ｄの駆動を継続させるよ
うにしている。

上記説明にて理解されるように、本発明の好ましい実施
態様によると、転写手段からの転写＄１ｔＩＩＬの供給
は最低転写ドラムの１回転（周期）にわたって行なわれ
、除電手段よりの除電電流の供給は、転写手段よりの電
流供給よりも少なくとも１回転（周期）以上の回転周期
にわたって行なわれる。

上述したごとき構成の多色電子写真複写装置においても
、第４図（イ）にて図示するようにまずＡ４判の規格の
転写紙を使用して連続的に画像形成を実施しているとき
の前記転写材担持シート５０１の表面電位は、第４図（
ロ）にて図示するごとき態様となり、前記第６図（ロ）
と同様である。

しかしながら、本実施例のようにＣＰＵによって前記第
３図にて示した画像形成のシーケンスに基づいて転写帯
電器５ｂを再駆動すれば、前記転写材担持シート５０１
上の表面電位は、第４図（ハ）にて破線で図示したごと
く前記シート５０１の全領域に亘って一様となるので、
外側帯電器５ｅ、内＠帯電：１５ｄを駆動すれば、転写
材担持シート５０１の表面電位は、第４図（ニ）にて図
示するごとく均一となる。

そのために、Ａ４判の規格の転写紙を使用して連続的に
画像形成を行なった後に、Ａ３判の規格の転写紙を使用
して画像形成を行なったときの転写材相持シート５０１
上の表面電位は第４図（ホ）のようになるので、前記第
６図（ニ）にて示すような線分Ｃ−Ｃ′上を境界線とし
て形成される表面電位の段差は略完全に解消され、従っ
て転写材相持シート５０１上における転写効率に差が生
ずることがなく、同一の転写紙中で濃淡の異なる画像が
形成されるごとき不具合の発生を防止することが可能と
なった。

なお、前記第３図の画像形成シーケンスの各除電工程に
おいて、仮りに除電が不充分であったとしても、本実施
例のごとく転写電界を印加することによって転写材担持
シー）５０１上を均一な表面電位にしておけば、前記転
写材担持シート５０１の表面は一様に不充分な除重しか
なされないこととなるので、１つの画像中にａ淡の差が
生ずることがなく１画像形成に悪影響を及ぼすことがな
い。

以上説明した内容は、あくまでも本発明の一実施例に関
するものであって１本発明が上記内容のみに限定される
ことを意味するものではなく、例えば３５判の規格（大
きさ）の転写紙を使用して連続的に画像形成を行なった
後、引き続いてＢ４゛口の規格（大きさ）の転写紙を使
用して画像形成を行なう場合、８５判の規格（大きさ）
の転写紙を使用して連続的に画像形成を行なった後、引
き続いてＡ　４　’Ｎの規格（大きさ）の転写紙を使用
して画像形成を行なう場合環、想定され得るすべての場
合に、前述した第３ｒＡにて示す画像形成のシーケンス
を場合場合に応じて可変調整することによって充分に対
応することができる。

λ１立血」 以上説明したように、本発明によれば、成る規格（大き
さ）の転写材を用いて連続的に画像形成を行なった後、
前記転写材の規格（大きさ）よりも大きい規格（大きさ
）の転写材を用いて画像形成を行なった場合でも、前記
転写材を巻回保持する転写材担持シート上の表面電位に
段差が生じないようにすることによって、同一画像形成
の工程で転写効率に差が生ずるのを防止し、もって同一
の転写材中で濃淡の異なる画像が形成されてしまうこと
がなく、常時良好で高品位な画質の画像形成が可能な画
像形１＆？ｔδを提供することができる。

Ｆ）の温度に対する体積抵抗及び誘電率の関係を

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明及び従来技術に従う画像形成装置の転
写位置及びその近傍を示した部分縦断面図である。 第２図は、本発明及び従来技術に従う画像形成装置の全
体構成を示す縦断面図である。 第３図は１本発明の一実施例に従う画像形成のシーケン
スの一例を示すタイミングチャートである。 第４図（イ）、第４図（ロ）、第４図（ハ）、第４図（
ニ）、：５４図（ホ）は、本発明の一実施例に従う作用
説明図である。 第５図は、従来技術に従う画像形成のシーケンスの一例
を示すタイミングチャートである。 第６図（イ）、第６図（ロ）、ｗＳ６図（ハ）、第６１
Ａ（ニ）は、従来技術に従う画像形成装置の作用説明図
である。 第７図は、ポリフッ化ビニリデン樹脂（ＰＶ　ｄ・示す
特性図である。 ：像担持体 二回転式現像装置 ：転写手段 ｂ：転写帯電器 ｄ：内側帯電器 ｅ：外側帯−１器 Ｏｌ：転写材１目持手段 第１図 第６因 第７図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）像担持体と、誘電率３．０〜１３．０、体積抵抗１
   ０＾９〜１０＾１＾４Ω・ｃｍ、厚み７０〜２００μｍ
   の条件のうち少なくとも２つの条件を満足する誘電体に
   て作製されそして転写材を担持して無端移動する転写材
   １目持手段と、前記像担持体上に形成された可視画像を
   、色ごとに順次転写電流又は電圧を増加させることによ
   って、前記転写材担持手段にて前記像担持体の転写位置
   に供給された転写材に転写する転写手段と、前記転写手
   段に隣接して設けられた除電手段とを具備した画像形成
   装置において、前記転写材が前記転写材担持手段から分
   離されたことを検知したときには、所定のタイミングで
   最終色の転写電流と大略等しいか又はそれ以上の電流に
   設定して前記転写手段に対する転写電流の供給を開始す
   ると共に、前記除電手段に対する除電電流の供給を開始
   するようにしたことを特徴とする画像形成装置。