JPH02111969A - 静電写真用液体現像剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野〕 本発明はフラッシュ定む用の静電写真用液体現像剤であ
って、特に、コート紙、誘電フィルム等のように担体液
が浸み込まない基体シートに画像を形成するのに適する
液体現像剤である。

［従来の技術］ フラッシュ定着用の静電写真用液体現像剤はすでに知ら
れている（例えば特開昭８２−９８３６４号参照）。

しかし、いわゆるＯＨＰシート、コート紙、あるいは誘
電フィルムのように、液体現像剤の担体液が浸み込まな
い基体シートに画像を現像し、これを定着する際、トナ
ー層が欠落する現象（いわゆるトナー層の飛び現象）が
みられた。

この現象は甚だしい場合は、はぜる音と同時に−続きの
トナーのブロック単位で画像が欠落することもあった。

［発明が解決しようとする課題］ 本発明は、静電写真用の液体現像剤の担体液が浸み込ま
ない基体シートを用いても、画像の欠落を起さないよう
な液体現像剤を提供しようとするものである。

［課題を解決するための手段］ 本発明は上記従来技術の問題点が、定着時のフラッシュ
光によりトナー層が瞬間的に昇温し、そのために生じた
担体液の気泡によってトナー層が剥離するためであると
いう発見に基づいている。

これを図面に示すと基体シート　ｌとトナー層２との間
に、担体液が気化して気泡が生じるためにトナー層が剥
離し、画像が欠落するのであると考えられる。

したがって、本発明は気化した担体液の蒸気が、容易に
トナー層を通過できるようにしたものである。

すなわち、本発明の構成は、担体液中にトナー粒子が分
散しているフラッシュ定着用の静電写真用液体現像剤に
おいて、トナー粒子乾固物が１２０℃で実質的に成膜し
ないか、または、２０００Ｐａｓ・ｓｅｃ以下の粘度で
あるフラッシュ定着用の静電写真用液体現像剤である。

ここで、トナーの粘度が１２０℃で２０００Ｐａｓ・８
８８以上であるとトナー層の内部に生じた担体液蒸むに
よる泡が逃げられず、泡が生長し、トナー層剥離が起る
。

本発明の担体現像剤は例えば定石用樹脂、召色材分散用
樹脂、担体液から構成され、加熱時の成膜性はこの場合
定石用樹脂に大きく左右される。

本発明で使用される定６用樹脂として、実質的に成膜し
ない例として、エステルガム、硬化ロジンなどの天然樹
脂、天然樹脂変成マレイン酸樹脂、天然樹脂変成フェノ
ール樹脂、天然樹脂変成ポリエステル樹脂、天然樹脂変
成ペンタエリスリトール樹脂、エポキシ樹脂などの天然
樹脂変成硬化樹脂があり、 トナー層粘度が低いものの例としてカルナバワックス、
モンタンワックス、キャンデリラワックス、シュガーケ
ーンワックス、オーリキュリーワックス、蜜蝋、木蝋、
ヌカ蝋などの天然ワックスがある。

それ等を例示すると下記のとおりである。

ＥａＳｔｌａｎ　Ｃｈｅｌｉｅａ１社 Ｎ１０．Ｎ−１１，Ｎ−１２，Ｎ−１４，Ｎ−３４，Ｎ
−４５，Ｃ−１５゜Ｅ−１０，Ｅ−１１，Ｅ−１２，２
−１４，Ｅ−１５三井石油化学 １１０Ｐ、２２０Ｐ、２２０ＭＰ、３２０ＭＰ、４１０
ＭＰ、２１０ＭＰ。

３１０ＭＰ、４０５ＭＰ、２００Ｐ、４２０２Ｅ、４０
５３Ｂ三洋化成 １３１Ｐ、１５１Ｐ、１７１Ｐ、Ｅ−３００，２−２５
０Ｐサンゾール Ｈｌ、Ｈ２，Ａ１．Ａ２．Ａ３．Ａ１４ＡＳＦ ＯＡ　ＷＡＸ、Ａ　ＷＡＸ ＰｅｔｒｏｌｉＬｅ ＢＡＲＥＣＯ５００，ＢＡＲＥＣｏ　　２０００．Ｅ−
７３０，Ｅ−２０１８゜Ｅ−２０２０，Ｅ−１０４０，
ＰｅＬｒｏｎａｂａ　　Ｃ，ＰｅＬｒｏｎａｂａＣ−３
８，ＰｅＬｒｏｎａｂａ　Ｃ−４００，ＰｅＬｒｏｎａ
ｂａ　Ｃ−１１ｏｅｅｈｓＬ ＰＨ−５８０，ＰＥ−１３０，ＰＩＥＤ−１２１，ＰＥ
Ｄ−１３８，ＰＥＤ−５２１、ＰＩＥＤ−５２２，ＰＥ
Ｄ−５３４ユニオンカーバイド ＤＹＮｌ、ＤＹＮｌ’、ＤＹＮｌｌ、ＤＹＮＪ　、ＤＹ
ＮＫデュポン ＡＬＡＴＨＯＮ　３．１０，１２．１４．ｌ［ｉ、２０
．２２．２３などの合成ポリエチレン、ポリプロピレン
及びその変成したものがあげられる。また、その他の高
粘度を有する祠料も上記低粘度材料と混合して使用でき
る。

本発明に使用される若色材としては デグサ社製 Ｐｒ１ｎｔｃｘ　Ｇ、Ｐｒｊｎｔｃｘ　Ｖ、Ｐｒ１ｎｔ
ｅｘ　Ｕ。

５ｐｃｃ１ａｌ　Ｂｌａｃｋ　１５．５ｐｃｃｉａｌ　
Ｂｌａｃｋ　４三菱化成 ＄　４４．＄　３０．ＭＲ−１１，ＭＡ−１００キヤボ
ツト Ｍｏｇａｌ　Ｌ、ＢＩａｃｋ　Ｐｅａｒｌｓ　１３００
，１１０Ｇ、９００゜Ｒｅａｇａｌ　４００，６６０ コロンビア Ｎｅｏ　　５ｐｅｃｔｒａ　　ＩＩ　　、　Ｒｏｂｅｎ
　　１０３５．１２５２などの無機顔料及び フタロシアニンブルー　フタロシアニングリーン、スカ
イブルー　ローダミンレーキ、マラカイトグリーンレー
キ、メチルバイオレットレーキ、ピーコックブルーレー
キ、ナフトールグリーンＢ、ナフトールグリーンＹ１ナ
フトールイエロー８１ナフトールレッド、リソールファ
ーストイエロー２Ｇ、パーマネントレッド４Ｒ。

ブリリアントファーストスカーレット、ノ１ンザイエロ
ー、ベンジジンイエロー　リソールレツド、レーキラド
Ｃ１レーキレットＤ１ブリリアントカーミン６Ｂ、パー
ネントレッドＦ　　５Ｒ。

ビグメントスカーレット　３Ｂ１インジゴ、チオインジ
ゴ、オイルピンクおよびボルドー１０Ｂなとの有機顔料
が使用される。

本発明に使用される分散用樹脂としては＋（２ Ｒ２”Ｃ００Ｃ，Ｈ２ｆｉ−１、ｎ−６〜２０）であら
れされるビニルモノマーＡと Ｒ３−ＣＯＯＣａ　　Ｈ２ｎ＋１−、　　ｎ　−１〜５
　、Ｃ００ＣＩＩ　２　ｅｌｌ　２　Ｃｌｌ　−ｅｌｌ
　２　　　ＣｏＯＨ％　Ｃ００Ｃ１１２ＣＨ２０）１゜
＼１ ＣＯＯＣＲ２Ｃ８２Ｎ（Ｃｌコ　）　２　、ＣＯＯＣＨ
２Ｃｌ１２Ｎ　　（Ｃ２Ｈｓ　）　　２　］て表わされ
るビニルモノマー及びビニルピリジン、ビニルピロリド
ン、エチレングリコールジメタクリレート、スチレン、
Ｃジビニルベンゼン、ビニルトルエン、モノマーＢの各
一種づつもしくは数種の共重合体、グラフト共重合体が
使用される。

本発明における実質的成膜性のないトナーとは現像剤を
アルミカップにとり、１１０℃で乾燥後の状態を目視及
び手による触感で判断を行った。

また粘度は１１０℃でトナーを乾固後、ベレット成型し
、レオメトリック社製Ｓ　Ｄ　Ｒ７７００で測定を行っ
た。

以下、実施例によって本発明を具体的に説明する。

実施例１ フラッシャ−に水１０００部、プリンテックスＶ（デク
サ社製カーボンブラック４０部を投入、よく撹拌後ＲＭ
ＩＯＱＯ（徳島製油製ロジン変成ポリエステル）１０％
、トルエン溶液６００部を添加更に混線、次いで加熱、
減圧し水分、溶剤を除去、粗粉砕して顔料を青だ。

この顔料５００部、ラウリルメタアクリレートメチルメ
タアクリレート−メタクリル酸−グリシジルメタアクリ
レート（８５１５１５１５）共重合体のアイソパーＨ２
０９６分散液８００部、さらにアイソパーＨ１０００部
をボールミルに入れ、４８時間分散させ、さらにアイソ
パーＨ３０００部を投入、３０分分散後抜き出した。

これをアルミカップに入れ、１２（１℃で３時間加熱し
たが、乾固物はボロボロで実質的に成膜はしていなかっ
た。

これの　１５０部をさらにアイソパーＨ１０００３（＜
で希釈し、液体現像剤とし、ＣＴ　５０８５　（リコー
製複写機）の定着部をフラッシュ定着に改良した複写機
で画像出しを行ったところ、ＯＨＰシート、コート紙に
おいても、画像欠陥が生じなかった。

実施例２ 実施例１のＲＭ　１０００の代わりに１７ＬＰ　（三洋
化成製）６０部に代えただけで他は同様にして、現像剤
を作成した。乾固物の粘度は１２０℃で１．０５ｘ　１
０’　　Ｐａ５・ｓｅｃで画像を出・したところ、欠陥
は生じなかった。

実施例３ 実施例１のＲＭ　１０００の代わりに２５０Ｐ　（三洋
化成製）４０部とハイミラン１７０２　（三片デュポン
ポリケミカル）２０部代えただけで他は同様にして、現
像剤を製造した。乾固物の粘度は１．５２Ｘ　１０３Ｐ
ａｓ・ｓｅｃで画像を出したところ欠陥が生じなかった
。

比較例１ 実施例１のＲＭ　１０００の代わりにＣ−１０（イース
トマンケミカル社製）３０部、ハイミシン１フ０２３０
部に代えただけで他は同様にして現像剤を製造した。

乾固物の粘度は２．２５Ｘ　ｔｏ３Ｐａｓ・ｓｅｃで画
像を出すと普通紙では問題ないもののＯＨＰシート、コ
ート紙で文字が飛ぶなどの欠陥が生じた。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明の静電写真用液体現像剤を用
いることにより、特に溶剤が浸み込みにくい、ＯＨＰ用
シート、コート紙などでの画像欠陥がなくなる。

【図面の簡単な説明】

図面は従来技術における問題の原因となる現象を模式的
に示した説明図である。 ｌ・・・基体シート、２・・・トナー層、３・・・気泡
。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 担体液中にトナー粒子が分散しているフラッシュ定着用
   の静電写真用液体現像剤において、トナー粒子乾固物が
   １２０℃で実質的に成膜しないか、または、２０００Ｐ
   ａｓ・ｓｅｃ以下の粘度であることを特徴とするフラッ
   シュ定着用の静電写真用液体現像剤。