JPH02111779A - 防腐性有機水銀誘導体 - Google Patents

防腐性有機水銀誘導体

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JPH02111779A
JPH02111779A JP63252200A JP25220088A JPH02111779A JP H02111779 A JPH02111779 A JP H02111779A JP 63252200 A JP63252200 A JP 63252200A JP 25220088 A JP25220088 A JP 25220088A JP H02111779 A JPH02111779 A JP H02111779A
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JP
Japan
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preservative
group
mercury
benzene ring
allyl
Prior art date
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Pending
Application number
JP63252200A
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English (en)
Inventor
Michel Bourgeois
ミッシェル ブルジョワ
Roger Chatelin
ロジェ シャトラン
Daniel Wattiez
ダニエル ヴァティエ
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Institut Textile de France
Original Assignee
Institut Textile de France
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F3/00Compounds containing elements of Groups 2 or 12 of the Periodic Table
    • C07F3/10Mercury compounds
    • C07F3/12Aromatic substances containing mercury

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Graft Or Block Polymers (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は防腐特性を示す新規な有機水銀誘導体に関する
発明の背景 現在用いられているこの種の誘導体としては、マーキュ
ロブトール、マーキュロフェン、マーキュロサル、マー
キュロクロムなど多数の誘導体が知られている。
とくにフランス特許漱、830.042はサポートとく
に繊維サポートを保護するのに用いられるマーキュロブ
トールの誘導体をすでに開示している。これらの誘導体
はマーキュロブトールのフェノール環に結合された官能
基を有しており、この官能基は重合反応あるいは重付加
反応に介入することが出来る。すなわち、これらの誘導
体はマーキュロブトールの生物学的活性を示したのであ
る。官能基としてはたとえば、アリル基、ビニル基ある
いはアクリル基等を挙げることができた。
しかしながら、フェノール環が存在することにより、重
合反応のはたらきに限界が生じることが知られている。
フェノールの機能には、反応の進展を抑制する作用があ
り、このため反応の収率が低下する。かくして、上記フ
ランス特許にはマーキュロブトールの誘導体の特徴が書
かれているにも関わらず、フェノールの機能に関わるこ
の誘導体の特性の故に工業的規模での採用は見合わせら
れている。
そこで有機水銀誘導体が発見された。そしてその有機水
銀誘導体は防腐性を何し、その防腐性には限界がないこ
とが、本発明の主題である。
発明の要約 本発明による有機水銀誘導体は、公知のように少なくと
もひとつのベンゼン環をもっている。さらに、この水銀
誘導体は、ベンゼン環に結合された少なくともひとつの
Hg X基をもつ、ただしXは、F、C℃、Br、1.
OH,CH−COO,CN、SCN、No、または 0B(OH)  である、この誘導体はまた、0R基あ
るいはGOOR基をもち、これらにおけるRは重合ある
いは重付加の反応に介入し得る官能基である。特定的に
はRは、アリル(allyll基、ビニル基あるいはア
クリル基である。
したがって−OR基を問題にした場合、フェノールの機
能は官能基によって封鎖され1重合反応あるいは重付加
反応中における抑制作用は起らない。本発明の有機水銀
誘導体は、張合反応あるいは重付加反応に用いられたあ
とでさえも防腐性を有する。
HgX基はそれ自体、ベンゼン環に結合していることが
望ましい。
誘導体は、炭素原子数が5以下のアルキル基が、少なく
とも1個結合されているベンゼン環をもつことが望まし
い。
本発明による誘導体はたとえば下記の一般式を有する。
(以下余白) CH3 ここにおいて、YはHまたはHg Xである。
特定的には、これは2−クロロマーキュリ 4ターシヤ
リブチルフエノール アリル(allyllエーテルで
ある。
本発明の他の目的は、グラフトによって少なくともひと
つの上記誘導体が固定されているサポートの保護のため
に、本発明の誘導体を用いることにある。たとえば重合
体の繊維物質であるサポートは、繊維物質の重合構造り
に固定された誘導体の防腐性を永久的に保持する。
本発明のさらに他の目的は、千ツマ−と上記水銀誘導体
を重合させるこ−とによって得られる共重合体を保護す
ることにある。特定的には、アクリル酸およびこの千ツ
マ−を2−クロロマーキュリ 4−ターシャリブチルフ
ェノール ア リ ルfallyl)エーテルと重合さ
せることによって得られるアクリル共重合体は保持され
るであろう。このようにして得られたアクリル共重合体
は、アクリル張合体の従来の用途のすべてに用いること
が出来る。このアクリル共重合体によって防腐性合成物
が得られる。
発明の詳細な記述 本発明は1本発明の好適具体例および各種の実施例を示
す以下の説明により、さらによく理解されるであろう。
本発明の好適水銀誘導体は、以Fの式を有する2−クロ
ロマーキュリ 4−ターシャリブチルフェノール アリ
ル(allyllエーテルである。
ここにおいてRはアリル(allyll基である。
この誘導体を得るため、標準合成物であるマキュロブト
ールが採用され、この合成物とアリル(allyl)ブ
ロマイドが下記の図式のように反応する。
(マーキュロ (アリルブ (2−クロロマーブトール
)  ロマイド) キュリ 4−ターシャリブチル フェノール アリ ル エーテル) より精密には、マーキュロブトール9.3gが採取され
、NaC氾の存在下で、変性された熱アルコール50m
j!中に溶かされ、ボタッシュ(potash) 2 
gが注意深く添加される。濃厚な白色の沈澱物が形成さ
れる。アリルブロマイド4.4mj2が変性アルコール
2+rnβに加えられ、得られた生成物が1記の沈澱物
と混合され、沈澱物は流動化する。この生成物はアルコ
ールの沸点で2時間加熱され、次いで熱いうちに濾過さ
れる。このようにして、2−クロロマーキュリ 4−タ
ーシャリブチルフェノール アリルエーテル9.43g
が得られる。収率は92%である。この生成物は薄層ク
ロマトグラフィーで検査できるほど純粋である。この生
成物の融点は110℃であり。
形態的には白色で水溶性の粉末である。
2−クロロマーキュリ 4−ターシャリブチルフェノー
ル アリルエーテルは、これの二重結合を開くことによ
り、ラジカル型の重合反応に介入し得る。
木綿繊維に対する防腐保護作用の第1適用例においては
、上記薄片は以下の条件下においてアクリル酸とマーキ
ュロブトール誘導体の混合物でグラフトされる。漂白さ
れた木綿6,5gの試料・が、室温下で45分間にわた
りオゾン雰囲気中に置かれる。繊維は、10%のアクリ
ル酸と0.01%の2−クロロマーキュリ 4−ターシ
ャリブチルフェノール アリルエーテルを含む水溶液2
00mβを入れられた試験管内に漬けられる。
窒素によって過剰なオゾンが追い出され、ついでかきま
ぜながら100℃で1時間加熱される。
生成物は水洗され、1時間かけてメタノールで抽出され
る。
こうして得られるグラフトされた繊維のグラフト率は2
.5%である。水銀率は、試料の鉱化がなされたあとで
ジチゾンを助剤とする505nmの比色定1によって測
定される。水銀率は乾燥繊維1g当り0.15mgであ
る。
本発明によるマーキュロブトール誘導体を用いるクラフ
トによって得られる防腐保護機能を検査するために、ス
イス規格5NI95−924が用いられる。この規格に
よれば、繊維は黄色ブドウ球菌のバクテリアけん濁液と
所定時間接触され。
その後微生物の生存数が計数される(黄色ブドウ球菌参
考76251P、25923ATCC)。
グラフトされた木綿繊維は1辺が1.5cmの四角片に
カットされ、3個の四角片がひとつづつ3本の無菌:X
験管に入れられる。それぞれの試験管にはバクテリアけ
ん濁液0: 2rni!、が注入される。このバクテリ
アけん濁液は、栄養培液中に黄色ブドウ球菌が1ミリリ
ットル当り10’個存在するものである。媒液のが試験
管の壁に付着しないようにして繊維上に滴下される。第
1の試験管には、栄養培液10mj2が注入され、35
.5℃のオーブン内に24時間放置され、栄養培液のく
もり度が観察される。栄養培液は著しくくもり、その状
態はグラフトが行なわれない対照試料において得られる
くもり度と同じである。
第2と第3の試験管は、無菌状態で密閉されたあとで、
35.5℃のオーブン内にそれぞれ4日間と7日間入れ
られる。その後栄養培液10mj2が注入されたのち、
試験管は両びオーブンに24時間入れられ、栄養培液の
くもり度が観察される。両方の場合とも、栄養培液は完
全に透明である。これに対し、未処理の対照試料を含む
栄養培液はくもり度が極めて高い。
以上の実験から次のような考察ができるであろう。第1
の試験管の場合、2−クロロマーキュリ4−ターシャリ
ブチル フェノール アリルエーテルでグラフトされた
繊維は防腐の役割を果たさなかった。
他の2本の試験管の場合、4日および7日間にわたる接
触のあとでも繊維のバクテリアは成長しなかった。グラ
フトされない木綿に防腐作用は生成されなかった。
ポリ塩化ビニール繊維の布片の有する防腐保護効果を利
用する第2例において繊維片は以下の条件下において、
アクリル酸とマーキュロブトール誘導体の混合物でグラ
フトされた。これらのテストは密封された耐熱試験管を
調製されたオーブン内で振とうさせることによって行な
われた。これらの試料は、アルカリ媒液の中で洗浄する
ことによって脱油された。試料は乾燥後、25℃のオゾ
ン内で1時間処理され、その後、グラフト溶液(15%
のアクリル酸、O,OI5〜0.050%の 2−クロ
ロマーキュリ 4−ターシャリブチルフェノール アリ
ルエーテル)を含む試験管内に日清された。グラフトは
1時間にわたり80〜90℃の温度(浴比はl/20)
で行なわれた。クラフト率と水銀率は繊維片を清浄な水
で洗い、乾燥したあとで測定された。繊維の乾燥重臣g
に対して1.5〜4mgの水銀率と5〜10%のグラフ
ト率がi5Iられた。
上二己のようパしてグラフトされた試料は50℃で30
分の洗浄サイクルを5回繰り返す。この際の洗/7I液
は、軟水1リットル当り264gの濃度を有する。浴比
はl/40であった。浴はサイクルごとにとり換えられ
た。この際グラフト率も水銀率も低下しなかった。
ベトリ皿における微生物学的テストが3種類のポリ塩化
ビニル繊維布に対して行なわれた。グラフトされない第
1片は対照用であり、上述のように本発明による誘導体
促進剤でグラフトされた第2片と、50℃で30分間に
2.4g/リットルの濃度の洗浄液で5回洗浄したのち
にグラフトされた第3片とが用いられた。採用された菌
株は大腸菌(参照7624 1P  25922ATC
)である。このゲロース媒体は、PH7,4の蒸留水1
リットル当り300gの牛肉製剤、17.5gのバイオ
ケース、1.5gのでん粉、17gのゲロースより成る
このゲロースは、90X15mmの標準形ベトリ■■に
4mmの均一・の17さの析出物を生じる。
このようにして析出されたゲロースには、細菌のけん濁
液(1ミリリットル当り106個の細菌、使用けん濁液
のi=o、5mj2)を用いて植付けがなされた。メタ
ノールで注意深く抽出された繊維布四角片には無菌状態
で植付けがなされた。グロース上に析出された各画は繁
殖し、35.5℃に加熱している間に白色に近い円形の
コロニーが形成された。
加熱後の状態は双眼拡大鏡で観察された。繊維片の周辺
にはコロニーが正常に生長していた。繊維片の下側の形
成状態は3種の各繊維片によって異なっていた。つまり
、グラフトせず、しかし存在する微生物の大部分を除去
するため洗浄液で洗r7+された対照繊維片は、抗菌作
用を全く示さなかった。(繊維片の下側にはコロニーが
通常通り成長し、繊維片のまわりに抑制ゾーンは存在し
なかった。) メタノールで抽出されたグラフト繊維片は極めて鮮明な
抗菌作用を示した。つまり繊維片のF側にはコロニーは
全く存在せず、繊維片の周辺には極めて弱い抑制ゾーン
しか出来なかった( 0 、 l 〜0 、5 m m
 )。
メタノールで抽出され、その後5回洗浄されたグラフト
された繊維片は、2番目の繊維片と同じ抗菌特性を示し
た。
以上のテストとその結果から以下のように解釈すること
が出来るであろう。
繊維片の外側にコロニーが存在するということは、防腐
効果がゲロースの中まで拡散しなかったことを意味する
。繊維片の下側と、繊維片のまわりのO,1〜0.5m
mのゾーン(いわゆる抑制ゾーン)には、コロニーの成
長はみられなかった。これは、バクテリアが繊維片上に
存在する活性物質との接触によって抑制されることを意
味する。
サポート上に水銀誘導体をグラフトすることによって固
定させる際に使用される物質は、アクリル酸だけに限定
されるわけではない。漂白された木綿片をグラフトする
方法についてさらに2つの実施例を以下に示す。
第1の場合、漂白された木綿片は電子ボンバードメント
により2Mradの放射線にさらされ。
次いでモルホリンノエチル メタクリレート28.5g
、アルコール375m尼、2−クロロマーキュリ 4−
ターシャリブチル フェノールアリルエーテル350m
g、水40mρの溶液内に浸漬する。冷水に入れて15
分間攪拌し、その後繊維片を洗浄し、アルコールで抽出
する。増加重量は5゜3%であり、水銀比は0.20m
g/gであった。
第2の場合、漂白された木綿片は2Mradの電子ボン
バードメントの放射線にさらされ、その後、ジメチル・
アミン エーテル メタクリレト25g、2−クロロマ
ーキュリ 4−ターシャリブチル フェノール アリル
エーテル350mg、水] 00rnlの溶液に浸漬さ
れる。冷水中にて繊維片は15分間攪拌され、その後洗
浄され、アルコールで抽出される。増加中1は4%、水
銀率はO,17mg/gである。
本発明による水銀誘導体はR基があるので、重合あるい
は重付加における試薬と同じように介入する。したがっ
てこれら誘導体は防腐特性を有する共重合体合成試薬と
云ってもよい。
アクリル共重合体は以上のように、アクリル酸と2−ク
ロロマーキュリ 4−ターシャリブチルフェノール ア
リルエーテルを重合させることにより得られる。重合反
応はライジングクーラ210Wブレード付攪拌機および
油水浴槽を備えた1リットル反応器内でなされる。酢酸
10m12中に2−クロロマーキュリ 4−ターシャリ
ブチル フェノール アリルエーテル 900mgが溶
解されて、これが最初に導入される。次にこの混合物が
110℃に加熱されたなかへ、90%アクリル酸(’4
9 、5 m 12 )  (蒸留したてのもの)、過
酸化ベンゾイル750mg、酢酸30mρの溶液が、徐
々に加えられる。この添加は70分かけて行なわれる。
この添加作業中、酢酸10m1!、が反応器に添加され
る。
この添加作が了っだのち、混合液は加熱式攪拌磯で10
分間さらに加熱される。次いでこの共重合体は冷却され
、擦りガラス栓付きの1リツトルフラスコ内に入れられ
て、酢酸、未重合アクリル酸および水が真空中で蒸発さ
れる。蒸留水がフラスコに入れられ、乾燥物質45gを
含む合計質量365、Igの共重合体の液体が得られる
。この乾燥物質は共重合物液体に含まれる水銀0,12
%に相当する。
ポリアミド繊維は、得られた共重合体で均質的に含浸さ
れる。繊維片は乾燥された後、計量され、防腐剤が添加
(ポリアミド1gに対して水銀1.1mg)される。そ
の後、繊維片は細片に切断され、肉・肝臓・グリコース
栄養素液体内の大腸菌(76241P、25922  
ATCC)を含むバクテリアけん濁液の試験管内に浸漬
される。
試験管は35.5℃のオーブン内で振とうされる。繊維
片が浸漬されるとすぐに(時間二〇)、けん濁液の一部
分が除かれ、そのあとで振とうを24時間つづける(時
間=24時間)。試料のバクテリア数が数えられる。
(以下余白) 第1表は6種類のテストの結果を示し1本発明による共
重合体を含浸された繊維片付およびかような繊維片なし
で、0時間および24時時間上うしたあとでのバクテリ
アけん濁液の各種濃度を示す。バクテリアけん濁液の初
期濃度がどうあろうとも、共重合体の防腐作用が十分な
ので、24時時間上う後の溶液中にはバクテリアはもは
やq在しなかった。
本発明は上記の実施例に限定されるものではない。とく
にマーキュロブトールを含む一ヒ記生成品は以下の式に
よる、マーキュロブトールとシマーキュロブトールの混
合を夜であってもよい。
この場合、上記のアリルブロマイドの調製および使用に
より本発明の2種の誘導体の混合物が得られる。これら
の誘導体のうちひとつは、ベンゼン環に結合された1個
のHg(,9基をもち、2番目の誘導体はベンゼン環に
結合された2個の)(gC2基をもつ。グラフトによっ
て生成されたこの混合物により、2−クロロマーキュリ
 4−ターシャルブチル フェノール アリルエーテル
のみによって得られるものと同じ型の防腐保護機能がグ
ラフト繊維片に付与される。
さらに、マーキュロブトール以外の、たとえばマーキュ
ロフェン、マーキュロサル、マーキュロクロムなどの公
知の防腐性水銀化合物から、本発明による他の水銀誘導
体をうることは極めて容易である。これらの水銀化合物
はその化学式からも男らかなように、すべて少なくとも
ひとつのベンヤン環、少なくともひとつのHgX基、少
なくともひとつのO−R’基またはC0OR’基を含み
Hg X基におけるXはOHであり、HgX基はベンゼ
ン環に結合されている。したがって、たとえば、−OR
基が一〇−CH,−CH=CH2基である本発明の誘導
体を得るために水銀化合物に保持されたアリルハライド
は十分に反応する。
得られる誘導体は、R基の重合あるいは重付加反応が起
こったあとでも、水銀誘導体の防腐機能が保持される。
出願人 アンスティテユ テクスティルド フランス

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)F、Cl、B^−、I、OH、CH_3、COO
    、CN、SCN、NO_3、OB(OH)_2のうちの
    いずれかがXである、少なくともひとつのHgX基と、
    重合反応あるいは重付加反応に介入し得る機能群Rを有
    して、ベンゼン環に結合された、少なくともひとつの−
    ORあるいは −COOR群とを含む、少なくともひとつのベンゼン環
    を有する種類の防腐水銀誘導体。
  2. (2)Rはアリル、ビニールあるいはアクリル群、とく
    にアリル群である、前記第1項による防腐水銀誘導体。
  3. (3)HgX基はベンゼン環に結合されている、前記第
    1項による防腐水銀誘導体。
  4. (4)5以下の炭素原子数をもってベンゼン環に結合さ
    れた、少なくともひとつのアルキル群を含む、前記第1
    項による防腐水銀誘導体。
  5. (5)以下の一般式におけるYはHあるいはHgXであ
    ることを特徴とする前記第4項による防腐水銀誘導体。 ▲数式、化学式、表等があります▼
  6. (6)重合サポートに対するグラフチングによって固定
    された、前記第1項から第5項までのいずれか1項によ
    る水銀誘導体の重合サポートの保護法。
  7. (7)前記第1項から第5項までのいずれか1項による
    水銀誘導体とモノマーの共重合によって得られる、防腐
    機能を有する共重合体。
  8. (8)アクリル酸と2−クロルメルクリ4−テルチオブ
    チールフェノールアリル・エーテルとの共重合によって
    得られる、前記第7項による共重合体。
JP63252200A 1987-10-08 1988-10-07 防腐性有機水銀誘導体 Pending JPH02111779A (ja)

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FR8714157A FR2621590B1 (fr) 1987-10-08 1987-10-08 Nouveaux derives du mercurobutol
FR8714157 1987-10-08

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ID=9355799

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EP (1) EP0313419B1 (ja)
JP (1) JPH02111779A (ja)
DE (1) DE3866507D1 (ja)
ES (1) ES2029340T3 (ja)
FR (1) FR2621590B1 (ja)

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DE3866507D1 (de) 1992-01-09
EP0313419A3 (en) 1989-12-20
EP0313419B1 (fr) 1991-11-27
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