JPH0211154B2 - - Google Patents

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JPH0211154B2
JPH0211154B2 JP19135283A JP19135283A JPH0211154B2 JP H0211154 B2 JPH0211154 B2 JP H0211154B2 JP 19135283 A JP19135283 A JP 19135283A JP 19135283 A JP19135283 A JP 19135283A JP H0211154 B2 JPH0211154 B2 JP H0211154B2
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JP
Japan
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image display
belt
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JP19135283A
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JPS6083066A (ja
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Kazuharu Katagiri
Yoshihiro Oguchi
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Canon Inc
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Canon Inc
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Publication date
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Publication of JPS6083066A publication Critical patent/JPS6083066A/ja
Publication of JPH0211154B2 publication Critical patent/JPH0211154B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/22Apparatus for electrographic processes using a charge pattern involving the combination of more than one step according to groups G03G13/02 - G03G13/20
    • G03G15/221Machines other than electrographic copiers, e.g. electrophotographic cameras, electrostatic typewriters
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/04Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for exposing, i.e. imagewise exposure by optically projecting the original image on a photoconductive recording material
    • G03G15/04036Details of illuminating systems, e.g. lamps, reflectors
    • G03G15/04081Exposure from behind the photoconductive surface

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
  • Combination Of More Than One Step In Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、例えば電子計算機や画像読取り装置
から演算出力ないしは読取り出力される電気画像
情報、ソフトコピーとして磁気テープやマイクロ
フイルムに蓄積記憶された画像情報等を視認でき
る画像として再現表示する或は被写機オフイスオ
ートメーシヨン装置など画像形成関係機器に画像
モニタ用等として付属される画像表示(デイスプ
レイ)装置に関する。 更に詳しくは、表示画像として、適切な像担持
体面上に前述した各種情報信号の入力に対応した
トナー画像を作成し、画像表示を行う装置の像担
持体の改良に関するものである。 従来、画像表示装置として、例えばCRTデイ
スプレイ装置や液晶デイスプレイ装置等が一般に
広く使用されているが、これらのデイスプレイ装
置は解像性、表示画面の大きさ、或いは視認性に
おいて、必ずしも十分とは云えない。例えば最近
のオフイスオートメーシヨン機器の発展を見る
と、ワードプロセツサー、マイクロフイルム検
索、および光デイスクメモリー等のモニタに要求
される表示画面は高精細な静止画像であり、
CRTや液晶はフリツカー或いは目視角度依存性
の為に適正とは云い難い。 本発明は、特に高品位な静止画像を表示するの
に適した装置として、表示画面上にトナー画像を
繰り返し形成する方式を提案するものである。具
体的には光導電体層を有する像担持体を用い光信
号の露光と同時にトナー像を形成する方法(特願
昭56−197410号)が挙げられる。上記の方法によ
る表示画像が通常の電子写真、静電印刷および磁
気印刷よりも高画質である事は、転写工程を含ま
ない点から容易に理解出来よう。又更に、先述し
た汎用デイスプレイ装置のCRTや液晶に比較し
ても、印刷並みの画質が得られる事から、特に静
止画表示に優れていると云える。 一方、光導電体層を有する像担持体上にトナー
像を形成し表示する画像表示装置の問題点は、画
像表示している像担持体が表示中表示窓を通して
外部から光を受けており、トナー像を保持してい
る部分と保持していない部分あるいは表示位置に
ある部分と表示位置にない部分とでは外部光によ
る照射され方が異つているために、光導電体層に
おいて異なつている電気的状態が存在することに
なる。このことは次の画像形成において、画像濃
度・コントラストなど画質における差が生じ、画
像品位を著しく損なうことがある。 本発明は前述した画像表示装置に使用する像担
持体の外部光によつて生ずる画質の変化を改良す
るものである。この外部光による画質の変化は光
導電体層、および作画工程に関した総合技術とし
て改善し得るものであるが、特に像担持体の構成
に着目して検討した結果、光導電体層の表面側に
遮光層を有する像担持体によつて外部光により生
ずる画質の変化を解消できることを見いだした。 従つて本発明の目的は、高精密且つ高信頼性の
画像表示装置を提供することにある。又別の目的
は、表示面上にトナー画像を作成して表示する装
置に適用する高安定性、高耐久性の像担持体を提
供する事にある。 本発明の像担持体の特性および効果について以
下に詳述する。トナー像を利用した画像表示装置
の一例として光導電層を像担持体に用いた方式を
第1図に示す。 第1図は上記方式の画像表示装置の一例の極く
概略構造を示す縦断側面図である。1は縦型の装
置外装箱、2はその外装箱の正面板面に大きく開
口形成した表示画像覗き窓で、一般にガラス板等
の透明板3が張設される。 4は外装箱内の上部と下部とに並行に横設した
駆動プーリ(又はローラ)5と従動プーリ(同)
6間に張設した無端ベルト型の感光体(像担持
体、以下単にベルトと略記する)である。該ベル
トは例えば第2図示のように合成樹脂シート或は
フイルムなど透明で且つ抗張性に富む強靭なベー
スシート材41の外面に金属や金属酸化物(酸化
インジウム、酸化錫、酸化クロム)を薄く蒸着し
て透明導電層42を形成してなるものを透明導電
性基体層43とし、その導電層42面に光導電体
層44を塗布法・蒸着法等で積層形成したもの
で、ベルト4の外周面が光導電体層面である。そ
して該ベルト4は駆動プーリ5の回転により矢示
方向に回転駆動され、ベルト4の張り側外面が表
示画像覗き窓2部を下から上へ移動通過する。 10は上記回動ベルトの張り側ベルト部分とゆ
るみ側ベルト部分の間の空間内に配設した光ビー
ムスキヤニング方式の光信号の露光装置で、半導
体レーザ(或はガスレーザ)・ポリゴンミラー・
fθレンズ等からなる。そして図に省略した画像読
取り装置・電子計算機等から時系列電気デジタル
画素信号Sの入力を受け、その信号に対応して変
調された情報光としてのレーザビームLを従動プ
ーリ6方向に発振する。その発振されたビームは
途中ミラー11により張り側ベルトの従動プーリ
6寄りの裏面部位Aに向かつて偏向され、スリツ
ト板12のスリツト12aを通してそのベルト裏
面部分Aをベルト幅方向に走査露光する。このレ
ーザビームLのベルト幅方向走査を主走査とし、
ベルト4の移動を副走査としてベルト4の裏面に
対して順次に光像露光がなされる。 13は上記レーザビーム走査露光を受けるベル
ト裏面部位Aに対応するベルト表側位置に配設し
た現像装置、14は張り側ベルトの裏面側で露光
部位Aのベルト移動方向下流側次位に配設した全
面光照射用ランプである。 図示例の現像装置13は現像剤収容箱15と、
その箱15内に横設し左側略半周面を箱内から外
部に露出させたステンレススチール・アルミニウ
ム等の非磁性体性の回転現像スリーブ16と、そ
のスリーブ16内に挿入内蔵させたマグネツトロ
ーラ17と、スリーブ外面に対する現像剤塗布ブ
レード18と、箱15内に収容した現像剤(導電
性磁性トナー)Tとからなる。箱15内の導電性
磁性トナーTは回転現像スリーブ16近傍部のト
ナーがスリーブ内部のマグネツトローラ17の磁
界に引かれて磁気吸着層としてスリーブ外周面に
保持されてスリーブと共に回動し、途中ブレード
18でその層厚が規制されて整層化され、そのト
ナー整層面がスリーブの回動でベルト裏面光像露
光部位Aに対応するベルト表面部に接触通過す
る。 ベルト4側の導電層42と現像スリーブ16間
には直流バイアスを印加させてあり、Eはその電
源を示す。 而して画像表示はベルト4及び現像装置13の
駆動がなされた状態に於てベルト4の裏面側の露
光部位Aに光像露光が開始されると後述の原理に
よりベルト表面側に現像スリーブ16側の導電性
トナーが選択的に付着して露光像に対応したトナ
ー像が形成される。トナー画像の形成されたベル
ト表面は画像覗き窓2の範囲内に回動位置して一
旦停止する。これにより窓2部に画像表示がなさ
れる。所定の一定時間経過後、又はベルト再回動
釦操作でベルト4は再回動し次の表示画像が窓2
部に移行し、ベルトの一時停止・画像表示がなさ
れる。この繰返しにより画像の順次表示がなされ
る。 画像表示が終了しその後のベルト回動で再び現
像装置13部位に至つたベルト表面の表示済みト
ナー画像は現像装置の現像兼クリーニング作用で
ベルト表面から除去されて現像装置側へ回収され
る。未露光部では磁力によりベルト表面からトナ
ーが除去されるとともに露光部位Aでは光像露光
パターンに対応したトナーが静電的にベルト表面
に付着してトナー画像が形成されそのトナー画像
がベルト4の回動に伴い表示窓2へ移動する。 全面光照射用ランプ14は光像露光部位Aを通
過して表面側にトナー画像の形成されたベルト裏
面側を幅方向一様に光照射することによりベルト
4の光導電体44内部の電気的状態を各部一様化
させるために配設したものである。 上記のベルト表面に対するトナー画像の形成は
無帯電で、光像露光と同時になされるもので、第
3と4図によりその原理を説明する。尚、ここで
は説明の便宜上、ベルト4の光導電体層44はN
型であり、又導電層42には負、現像スリーブ1
6には正のバイアスを印加したものとする。 ベルト裏面の光像露光部位Aに於て露光明部
(A(L)、第3図)の光は透明基体層43を透過し
て光導電体層44に入射する。光入射を受けた光
導電体層44部分は電子−正孔対が発生しそのう
ちの電子eがベルト導電層−負、現像スリーブ正
のバイアスに引かれて光導電体層44の表面側へ
向つて移動する。これに伴ない、ベルト裏面の光
像露光部位A(L)に対応するベルト表面部位に接触
通過する現像スリーブ16側のトナー層表層部の
導電性トナーに上記移動した電子eと対向電荷と
なる正電荷が誘起される。そしてその電子eと正
電荷誘起トナー間のクーロン力でその正電荷誘起
トナーが現像スリーブ16側からベルト表面側へ
付着(Ta)する。その付着トナーTaの正電荷は
その後短時間のうちに光導電体層44の表面部の
電子eと中和して消滅する。 一方露光暗部(A(D)、第4図)ではベルト4の
導電層42と現像スリーブ16間のバイアスと、
導電層42と現像スリーブ16側の導電性トナー
層間のキヤパシタンスにより導電層部分と導電性
トナー層の表層トナーに夫々正・負の電荷が誘起
されるものの、これらの間に作用するクーロン力
は弱くそのためベルト4の表面に対するトナーの
付着はほとんど生じない。 従つてベルト4の光導電体層44面の帯電処理
なしで光像露光と同時的に光像露光の露光明部に
対応する光導電体層表面部分のみに選択的にトナ
ーが付着(Ta)してトナー画像の形成がなされ
るものである。 又表示を終えて現像装置13部へ回動してきた
トナー画像は現像スリーブ16側の保持トナー層
による摺擦を受けることにより容易にベルト表面
から除去されてスリーブの保持トナー層内に取り
込まれて回収され、トナー画像の形成に繰返し使
用される。 上記のように表示画像を光導電体を利用した像
担持体面にトナー像として形成して画像表示する
方式のものは例えばCRTデイスプレイ装置や液
晶利用のデイスプレイ装置よりも解像性がよい、
静止画像でちらつきがないので、又液晶デイスプ
レイのように角度依存性も小さいことから画像が
見易く目疲れが少ない、表示画像の必要なものに
ついてはベルト面に形成されたトナー像を複写紙
面に転写する機構を付加することにより容易にハ
ードコピーを得ることができる等の利点を有す
る。特に上記例のように無帯電・露光同時トナー
画像形成方式で、且つ現像とクリーニングを兼用
させたものは装置構成が極めて簡単なものとなり
実用性に富むものである。 尚、光信号の露光装置10としては上記例のレ
ーザビームスキヤニング方式の他にも原稿像のス
リツト露光装置、LEDアレイ装置や液晶あるい
はPLZTや白色光等を選択的に透過させる各種シ
ヤツタアレイ等も利用できる。X線を利用した露
光装置であつてもよい。この場合はベルト4の基
体層43は可視光透過性でなくともX線透過性で
あればよい。 本発明の画像表示装置で用いる像担持体は、第
5図a〜第5図cに示す構成のものとすることが
できる。すなわち、第5図において透明ベースシ
ート材41の外面に透明導電層42を形成して透
明導電性基体層43とし、透明導電層42面上に
光導電体層45を設け、第5図aでは光導電体層
45上に遮光層である表面層46を、第5図bで
は光導電体層45上に中間層47そして中間層4
7の上に形成した遮光層となる表面層46を、あ
るいは第5図cにおいては光導電体層45上に遮
光層となる中間層48を、さらに中間層48の上
に表面層49を各々積層することによつて得るこ
とが出来る。この表面層46又は49は、トナー
画像を担持する層として機能する。光導電体層4
5は例えばCu、InをドープしたCdSあるいは染
料で増感した有機半導体、あるいはSeやSe−Te
などの光導電体層45である。第5図bの中間層
47は光導電体層上に設けられ、表面層46の塗
工性や接着性などの改良を目的とし、ポリアミ
ド、ポリビニールアルコール、ポリウレタン、エ
ポキシ樹脂、カゼインメチルセルロース、ニトロ
セルロース、フエノール樹脂、アイオノマー樹
脂、エチレン−アクリル酸共重合体、メタクリル
酸エステル−メタクリル酸共重合体などの樹脂に
よつて形成でき、また電気抵抗を調整するため
に、白色系色調を有する酸化チタン、酸化亜鉛や
酸化錫などの顔料又は染料含有することもでき
る。第5図cに示す様な中間層48を遮光層とし
て用いる場合、この遮光層は光導電体層45にお
ける感光波長域の全部又は大部分の波長域に吸収
を有する光吸収剤、例えば黒色コロイド銀などの
金属コロイド、 カーボンブラツク、アセチレンブラツク、ラン
プブラツク、ミネラルブラツク、グラフアイト、
群青、紺青、コバルトブルー、クロムグリーン、
酸化クロム、酸化鉄、コバルト紫、鉛丹などの無
機顔料、アルミニウム粉、ブロンズ粉、銅粉、錫
粉、鉛粉などの金属粉顔料、フアストバイオレツ
トB、グリーンゴールド、パラブラウン、パーマ
ネントブラウンFG、パーマネントレツド4R、ナ
フトールブラツクBなどのアゾ顔料あるいはシア
ニンブラツク、フタロシアニンブルー、フタロシ
アニングリーン、などのフタロシアニン顔料で代
表される有機顔料、ジオキサジンバイオレツト、
インダスレンブリリアントバイオレツト、インダ
スレンブルーBC、インジゴ、などの建染染料系、 メチルバイオレツト、メチルバイオレツトレー
キ、マラカイトグリーン、マラカイトグリーンレ
ーキ、ビクトリアブルーレーキ、などの塩基性染
料系あるいはアシツドバイオレツト、ブリリアン
トミリンググリーン、アルカリブルーレーキ、ピ
ーコツクブルーレーキなどの酸性染料系で代表さ
れる染料を含有することができる。さらに、前述
の表面層46又は49で用いた酸化チタン、酸化
亜鉛や酸化錫などの白色系色調を有する顔料又は
染料を光吸収剤と共に含有することもできる。 これら光吸収剤は単独又は混合して用いること
ができ、バインダー樹脂100重量部に対し30重量
部〜1000重量部、好ましくは100重量部〜500重量
部の割合で含有させることができ、又この中間層
48の膜厚は使用する光吸収剤の含有量あるいは
粒子径などによつて異なるが、一般的に1ミクロ
ン〜20ミクロンの範囲が好適である。 又、この遮光効果を有する中間層48で用いる
バインダー樹脂としては、前述の第5図bに示す
中間層47を形成する際に用いた樹脂を用いるこ
とができる。 第5図cに示す中間層48の別の具体例では、
薄膜形成した反射性金属膜、例えばアルミニウム
蒸着膜やクロム蒸着膜を用いることができる。 第5図cに示す表面層49は、トナーによる汚
染や傷の発生などによる画質低下を防ぐこと、ま
た表示面の色調を調整する事などを目的として設
けられ、表面層49のバインダー樹脂として例え
ばポリメチルメタクリレート樹脂、ポリスチレン
樹脂、フエノール樹脂、ポリアミド樹脂、アルキ
ツド変性シリコーン樹脂、アクリル変性シリコー
ン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアリレート樹
脂、ポリカーボネート樹脂やポリビニルブチラー
ル樹脂などがあげられる。 この表面層49は、トナー画像を白色背景で観
察できる様に、酸化チタン、酸化亜鉛や酸化錫な
どの白色系色調を有する顔料や染料を含有してい
ることが好ましく、さらに前述の中間層48の中
に含有させた光吸収剤を表示コントラストを損な
わない程度の量で含有させることもできる。又、
表面層49の中に好ましく含有されている白色系
色調を有する顔料又は染料は、使用する白色系顔
料又は染料の種類、粒子径や隠蔽力などによつ
て、その含有量が異なるものであるが、一般的に
バインダー樹脂100重量部に対して30重量部〜
1000重量部、好ましくは100重量部〜500重量部の
割合で含有させることができ、その膜厚は3ミク
ロン〜30ミクロンの範囲が好適である。 第5図aおよびbで表わす像担持体で用いる表
面層46は、前述の中間層48を形成する際に用
いた光吸収剤と同様の光吸収剤が含有されてい
る。この表面層46は、トナー画像が白色背景で
観察される様に適量の酸化チタン、酸化亜鉛や酸
化錫などの白色系色調を有する顔料又は染料を含
有させることができる。これらの光吸収剤又は場
合によつて白色系色調を有する顔料又は染料を分
散状態で保持するバインダー樹脂としては、前述
の表面層49を形成する際に用いたポリメチルメ
タクリレート樹脂、ポリスチレン樹脂、フエノー
ル樹脂、ポリアミド樹脂、アルキツド変性シリコ
ーン樹脂、アクリル変性シリコーン樹脂、ポリエ
ステル樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリカーボネ
ート樹脂やポリビニルブチラール樹脂などの樹脂
を用いることができる。 本発明で最とも好ましい具体例としては、第5
図cの像担持体が挙げられる。すなわち、第5図
cに示す像担持体は、良好な白色背景が得られ、
極めて良好な表示が得られる。しかも、表示画像
のコントラストが高く、高解像性を有する鮮明画
像を得ることができる。 表面層46の遮光効果は、使用する光吸収剤の
種類、粒子径、着色力、光吸収剤とバインダー樹
脂との比率、表面層の膜厚などによつて異なるも
のであるが、バインダー樹脂100重量部に対する
光吸収剤の含有量は、30重量部〜1000重量部好ま
しくは100重量部〜500重量部で、膜厚としては3
〜30ミクロンの範囲が好適である。 詳細は実施例において述べるが、本発明による
画像表示装置で用いる像担持体は、光導電体層の
表面層に遮光層を設けるという構成をとることに
より、外部光によつて生ずる画質ムラの発生を防
止することができる利点を有している。 次に、本発明を実施例に従つて説明する。 実施例 1 次に示す工程により、光導電性像担持ベルト
(第5図a参照)を作製した。 本実施例での像担持ベルトは二層構成からな
り、即ち透明導電性ベースフイルム上に光導電体
層及び遮光層となる表面層を塗工して成る。透明
導電性ベースフイルムは、ダイセル化学工業(株)製
商品名CELEC−KECを用いた。又、光導電体層
塗工液及び表面層塗工液は以下の調整を行つて得
た。 (1) 光導電体層塗工液 Cu及びInをドープして半導体レーザー
(820nm)に感度を有すCdS粉体100重量部及び
平均分子量10000のポリブチルメタクリレート
7重量部をメチルエチルケトンで分散液とし、
ロールミルで混練して塗工液とした。 (2) 表面層塗工液 TiO2顔料60重量部、カーボンブラツク(コ
ロンビヤン・カーボン日本(株)Raven450)0.6重
量部、ポリスチレン10重量部(新日本製鉄化学
工業(株)製エスチレンMS−200)をトルエンに
加えて、固形分比30重量パーセントの溶液を調
整した。この溶液をサンドミル分散機
(2000rpm)で10時間分散して塗工液を作成し
た。 こうして調整した塗工液を前記透明導電性ベー
スフイルム上に、先ず光導電体層を乾燥膜厚70ミ
クロンとし、次いで表面層を乾燥膜厚15ミクロン
となる様に各々ロールコーターで塗布して2画面
(A画面とB画面)分の長さをもつ像担持ベルト
を得た。 次に、比較用の像担持ベルトを次の処方で作成
した。すなわち、前述の試料を作成した際に用い
た表面層塗工液中のカーボンブラツクの使用を省
略したほかは、全く同様の方法で表面層塗工液を
調製した。次いで、この表面層塗工液を前述の試
料を作成した時に用いた透明導電性ベースフイル
ムと同様のフイルムと光導電体層を用い、この光
導電体層の上に前述の表面層塗工液を乾燥後の膜
厚が3ミクロンとなる様に塗布して比較用の像担
持ベルトを作成した。 これら2種の像担持ベルトを表面層が外側に向
く様にしてそれぞれ第1図に示す画像表示装置に
懸架した。次いで、画像表示装置の透明板の外側
に予め取り付けておいた遮光板を取りはずし、1
分間そのままの状態で像担持ベルトの一画面分
(1コマ)を300ルツクスの室内光下に晒した。し
かる後、像担持ベルトの駆動とともに、暗所中で
保持されていたもう一画面分の画面にベタ黒画像
が形成される様に画像表示装置を操作した。この
時のコントラスト濃度(付着したトナー画像の光
学濃度の値からベース光学濃度の値を差し引いた
値)を測定した。この時のコントラスト濃度をA
域コントラスト濃度として表わす。次いで、初期
段階で1分間の室内光に晒しておいた個所の画面
にベタ黒画像が形成される様に画像表示装置を操
作した。この時のコトラスト濃度を測定した。こ
の時のコントラスト濃度をB域コントラスト濃度
(室内光により光照射の履歴がある領域における
画像濃度)として表わす。 同様の方法で、但しB域コントラスト濃度を測
定する際に使用した室内光による光照射を300ル
ツクス下でそれぞれ5分および10分間としてA域
コントラスト濃度とB域コントラスト濃度を測定
した。 これらの測定結果を下表に示す。
【表】 前述の表より明らかなとおり、本発明による試
料は比較用試料と較べ室内光による光照射の履歴
があろうとなかろうと同程度のコントラスト濃度
をもつてトナー画像を形成することができる。従
つて、ある画面での表示時間(すなわち、その画
像は表示中室内光の光照射を受けている)や画像
の形態(トナーが付着していない部分では表示中
室内光による光照射を受けている)にかかわら
ず、繰り返し表示画像を形成しても、その画像の
濃度ムラや画像濃度の低下は全く心配する必要が
ない。 実施例 2 次に示す工程により、光導電性像担持ベルト
(第5図b参照)を作製した。 本実施例での像担持ベルトは三層構成からな
り、即ち透明導電性ベースフイルム上に光導電体
層、中間層及び遮光層となる表面層を塗工して成
る。実施例1で作製した光導電体層上に下記する
中間層塗工液により乾燥膜厚2ミクロンとして、
さらに中間層上に実施例1の表面層塗工液により
乾燥膜厚10ミクロンとなる様に塗布して像担持ベ
ルトを得た。 (中間層塗工液) アイオノマー樹脂水分散液(三井石油化学工業
(株)製、ケミパールS−100)を水:エタノール=
6:4で希釈して塗工液とした。(液粘度4.5セン
チポイズ) このベルトを実施例1と同様の方法で測定し
た。この結果を下表に示す。
【表】 このベルトを実施例1と同様に調べた所、画像
濃度差の無い安定した画像が得られた。 実施例 3 次に示す工程により、光導電性像担持ベルト
(第5図c参照)を作製した。 本実施例での像担持ベルトは三層構成からな
り、即ち透明導電性ベースフイルム上に光導電体
層、遮光層となる中間層及び表面層を塗工して成
る。実施例1で作製した光導電体層上に下記する
中間層塗工液により乾燥膜厚2.0ミクロンの中間
層をさらに中間層上に下記する表面層塗工液によ
り乾燥膜厚6ミクロンの表面層を塗工し、像担持
ベルトを得た。 (中間層塗工液) カーボンブラツク(コロンビヤン・カーボン日
本(株)、コロイデツクスNo.3)10重量部、エチレン
−アクリル酸共重合体水溶液(製鉄化学工業(株)
製、商品名ザイクセン−A固形分濃度25wt%)
100重量部を水35重量部、エタノール15重量部と
共に磁製ボールミルに入れ60時間分散して塗工液
とした。 (表面層塗工液) TiO2顔料30重量部、アルキツド変性シリコー
ン(信越化学工業(株)製KR−201)10重量部にキ
シレンを加えて固形分比15重量パーセントの溶液
を調製した。この溶液をサンドミル分散機
(2000rpm)で30時間分散して塗工液を作製した。 得られた像担持ベルトを実施例1と同様の方法
で測定した。この結果を下表に示す。
【表】 本実施例で作成した像担持体ベルトを用いた画
像表示装置は、前述の実施例1と2で作成した像
担持体ベルトを用いた画像表示装置と比較して画
像コントラストの点で優れており、しかもその表
示されたトナー画像は画像鮮明性の点で非常に優
れていた。
【図面の簡単な説明】
第1図は表示装置の一例の極く概略の構成図
で、第2図はその現像装置部分の拡大断面図で、
第3図は露光明部部分の像形成原理を示す模式図
で、第4図は露光暗部部分の像形成原理を示す模
式図である。第5図a、第5図bおよび第5図c
は本発明で用いる像担持体の断面図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 透明導電層を有する基体の上に光導電体層を
    有する像担持体に光信号の露光を基体側から行な
    い、その露光と同時に光信号の露光部位に対応す
    る光導電体層側の表面にトナーを供給して光信号
    に対応したトナー画像を像担持体上に形成するこ
    とによつて表示する方式の画像表示装置におい
    て、前記トナー画像を形成する像担持体が光導電
    体層の上に光吸収剤とバインダを有する遮光層を
    有することを特徴とする画像表示装置。 2 前記遮光層の上にトナー画像を担持する層を
    有する特許請求の範囲第1項記載の画像表示装
    置。 3 前記トナー画像を担持する層が顔料又は染料
    とバインダを有する被膜である特許請求の範囲第
    2項記載の画像表示装置。 4 前記顔料又は染料が白色系色調を有する顔料
    又は染料である特許請求の範囲第3項記載の画像
    表示装置。 5 前記白色系色調を有する顔料が酸化チタン、
    酸化亜鉛又は酸化錫である特許請求の範囲第4項
    記載の画像表示装置。 6 前記光吸収剤が光導電体層における感光波長
    域の全部又は大部分の波長域の光線を吸収する金
    属粉体、顔料又は染料である特許請求の範囲第1
    項記載の画像表示装置。 7 前記遮光層が白色系色調を有する顔料又は染
    料を含有している特許請求の範囲第1項記載の画
    像表示装置。 8 前記白色系色調を有する顔料が酸化チタン、
    酸化亜鉛又は酸化錫である特許請求の範囲第7項
    記載の画像表示装置。 9 前記光導電体層における感光波長域の全部又
    は大部分の波長域の光線を吸収する顔料がカーボ
    ンブラツクである特許請求の範囲第6項記載の画
    像表示装置。 10 前記遮光層が金属の薄膜である特許請求の
    範囲第1項記載の画像表示装置。
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