JPH02111428A - マイクロカプセル製造用乳化剤、該乳化剤を用いてなるマイクロカプセル及びその製造方法並びに該マイクロカプセルを用いたノーカーボン感圧複写紙 - Google Patents

マイクロカプセル製造用乳化剤、該乳化剤を用いてなるマイクロカプセル及びその製造方法並びに該マイクロカプセルを用いたノーカーボン感圧複写紙

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JPH02111428A
JPH02111428A JP63263745A JP26374588A JPH02111428A JP H02111428 A JPH02111428 A JP H02111428A JP 63263745 A JP63263745 A JP 63263745A JP 26374588 A JP26374588 A JP 26374588A JP H02111428 A JPH02111428 A JP H02111428A
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    • B01J13/00Colloid chemistry, e.g. the production of colloidal materials or their solutions, not otherwise provided for; Making microcapsules or microballoons
    • B01J13/02Making microcapsules or microballoons
    • B01J13/06Making microcapsules or microballoons by phase separation
    • B01J13/14Polymerisation; cross-linking
    • B01J13/18In situ polymerisation with all reactants being present in the same phase
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/124Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein using pressure to make a masked colour visible, e.g. to make a coloured support visible, to create an opaque or transparent pattern, or to form colour by uniting colour-forming components
    • B41M5/165Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein using pressure to make a masked colour visible, e.g. to make a coloured support visible, to create an opaque or transparent pattern, or to form colour by uniting colour-forming components characterised by the use of microcapsules; Special solvents for incorporating the ingredients

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (A)産業上の利用分野 本発明は、マイクロカプセル製造用乳化剤、該乳化剤を
用いてなるマイクロカプセルの製造方法、該製造方法に
より得られるマイ、クロカプセル及び該マイクロカプセ
ルを用いるノーカーボン感圧複写紙に関するものである
(B)従来技術 マイクロカプセルは、1μm〜数百μmまでの大きさの
微粒子として液体、固体、気体を内包し、そのまわりを
、薄い皮膜で均一に覆ったものであり、具体的には、無
色、及び有色染料、医薬品、農薬、香料、飼料等のマイ
クロカプセルが工業的に製品化されている。
その中で最も一般的なものは、感圧複写紙への応用であ
る。すなわち、支持体の裏面に無色の電子供与性染料を
溶解した疎水性液体を含むマイクロカプセルを塗布した
上用紙と、別の支持体の表面に無色の電子受容性顕色剤
を塗布した下用紙の各々の塗布面が対向する様に重ね合
わせ、筆圧を加えるとマイクロカプセルが破壊されて内
包物が放出され、発色剤と顕色剤とが接触し、化学反応
により着色物質が下用紙の表面に形成され、これが複写
紙として得られるものである。
この様にマイクロカプセルはある特性をもった物質の外
側に薄膜を形成させることで、その特性も同時に封じ込
めてしまうことが可能で、必要時に皮膜を破壊すれは内
包された物質を取出すことができるものである。
従来より知られているマイクロカプセルの製造方法とし
ては、 (1)  ゼラチンとアニオン性保護コロイドとのイオ
ンコンプレックスを用いたコアセルページ冒ン法。
(2)内相と外相の界面での皮膜形成反応を利用した界
面重合法。
(3)外相(水相)より油滴表面に、水不溶性樹脂皮膜
を形成する1n−situ法(4!公昭60−2100
、特開昭53−84881.同54−25277、同5
4−49984、同55−47139、同56−512
38、同59−177129)が知られている。
上記カプセル化法においては、内包物の保護力に優れた
緻密な皮膜を有するマイクロカプセルが得られ、工業的
にも広く応用されているものであるが、製造面、品質面
において数々の問題点を有していることも事実である。
すなわち、コアセルページlン法においては、(1)反
応に係るpH,温度、時間、操作が複雑である。
(2)20%以上の濃度のマイクロカプセルスラリーを
得ることが困難であるため、感圧複写紙に用いる場合に
多量の水分を蒸発させねばならないので作業速度、エネ
ルギーコスト面で改良の余地が大きいこと。
(3)  膜材料が天然物であるので品質面、及び価格
面での変動が大きいこと。
(4)腐敗、凝集の傾向を有するため、長時間の保存に
耐見られない。
等の問題点を有している。
界面重合法については、コアセルページlン法における
問題点は、ある程度改良されているものの反応性の高い
皮膜基材を(比較的高温で)反応させるため、不安定な
物質、あるいは熱変性し易い物質のカプセル化には向か
ない。
また、耐溶剤性、耐水性についても改良すべき点が残さ
れているものである。
1n−situ法においては、各種アミノ樹脂によるカ
プセル化が提案されており、現在工業的にも広く応用さ
れているものであるが、次の問題点を有することも事実
である。
(1)疎水性液体を微小滴状に乳化する水溶性高分子物
質が比較的高粘度であるため、得られたマイクロカプセ
ル分散液も必然的に高粘度となり、固形分50%以上の
良好な流動性を有するマイクロカプセルスラリーを得る
ことは事実上困難である。
(2)(1)に対し低粘度の水溶性高分子物質、若しく
は適当な溶媒で希釈し、低粘度化した水溶性高分子を乳
化剤として用いた場合には、疎水性液体の乳化安定性が
低下し疎水性液体同士の凝集あるいは凝−が生じる。
(3)  物理的、化学的に高い皮膜強度、及び安定性
を得る為には、高温の反応条件、若しくは多量の膜材量
を投入する必要がある。この様な条件変動に敏感なカプ
セル化法を採用すると、工業的製造においては特に、わ
ずかな県外設定の誤差や予期せざる糸外変化により不良
製品が出来易いということにつながり、工業的適用範囲
が狭められてしまう。
又、従来より知られている製造方法で得られるマイクロ
カプセルをノーカーボン感圧複写紙に用いると、静圧発
色汚れ、耐熱性は十分とは言えなかった。
(C)発明が解決しようとする課題 本発明は、(B)項で示した従来より知られているマイ
クロカプセル化法における問題点を解決することを目的
としており、とりわけ、疎水性液体を芯物質として含む
1n−situ法によるマイクロカプセルの製造方法に
好適である水溶性高分子系乳化剤を提供することを目的
とする。更には、前記乳化剤を使用し、しかも1n−s
itu法を採用することにより、高固形分濃度、低粘度
のマイクロカプセルスラリーを収得し、かつ少食の膜剤
使用量においてもより強靭な皮膜を備え得るマイクロカ
プセルを提供することを目的としている。
また更には改良した製造方法によるマイクロカプセルを
用いて静圧発色汚れ、耐熱性の優れたノーカーボン感圧
複写紙を提供することを目的としている。
(D)課題を解決するための手段 本発明は、水溶性高分子物質を有効成分として含有する
マイクロカプセル製造用乳化剤において、該水溶性高分
子物質が(A)ベンジル(メタ)アクリレート、(B)
、(B)スチレン及び(C)無水マレイン酸からなる三
元共重合体であることを特徴とするマイクロカプセル製
造用乳化剤であり、更に好ましくは該三元共重合体のモ
ノマー組成が、(A)+(B)+ (C) = 100
モルチに対し、(A)ベンジル(メタ)アクリレートが
2〜50モル*、(B)スチレンが5〜50モル*、(
C)無水マレイン酸が40〜50モル係で構成されてな
るマイクロカプセル製造用乳化剤である。
更に本発明は、水溶性高分子物質を含む水性媒体中で、
アミノアルデヒド縮重合物を壁膜材料とするマイクロカ
プセルの製造方法において、該水溶性高分子物質として
(A)ベンジル(メタ)アクリレート、(B)スチレン
及び(C)無水マレイン酸からなる三元共重合体を用い
ることを特徴とするマイクロカプセルの製造方法に関し
、更に好ましくは該三元共重合体の七ツマー組成が、(
A)+(B)+(C)=100モルチに対し、(A)ベ
ンジル(メタ)アクリレートが2〜50F−ル*、(B
)スチレンが5〜50モルs、 (C)無水マレイン酸
が40〜50モルチで構成されてなるマイクロカプセル
製造用乳化剤を使用し、かつ壁膜材料としてアミノアル
デヒド縮金物を使用することを特徴とするマイクロカプ
セルの製造方法に関する。
上記三元共重合体の製造法は、特に制限はされず、公知
の各種方法を適宜選択して採用することができ、例えば
乳化重合、懸渇重合、溶液重合等があげられる。好まし
くは、各モノマー成分を例えばアセトン、メチルエチル
ケトン、メチルイソブチルケトン等の適当な有機溶媒中
で共重合せしめた後、該有機溶媒を除去することにより
得られる。重合開始剤としても特に制限なく各種公知の
ものを使用できる。上記溶液重合方法の場合には、ベン
ゾイルパーオキサイド、ターシャリ−ブチルパーオキジ
ペンゾエート、ターシャリ−ブチルパーオキシ2−エチ
ルヘキサノエート等の有機過酸化物、アゾビスイソブチ
ロニトリル、ジメチル−2,21−アゾビスイソブチレ
ート等の有機アゾ化合物等を好適に使用しうる。得られ
た共重合体を本発明のマイクロカプセル製造用乳化剤と
なすには、該共重合体を適当な中和剤により適宜中和し
、水に稀釈溶解すればよい。
各構成子ツマ−の組成比率は、上記範囲の中で変動する
には特に問題ないが、いずれか一つでもこの範囲からは
ずれると、得られたマイクロカブセル製造過程及び品質
にとって好ましくない現象が生じてくる。
具体的には(C)無水マレイン酸の構成比率が50%以
上になると、各構成成分の規則的な共重合反応が困難と
なるばかりか、生成したものを乳化剤水溶液として用い
ても乳化工程中に疎水性液体の分離、または巨大な疎水
性液体粒子が存在する様になる。また無水マレイン酸の
構成比率が40−以下では、共重合反応は比較的順調に
進行するが、生成物は、水に不溶性になったり激しい粘
度上昇が生じて、乳化工程に好ましくない現象をもたら
す。またスチレンの比率がこの範囲より高ければ(ベン
ジル(メタ)アクリレートが少なければ)本発明で述べ
る様な強靭な皮膜は得られないし、逆にベンジル(メタ
)アクリレートの比率が高くなると、水溶性高分子の粘
度が高くなる傾向を示し、乳化工程に支障をきたすか、
不完全カプセルが発生する結果となり好ましくない。
本発明で用いられる水溶性高分子のゲルパ2エージ冒ン
クaマドグラ7による測定分子量はポリスチレン換算で
100万以下が好ましく、B型粘度計による粘度は、1
0%pH4,0,25℃の水溶液で20〜2000 c
psの範囲であることが好ましいO 本発明におけるマイクロカプセルの製造方法は、基本的
に次の4つの過程より成る (1)  水溶性高分子の調製過程 (2)芯物質の調製過程 (3)アミノアルデヒド初期縮合物の調製過程(4) 
 アミノアルデヒド樹脂の形成過程(1)の水溶性高分
子の調製過程において、水溶性高分子溶液の濃度は、そ
の粘度、乳化安定性により決定されるが、3〜15%の
範囲が好ましい。
水溶液のpHは通常7以下の酸性領域に設定されるが、
好ましくは6以下で用いられる。
pH調製する為には、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、アンモニア等の塩基、もしくは酢酸、塩酸、シェラ
酸等の酸が用いられる。
(2)の芯物質として具体的には、6m染料、医薬品、
農薬、液晶、香料、顔料等が溶解もしくは分散されて用
いられる。とりわけ感圧複写紙用マイクロカプセルとし
て用いる際には芯物質として電子供与性発色剤(有機系
の無色染料)が用いられるが、その溶媒としては、ジア
リルアルカン、アルキルナフタレン、ジベンジルベンゼ
ン鍔導体、アルキルベンゼン、パラフィン、シクロパラ
フィン、塩素化パラフィン、及び各種のエステル類、鉱
物油、植物油等が挙げられる。
(3)のアミノアルデヒド樹脂としては、尿素−ホルマ
リン樹脂、メラミン−ホルマリン&脂、ベンゾグアナミ
ン樹脂、ブチル化メラミン樹脂、ブチル化尿素樹脂が知
られているが、メラミン−ホルマリン樹脂が特に好まし
い樹脂として挙げられる。
これら樹脂の初期輪金物は、適当な濃度、pH1温度条
件下で反応させる事により容易に得られるが、既製の市
販品を用いても構わない。
これらアミノアルデヒド初期縮合物とあるいは、それぞ
れの単体(アミノ化合物とホルマリン)とを、芯物質と
なる油溶性液体との比率(重量比)は一般に1:3〜1
:40の範囲で添加されるが、芯物質、膜材種、または
用途によって異なってくる。尚、この(3)は、それぞ
れの単体そのものを使用できる場合もあるので、必須で
はない。
(4)アミノアルデヒド樹脂の樹脂形成過程すなわち、
反応過程は、一般には50〜90℃の温度範囲で行なわ
れ、通常1〜3時間で樹脂形成反応は終了する樹脂形成
時に反応を促進する触媒、及び反応終了後、過剰なホル
ムアルデヒドの処理剤を用いることも何ら差し支えない
本発明の方法により得られるマイクロカプセルスラリー
は高濃度で調製される上に、低粘度であり、さらに強靭
な皮膜を有するものである。とりわけノーカーボン紙用
マイクロカプセルとして用いる際には、コーティング作
業性が極めて良好であり、より高濃度かつ高速塗抹を可
能にするものであった。
本発明のノーカーボン感圧複写紙は、支持体上に電子供
与性発色剤を内包する本発明のカプセル、緩衝剤、バイ
ンダーを塗抹して得られる。本発明の緩衝剤とは、マイ
クロカプセルの破壊を防止する目的で添加されるもので
あり、一般には、小麦でん粉、馬鈴薯でん粉、セルロー
ス微粉末、合成プラスチックピグメント等が用いられる
が、そのfi類及び量は特に限定されない。バインダー
としては、一般にラテックス、可溶性でん粉、カゼイン
、ゼラチン、アラビアゴム、ポリビニルアルコール、メ
チルセルロース等が単独又は混合して用いられ、カプセ
ル及び緩衝剤を支持体上に固着させる目的で使用される
が、その種類及び量は特に限定されない。支持体として
は、通常セルロース繊維を主体とする酸性紙、中性紙が
用いられるが、合成紙を用いることも何ら差し支えない
(E)実施例 以下に本発明の実施例を示す。
なお、実施例中の部数は、全て重量部を示す。
実施例1 〔水溶性高分子の製造例〕 還流冷却器、温度計、窒素導入管、滴下a −)2本を
付した2tのコルベンにメチルイソブチルケトン200
9を仕込み、110〜115℃に昇温した後、同温度で
スチレン52 f (0,5モル)、ベンジルメタクリ
レ−) 88 f (0,5モル〕、無水マレイン酸9
8t(1モル)のメチルイソブチルケトン200を溶液
とターシャリ−ブチルパーオキシベンゾニー) 2.2
 tのメチルイソブチルケトン1002溶液を別個の滴
下ロートより2時間で滴下し、さらに、2時間保温した
後、重合を完結させるために、ターシャリ−ブチルパー
オキシ2−エチルヘキサノニー) 2.2 tのメチル
イソブチルケトン50f溶液を30分で滴下し、1時間
保温した。重合液を100℃以下に冷却した後、水15
09と48%苛性ソーダ75 f (0,9モル)を加
えたのち、常法により水蒸気を吹込み、メチルインブチ
ルケトンを除去した後、水を加え、固形分濃度が8%と
なる様に調整し水溶性高分子を得た。性状は次の通りで
あった。
pH=4.7   B型粘度(25℃)は70cps0
〔マイクロカプセル化〕 マイクロカプセルの芯物質としてクリスタルバイオレッ
トラクトン(CUL)3部をハイゾールSAs  N−
296(E1本石油化学製芳香族溶媒)96部に溶解し
た溶液を用意した。
乳化剤水溶液として前記製造例で得た水溶性高分子溶液
180部に、上記疎水性液体220部を強攪拌下、徐々
に添加し体積平均粒径が5ミクロンになるまで攪拌を続
は乳化液を得た。
別にメラミン11部、37%ホルムアルデヒド水溶液2
1.2部、水28.2部を混合し水酸化ナトリウムを加
えてpHを9とし加熱することにより溶解させメラミン
−ホルムアルデヒド初期縮合物の水溶液を得、乳化液中
に添加し、70℃の温度下2時間攪拌を続は反応を終了
した。
マイクロカプセルの生成を確認後、室温まで冷却し苛性
ソーダ水溶液でpHを9.0まで上げマイクロカプセル
化を全て終了した。
こうして得たマイクロカプセル液固形部で100部に小
麦赦粉粒子30部と10チボリビニルアルコ一ル水溶液
100部を加え、40 t/rrlの上質紙に乾燥塗布
量が5t〜となる様に塗布しノーカーボン感圧記録紙上
用紙((B)を得た。これを市販のノーカーボン感圧記
録紙下用紙(三菱NCR紙下川下用紙40.40 f/
lriペースの下用紙)と組み合わせタイプライタ−印
字したところ発色性良好なノーカーボン紙が得られた。
実施例2 実1.市例1中の製造例において、スチレンの添加iヲ
20.8 f (0,2モル)、ベンジルメタクリレー
トを140.8F(0,8モル)に変化させて添加した
以外は全て同様にして水溶性高分子の調製を行なった。
得られた水溶性高分子の性状は、固形分濃度7゜5%、
B型粘度(25℃) 120 cps、 pH5,0で
あった。
この水溶性高分子を乳化剤溶液として用い実施例1と同
様に、カプセル化及び(Bシートの作製を行なった。
実施例3 実施例1中の製造例において、スチレンの添加iを80
r(0,77モル)、ベンジルメタクリレートを105
.6F(0,60モル)!添加した以外は全て同様にし
て水溶性高分子の調製を行なった。
得られた水溶性高分子の性状は、固形分濃度8゜0%、
B型精度(25℃)70cps、pHは4.8であった
この水溶性高分子を乳化剤水溶液として用い実施例1と
同様にカプセル化及び(Bシートの作製を行なった。
実施例4 実施例1で得られた、疎水性液体の乳化液中に尿素14
部を溶解した水溶液42部と37%ホルムアルデヒド水
溶液29部ン添加し60℃の温度で2時間攪拌を続け、
反応を終了した。
このマイクロカプセルの生成を確認後、室温まで冷却し
苛性ソーダ水溶液でpH9,0まで上げマイクロカプセ
ル化を終了した。また実施例1と同様に(Bシートの作
製を行なった。
比較例1 〔スチレン−無水マレイン酸共重合体水溶液の製造〕実
施例1中の製造例において、ベンジルメタクリレ−) 
88 f (0,5モル)の代わりに、スチレン52f
(0,5モル)を使用する以外は、すべて実施例1と同
様にした。得られたスチレン−無水マレイン酸共重合体
水溶性高分子の性状は、固形分8%、B型精度(25℃
)250cps1pH4,8であった。
〔マイクロカプセル化〕
この水溶性高分子を乳化剤水溶液として用い、実施例1
のメラミン−ホルムアルデヒドとともに加える水28.
2部の代わりに水130.6部を使用する以外は、すべ
て実施例1と同様にカプセル化及び(Bシートの作製を
行なった。
比較例2 水溶性高分子溶液としてpH3,5に調整したエチレン
−無水マレイン酸2元共重合体(米国モンサント社製商
品名HMA−31)の8.0%水溶液180部に実施例
1の疎水性液体220部を添加し同様に乳化した。
次にメラミン13部と37%ホルムアルデヒド水溶液2
5.1部、水132部ンpH9,0で加熱溶解しメラミ
ンホルムアルデヒド初期給金物を得、上記乳化液中に添
加し70℃の温度下2時間攪拌を続は反応を終了した。
得られたマイクロカプセルスラリーを実施例1と同様に
処理してノーカーボン感圧複写紙上用紙((B)を得た
前記実施例、比較例で得られたマイクロカプセル及び感
圧複写紙上用紙を次の方法で評価し判断基準とした。
・固形分 105℃、3hr乾熱処理後のカプセルの固形分濃度 ・粘度 B型粘度計、25℃における55部濃度カプセルエマル
ジ冒ンの粘度(比較例のみ45チ)・ブルースポット カプセルエマルジ冒ンの固形分濃度が20チになる様に
水で希釈し、CFレシート顕色剤塗布面に乾燥塗抹量6
 f/ltt’となるように直接塗布し乾燥後、100
−当りの斑点の数を数える。カプセル化の悪いものほど
点数が多く実用的には5個以下が好ましい。
・静圧発色汚れ (BシートとCFレシート塗布面が対向する様に、重ね
合わせ、20 WttAの圧力で30秒間静圧を加えた
後のCPシート面の反射率を測定。値が大きいほどマイ
クロカプセル皮膜が丈夫であることを示す。
・耐熱性 (BシートとCFレシート塗布面が対向する様に重ね合
わせ、50 f/W?の軽荷重を加え、140℃の雰囲
気で3時間放置した後のCFシート面の反射率を測定し
た。値が大きいものほど耐熱性に優れ皮膜が丈夫である
ことを示している。
前記静圧発色汚れ、及び耐熱処理したCFレシート反射
率測定は日本重色工業■製カラーディファレンスメータ
ーNDIOIDP型を用い測定し、表示は発色部分の反
射率/未処理部分(地肌部分)の反射率X100(%)
で示した。以上の測定方法に基づき評価した結果を表■
に示す。
表I を所望の大きさに揃えるに要する時間が従来から知られ
ているものに比べ著しく短縮化される効果が得られる。
CF)発明の効果 本発明は、実施例の結果からも明らかな様に、少量の膜
材量においても高強度のカプセルが低粘度、高固形分で
得られるものであった。
特に感圧複写紙用の製造に本発明の方法を適用した場合
には、粘度が低いのでコーティング適性が優れ、尚かつ
発色性、耐汚染性に優れた感圧複写紙が得られるという
効果が得られる。
さらに、本発明で得られる予期し得なかった効果として
乳化時間の短縮、すなわち、疎水性液体手続補正書(酸
) 昭和63年11月2+日 特許庁長官殿       ”′ 1、事件の表示 昭和63年特許願第263745号2
、発明の名称 マイクロカプセル製造用乳化剤、該乳化剤を用いてなる
マイクロカプセル及びその製造方法並びに該マイクロカ
プセルを用いたノーカーボン感圧複写紙3、補正をする
者 事件との関係  特許出願人 ffi  (6001248+ (1)明細書の第14頁7行目、 「は終了する樹脂形成」を、 「は終了する。その樹脂形成」に補正する。
(2)  同 第16頁3行目、 「(1モル)の」を、 「(1モル)及び」に補正する。
(3)  同 第16頁4行目、 r200g溶液」を、 r200 gからなるモノマー溶液」に補正する。
(4)  同 第16頁6行目、 rloOg溶液」を、 rl 00 gとからなる開始剤溶液」に補正する。
(5)  同 第16頁7行目、 「保温した後、重合」を、 「保温した。ついで重合」に補正する。
(6)  同 第16頁9行目、 r2.2gの」を、 r2.2gと」に補正する。
(7)明細書の第16頁10行目、 「50g溶液」を、 「50gとからなる開始剤溶液」 (8)  同 第16頁11行目、 「重合液を」を、 「該重合液を」に補正する。
(9)  同 第16頁20行目、 r (CUL)Jを、 r (CVL)Jに補正する。
(10)  同 第20頁14行目、 「2元共重合体」を、 「二元共重合体」に補正する。
に補正する。
手続補正書(自発) 平成1年10月19日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、水溶性高分子物質を有効成分として含有するマイク
    ロカプセル製造用乳化剤において、該水溶性高分子物質
    が(A)ベンジル(メタ)アクリレート、(B)スチレ
    ン及び(C)無水マレイン酸からなる三元共重合体であ
    ることを特徴とするマイクロカプセル製造用乳化剤。 2、(A)ベンジル(メタ)アクリレート、(B)スチ
    レン及び(C)無水マレイン酸からなる三元共重合体の
    モノマー組成が、(A)+(B)+(C)=100モル
    %に対し、(A)ベンジル(メタ)アクリレートが2〜
    50モル%、(B)スチレンが5〜50モル%、(C)
    無水マレイン酸が40〜50モル%である請求項1記載
    のマイクロカプセル製造用乳化剤。 3、水溶性高分子物質を含む水性媒体中で、アミノアル
    デヒド縮重合物を壁膜材料とするマイクロカプセルの製
    造方法において、該水溶性高分子物質として(A)ベン
    ジル(メタ)アクリレート、(B)スチレン及び(C)
    無水マレイン酸からなる三元共重合体を用いることを特
    徴とするマイクロカプセルの製造方法。 4、(A)ベンジル(メタ)アクリレート、(B)スチ
    レン及び(C)無水マレイン酸からなる三元共重合体の
    モノマー組成が、(A)+(B)+(C)=100モル
    %に対し、(A)ベンジル(メタ)アクリレートが2〜
    50モル%、(B)スチレンが5〜50モル%、(C)
    無水マレイン酸が40〜50モル%である請求項3記載
    のマイクロカプセルの製造方法。 5、壁膜材料がアミノアルデヒド縮重合物である請求項
    3又は4記載のマイクロカプセルの製造方法により得ら
    れるマイクロカプセル。 6、電子供与性発色剤を内包した請求項5記載のマイク
    ロカプセル、緩衝剤及びバインダーを含有する塗層を支
    持体上に有する事を特徴とするノーカーボン感圧複写紙
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CN115748297A (zh) * 2021-05-26 2023-03-07 刘兴发 一种具有阻燃性能的复写纸

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