JPH0211011A - 周波数可変発振器 - Google Patents
周波数可変発振器Info
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- JPH0211011A JPH0211011A JP15947188A JP15947188A JPH0211011A JP H0211011 A JPH0211011 A JP H0211011A JP 15947188 A JP15947188 A JP 15947188A JP 15947188 A JP15947188 A JP 15947188A JP H0211011 A JPH0211011 A JP H0211011A
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Landscapes
- Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的〕
(産業上の利用分野)
本発明は無線機の局部発振源等に用いる周波数可変発振
器に係り、特に発振器中に用いられる弾性表面波遅延線
における発熱を防止し効率の良い電極構造および発振回
路構成に関するものである。
器に係り、特に発振器中に用いられる弾性表面波遅延線
における発熱を防止し効率の良い電極構造および発振回
路構成に関するものである。
(従来の技術)
次に第5図を参照して、従来の周波数可変発振器を説明
する。
する。
第5図において、弾性表面波遅延線は、LiNbO3゜
LiTa0. 、 LiB4O,、水晶等の圧電性基板
(ト)と、この圧電性基板(υ上に形成されたAQから
なる入力電極(31)と出力電極(32)とから構成さ
れている。従来の周波数可変発振器は、この弾性表面波
遅延線を利用したものである。すなわち、入力電極(3
1)と出力電極(32)との間には、増幅器(4)と移
相器■とが電気的に接続され、発振回路としてのループ
が形成されている。この発振回路が発振している状態で
は、入力電極(31)と出力電極(32)との間に定常
的に表面波が生じる。この表面波の周波数は、移相器■
の位相回転量を調整することによって変えられる。
LiTa0. 、 LiB4O,、水晶等の圧電性基板
(ト)と、この圧電性基板(υ上に形成されたAQから
なる入力電極(31)と出力電極(32)とから構成さ
れている。従来の周波数可変発振器は、この弾性表面波
遅延線を利用したものである。すなわち、入力電極(3
1)と出力電極(32)との間には、増幅器(4)と移
相器■とが電気的に接続され、発振回路としてのループ
が形成されている。この発振回路が発振している状態で
は、入力電極(31)と出力電極(32)との間に定常
的に表面波が生じる。この表面波の周波数は、移相器■
の位相回転量を調整することによって変えられる。
しかしながら、第5図に示した弾性表面波遅延線では、
入力電極(31)と出力電極(32)との間以外の外に
も表面波■が伝搬する。この不要な表面波■は、圧電性
基板ωの端部で反射し、出力電極(32)で再受信され
る等の不所望な現像が生じる。
入力電極(31)と出力電極(32)との間以外の外に
も表面波■が伝搬する。この不要な表面波■は、圧電性
基板ωの端部で反射し、出力電極(32)で再受信され
る等の不所望な現像が生じる。
この不所望な現像を防止するため、圧電性基板(υの両
端部には1表面波■を吸収するための吸音剤■が塗布さ
れている。
端部には1表面波■を吸収するための吸音剤■が塗布さ
れている。
入力電極(31)で励振され吸音剤■で吸収される不要
な表面波の存在は、この弾性表面波遅延線と増幅器(へ
)と移相器■とで構成される発振ループ自身の損失とな
る。この損失を補なうように増幅器(至)の増幅率を十
分確保しなければならなく、したがって第5図に示した
ものでは、増幅回路そのものの構造が複雑となり発振器
ループの消4&電力も大きくなってしまう。
な表面波の存在は、この弾性表面波遅延線と増幅器(へ
)と移相器■とで構成される発振ループ自身の損失とな
る。この損失を補なうように増幅器(至)の増幅率を十
分確保しなければならなく、したがって第5図に示した
ものでは、増幅回路そのものの構造が複雑となり発振器
ループの消4&電力も大きくなってしまう。
次に上述の問題点である弾性表面波遅延線での損失を解
消する一手法として弾性表面波遅延線に弾性表面波共振
子を用いた場合について第6図に基いて説明する。
消する一手法として弾性表面波遅延線に弾性表面波共振
子を用いた場合について第6図に基いて説明する。
第6図において、弾性表面波遅延線は、入力電極(31
)と出力電極(32)とが互いに向かい合う方向と反対
側に、かつ入力電極(31)と出力電極(32)とにそ
れぞれ隣接して反射器0が設けられている。
)と出力電極(32)とが互いに向かい合う方向と反対
側に、かつ入力電極(31)と出力電極(32)とにそ
れぞれ隣接して反射器0が設けられている。
この弾性表面波遅延線は、圧電性基板(υ、入力電極(
31)、出力型Vi(32)および反射器0は表面波を
用いた2端子の共振フィルタとして動作する。この弾性
表面波遅延線は、第5図図示の例と同様に増幅器(へ)
と移相器0とで発振器ループを形成し発振させた場合に
は入力電極(31)と出力電極(32)との間に定常的
に表面波が生じる。
31)、出力型Vi(32)および反射器0は表面波を
用いた2端子の共振フィルタとして動作する。この弾性
表面波遅延線は、第5図図示の例と同様に増幅器(へ)
と移相器0とで発振器ループを形成し発振させた場合に
は入力電極(31)と出力電極(32)との間に定常的
に表面波が生じる。
しかしながら、第6図に示す例では、共振フィルタ自体
が狭帯域にしか通過帯域を持たない。したがって共振フ
ィルタを用いた周波数可変発振器は広い周波数範囲でそ
の適用は困難である問題がある。
が狭帯域にしか通過帯域を持たない。したがって共振フ
ィルタを用いた周波数可変発振器は広い周波数範囲でそ
の適用は困難である問題がある。
(発明が解決しようとする課題)
本発明は上述の問題に鑑みてなされたものであり、不要
な表面波の発生を防止しつつ、かつ広い周波数範囲で可
変可能な周波数可変発振器を提供することを課題とする
。
な表面波の発生を防止しつつ、かつ広い周波数範囲で可
変可能な周波数可変発振器を提供することを課題とする
。
(課題を解決するための手段)
上述の課題を解決するために、本発明の周波数可変発振
器においては、入力電極と出力電極とは多相励振の一方
向性fft極で形成され、かつこの一方向性電極の表面
波の励振される方向はこの入力電極とこの出力電極とが
向い合っている方向と実質的に同一であることを基本構
成とする。
器においては、入力電極と出力電極とは多相励振の一方
向性fft極で形成され、かつこの一方向性電極の表面
波の励振される方向はこの入力電極とこの出力電極とが
向い合っている方向と実質的に同一であることを基本構
成とする。
(作 用)
上述の基本構成をとることにより、本発明は。
入力電極および出力電極の各電極指に位相差を有する高
周波入力を加えることにより一方向に表面波を励振させ
るものである。したがって、本発明では外部回路に移相
器を設けることにより、電極指ごとに位相差を与えるこ
とができ、その上広帯域に入力電極および出力電極に方
向性を持たせることができる。さらに、本発明は増幅器
と可変移相器とを組み合わせることにより、より広い周
波数範囲で周波数可変が可能な発振器を構成することが
できる。
周波入力を加えることにより一方向に表面波を励振させ
るものである。したがって、本発明では外部回路に移相
器を設けることにより、電極指ごとに位相差を与えるこ
とができ、その上広帯域に入力電極および出力電極に方
向性を持たせることができる。さらに、本発明は増幅器
と可変移相器とを組み合わせることにより、より広い周
波数範囲で周波数可変が可能な発振器を構成することが
できる。
(実施例)
以下、本発明の一実施例について第1図を参照して説明
する。
する。
第1図において1弾性表面波遅延線はLiTao:+
lLiNb0.、 LiB4O□、または水晶等からな
る圧電性基板(1)と、この主面上に形成された1表面
波を送受信するための多相励振構造の入力電極(31)
と出力電極(3z)とから構成されている。この入力電
極(31)と出力電極(32)とは、λ/6線幅(λ=
V/fo、但し■は圧電性基板0)を伝搬する表面波の
位相速度、foは表面波を最も強く励振する中心周波数
)の電極指(100)がλ/6おきに3本1組配置され
、 さらにこの3本組の電極指(100)がλ周期で配
置されている。この3本組の電極指(100)には、そ
れぞれO” 、 120@、 240°の位相を持つ信
号が加えられた場合、入力電極(31)および出力電極
(32)の方向性が互いに向かい合う様に配置されてい
る。この入力電極(31)には単相の信号を0’ 、
120°、240°の位相差を持つ信号に分離するため
に0” 、 120@、 240’の固定の移相器(9
1)。
lLiNb0.、 LiB4O□、または水晶等からな
る圧電性基板(1)と、この主面上に形成された1表面
波を送受信するための多相励振構造の入力電極(31)
と出力電極(3z)とから構成されている。この入力電
極(31)と出力電極(32)とは、λ/6線幅(λ=
V/fo、但し■は圧電性基板0)を伝搬する表面波の
位相速度、foは表面波を最も強く励振する中心周波数
)の電極指(100)がλ/6おきに3本1組配置され
、 さらにこの3本組の電極指(100)がλ周期で配
置されている。この3本組の電極指(100)には、そ
れぞれO” 、 120@、 240°の位相を持つ信
号が加えられた場合、入力電極(31)および出力電極
(32)の方向性が互いに向かい合う様に配置されてい
る。この入力電極(31)には単相の信号を0’ 、
120°、240°の位相差を持つ信号に分離するため
に0” 、 120@、 240’の固定の移相器(9
1)。
(92)、 (93)が電気的に接続されている。また
、この出力電極(32)ニは、O@、 120” 、
240’ (73位相差を持つ信号を単相の信号に変換
するための0゜−120°、−240’の固定の移相器
(94)、 (95)。
、この出力電極(32)ニは、O@、 120” 、
240’ (73位相差を持つ信号を単相の信号に変換
するための0゜−120°、−240’の固定の移相器
(94)、 (95)。
(96)が電気的に接続されている。この固定の移相器
(94)、 (95)、 (96)により単相に変換さ
れた信号は増幅器に)に入力され、さらに可変の移相器
■を介して固定の移相器(91)、 (92)、 (9
3)に入力されている。
(94)、 (95)、 (96)により単相に変換さ
れた信号は増幅器に)に入力され、さらに可変の移相器
■を介して固定の移相器(91)、 (92)、 (9
3)に入力されている。
上述の如く構成された発振器ループでは、圧電性基板ω
上に配置された入力電極(31)と出力電極(32)と
の間の位相回転量φ1と、可変移相器■の位相回転量φ
2および増幅器(へ)の位相回転量φ、との間に、 φ
1+φ2+φ3=2πN (Nは正数)の関係が満たさ
れた時に発振が起こり入力電極(31)と出力電極(3
2)との間に定常的に表面波が生じる。
上に配置された入力電極(31)と出力電極(32)と
の間の位相回転量φ1と、可変移相器■の位相回転量φ
2および増幅器(へ)の位相回転量φ、との間に、 φ
1+φ2+φ3=2πN (Nは正数)の関係が満たさ
れた時に発振が起こり入力電極(31)と出力電極(3
2)との間に定常的に表面波が生じる。
この弾性表面波遅延線は、反射器がない(共振子フィル
タではない意)ため、広帯域である。したがって、多相
励振構造の電極からなる広帯域の弾性表面波遅延線を用
いた周波数可変発振器は、広い周波数で発振させること
が可能である。さらに、第1図に示した弾性表面波遅延
線では、反射器を用いずに方向性を持たせることができ
たため、入力電極(31)と出力電極(32)との間以
外すなわち入力電極(31)と基板0)の端部との間又
は出力電極(32)と基板(υの端部との間には表面波
が伝搬しなくなるため不要波防止のための吸音剤を塗布
する必要がなくなる効果もある。
タではない意)ため、広帯域である。したがって、多相
励振構造の電極からなる広帯域の弾性表面波遅延線を用
いた周波数可変発振器は、広い周波数で発振させること
が可能である。さらに、第1図に示した弾性表面波遅延
線では、反射器を用いずに方向性を持たせることができ
たため、入力電極(31)と出力電極(32)との間以
外すなわち入力電極(31)と基板0)の端部との間又
は出力電極(32)と基板(υの端部との間には表面波
が伝搬しなくなるため不要波防止のための吸音剤を塗布
する必要がなくなる効果もある。
次に本発明の他の実施例について第2図を参照して説明
する。
する。
第2図において、弾性表面波遅延線は、圧電性基板(υ
と、この圧電性基板(1)の主面上には多相励振構造の
入力電極(31)と出力電極(32)とから構成されて
いる。この入力電極(31)および出力電極(32)は
、 λ/6線幅の3本1組の電極指(100)で構成さ
れており、 この3本組の電極指(100)はλ周期で
配置されている。この3本組の電極指(100)には、
それぞれ異なった位相の信号が接続されλ周期で同相の
信号が加えられている。この入力電極(31)と出力電
極(32)とがお互いに向かい合う側の一本目の電極指
(100)同士は互いに増幅器(41)と移相器(51
)とを介して電気的接続されている。
と、この圧電性基板(1)の主面上には多相励振構造の
入力電極(31)と出力電極(32)とから構成されて
いる。この入力電極(31)および出力電極(32)は
、 λ/6線幅の3本1組の電極指(100)で構成さ
れており、 この3本組の電極指(100)はλ周期で
配置されている。この3本組の電極指(100)には、
それぞれ異なった位相の信号が接続されλ周期で同相の
信号が加えられている。この入力電極(31)と出力電
極(32)とがお互いに向かい合う側の一本目の電極指
(100)同士は互いに増幅器(41)と移相器(51
)とを介して電気的接続されている。
同様に、二本1」の電極指(100)どうしおよび三本
口の電極指(100)どうしもそれぞれ独立に増幅器(
42)、 (43)と移相器(52)、 (53)とが
電気的に接続されている。この位相器(51)、 (5
2)、 (53)は互いに同相の位相回転量を持つ可変
移相器である。この3本組の電極指(100)にそれぞ
れ独立に電気的に接続された増幅器(41)、 (42
)、 (43)および移相器(51)、 (52)、
(53)がそれぞれ独立に発振回路ループを形成してい
る。しかしながら、この発振回路ループが同時に発振し
ている状態ではそれぞれの発振回路ループの発振の位相
は互いに引き込まれ、この3本組の電極指(ioo)に
はそれぞれ0″120’ 、 240’の位相差が生じ
、一実施例の如く単相の信号を3組の信号に変換するた
めの固定の外部移相器を用いなくとも多相励振電極を用
いた発振回路を実現することができる効果がある。
口の電極指(100)どうしもそれぞれ独立に増幅器(
42)、 (43)と移相器(52)、 (53)とが
電気的に接続されている。この位相器(51)、 (5
2)、 (53)は互いに同相の位相回転量を持つ可変
移相器である。この3本組の電極指(100)にそれぞ
れ独立に電気的に接続された増幅器(41)、 (42
)、 (43)および移相器(51)、 (52)、
(53)がそれぞれ独立に発振回路ループを形成してい
る。しかしながら、この発振回路ループが同時に発振し
ている状態ではそれぞれの発振回路ループの発振の位相
は互いに引き込まれ、この3本組の電極指(ioo)に
はそれぞれ0″120’ 、 240’の位相差が生じ
、一実施例の如く単相の信号を3組の信号に変換するた
めの固定の外部移相器を用いなくとも多相励振電極を用
いた発振回路を実現することができる効果がある。
次に、第1図または第2図に図示した周波数可変発振器
を無線機等の送信機に用いた場合について説明する。す
なわち、通常送信機に周波数可変発振器を用いる場合、
広帯域に発振回路の周波数を変えるために表面波を用い
た遅延線が使用される。この場合、従来の弾性表面波遅
延線ではその損失が大きくなり、回路の消費電力が大き
くなる。
を無線機等の送信機に用いた場合について説明する。す
なわち、通常送信機に周波数可変発振器を用いる場合、
広帯域に発振回路の周波数を変えるために表面波を用い
た遅延線が使用される。この場合、従来の弾性表面波遅
延線ではその損失が大きくなり、回路の消費電力が大き
くなる。
したがって、この周波数可変発振回路に本発明を適用す
ると、回路の消費電力を抑えることが出来、さらに発振
回路そのものの出力を大きく出来これにより出力段に設
けられる増幅器の利得を小さく雑音や外部からの誘通雑
音の影響を受けにくくすることができ、低消費電力で位
相雑音の小さい周波数可変発振器を構成することができ
る。
ると、回路の消費電力を抑えることが出来、さらに発振
回路そのものの出力を大きく出来これにより出力段に設
けられる増幅器の利得を小さく雑音や外部からの誘通雑
音の影響を受けにくくすることができ、低消費電力で位
相雑音の小さい周波数可変発振器を構成することができ
る。
次に他の実施例すなわち、本発明を周波数可変光回折格
子に応用した実施例について説明する。
子に応用した実施例について説明する。
まず、その前に弾性表面波を用いた周波数可変光回折格
子の原理について第3図を用いて説明する。
子の原理について第3図を用いて説明する。
第3図においてωは圧電性基板で(43)は表面波励振
用くし歯型電極である。このくし歯型電極(43)に接
続された高周波入力(8)により圧電性基板(1)上に
表面波が励振される。このとき、入力光(71)が基板
(])表面に対して入射した場合、この圧電性基板(1
)上に生じた表面波■より屈折率の周期的分布により入
力光(71)は回折され、透過光(72)及び回折光(
73)、 (74)に分かれる。周波数可変光回折格子
においては高周波人力■の信号周波数を変化させること
により圧電性基板(υ上に励振される表面波の周期を変
え回折光(73)、 (74)の回折角を変化させるこ
とにより周波数可変回折格子を実現している。この表面
波励振電極(43)で励振された表面波■は圧電性基板
O)端面において反射され再び入力光(71)当たる領
域に戻り圧電性基板O)上の表面波の波面が乱れる。こ
れを防ぐため圧電性基板(1)の両端面には表面波■を
吸収するための吸音剤■が塗布されている。第3図で説
明した周波数可変回折格子においては励振電極(43)
で励振された表面波■は全て吸音剤■で吸収され熱エネ
ルギーに変換される。一般に表面波@を用いた光回折格
子においては表面波■による屈折率の分布が表面に集中
しているため入力光(71)から回折光(72)、 (
73)への変換効率は非常に低く、この変換効率を上げ
るためには表面波■の振幅を大きくするため高周波入力
(8)に大きな電力を入力しなければならない。このた
め吸音剤■で生ずる発熱が大きくなりこれを冷却するた
めの構造が必要となる。
用くし歯型電極である。このくし歯型電極(43)に接
続された高周波入力(8)により圧電性基板(1)上に
表面波が励振される。このとき、入力光(71)が基板
(])表面に対して入射した場合、この圧電性基板(1
)上に生じた表面波■より屈折率の周期的分布により入
力光(71)は回折され、透過光(72)及び回折光(
73)、 (74)に分かれる。周波数可変光回折格子
においては高周波人力■の信号周波数を変化させること
により圧電性基板(υ上に励振される表面波の周期を変
え回折光(73)、 (74)の回折角を変化させるこ
とにより周波数可変回折格子を実現している。この表面
波励振電極(43)で励振された表面波■は圧電性基板
O)端面において反射され再び入力光(71)当たる領
域に戻り圧電性基板O)上の表面波の波面が乱れる。こ
れを防ぐため圧電性基板(1)の両端面には表面波■を
吸収するための吸音剤■が塗布されている。第3図で説
明した周波数可変回折格子においては励振電極(43)
で励振された表面波■は全て吸音剤■で吸収され熱エネ
ルギーに変換される。一般に表面波@を用いた光回折格
子においては表面波■による屈折率の分布が表面に集中
しているため入力光(71)から回折光(72)、 (
73)への変換効率は非常に低く、この変換効率を上げ
るためには表面波■の振幅を大きくするため高周波入力
(8)に大きな電力を入力しなければならない。このた
め吸音剤■で生ずる発熱が大きくなりこれを冷却するた
めの構造が必要となる。
次に本発明を周波数可変光回折格子に応用した実施例の
構成を第4図を用いて説明する。第4図において圧電性
基板(1)上に形成された多層励振構造の入力電極(3
1)および出力電極(32)によって形成された弾性表
面波遅延線とこの多層励振構造の各位相の電極指(10
0)に接続された移相器■。
構成を第4図を用いて説明する。第4図において圧電性
基板(1)上に形成された多層励振構造の入力電極(3
1)および出力電極(32)によって形成された弾性表
面波遅延線とこの多層励振構造の各位相の電極指(10
0)に接続された移相器■。
(91) 、・・・、 (96)と増幅器0)から構成
される周波数可変発振回路は第1図において説明した構
成と同じものである。この発振回路が発振している状態
では弾性表面波遅延線の入力電極(31)および出力電
極(32)の曲の伝搬路上には定常的に表面波■が生ず
る。このとき、この圧電性基板■上に生ずる表面波■に
よる屈折率の周期的分布により基板(1)表面に対して
入力光(71)は回折され透過光(72)と回折光(7
3)、 (74)に分かれる。第4図の構成法による周
波数可変光回折格子においては入射光(71)から回折
光(72)、 (73)への変換効率を上げるために発
振回路の発振レベルを上げ圧電性基板■上に生ずる表面
波■の振幅を大きくしても表面波■の励振電極(100
)は方向性を持っているため第3図で説明した不要な表
面波■は生ぜず、またこの不要な表面波を吸収するため
の吸音剤■を必要とせず吸音剤■で発生する熱を冷却す
るための構造も必要としないため、構造的に簡潔で効率
の良い周波数可変光回折格子を提供することが出来る。
される周波数可変発振回路は第1図において説明した構
成と同じものである。この発振回路が発振している状態
では弾性表面波遅延線の入力電極(31)および出力電
極(32)の曲の伝搬路上には定常的に表面波■が生ず
る。このとき、この圧電性基板■上に生ずる表面波■に
よる屈折率の周期的分布により基板(1)表面に対して
入力光(71)は回折され透過光(72)と回折光(7
3)、 (74)に分かれる。第4図の構成法による周
波数可変光回折格子においては入射光(71)から回折
光(72)、 (73)への変換効率を上げるために発
振回路の発振レベルを上げ圧電性基板■上に生ずる表面
波■の振幅を大きくしても表面波■の励振電極(100
)は方向性を持っているため第3図で説明した不要な表
面波■は生ぜず、またこの不要な表面波を吸収するため
の吸音剤■を必要とせず吸音剤■で発生する熱を冷却す
るための構造も必要としないため、構造的に簡潔で効率
の良い周波数可変光回折格子を提供することが出来る。
本発明の周波数可変発振器は、」二連の構成をとること
により、圧電性基板上で表面波を送受信する際の損失を
防止することができる。その上、広帯域において使用で
き、不要な表面波の発生を防止することができる
により、圧電性基板上で表面波を送受信する際の損失を
防止することができる。その上、広帯域において使用で
き、不要な表面波の発生を防止することができる
第1図は本発明の一実施例を示す模式斜視図、第2図は
本発明の他の実施例を示す模式斜視図。 第3図は第4図に示す本発明の他の実施例を説明するた
めの周波数可変光回折格子の原理を示す模式斜視図、第
4図は本発明の他の実施例を示す模式斜視図、第5図及
び第6図は従来技術を説明するための模式斜視図である
。 (1)・・・圧電性基板(圧電性基体)(31)・・・
入力電極 (32)・・・出力電極 (イ)、 (41)、 (42)、 (43)・・・増
幅回路■、(51)、(52)、(53)、(91)、
(92)、(93)、(94)、(95)、(96)・
・・移相器第 図 77 X71% 第 図
本発明の他の実施例を示す模式斜視図。 第3図は第4図に示す本発明の他の実施例を説明するた
めの周波数可変光回折格子の原理を示す模式斜視図、第
4図は本発明の他の実施例を示す模式斜視図、第5図及
び第6図は従来技術を説明するための模式斜視図である
。 (1)・・・圧電性基板(圧電性基体)(31)・・・
入力電極 (32)・・・出力電極 (イ)、 (41)、 (42)、 (43)・・・増
幅回路■、(51)、(52)、(53)、(91)、
(92)、(93)、(94)、(95)、(96)・
・・移相器第 図 77 X71% 第 図
Claims (2)
- (1)圧電性基体とこの圧電性基体の主面上に配置され
た入力電極および出力電極とからなる弾性表面波遅延線
と、 前記入力電極と前記出力電極との間の電極端子間に電気
的に接続された増幅回路および移相器とを少なくとも備
えた周波数可変発振器において、 前記入力電極と前記出力電極とは多相励振の一方向性電
極で形成され、かつこの一方向性電極の表面波の励振さ
れる方向は前記入力電極と前記出力電極とが向い合って
いる方向と実質的に同一であることを特徴とする周波数
可変発振器。 - (2)請求項第1項記載の周波数可変発振器において、 前記一方向性電極の各位相部分には、それぞれ前記増幅
回路と前記移相器とが直列に接続されており、 かつ各前記位相部分に接続された移相器は、同期を取っ
て同じ移相量変化を行なう可変移相器であることを特徴
とする周波数可変発振器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15947188A JPH0211011A (ja) | 1988-06-29 | 1988-06-29 | 周波数可変発振器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15947188A JPH0211011A (ja) | 1988-06-29 | 1988-06-29 | 周波数可変発振器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0211011A true JPH0211011A (ja) | 1990-01-16 |
Family
ID=15694496
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15947188A Pending JPH0211011A (ja) | 1988-06-29 | 1988-06-29 | 周波数可変発振器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0211011A (ja) |
-
1988
- 1988-06-29 JP JP15947188A patent/JPH0211011A/ja active Pending
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