JPH02109377A - 発光素子の製造方法 - Google Patents

発光素子の製造方法

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JPH02109377A
JPH02109377A JP63262239A JP26223988A JPH02109377A JP H02109377 A JPH02109377 A JP H02109377A JP 63262239 A JP63262239 A JP 63262239A JP 26223988 A JP26223988 A JP 26223988A JP H02109377 A JPH02109377 A JP H02109377A
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light emitting
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Yoshihiko Asano
義彦 浅野
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Δ、産業上の利用分野 本発明はアモルファス半導体よりなる発光素子の製造方
法に関するらのである。
B 発明の概要 本発明は、発光層の両面に夫々正孔注入層及び電子注入
層を積層してなる発光素子を製造する方法において、 スパッタ法により得られたアモルファス炭素系膜を発光
層として用い、プラズマCVD法により得られたアモル
ファス炭化ケイ素膜を正孔及び電子の8注入層として用
いることによって、発光層の発光特性が長孔であり、し
かもこの特性を十分引き出せるようにしたものである。
C5従来の技術 従来、発光材料としては、発光ダイオードの材料である
 GaAs、GaAsP、GaP。
Ga’A(l As、’1nsexTe+、x 、Zn
x・Cd +−−T e 、 Cd T e  などが
ある。
D1発明が解決しようとする課題 しかしながら、このような従来の発光材料にあっては、
例えば、GaPではビーク波長(発光エネルギーがピー
クとなる波長)が698nm、光学的エネルギーギャッ
プが1.76eVというように、ピーク波長、光学的エ
ネルギーギャップは、その発光材料に固aのものである
。このため発光素材としての発光特性を変えたいときは
、所要の特性を有する発光材料を選択することが必要と
なり、ともすると所要のピーク波長、光学的エネルギー
ギャップに由来する特性を得られない場合が生ずる問題
点があった。
こうしたことからスパッタ法を利用してアモルファス炭
素系物質を生成し、これを発光材料に適用することが検
討されている。具体的にはこのアモルファス炭素系物質
は、真空容器内で、展板温度を例えば250℃以下に保
ち、且つグラファイトをターゲットとして用いると共に
、例えば133.3mP a〜5 X 133.3 P
 aの水素ガス存在下で高周波電圧または直流電圧を印
加してスパッタを行うことにより生成される。
このような物質よりなる発光材料は、大きな光学的エネ
ルギーギャップを有する(耐熱的には250℃までその
ギャップはほとんど変化しない)と共に任意の光学的エ
ネルギーギャップ及び発光特性を、スパッタ条件のコン
)0−ルにより得られるため、要望に応じた材料が容易
に得られるという利点がある。この発光材料よりなる膜
は光学的エネルギーギャップ(Ego)の大小により強
力なフォトルミネッセンス(PL)が観察される。
第7図にEgoとPLのピーク値との関係を示す。
特にE g oが3eV程度の膜は青白発光することか
らアモルファスの特性を生かした大面積の青色発光パネ
ルを実現させる可能性がある。更に種々のEgoを選択
することにより赤から青までの色をチューナプルに出す
発光素子を作ることもできる。また1、、’、 g o
の大小によるP L強度についても室温観察で非常に強
い発光を示し、大画面を有するフラットパネルデイスプ
レィへと応用を広げることのできる発光素子材料(R,
G、B三元色を作るしの)として有望なしのである。
ところでこのような物質よりなる膜を発光層としたLE
D (Light  Riitting  diode
)を作る場合、電子と正孔を発光層に注入する注入層が
必要であり、この注入層としては、半導体化したp型。
n型の」二足のアモルファス炭素系物質を用いることが
最良である。しかしながらこの物質を注入層として用い
る場合、]1標特性であるEgo>2eV、ρ(抵抗率
)<10’Ω・cIlを有するp型。
n型膜を作ることが非常に難かしく、この問題点が上記
の、アモルファス炭素系物質の発光素子への適用を妨げ
ている。
本発明の目的は、スパッタ法を利用して得たアモルファ
ス炭素系物質の特性を十分に引き出すことのできる発光
素子を製造する方法を提供することにある。
81課題を解決するための手段 本発明は、発光層の両面に夫々正孔注入層及び電f注大
洲を積層してなる発光素子を製造する方法において、 炭化水素ガスと水素化ケイ素ガスとp型不純物ガスとを
含む低圧の反応ガスを真空容器内でグロー放電させて分
解ガスを重合させるプラズマ化学的蒸着法を行い、これ
によりp型のアモルファス炭化ケイ素膜よりなる正孔注
入層を生成する工程と、 ガス圧力が3〜665Paである水素ガスを導入した真
空容器内に電圧を印加して、固体炭素系物質よりなる第
1のターゲット部とケイ素よりなる第2のターゲット部
とから構成されると共に第2のターゲット部のターゲッ
ト全体に対する面積比が0.03〜10%である複合タ
ーゲットに水素ガスのエネルギー粒Pを衝突させるスパ
ッタ法を行い、これによりアモルファス炭素系膜よりな
る発光層を生成する工程と、 炭化水素ガスと水素化ケイ素ガスとn型不純物ガスとを
含む低圧の反応ガスを真空容器内でグロー放電させて分
解ガスを重合させるプラズマ化学的蒸着法を行い、これ
によりn型のアモルファス炭化ケイ素膜よりなる電子注
入層を生成する工程とからなることを特徴とする。
本発明においては、発光層を生成する工程において、真
空容器内に導入されるガスは、水素ガスとヘリウムガス
との混合ガスであり、ヘリウムガスの濃度が3〜9(N
(晴%であると共に混合ガス圧力が3〜665Paであ
ってもよい。
また上記の混合ガスとしては、水素ガスと窒素ガスとの
混合ガスであり、窒素ガスの濃度が041〜20容量%
であると共に混合ガス圧力が3〜665 P aであっ
てもよいし、あるいは水素ガスとヘリウムガスと窒素ガ
スとの混合ガスであり、この混合ガス中におけるヘリウ
ムガス濃度が3〜80容量%、窒素ガス濃度が0.1〜
20容晴%、混合ガス圧力が3〜665 P aであっ
てもよい。
F、実施例 第1図は本発明発光素子の実施例を示ず構成図である。
第1図中1は例えば63cm’程度の面積を6つガラス
基板、2は酸化錫よりなる透明電極、3はB3°をドー
バンl−した30nm程度の厚さのp型のアモルファス
炭化ケイ素膜(以下ra−8iC膜1という。)よりな
る正孔注入層、4は300nmの厚さのアモルファス炭
素系膜(以下ra−C:Si、HJという。)よりなる
発光層、5はP5°をドーパントした50.nrr+程
度の厚さのn型のa−3tC膜よりなる電子注入層、6
はアルミニウム電極である。
次にに記の発光素−r−の製造方法について第2図を参
照しながら説明−4゛る。同図中7は真空容器であり、
連続する3つの真空室7.〜73に区画されている。先
ずCI4. S i II、及びB、It、lの混合ガ
スをH2ガスにより約30倍に希釈した反応ガスを第1
の真空室71に導入すると共にこのガスに高周波型FA
E、により高周波電圧を印加し、グロー放電によって生
成する分解ガスを電極が形成された基板8Lにて重合さ
せ、以ってp型のa−8iC膜を得る。即ち、このa−
SiC膜はブラダ−,F CV D (Chell+1
cal Vapor Deposition)法により
生成されたしのである。続いて真空状態を破ることなく
 a−9i C膜を形成した基板8を第2の真空室7.
に移し、この中にI−(、ガスを導入すると共に高周波
型FAEtにより高周波電圧を印加して、カソードにに
に置かれた固体炭素系物質及びケイ素よりなる複合ター
ゲットTに14.ガスのエネルギー粒子を衝突させるス
パッタ法を行い、これによりa−〇:Si、!(膜を前
記a−SiC膜l:に積層生成する。しかる後に真空状
態を破ることなくこれらの膜を形成した基板8を第3の
真空室7.に移し、[3t I−(Bガスの代わりにP
 I−13ガスを用いた他は第1の真空室7.にて適用
した方法と同様にしてn型のa−SiC膜を得、その後
このa−5iC膜1−+、= i極膜を形成することに
よってp−1−n型の発光素子が得られる。なお第2図
中91〜9.は磁気シールにより回転可能に設けられた
サスセプタ、Δはアノード、10,11はヒータ、E1
〜E、は高周波電源である。
以」−において前記複合ターゲットとじては、例えば第
3図(a)、(b)に示すように固体炭素系物質よりな
る第!のターゲット部T、にケイ素よりなる第2のター
ゲット部T、をリング状に配置して埋設してなる構造の
もの、第4図(a)。
(b)に示すように第1のターゲット部′rlに5個の
円形状の第2のターゲット部T、を島状に配置した構造
のもの、あるいは第5図(a、 ) 、 (b )に示
すように第1のターゲット部T1に多数の角形の第2の
ターゲット部T、を小円状に配置した構造のもの等を用
いることができる。
ここで第2図に示す装置を用い、かつ第3図に示す構造
のターゲットを用いて発光素子を製造する場合の製造条
件の3つの例(試料1〜3)を以下に挙げる。
(1)試料1について ■正孔注入層 工1空容器内ガス圧力  66.7P a (0,5T
orr)基板温度          200℃CH4
ガス:S!)−Lガス    ll113、limガス
+(Ctl、ガス+Si ILガス)3 : 1000
高周波電源電力        20W(人力電極面積
に対し0.25W/ctaす■発光層 真空容器内H,ガス圧力  100Pa(0,75To
rr)複合ターゲットにおける第2のターゲット部の面
積比1% 基板温度           70℃高周波電力  
       300Wターゲツトの径       
 75xx■電子注入層 真空容器内ガス圧力   66.7Pa (0,5To
rr)基板温度          200℃CO4ガ
ス:5iF(4ガス   f:1PR,ガス:(CH,
ガス+S i H4ガス) 5.8 : 1.0011
高周波電源電力        20W(人力電極面積
に対し0 、25 W/am″)(2)試料2について ■正孔注入層及び電子注入層 試料lと同じ条件で製造した。
■発光層 真空容器内H,ガス圧力を40Pa (0,3Torr)とした他は試料1と同じ条件で製造
した。
(3)試料3について ■正孔注入層及び電子注入層 試料1と同じ条件で製造した。
■発光層 真空容器内ガス圧力を13.3Pa (0、l  Torr)とした他は試料Iと同じ条件で
製造した。
以」−の各試料1〜3についてE Lビーク波長とE 
L強度との関係を調べたところ第6図に示す関係が得ら
れた。第6図中実線■〜■のグラフは夫々1〜3に対応
する。また各試料1〜3についてP Lピーク波長とE
zoとの関係を調べたところ、第7図に示す関係が得ら
れた。いずれの試料1〜3も目視で十分観察できる発光
を示し、十分な発光特性を有していることが判った。試
験に用いた順方向バイアス電圧は5Vであり、電流密度
は200mA/am”であった。以上の実施例では、a
Sic模としてEgoが2.OeV、pが10”Ω・C
儀のものを用いたが、E K Oが2.OeVよりも大
きく、ρが10” Ω・cllより6小さいしのを用い
れば発光特性は更に良くなる。また基板温度については
a−C:Si、II膜の耐熱性により制限されるが、a
−C:Si、H膜は350℃以上に加熱されるとEzo
が低下し、かっ膜厚が小さくなるため、300℃程度が
限界である。
ところでp型のa−Sic膜、a  C: S I %
ト1膜及びn型のa−8i c膜を積層したp−in型
セルを作った場合、a−C:Si、H膜とaSic膜(
p型またはn型)との接合はへテロ接合となるから、そ
の接合が良好になされるか否か、即ち注入層から発光層
に正孔(11子)がうまく注入されるか否かが問題であ
ったが、試料1〜3についてダイオード特性を調べてみ
ると、接合が良好になされていることが判った。試料1
についてのダイオード特性を第8図にて実線IF、IR
として示し、またケイ素を複合しないグラファイトター
ゲットを用いて同条件で作製した発光素子のダイオード
特性を同図にて鎖線2F、点線2Rとして示す。ただし
Fは順方向バイアスされたとき、Rは逆方向バイアスさ
れたときの電圧−電流特性であることを示す。この結果
から、ターゲットにケイ素を複合させることによりダイ
オード特性が改善されることがわかる。
ここで、試料lの作製条件においてケイ素よりなる第2
のターゲット部の面積比を変えることによりP Lピー
ク強度がどのように変化するかを調べたところ、第9図
に示す結果が得られた。この結果かられかるように上記
の面積比が10%まではPLピーク強度はほとんど変わ
らないか、これを越えるとP L、ピーク強度が落ち込
み、50%では大きく低下しており、発光素子としては
思わしくないものになる。
更に試料Iの作製条件において上記の面積比を変えるこ
とによりEtCoと抵抗率ρとがどのように変化するか
を調べたところ、第10図に示す結果が得られた。この
結果かられかるように、面積比が0.03%未満ではρ
は可成り大きくて電流密度が小さくなってしまい、10
%を越えるとEgoが2aV以下となってしまう。従っ
て第2のターゲット部の面積比は0,03〜10%であ
ることが望ましい。
また試料lの作製条件においてH,ガスの圧力を変化さ
せたときにEgoとρとがどのように変わるかを調べた
ところ、第11図に示す結果が得られた。この結果から
れかるようにガス圧力が3Pa以下ではggoが2eV
以下となり、665Paを越えるとρ−101′lΩ・
011以上となって電流密度が小さくなり、発光素子と
して思わしくないものになる。従って11.ガス圧力は
3〜665Paであることが望ましい。
本発明では、発光層を生成する工程で用いるガスとして
I−1、ガスとI(eガスとの混合ガスであってもよく
、この方法を第2図に示す装置により実施する場合には
、第2の真空室7.に1]、ガスと1−1 eガスとを
導入すればよい。
次にこの方法を第2図に示す装置を用いて実施し、これ
により発光素子を製造する場合の製造条件の3つの例(
試料4〜6)を以下に挙げる。
(1)試料4について ■正孔注入層及び電子注入層 試料1と同じ条件で製造した。
■発光層 真空容器内混合ガス圧力 100Pa (0,75To
rr)混合ガス中のHeガス濃度   50容量%複合
ターゲットにおける第2のターゲット部の面積比1% 基板温度           7eV高周波電力  
       300W(2)試料5について ■正孔注入層及び電子注入層 試料1と同じ条件で製造した。
■発光層 真空容器内混合ガス圧力を40Pa (0、3Torr)とした他は試料4と同じ条件で製造
した。
(3)試料6について ■正孔注入層及び電子注入層 試料1と同じ条件で製造した。
■発光層 真空容器内混合ガス圧力を13,3 P a (0,f  Torr)とした他は試料4と同
じ条件で製造した。
以」−の各試料4〜6についてELビーク波長とEL強
度との関係を調べたところ第6図に示す関係が得られた
。第6図中実線■〜■のグラフは夫々4〜6に対応する
。また各試料4〜6についてPLピーク波長とEgoと
の関係を調べたところ、第7図に示す関係が得られた。
いずれの試料4〜6も目視で十分観察できる発光を示し
、十分な発光特性をaしていることが判った。
ここで上記の試料Iの作製条件において、I−r eガ
ス濃度を変えることによりEgo及び成膜速度がどのよ
うに変化するかを調べた。結果は第12図に示す通りで
ある。この結果から判るようにHeガス濃度が小さずぎ
ると成膜速度が可成り遅く、大きすぎるとEgoが2e
V以下となって思わしくないので、I(eガス濃度は3
〜90容量%が望ましい。
更に上記の試料lの作製条件において、発光層生成時の
混合ガス圧力を変えることによりEg。
及び成膜速度がどのように変化するかを調べた。
結果は第13図に示す通りである。黒点を中心に付した
白丸印はH,ガスのみの場合における成膜速度である。
この結果から判るように混合ガス圧力が1.33Pa以
下ではEgoが2eVとなって思わしくなく、665P
a以上では成膜速度が遅くなりすぎるため、混合ガス圧
力は3Pa〜665 P 2Lであることが望ましい。
本発明では、発光層を生成する工程で用いるガスとして
l”’(tガスとN、ガスとの混合ガスであってもよく
、この方法を第2図に示す装置により実施する場合には
、第2の真空室7tlこ■■、プfスとN、ガスとを導
入すればよい。
次にこの方法を第2図に示す装置を用%Nで実施し、こ
れにより発光素子を製造する場合の製造条件の3つの例
(試料7〜9)を以下Iこ挙1fる。
(1)試料7について ■正孔注入層及び電子注入層 試料1と同じ条件で製造した。
■発光層 真空容器内混合ガス圧力 100 P a(0,75T
orr)混合ガス中のN、ガス濃度  5容量%複合タ
ーゲットにおける第2のターゲット部の面積比1% 基板温度           7eV高周波電力  
       300W(2)試料8について ■正孔注入層及び電子注入層 試料lと同じ条件で製造した。
■発光層 真空容器内混合ガス圧力を40Pa (Q、3 Torr)とした他は試料7と同じ条件で製
造した。
(3)試料9について ■正孔注入層及び電子注入層 試料Iと同じ条件で製造した。
■発光層 真空容器内混合ガス圧力を13.3 Pa (0,I  Torr)とした他は試料7と同じ
条件で製造した。
以」二の各試料7〜9についてELビーク波長とE L
強度との関係をJ!べたところ第6図に示す関係が得ら
れた。第6図中実線■〜■のグラフは夫々7〜9に対応
する。また各試料7〜9についてPI7ピーク波長とE
goとの関係を1Nべたところ、第7図に示す関係が得
られた。いずれの試料7〜9も目視で十分観察できる発
光を示し、十分な発光特性を有していることが判った。
ここで上記試料7の作製条件において、H、ガス濃度を
変化させることによってP Lピーク強度とE Lピー
ク強度とがどのように変化するかを調べた。結果は第1
4図に示す通りであり、縦軸には、N!ガス濃度を0と
したときの))Lビーク強度(I po)に対するその
ときの濃度におけるP Lピーク強度(tp)の比率(
r p/ E po)とN、ガス濃度を0としたときの
E Lピーク強度(■お。)に対するそのときの濃度に
おけるP Lピーク強度(■6)の比率(r E/ I
 go)とを割り当てている。
この結果から大きなPLピーク強度及びELビーク強度
を得るためには、N1ガス濃度は0.1〜20容墳%で
あることが望ましい。
更に一ヒ記試料7の作製条件において、発光層生成時の
混合ガス圧力を変えることによってEg。
と抵抗率ρとがどのように変化するかを調べた。
結果は第1+図に示す結果と同じであった。この結果か
られかるように混合ガス圧力が3Pa以下ではE g 
oが2cVとなって思わしくない特性となり、665P
aを越えると抵抗率ρカ<10”Q−01以上と高くな
りすぎることが予想され、従って混合ガス圧力は3〜6
65Paであることが望ましい。
本発明では、発光層を生成する工程で用いるガスとして
■、ガスとlieガスとの混合ガスであってらよく、こ
の方法を第2図に示す装置により実施する場合には、第
2の真空室7.にH,ガスと+−1eガスとを導入すれ
ばよい。
次にこの方法を第2図に示す装置を用いて実施し、これ
により発光素子を製造する場合の製造条件の3つの例(
試料10〜12)を以Jζに挙げる。
(1)試料10について ■正孔注入層及び電子注入層 試料1と同じ条件で製造した。ただし 正孔注入層を生成する工程において、 1−1.ガスにより混合ガスを10倍に希釈している。
■発光層 真空容器内混合ガス圧力 I 00Pa(0,75To
rr)混合ガス中のN、ガス濃度    5容置%(H
tガス+f(eガス)に対するHeガス濃度30容量% 複合ターゲットにおける第2のターゲット部の面積比!
% 基板温度           70℃高周波電力  
       300W(2)試料11について ■正孔注入層及び電子注入層 試料IOと同じ条件で製造した。
■発光層 真空容器内混合ガス圧力を40Pa (0,3Torr)とした他は試料10と同じ条件で製
造した。
(3)試料I2について ■正孔注入層及び電子注入層 試料lと同じ条件で製造した。
■発光層 真空容器内混合ガス圧力を13.3 Pa (0,I  Torr)とした他は試料IOと同
じ条件で製造した。
以上の各試料IO〜I2についてOLピーク波長とE 
L強度との関係を調べたところ第6図に示す関係が得ら
れた。第6図中実線■〜■のグラフは夫々10〜12に
対応する。また各試料10〜I2についてP Lピーク
波長とYεgOとの関係を調べたところ、第7図に示す
関係が得られた。いずれの試料lO〜■2も目視で十分
観察できる発光を示し、十分な発光特性を+r してい
ることがtJlった。
ここで上記の試料lOの作製条件において、+1 cプ
fス濃度(He / Ht+ He +Nl)を変える
ことによりE z o及び成膜速度がどのように変化す
るかを調べたところ、第15図に示す結果が得られた。
この場合HtガスとN、ガスとの混合ガスに対するN、
ガスの濃度(N t/ it t+ N t)は5容(
i′1%に固定しである。この結果から判るように+I
eガス濃度が小さすyると成膜速度が可成り遅く、人き
4−ざると1’> g oが2eV以下となって思わし
くないので、LT eガス濃度は3〜80容ti1%が
望ましい。
更に」二足試料10の作製条件において、N、ガス濃度
を変化させることによってP Lピーク強度とE Lビ
ーク強度とがどのように変化するかを調べた。この場合
11.ガスとN、ガスとの混合ガスに対するN、ガス濃
度は30容A%に固定しである。
結果は第16図に示す通りであり、縦軸は第14図と同
じである。この結果から大きなI’ Lビーク強度及び
E Lビーク強度をf’4るためには、N、ガス濃度は
0,1〜20容ri1%であることが望ましい。
更に上記の試料1の作製条件において、発光層生成時の
混合ガス圧力を変えることによりE z 。
及び成膜速度がどのように変化4°るかを調べた。
結果は第13図に示す結果と同じであ−)だ。従って混
合ガス圧力は3.OPa〜665 P aであることが
望ましい。
以」二において試料4〜12についてダイオード特性を
調べてみたところ、既述した試料1と同様の結果であっ
た。更に試料4,7.IQの各々の作製条件においてケ
イ素よりなる第2のターゲット部の面積比を変えて、面
積比とPLピーク強度、Ego、抵抗率ρとの関係を調
べたところ既述した試料1と同様の結果であった。
G0発明の効果 本発明によれば、スパッタ法により得られたaC: S
 + s II膜あるいはa−C:St、f(、N模を
発光層として用いているため、大きな光学的エネルギー
ギャップを有すると共に短波長側にピーク波長をf「す
る特長があり、財に発光特性をスバブタ条件を変えるこ
とによりコントロールできるから要望に応じた発光層が
容易に得られる。しかも発光層を生成する1程において
、Heガスを導入しているため成膜速度が大きく、また
N、ガスを導入しているためEL、PL、強度が改善さ
れる。またターゲットとじて固体炭素系物質とケイ素と
の複合ターゲットを用いているから、良好なダイオード
特性を得ることができると共に、抵抗4(が小さな素子
を製造することができる。そしてプラズマCVD法によ
り得られたa−5i C膜を正孔及び電子の注入層とし
て用いているため、発光層と注入層とかへテロ接合によ
り結合されていても電子及び正孔がうまく発光層に注入
されると共に、光学的エネルギーギャップ及び抵抗率に
ついて目標特性を満足する注入層を容易に作り出すこと
ができるから、これによりa−C:Si、H模(あるい
はa−C: S i、 f(、N膜)即ち発光層の特性
を十分に引き出すことができ、実用価値の高い発光素子
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係る発光素子を示す構成図、
第2図は発光素子の製造装置を示す構成図、第3図(a
)、(b)−第5図(a)、(b)は複合ターゲットを
示す羽面図及び断面図、第6図はダイオードの発光特性
を示す特性図、第7図はアモルファス炭素系膜のEoと
1)I、との関係を示す特性図、第8図はダイオード特
性を示すグラフ、第9図はP Lピーク強度に対するケ
イ素の影響を示す測定結果図、第1O図は抵抗率ρ、E
gOに対するケイ素の影響を示す測定結果図、第1I図
は抵抗率ρ、Egoのガス圧依存性を示す測定結果図、
第12図及び第15図はEgoと成膜速度のl■eガス
濃度依存性を示す測定結果図、第13図はE ICoと
成膜速度のガス圧依存性を示す測定結果図、第14図及
び第16図はPL及びEl、ピーク強度のN、ガス′f
5度依存性を示す測定結果図である。 1・・基板、2.6・・・電極、3・・・正孔注入層、
4・・・発光層、5・・・電子注入層、7・・・真空容
器、7〜73 ・・真空室、8・・・基板、9.〜93
・・・サスセプタ、′r・・・ターゲット、T1・・・
第1のターゲット部、′r、・・・第2のターゲット部
。 外2名 第 図 第4図 第5図 (a) (a) (a) (b) (b) (b) 第6図 ダイオードの発光特性図 第7図 アモルファス炭素系膜のE3とPLとの関係図Ego(
eV) 第9図 PLピーク強度に対するケイ素の影響の測定結果7第2
のターゲット部の面積比(9゜) 第10図 ρ、Egoに対するケイ素の影響の測定結果7第2のタ
ーゲット部の面積比 (%) 第11図 抵抗率ρ、 [:gcのガス圧依存性の測定結果同第1
3図 EgOと成膜速度のガス圧依存性の測定結果間・ ・ 第14図 PL及びELピーク強度のN2ガス濃度依存性の測定結
果図N2ガス濃度(N2/H辻N2)(容量516)第
16図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)発光層の両面に夫々正孔注入層及び電子注入層を
    積層してなる発光素子を製造する方法において、 炭化水素ガスと水素化ケイ素ガスとp型不純物ガスとを
    含む低圧の反応ガスを真空容器内でグロー放電させて分
    解ガスを重合させるプラズマ化学的蒸着法を行い、これ
    によりp型のアモルファス炭化ケイ素膜よりなる正孔注
    入層を生成する工程と、 ガス圧力が3〜665Paである水素ガスを導入した真
    空容器内に電圧を印加して、固体炭素系物質よりなる第
    1のターゲット部とケイ素よりなる第2のターゲット部
    とから構成されると共に第2のターゲット部のターゲッ
    ト全体に対する面積比が0.03〜10%である複合タ
    ーゲットに水素ガスのエネルギー粒子を衝突させるスパ
    ッタ法を行い、これによりアモルファス炭素系膜よりな
    る発光層を生成する工程と、 炭化水素ガスと水素化ケイ素ガスとn型不純物ガスとを
    含む低圧の反応ガスを真空容器内でグロー放電させて分
    解ガスを重合させるプラズマ化学的蒸着法を行い、これ
    によりn型のアモルファス炭化ケイ素膜よりなる電子注
    入層を生成する工程とからなることを特徴とする発光素
    子の製造方法。
  2. (2)発光層を生成する工程において、真空容器内に導
    入されるガスは、水素ガスとヘリウムガスとの混合ガス
    であり、ヘリウムガスの濃度が3〜90容量%であると
    共に混合ガス圧力が3〜665Paである請求項(1)
    記載の発光素子の製造方法。
  3. (3)発光層を生成する工程において、真空容器内に導
    入されるガスは、水素ガスと窒素ガスとの混合ガスであ
    り、窒素ガスの濃度が0.1〜20容量%であると共に
    混合ガス圧力が3〜665Paである請求項(1)記載
    の発光素子の製造方法。
  4. (4)発光層を生成する工程において、真空容器内に導
    入されるガスは、水素ガスとヘリウムガスと窒素ガスと
    の混合ガスであり、この混合ガス中におけるヘリウムガ
    ス濃度が3〜80容量%、窒素ガス濃度が0.1〜20
    容量%、混合ガス圧力が3〜665Paであることを特
    徴とする請求項(1)記載の発光素子の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008153619A (ja) * 2006-11-24 2008-07-03 Showa Denko Kk Iii族窒化物化合物半導体発光素子の製造装置、iii族窒化物化合物半導体発光素子の製造方法、及びiii族窒化物化合物半導体発光素子、並びにランプ

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