JPH02107858A - プーリおよびその製造方法 - Google Patents
プーリおよびその製造方法Info
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- JPH02107858A JPH02107858A JP26201288A JP26201288A JPH02107858A JP H02107858 A JPH02107858 A JP H02107858A JP 26201288 A JP26201288 A JP 26201288A JP 26201288 A JP26201288 A JP 26201288A JP H02107858 A JPH02107858 A JP H02107858A
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- roll
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Landscapes
- Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
- Pulleys (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はプーリおよびその製造方法に関するものである
。
。
第8図にはプーリの従来例が示されている。同図に示さ
れているプーリ1は鋳造品を機械加工したもので材料費
、加工費共高価となっており、仲仲原価低減が図れなか
った。なお同図において1aは溝部である。
れているプーリ1は鋳造品を機械加工したもので材料費
、加工費共高価となっており、仲仲原価低減が図れなか
った。なお同図において1aは溝部である。
その後第9図の特開昭61−129241号公報に示さ
れているように、転造ブーり成形方法が提案されている
。同図(イ)は1個の溝、(ロ)は3個の溝を形成する
場合であるが、共に(A)→(B)→(C)→(D)の
ように素材2を溝付きローラ3、すり割りローラ4.成
形ローラ5を介してプーリを製造する。これらは圧延鋼
板の板厚中心面ですり割りローラ4ですり割してすり割
り溝6を形成し、更に成形ローラ5で1個あるいは3個
の溝を形成するが、いずれも素材2の板厚中心面裂開部
を溝として使用する構造である。すなわち奇数個溝とな
っている。
れているように、転造ブーり成形方法が提案されている
。同図(イ)は1個の溝、(ロ)は3個の溝を形成する
場合であるが、共に(A)→(B)→(C)→(D)の
ように素材2を溝付きローラ3、すり割りローラ4.成
形ローラ5を介してプーリを製造する。これらは圧延鋼
板の板厚中心面ですり割りローラ4ですり割してすり割
り溝6を形成し、更に成形ローラ5で1個あるいは3個
の溝を形成するが、いずれも素材2の板厚中心面裂開部
を溝として使用する構造である。すなわち奇数個溝とな
っている。
上記従来技術は素材板厚中心面の裂開部を溝として使用
しており、裂開時のクラックが溝先端部に残っている場
合は、そこを起点として亀裂が進展し、破壊に至る危険
性が大であった。
しており、裂開時のクラックが溝先端部に残っている場
合は、そこを起点として亀裂が進展し、破壊に至る危険
性が大であった。
発明者等は裂開時の割れについて種々実験を行った結果
、一部のプーリに溝底で割れが発生した。
、一部のプーリに溝底で割れが発生した。
第10図は割れが発生したプーリの断面の顕微鏡写真で
ある。同図から明らかなように割れは溝底から板の中心
方向に向って生じている。この原因について調べた結果
、圧延によって製造された素材はその板厚中心部に偏析
が生じ、その部分が脆いため割れが発生し易いことがわ
かった。この材料偏析は宿命であり、皆無にすることは
不可能である。
ある。同図から明らかなように割れは溝底から板の中心
方向に向って生じている。この原因について調べた結果
、圧延によって製造された素材はその板厚中心部に偏析
が生じ、その部分が脆いため割れが発生し易いことがわ
かった。この材料偏析は宿命であり、皆無にすることは
不可能である。
本発明は以上の点に鑑みなされたものであり。
素材板厚中心部に偏析があっても使用することを可能と
したプーリおよびその製造方法を提供することを目的と
するものである。
したプーリおよびその製造方法を提供することを目的と
するものである。
上記目的は、プーリをその素材板厚中心部を溝でなく、
外周側に突出した凸部を持って形成することにより、そ
してプーリの素材板厚中心面をV字形用ロールでV字形
に裂開する工程と、7字形に裂開した部分を丁字形用ロ
ールで丁字形に転造する工程と、丁字形に転造した平ら
な部分を板厚中心部を凹、その左右を溝形の凸に成形し
た成形ロールで押圧する工程とから形成することにより
、達成される。
外周側に突出した凸部を持って形成することにより、そ
してプーリの素材板厚中心面をV字形用ロールでV字形
に裂開する工程と、7字形に裂開した部分を丁字形用ロ
ールで丁字形に転造する工程と、丁字形に転造した平ら
な部分を板厚中心部を凹、その左右を溝形の凸に成形し
た成形ロールで押圧する工程とから形成することにより
、達成される。
プーリをその素材板厚中心部を溝でなく外周側に突出し
た凸部を持って、そしてプーリの素材板厚中心面をV字
形用ロールでV字形に裂開する工程と、7字形に裂開し
た部分を丁字形に転造する工程と、丁字形に転造した平
らな部分を板厚中心部を凹、その左右を溝形の凸に成形
した成形ロールで押圧する工程とから形成したので、プ
ーリはその素材板厚中心部が溝でなく外周側に突出した
凸部を持って形成されるようになって、材料偏析の影響
を受けないようになり、素材板厚中心部に偏析があって
も使用することができるようになる。
た凸部を持って、そしてプーリの素材板厚中心面をV字
形用ロールでV字形に裂開する工程と、7字形に裂開し
た部分を丁字形に転造する工程と、丁字形に転造した平
らな部分を板厚中心部を凹、その左右を溝形の凸に成形
した成形ロールで押圧する工程とから形成したので、プ
ーリはその素材板厚中心部が溝でなく外周側に突出した
凸部を持って形成されるようになって、材料偏析の影響
を受けないようになり、素材板厚中心部に偏析があって
も使用することができるようになる。
以下、図示した実施例に基づいて本発明を説明する。第
1図から第6図には本発明の一実施例が示されている。
1図から第6図には本発明の一実施例が示されている。
なお従来と同じ部品には同じ符号を付したので説明を省
略する6本実施例ではブーIJ 7をその素材板厚中心
部8aを溝7aでなく外周側に突出した凸部を持って、
そしてプーリ7の素材板厚中心部8aをV字形用ロール
9a1゜9azでV字形に裂開する工程と、7字形に裂
開した部分を丁字形用ロール9bで丁字形に転造する工
程と、丁字形に転造した平らな部分を素材板厚中心部8
aを凹、その左右を溝形の凸に成形した成形ロール9c
で押圧する工程とから形成した。
略する6本実施例ではブーIJ 7をその素材板厚中心
部8aを溝7aでなく外周側に突出した凸部を持って、
そしてプーリ7の素材板厚中心部8aをV字形用ロール
9a1゜9azでV字形に裂開する工程と、7字形に裂
開した部分を丁字形用ロール9bで丁字形に転造する工
程と、丁字形に転造した平らな部分を素材板厚中心部8
aを凹、その左右を溝形の凸に成形した成形ロール9c
で押圧する工程とから形成した。
このようにすることによりプーリ7はその素材板厚中心
部8aが溝7aでなく外周側に突出した凸部を持って形
成されるようになって、材料偏析の影響を受けないよう
になり、素材板厚中心部8aに偏析があっても使用する
ことを可能としたプーリ7およびその製造方法を得るこ
とができる。
部8aが溝7aでなく外周側に突出した凸部を持って形
成されるようになって、材料偏析の影響を受けないよう
になり、素材板厚中心部8aに偏析があっても使用する
ことを可能としたプーリ7およびその製造方法を得るこ
とができる。
すなわちエレベータ−の概念図が示されている第2図に
示されているように1乗りかと10は複数本のロープ1
1を介してつり合い重り12と綱車13による摩擦駆動
とによりつるべ式に昇降するが、乗りかご10とつり合
い重り12とは同一昇降路(図示せず)内を相反して昇
降しており、互いが干渉しないように反せ車プーリ7(
プーマ月でロープ11を反せている。
示されているように1乗りかと10は複数本のロープ1
1を介してつり合い重り12と綱車13による摩擦駆動
とによりつるべ式に昇降するが、乗りかご10とつり合
い重り12とは同一昇降路(図示せず)内を相反して昇
降しており、互いが干渉しないように反せ車プーリ7(
プーマ月でロープ11を反せている。
このプーリ7で圧延鋼板を素材として転造加工によりエ
レベータ−用のプーリ7として用いられる構造および製
造方法を次に説明する。第1図にはプーリ7の全体完成
図が示されているが、素材板厚をTとすると、転造後の
溝7aの板厚TlはT1<Tの関係にある。また8aは
裂開時の板厚中心(素材板厚中心部)172部であるが
、外周側に盛り上がり、溝7aに掛るロープの干渉防止
突起(尾根状)を形成している。また、溝7aは支持部
7bに対し対称の位置に配設されているので、使用時の
偏心荷重とならず、変形(倒れ)が発生しない構造であ
る。プーリ7の両端面の全周の一部に形成されたプーリ
7の素材板厚中心部8aと平行な面7cは、所定の長さ
Ωを有している。なお同図において7dはプーリ7の径
方向中心である。
レベータ−用のプーリ7として用いられる構造および製
造方法を次に説明する。第1図にはプーリ7の全体完成
図が示されているが、素材板厚をTとすると、転造後の
溝7aの板厚TlはT1<Tの関係にある。また8aは
裂開時の板厚中心(素材板厚中心部)172部であるが
、外周側に盛り上がり、溝7aに掛るロープの干渉防止
突起(尾根状)を形成している。また、溝7aは支持部
7bに対し対称の位置に配設されているので、使用時の
偏心荷重とならず、変形(倒れ)が発生しない構造であ
る。プーリ7の両端面の全周の一部に形成されたプーリ
7の素材板厚中心部8aと平行な面7cは、所定の長さ
Ωを有している。なお同図において7dはプーリ7の径
方向中心である。
第3図には転造装置が示されているが、円板状の素材8
の両側に油圧シリンダ14によって押圧されクランプす
る1対の型15が配設されており。
の両側に油圧シリンダ14によって押圧されクランプす
る1対の型15が配設されており。
素材8の外周部には、複数の成形用のロール9が取り付
けられた1対のロール支持台16が支持台ベース17に
取り付けられている。
けられた1対のロール支持台16が支持台ベース17に
取り付けられている。
この装置により転造成形する場合には、まず所定の大き
さの円板状の素材8を1対の型15の間におき、油圧シ
リンダ14によって型15を押圧し、素材8をクランプ
する。その後、素材8を型15と共に、装置の下部に設
けたモータ(図示せず)によって回転させる。次に、支
持台ベース17を油圧シリンダ14によって、図中矢印
A。
さの円板状の素材8を1対の型15の間におき、油圧シ
リンダ14によって型15を押圧し、素材8をクランプ
する。その後、素材8を型15と共に、装置の下部に設
けたモータ(図示せず)によって回転させる。次に、支
持台ベース17を油圧シリンダ14によって、図中矢印
A。
Bの方向に移動させ、成形用のロール9を素材8の円筒
面に当接させて転造成形を行う。なお、ロール支持台1
6は複数個のロール9が取付可能であり、複数工程の転
造が素材8をクランプし直すことなく可能である。
面に当接させて転造成形を行う。なお、ロール支持台1
6は複数個のロール9が取付可能であり、複数工程の転
造が素材8をクランプし直すことなく可能である。
次に、この転造装置により第1図に示すプーリ7を転造
する工程について説明する。まず第1工程では第4図(
イ)に示されているように、そろばん玉状すなわちV字
形用ロール9axによって素材8の端面をY字状に裂開
し、そして同図(ロ)に示されているように、■字形用
ロール9a2によって裂開角度を増加させる(V字形に
裂開する工程)。この場合に、V字形用ロール9axの
先端角度は30〜90° (本実施例では60m)、先
端の半径はO〜2ma+(本実施例では1m+m)が成
形品に割れを発生させることなく、かつ荷重も比較的小
さく成形できる。なお同図(ロ)において8bは素材板
厚中心面先端である0次の工程では第5図に示されてい
るように、先端が平らな丁字形用ロール9bによりT字
状に展開(丁字形に転造する工程)し、次いで最終工程
として第6図に示されているように、製品の溝形状と一
致した成形ロール9cにより最終成形(成形ロールで押
圧する工程)する、成形ロール9Cは素材板厚中心部8
aを凹ませ、溝部は左右対称の凸状で、かつ製品の溝形
状と一致させておくことにより、図中矢印表示のように
素材板厚中心部8aへ素材8が流動し、裂開時発生した
素材板厚中心面先端Bb(第4図(ロ)参照)を閉じさ
せ、更に、素材板厚中心部8aに存在していた偏析も押
しつぶされて塑性変形し、圧縮の残留応力を生じさせる
ことになり、使用時の割れの恐れがなくなる。また型1
5には所定の長さQだけ素材板厚中心部8aと平行な面
15aを設けておいたので、素材8も所定の長さQだけ
素材板厚中心部8aと平行な面7c(第1図参照)が全
周に形成される。この場合に、成形ロール9cに両端を
押し付ける肩9C1を設けることで、素材板厚中心部8
aと平面な面7cがより良好に形成できるにの平行な面
は第7図(イ)、(ロ)に示されているように、ロープ
の綱車13および反せ車プーリ7の溝への片当リによる
異常摩耗防止や、その際発生するローブの振動が乗りか
ごに伝わり乗客に不快感を与えることを防止するため、
綱車13と反せ車プーリ7とはある規定された限度内で
の垂直度、平行度および相互芯を確保しなければならず
、その際の作業手順としてプーリ端部に糸18を張る方
法が簡便である。すなわちプーリ7の端部の素材板厚中
心部と平行な面7c(第1図参照)は、プーリ7を据付
ける際にその芯出作業に使用される。これは従来からも
実施しているが、この面7cを形成するのに別工程で機
械加工せず、一連の転造作業の中に組込んでいる。
する工程について説明する。まず第1工程では第4図(
イ)に示されているように、そろばん玉状すなわちV字
形用ロール9axによって素材8の端面をY字状に裂開
し、そして同図(ロ)に示されているように、■字形用
ロール9a2によって裂開角度を増加させる(V字形に
裂開する工程)。この場合に、V字形用ロール9axの
先端角度は30〜90° (本実施例では60m)、先
端の半径はO〜2ma+(本実施例では1m+m)が成
形品に割れを発生させることなく、かつ荷重も比較的小
さく成形できる。なお同図(ロ)において8bは素材板
厚中心面先端である0次の工程では第5図に示されてい
るように、先端が平らな丁字形用ロール9bによりT字
状に展開(丁字形に転造する工程)し、次いで最終工程
として第6図に示されているように、製品の溝形状と一
致した成形ロール9cにより最終成形(成形ロールで押
圧する工程)する、成形ロール9Cは素材板厚中心部8
aを凹ませ、溝部は左右対称の凸状で、かつ製品の溝形
状と一致させておくことにより、図中矢印表示のように
素材板厚中心部8aへ素材8が流動し、裂開時発生した
素材板厚中心面先端Bb(第4図(ロ)参照)を閉じさ
せ、更に、素材板厚中心部8aに存在していた偏析も押
しつぶされて塑性変形し、圧縮の残留応力を生じさせる
ことになり、使用時の割れの恐れがなくなる。また型1
5には所定の長さQだけ素材板厚中心部8aと平行な面
15aを設けておいたので、素材8も所定の長さQだけ
素材板厚中心部8aと平行な面7c(第1図参照)が全
周に形成される。この場合に、成形ロール9cに両端を
押し付ける肩9C1を設けることで、素材板厚中心部8
aと平面な面7cがより良好に形成できるにの平行な面
は第7図(イ)、(ロ)に示されているように、ロープ
の綱車13および反せ車プーリ7の溝への片当リによる
異常摩耗防止や、その際発生するローブの振動が乗りか
ごに伝わり乗客に不快感を与えることを防止するため、
綱車13と反せ車プーリ7とはある規定された限度内で
の垂直度、平行度および相互芯を確保しなければならず
、その際の作業手順としてプーリ端部に糸18を張る方
法が簡便である。すなわちプーリ7の端部の素材板厚中
心部と平行な面7c(第1図参照)は、プーリ7を据付
ける際にその芯出作業に使用される。これは従来からも
実施しているが、この面7cを形成するのに別工程で機
械加工せず、一連の転造作業の中に組込んでいる。
このようにすることにより裂開時に生じる板厚中心底の
微少クラックを閉じさせ、かつ円周外側へ盛り上げ、溝
としては使用しない構造とすることができ、材料費、加
工費も従来の鋳造品よりも安価になり、かつ使用時の割
れをなくすことができる。すなねち構造としては素材板
厚中心部が凸となり、その左右に対称な溝を有すること
になり、偶数個溝プーリとして良好な品を提供すること
ができる。
微少クラックを閉じさせ、かつ円周外側へ盛り上げ、溝
としては使用しない構造とすることができ、材料費、加
工費も従来の鋳造品よりも安価になり、かつ使用時の割
れをなくすことができる。すなねち構造としては素材板
厚中心部が凸となり、その左右に対称な溝を有すること
になり、偶数個溝プーリとして良好な品を提供すること
ができる。
なお本実施例ではエレベータ−用のプーリについて述べ
たが、この他のプーリについても同様に実施することが
でき、同様な効果を奏することは云うまでもない。
たが、この他のプーリについても同様に実施することが
でき、同様な効果を奏することは云うまでもない。
また、プーリは素材板厚中心部の偏析が特殊材の偏析よ
りも多い一般材で製造されたものである。
りも多い一般材で製造されたものである。
このように本実施例によれば円筒形状を有するプーリ素
材の外周面を、この外周面を挾む位置に設けた複数の成
形用のロールで裂開し、順次溝を成形していくので大形
、厚肉のプーリでも小さな加工力で成形できるため小形
の装置で加工でき、更に溝部が円筒の肉厚中心断面に対
し面対称に転造できるので、使用時の偏心荷重が負荷さ
れず、従って変形が少ない偶数個溝を有するプーリを得
ることができる。
材の外周面を、この外周面を挾む位置に設けた複数の成
形用のロールで裂開し、順次溝を成形していくので大形
、厚肉のプーリでも小さな加工力で成形できるため小形
の装置で加工でき、更に溝部が円筒の肉厚中心断面に対
し面対称に転造できるので、使用時の偏心荷重が負荷さ
れず、従って変形が少ない偶数個溝を有するプーリを得
ることができる。
上述のように本発明は素材板厚中心部に偏析があっても
使用できるようになって、素材板厚中心部に偏析があっ
ても使用することを可能としたプーリおよびその製造方
法を得ることができる。
使用できるようになって、素材板厚中心部に偏析があっ
ても使用することを可能としたプーリおよびその製造方
法を得ることができる。
第1図は本発明のプーリの一実施例の縦断側面図、第2
図は同じく一実施例によるエレベータ−の説明図、第3
図は本発明のプーリの製造方法の一実施例による転造装
置の斜視図、第4図(イ)。 (ロ)は同じく一実施例のV字形用ロールにょる裂開状
態を示すもので(イ)は裂開初期の状態、(ロ)は裂開
終期の状態を示す縦断側面図、第5図は同じく一実施例
の丁字形用ロールにょる転造状態を示す縦断側面図、第
6図は同じく一実施例の成形ロールによる成形状態を示
す縦断側面図。 第7図(イ)、(ロ)は同じく一実施例にょるプーリの
据付時の状態を示すもので、(イ)は側面図、(ロ)は
正面図、第8図は従来のプーリ(鋳造品)の縦断側面図
、第9図(イ)、(ロ)は従来のプーリの製造方法の転
造による製造状態を示すもので(イ)は1個の溝、(ロ
)は3個の溝作成時の説明図、第10図は同じ〈従来の
転造によるプーリの割れを示す顕微鏡写真である。 7・・・プーリ、7a・・・溝、7c・・・平行な面、
8・・・素材、8a・・・素材板厚中心部、9al、9
az・・・V字形用ロール、9b・・・丁字形用ロール
、9c・・・成形ローラ、11・・・ロープ。 8− 素独 11−−一ローフ・ 第4図 (イフ (ロフ qα1−−v宮形凧O−ル Q(h−V宮、形出0−It。 第5日 第60 Q6−T官、fjM(:l−1し qc−−ぺ旬O−ラ (Al (B) (D) <0> 第一1図 第8図 手続補正帯 (方式) ■、事件の表示 昭和63年特許願第26201、 発明の名称 プーリおよびその製造方法 3、補正をする者 事件との関係 名称(510)株
図は同じく一実施例によるエレベータ−の説明図、第3
図は本発明のプーリの製造方法の一実施例による転造装
置の斜視図、第4図(イ)。 (ロ)は同じく一実施例のV字形用ロールにょる裂開状
態を示すもので(イ)は裂開初期の状態、(ロ)は裂開
終期の状態を示す縦断側面図、第5図は同じく一実施例
の丁字形用ロールにょる転造状態を示す縦断側面図、第
6図は同じく一実施例の成形ロールによる成形状態を示
す縦断側面図。 第7図(イ)、(ロ)は同じく一実施例にょるプーリの
据付時の状態を示すもので、(イ)は側面図、(ロ)は
正面図、第8図は従来のプーリ(鋳造品)の縦断側面図
、第9図(イ)、(ロ)は従来のプーリの製造方法の転
造による製造状態を示すもので(イ)は1個の溝、(ロ
)は3個の溝作成時の説明図、第10図は同じ〈従来の
転造によるプーリの割れを示す顕微鏡写真である。 7・・・プーリ、7a・・・溝、7c・・・平行な面、
8・・・素材、8a・・・素材板厚中心部、9al、9
az・・・V字形用ロール、9b・・・丁字形用ロール
、9c・・・成形ローラ、11・・・ロープ。 8− 素独 11−−一ローフ・ 第4図 (イフ (ロフ qα1−−v宮形凧O−ル Q(h−V宮、形出0−It。 第5日 第60 Q6−T官、fjM(:l−1し qc−−ぺ旬O−ラ (Al (B) (D) <0> 第一1図 第8図 手続補正帯 (方式) ■、事件の表示 昭和63年特許願第26201、 発明の名称 プーリおよびその製造方法 3、補正をする者 事件との関係 名称(510)株
Claims (8)
- 1. 転造によるプーリにおいて、前記プーリが、その
素材板厚中心部が溝でなく、外周側に突出した凸部を持
つて形成されたものであることを特徴とするプーリ。 - 2. 前記プーリが、その両端面の全周の一部に前記プ
ーリの素材板厚中心部と平行な面を持つて形成されたも
のである特許請求の範囲第1項記載のプーリ。 - 3. 前記プーリが、エレベーター用としてロープを反
らせるのに使用されるものである特許請求の範囲第1項
または第2項記載のプーリ。 - 4. 前記プーリが、前記平行な面がその据付時に芯出
作業に使用されるエレベーター用のプーリである特許請
求の範囲第1項または第2項または第3項記載のプーリ
。 - 5. 転造で製造されるプーリの製造方法において、前
記プーリの素材の板厚中心面をV字形用ロールでV字形
に裂開する工程と、V字形に裂開した部分をT字形用ロ
ールでT字形に転造する工程と、T字形に転造した平ら
な部分を素材板厚中心部を凹、その左右を溝形の凸に成
形した成形ロールで押圧する工程とから形成したことを
特徴とするプーリの製造方法。 - 6. 前記V字形用ロール、T字形用ロール、成形ロー
ルを有するロールユニツトが、転造装置に設けられ、か
つ前記素材の外周側に均等に、かつ複数個配置されたも
のである特許請求の範囲第5項記載のプーリの製造方法
。 - 7. 前記プーリが、前記素材板厚中心部の偏析が特殊
材のそれに比べて多い一般材で製造されたものである特
許請求の範囲第5項記載のプーリの製造方法。 - 8. 前記製造方法で得られるプーリの凸部以外の凹部
が、溝に形成され、かつこの溝がロープが走行するもの
である特許請求の範囲第5項記載のプーリの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26201288A JPH02107858A (ja) | 1988-10-18 | 1988-10-18 | プーリおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26201288A JPH02107858A (ja) | 1988-10-18 | 1988-10-18 | プーリおよびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02107858A true JPH02107858A (ja) | 1990-04-19 |
Family
ID=17369794
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26201288A Pending JPH02107858A (ja) | 1988-10-18 | 1988-10-18 | プーリおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02107858A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07116763A (ja) * | 1993-10-26 | 1995-05-09 | Kanemitsu:Kk | 板金製ポリv溝プーリの製造方法 |
WO2001058619A1 (fr) * | 2000-02-14 | 2001-08-16 | Kanemitsu Corporation | Procede de laminage de jante, extrudeuse a vis planetaire de preformage utilisee avec le procede, et procede de fabrication de sabot de frein |
US7292809B2 (en) | 2001-02-13 | 2007-11-06 | Ricoh Company, Ltd. | Drive unit, method of producing drive unit, running body moving unit, image reading apparatus, and imaging apparatus |
JP2013508243A (ja) * | 2009-10-19 | 2013-03-07 | オーチス エレベータ カンパニー | 乗客コンベアのトラス構造 |
-
1988
- 1988-10-18 JP JP26201288A patent/JPH02107858A/ja active Pending
Cited By (6)
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US9676597B2 (en) | 2009-10-19 | 2017-06-13 | Otis Elevator Company | Truss construction for a passenger conveyor |
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