JPH0210731A - 薄膜除去方法 - Google Patents

薄膜除去方法

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JPH0210731A
JPH0210731A JP16149088A JP16149088A JPH0210731A JP H0210731 A JPH0210731 A JP H0210731A JP 16149088 A JP16149088 A JP 16149088A JP 16149088 A JP16149088 A JP 16149088A JP H0210731 A JPH0210731 A JP H0210731A
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wiring
insulating film
laser beam
thin film
substrate
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Yukio Morishige
幸雄 森重
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、レーザ光を利用する薄膜の除去方法詳しくは
微細な配線形成の際のコンタクトホールの形成に関する
(従来の技術) 近年、半導体製造プロセスの薄膜除去技術に於ては、最
小パターンの微細化、廃棄物処理の容易さ等の面で利点
の多いドライプロセスが広く用いられている。この中で
、レーザプロセス技術は、レジストレスに基板上の特定
の箇所のみを加工することが可能で、従来法に比べ、大
幅に工程を低減できると期待されている。その中で、L
SIの絶縁膜に用いられる5i02、SiN、リンドー
プシリカガラス(PSG)などの除去技術は、多層配線
形成の際の下層配線とのコンタクトホールを形成する上
で特に重要である。例えば、直接基板上に金属線を形成
するレーザCVD技術と、絶縁膜の局所除去技術とを組
み合わせれば、LSIの開発時の配線設計ミスを出来上
がったLSI上でそのまま修正することが可能となり、
LSIの開発期間を大幅に短縮することが出来る。
これまでに上記のような絶縁性の薄膜をレーザ光を除去
する方法として、強いパルスレーザ光を薄膜に吸収させ
、得られる高温状態で薄膜と化学反応を起こす気体を用
いてエツチング除去する方法が知られている。高速でし
かも微細な加工を実現した例として、光源にArFエキ
シマレーザ、エツチングガスに水素を用いて、SiO膜
をエッチング除去したものが、1985年の[ジャーナ
ル・オブ・バキュームサイエンス・テクノロジーJ (
Journal OfVcuum 5cience T
echnology)誌のBの第3巻1ページから8ペ
ージに、エーリッヒ等により報告されている。この文献
によれば、パルスレーザ光の吸収による過渡的な温度上
昇により、5iOZ層の温度をその軟化点近くにまで上
昇させてエツチング反応を起こし、100A/パルス程
度の高い除去速度を得たことが記述されている。この時
の最小加工サイズは、0.4pm程度と優れた値が得ら
れている。しかしながら、この方法には以下のような欠
点かある。
絶縁膜は半導体や金属などに比べ反応性が低いために、
使用できる反応性の気体には、水素やフッソなどの危険
性の高い気体を用いなければならず、この方法を用いた
装置は、安全性を確保するために複雑な構成となり、高
価となる欠点がある。また、この方法によれば0.4p
m程度の分解能は得られるものの、上記のとエーリッヒ
等の論文の図3に見られるように加工された部分の側壁
凹凸があちこちに見られ形状の制御性がよくないことが
予測される。また、反応を起こすに必要な温度が、90
0°C程度と、現在LSI配線に多用されているAl配
線の融点660°Cに比べ著しく高く、下地にAl配線
を用いている場合には配線部の損傷を避けられないと推
測される。
(発明が解決しようとする問題点) 従来の薄膜除去方法では、以下のような問題点があった
。化学反応によりエツチング除去する方法では、化学反
応性の高い危険なガスを必要とし、また絶縁膜に吸収の
ある波長域の光源が必要なことから高価なエキシマレー
ザと紫外光学系を用いる事が避けられないことから、装
置が複雑で高価となる欠点がある。
また、得られるプロセスの制御性も、lpm程度の微細
な加工を行うためには形状の制御性が不十分で、下地配
線層の損傷による断線の発生する欠点もある。
(本発明の目的) 本発明の目的は、従来の薄膜除去方法で問題となったこ
のような問題点を解決した、安価で、且つ111mオー
ダの微細加工を高い再現性を持って実現でき、下地配線
の断線の恐れのない薄膜除去方法を提供することにある
(発明の構成) 本願によれば、配線上に設けた薄い絶縁膜にパルスレー
ザ光を照射して穴を開ける薄膜除去方法に於て、該パル
スレーザ光の照射パターンが該配線の方向に細長い形で
かつレーザ光のビーム径の長軸方向の長さは絶縁膜の厚
さ以上であることを特徴とする薄膜除去方法が得られる
(本発明の作用・原理) 本発明の基本的なアイデアは、絶縁膜には吸収が無いが
、下地の配線層に吸収のあるパルスレーザ光を用いれば
、下地の配線層の吸収により、配線層の一部をガス化し
、生じた圧力により上部の絶縁膜を蒸散させる可能性が
あるとの、新しい着想に基づいている。しかしながら、
このような方法により絶縁膜を介してコンタクトホール
を形成した報告例はなく、この方法により、下地の配線
層を断線させることなく絶縁膜を加工できるか否かは従
来、明らかでなかった。上記アイデアに基づいて、下地
の配線層の損傷を最小限に抑えながら、絶縁膜に再現性
よくコンタクトホールを形成できる照射条件を、通常の
LSI上の絶縁膜を加工する場合について実験的に検討
した。その結果、加工したい絶縁膜の厚みと、照射する
レーザ光のビーム径と絶縁膜の加工が起こるしきい照射
強度の間に相関があり、絶縁膜が、照射ビーム径よりも
厚くなると、急激に、しきい照射強度があがり、絶縁膜
にコンタクトホールを形成できる照射強度の下限の強度
でも、下地の配線が、はぼ完全に蒸散し、断線が起こる
ことが判明した。この原因としては、配線の吸収により
生じた圧力が、照射ビームが大きいほど、照射部から周
辺に拡散する割合が少なくなり、絶縁膜の表面まで有効
に作用するためではないかと思われる。この実験結果か
ら、照射するレーザのビーム径を加工したい絶縁膜の深
さよりも大きくとれば、配線の断線を起こす事なくコン
タクトホールを形成できることがわかった。しかしなが
ら、照射ビーム径を円形のまま大きくすると、コンタク
トホールを形成したい配線の近くに別の配線がある場合
には両方の配線にコンタクトホールが形成される問題点
が生じた。この問題を解決するには下地の配線の長さ方
向に細長く整形して長軸方向の長さを絶縁膜の厚みより
も長くして照射すればよい。こうすれば、隣接配線が近
くにある場合でも、隣接配線へのレーザ光の吸収による
不本意なコンタクトホールの形成を起こす事なく、所要
の配線上にのみ断線を起こす事なく再現性よく1μm程
度の微細なコンタクトホールを形成できることがわかっ
た。
この方法によれば、従来の化学反応を用いる薄膜除去方
法に比べ、紫外レーザ及び紫外光学及び、危険なガス系
が不要で、装置構成が非常に簡単で安価にできること、
加工再現性がよい等の利点がある。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。第1図
は、本願の発明の一実施例である薄膜除去方法であり、
第2図は、本発明の方法で配線上の絶縁膜にコンタクト
ホールを形成したときの照射ビームの形状及び加工形状
を模式的に示す図である。第1図において、Nd:YA
Gレーザの第2高調波光源から構成されるパルスレーザ
光源1からの出射光は、2枚のシリンドリカルレンズか
ら構成されるビーム形状変換器2で楕円形にパターンを
変換され、ミラー4で反射され、レンズ5で基板6上に
集光照射される構成になっている。基板6はX−Yステ
ージ7上に保持して、基板6上の加工すべき部分にレー
ザ光を照射する構成になっている。ビーム形状変換器2
を回転させる回転ユニットは3は、基板6上の配線の長
さ方向にビームの長軸方向を合わせるために用いる。こ
の実施例は、現在通常用いられている2層Al配線構造
のSi LSI第1層配線へのコンタクトホール形成に
適用した例である。基板6の絶縁膜の構成は、最表層か
ら順にSiN、 PSG、 SiNから成り、厚みは2
.5pmである。下地のA1配線の配線幅は1.3pm
、厚みは0.6μm、隣接配線との間隔は1.5pmの
場合に付き照射条件と加工形状、下地配線の損傷の程度
を比較検討した。なお照射レーザ光のパルス幅は8ns
、パルス照射数は1シヨツトである。
最初に、照射レーザ光の形状を円形に保ったままで加工
した場合の実験結果を述べる。照射ビーム径が511m
の場合、照射強度が60MW/am2のときコンタクト
ホールの形成が可能となり、照射強度が100MW1c
m2以下であれば下地のAl配線には断線が生じなかっ
たが、この場合には、隣の配線にも加工が起こり、−本
の配線のみに選択的にコンタクトホールを形成すること
ができなかった。−方、隣接配線への加工を防ぐために
、照射ビーム径を211m程度に細くすると、逆にAl
配線の断線を起こす事なくコンタクトホールを形成する
ことはできなかった。
次にビーム形状変換器により、照射ビームの形状を長軸
側5pm、短軸側を2pmとして、A1配線の方向に細
長いビーム形状にして照射したところ、照射強度が40
MW/cm2から、80MW/am2の強度範囲で、下
地のAl配線の断線を起こす事なく再現性よく、コンタ
クトホールを形成することが出来た。照射強度が60M
W/cm2の時、加工形状は、第2図に示すようにAl
配線の開口部で1pmX211mで、配線の長さ方向に
細長い形状になった。この時、パルス数は1シヨツトで
、Al配線まで開口するので、絶縁膜の表面から、徐々
にエツチングする方法で必要な終点検出は不要であった
以上の実施例においては、Si基板上にSiN/PSG
からなる絶縁膜とAl配線を形成した試料について、Y
AGレーザを用いた場合を説明したが、本発明の効果は
この組み合せに限って得られるものではない。例えばW
配線やSio2を用いても良いし、またレーザもエキシ
マやパルス変調したアルゴンレーザなと各種パルスレー
ザを用いることができる。要は配線層にのみ吸収される
波長のレーザ光であればよい。
(発明の効果) 以上述べたように、本発明によれば、従来の配線上の薄
膜に穴を開けてコンタクトホールを形成する方法に比べ
、装置構成を著しく簡単にでき、装置を安価に構成でき
る。また111mオーダの高い空量的分解能で加工する
場合にも、従来方法に比べ高い再現性が得られ、終点検
出が不要になる利点がある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 配線上に設けた薄い絶縁膜にパルスレーザ光を照射して
    穴を開ける薄膜除去方法に於て、該パルスレーザ光の照
    射パターンが該配線の方向に細長い形状でかつレーザ光
    のビーム径の長軸方向の長さは絶縁膜の厚さ以上である
    ことを特徴とする薄膜除去方法。
JP16149088A 1988-06-28 1988-06-28 薄膜除去方法 Expired - Lifetime JP2513279B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006229212A (ja) * 2005-01-21 2006-08-31 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置およびその作製方法
JP2008263218A (ja) * 2008-06-13 2008-10-30 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置の作製方法

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