JPH02106838A

JPH02106838A - 駆動装置

Info

Publication number: JPH02106838A
Application number: JP26029688A
Authority: JP
Inventors: Yoshio Ide; 井手　良雄
Original assignee: Omron Tateisi Electronics Co
Current assignee: Omron Corp
Priority date: 1988-10-15
Filing date: 1988-10-15
Publication date: 1990-04-18

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は形状記憶合金又は形状記憶樹脂を利用した駆動
装置に関する。

（従来技術と発明が解決しようとする課題）従来、駆動
装置としては、例えば、第７図に示すように、ベースｌ
と、コイル２を巻回したスプール３に断面略丁字形状の
鉄芯４を挿通し、突出する上端部を磁極部４ａとし、突
出する下端部を断面路り字形状に屈曲したヨーク５の水
平部にカシメ固定して形成され、前記ベースｌの上面に
位置決めされた電磁石部６と、断面路くの字形状に屈曲
され、内側面角部を前記ヨーク５の上端部に回動自在に
支持された可動鉄片７と、前記ベース１に支持され、上
方部に設けたカード８で前記可動鉄片７の下端部を側方
に押圧する板ばね９とからなるものである。なお、３ａ
はコイル端子である。

そして、前述の構成からなる駆動装置は、コイル２を励
磁すると、鉄芯４の磁極部４ａに吸引された可動鉄片７
がヨーク５の上端部を支点として回動し、カード８を介
して板ばね９を駆動する。

ついで、コイル２の励磁を解くと、板ばね９のばね力に
より、可動鉄片７が回動して元の位置に復帰する。

しかしながら、従来例にかかる駆動装置は、電磁石部６
を有するため、コイル巻回作業などの作業工数が多く、
製造に手間がかかるとともに、磁気回路を構成するため
にヨーク７を必要とするので、部品点数が多いという問
題点があった。

本発明にかかる駆動装置は、前記問題点に鑑み、製造に
手間がかからず、部品点数が少ない駆動装置を提供する
ことを目的とする。

（課題を解決するための手段）本発明にかかる駆動装置は、前記目的を達成するため、
ケースと、このケース内で軸心方向に往復移動可能に支
持された駆動軸と、略中央部を前記駆動軸の略中央部に
係合され、かつ、両端部を前記ケースに反転可能に支持
された反転ばねと、形状記憶＋Ａ利で形成され、かつ、
一端部に端子を有し、前記反転ばねを間にして対向する
ように前記駆動軸に設けられるとともに、前記端子を前
記ケースの外部に突出させた一対の駆動部材とからなり
、前記一対の駆動部材の端子に交互に通電して電気的加
熱することにより、元の形状に回復する前記駆動部材で
前記駆動軸を軸心方向に駆動し、前記反転ばねを反転さ
せる構成としたものである。

（作用）したがって、本発明によれば、形状記憶材料からなる一
対の駆動部材が、電気的加熱に基づいて元の形状に回復
する際に駆動軸を軸心方向に交互に駆動することになる
。

（実施例）以下、本発明にかかる実施例を第１図ないし第６図に示
す添付図面に従って説明する。

第１実施例にかかる駆動装置は、第１図および第２図に
示すように、ベースｌＯと、駆動軸１．１と、駆動部材
１２．１３と、反転ばね１４と、カバー１５とからなる
ものである。

ベース１０はその上面両側縁部に後述する駆動部材１２
．１３を位置決めする一対の突起１６６を設けたもので
ある。

駆動軸１１は略中央部に細軸部１７を有するとともに、
この細軸部）７を間にして対向するように一対の鍔部１
８ａ、１８ｂを設けたものである。

駆動部材１２．１３はヒータ線】９を内部１こ一体化し
て断面路、Ｔ字形状に成形された形状記憶樹脂からなる
もので、若干量いた状態の形状で形状記憶されている。

さらに、駆動部材１２．１３は前記駆動軸１１を挿通可
能な貫通孔２０（第２図中、奥側の貫通孔は図示せず）
を有するとともに、下端部から前記ヒータ線１９に電気
接続された端子２１．２１を突出している。

なお、ここで形状記憶樹脂とは、所定の温度に達すると
、元の形状に回復する樹脂をいう。

反転はね１４はばね性を存する板状体からなり、略中央
部に前記駆動軸１１の細軸部Ｉ７に係合可能な切り欠き
部（図示せず）を何している。

カバー１５は前記ベース１０に嵌合してケースを構成す
る箱体で、対向する側壁に前記駆動軸ＩＩの両端部にそ
れぞれ嵌合可能な縦長の切り欠き溝（図示せず）を有し
ている。

したがって、駆動軸１１の両端部に駆動部材１２．１３
の貫通孔２０をそれぞれ挿通するとともに、その細軸部
１７に反転ばねＩ４の切り欠き部を係合して組み付けた
後、前記駆動部材１２，１３の端子２］、２１をベース
１０の端子孔に圧入して位置決めするとともに、反転ば
ね１４の下端部をベース１０の上面に支持する。ついで
、前記カバー１５の切り欠き溝を前記駆動軸１１の両端
部にそれぞれ嵌合させて被せるとともに、前記カバー１
５の天井面１こ設けた位置決め凹１２２に前記反転ばね
１４の上端部を係合すること？こより、反転ばね１４を
反転可能に支持する。なお、必要に応じて前記カバー１
５の切り欠き溝を他の板材で埋めておいてもよい。

次に、前述の構成からなる駆動装置の動作について説明
する。

今、反転ばね１４は右方向に反転しており（第１図）、
駆動軸１１が鍔部１８ａを介して駆動部材１３を押し曲
げ、第１図中、矢印ｍ方向に移動している。

次に、駆動部材１３の端子２１．２１を介してヒータ線
１９に電流を流ずと、ヒータ線１９の発熱に伴ない、形
状記憶樹脂からなる駆動部材１３が形状記憶された若干
量いた形状に回復しようとするので、その自由端部１３
ａが鍔部１８ａを介して駆動軸１１を軸心方向に押圧し
、駆動軸ＩＩが第１図中、矢印ｎ方向に移動し、細軸部
１７を介して反転ばね１４が押圧される。そして、反転
ばね１４がデッドラインを越えると、反転ばね１４が瞬
時に矢印ｎ方向に反転し、これにつれて駆動軸１１の鍔
部１８ｂが駆動部材１２の自由端部１２ａを押し曲げ、
駆動軸１１が矢印ｎ方向に移動する。この後、駆動部材
１３の電流を断っても、駆動軸１１は反転ばね１４のば
ね力でｎ方向に付勢されているので、その状態が保持さ
れる。

ついで、駆動部材１２の端子２１．２１を介してヒータ
線１９に電流を流ずと、ヒータ線１９の発熱により、駆
動部材１２が若干量いた形状に回復しようとするので、
前述と同様に、その自由端部１２ａが駆動軸１１の鍔部
１８ｂを押圧し、これにつれて駆動軸＋１が矢印ｍ方向
に移動し、細軸部１７を介して反転ばね１４が押圧され
、再度反転して元の状態に復帰する。

したがって、駆動部材１２．１３に交互に電流を流すこ
とにより、駆動軸１１が軸心方向に往復移動する。

第２実施例は、第３図に示すように、リレーに適用した
場合であり、基本的構成は前述の第１実施例とほぼ同様
で、異なる点は、前記反転ばね１４を可動接点２３を有
する可動接触片とするとともに、前記可動接点２３を間
にして接離可能に対向する固定接点２４．２５をそれぞ
れ設けた固定接触片２６．２７をベースＩＯに立設した
点である。

そして、前述の第１実施例と同様に、駆動部材ｔ　２，
１　ａの端子２１に交互に電流を流して駆動軸１１を軸
心方向に往復移動させることにより、駆動軸１１に係合
した可動接触片である反転ばね１４を板厚方向に交互に
反転させ、可動接点２３を固定接点２４．２５に交互に
接離させて接点を切り替えるようになっている。

第３実施例は第４図および第５図に示すように、前述の
実施例が駆動部材１２．１３を断面路Ｊ字形状に屈曲し
た形状としたものであるのに対し、駆動部材１２．１３
を板状体に形成し、曲った状態の形状を形状記憶させた
ものである。そして、本実施例にかかる駆動部材１２．
１３は第１実施例と同様にヒータ線１９を一体化すると
ともに、駆動軸＋１を挿通ずる貫通孔２０を有する。

他は前述の実施例とほぼ同様であるので、説明を省略す
る。

なお、駆動部材１２．１３は前述の形状のものに限らず
、形状記憶材料内にヒータ線１９を一体化した棒状体を
略Ｕ字形状に屈曲したものであってもよい（第６図）。

また、駆動部材１２．１３は形状記憶樹脂に限らず、形
状記憶合金からなるものであってもよく、この場合には
ヒータ線は必ずしも必要でない。

（発明の効果）以上の説明から明らかなように、本発明によれば、電磁
石部を必要としないので、コイル巻回作業などの作業が
不要となり、作業工数が減少し、製造に手間がかからな
い。

また、電磁石部を介して磁気回路を構成する必要がない
ので、ヨークが不要となり、部品点数が減少するととも
に、外部に磁気的影響を与えない。

さらに、本願駆動装置は駆動部材を電気的に加熱するだ
けでよいので、交流および直流のいずれの電源をも利用
できるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明にかかる第１実施例を示し
、第１図は駆動装置の断面図、第２図は駆動部材の斜視
図、第３図は本実施例にかかる第２実施例を示す断面図
、第４図および第５図は本発明にかかる第３実施例を示
し、第４図は駆動装置の断面図、第５図は駆動部材の斜
視図、第６図は本発明にかかる他の駆動部材を示す正面
図、第７図は従来例にかかる駆動装置の側面図である。ＩＯ・・・ベース、１１・・・駆動軸、１２．１３・・
・駆動部材、１４・・・反転ばね、１５・・・カバー、
２１・・・端子。９　＝　Ω　！　！　へｄ

Claims

【特許請求の範囲】

（１）ケースと、このケース内で軸心方向に往復移動可
能に支持された駆動軸と、略中央部を前記駆動軸の略中
央部に係合され、かつ、両端部を前記ケースに反転可能
に支持された反転ばねと、形状記憶材料で形成され、か
つ、一端部に端子を有し、前記反転ばねを間にして対向
するように前記駆動軸に設けられるとともに、前記端子
を前記ケースの外部に突出させた一対の駆動部材とから
なり、前記一対の駆動部材の端子に交互に通電して電気
的加熱することにより、元の形状に回復する前記駆動部
材で前記駆動軸を軸心方向に駆動し、前記反転ばねを反
転させることを特徴とする駆動装置。