JPH02106024A - モールドチップタンタル固体電解コンデンサ - Google Patents

モールドチップタンタル固体電解コンデンサ

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JPH02106024A
JPH02106024A JP25970688A JP25970688A JPH02106024A JP H02106024 A JPH02106024 A JP H02106024A JP 25970688 A JP25970688 A JP 25970688A JP 25970688 A JP25970688 A JP 25970688A JP H02106024 A JPH02106024 A JP H02106024A
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JP
Japan
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fuse
capacitor
solid electrolytic
molded
capacitor element
Prior art date
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JP25970688A
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English (en)
Inventor
Nobuo Hasegawa
長谷川 信男
Toshiyuki Higashiura
東浦 利幸
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、コンデンサ素子と陰極端子とをヒユーズを
介して接続し、モールド樹脂で外装したモールドチップ
タンタル固体電解コンデンサに関するものである。
〔従来の技術〕
従来より、タンタル金属を陽極体とし、その表面に陽極
酸化によって酸化皮膜を形成して誘電体とし、この酸化
皮膜に固体の電解質を密接させて陰極として構成したタ
ンタル固体電解コンデンサが用いられている。このよう
なりンタル固体電解コンデンサは、モールド樹脂による
外装が施され、フェイスポンディングに適した端子構造
とされて、ハイブリッドIC回路に組み込むためのテン
プコンデンサとして構成されることがある。
このようなモールドチップタンクル固体電解コンデンサ
において、コンデンサ素子と外部に導出した陰極端子と
をヒユーズを介して接続するようにして、セットへの逆
挿入や過電圧によって短絡などが生じた場合に周辺の回
路が焼損などすることを防ぎ、安全性を向上したものが
提案されている。このようなモールドチンブタンタル固
体電解コンデンサに関して本件発明者は、いくつかの提
案を行ってきている。
第5図には本件発明者が先に提案したモールドチップタ
ンタル固体電解コンデンサ(以下、「チツブコンデンサ
」という)の基本的な構成が示されている。
このチップコンデンサは、コンデンサ素子1と、このコ
ンデンサ素子1から導出された陽極導出線2と、この陽
極導出線2に接続された陽極端子3と、コンデンサ素子
lの陰極層表面に導電接合材4によって接続されたヒユ
ーズ5と、このヒユーズ5に導電接合材4と同様な導電
接合材6によって接続された陰極端子7とを、前記陽極
端子3および陰+IfA端子7が外部に導出されるよう
にモールド外装を施してモールド樹脂8内に収納して構
成されている。コンデンサ素子lの陽極導出線2の導出
部分近傍には、テフロンなどからなる絶縁板9が設けら
れている。
コンデンサ素子lはタンタル粉末を成形して真空中で焼
成したものに酸化皮膜を形成してこれを誘電体とし、こ
の酸化皮膜の表面に二酸化マンガンなどの電解質を形成
し、さらにカーボン層、陰極層を積層させて構成されて
おり、このコンデンサ素子1から導出された前記陽極導
出線2はタンタル金属からなっている。陰極端子3はニ
ッケル。
洋白、4270イ、またはステンレスなどに鋼上半田め
っきを施したものである。またヒユーズ5は板状または
線状の低融点合金材料からなっており、前記モールド樹
脂8としてはエポキシ樹脂やシリコーン樹脂などが用い
られる。さらに前記導電接合材4,6はたとえば、導電
性接着剤や半田(クリーム半田を含む)などである。
コンデンサ素子1表面の陰極層において、その少なくと
もヒユーズ5に対向する部位には、vA縁被覆層lOが
ディッピング、塗布、またはシート貼付けなどによって
形成されている。
たとえばコンデンサ素子1に短絡が生じるなどしてこの
チップコンデンサが故障するときには、前記ヒユーズ5
に大電流が流れ、このヒユーズ5が溶断される。これに
よってコンデンサ素子lに短絡が生じた場合などにおけ
る、他の回路部品などの焼損が防がれる。
前述の絶縁被覆層10は、ヒユーズ5のコンデンサ素子
lに接続される側の端部以外の部分とコンデンサ素子1
表面との間を絶縁し、所望の溶断特性を得るために必要
なヒユーズ5の有効部分の長さを確保するために設けら
れている。すなわちヒユーズ5がコンデンサ素子1表面
に接触すると、この接触部分を介して電流が流れるため
、容量の変化などのチップコンデンサの特性や、ヒユー
ズ5の溶断特性に変化が生しる。したがって前記絶縁被
覆層10を設けないときには、チップコンデンサの特性
およびヒユーズ5の溶断特性が不安定になる。
(発明が解決しようとする課題〕 ところが上述のようなチップコンデンサでは、モールド
外装を施した後には、ヒユーズ5の近傍には、コンデン
サ素子lの短絡などに起因してヒユーズ5が高温になり
溶融するときに、この溶融したヒユーズ5を分散させヒ
ユーズ5の溶断を達成するための充分な空間が形成され
ていない。したがってチップコンデンサに故障が生じた
りなどするときに、ヒユーズ5を確実に溶断させること
ができない。これによって複数のチップコンデンサ間で
tユーズ5の溶断特性を均一にすることができず、また
このチップコンデンサの故障に起因する周辺の回路部品
の焼用などを確実に防止することができないため、安全
性に劣っていた。
さらにまたこのチップコンデンサにおいてヒユーズ5が
溶断されており、したがって故障が生している場合に、
このことはチップコンデンサを配線基板から取り外して
検査しなければ発見することができず、故障の発見にむ
やみに手間がかかっていた。
またヒユーズ5の半田付けなどの際の熱変形のために、
コンデンサ素子1および陰極端子7とヒユーズ5との接
続は必ずしも良好に行われるとは限らず、接続不良など
の不具合が生じていた。
この発明の目的は、上述の技術的課題を解決し、故障時
におけるヒユーズの溶断が確実に行われ、したがって安
全性が向上されるとともに、その故障の発見が容易に行
われるモールドチップクンタル固体電解コンデンサを提
供することである。
〔課題を解決するための手段] この発明のモールドチンブタンタル固体電解コンデンサ
は、コンデンサ素子表面に接続した接続片と陰極端子と
の各ヒユーズ接続端が露出する形状のヒユーズ取付孔を
モールド4Δ1脂に形成し、このヒユーズ取付孔にヒユ
ーズを埋設するとともに低温度溶融高分子材料で封止し
たことを特徴とする。
〔作用] この発明の構成によれば、モールド樹脂にはヒユーズ取
付孔が形成される。このヒユーズ取付孔の内周面には、
コンデンサ素子に接続した接続片と陰極端子との各ヒユ
ーズ接続端が露出している。
前記ヒユーズ取付孔にはヒユーズが埋設され、これによ
って前記各ヒユーズ接続端間がこのヒユーズを介して接
続される。ヒユーズを埋設した前記ヒユーズ取付孔は低
温度溶融高分子材料で封止される。前記ヒユーズは半田
付けなどによってではなく、前記ヒユーズ取付孔に埋設
するようにして前記接続片および陰極端子に接続される
ので、熱変形などによる取り付は不良が生じることはな
く、したがってこのヒユーズの接続が不安定になること
はない。
コンデンサ素子が短絡するなどしてこのモールドチップ
タンタル固体電解コンデンサに故障が発生し、前記ヒユ
ーズが高温になり溶融するときには、前記低温度溶融高
分子材料もまた高温になって溶融し、この溶融した低温
度溶融高分子材料中に前記溶融したヒユーズが溶出して
分散し、これによって前記ヒユーズの溶断が達成される
。したがってコンデンサ素子の短絡時などに前記ヒユー
ズは確実に溶断され、これによってこのモールドチップ
タンタル固体電解コンデンサの故障時に周辺の回路部品
が焼損したりなどすることを確実に防ぐことができるの
で、安全性が格段に向上される。
またヒユーズの溶断時には、このヒユーズおよび前記低
温度溶融高分子材料の熱膨張によって、この低温度溶融
高分子材料が前記ヒユーズ取付孔からモールド樹脂外に
溶出する。したがって前記ヒユーズが溶断されており、
このモールドチップタンタル固体電解コンデンサに故障
が生じているときには、このことを前記溶出した低温度
溶融高分子材料を視認することによって確認することが
できる。すなわちこのモールドチンブタンタル固体電解
コンデンサの故障の有無は、たとえば配線基板などに実
装した状態で識別することができる。
〔実施例〕
第1図はこの発明の一実施例のモールドチップタンタル
固体電解コンデンサ(以下、「デツプコンデンサ」とい
う)の基本的な構成を示す断面図である。このチップコ
ンデンサは、タンタル粉末を成形して真空中で焼成した
ものに酸化皮膜を形成してこれを誘電体とし、この酸化
皮膜の表面に二酸化マンガンなどの電解質を形成し、さ
らにカーボン層、陰極層を積層させて構成したコンデン
サ素子11を備えている。このコンデンサ素子11から
は、タンタル金属からなる陽極導出線12が導出されて
おり、この陽極導出線12に陽極端子13が溶接される
。この陽極端子13はニッケル。
洋白、42アロイ、またはステンレスなどに川下半田め
っきを施したものである。コンデンサ素子11の前記陽
極導出線12の導出部分近傍には、テフロンなどからな
る絶縁板14が設けられている。
コンデンサ素子11表面の陰+i層には、前記陽極端子
13と同様な材料からなる接続片15が導電接合材16
によって接続されている。この導電接合材16は導電性
接着剤や半田(クリーム半田を含む)などである。前記
接続片15は後述するヒユーズ17の取り付けの以前に
は、第2図に示されるように、陰t!ii端子18に狭
縮部分19によって連結されいる。第2図に示された状
態から、iq記陽極端子13および陰極端子18を外部
に導出するようにして、エポキシ樹脂やシリコーン樹脂
などのモールド樹脂20(第2図においては仮想線で示
す)によるモールド外装が施される。
モールド外装の後には、モールド樹脂2oの前記狭縮部
分19に関連する位置にヒユーズ取付孔21が形成され
る。これによって前記狭縮部分19は接続片15および
陰極端子18から切り離され、この接続片15および陰
極端子18間が絶縁される。またこの状態では前記接続
片15および陰極端子18の各ヒユーズ接続端15a、
18aは、前記ヒユーズ取付孔21の内周面に露出して
いる。このヒユーズ取付孔21近傍の構成は第3図に拡
大して示されている。
前記ヒユーズ取付孔21にはたとえば、低融点合金材料
をペレット状に構成したヒユーズ17が埋設されて取り
付けられる。これによって前記接続片15および陰極端
子18の各ヒューズ接続端15a、18a間はこのヒユ
ーズ17を介して接続されることになる。このようにし
てヒユーズ17の接続は半田付けなどによることがない
ので、熱変形などに起因する接続不良などは生じない。
ヒユーズ17を取り付けた後に、前記ヒユーズ取付孔2
1には、ポリプロピレン、エチレンビニルアセテ−) 
(EVA)、ポリアミドナイロンなどを主成分とするホ
ットメルト材や、熱可塑性樹脂などの低温度溶融高分子
材料22が注入されてこのヒユーズ取付孔21が封止さ
れる。
上述のようなチップコンデンサにおいて、たとえばコン
デンサ素子11に短絡が生じたりなどするときには、前
記ヒユーズ17に大電流が流れ、このときに発生する熱
によってこのヒユーズ17が?容量する。またこのとき
、このヒユーズ17とともにヒユーズ取付孔21内に配
置されている低温度溶融高分子材料22も溶融して液状
化する。
したがって前記溶融したヒユーズ17は、低温度溶融高
分子材料22中に溶出して分散し、これによってその溶
断が達成される。
このようにしてこの実施例のチップコンデンサは、コン
デンサ素子11の短絡などの故障や、セラI・への逆挿
入などに起因してヒユーズ17に大電流が流れ、このヒ
ユーズ17が溶融するときにはこのヒユーズ17の溶断
を確実に達成して、周辺の回路部品の焼損などを防ぐこ
とができ、したがってその安全性を格段に向上すること
ができる。
さらにまたヒユーズ17および低温度溶融高分子材料2
2が高温になって溶融するときには、これらの熱膨張に
よって前記低温度溶融高分子材料22が前記ヒユーズ取
付孔21からモールド樹脂20外に溶出する。この溶出
した低温度溶融高分子材料22はモールド樹脂20外か
ら容易に視認することができる。したがってチップコン
デンサにコンデンサ素子11の短絡などの故障が生じ、
ヒユーズ17が溶断したときには、このことをたとえば
このチップコンデンサを配線基板に実装した状態で確認
することができるようになり、これによってチップコン
デンサの故障の確認が極めて容易に行われるようになる
第4図はこの発明の他の実施例のチップコンデンサの基
本的な構成を示す断面図である。この実施例は前述の第
1実施例に類似するので対応する部分には同一の参照符
号を付して示す。この実施例では、ヒユーズ取付孔21
には低融点合金材料を箔状に構成したヒユーズ25が挿
入され、このヒユーズ25を介して接続片15および陰
極端子18の各ヒューズ接続端15a、18a間が接続
され、前記ヒユーズ取付孔21の残余の空間には前述の
低温度溶融高分子材料22が満たされている。このよう
な構成は、ヒユーズの溶断電流を小さく設定する場合に
有利である。
〔発明の効果〕
この発明のモールドチップタンクル固体電解コンデンサ
によれば、コンデンサ素子が短絡するなどしてこのモー
ルドチップタンタル固体電解コンデンサに故障が発生し
、ヒユーズが高温になり溶融するときには、このヒユー
ズとともにモールド樹脂に形成したヒユーズ取付孔内に
配置した低温度熔融高分子材titもまた高温になって
溶融し、この熔融した低温度溶融高分子材料中に前記溶
融したヒユーズが溶出して分散し、これによって前記ヒ
ユーズの溶断が達成される。したがってコンデンサ素子
の短絡時などに前記ヒユーズは確実に溶断され、これに
よってこのモールドチンブタンタル固体電解コンデンサ
の故障時において周辺の回路部品が焼損したりなどする
ことを確実に防ぐことができるので、安全性が格段に向
上される。
またヒユーズの溶断時には、このヒユーズ、およびヒユ
ーズを埋設したヒユーズ取付孔を封止している前記低温
度溶融高分子材料の熱膨張によって、この低温度溶融高
分子材料が前記ヒユーズ取付孔からモールド樹脂外に溶
出する。したがって前記ヒユーズが溶断されており、こ
のモールドチップクンタル固体電解コンデンサに故障が
生じているときには、このことを前記溶出した低温度溶
融高分子材料を視認することによって確認することがで
きる。すなわちこのモールドチップタンタル固体電解コ
ンデンサの故障の存無は、たとえば配線基板などに実装
した状態で識別することができる。このようにして故障
の発見が極めて容易に行われるようになる。
さらにまた前記ヒユーズは半田付けなどによってではな
く、前記ヒユーズ取付孔に埋設することによって前記接
続片および陰極端子に接続されるので、熱変形などによ
る取り付は不良が生じることはなく、このヒユーズの接
続が不安定になることはない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例のモールドチンブタンタル
固体電解コンデンサの基本的な構成を示す断面図、第2
図はヒユーズ取付孔21を形成する以前の状態を示す斜
視図、第3図はヒユーズ取付孔21近傍の構成を拡大し
て示す斜視図、第4図はこの発明の他の実施例の基本的
な構成を示す断面図、第5図は本件発明者が先に提案し
たモールドチンブタンタル固体電解コンデンサの基本的
な構成を示す断面図である。 11・・・コンデンサ素子、15・・・接続片、17゜
25・・・ヒユーズ、18・・・陰極端子、20・・・
モールド樹脂、21・・・ヒユーズ取付孔、22・・・
低温度溶融高分子材料、15a、18a・・・ヒエーズ
接続端特許出願人  松下電器産業株式会社 −口−7,,−′、・1 1; −1−ノ 21 ヒ1−ス゛和d丁死 第1図 第 図 第2図 U 第 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 コンデンサ素子と陰極端子とをヒューズを介して接続し
    、モールド樹脂で外装したモールドチップタンタル固体
    電解コンデンサにおいて、 コンデンサ素子表面に接続した接続片と陰極端子との各
    ヒューズ接続端が露出する形状のヒューズ取付孔を前記
    モールド樹脂に形成し、このヒューズ取付孔に前記ヒュ
    ーズを埋設するとともに低温度溶融高分子材料で封止し
    たことを特徴とするモールドチップタンタル固体電解コ
    ンデンサ。
JP25970688A 1988-10-15 1988-10-15 モールドチップタンタル固体電解コンデンサ Pending JPH02106024A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110310531A1 (en) * 2010-06-17 2011-12-22 Sanyo Electric Co., Ltd. Solid electrolytic capacitor and method of manufacturing the same

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110310531A1 (en) * 2010-06-17 2011-12-22 Sanyo Electric Co., Ltd. Solid electrolytic capacitor and method of manufacturing the same
US8753409B2 (en) 2010-06-17 2014-06-17 Sanyo Electric Co., Ltd. Solid electrolytic capacitor and method of manufacturing the same

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