JPH02105849A - コポリエステルエラストマーとカルボジイミドと熱可塑性ポリマーとの混合物 - Google Patents

コポリエステルエラストマーとカルボジイミドと熱可塑性ポリマーとの混合物

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JPH02105849A
JPH02105849A JP1222776A JP22277689A JPH02105849A JP H02105849 A JPH02105849 A JP H02105849A JP 1222776 A JP1222776 A JP 1222776A JP 22277689 A JP22277689 A JP 22277689A JP H02105849 A JPH02105849 A JP H02105849A
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JP1222776A
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マイケル・ディー・ゴールダー
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    • C08L67/06Unsaturated polyesters

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、変性熱可塑性コポリエステルエラストマーの
技術分野に関する。
(従来の技術) フタル酸類と長鎖グリコール類とから誘導された長鎖エ
ステル型の高分子反復単位およびフタル酸類と短鎖グリ
コール類とから誘導された短鎖エステル型の反復単位を
含む、セグメント状の熱可塑性コポリエステルエラスト
マーは、米国特許筒3.651,014号、第3,76
3.109号及び第4,355,155号などに記載さ
れている。
米国特許筒3,835,098号には、コポリエステル
エラストマーに、平均で1分子につき少なくとも2個の
カルボジイミド基を含有する実質的に線状のポリカルボ
ジイミドを作用させることにより、コポリエステルエラ
ストマー類の熱および加水分解安定性を改善する方法が
記載されている。
優れた溶融安定性をもつ熱可塑性コポリエステルエラス
トマー組成物が、米国特許筒3.723,568号に記
載されている。この安定性の改善は、2以上の官能価を
もつ低分子量のエポキシ化合物を該エラストマーに混合
するにより得られる。
コポリエステルエラストマーとエチレン/カルボン酸コ
ポリマーとポリカルボジイミドとの混合物は米国特許筒
3,963.801号に記載されている。
(発明が解決しようとする課B) たとえば前輪駆動自動車で使用される定速ブーツなどの
多くの用途で、強度とエラストマー特性を失わずに高温
のグリースとの長期間の接触に耐えうるエラストマー性
組成物が要求されている。
本発明は、耐高温グリース性が改良された熱可塑性コポ
リエステルエラストマー組成物に関する。
(課題を解決するための手段) 本発明は、熱可塑性コポリエステルエラストマーとカル
ボジイミド化合物と熱可塑性ポリマーとの混合物に関す
る。
本発明の組成物は、下記成分(A) 、(B)および(
C)の合計重量に基づく重量%で、 (A)約70〜98.5重量%の熱可塑性コポリエステ
ルエラストマー (B) 約0.5〜5重量%のカルボジイミド化合物、
および (C)約1〜25重量%の熱可塑性ポリマーを含有する
混合物からなる。
本発明で用いる(A)の熱可塑性コポリエステルエラス
トマーはセグメント状コポリエステルエラストマーとも
呼ばれるものであり、これは複数の長鎖エステル型反復
単位と短鎖エステル型反復単位とがエステル結合により
頭−尾結合した構造を有する。この長鎖エステル型反復
単位は次式で表され、 OGC)−C−R−C 短鎖エステル型反復単位は次式で表される。
−0DO−C−R−C− 上記式中、Gは分子間約400〜6,000の範囲内の
ポリエーテルグリコールから両側の末端ヒドロキシル基
を除いた後に残る2価基;Rは1種もしくは2種以上の
芳香族ジカルボン酸から2個のカルボキシル基を除いた
後に残る炭化水素基;Dは炭素数2〜5の1種もしくは
2種以上の脂肪族ジオールから2個のヒドロキシル基を
除いた後に残る2価基をそれぞれ意味する。上記の短鎖
エステル型反復単位がコポリエステルの約30〜85重
世%を占める。
(B)のカルボジイミド化合物は、1分子にカルボジイ
ミド基を1個のみ含有する化合物であって、下記−触式
で示される。
11’N=C=Nll” 式中、R1およびR2はアルキル基、シクロアルキルメ
チルメタクリレート−ブタジェン−スチレンポリマー、
多相ポリマー、水素化スチレン−ブタジェンブロックコ
ポリマー、エチレン−酢酸ビニルコポリマー、ならびに
アクリル酸もしくはメタクリル酸をグラフト重合させた
ポリプロピレンよりなる群から選ばれる。
(作用) 本発明で成分(A)として使用する熱可塑性コポリエス
テルエラストマーについては、米国特許第4.355.
155号に詳細に説明されているので、参照されたい、
このエラストマーは多数の下記長鎖エステル型の反復単
位と下記短鎖エステル型の反復単位とがエステル結合に
より頭−尾結合することにより構成されたものである。
長鎖エステル型反復単位は次式で示され、 一0GO−C−R−C− 短鎖エステル型反復単位は次式で示される。
上記式中、Gはポリエーテルグリコールから両側の末端
ヒドロキシル基を除いた後に残る2価基であり、Rは1
種もしくは2種以上の芳香族ジカルボン酸から2個のカ
ルボキシル基を除いた後に残る炭化水素基であり、Dは
炭素数2〜5の1種もしくは2種以上の脂肪族ジオール
から2個のヒドロキシル基を除いた後に残る2価基であ
る。
上記エラストマーにおける短鎖セグメント (短鎖エス
テル型反復単位)の量は、このコポリエステルの約30
〜85重量%、好ましくは約45〜65重量%になる。
本発明に有用な脂肪族ジオールは炭素数2〜5のもので
あり、その具体例としては、エチレングリコール、 1
.3−プロパンジオール、1.4−ブタンジオール、1
.4−ブテンジオール、ネオペンチルグリコールおよび
1.5−ベンタンジオールが挙げられる。これらのジオ
ールの混合物も使用できる。好ましいジオールは、1,
4−ブタンジオールまたは1.4−ブテンジオールまた
はこれらの混合物である。上式におけるD基は、好まし
くは、その約10〜40重量%、特に好ましくは約20
〜30重量%が1.4−ブテンジオールから2個のヒド
ロキシル基を除いた後に残る2価基であり、残部が1.
4−ブタンジオールから2個のヒドロキシル基を除いた
後に残る2価基からなる。
成分(A)のコポリエステルエラストマーの製造に使用
される長鎖ポリエーテルグリコール類は、分子量が約4
00〜6,000の範囲内のものである。
このポリエーテルグリコール類は、アルキレン基の炭素
数が2〜4のポリオキシアルキレングリコールである。
このようなポリエーテルグリコール類の例は、ポリオキ
シエチレングリコール、ポリオキンプロピレングリコー
ル、ならびにポリオキシブチレングリコールすなわちポ
リオキシテトラメチレングリコールである。好ましいポ
リエーテルグリコールは、テトラヒドロフランから誘導
されるポリオキシテトラメチレングリコールである。
持に好ましいポリオキシテトラメチレングリコールは平
均分子量的1 、000のものである。
本発明に有用な芳香族ジカルボン酸は、芳香環に結合し
た2個のカルボキシル基を含有し、それ以外にはエステ
ル化反応条件下でヒドロキシル基と反応性の基を含有し
ない化合物である。このようなジカルボン酸の例には、
フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ナフタレンジ
カルボン酸類およびジフェン酸がある。好ましい酸はテ
レフタル酸またはイソフタル酸またはこれらの混合物で
ある。曲げ弾性率が低めの生成物が望ましい場合には、
テレフタル酸と約1〜20重量%のイソフタル酸との混
合物を使用する。
本発明で成分(B)として使用するカルボジイミド化合
物は、1分子にカルボジイミド基を1個のみ含有する単
量体化合物であって、下記−形式で示される。
R’N=C=NR” 式中、R1およびR1は炭素数1〜約18のアルキル基
、炭素数5〜約10のシクロアルキル基、または炭素数
約6〜約18のアリール基(これにはアルカリール基お
よびアリールアルキル基も包含される)を意味する。か
かるカルボジイミド化合物の例には、ジメチルカルボジ
イミド、ジイソプロピルカルボジイミド、ジイソブチル
カルボジイミド、ジメチルカルボジイミド、tert−
ブチルイソプロピルカルボジイミド、ドデシルイソプロ
ビルカルポジイミド、ジシクロへキシルカルボジイミド
、ジフェニルカルボジイミド、ジー0−)リルヵルボジ
・イミド、ビス(216−シエチルフエニル)カルボジ
イミド、ビス(2,6−ジイツブロピルフエニル)カル
ボジイミド、ジ−β−ナフチルカルボジイミド、ベンジ
ルイソプロピルカルボジイミド、フェニル・o−トリル
カルボジイミドなどがある。好ましいカルボジイミドは
 R1およびR2のいずれの基も芳香族基であるもので
ある。特に好ましいカルボジイミド化合物は、ビス(2
,6−ジイツプロビルフエニル)カルボジイミドである
。カルボジイミド化合物は、Il、G、 Khoran
aの「カルボジイミドの化学Jと題する論文[Chem
ical Reviews、 Vol、 53+pp、
 145−146 (1953) )に詳述されている
ので、参照されたい。
「フェノキシ樹脂」とは、ジフェノール類とエピクロロ
ヒドリンとから誘導された非晶質の高分子量ポリ (ヒ
ドロキシエーテル)に対する一触名称である1本発明で
有用なフェノキシ樹脂は、ビスフェノールAとエピクロ
ロヒドリンとの高分子量反応生成物である。このポリ 
(ヒドロキシエーテル)反応生成物の分子量は約10.
000〜35,000の範囲内である。フェノキシ樹脂
については、ll!ncyclopedia of P
olymer 5cience and Techno
logy。
Vol、10. pp、 111−122 (1969
)に詳述されているので参照されたい。本発明で使用す
るフェノキシ樹脂に包含されるものとして、ビスフェノ
ールAとエピクロロヒドリンとの反応生成物で分子量が
約s、 ooo程度と低いものもあり、これは通常はエ
ポキシ樹脂と呼ばれている樹脂である。このようなフェ
ノキシ樹脂(すなわち、エポキシ樹脂)の市販品の例は
、シェル・ケミカル社のエポン(Epon)1009お
よび1010ならびにハイテク・ボリマーズ社(旧−T
ek Po1y+*ers+ Inc、)のエピレズ(
Epi−Raz)550および560である0本発明で
有用なフェノキシ樹脂およびエポキシ樹脂は分子量が約
5,000〜35.000の範囲内が好ましい。
本発明に有用なメチルメタクリレート−ブタジェン−ス
チレンポリマーは米国特許第4.304,709号に詳
述されているので、参照されたい。以下でMBSポリマ
ーと略記するこのポリマーは、ポリブタジェンまたはプ
クジエンースチレンの幹コポリマーゴムの存在下で、メ
チルメタクリレートまたはこれと少量のエチレン性不飽
和コモノマー(該メタクリレートモノマーと共重合可能
なもの)との混合物をグラフト重合させるか、あるいは
メチルメタクリレート−スチレンコポリマーをポリブタ
ジェンまたはブタジェンのコポリマーとブレンドするこ
とにより製造される。メチルメタクリレートまたはブタ
ジェンと共重合可能なモノマーの例には、スチレンおよ
びアクリロニトリルがある。
好ましくは、MBSポリマーはメチルメタクリレート、
 1.3−ブタジェンおよびスチレンから得られる。
本発明に有用な多相(uni−stage)ポリマーは
、米国特許第4,034,013号に詳述されているの
で参照されたい、コアーシェル型ポリマーとも呼ばれる
この多相ポリマーは、ゴム状の第−相(コア)とエポキ
シ基含有硬質最終相(シェル)とを有し、最低皮膜形成
温度が約50°C以上のものである。第−相は、単独で
重合させた場合に約10°C以下の二次ガラス転移温度
(Tg)を有すると予想される七ツマー系から重合させ
る。第−相のポリマーは、ブタジェン、C1〜C1□ア
クリレート (例、エチルアクリレート、ブチルアクリ
レート)などのモノマーから形成する。この第−相のポ
リマーは、グラフト結合用モノマー、すなわち、高反応
性二重結合とより反応性の低い二重結合の両方を含有す
るモノマーを含有することが好ましい。第一イffのポ
リマーはまた少量の架橋用モノマー(例、1.3ブチレ
ンジアクリレート)を含有することもできる。
多相ポリマーのシェルとなる最終相のポリマーは、単独
で重合させた場合にTgが約50゛C以上になると予想
されるモノマー系から形成する。シェルポリマーにおけ
るモノマーの大半は、スチレンおよびメチルメタクリレ
ートである。最終相ポリマーはまたグリシジルメタクリ
レートがら誘導することのできるエポキシ官能基を含有
する。
多相ポリマーは、乳化重合法により、前段で生成させた
ポリマーの外面を順次その後の段のポリマーで被覆して
いくことにより製造される。エマルションからの生成ポ
リマーの回収は、噴霧乾燥あるいは凝固により行われる
本発明に有用な水素化スチレン−ブタジェンブロックコ
ポリマー樹脂は、米国特許第4.242.470号に詳
述されているので、参照されたい、スチレン−エチレン
−ブチレンコポリマー(S−EB−S)とも呼ばれるこ
のブロックコポリマーは、ポリスチレン末端ブロックと
水素化ポリブタジェンポリ (エチレン−ブチレン)中
間ブロックとを含有する。
本発明に有用なエチレン−酢酸ビニルコポリマーは、M
odern Plastics t!ncyclope
dia 1988の57頁に説明されているので、参照
されたい、このコポリマーは、基本的な低密度ポリエチ
レン製造技術によって製造され、約5〜50重量%の酢
酸ビニル、と約50〜95重量%のエチレンとを含有す
る。
本発明に有用なアクリル酸もしくはメタクリル酸変性ポ
リプロピレンは、約1〜lO重量%、好ましくは約4〜
8重量%のアクリル酸もしくはメタクリル酸を含有する
。ポリプロピレンへのグラフト化は、このポリマーから
水素イオンを引き抜き、ポリマーをアクリル酸またはメ
タクリル酸と反応させることにより行うことができる。
本発明の組成物は、(A)熱可塑性コポリエステルエラ
ストマー、(B)カルボジイミド化合物、および(C)
フェノキシ樹脂、メチルメタクリレート−ブタジェン−
スチレンポリマー、多相ポリマー水素化スチレン−ブタ
ジェンブロックコポリマーエチレン−酢酸ビニルコポリ
マー、ならびにアクリル酸もしくはメタクリル酸変性ポ
リプロピレンよりなる群から選ばれた熱可塑性ポリマー
のブレンドから得られる。この組成物は、3成分(A)
、(B)および(C)の合計重量に基づく重量%で、約
70〜98.5重量%の熱可塑性コポリエステルエラス
トマー成分、約0.5〜5重量%のカルボジイミド化合
物成分、および約1〜25重量%の熱可塑性ポリマー成
分を含有する。好ましくは、本発明の組成物は約77〜
96重量%の熱可塑性コポリエステルエラストマー成分
、約1〜3重量%のカルボジイミド成分、および約5〜
20重量%の熱可塑性ポリマー成分を含有する。組成物
に悪影響がない限り、他の熱可塑性樹脂(例、ポリプロ
ピレンなどのポリオレフィン)、および熱可塑性ポリマ
ーブレンドに慣用されている各種添加剤を少量配合する
こともできる。
本発明の組成物の調製は例えば次のようにして行う。コ
ポリエステルエラストマー成分、カルボジイミド成分お
よび熱可塑性ポリマー成分をタンブルブレンドし、続い
てl軸もしくは2軸スクリユ一押出機で熔融混合する。
そのあと、得られた混合物をシート状に押し出す。カル
ボジイミド成分の均一混合を容易にするために、これを
ポリプロピレンなどの適当な熱可塑性ポリマーと予め均
一混合物としてから、残りの成分と混合することもでき
る。
熱可塑性コポリエステルエラストマーとカルボジイミド
との混合物は、押出された混合物からのカルボジイミド
のブルーミング(吹出し)を生ずる場合がある。熱可塑
性ポリマー成分を配合することによって、このプルーミ
ング現象を軽減ないし阻止することができる。
以下の実施例により本発明をさらに詳しく説明する。部
および%は、特に指定のない限り重量部および重量%で
ある。
廻製■へ 本実施例で使用したコポリエステルエラストマーの組成
および物理的性質は、次のA表の通りである。
A表 コポ エスール シヨアD硬度 硬質セグメント(重量%) 軟質セグメント(重量%) コポリエステルの融点(ト) BC メルトインデックス (220’C,2160cm)     6.0 6.
0 11.51.35  .35  1.0 上記コポリエステルはいずれも、硬質セグメント中に1
.4−ブテンジオール(ago)と1.4−ブタンジオ
ール(a、口)の両方をB、D/(B、D+BtD) 
=0.25のモル比で含有していた。
実施■土 調製例Aに記載のコポリエステルエラストマーBをビス
(2,6−ジイツプロビルフエニル)カルボジイミドお
よびフェノキシ樹脂(IIcARPKFE、ユニオン・
カーバイド社製)と共にタンブルブレンドした。このブ
レンドを1インチ(2,5cm)のl軸スクリュー押出
機で温度420下(216℃)、回転数80 rp+w
の条件で溶融混合し、シート状に押し出した。押し出さ
れたシートから打抜きにより作製したASTM口412
に従った引張試験片を用いて、耐高温グリース老化性を
次のようにして測定した。自動車の前輪駆動装置に使用
されるグリースを満たした容器に引張試験片を入れ、1
00℃に加熱された炉内に6週間放置した。この老化試
験の前後の引張試験片を使用して、破断点引張強度(T
S−BK)と破断点引張伸び(t!long−BK)を
測定した。その後、これらの特性の保持率(老化前の値
に対する老化試験後の値の保持率)を算出した。混合物
における各成分の量と強度の保持率を次の第1表に示し
た。比較例は、コポリエステルエラストマーのみ(1a
)、コポリエステルエラストマーとカルボジイミドの混
合物(lb)、およびコポリエステルエラストマーとフ
ェノキシ樹脂との混合物(IC)を使用し、実施例であ
る1dと同様の製造および試験方法に従って実施した。
芽1i 」」シ炙 コポリエステルB(1)100  98  85  8
3カルボジイミド(ト)      22フエノキシ樹
脂(ト)        15151週附後 TS−BK保持率(ト)   41  46  54 
 60Elon−BK    @   12  65 
 32  89ス111亀 コポリエステルエラストマー、ビス(2,6−ジイツプ
ロビルフエニル)カルボジイミドおよびフェノキシ樹脂
(UCARPKFE)から実施例1で述べた方法で混合
物を調製した。この実施例で使用したカルボジイミドは
ポリプロピレンと混和して添加した。各混合物の組成と
老化試験の結果を第2表に示す。
コポリエステルB(ト)88 カルボジイミド(ト)  2 フェノキシ樹脂(ト)  1゜ ポリプロピレン■ 旦週皿後 ?S−[IK保持率(ト) Elon −BK    (’X> 85.1 B6.991.3 2.6 0.5 0.5 9.5 9.7 4.8 2.8 2.9 3.4 90.593.2 1.8 3.1 4.8 1.0 2.9 2.7 ユ、1!1 コポリエステルエラストマー、ビス(2,6−ジイソプ
ロピルフェニル)カルボジイミドおよび、フェノキシ樹
脂(UCARPKFE)がエポキシ樹脂(エポン100
9、シェル・ケミカル社製)のいずれががら混合物を調
製した。混合物の組成と耐老化性の結果を第3表に示す
。実施例3aおよび3eは比較例である。
」じL支 コポリエステルA(ト) カルボジイミドに) フェノキシ樹脂(ト) エポキシ樹脂(ト) i遇鷹後 TS−BK保持率(ト) Elon −BK    @ 100 87.75 82.6 7?、65 97.5
2.55  2.0  2.35  2.59.7 15.4  20 13.5 実1吐( コポリエステルエラストマー、ビス(2,6−ジイツプ
ロビルフエニル)カルボジイミド、および下記に示した
熱可塑性ポリマーから混合物を同様に調製した。
PPAA: 6重量%のアクリル酸で変性したポリプロ
ピレン、 Kraton G1651: シェル・オイル社製の水
素化スチレン−ブタジェンブロックコポリマー EVA :  エチレン−酢酸ビニルコポリマーMBS
 :  ローム・アンド・ハース社製のメチルメタクリ
レート−ブタジェン−スチレンポリマー(KM 653
)、 KM330 :  ローム・アンド・ハース社製の多相
コポリマー 各混合物の組成のおよび耐老化性を次の第4表に示す、
実施例4aおよび4eは比較例である。
コポリエステル ^ %     100コポリエステ
ル C5Q 力藤fジイミF6G PPAA       6G Kraton  G1651% EVA        % MBS        % にMa2O% 笠−」1− TS−BK保持率(ト) 48 felon  −BK       m  1387.
887.887.8 2.5 2.5 2.5 9.7 9.7 9.7 2.2 2.2 17.8 17.8 第1表〜第4表に示したデータかられかるように、コポ
リエステルエラストマーにカルボジイミドおよび熱可塑
性ポリマー配合して変性することにより、コポリエステ
ルエラストマーの耐高温グリース性は大幅に向上する。
以上に本発明の好適態様ならびに作用を説明した。ただ
し、以上の説明は制限を意図したものではなく、例示に
過ぎないので、本発明は以上に示した特定の形態に限定
されるものではない。本発明の範囲内において当業者に
より各種の変更をなすことができよう。
出廓人 ヘキスト・セラニー〆・ コーポレーション

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記成分(A)、(B)および(C)の合計重量
    に基づく重量%で、 (A)約70〜98.5重量%の熱可塑性コポリエステ
    ルエラストマー、 (B)約0.5〜5重量%のカルボジイミド化合物、お
    よび (C)約1〜25重量%の熱可塑性ポリマー、を含有す
    る混合物からなるエラストマー性組成物。 ただし、前記コポリエステルは、一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Gは分子量約400〜6000の範囲内のポリ
    エーテルグリコールから各末端ヒドロキシル基を除いた
    後に残る2価基を意味し、Rは芳香族ジカルボン酸から
    各カルボキシル基を除いた後に残る炭化水素基を意味す
    る)で示される複数の長鎖エステル型反復単位と、一般
    式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Dは炭素数2〜5の脂肪族ジオールから各ヒド
    ロキシル基を除いた後に残る2価基を意味し、Rは前記
    と同じ意味)で示される複数の短鎖エステル型反復単位
    とがエステル結合により頭−尾結合してなるものであり
    、前記短鎖エステル単位のセグメントがこのコポリエス
    テルの約30〜85重量%を占め、 前記カルボジイミド化合物は、下記一般式 R^1N=C=NR^2 (式中、R^1およびR^2はアルキル基、シクロアル
    キル基またはアリール基を意味する)で示される化合物
    であり、そして 前記熱可塑性ポリマーは、フェノキシ樹脂、エポキシ樹
    脂、メチルメタクリレート−ブタジエン−スチレンポリ
    マー、多相ポリマー、水素化スチレン−ブタジエンブロ
    ックコポリマー、エチレン−酢酸ビニルコポリマー、な
    らびにアクリル酸もしくはメタクリル酸変性ポリプロピ
    レンよりなる群から選ばれたものである。
  2. (2)前記芳香族ジカルボン酸がテレフタル酸、イソフ
    タル酸、またはこれらの混合物であり、前記脂肪族ジオ
    ールが1,4−ブタンジオール、1,4−ブテンジオー
    ル、またはこれらの混合物であり、カルボジイミドのR
    ^1およびR^2基が炭素数1〜約18のアルキル基、
    炭素数5〜約10のシクロアルキル基、または炭素数6
    〜約18のアリール基(これにはアルカリール基および
    アリールアルキル基も含まれる)である、請求項1記載
    の組成物。
  3. (3)成分(A)を約77〜96重量%、成分(B)を
    約1〜3重量%、および成分(C)を約5〜20重量%
    の量でそれぞれ含有する、請求項2記載の組成物。
  4. (4)前記ポリエーテルグリコールがアルキレン基の炭
    素数が2〜4のポリオキシアルキレングリコールである
    、請求項1記載の組成物。
  5. (5)前記ポリエーテルグリコールが平均分子量約10
    00のポリオキシテトラメチレングリコールである、請
    求項4記載の組成物。
  6. (6)前記短鎖エステル型単位のセグメントが前記コポ
    リエステルの約45〜65重量%を占める、請求項1記
    載の組成物。
  7. (7)D基の約10〜40%が1,4−ブテンジオール
    からヒドロキシル基を除いた後に残る2価基を意味する
    、請求項2記載の組成物。
  8. (8)D基の約20〜30%が1,4−ブテンジオール
    からヒドロキシル基を除いた後に残る2価基を意味する
    、請求項2記載の組成物。
  9. (9)R基がテレフタル酸からカルボキシル基を除いた
    後に残る炭化水素基を意味する、請求項2記載の組成物
  10. (10)R基の約1〜20%がイソフタル酸からカルボ
    キシル基を除いた後に残る炭化水素基を意味する、請求
    項2記載の組成物。
  11. (11)カルボジイミドのR^1およびR^2基が芳香
    族基である、請求項1記載の組成物。
  12. (12)カルボジイミドがビス(2,6−ジイソプロピ
    ルフェニル)カルボジイミドである、請求項11記載の
    組成物。
  13. (13)熱可塑性ポリマーがフェノキシ樹脂またはエポ
    キシ樹脂である、請求項1記載の組成物。
  14. (14)フェノキシ樹脂またはエポキシ樹脂が、ビスフ
    ェノールAとエピクロロヒドリンとの分子量約5,00
    0〜35,000の反応生成物である、請求項13記載
    の組成物。
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