JPH02104696A - ドクターのメッキ方法 - Google Patents

ドクターのメッキ方法

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JPH02104696A
JPH02104696A JP63255665A JP25566588A JPH02104696A JP H02104696 A JPH02104696 A JP H02104696A JP 63255665 A JP63255665 A JP 63255665A JP 25566588 A JP25566588 A JP 25566588A JP H02104696 A JPH02104696 A JP H02104696A
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JP
Japan
Prior art keywords
doctor
plating
masking material
long
blade surface
Prior art date
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Pending
Application number
JP63255665A
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English (en)
Inventor
Masao Takahashi
正夫 高橋
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FUJI SHOKO KK
Original Assignee
FUJI SHOKO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ1発明の目的 [産業上の利用分野] この発明は1版胴上の余剰インキを掻き落とすために使
用される凹版印刷機用ドクターのメッキ方法に関し、更
に詳しくは、該ドクターのブレード面側に無電解メッキ
を主とするコーティング層を施す方法に関する。
[従来の技術] 一般に、凹版印刷機用のドクターはその厚さが約0.1
5〜0.3履履(150〜300 ミクロン)の極薄鋼
材が使用されている。そして、そのドクターの先端部を
鋭角に尖らして、該刃先いわゆるブレード面を版胴に押
し当てて使用される。
しかし、通常の鋼製ドクターにおいては、ブレード面が
版胴との回転接触により短時間のうちに摩耗し、ブレー
ド面が拡大(いわゆる「なまる」こと)シ、インクの掻
き落とし機能が劣化するという欠点がある。
このため、上記摩耗を極力減少させるためにドクターの
ブレード面にメッキを施し、耐摩耗性の向上を図ること
が一般的に行われている。
第6図は従来のメッキ方法を示すもので、図において、
aはメッキ容器、bはメッキ容器a中のメッキ溶液、C
はドクターであって、該ドクターCは定尺に切断された
帯状をなし、適宜の吊下げ手段(例えば針金)dをもっ
てメッキ溶液す中に浸漬してメッキを施している。
[発明が解決しようとする問題点] 上記帯状のドクターを吊り下げてメッキする方法は、予
め所定の長さに切断したものをメッキするので、メッキ
されたドクターは所定の版胴の長さのものにしか使用で
きないことになり、種々ある版胴に柔軟に対応すること
ができない欠点がある。また、定尺のものを吊り下げて
メッキするので一枚一枚をセットする必要があり、取扱
いに手間を要し、峙間のかかるものである。更に、−度
に大量のドクターへのメッキが不可能であるのと同時に
、長尺もののドクターへのメッキには大きくかつ長いメ
ッキ容器を用意する必要があり、設備が大型化し極めて
費用のかかるものである。
この発明は、上記問題点を解決すべくなされたもので、
−度に長尺のドクターにメッキすることを可能とすると
同時に、取扱いの容易なドクターのメッキ方法を提供す
ることを目的とする。
口0発明の構成 [問題点を解決するための手段] 本発明のドクターのメッキ方法は上記目的を達成するた
め、以下の構成(技術的手段)を採る。
すなわち、長尺のドクターlの幅方向においてブレード
面となる側とは反対側の端縁部より、かつ該ドクターl
の片側面に所定の厚さを有するマスキング材2を介装さ
せ、該ドクターl及びマスキング材2を芯材3を中心と
して渦巻状に!!き上げてなる渦巻状ドクターDを吊下
げ手段によってメッキ溶液中に浸漬してブレード面側に
メッキすることを特徴とする。
[作用] メッキ溶液中に浸漬されたドクターはマスキング材によ
って所定の隙間が形成されるので、この隙間にメッキ溶
液が侵入し、ドクターのブレード面側をメッキする。
マスキング材が不透過材であるときブレード面と反対の
側はマスキング材によってマスキングされているのでメ
ッキされない。
[実施例] 本発明のドクターのメッキ方法の実施例を図面に基づい
て説明する。
第1図〜第5図はその一実施例を示す。
第1図は本メッキ方法の実施に使用されるドクターを示
す。
図において、lはドクターであり、2は該ドクター1の
側端部に取着されるマスキング材である。
上記ドクターlは鋼板製のものが使用され、輻約6cm
、長さが適宜なもの(全長において100m以上のもの
も可能)、厚さ約0.15〜0.1■鵬のものである。
またマスキング材2は、プラスチック材よりなり、その
厚さは約1.0〜5.01程度のものであり、具体的に
は水密性、耐熱性のあるポリエチレンが好適なものとし
て使用される。また上記と同程度の厚さを持つ紙や布製
のものを採用することも可能である。
上記材質よりなるマスキング材2を、ドクターlのブレ
ード面となる側の反対側の端縁部より、かつ該ドクター
1の片側面に、接着剤を介して、または介さずして、取
着する。このマスキング材2の幅は 1.0〜4.Oc
+w程度のものであり、必要に応じて適宜幅のものが採
用される。該マスキング材2が耐熱性を有することによ
り、メッキ溶液が100℃以上になった場合においても
、それに耐えることのできる。
次いで、このようなドクターから第2図及び第3図に示
す渦巻状ドクターを形成する。
すなわち、図において、3は芯材であり、この芯材3の
回りにマスキング材2をドクターlの所・定の位置に当
接しつつ、かつマスキング材2を介装させつつ巻き上げ
てゆく、この巻上げには公知の巻上げ機が使用される。
あるいは上記一端側側面にマスキング材2が取着された
ドクターlを巻き上げ機等を使用することにより巻き上
げる。
芯材3としてアルミ製や木製のものが使用される。この
芯材3は、ドクターlの巻き上げられたものの中心部側
がメッキされやすいように所定の長径を有するものが採
用されると同時に、第4図及び第5図で示したように渦
巻状に形成されたドクター1を吊り下げるための手段と
もなるものである。
所定の回数ないしは所要の径に巻き上げられたドクター
は、端部を切断されると同時に、その最外周を固定手段
4により捲回固定する。これによって渦巻状ドクターD
が形成される。上記固定手段4としては接着、紐による
締め付け、輪ゴム状のもの、バンド締め付けによるもの
等適宜な手段が選定される。
この渦巻状ドクターDにおいては、その−側面にマスキ
ング材2が取り付けられているので対接ドクター面はそ
のマスキング材2が間挿された状態となり、第3図で示
したように、マスキング材2の厚さ分だけ両者間に間隙
5が形成されることになる。その結果、マスキング材2
が取着された以外のドクター面に容易にメッキが施され
ることになる。
なお、この渦巻状ドクターDの最外周部には特にマスキ
ング材をその外周面に添って取着する態様を採ることが
できる。これは、通常の場合、マスキング材2を内側に
してドクターlを巻き付けるので最外周部面にマスキン
グ材2がなく、ドクターlの全側面が露出するが、この
ようにすれば最外周のドクターlもマスキングされ、有
効に使用することができる。
次いで、第4図に示すようにこの渦巻状ドクターDにメ
ッキが施される。
図において、lOはメッキ容器であり、11は該メッキ
容器lOに充填されたメッキ溶液である。
該メッキ溶液11は通常は流動されている。
渦巻状ドクターDは、芯材3に固着した吊り下げ手段6
を介して吊り下げられ、メッキ溶液11中に水平状態に
して浸漬される。
ここで採用するメッキ手段としては、銅メッキ、ニッケ
ルメッキ、亜鉛メッキ、銀メッキ及びセラミックメッキ
等の電解メッキ、無電解メッキ・浸漬メッキ方法が採用
される。メッキ浴中の温度は主として20℃〜40℃前
後であるが、無電解メッキΦ浸漬メッキ方法によれば約
100”0程度の高温になるものもある。
浸漬後、メッキ溶液11中より渦巻状ドクターDを取り
出し、マスキング材2を取り付けたまま。
あるいは取り除いて、乾燥あるいは必要に応じて焼付は
等の熱処理をすることによって、所定箇所にメッキの施
されたドクターを得ることができるものである。
第5図は他の浸漬方法を示す。
すなわち、この方法においては、渦巻状ドクターDは鉛
直方向に立てられ、水平に延びる芯材3の両端を他の吊
下げ手段7によって支持し、この状態でメッキ容器12
に浸漬したものである。
この方法によれば、メッキ溶液11が渦巻状ドクターD
のすき間5内に良好に侵入し、メッキが゛ 良好に施さ
れる。
叙上の実施例ではマスキンング材2がメッキ溶液に対し
て不透過のものを使用したが、透過性のものを使用した
場合についても、メッキの浸漬方法は叙上のものと同様
に行われる。この場合、メッキ溶液11が流動されるこ
とが特に好ましい。
マスキンング材2を特に荒いメツシュ構造、すなわち網
目状とした場合には、ドクター1の面との接点のみが非
メッキ状態となり、他の部分はメッキされているので仕
上り面が良好である。
また、マスキング材2を細かなメツシュ構造とした場合
には、マスキング材2の接するドクター1の面はメッキ
が施こされず、先の実施例と同等の仕上りとなる。
この実施例のマスキング材2として、先の実施例のマス
キング材2に通孔を施したもの、あるいはメツシュ状の
もの、金網状のもの等が採用される。
ハ9発明の効果 上記の本発明のドクターのメッキ方法にあっては、耐摩
耗性に優れたドクターを得ることができる外、ドクター
を渦巻状に形成してメッキ手段を施しているので、小さ
なメッキ容器でも極めて効率的に長尺もののメッキを形
成することができる。
更に、版胴の長さに合わせてドクターを後で切断使用す
ることが可能であり1種々の長さの版胴に対応するドク
ターを得ることができる。
また、ドクターのブレード面とは反対側の端縁部の片面
側にはマスキング材が形成されているので、不必要なと
ころにメッキが施されることがなく、メッキ溶液の使用
を節約することができる。
更に、上記マスキング材がドクター間の間隙を形成する
間隙材の役割をなすので、特別な間挿材を使用すること
がなく、極めて効率的なマスキング材を使用することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本発明のドクターメッキ方法の実施例
を示し、第1図(a)はドクターの一面にマスキング材
を取着した状態を示す正面図、同(b)INはそのx−
X線断面図、第2図はドクターを芯材に巻き付けた状態
を示す平断面図(第3図のZ−X線断面図)、第3図は
第2図のY−Y線断面図、第4図は渦巻状ドクターをメ
ッキ液中に浸漬した状態を示す側断面図、第5図は浸漬
方法の別の態様を示す側断面図である。第6図は従来の
メッキ溶液中への浸漬状態を示す側断面図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)長尺のドクター(1)の幅方向においてブレード面
    となる側とは反対側の端縁部より、かつ該ドクター(1
    )の片側面に所定の厚さを有するマスキング材(2)を
    介装させ、該ドクター(1)及びマスキング材(2)を
    芯材(3)を中心として渦巻状に巻き上げてなる渦巻状
    ドクター(D)を吊下げ手段によってメッキ溶液中に侵
    漬してブレード面側にメッキすることを特徴とするドク
    ターのメッキ方法。 2)マスキング材(2)はメッキ溶液の不透過材である
    請求項1に記載のドクターのメッキ方法。 3)マスキング材(2)はメッキ溶液の透過材である請
    求項1に記載のドクターのメッキ方法。 4)侵漬後、必要に応じて焼付け処理する請求項1に記
    載のドクターのメッキ方法。
JP63255665A 1988-10-11 1988-10-11 ドクターのメッキ方法 Pending JPH02104696A (ja)

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