JPH02104608A - 二次燃焼方法 - Google Patents
二次燃焼方法Info
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- JPH02104608A JPH02104608A JP25585988A JP25585988A JPH02104608A JP H02104608 A JPH02104608 A JP H02104608A JP 25585988 A JP25585988 A JP 25585988A JP 25585988 A JP25585988 A JP 25585988A JP H02104608 A JPH02104608 A JP H02104608A
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Landscapes
- Carbon Steel Or Casting Steel Manufacturing (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
〈産業上の利用分野〉
本発明は、溶融金属精錬容器中の可燃性発生ガスの二次
燃焼方法に関するものである。 〈従来の技術〉 一般に溶銑予備処理工程、金属鉱石の溶融還元工程や溶
融金属の脱炭(脱#11)工程では温度補償のため、発
生する一酸化炭素ガスと吹込んだ気体酸素とを浴面上で
反応させてその燃焼熱を溶融金属に着熱させることが行
われている。 この場合、転炉や溶銑搬送容器などの反応容器の空間内
にその上部よりサブノズルを具えたメイン酸素ランスや
サス酸素ランスにて気体酸素を吹込む方法(例えば特開
昭に0−67610号、特開昭6〇−169507号公
報)や、転炉の側壁より水平羽口にて気体酸素を吹込む
方法などがある(例えば特開昭61−194106号公
報)。 〈発明が解決しようとする課題〉 しかし、上から1本又は2本のランスにて気体酸素を吹
込む前記の方法では、多量の酸素を吹込む際そのランス
ノズルからの噴出速度がある程度大きくならざるを得な
いため、溶融金属表面から′発生離脱する一酸化炭素ガ
スと吹込む酸素ガスとの混合が悪くなり、かつ一部酸素
ガスが一酸化炭素と反応せず、直接溶融金属と反応する
ため、二次燃焼率は十分なものではなかった。逆に一酸
化炭素ガスと酸素ガスとの混合を進めるため酸素ガス噴
出速度を減じると二次燃焼用吹込酸素流量が十分に得ら
れず、やはり二次燃焼率〔=(炉口における二酸化炭素
ガス量)/(発生一酸化炭素量)〕がやはり向上しなか
った。また例えば、ランス高さを高くしたりサブノズル
の角度の変更により溶融金属の気体酸素の直接の衝突を
防ぐ吹込み方法では、気体酸素が直接耐火物に衝突し、
耐火物のFM耗を増大せしめるという欠点がある。 一方、反応容器側壁の水平羽目より横方向へ気体酸素を
噴出させる方法では、羽口数を増やして噴出速度を減じ
ることが可能であるが、この際は設備的に非常に?Jl
雑になり設備費が高価になる。 またこの方法で酸素ガス噴出速度を減じると羽目近傍に
て二次燃焼が起こり、羽口先端や周辺側壁耐火物の溶■
が増加し、噴出速度の選定調整は非常に難しい。 以上の問題は主として一酸化炭素を含有するガスと酸素
ガスが接触した際の燃焼速度の遅さに起因する。 〈課題を解決するための手段〉 本発明は、一酸化炭素と酸素のバーナ等の燃焼装置を利
用した燃焼において、−a的な燃焼温度である1000
〜1200°Cにおいて水蒸気等を混入することによっ
て発生する水素原子より生成する中間生成物011は、
一酸化炭素の酸素又は空気による乾燥状態における燃焼
速度を10倍以上にするという現象が、溶融金属の精錬
容器中、つまり1400°C以上の温度域で、かつ溶融
金属浴面より発生ずる一酸化炭素に酸素を含むガスを吹
き付けるような二次燃焼方法においても成立することを
見い出し、その知見にもとづいて本発明をなすに至った
。 本発明は、含炭素溶融金属に酸素又は二酸化炭素を含む
気体を底吹きおよび又は上吹きし、脱炭反応で発生する
一酸化炭素ガスを浴面上で二次燃焼させるに当たり、発
生一酸化炭素ガス量に対して、水素ガスに換算して5体
積%以上の水素原子を含有させるように水素原子を含む
物質を含炭素溶融金属中に添加、吹込むか又は直接発生
一酸化炭素ガス中に吹込み混合させることを特徴とする
二次燃焼方法である。 〈発明をなすに至った経過〉 第3図に、水素原子含有ガスの代表例として水蒸気を用
いた場合の対一酸化炭素ガス量の水蒸気体積%が0,1
,2.5. 5.10である場合の、一酸化炭素ガスの
酸素ガスによる燃焼実験結果を示した。この図は温度が
転炉の炉内の代表的な温度の1600°Cでの測定例で
あり、測定は燃焼ガス中の一酸化炭素、二酸化炭素、酸
素の濃度を経時的に測定し一酸化炭素成分濃度(モル分
率)を混合水蒸気体積%をパラメーターとした経時変化
として示した。 初期状態は、一酸化炭素を主成分とし酸素ガスを燃焼当
fit(C01モルにつき011/2モル)混入したも
のに、スパーク点火するという手段をとり爆発反応を避
け、また転炉内温面上空間での燃焼を実験室的に再現す
るため、COガスをlNm/sの流速で内径420cm
、高さ:40ctaの円筒の底面より上方へ流し、0.
ガスに水蒸気を混入させ5ONm/sの吐出流速にて、
内径:3c11のパイプより前記円筒の底面に垂直に当
たるように供給した。パイプ先端つまり08吐出孔とC
O吐出孔先端即ち円筒底面との間の距離は30cI11
程度とした。 ガス成分の濃度は、前記0□吹込パイプ先端と円筒底面
との中間位置にて半径方向に10等分して測定しその平
均値を用いた。 第3図から水蒸気が5体積%まで急激に燃焼速度が大き
くなり、5体積%と10体積%とではl/2程度と速度
上昇の割合は飽和に近づく、よって5体積%の水蒸気あ
るいは水素ガス相当程度以上の水素原子を供給すれば一
酸化炭素の燃焼速度の上昇に著しい効果があることが明
らかである。 以下に水蒸気、水、炭化水素を添加した場合の分解反応
特に熱的バランスについて説明する。 水蒸気の場合燃焼空間にて次の反応が起こる。 1120→II+IIO−・−・−曲−(+)H+ll
O→IIs + 1/20g ”’−・・
−(2)1!□0 +1/20□→2110
−・−由−(3)11雪+1/20.→++、0
、−・・−・・・−(4)吸熱反応であ
る熱分M過程(+)、 (2)と発熱反応である酸化過
程(3)、 (/I)をくり返すため、理論上は(1)
。 (2)の吸熱量と(3)、 (4)の発熱量が相殺され
、二次燃焼トータルの発熱量には何ら影響しない。 しかしながら、■、の高温域での燃焼範囲4〜94体積
%を考えれば、11□が4体積%までは(1)および(
2)の吸熱反応で2580kcaf/ NJ−11zO
gas、および高温域までの顕熱は1600°Cまでの
昇熱で560ktal/Nd−IIgOgas存在する
ため、トータル3140kc、f/Nj−11,Oga
sの吸熱となる。この吸熱により11.04体積%まで
は二次燃焼熱効率は95.9%が最低となる。 4〜94体1n%の間は吸熱量としては潜熱55Qkc
af/Mのみとなる。よって熱的に負とならない、つま
り二次燃焼熱を利用しうる許容水蒸気含有率は84.4
体積%となる。 水の場合は水蒸気I Nj相当の水は気化するため48
2にω1/Ha−gas必要となる。また気化した後高
温まで昇熱する顕熱は560kcJ/ Nd−gas、
分解吸熱は2580kcJ/ M−gasであるためト
ータル吸熱は3622kcaf/ Nd−gasとなり
、11□4体積%までは熱効率95.2%が最低となる
。4〜94体積%の間においては、吸熱量1042kc
af / Nd−gasであるため熱的に負とならない
許容水含有率は、水蒸気換算7444444体積る。 炭化水素の場合Cn11mとして一般的に表すと、Cn
1ls+−n Co + (m / 2 ) litと
いう分解反応を示す。 本分解反応は、大略10000kcat/Nd以上の発
熱反応でCOの生成過程において生じ、気化熱もたかだ
か500kaf / M−gas程度、高温までの昇熱
顕熱も600kcaf/Nシ−gas程度であるため、
トータルとしてはほぼ9000kc@f/ NJ−ga
sの発熱となるため理論上は熱的に負となる11!体積
%の上限はない。 〈実施例〉 代表的な溶銑の脱炭精錬について先ず説明する。 第4図は、溶銑の脱炭精練の代表的な方法である酸素を
上吹きする転炉の概略説明図である。溶銑の脱炭精錬は
、トラニオン2によって傾転可能な構造となっている転
炉1に溶融金属である炭素約4重量%(以下%と略ず)
の溶銑を装入し、精録用の酸素ガス6を昇降可能な水冷
酸素ランス3から、酸素ガスをジェット流として溶銑4
に供給し、溶銑浴内で熔解
燃焼方法に関するものである。 〈従来の技術〉 一般に溶銑予備処理工程、金属鉱石の溶融還元工程や溶
融金属の脱炭(脱#11)工程では温度補償のため、発
生する一酸化炭素ガスと吹込んだ気体酸素とを浴面上で
反応させてその燃焼熱を溶融金属に着熱させることが行
われている。 この場合、転炉や溶銑搬送容器などの反応容器の空間内
にその上部よりサブノズルを具えたメイン酸素ランスや
サス酸素ランスにて気体酸素を吹込む方法(例えば特開
昭に0−67610号、特開昭6〇−169507号公
報)や、転炉の側壁より水平羽口にて気体酸素を吹込む
方法などがある(例えば特開昭61−194106号公
報)。 〈発明が解決しようとする課題〉 しかし、上から1本又は2本のランスにて気体酸素を吹
込む前記の方法では、多量の酸素を吹込む際そのランス
ノズルからの噴出速度がある程度大きくならざるを得な
いため、溶融金属表面から′発生離脱する一酸化炭素ガ
スと吹込む酸素ガスとの混合が悪くなり、かつ一部酸素
ガスが一酸化炭素と反応せず、直接溶融金属と反応する
ため、二次燃焼率は十分なものではなかった。逆に一酸
化炭素ガスと酸素ガスとの混合を進めるため酸素ガス噴
出速度を減じると二次燃焼用吹込酸素流量が十分に得ら
れず、やはり二次燃焼率〔=(炉口における二酸化炭素
ガス量)/(発生一酸化炭素量)〕がやはり向上しなか
った。また例えば、ランス高さを高くしたりサブノズル
の角度の変更により溶融金属の気体酸素の直接の衝突を
防ぐ吹込み方法では、気体酸素が直接耐火物に衝突し、
耐火物のFM耗を増大せしめるという欠点がある。 一方、反応容器側壁の水平羽目より横方向へ気体酸素を
噴出させる方法では、羽口数を増やして噴出速度を減じ
ることが可能であるが、この際は設備的に非常に?Jl
雑になり設備費が高価になる。 またこの方法で酸素ガス噴出速度を減じると羽目近傍に
て二次燃焼が起こり、羽口先端や周辺側壁耐火物の溶■
が増加し、噴出速度の選定調整は非常に難しい。 以上の問題は主として一酸化炭素を含有するガスと酸素
ガスが接触した際の燃焼速度の遅さに起因する。 〈課題を解決するための手段〉 本発明は、一酸化炭素と酸素のバーナ等の燃焼装置を利
用した燃焼において、−a的な燃焼温度である1000
〜1200°Cにおいて水蒸気等を混入することによっ
て発生する水素原子より生成する中間生成物011は、
一酸化炭素の酸素又は空気による乾燥状態における燃焼
速度を10倍以上にするという現象が、溶融金属の精錬
容器中、つまり1400°C以上の温度域で、かつ溶融
金属浴面より発生ずる一酸化炭素に酸素を含むガスを吹
き付けるような二次燃焼方法においても成立することを
見い出し、その知見にもとづいて本発明をなすに至った
。 本発明は、含炭素溶融金属に酸素又は二酸化炭素を含む
気体を底吹きおよび又は上吹きし、脱炭反応で発生する
一酸化炭素ガスを浴面上で二次燃焼させるに当たり、発
生一酸化炭素ガス量に対して、水素ガスに換算して5体
積%以上の水素原子を含有させるように水素原子を含む
物質を含炭素溶融金属中に添加、吹込むか又は直接発生
一酸化炭素ガス中に吹込み混合させることを特徴とする
二次燃焼方法である。 〈発明をなすに至った経過〉 第3図に、水素原子含有ガスの代表例として水蒸気を用
いた場合の対一酸化炭素ガス量の水蒸気体積%が0,1
,2.5. 5.10である場合の、一酸化炭素ガスの
酸素ガスによる燃焼実験結果を示した。この図は温度が
転炉の炉内の代表的な温度の1600°Cでの測定例で
あり、測定は燃焼ガス中の一酸化炭素、二酸化炭素、酸
素の濃度を経時的に測定し一酸化炭素成分濃度(モル分
率)を混合水蒸気体積%をパラメーターとした経時変化
として示した。 初期状態は、一酸化炭素を主成分とし酸素ガスを燃焼当
fit(C01モルにつき011/2モル)混入したも
のに、スパーク点火するという手段をとり爆発反応を避
け、また転炉内温面上空間での燃焼を実験室的に再現す
るため、COガスをlNm/sの流速で内径420cm
、高さ:40ctaの円筒の底面より上方へ流し、0.
ガスに水蒸気を混入させ5ONm/sの吐出流速にて、
内径:3c11のパイプより前記円筒の底面に垂直に当
たるように供給した。パイプ先端つまり08吐出孔とC
O吐出孔先端即ち円筒底面との間の距離は30cI11
程度とした。 ガス成分の濃度は、前記0□吹込パイプ先端と円筒底面
との中間位置にて半径方向に10等分して測定しその平
均値を用いた。 第3図から水蒸気が5体積%まで急激に燃焼速度が大き
くなり、5体積%と10体積%とではl/2程度と速度
上昇の割合は飽和に近づく、よって5体積%の水蒸気あ
るいは水素ガス相当程度以上の水素原子を供給すれば一
酸化炭素の燃焼速度の上昇に著しい効果があることが明
らかである。 以下に水蒸気、水、炭化水素を添加した場合の分解反応
特に熱的バランスについて説明する。 水蒸気の場合燃焼空間にて次の反応が起こる。 1120→II+IIO−・−・−曲−(+)H+ll
O→IIs + 1/20g ”’−・・
−(2)1!□0 +1/20□→2110
−・−由−(3)11雪+1/20.→++、0
、−・・−・・・−(4)吸熱反応であ
る熱分M過程(+)、 (2)と発熱反応である酸化過
程(3)、 (/I)をくり返すため、理論上は(1)
。 (2)の吸熱量と(3)、 (4)の発熱量が相殺され
、二次燃焼トータルの発熱量には何ら影響しない。 しかしながら、■、の高温域での燃焼範囲4〜94体積
%を考えれば、11□が4体積%までは(1)および(
2)の吸熱反応で2580kcaf/ NJ−11zO
gas、および高温域までの顕熱は1600°Cまでの
昇熱で560ktal/Nd−IIgOgas存在する
ため、トータル3140kc、f/Nj−11,Oga
sの吸熱となる。この吸熱により11.04体積%まで
は二次燃焼熱効率は95.9%が最低となる。 4〜94体1n%の間は吸熱量としては潜熱55Qkc
af/Mのみとなる。よって熱的に負とならない、つま
り二次燃焼熱を利用しうる許容水蒸気含有率は84.4
体積%となる。 水の場合は水蒸気I Nj相当の水は気化するため48
2にω1/Ha−gas必要となる。また気化した後高
温まで昇熱する顕熱は560kcJ/ Nd−gas、
分解吸熱は2580kcJ/ M−gasであるためト
ータル吸熱は3622kcaf/ Nd−gasとなり
、11□4体積%までは熱効率95.2%が最低となる
。4〜94体積%の間においては、吸熱量1042kc
af / Nd−gasであるため熱的に負とならない
許容水含有率は、水蒸気換算7444444体積る。 炭化水素の場合Cn11mとして一般的に表すと、Cn
1ls+−n Co + (m / 2 ) litと
いう分解反応を示す。 本分解反応は、大略10000kcat/Nd以上の発
熱反応でCOの生成過程において生じ、気化熱もたかだ
か500kaf / M−gas程度、高温までの昇熱
顕熱も600kcaf/Nシ−gas程度であるため、
トータルとしてはほぼ9000kc@f/ NJ−ga
sの発熱となるため理論上は熱的に負となる11!体積
%の上限はない。 〈実施例〉 代表的な溶銑の脱炭精錬について先ず説明する。 第4図は、溶銑の脱炭精練の代表的な方法である酸素を
上吹きする転炉の概略説明図である。溶銑の脱炭精錬は
、トラニオン2によって傾転可能な構造となっている転
炉1に溶融金属である炭素約4重量%(以下%と略ず)
の溶銑を装入し、精録用の酸素ガス6を昇降可能な水冷
酸素ランス3から、酸素ガスをジェット流として溶銑4
に供給し、溶銑浴内で熔解
〔0〕と溶解(C)と反応せ
しめ一酸化炭素とし、溶銑4より炉内空間7へと排出せ
しめることにより溶鉄中の炭素を約4%から所定の目標
%まで低下させるものである。 該工程によって溶銑4より発生ずるガスは、一酸化炭素
をほぼ100体積%近くを含み、炉内空間7を上方へ流
れる。この発生ガスを精錬用酸素ガスの一部又は別途供
給する二次燃焼用の酸素を含有するガスと炉内空間にお
いて接触させ燃焼せしめる二次燃焼と称する炉内燃焼法
において、炉内ガス中に予想発生一酸化炭素量に対して
、水素原子を含むガス、液体又は固体を溶融鉄中に吹込
み、上投入又は上吹きにより添加する。 具体的な添加手段としては、二次燃焼に使用される酸素
を含むガス中に水蒸気を混入するとか湿り酸素ガスを用
いる方法(第1図参照)、溶鉄中に水蒸気、水素ガス、
vA料油、炭化水素類を含有するガスや水素含有固体粉
末を吹き込み、溶銑より発生するガスにこれ等の物質の
分解によって生じる水素ガスを直接添加する方法(第2
図参照)がある。 また、第2図においてメインランス3のサブノズルから
噴出する二次燃焼用酸素含有ガスジェット12に更に不
燃性含水素原子ガス、例えば水蒸気を混入してもよい、
また図示はしないがメインランスの他に含水素原子ガス
又は液体を、浴面上に吹込むサブランスを用いてもよい
。 以下に具体的な実施例について説明する。 5を上底吹転炉において、実施例として予想発生COガ
ス量の少なくとも5体積%の118を発生する条件即ち
、水分10体積%の酸素ガスを用いた場合と従来例とし
てドライ酸素ガスを用いた場合、各々二次燃焼用ノズル
を有する吹錬用ラバールノズル酸素ランスを用いて炭素
4%の溶銑に、加炭をしつつ炭素を4%に保ったまま酸
素吹錬を実施した。温度上昇をスクラップを投入するこ
とにより防止して1500℃一定に制御し、炭素濃度は
コークスを添加することにより一定に保った。 なお、上吹O3量は、吹蝉用に15 Nd /分、二次
燃焼用酸素は、炉口cotilff度が一定になるまで
増加させ決定した。 従来例と実施例との二次燃焼率即ち炉ロガス中CO重/
(CO+C01)比、スクラップ投入1 (kg/分
)及び二次燃焼用酸素流!(Nシ)を第1表に比較して
示す。 第 1 表 第1表から明らかなように実施例は二次燃焼率が飛躍的
に増し、溶銑への着熱も良好なためスクラップ投入!(
kg/分)も著しく大きい、実施例の二次燃焼率=co
/ (CO+COg)は、10体積%水分含有酸素を用
いることによって比較例の20%から70%まで向上し
た0着熱量はスクラップ投入量で判断できるが従来の約
3倍となった。 また、酸素中水分16体積%の場合もテストしたが、1
0体積%の場合に比ベスクラップ投入量が30%増加し
た。 〈発明の効果〉 本発明方法によると、含炭素溶融金属の脱炭反応即ちC
Oガス発生を伴う諸精錬工程において、COの二次燃焼
率が飛躍的に向上し、溶融金属への着熱量を著しく増加
させることができる。
しめ一酸化炭素とし、溶銑4より炉内空間7へと排出せ
しめることにより溶鉄中の炭素を約4%から所定の目標
%まで低下させるものである。 該工程によって溶銑4より発生ずるガスは、一酸化炭素
をほぼ100体積%近くを含み、炉内空間7を上方へ流
れる。この発生ガスを精錬用酸素ガスの一部又は別途供
給する二次燃焼用の酸素を含有するガスと炉内空間にお
いて接触させ燃焼せしめる二次燃焼と称する炉内燃焼法
において、炉内ガス中に予想発生一酸化炭素量に対して
、水素原子を含むガス、液体又は固体を溶融鉄中に吹込
み、上投入又は上吹きにより添加する。 具体的な添加手段としては、二次燃焼に使用される酸素
を含むガス中に水蒸気を混入するとか湿り酸素ガスを用
いる方法(第1図参照)、溶鉄中に水蒸気、水素ガス、
vA料油、炭化水素類を含有するガスや水素含有固体粉
末を吹き込み、溶銑より発生するガスにこれ等の物質の
分解によって生じる水素ガスを直接添加する方法(第2
図参照)がある。 また、第2図においてメインランス3のサブノズルから
噴出する二次燃焼用酸素含有ガスジェット12に更に不
燃性含水素原子ガス、例えば水蒸気を混入してもよい、
また図示はしないがメインランスの他に含水素原子ガス
又は液体を、浴面上に吹込むサブランスを用いてもよい
。 以下に具体的な実施例について説明する。 5を上底吹転炉において、実施例として予想発生COガ
ス量の少なくとも5体積%の118を発生する条件即ち
、水分10体積%の酸素ガスを用いた場合と従来例とし
てドライ酸素ガスを用いた場合、各々二次燃焼用ノズル
を有する吹錬用ラバールノズル酸素ランスを用いて炭素
4%の溶銑に、加炭をしつつ炭素を4%に保ったまま酸
素吹錬を実施した。温度上昇をスクラップを投入するこ
とにより防止して1500℃一定に制御し、炭素濃度は
コークスを添加することにより一定に保った。 なお、上吹O3量は、吹蝉用に15 Nd /分、二次
燃焼用酸素は、炉口cotilff度が一定になるまで
増加させ決定した。 従来例と実施例との二次燃焼率即ち炉ロガス中CO重/
(CO+C01)比、スクラップ投入1 (kg/分
)及び二次燃焼用酸素流!(Nシ)を第1表に比較して
示す。 第 1 表 第1表から明らかなように実施例は二次燃焼率が飛躍的
に増し、溶銑への着熱も良好なためスクラップ投入!(
kg/分)も著しく大きい、実施例の二次燃焼率=co
/ (CO+COg)は、10体積%水分含有酸素を用
いることによって比較例の20%から70%まで向上し
た0着熱量はスクラップ投入量で判断できるが従来の約
3倍となった。 また、酸素中水分16体積%の場合もテストしたが、1
0体積%の場合に比ベスクラップ投入量が30%増加し
た。 〈発明の効果〉 本発明方法によると、含炭素溶融金属の脱炭反応即ちC
Oガス発生を伴う諸精錬工程において、COの二次燃焼
率が飛躍的に向上し、溶融金属への着熱量を著しく増加
させることができる。
第1図は、本発明の一実施例を説明するための上吹転炉
の概略断面図、第2図は、本発明の別な実施例を説明す
るための上底吹転炉の概略断面図、第3図は、水蒸気添
加比重別燃焼速度と排ガス中COモル分率との関係を示
す特性図、第4図は、上吹転炉の精錬のの概略説明図で
ある。 l・・・転炉本体、 2・・・トラニオン、3
・・・精錬用水冷酸素ランス、 4・・・溶 鋼、 5・・・スラグ(転炉滓
)、6・・・精錬用ガス、 7・・・炉内空間、8
・・・二次燃焼用ガス吹き込み孔、 9・・・流量!J1節バルブ、 10・・・水素原子含
有ガス、11・・・二次燃焼用酸素含有ガス、 12・・・二次燃焼用酸素ガスジェット、13・・・水
素原子含有ガス吹込み羽目、14・・・自動遮断弁。 特許出願人 川崎製鉄株式会社 第1図 第2図
の概略断面図、第2図は、本発明の別な実施例を説明す
るための上底吹転炉の概略断面図、第3図は、水蒸気添
加比重別燃焼速度と排ガス中COモル分率との関係を示
す特性図、第4図は、上吹転炉の精錬のの概略説明図で
ある。 l・・・転炉本体、 2・・・トラニオン、3
・・・精錬用水冷酸素ランス、 4・・・溶 鋼、 5・・・スラグ(転炉滓
)、6・・・精錬用ガス、 7・・・炉内空間、8
・・・二次燃焼用ガス吹き込み孔、 9・・・流量!J1節バルブ、 10・・・水素原子含
有ガス、11・・・二次燃焼用酸素含有ガス、 12・・・二次燃焼用酸素ガスジェット、13・・・水
素原子含有ガス吹込み羽目、14・・・自動遮断弁。 特許出願人 川崎製鉄株式会社 第1図 第2図
Claims (1)
- 含炭素溶融金属に酸素又は二酸化炭素を含む気体を底吹
きおよび又は上吹きし、脱炭反応で発生する一酸化炭素
ガスを浴面上で二次燃焼させるに当たり、発生一酸化炭
素ガス量に対して、水素ガスに換算して5体積%以上の
水素原子を含有させるように水素原子を含む物質を含炭
素溶融金属中に添加、吹込むか又は直接発生一酸化炭素
ガス中に吹込み混合させることを特徴とする二次燃焼方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25585988A JPH02104608A (ja) | 1988-10-13 | 1988-10-13 | 二次燃焼方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25585988A JPH02104608A (ja) | 1988-10-13 | 1988-10-13 | 二次燃焼方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02104608A true JPH02104608A (ja) | 1990-04-17 |
Family
ID=17284574
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25585988A Pending JPH02104608A (ja) | 1988-10-13 | 1988-10-13 | 二次燃焼方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02104608A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7160353B2 (en) * | 2002-01-24 | 2007-01-09 | Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho (Kobe Steel, Ltd.) | Process for producing molten iron |
-
1988
- 1988-10-13 JP JP25585988A patent/JPH02104608A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7160353B2 (en) * | 2002-01-24 | 2007-01-09 | Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho (Kobe Steel, Ltd.) | Process for producing molten iron |
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