JPH02103715A - 垂直磁気記録媒体およびその製造方法 - Google Patents

垂直磁気記録媒体およびその製造方法

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JPH02103715A
JPH02103715A JP7357887A JP7357887A JPH02103715A JP H02103715 A JPH02103715 A JP H02103715A JP 7357887 A JP7357887 A JP 7357887A JP 7357887 A JP7357887 A JP 7357887A JP H02103715 A JPH02103715 A JP H02103715A
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JP
Japan
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perpendicular magnetic
recording medium
rare earth
magnetic recording
earth element
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JP7357887A
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Takao Suzuki
孝雄 鈴木
Yoshiaki Ko
黄 義明
Tsutomu Kobayashi
力 小林
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NIPPON DIGITAL EQUIP KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、情報を磁気的に記録する磁気記録方式におい
て使用する磁気記録媒体に関するものであり、特に、媒
体の厚さ方向に磁化容易軸を有する、すなわち、垂直磁
気異方性を有する垂直磁気記録媒体およびその製造方法
に関するものである。
従来の技術 従来、垂直磁気異方性を有する磁性薄膜としては、Mh
Bl、CoCr等の結晶質膜及びG。
co等に代表される希土類−遷移金属合金非晶質膜があ
った。垂直磁気記録媒体においては、一般に高い記録密
度を得るために高い飽和磁化、高い垂直磁気異方性を有
することが必要とされている。
これらの量は、微小磁区が安定に存在するために大変重
要である。従来のCo−Cr合金膜では、Cr の含有
量が重量%で約18%のもので、飽和磁化Ms が35
0から400emu/cc、垂直磁気異方性定数Kuが
(0,5−1) x 106erg/cc程度であった
発明が解決しようとする問題点 最近の情報の記録の高密度化に対処するには、前述した
従来のC3−Cr合金膜で得られる飽和磁化MS およ
び垂直磁気異方性定数に、の値は、必ずしも充分高い値
であるとは言えず、さらに高い飽和磁化MS および垂
直磁気異方性定数Kuを有する垂直磁気記録媒体が要望
されている。一方、このCo−Cr 磁性膜は、いわゆ
るパ柱状構造″を膜厚方向に有しており、情報記録の最
小単位である磁区の移動において、柱状構造間の境界の
不規則および結晶粒の不規則的配列は好ましいものでは
なく、記録再生の際のノイズの原因となるものである。
このような媒体の微細構造は、作製条件に敏感に依存し
、これを制御することは非常に困難とされてきた。
本発明の目的は、このような要求に答え得て従来の問題
点を解消しろる垂直磁気記録媒体およびその製造方法を
提供することである。
問題点を解決するための手段 本発明の垂直磁気記録媒体は、co−Or金合金主体と
して少なくとも1種類の添加希土類元素を含むことを特
徴とする。
また、本発明による垂直磁気記録媒体の製造方法によれ
ば、100℃から200℃の範囲内のある温度とした下
地基板の上に、C,−C,合金を主体として少なくとも
1種類の添加希土類元素を含む堆積膜を形成することに
より垂直磁気記録媒体が製造される。
実施例 次に、添付図面に基づいて本発明の実施例について本発
明をより詳細に説明する。
第1図は、本発明による垂直磁気記録媒体の一実施例を
示す部分断面図である。この垂直磁気記録媒体は、ガラ
ス、ポリイミド系樹脂等の下地基板1の上面に磁性層2
を形成してなるもので、本発明によれば、その磁性層は
、Co−C,合金を主体として少なくとも1種類の添加
希土類元素を含む。その添加希土類元素としては、Y、
L。
CeXN=+ 、Pr、 Ga   SII、 Tb 
、 Dy 。
Ho、 Er、 Y、があり、本発明では、これら元素
のうちの1種またはそれ以上を含むとよい。
次に、本発明の垂直磁気記録媒体の製造方法の例につい
て説明する。
先ず、ガラスの下地基板を用意して、これを、アルゴン
圧力8X10−2Torr の雰囲気内において、その
下地基板を100℃から200℃までの範囲内のある温
度に維持する。この状態において、下地基板の上面に、
Cr が18.5重量%、希土類元素としてPr が0
.5重歯%、残部がC8を含有する合金である磁性層を
高周波スパッタ法による膜堆積によって膜厚1から2μ
mに形成することにより、垂直磁気記録媒体を製造した
。この場合における、堆積速度は、1μm/hrとした
。この磁性層の形成は、蒸着法によることもできる。
このようにして製造した垂直磁気記録媒体の磁性膜のC
軸方向は、はぼ膜面に垂直方向に向いており、そのC軸
分数の大きさは、約5から10゜であった。また、飽和
磁化M5= 55 Qemu/cc。
垂直磁気異方性定数Ku = 1.3 X 106er
g/ccであった。
次に、本発明による効果を確認するために、co−Cr
 合金に希土類元素であるP、を全く含まない場合、ま
た、P、の含有量を種々変えた場合、さらにまた、下地
基板の温度を種々変えた場合について、種々実験を試み
た結果について説明する。
第2図は、希土類元素であるPr を含まないCrが1
885重世%、Co が81.5重量%の含有量である
Co−C,合金膜の磁界中における磁気トルク曲線の一
例を示している。これは、下地基板の温度Ts=72℃
で形成した試料を室温で測定した場合である。第2図(
A)  は、そのトルク曲線の磁場依存性を示しており
、第2図(B)  は、1/I]プロツトを示している
。これらのトルク曲線をそれぞれフーリエ解析しそれぞ
れの成分2θ、4θに分けることにより、垂直磁気異方
性定数Ku を、Ku =L (1/H−0) +2π
MS2の式を用いて算出した。ここて、L(1/H−0
)は、トルク曲線の2θ成分の磁界が無限大における値
であり、Ms は、飽和磁化の値であり、振動試料型磁
力計により最大磁界20KO,、により測定した値であ
る。
このようにして測定したKu O値の下地基板温度(T
5)依存性を示す曲線を第3図に示している。この第3
図には、飽和磁化Msおよび抗磁力Hc上の結果も併せ
て示している。この第3図の曲線から、垂直磁気異方性
定数に、および飽和磁化Ms は、下地基板温度TS 
が100℃から200℃の範囲内にあるとき、最大とな
る傾向にあることがわかる。したがって、本発明によっ
て、高飽和磁化および高垂直磁気異方性定数を有する磁
気記録媒体を得るためには、下地基板温度T5を100
℃から200℃までのある温度に維持して磁性層形成す
ることが望ましいことがわかる。
第4図は、本発明によるCo−Cr−Pr合金膜の飽和
磁化MS、垂直磁気異方性定数Kuおよび抗磁力HC上
のP、組成依存性を示す曲線を示している。すなわち、
第4図の各曲線は、縦軸にそれぞれ飽和磁化MS、垂直
磁気異方性定数K。
および抗磁力1(CJLの値をとり、横軸に希土類元素
Pr の重量%での含有量をとって表したものである。
この第4図に示した試料の膜は、すべて下地基板温度T
5 を100℃から200℃の範囲に(約180℃)維
持して製造したものである。この第4図の曲線から、希
土類元素であるPr を含まない時は、飽和磁化Ms 
= 400emu/cc、垂直磁気異方性定数に、  
−I  X 106erg/ccであるが、P、を08
5重量%添加した時は、飽和磁化Ms550 emu/
cc 、垂直磁気異方性定数Ku = 1.3 ×10
6erg/ccと増加していることがわかった。更に、
Pr の添加量を増すと、飽和磁化Msおよび垂直磁気
異方性定数Ku は、次第に減少することがわかり、希
土類元素Pr の添加量は、本発明の効果を得るために
は、10重量%未満が好ましいことがわかった。一方、
抗磁力HC上は、単調に減少していく。
最後に、このようにして製造されたC3−Cr合金膜の
膜断面構造を確認するために、冬服の断面を走査型電子
顕微鏡法により観察した結果を、第5図に示しており、
これについて説明する。第5図(A)  は、Crが1
8.5重量%、Co が81.5重量%であって、希土
類元素P、を含まない従来のCo−Cr 合金膜の断面
構造を示しており、この従来のC8−Cr 合金膜の断
面構造では、図中白く見える部分である、膜厚方向に成
長している柱状構造3Δは、比較的幅が広くまた、規則
性もあまりない。これに対し、第5図(B)  は、C
rカ18.5重量%、希土類元素P、が0.5重量%で
、残部がC8であるような本発明によるCo−CrPr
 合金膜の断面構造を示しており、この膜においては、
その柱状構造3Bは、第5図(A)  の従来の膜の柱
状構造3Aに比較して、幅が狭く且つ真っ直ぐに伸びて
おり、規則性も増していることがわかる。第5図(C)
  は、同様に、Cr が18.5重量%、希土類元素
Pr が1.0重量%で、残部がCo であるような本
発明によるCo−cr−Pr合金膜の断面構造における
柱状構造3Cを示しており、また、第5図り0)は、C
rが18.5重量%、希土類元素Pr が2.0電型%
で、残部がCoであるような本発明によるC3−C,−
P、合金膜の断面構造における柱状構造3Dを示してい
る。このように、膜断面の微細構造が希土類元素である
P、の添加により大きく変化することは、飽和磁化MS
および垂直磁気異方性定数Kuの増加の結果と共に、本
発明の一つの特徴である。また、膜断面の微細構造は、
高分解能電子顕微鏡によっても調べられ、P、添加によ
り膜の柱状構造の規則化が実現されていることが明らか
となった。
前述した実施例は、希土類元素としてPr を添加した
場合であったが、希土類元素としては、その他に、YX
La、Ce、N、 、G、 、S、、T5、Dy5Ho
SEr1Ybのうちのいずれか1種以上のものを添加し
ても、同様の効果を得ることができ、本発明は、この場
合をも含むものである。
発明の詳細 な説明したように、本発明による垂直磁気記録媒体は、
高飽和磁化および高垂直磁気・異方性定数を有し、且つ
微細で規則正しい柱状構造の断面構造を有するので、高
い記録密度での情報記録に適したものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による垂直磁気記録媒体の一実施例を
示す部分断面図、第2図は、希土類元素であるP、を含
まないCo−Cr 合金膜の磁界中における磁気トルク
曲線の一例を示す図、第3図は、垂直磁気記録媒体の垂
直磁気異方性定数K。 の下地基板温度依存性を示す図、第4図は、本発明によ
るC3−C,”−P、合金膜の飽和磁化、垂直磁気異方
性定数および抗磁力のP、組成依存性を示す曲線を示す
図、第5図は、垂直磁気記録媒体のC3−Cr合金膜ま
たはC3−C,−P、合金膜の走査型電子顕微鏡法によ
って観察した膜断面構造を示す図である。 1・・・・・・下地基板、2・・・・・・磁性層、3B
、3C13D・・・・・・柱状構造。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)Co−Cr合金を主体として少なくとも1種類の
    添加希土類元素を含むことを特徴とする垂直磁気記録媒
    体。
  2. (2)前記希土類元素は、Y、La、Ce、Nd、Pr
    、Gd、Sm、Tb、Dy、Ho、Er、Ybのうちの
    いずれか1種以上である特許請求の範囲第(1)項記載
    の垂直磁気記録媒体。
  3. (3)Cr元素の含有量は、5から20重量%であり、
    前記希土類元素の含有量は、10重量%未満であり、残
    部がCo元素である特許請求の範囲第(1)項または第
    (2)項記載の垂直磁気記録媒体。
  4. (4)断面構造が厚み方向に成長している規則正しい微
    細な柱状構造である特許請求の範囲第(1)項または第
    (2)項または第(3)項記載の垂直磁気記録媒体。
  5. (5)100℃から200℃の範囲内のある温度とした
    下地基板の上に、Co−Cr合金を主体として少なくと
    も1種類の添加希土類元素を含む堆積膜を形成すること
    を特徴とする垂直磁気記録媒体の製造方法。
  6. (6)前記堆積膜は、スパッタ法或いは蒸着法によって
    形成される特許請求の範囲第(5)項記載の垂直磁気記
    録媒体の製造方法。
  7. (7)前記希土類元素は、Y、Ld、Ce、Nd、Pr
    、Gd、Sm、Tb、Dy、Ho、Er、Ybのうちの
    いずれか1種以上である特許請求の範囲第(5)項また
    は第(6)項記載の垂直磁気記録媒体の製造方法。
  8. (8)Cr元素の含有量は、5から20重量%であり、
    前記希土類元素の含有量は、10重量%であり、残部が
    Co元素である特許請求の範囲第(5)項または第(6
    )項または第(7)項記載の垂直磁気記録媒体の製造方
    法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7132176B2 (en) * 2002-07-25 2006-11-07 Kabushiki Kaisha Toshiba Perpendicular magnetic recording medium and magnetic recording/reproduction apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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