JPH02103216A - 塗料組成物及びプレコート金属板 - Google Patents

塗料組成物及びプレコート金属板

Info

Publication number
JPH02103216A
JPH02103216A JP25590688A JP25590688A JPH02103216A JP H02103216 A JPH02103216 A JP H02103216A JP 25590688 A JP25590688 A JP 25590688A JP 25590688 A JP25590688 A JP 25590688A JP H02103216 A JPH02103216 A JP H02103216A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compound
group
meth
coating composition
acrylate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25590688A
Other languages
English (en)
Inventor
Joji Oka
岡 襄二
Ryoji Nishioka
良二 西岡
Yukishige Takamatsu
高松 幸茂
Masaki Niimoto
新本 雅樹
Mitsuo Sato
三男 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Rayon Co Ltd, Nippon Steel Corp filed Critical Mitsubishi Rayon Co Ltd
Priority to JP25590688A priority Critical patent/JPH02103216A/ja
Publication of JPH02103216A publication Critical patent/JPH02103216A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G18/00Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
    • C08G18/06Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
    • C08G18/28Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen characterised by the compounds used containing active hydrogen
    • C08G18/67Unsaturated compounds having active hydrogen
    • C08G18/671Unsaturated compounds having only one group containing active hydrogen
    • C08G18/672Esters of acrylic or alkyl acrylic acid having only one group containing active hydrogen

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、電子線及び熱で硬化する塗料組成物及びプレ
コート金属板に関する。
従来の技術 プレコートメタル(金属板)の製法として、最も一般的
には1表面処理された金属板に、熱硬化性塗料を適当な
手段で塗装し、加熱硬化させる方法や、薄いフィルムを
加熱圧着させるか、接着層を介して接着積層する方法が
とられている。又。
近年電子線硬化法によるプレコートメタルの製造方法、
およびそれに用いられる塗料組成物として、例えば特開
昭51−50946を始め多くの公知例がある。
プレコートメタルは主として、屋根材や家屋側壁を始め
とする屋外用途、あるいは室内壁、事務機器、家庭電化
製品などの屋内用途の両方に用いられる。
プレコートメタルに要求される性能としては、屋外用途
に対しては、耐食性、耐水性、耐候性、および加工性が
、屋内用途としては、高度の加工性、耐汚染性、耐薬品
性が特に要求されるほかに、硬度、美観など多項目にわ
たり、またそのレベルも非常に高い。
しかし、一般的な製造方法およびいずれの公知例におい
ても、要求される項目が、すべてにわたって満足すべき
レベルにあるプレコートメタルの製造方法および塗料組
成物は得られておらず、その用途に応じていくつかの項
目については犠牲とせざるを得ないのが実状である。
要求される性能のうちで最も性能のバランスが取りにく
いのは硬度と加工性および耐汚染性である。その理由は
、これら3項目の性能は、ある一つを向上させると他の
2項目とも、あるいは2項目のうちの1項目は必然的に
低下するという関係にあるからである。
発明が解決しようとする課題 本発明の目的とするところは、高度の加工性を損うこと
なく、硬度、耐汚染性に優れた塗膜を与える塗料組成物
及びそれを施したプレコート金属板を提供することにあ
る。
課題を解決するための手段 本発明の要旨とするところは、1分子中に少なくとも1
個の活性水素をもつ基と少なくとも1個の(メタ)アク
リル基を有し、かつ数平均分子量が2,000〜100
,000であるウレタン(メタ)アクリレート化合物(
A)と、1分子中に活性水素と反応しうる基を有する化
合物(B)を必須成分とする、電子線及び熱で硬化する
塗料組成物および該塗料組成物を金属板に塗布した後、
電子線及び熱によって硬化させたことを特徴とするプレ
コート鋼板にある。
本発明の(A)成分における活性水素を持つ基としては
、水酸基、カルボキシル基等を挙げることができる。
又1本発明におけるウレタン(メタ)アクリレート化合
物(A)の具体例は、それを構成する成分の具体例を挙
げることにより示す。
まず、ウレタン(メタ)アクリレート化合物(A)を構
成するポリイソシアネート成分としては、下記具体例の
ポリイソシアネート化合物を単独または混合物として用
いることができる。
具体的には、エチレンジイソシアネート、l、2−ジイ
ソシアナートプロパン、1.3−ジインシアナートプロ
パン、1.6−ジインシアナートデカン、トリメチルへ
キサメチレンジイソシアネート、1.2−ジイソシアナ
ートシクロヘキサン、1.3−ジイソシアナートシクロ
ヘキサン、1.4−ジイソシアナートシクロヘキサン、
1.2−ジインシアナートデカン、0−ジイソシアナー
トベンゼン、履−ジイソシアナートベンゼン、p−ジイ
ソシアナートベンゼン、ビス(4−インシアナートシク
ロヘキシル)メタン、ビス(4−イソシアナートフェニ
ル)メタン、トルエンジイソシアネート、3.3°−ジ
クロロ−4,4′−ジイソシアナートビフェニル、トリ
ス(4−インシアナトフェニル)メタン、1.5−ジイ
ソシアナトナフタレン、水素化トルエンジイソシアネー
ト、インホロンジイソシアネート、1,3.5−トリス
(6−インジアナートヘキシル)ビウレット及びフェニ
ル封鎖トルエンジイソシアネート等が挙げられる。
ウレタン(メタ)アクリレート化合物(A)を構成する
ポリオール成分としては、活性水素をもつ基であるカル
ボキシル基を導入するためには、1分子中に2個以上の
水酸基と1個以上のカルボキシル基をもつヒドロキシカ
ルボン酸化合物を必須成分とし、他にポリエステルポリ
オール、ポリエ−テルボリオール及びアルキルポリオー
ルから選ばれる少なくとも1種のポリオール化合物を用
いることができる。
ヒドロキシカルボン酸化合物とイソシアネートとの反応
では、水酸基とイソシアネート基が選択的に反応し、カ
ルボキシル基は、未反応のまま残すことができるので、
熱架橋させるときの官能基として作用させることができ
る。
1分子中に2個以上の水酸基と1個以上のカルボキシル
基をもつヒドロキシカルボン酸化合物としては、例えば
、3.5−ジヒドロキシヘキサンカルボン酸、3.5−
ジヒドロキシへブタンカルボン酸、3−ヒドロキシ−2
−(1−ヒドロキシエチル)ブタンカルボン酸、2.2
−ジヒドロキシメチルプロパンカルポン酸等のヒドロキ
シ酸や、コハク醜モノグリセロールエステル、フタル酸
モノグリセロールエステル等の多塩基酸の多価アルコー
ルエステルや、コハク酸モノN、N−ビス(ヒドロキシ
エチル)アミド、フタル酸N、N−ビス(ヒドロキシエ
チル)アミド等の多塩基酸の多価アミノアルコールアミ
ン等を挙げることができる。
ポリエステルポリオールとしては、飽和又は不飽和のポ
リカルボン酸及び/又は、これらの酸無水物と過剰の多
価アルコールとを反応して得られるエステル化反応生成
物が挙げられる。
飽和二塩基酸の具体例としては、シュウ酸、マロン酸、
コハク酸、メチルコハク酸、2,2−ジメチルコハク酸
、2,3−ジメチルコハク酸、ヘキシルコハク酸、グル
タル酸、 2.2−ジメチルグルタル酸、3.3−ジメ
チルグルタル酸、3.3−ジエチルグルタル酸、アジピ
ン酸、ピメリン酸、スペリン酸、アゼライン酸、セバシ
ン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、テトラ
クロロフタル酸、!、2−シクロヘキサンジカルポン酸
、1,3−シクロヘキサンジカルボン酸、1,4−シク
ロヘキサンジカルボン酸、1.1−シクロブタンジカル
ボン酸等を挙げることができる。
又、エチレン性不飽和基含有ポリカルボン酸としては、
マレイン酸、フマル酸、アコニチン酸、イタコン酸、シ
トラコン酸、メサコン酸、ムコン酸およびジヒドロムコ
ン酸および上記酸のハロおよびアルキル誘導体等を挙げ
ることができる。
又、多価アルコールとしては、例えば、エチレングリコ
ール、1.3−プロパンジオール、プロピレングリコー
ル、2.3−ブタンジオール、1.4−ブタンジオール
、2−エチルブタン−1,4−ジオール、1,5−ベン
タンジオール、1.8−ヘキサンジオール、 1.7−
ヘプタンジオール、1,8−オクタンジオール、1,3
−ノナンジオール、l、10−デカンジオール、1.9
−デカンジオール、1.4−シクロヘキサンジオール、
l。
4〜ジメチロールシクロヘキサン、2,2−ジエチルプ
ロパン−1,3−ジオール、2.2−ジメチルプロパン
−1,3−ジオール、3−メチルペンタン−1,4−ジ
オール、2.2−ジエチルブタン−1,3−ジオール、
4,5−ノナンジオール、ジエチレングリコール、トリ
エチレングリコール、ジプロピレングリコール、ネオペ
ンチルグリコール、グリセリン、ペンタエリスリトール
、エリスリトール、ソルビトール、マンニトール、トリ
メチロールプロパン、トリメチロールエタン、2,2−
ジメチル−3−ヒドロキシプロピオネートおよび2−ブ
テン−1,4−ジオール等が挙げられる。
又、ポリエーテルポリオールとしては、既知法により、
アルデヒド、アルキレンオキサイド、または、グリコー
ルの重合により合成されるものを用いることができ、例
えば、ホルムアルデヒド、エチレンオキサイド、プロピ
レンオキサイド、ニブクロルヒドリンなどを適当な条件
で付加重合させて、ポリエーテルポリオール、及びポリ
テトラメチレンエーテルグリコール、ポリカプロラクト
ンジオール等を挙げることができる。
更に、アルキルポリオールとしては、例えば前述のポリ
エステルポリオールを合成する際に用いられる多価アル
コールが挙げられる。
ウレタン(メタ)アクリレート化合物(A)を構成スル
ヒドロキシル基含有アルキル(メタ)アクリレート及び
/又はその誘導体の具体例としては、例えば、2−ヒド
ロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルア
クリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2
−ヒドロキシプロピルメタクリレート、3−クロロ−2
−ヒドロキシプロピルアクリレート、3−クロロ−2−
ヒドロキシプロピルメタクリレート、3−ブロモ−2−
ヒドロキシプロピルアクリレート、3−ブロモ−2−ヒ
ドロキシプロピルメタクリレート、2−クロロ−1−(
ヒドロキシメチル)エチルアクリレート、2−クロロ−
1−(ヒドロキシメチル)エチルメタクリレート、2−
ブロモ−1−(ヒドロキシメチル)エチルアクリレート
および2−ブロモ−1−(ヒドロキシメチル)エチルメ
タクリレート等を挙げることができる。
ウレタン(メタ)アクリレート化合物(A)を構成する
成分として、ポリイソシアネート成分、ポリオール成分
、ヒドロキシル基含有アルキル(メタ)アクリレート及
び/又はその誘導体を通常の方法で反応させることによ
り、活性水素をもつ基としてカルボキシル基を含むウレ
タン(メタ)アクリレート化合物(A)を製造すること
ができる。
ウレタン(メタ)アクリレート化合物(A)に活性水素
をもつ基である水酸基を導入する方法としては、カルボ
キシル基を有するウレタンアクリレート化合物に、エポ
キシ基を含有する化合物を反応させる方法を挙げること
ができる。
エポキシ基を含有する化合物としては、アリルグリシジ
ルエーテル、ブチルグリシジルエーテル等のフルギルグ
リシジルエーテル、メタクリル酸グリシジル、アクリル
酸グリシジル等のグリシジルエステル、およびエチレン
オキサイド、プロピレンオキサイド、4−ビニルシクロ
ヘキセンモノオキサイド等のフルキレンオキサイド等を
挙げることができる。
1分子中に活性水素を反応しうる基を有する化合物(B
)としては、メラミン系化合物のうち、1分子中に少な
くとも2個のメチロール基及び/又はアルコキシメチル
(C=t〜5)基を有する化合物や、1分子中に少なく
とも2個のイソシアネート基を有する化合物を用いるこ
とができる。
具体的には、1分子中に少なくとも2個のメチロール基
及び/又はアルコキシメチル(C=1〜5)基を有する
化合物としては、アミノトリアジンをメチロール化し、
シクロヘキサノールや炭素数1〜6のフルカノールでア
ルキルエーテル化して得られるものが挙げられ、より具
体的にはブチルエーテル化メラミン樹脂、メチルエーテ
ル化メラミン樹脂、ブチルメチル混合エーテル化メラミ
ン樹脂が挙げられる。
ブチルエーテル化メラミン樹脂の具体例としては、ニー
パン20SE(三井東圧化学■製)、スーパーベッカミ
ン(大日本インキ化学■製)が、メチルエーテル化メラ
ミン樹脂の具体例としては、サイフル(三井すイアナミ
ツド■製)が挙げられる。
1分子中に少なくとも2個のイソシアネート基を有する
化合物としては、前述のウレタンアクリレート化合物(
A)を構成するポリイソシアネート成分の具体例として
挙げたもの等を使用することができる。また、これらイ
ソシアネートの末端を、フェノール、アセト酢酸エチル
、シクロヘキサノール、ε−カプロラクタム、アセトオ
キシム、ジイソブチルケトオキシム等でブロックしたい
わゆるブロックイソシアネートを使用することができる
0本発明では、加熱、硬化を利用することからブロック
イソシアネートの方が好ましい。
本発明は前記化合物(A)及び化合物(B)の他、1分
子中に少なくとも2個のラジカル重合性二重結合を有す
る数平均分子量2,000以下の化合物(C)を、化合
物(A)  100重量部に対し、1〜200重量部含
有させてもよい。
1分子中に少なくとも2個のラジカル重合性二重結合を
有する数平均分子量2,000以下の化合物(C)とし
ては、ビニル基、アリル基、(メタ)アクリロイル基を
もつ化合物を用いることができ、具体的には、エチレン
グリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリ
コールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコー
ルジ(メタ)アクリレート、1.3−プチレンゲリコー
ルジ(メタ)アクリレート、1.4−ブタンジオールジ
(メタ)アクリレート、1.6−ヘキサンジオールジア
クリレート、トリプロビレングリコールジ(メタ)アク
リレート、テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリ
レート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、ジシクロペンタンジオールジ(メタ)アクリレート
、ビトロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールエステ
ルジオールジ(メタ)アクリレート、エチレンオキサイ
ド変性ビスフェノールAジ(メタ)アクリレート、プロ
ピレンオキサイド変性ビスフェノールAジ(メタ)アク
リレート、トリメチロールプロパンアクリル酸安息香酸
エステル、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリ
レート、エチレンオキサイド変性トリメチロールプロパ
ントリ(メタ)アクリレート、プロピンオキサイド変性
トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペ
ンタエリスリトールトリ (メタ)アクリレート、ペン
タエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペン
タエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、ジペン
タエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、グリセ
リルプロポキシトリ(メタ)アクリレート、トリス2−
(メタ)アクリロキシエチルイソシアヌレート、ジトリ
メチロールプロパンテトラ(メタ)アクリレート、等が
挙げられる。
本発明で使用されるウレタン(メタ)アクリレート化合
物(A)の分子量としては、数平均分子量テ2,000
〜100,000 c7)ものが好ましく、2000未
満では、加工性が低下し、100,000超では電子線
照射による硬化性が低下する。
また、1分子中に活性水素と反応しうる基を有する化合
物(B)の量としては、化合物(A)  100重量部
に対して3〜100重量部が好ましく、3重量部未満で
は、耐汚染性が悪くなり、 100重量部超では、加工
性が悪くなる。
更に、2個のラジカル重合性二重結合を有する数平均分
子量2000以下の化合物(C)の量としては、ウレタ
ンアクリレート化合物(A)  loo重量部に対し、
 1〜200重量部が好ましく、1重量部未満では、系
の架橋度が低くなり、耐汚染性が低下する。また、 2
00重量部超では系の架橋度が高くなりすぎ、加工性が
低下する。
また、本発明の塗料組成物には、塗装時の塗料粘度を適
性にする目的で、非重合性希釈剤を添加することも可1
1である。このような希釈剤としては、例えば、酢酸エ
チル、酢酸ブチル、メチルセルソルブ、エチルセルソル
ブ、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチル
ケトン、イソプロピルアルコール、トルエン、キシレン
などが挙げられる。
塗料の適正粘度は、塗装方法、塗装機の種類、塗装スピ
ード、膜厚、表面状態の程度によって大きく変化するの
で、希釈剤の使用量は任意の割合にすることができる。
しかし、非重合性希釈剤は、塗膜を硬化せしめる前に行
なわれる蒸発過程あるいは強制加熱乾燥によって、大部
分が揮発除去されなければならない、多量に残存した場
合は塗膜の硬度、加工密着性、耐水性、耐薬品性などの
性能を低下させる。
以上の他に、本発明の趣旨をそこなわない範囲で、他の
成分を加えることが可能である。このような成分として
は、着色、隠ぺい効果などを目的とする顔料や充填剤、
界面活性剤、分散剤、可塑剤、紫外線吸収剤、酸化防止
剤、あるいはCB)の架橋反応を促進するための触媒な
どである。
本発明塗料組成物に対するこれらの成分の配合割合は、
得られる最終製品に必要とされる性能に応じて広範囲に
変えることが出来る。
本発明組成物を基材上に構成する塗膜構造は単一の組成
物からなる単一構造、あるいは異なる組成物からなる複
層以上の多層構造などをとり得る。
例えば、カラー鉄板の場合のように高度の耐蝕性が要求
される場合には、下層に耐蝕顔料を含有する本発明組成
物を塗布した複層構造とすることができる。
また、高度の加工性と耐汚染性が要求される場合には、
下層に基材との密着性の良好なプライマ、上層に加工性
と耐汚染性の良好な本発明組成物による複層構造とする
ことができる。
本発明組成物を用いて薄膜状の構造を形成させる方法と
しては、例えば、スプレー、ローラーコート、カーテン
フローコート、流延、ナイフェツジコートなどの方法が
可能である。また、塗装を容易ならしめるために、加温
あるいは加圧塗装することも可能である。
本発明組成物の硬化方法としては、高エネルギ電子線の
照射による硬化と加熱による硬化を組み合わせた方法が
とられ、いずれの硬化方法を先にしても良いが、両方法
の併用が好ましい。
高エネルギ電子線とは加速エネルギが0.1〜3、OM
eVの電子線で、コツククロフト型、コフククロフトワ
ルトン型、パン・デ・グラフト型、共振変圧器型、絶縁
コア変圧器型、直線型、ダイナミドロン型、高周波型、
エレクトロカーテン型などの各種電子線加速機から放出
されるものを指す。
照射量は必要とする塗膜硬度、塗膜性能によって、広い
範囲で自由に選択することが出来るが。
0、I Mrad以下では十分な架橋が起らず、塗膜硬
度が不足し、20Mrad以上では過度の架橋が進み、
塗膜の可とう性が低下するので0.1〜20Mradの
範囲が適当である。
照射時の雰囲気としては、酸素がキュアの禁止ないしは
抑制の作用をするので、チッ素、炭酸ガス、ヘリウム、
ネオン、燃焼ガスなどの不活性ガス中で照射するのが好
ましい。
加熱硬化は塗膜の温度を上げて、成分(B)による架橋
を起させて行なうもので、電気加熱炉、熱風加熱炉、赤
外線加熱炉、高周波加熱炉など種々の加熱方法を適用す
ることができる。加熱硬化の条件は、得られる塗膜の性
能によって炉温および加熱時間を適当に定めることが可
能で、本発明においては、 150〜300℃、0.3
〜30分の範囲で選ぶのが好ましい、150℃、0.3
分雀遥では十分な耐汚染性が発揮されず、300℃、3
0分超、では架橋が進みすぎて可とう性の劣った塗膜し
か得られない。
実施例 以下実施例をもって、具体的に説明する。
[合成例1] 温度計、冷却管、攪拌装置を備えた1文の4つロフラス
コに、インフォロンジイソシアネート222.3g (
1モル)、ポリエチレングリコール#20050g (
0,25モル) 、 2.2−ジヒドロキシブチルプロ
パンカルポン酸33.5g(0,25モル)を加え、 
80℃、4時間反応させた後、更に2−ヒドロキシエチ
ルアクリレ−)  118g (1モル)、ヒドロキノ
ンモノメチルエーテルO,02gを加え、60℃で6時
間反応させ、ウレタンアクリレート−1(UA−1と略
す)を得た。
[合成例2] ポリエチレングリコール#400 Bog(0,4モル
)、2.2−ジヒドロキシメチルプロパンカルポン酸1
3,4g (0,1モル)を用い、合成例1と同様にし
てウレタンアクリレート−2(UA−2)を得た。
[合成例3] 温度計、冷却管、攪拌装置を備えた、1!Lの4つロフ
ラスコにイソフォロンジイソシアネート222.3g 
(1モル)とポリエチレングリコール#200100g
 (0,5モル)を加え、60℃、4時間反応、更に2
−ヒドロキシエチルアクリレート118g (1モル)
、ヒドロキノンモノメチルエーテル0.02gを加え、
60℃で6時間反応しウレタンアクリレート−3(UA
−3)を得た。
[合成例4] 合成例1で製造したUA−1のカルボキシル基に、ヒド
ロキシル基を導入するため、更にUA−1421,8g
を4つロフラスコに入れ、80℃に加熱した後、ブチル
グリシジルエーテル32.5gをトリエチルアミルを触
媒として反応を継続し、ウレタンアクリレート−4(U
A−4)を得た。
合成例1〜4のウレタンアクリレートを用いて以下の表
−1の様に塗料を調合した。
(以下余白) これらの塗料を用いて、次の様にして、塗装板を作製し
た。
塗装板の製造 耐蝕顔料を含んだエポキシプライマを2川の厚みで塗布
し、熱硬化した電気亜鉛メツキ鋼板(厚さ0.8mm)
に、上に得た塗料をプライマの厚みを含む固形分膜厚が
2.7終になるようにバーコータで塗装し、 140℃
の熱風オーブンに2分間入れてシンナを揮発させた。
次いでこの塗装板にチッ素気流下、電圧I MeV 。
″rrL流100 JLAのパン・デ・グラフ型電子線
加速機で2 Mradの電子線を照射して硬化させた後
、さらに2H℃の熱風オーブンに75秒間入れて熱硬化
させた。この時の塗III(基材)の到達温度は185
℃であった・ この塗板を用いて加工性、鉛筆硬度、耐汚染性等の評価
を行った結果を、表−2に示した。
(以下余白) 発明の効果 上記した本発明組成物による塗膜はプレコートメタルに
必要とされる諸性能、即ち、硬度、加工性、耐汚染性、
耐薬品性、耐水性などを十分に満足する。特に硬度、加
工性、および耐汚染性のバランスにおいて従来の組成物
、方法では得られなかった顕著な改善が達成された。
これらの性能は主として屋内用途向けのプレコートメタ
ルの分野において、特にその特徴が発揮されるものであ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、1分子中に少なくとも1個の活性水素をもつ基と少
    なくとも1個の(メタ)アクリル基を有し、かつ、数平
    均分子量が2,000〜100,000であるウレタン
    (メタ)アクリレート化合物(A)と、1分子中に活性
    水素と反応しうる基を有する化合物(B)を必須成分と
    して含有する、電子線及び熱で硬化する塗料組成物。 2、化合物(A)100重量部に対し、化合物(B)3
    〜100重量部からなる請求項1記載の塗料組成物。 3、化合物(B)が、1分子中に少なくとも2個のメチ
    ロール基及び/又はアルコキシメチル(C=1〜5)基
    を有する化合物である請求項1又は2記載の塗料組成物
    。 4、化合物(B)が、1分子中に少なくとも2個のイソ
    シアネート基を有する化合物である請求項1又は2記載
    の塗料組成物。 5、1分子中に少なくとも2個のラジカル重合性二重結
    合を有する数平均分子量2,000以下の化合物(C)
    を、化合物(A)100重量部に対し、1〜200重量
    部含む請求項1〜4のいずれか一つに記載の塗料組成物
    。 6、化合物(C)が、1分子中に少なくとも2個のラジ
    カル重合性二重結合を有し、かつ少なくとも1個以上の
    水酸基または、カルボキシル基を有する数平均分子量2
    ,000以下の化合物である請求項5記載の塗料組成物
    。 7、請求項1〜6のいずれかに記載の塗料を、金属板に
    塗布した後、電子線及び熱によって硬化させたことを特
    徴とするプレコート金属板。
JP25590688A 1988-10-13 1988-10-13 塗料組成物及びプレコート金属板 Pending JPH02103216A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25590688A JPH02103216A (ja) 1988-10-13 1988-10-13 塗料組成物及びプレコート金属板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25590688A JPH02103216A (ja) 1988-10-13 1988-10-13 塗料組成物及びプレコート金属板

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02103216A true JPH02103216A (ja) 1990-04-16

Family

ID=17285214

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25590688A Pending JPH02103216A (ja) 1988-10-13 1988-10-13 塗料組成物及びプレコート金属板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02103216A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005314488A (ja) * 2004-04-27 2005-11-10 Zeon Kasei Co Ltd キャスト成形フィルム用組成物およびこれを成形してなるフィルム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005314488A (ja) * 2004-04-27 2005-11-10 Zeon Kasei Co Ltd キャスト成形フィルム用組成物およびこれを成形してなるフィルム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3974303A (en) Method for forming coating films
JP5963033B2 (ja) コーティング剤及び積層体
US20080257216A1 (en) New urethane (meth)acrylates and their use in curable coating compositions
TWI647269B (zh) Aqueous resin composition, laminated body using the same, and image display device
JPS5829976B2 (ja) 放射線硬化性被覆用組成物による基体処理方法
US6790876B2 (en) Radiation curable powder compositions
US20030130372A1 (en) Radiation curable powder coating compositions and their use
JP6642737B2 (ja) 水性樹脂組成物、それを用いた積層体、光学フィルム及び画像表示装置
JP2000500184A (ja) 被覆系、並びに積層プレス板上にポリウレタンアクリレート表面被膜をつくる際のその使用
US6861465B2 (en) Radiation curable powder coating compositions and their use
WO2006137569A1 (en) Water-borne clear coating composition and method of forming clear coating film
JPH02103216A (ja) 塗料組成物及びプレコート金属板
JP2000219712A (ja) アクリレート系組成物、その硬化物、及び床材塗装用組成物
EP1985674A1 (en) Polymer Compositions
JPH0351753B2 (ja)
JPH1030012A (ja) 活性エネルギ−線硬化型樹脂組成物及び被覆材
US4447594A (en) Heat-curable compositions comprising isocyanuric acid-acrolein derivatives
JPH059247A (ja) 活性エネルギー線硬化型樹脂組成物
JPH04309569A (ja) 放射線硬化型樹脂組成物
JPH069921A (ja) プレコートメタル用塗料組成物
JPH0142287B2 (ja)
JPS6053570A (ja) 電子線キユア性塗料組成物
JPH10265711A (ja) 活性エネルギー線硬化型塗料組成物
JPS60112865A (ja) プレコ−ト用塗料組成物及びプレコ−ト鋼板
JPH0733502B2 (ja) フィルム貼合せ鋼板の製造方法および接着剤組成物