JPH02103157A - サーマルヘッド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、各種のサーマルプリンタに利用されるサーマ
ルヘッドに関するものである。

従来の技術 近年、各種ＯＡ機器の発展に伴い、サーマルプリンクが
開発された。これは、通電により発熱する発熱部が連設
されたサーマルヘッドを用いて、感熱紙や昇華性インク
リボンを介した用紙などに画像を形成するものである。

そこで、このようなサーマルプリンタに使用されるサー
マルヘッドの第一の従来例を第５図及び第６図に基づい
て説明する。このサーマルヘッド１では、発熱抵抗体２
が連続形成されたセラミクス基板３と、ドライバ回路４
が連続形成されたＰＣ基板５とが、長板状の放熱板６に
並列に取付けられている。そして、前記セラミクス基板
３の−Ｌには、前記発熱抵抗体２の全てと共通に導通し
た共通電極７と、各発熱抵抗体２毎に導通した個別電極
８とが、薄膜エツチングにより形成されている。一方、
前記ＰＣ基板５の裏面に配設されたコネクタ９からは、
前記ドライバ回路４と導通したリード線１０と、前記共
通電極７の両側部に接続される共通リード線１１とが導
通している。そして、前記個別電極８と前記ドライバ回
路４．前記共通電極７と共通リード線１１とが、ここで
は導４＠１２，１３を使用するワイヤボンディングによ
り接続されている。

このような構成において、このサーマルヘッド１では、
印刷する画像に対応して動作したドライバ回路４により
、電圧が印加された所定の発熱抵抗体２が発熱する。そ
して、この発熱抵抗体２の熱により、例えば、昇華性イ
ンクリボン（図示せず）を介して用紙に画像が形成され
ることになる。

発明が解決しようとする課題 上述のようなサーマルヘッド１は１作動時に発熱するド
ライバ回路４を形成したＰＣ基板５を、発熱抵抗体２の
放熱板６に並列に取付けたもので、一般にＤＤ型サーマ
ルヘッドと呼ばれている。ここで、上述のように従来の
サーマルヘッド１では、ドライバ回路４をＰＣ基板５な
どの上に形成した後、これを放熱板６に取付けている。

従って、ドライバ回路４はＰＣ基板５を介して放熱する
必要があるため、ドライバ回路４の冷却効率が低くなっ
ている。しかも、一般のＰＣ基板５は、セラミクス、ガ
ラス、樹脂などのように断熱性が高いものが多いため、
ドライバ回路４の冷却効率は、さらに低いものとなって
いる。

一方、このサーマルヘッド１では、発熱抵抗体２に印加
される電圧は、個別電極８と共通電極７とから供給され
る。従って、例えば、印刷する画像に黒色部が多く、多
数個の発熱抵抗体２が同時に駆動される場合、共通電極
７は、一つのものが全発熱抵抗体２と共通に導通してい
るので、過大な電流が流れることになる。ここで、共通
電極７は薄膜から形成されているため電気抵抗値が高く
、多数の発熱抵抗体２を同時に駆動すると、電圧降下が
著しい、このため、発熱抵抗体２に印加される電圧値が
側方と中央付近で異なるなどして、印刷する画像に濃度
ムラが生じがちである。さらに。

電気抵抗値が高い共通電極７は発熱しやすく、しかも、
これが薄いため、焼切れる恐れがある。従って、サーマ
ルヘッド１を連続的に高速駆動することができず、高速
印刷が可能なサーマルプリンタを得ることが困難となっ
ている。

課題を解決するための手段 通電により発熱する複数個の発熱抵抗体を放熱板が取付
けられた絶縁基板上に連設し、これら発熱抵抗体と共通
に導通した一個の共通１！福を設け、発熱抵抗体と各々
個別に導通した複数個の個別電極を介して各発熱抵抗体
を即動するドライバ回路を設けたサーマルヘッドにおい
て、共通電極を厚膜により形成し、放熱板上に形成した
薄ｌ１ｌｌ絶紳層の上に少なくともドライバ回路を形成
する。

作用 共通電極を厚膜により形成したことにより、この共通電
極は電気抵抗値が低いので、印刷する画像に黒色部が多
く、多数個の発熱抵抗体が同時に駆動される場合でも、
電圧降下が生じにくく、各発熱抵抗体に印加される電圧
値が均等で発熱温度が均一であり、一方、放熱板上に形
成した薄膜絶縁層の上に少なくともドライバ回路を形成
したことにより、ドライバ回路と放熱板との間に分厚く
断熱性が高いＰＣ基板などは存せず、ドライバ回路から
放熱板への熱伝導が良好なので、ドライバ回路が効率高
く冷却され、しかも、放熱板上に形成した薄膜絶縁層の
上に厚膜で形成した共通電極を配置することなども可能
なので、共通電極に過大電流が流れる場合でも、この共
通電極は電気抵抗値が低いので発熱しにくく、しかも、
この共通電極は効率高く冷却されるので、共通電極が焼
切れる恐れがない。

実施例 本発明の第一の実施例を第１図及び第２図に甚づいて説
明する。まず、このサーマルヘッド１４では、薄型放熱
板１５の表面の、セラミクス基板３の側部に相当する部
分に、例えば、Ｓｉｎ、をデイツプコートするなどして
薄膜絶縁層１６が形成されている。そして、この薄膜絶
縁層１６の」ユに、ドライバ回路４、コネクタ９、各リ
ード線１０゜１１が形成されている。一方、このサーマ
ルヘッド１４の共通電極１７は、例えば、厚膜印刷や金
属箔エツチング等により、導体の厚膜で形成されている
。なお、この他の構成は、前述のサーマルヘッド１と同
様になっている。

このような構成において、このサーマルへッド１４は従
来のサーマルヘッド１と同様に機能する６さらに１本発
明の第二の実施例を第３図及び第４図に基づいて説明す
る。このサーマルヘッド１８では、薄型放熱板１５の表
面の、セラミクス基板３の両側に薄膜絶縁層１６．１９
を形成し、この薄膜絶ｎ層１９の上に共通電極１７が形
成されている。なお、この他の構成は、上述のサーマル
ヘッド１４と同様になっている。

このような構成において、このサーマルヘッド１８は従
来のサーマルヘッド１と同様に機能する。

なお、上述のサーマルヘッド１８では、共通電極１７を
薄膜絶縁層１９の上に形成したので、例えば、印刷する
画像に黒色部が多く、共通電極１７に過大電流が流れる
場合などでも、この共通電極１７から薄型放熱板１５へ
の熱伝導率が高いので、この共通電極１７は効率高く冷
却される。

発明の効果 本発明は、上述のように共通電極を厚膜により形成した
ことにより、この共通電極は電気抵抗値が低いので、印
刷する画像に黒色部が多く、多数個の発熱抵抗体が同時
に駆動される場合でも、電圧降下が生じに＜＜、各発熱
抵抗体に印加される電圧値が均等で発熱温度が均一なの
で、画像に色ムラが発生しにくく、一方、放熱板上に形
成した薄ＩＩＩ絶縁層の上に少なくともドライバ回路を
形成したことにより、ドライバ回路と放熱板との間に分
厚く断熱性が高いＰＣ基板などは存せず、ドライバ回路
から放熱板への熱伝導が良好なので、ドライバ回路が効
率高く冷却され、放熱板を薄型化や小型化することが可
能で、サーマルプリンタの小型化に寄与することができ
、さらに、ドライバ回路の高密度実装も可能であり、ま
た、放熱板上に形成した薄膜絶ｇ層の上に厚膜で形成し
た共通ｆｆｉ極を配置することなども可能なので、共通
電極に過大電流が流れる場合でも、この共通電極は電気
抵抗値が低いので発熱しに＜＜、シかも、この共通電極
は効率高く冷却されるので、共通電極が焼切れる恐れが
ないため、サーマルヘッドの高速駆動が容易であり、小
型で印刷品位が高く、シかも、高速なサーマルプリンタ
を得ることができる等の効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第一の実施例の平面図、第２図は側面
図、第３図は第二の実施例の平面図、第４図は側面図、
第５図は従来例の平面図、第６図は側面図である。 ２・・・発熱抵抗体、３・・・絶縁基板、４・・・ドラ
イバ回路、８・・・個別電極、１４・・・サーマルヘッ
ド、１５・・・放熱板、１６・・・薄膜絶縁層、１７・
・・共通電極、１８・・・サーマルヘッド、１９・・・
薄膜絶縁摺出　　願　　人 東京電気株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 通電により発熱する複数個の発熱抵抗体を放熱板が取付
   けられた絶縁基板上に連設し、これら発熱抵抗体と共通
   に導通した一個の共通電極を設け、前記発熱抵抗体と各
   々個別に導通した複数個の個別電極を介して各発熱抵抗
   体を駆動するドライバ回路を設けたサーマルヘッドにお
   いて、前記共通電極を厚膜により形成し、前記放熱板上
   に形成した薄膜絶縁層の上に少なくとも前記ドライバ回
   路を形成したことを特徴とするサーマルヘッド。