JPH02102Y2 - - Google Patents
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- JPH02102Y2 JPH02102Y2 JP1980039870U JP3987080U JPH02102Y2 JP H02102 Y2 JPH02102 Y2 JP H02102Y2 JP 1980039870 U JP1980039870 U JP 1980039870U JP 3987080 U JP3987080 U JP 3987080U JP H02102 Y2 JPH02102 Y2 JP H02102Y2
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- cooking
- switch
- timer
- hopper
- heater
- Prior art date
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05B—ELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
- H05B6/00—Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
- H05B6/64—Heating using microwaves
- H05B6/647—Aspects related to microwave heating combined with other heating techniques
- H05B6/6482—Aspects related to microwave heating combined with other heating techniques combined with radiant heating, e.g. infrared heating
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Electric Ovens (AREA)
- Baking, Grill, Roasting (AREA)
Description
この考案は自動パン造り機能および自動温度切
換機能を備えた調理器に関する。 従来、調理器たとえば電子レンジにあつては、
パンの生地を収容したホツパを加熱室内に装着
し、そのホツパ内の生地を該ホツパでこねたりヒ
ータの弱出力で加熱することにより、パンの発酵
調理を行なうことができる。ところで、このよう
なパンの発酵調理は、その調理の途中でパンの生
地に対して粉、水、卵などを加えたり、さらには
ガス抜きなどを行なうため、何度か調理を中断
し、その都度こね動作および加熱動作の設定並び
に動作時間の設定を調理者が行なわねばならなか
つた。また、このような発酵調理の終了後は引き
続いて焼上げ調理を実施することになるが、この
場合にもヒータの切換および動作時間の設定、さ
らに加熱室内の温度切換を調理者が行なわねばな
らず、非常に面倒であり、しかも調理者によつて
調理の出来具合が大きく異なつてしまう。 この考案は上記のような事情に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、パン造りに際
しての動作設定および動作時間設定を人手によら
ず自動的に行なうことができ、さらに加熱室内の
温度を所望の時間にしかもパン造りに最適な状態
に自動的に切換えることができ、非常に便利な調
理器を提供するものである。 以下、この考案の一実施例について図面を参照
して説明する。第1図および第2図において、1
は電子レンジの本体で前面にはドア2が開閉自在
に枢支されるとともに、操作パネル3が設けられ
ている。そして、ドア2に対応する本体1内には
加熱室つまり調理室4が配設されている。この調
理室4の天井面には導波管5の一端が連通され、
この導波管5の他端外周には高周波発生装置たと
えばマグネトロン6が設けられている。ここで、
マグネトロン6のアンテナ61は、導波管5内に
導入されている。さらに、調理室4内の上方部に
は上ヒータ(出力800W)7が配設されるととも
に、この上ヒータ7の内側には上ヒータ(出力
400W)8が配設されている。また、調理室4内
の下方部には下ヒータ(出力400W)9が配設さ
れている。そして、さらに、調理室4の底面裏側
には後述するホツパ20の駆動用モータ10が設
けられ、このモータ10の回転軸101は調理室
4の底面を貫通して調理室4内に導入されてい
る。なお、調理室4の底面には、後述するホツパ
20を装着するための装着用孔41,41が形成さ
れるとともに、回転棚板(図示しない)を回転可
能に支持するための棚板受けローラ15,15が
設けられている。 しかして、調理室4内には、パン造り調理に使
用するホツパ20が適宜装着できるようになつて
いる。このホツパ20は、たとえば植木鉢状に形
成されており、下方部には調理室4の底面におけ
る装着用孔41,41に挿入される固定用片201,
201が形成されている。そして、ホツパ20の
内底部にはたとえばパンの生地を混ぜこねるため
のへら21が設けられ、このへら21の回転受部
211はホツパ20の底面および調理室4の底面
を貫通するようになつている。この場合、回転受
部211の内部に上記モータ10の回転軸101が
係合するようになつている。さらに、上記固定用
片201の所定箇所には固定用爪202が形成され
ており、ホツパ20を調理室4の底面に挿入して
所定角度回動すると、上記爪202が調理室4の
底面裏側に引つかかり、ホツパ20が調理室4に
対して確実に装着できるようになつている。な
お、ホツパ20の開口は、蓋体203で閉塞でき
るようになつている。 一方、操作パネル3には、調理機能切換スイツ
チ31、温度調節器32、短時間タイマ33、長
時間タイマ34、調理スイツチ35および電源ス
イツチ36が上方部から下方部にかけて順次設け
られている。ここで、調理機能切換スイツチ31
は、「レンジ調理」、「オーブン調理」、「グリル調
理」などの一般調理、および「パン造り調理」を
それぞれ切換設定するためのものである。また、
上記タイマ34は第3図および第4図のように構
成されるもので、時間目盛「0分」〜「140分」
を有する表示部40、つまみ41、タイマ軸4
2、タイマモータ43およびこのタイマモータ4
3内に格納されたタイマスイツチ(図示していな
い)よりなつている。そして、タイマ軸42の中
途部には、カム50が取付けられている。このカ
ム50は、第1カム51と第2カム52とからな
るもので、そのカム51,52の周上にはそれぞ
れスイツチ61,62のアクチエータが当接して
いる。すなわち、スイツチ61,62は、タイマ
軸42の回動位置に応じてそれぞれオン・オフす
るようになつている。この場合、つまみ41が表
示部40の時間目盛「120分」〜「110分」の間
(図示X部分)に対応しているとき、カム51の
凹部にスイツチ61のアクチエータが対応するよ
うになつている。さらに、つまみ41が表示部4
0の時間目盛「10分」〜「0分」の間(図示Y部
分)に対応しているとき、カム52の凹部にスイ
ツチ62のアクチエータが対応するようになつて
いる。 ここで、カム51およびスイツチ61により、
タイマ34の計時に伴なつてモータ10を選択的
に動作させる手段を構成している。さらに、カム
52およびスイツチ62により、タイマ34の計
時に伴なつて後述の各固定式温度調節手段のうち
一つを選択的に投入する手段を構成している。 第5図は制御回路である。交流電源70には、
ヒユーズ71、後述するリレーの常開接点84
a1,84a2、機能切換スイツチ72,73、前記
スイツチ62の切換接点621、パン焼上げ専用
の固定式温度調節手段たとえば固定サーモスイツ
チ(動作点180℃)74、発酵専用の固定式温度
調節手段たとえば固定サーモスイツチ(動作点38
℃)75および一般調理用の可変温度調節手段た
とえば可変サーモスイツチ76を介して高圧トラ
ンス77の1次巻線771が接続されている。こ
こで、可変サーモスイツチ76は、前記温度調節
器32の操作に応じて動作点が可変するものであ
る。しかして、トランス77の2次巻線772に
はコンデンサCとダイオードDとからなる整流回
路を介して前記マグネトロン6のアノードとカソ
ードとの間が接続されている。このマグネトロン
6のヒータはトランス77の2次巻線773に接
続されるとともに、アノードは接地されている。 さらに、上記機能切換スイツチ72の常閉側接
点には前記スイツチ62の切換接点622および
機能切換スイツチ78,79を介して前記ヒータ
7,8,9のそれぞれ一端が接続され、これらヒ
ータ7,8,9の他端は上記サーモスイツチ7
4,75,76と1次巻線771との接続点に接
続されている。 また、電源70には上記ヒユーズ71、前記電
源スイツチ36およびドアスイツチ80を介して
シヨートスイツチ81が接続されている。このシ
ヨートスイツチ81は、ドアスイツチ80に所定
のタイミングをもつて連動するもので、そのドア
スイツチ80の故障時における安定性を確保する
ためのものである。しかして、シヨートスイツチ
81には、タイマスイツチ82,83および前記
調理スイツチ35を介してリレー84が接続さ
れ、このリレー84の常開接点84a3は調理スイ
ツチ35に並列に接続されている。さらに、シヨ
ートスイツチ81には、上記タイマスイツチ83
の常閉側接点を介してリレー85が接続されてい
る。そして、上記リレー84には、リレー85の
切換接点86を介して前記短時間タイマ33のタ
イマモータ87および前記タイマモータ43がそ
れぞれ接続されている。また、リレー84には、
機能切換スイツチ88および前記スイツチ61の
切換接点611を介して前記モータ10が接続さ
れている。 ところで、上記機能切換スイツチ72,73,
78,79,88はそれぞれ操作パネル3におけ
る調理機能切換スイツチ31の設定位置に応動す
るもので、その動作状態は下記表のようになつて
いる。
換機能を備えた調理器に関する。 従来、調理器たとえば電子レンジにあつては、
パンの生地を収容したホツパを加熱室内に装着
し、そのホツパ内の生地を該ホツパでこねたりヒ
ータの弱出力で加熱することにより、パンの発酵
調理を行なうことができる。ところで、このよう
なパンの発酵調理は、その調理の途中でパンの生
地に対して粉、水、卵などを加えたり、さらには
ガス抜きなどを行なうため、何度か調理を中断
し、その都度こね動作および加熱動作の設定並び
に動作時間の設定を調理者が行なわねばならなか
つた。また、このような発酵調理の終了後は引き
続いて焼上げ調理を実施することになるが、この
場合にもヒータの切換および動作時間の設定、さ
らに加熱室内の温度切換を調理者が行なわねばな
らず、非常に面倒であり、しかも調理者によつて
調理の出来具合が大きく異なつてしまう。 この考案は上記のような事情に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、パン造りに際
しての動作設定および動作時間設定を人手によら
ず自動的に行なうことができ、さらに加熱室内の
温度を所望の時間にしかもパン造りに最適な状態
に自動的に切換えることができ、非常に便利な調
理器を提供するものである。 以下、この考案の一実施例について図面を参照
して説明する。第1図および第2図において、1
は電子レンジの本体で前面にはドア2が開閉自在
に枢支されるとともに、操作パネル3が設けられ
ている。そして、ドア2に対応する本体1内には
加熱室つまり調理室4が配設されている。この調
理室4の天井面には導波管5の一端が連通され、
この導波管5の他端外周には高周波発生装置たと
えばマグネトロン6が設けられている。ここで、
マグネトロン6のアンテナ61は、導波管5内に
導入されている。さらに、調理室4内の上方部に
は上ヒータ(出力800W)7が配設されるととも
に、この上ヒータ7の内側には上ヒータ(出力
400W)8が配設されている。また、調理室4内
の下方部には下ヒータ(出力400W)9が配設さ
れている。そして、さらに、調理室4の底面裏側
には後述するホツパ20の駆動用モータ10が設
けられ、このモータ10の回転軸101は調理室
4の底面を貫通して調理室4内に導入されてい
る。なお、調理室4の底面には、後述するホツパ
20を装着するための装着用孔41,41が形成さ
れるとともに、回転棚板(図示しない)を回転可
能に支持するための棚板受けローラ15,15が
設けられている。 しかして、調理室4内には、パン造り調理に使
用するホツパ20が適宜装着できるようになつて
いる。このホツパ20は、たとえば植木鉢状に形
成されており、下方部には調理室4の底面におけ
る装着用孔41,41に挿入される固定用片201,
201が形成されている。そして、ホツパ20の
内底部にはたとえばパンの生地を混ぜこねるため
のへら21が設けられ、このへら21の回転受部
211はホツパ20の底面および調理室4の底面
を貫通するようになつている。この場合、回転受
部211の内部に上記モータ10の回転軸101が
係合するようになつている。さらに、上記固定用
片201の所定箇所には固定用爪202が形成され
ており、ホツパ20を調理室4の底面に挿入して
所定角度回動すると、上記爪202が調理室4の
底面裏側に引つかかり、ホツパ20が調理室4に
対して確実に装着できるようになつている。な
お、ホツパ20の開口は、蓋体203で閉塞でき
るようになつている。 一方、操作パネル3には、調理機能切換スイツ
チ31、温度調節器32、短時間タイマ33、長
時間タイマ34、調理スイツチ35および電源ス
イツチ36が上方部から下方部にかけて順次設け
られている。ここで、調理機能切換スイツチ31
は、「レンジ調理」、「オーブン調理」、「グリル調
理」などの一般調理、および「パン造り調理」を
それぞれ切換設定するためのものである。また、
上記タイマ34は第3図および第4図のように構
成されるもので、時間目盛「0分」〜「140分」
を有する表示部40、つまみ41、タイマ軸4
2、タイマモータ43およびこのタイマモータ4
3内に格納されたタイマスイツチ(図示していな
い)よりなつている。そして、タイマ軸42の中
途部には、カム50が取付けられている。このカ
ム50は、第1カム51と第2カム52とからな
るもので、そのカム51,52の周上にはそれぞ
れスイツチ61,62のアクチエータが当接して
いる。すなわち、スイツチ61,62は、タイマ
軸42の回動位置に応じてそれぞれオン・オフす
るようになつている。この場合、つまみ41が表
示部40の時間目盛「120分」〜「110分」の間
(図示X部分)に対応しているとき、カム51の
凹部にスイツチ61のアクチエータが対応するよ
うになつている。さらに、つまみ41が表示部4
0の時間目盛「10分」〜「0分」の間(図示Y部
分)に対応しているとき、カム52の凹部にスイ
ツチ62のアクチエータが対応するようになつて
いる。 ここで、カム51およびスイツチ61により、
タイマ34の計時に伴なつてモータ10を選択的
に動作させる手段を構成している。さらに、カム
52およびスイツチ62により、タイマ34の計
時に伴なつて後述の各固定式温度調節手段のうち
一つを選択的に投入する手段を構成している。 第5図は制御回路である。交流電源70には、
ヒユーズ71、後述するリレーの常開接点84
a1,84a2、機能切換スイツチ72,73、前記
スイツチ62の切換接点621、パン焼上げ専用
の固定式温度調節手段たとえば固定サーモスイツ
チ(動作点180℃)74、発酵専用の固定式温度
調節手段たとえば固定サーモスイツチ(動作点38
℃)75および一般調理用の可変温度調節手段た
とえば可変サーモスイツチ76を介して高圧トラ
ンス77の1次巻線771が接続されている。こ
こで、可変サーモスイツチ76は、前記温度調節
器32の操作に応じて動作点が可変するものであ
る。しかして、トランス77の2次巻線772に
はコンデンサCとダイオードDとからなる整流回
路を介して前記マグネトロン6のアノードとカソ
ードとの間が接続されている。このマグネトロン
6のヒータはトランス77の2次巻線773に接
続されるとともに、アノードは接地されている。 さらに、上記機能切換スイツチ72の常閉側接
点には前記スイツチ62の切換接点622および
機能切換スイツチ78,79を介して前記ヒータ
7,8,9のそれぞれ一端が接続され、これらヒ
ータ7,8,9の他端は上記サーモスイツチ7
4,75,76と1次巻線771との接続点に接
続されている。 また、電源70には上記ヒユーズ71、前記電
源スイツチ36およびドアスイツチ80を介して
シヨートスイツチ81が接続されている。このシ
ヨートスイツチ81は、ドアスイツチ80に所定
のタイミングをもつて連動するもので、そのドア
スイツチ80の故障時における安定性を確保する
ためのものである。しかして、シヨートスイツチ
81には、タイマスイツチ82,83および前記
調理スイツチ35を介してリレー84が接続さ
れ、このリレー84の常開接点84a3は調理スイ
ツチ35に並列に接続されている。さらに、シヨ
ートスイツチ81には、上記タイマスイツチ83
の常閉側接点を介してリレー85が接続されてい
る。そして、上記リレー84には、リレー85の
切換接点86を介して前記短時間タイマ33のタ
イマモータ87および前記タイマモータ43がそ
れぞれ接続されている。また、リレー84には、
機能切換スイツチ88および前記スイツチ61の
切換接点611を介して前記モータ10が接続さ
れている。 ところで、上記機能切換スイツチ72,73,
78,79,88はそれぞれ操作パネル3におけ
る調理機能切換スイツチ31の設定位置に応動す
るもので、その動作状態は下記表のようになつて
いる。
【表】
こうして、機能切換スイツチ73を主体にし、
調理機能切換スイツチ31で一般調理が設定され
たときに可変サーモスイツチ76を投入する手段
を構成している。さらに、機能切換スイツチ73
およびスイツチ62の切換接点621を主体にし、
調理機能切換スイツチ31でパン造り調理が設定
されたときに長時間タイマ34の計時に伴つて固
定サーモスイツチ74,75のうち一つを選択的
に投入する手段を構成している。 次に、上記のような構成において動作を説明す
る。まず、被調理食品たとえば市販されているド
ライイースト(以下、生地と称する)をホツパ2
0に収容し、そのホツパ20を調理室4内に装着
する。そして、調理機能切換スイツチ31を「パ
ン造り調理」に設定するとともに、長時間タイマ
34をたとえば「130分」の位置に設定する。こ
のとき、スイツチ61,62のアクチエータはそ
れぞれカム51,52の周面に当接しており、こ
れにより切換接点611,621,622は共に作
動せず、図示の状態となる。こうして、調理の準
備が完了したところでドア2を閉成し、調理スイ
ツチ35をオンする。すると、リレー84が励磁
され、接点84a3の閉成によつてリレー84の自
己保持回路が形成されるとともに、タイマモータ
43が動作する。そして、接点84a1,84a2の
閉成によつて上ヒータ8が動作し、その上ヒータ
8の発熱によつてホツパ20内のドライイースト
の0次発酵がなされる。この場合、切換接点62
1によつてサーモスイツチ75が選定されており、
そのサーモスイツチ75によつて上ヒータ8への
通電が制御される。つまり、調理室4内が発酵調
理に最適な略38℃に維持される。 そして、タイマ34のつまみ41が表示部40
の「120分」〜「110分」の間に対応すると、スイ
ツチ61のアクチエータがカム51の凹部に対応
し、切換接点611が作動する。すると、モータ
10が動作し、ホツパ20内の生地は上ヒータ8
で加熱されながら混ぜこねられる。この場合、予
めドア2を開放して調理を中断し、ホツパ20内
に粉、水、卵などを加えておくことが可能であ
る。 しかるのち、タイマ34のつまみ41が「110
分」の位置を経過すると、スイツチ61のアクチ
エータがカム51の周面に当接し、切換接点61
1が復帰する。つまり、こね動作が終了し、ホツ
パ20内の生地の1次発酵が開始される。こうし
て、タイマ34のつまみ41が「50分」に対応す
るころ、ドア2を開放して調理を中断し、ホツパ
20内の生地のガス抜き、整形などを行ない、さ
らには材料の追加などを行なう。そして、ドア2
を閉成して調理スイツチ35をオンすると、ホツ
パ20内の生地の2次発酵が開始される。 さらに、タイマ34のつまみ41が「10分」の
位置に対応すると、スイツチ62のアクチエータ
がカム52の凹部に対応し、切換接点621,6
22が作動する。すると、上ヒータ8の動作が停
止して上ヒータ7が動作するとともに、サーモス
イツチ74が選定される。つまり、ホツパ20内
の生地が上ヒータ7の強出力で加熱されるととも
に、その上ヒータ7への通電がサーモスイツチ7
4によつて制御され、調理室4内が焼上げ調理に
最適な略180℃に維持される。この場合、予めド
ア2を開放して調理を中断し、ホツパ20を取外
すとともに棚板(図示していない)を装着し、こ
の棚板に生地を載置して焼上げを行なうことも可
能である。 そして、タイマ34のつまみ41が「0分」の
位置に対応すると、タイマスイツチ83が復帰
し、リレー84が消磁されるとともに、タイマモ
ータ43の動作が停止する。つまり、パン造り調
理の終了となる。 したがつて、パン造り調理に際してのこね動作
および加熱動作の設定を調理者の操作によらず自
動的に行なうことができる。さらに、調理室内の
温度を所望の時間にしかもパン造りに最適な状態
に自動的に切換えることができるので、非常に便
利である。よつて、パン造り調理が極めて簡単と
なり、そのパン造り調理の出来具合が調理者の経
験などに左右されてしまうこともなくなる。 なお、カム50の形状およびカム50のタイマ
軸42に対する取付位置は上記実施例に限定され
るものではなく、情況に応じて適宜変えることが
できるものである。また、上記実施例では、パン
造り調理時における自動温度切換を行なう場合に
ついて述べたが、その自動温度切換機能を通常の
オーブン調理に適用することも可能であり、この
場合にはたとえば動作点200℃の固定サーモスイ
ツチと可変サーモスイツチとを任意に選定できる
構成とすることにより、煮込み料理などにすぐれ
た効果を発揮することができる。その他、この考
案は上記実施例に限定されるものではなく、要旨
を変えない範囲で種々変形実施可能なことは勿論
である。 以上述べたようにこの考案によれば、加熱室
と、この加熱室内に設けられたヒータと、前記加
熱室内に着脱自在なホツパと、このホツパを駆動
するモータと、加熱時間を制御するタイマと、こ
のタイマの計時に伴なつて前記モータを選択的に
動作させる手段と、前記加熱室内の温度に応じて
前記ヒータへの通電を制御する一般調理用の可変
式温度調節手段と、前記加熱室内の温度に応じて
前記ヒータへの通電を制御する発酵専用および焼
上げ専用の複数の固定式温度調節手段と、一般調
理およびパン造り調理を切換設定するための調理
機能切換スイツチと、この調理機能切換スイツチ
で一般調理が設定されると前記可変式温度調節手
段を投入する手段と、前記調理機能切換スイツチ
でパン造り調理が設定されると前記タイマの計時
に伴つて前記各固定式温度調節手段のうち一つを
選択的に投入する手段とを備えたので、パン造り
に際しての動作設定および動作時間設定を人手に
よらず自動的に行なうことができ、さらに加熱室
内の温度を所望の時間にしかもパン造りに最適な
状態に自動的に切換えることができ、非常に便利
な調理器を提供することができる。
調理機能切換スイツチ31で一般調理が設定され
たときに可変サーモスイツチ76を投入する手段
を構成している。さらに、機能切換スイツチ73
およびスイツチ62の切換接点621を主体にし、
調理機能切換スイツチ31でパン造り調理が設定
されたときに長時間タイマ34の計時に伴つて固
定サーモスイツチ74,75のうち一つを選択的
に投入する手段を構成している。 次に、上記のような構成において動作を説明す
る。まず、被調理食品たとえば市販されているド
ライイースト(以下、生地と称する)をホツパ2
0に収容し、そのホツパ20を調理室4内に装着
する。そして、調理機能切換スイツチ31を「パ
ン造り調理」に設定するとともに、長時間タイマ
34をたとえば「130分」の位置に設定する。こ
のとき、スイツチ61,62のアクチエータはそ
れぞれカム51,52の周面に当接しており、こ
れにより切換接点611,621,622は共に作
動せず、図示の状態となる。こうして、調理の準
備が完了したところでドア2を閉成し、調理スイ
ツチ35をオンする。すると、リレー84が励磁
され、接点84a3の閉成によつてリレー84の自
己保持回路が形成されるとともに、タイマモータ
43が動作する。そして、接点84a1,84a2の
閉成によつて上ヒータ8が動作し、その上ヒータ
8の発熱によつてホツパ20内のドライイースト
の0次発酵がなされる。この場合、切換接点62
1によつてサーモスイツチ75が選定されており、
そのサーモスイツチ75によつて上ヒータ8への
通電が制御される。つまり、調理室4内が発酵調
理に最適な略38℃に維持される。 そして、タイマ34のつまみ41が表示部40
の「120分」〜「110分」の間に対応すると、スイ
ツチ61のアクチエータがカム51の凹部に対応
し、切換接点611が作動する。すると、モータ
10が動作し、ホツパ20内の生地は上ヒータ8
で加熱されながら混ぜこねられる。この場合、予
めドア2を開放して調理を中断し、ホツパ20内
に粉、水、卵などを加えておくことが可能であ
る。 しかるのち、タイマ34のつまみ41が「110
分」の位置を経過すると、スイツチ61のアクチ
エータがカム51の周面に当接し、切換接点61
1が復帰する。つまり、こね動作が終了し、ホツ
パ20内の生地の1次発酵が開始される。こうし
て、タイマ34のつまみ41が「50分」に対応す
るころ、ドア2を開放して調理を中断し、ホツパ
20内の生地のガス抜き、整形などを行ない、さ
らには材料の追加などを行なう。そして、ドア2
を閉成して調理スイツチ35をオンすると、ホツ
パ20内の生地の2次発酵が開始される。 さらに、タイマ34のつまみ41が「10分」の
位置に対応すると、スイツチ62のアクチエータ
がカム52の凹部に対応し、切換接点621,6
22が作動する。すると、上ヒータ8の動作が停
止して上ヒータ7が動作するとともに、サーモス
イツチ74が選定される。つまり、ホツパ20内
の生地が上ヒータ7の強出力で加熱されるととも
に、その上ヒータ7への通電がサーモスイツチ7
4によつて制御され、調理室4内が焼上げ調理に
最適な略180℃に維持される。この場合、予めド
ア2を開放して調理を中断し、ホツパ20を取外
すとともに棚板(図示していない)を装着し、こ
の棚板に生地を載置して焼上げを行なうことも可
能である。 そして、タイマ34のつまみ41が「0分」の
位置に対応すると、タイマスイツチ83が復帰
し、リレー84が消磁されるとともに、タイマモ
ータ43の動作が停止する。つまり、パン造り調
理の終了となる。 したがつて、パン造り調理に際してのこね動作
および加熱動作の設定を調理者の操作によらず自
動的に行なうことができる。さらに、調理室内の
温度を所望の時間にしかもパン造りに最適な状態
に自動的に切換えることができるので、非常に便
利である。よつて、パン造り調理が極めて簡単と
なり、そのパン造り調理の出来具合が調理者の経
験などに左右されてしまうこともなくなる。 なお、カム50の形状およびカム50のタイマ
軸42に対する取付位置は上記実施例に限定され
るものではなく、情況に応じて適宜変えることが
できるものである。また、上記実施例では、パン
造り調理時における自動温度切換を行なう場合に
ついて述べたが、その自動温度切換機能を通常の
オーブン調理に適用することも可能であり、この
場合にはたとえば動作点200℃の固定サーモスイ
ツチと可変サーモスイツチとを任意に選定できる
構成とすることにより、煮込み料理などにすぐれ
た効果を発揮することができる。その他、この考
案は上記実施例に限定されるものではなく、要旨
を変えない範囲で種々変形実施可能なことは勿論
である。 以上述べたようにこの考案によれば、加熱室
と、この加熱室内に設けられたヒータと、前記加
熱室内に着脱自在なホツパと、このホツパを駆動
するモータと、加熱時間を制御するタイマと、こ
のタイマの計時に伴なつて前記モータを選択的に
動作させる手段と、前記加熱室内の温度に応じて
前記ヒータへの通電を制御する一般調理用の可変
式温度調節手段と、前記加熱室内の温度に応じて
前記ヒータへの通電を制御する発酵専用および焼
上げ専用の複数の固定式温度調節手段と、一般調
理およびパン造り調理を切換設定するための調理
機能切換スイツチと、この調理機能切換スイツチ
で一般調理が設定されると前記可変式温度調節手
段を投入する手段と、前記調理機能切換スイツチ
でパン造り調理が設定されると前記タイマの計時
に伴つて前記各固定式温度調節手段のうち一つを
選択的に投入する手段とを備えたので、パン造り
に際しての動作設定および動作時間設定を人手に
よらず自動的に行なうことができ、さらに加熱室
内の温度を所望の時間にしかもパン造りに最適な
状態に自動的に切換えることができ、非常に便利
な調理器を提供することができる。
図面はこの考案の一実施例を示すもので、第1
図は外観図、第2図は内部機構を概略的に示す
図、第3図は長時間タイマの表示部およびつまみ
の構成図、第4図は長時間タイマのタイマ軸に対
して設けられたカムとスイツチの構成を示す斜視
図、第5図は制御回路の構成図である。 4……調理室(加熱室)、7,8,9……ヒー
タ、10……駆動用モータ、20……ホツパ、3
4……長時間タイマ、51,52……カム、6
1,62……スイツチ、74,75……固定サー
モスイツチ(温度調節手段)。
図は外観図、第2図は内部機構を概略的に示す
図、第3図は長時間タイマの表示部およびつまみ
の構成図、第4図は長時間タイマのタイマ軸に対
して設けられたカムとスイツチの構成を示す斜視
図、第5図は制御回路の構成図である。 4……調理室(加熱室)、7,8,9……ヒー
タ、10……駆動用モータ、20……ホツパ、3
4……長時間タイマ、51,52……カム、6
1,62……スイツチ、74,75……固定サー
モスイツチ(温度調節手段)。
Claims (1)
- 加熱室と、この加熱室内に設けられたヒータ
と、前記加熱室内に着脱自在なホツパと、このホ
ツパを駆動するモータと、加熱時間を制御するタ
イマと、このタイマの計時に伴なつて前記モータ
を選択的に動作させる手段と、前記加熱室内の温
度に応じて前記ヒータへの通電を制御する一般調
理用の可変式温度調節手段と、前記加熱室内の温
度に応じて前記ヒータへの通電を制御する発酵専
用および焼上げ専用の複数の固定式温度調節手段
と、一般調理およびパン造り調理を切換設定する
ための調理機能切換スイツチと、この調理機能切
換スイツチで一般調理が設定されると前記可変式
温度調節手段を投入する手段と、前記調理機能切
換スイツチでパン造り調理が設定されると前記タ
イマの計時に伴つて前記各固定式温度調節手段の
うち一つを選択的に投入する手段とを具備したこ
とを特徴とする調理器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980039870U JPH02102Y2 (ja) | 1980-03-26 | 1980-03-26 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980039870U JPH02102Y2 (ja) | 1980-03-26 | 1980-03-26 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56141089U JPS56141089U (ja) | 1981-10-24 |
JPH02102Y2 true JPH02102Y2 (ja) | 1990-01-05 |
Family
ID=29635302
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1980039870U Expired JPH02102Y2 (ja) | 1980-03-26 | 1980-03-26 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02102Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56102751A (en) * | 1980-01-21 | 1981-08-17 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Bread making machine |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5627725Y2 (ja) * | 1976-05-14 | 1981-07-02 | ||
JPS5649431Y2 (ja) * | 1976-12-03 | 1981-11-18 | ||
JPS5736107Y2 (ja) * | 1977-06-02 | 1982-08-10 |
-
1980
- 1980-03-26 JP JP1980039870U patent/JPH02102Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56102751A (en) * | 1980-01-21 | 1981-08-17 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Bread making machine |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56141089U (ja) | 1981-10-24 |
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