JPH02100949A - フィルム搬送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、カートリッジ内に収納されたロール状フィ
ルムを巻取部に搬送するフィルム搬送装置に関するもの
である。

（従来の技術） 従来、フィルム搬送装置は第４図、第５図に示すように
、カートリッジｌｏｔ内にロール状に収納（ステップ■
、■）したフィルムｆを、−旦矢印ａ方向に巻戻す（ス
テップ■）ことによって巻き状態を調整してから矢印す
方向に回転させてカートリッジ１０１から引出しくステ
ップ■）、搬送路１０２を介して巻取部１０３に搬送す
るように構成されている。この搬送中、フィルムｆが巻
取部１０３に到達しないとき、例えば引出手段１０４と
ガイド部材１０５の隙間Ｃにフィルムｆが挟まったよう
な場合（ステップ■）、搬送路１０２内に設けた検知手
段１０６によってこれを検知するとともに、制御回路１
０７を作動してフィルムｆを矢印ａ方向に回転してカー
トリッジ１０１内に巻戻した後、巻取部１０３に再搬送
される。この搬送回数Ｎを制御回路１０７で判定（ステ
ップ■）し、Ｎが３以下の時にはＮに「１」を加え（ス
テップ■）て再度ステップ■に戻る。そして、Ｎが３よ
り犬であるとジャム表示がなされ（ステップ■）で搬送
は終了する。

（発明が解決しようとする課題） ところが、上記搬送不良時におけるカートリッジへのフ
ィルム巻戻しは、搬送前の巻き状態調整時の逆回転の時
と同じシーケンスで行われるため、−度カートリッジか
ら導出されていた部分がある為、その巻き戻しに要する
分と、カートリッジ内でのフィルムの乱れを整える分だ
け巻きの状態の３１１１整が不十分となり、巻取部への
再搬送時に再度搬送不良を発生させる原因となっていた
。

この発明は上記問題点を解消するためのもので、搬送不
良が生じた場合の再搬送前の巻き状態の調整効果を十分
に与え、該フィルムを巻取部に再搬送する際の搬送性能
を向上させるようにしたフィルム搬送装置を提供するこ
とを目的としている。

（課題を解決するための手段） 上記目的を達成するため、この発明はカートリッジ内の
ロール状フィルムを巻戻方向に逆回転した後に巻取部に
搬送するフィルム搬送装置において、前記搬送中にフィ
ルム搬送不良が発生した場合には、フィルムを前記逆回
転時間より長い時間で逆回転してカートリッジに巻戻し
て巻き状態を整えた後、再度巻取部に搬送するように構
成したものである。

（作　用） 上記構成におけるこの発明は、搬送不良の際のカートリ
ッジへのフィルム巻戻しを兼ねた逆回転時間を、搬送前
に行う巻状態調整のための逆回転時間よりも長い時間で
行うことにより、カートリッジから引出された部分のフ
ィルムをカートリッジ内に巻き戻し、かつフィルムの巻
き状態を十分に整えることができる。

（実施例） 以下、この発明を第１図〜第３図に示す一実施例に基づ
いて説明する。

図において１はカートリッジで、該カートリッジ１内に
はフィルムＦを巻いた巻戻リール２が収納されている。

該巻戻リール２はモータＭ＋によって矢印Ａ方向に能動
的に回転できる。３はカートリッジ１の側面に設けた引
出手段で、該弓出手段３は回動自在のアーム３ａの先端
にローラ３ｂを取付けた上方手段３ｃと、ベルト３ｄを
張設した二個のローラ３ｅの一方に分離爪３ｆを設けた
下方手段３ｇとから構成され、モータＭ２によって作動
するようになっている。

４はカートリッジ１内のフィルムＦを後述する巻取部に
搬送する′搬送路で、該搬送路４はガイド坂４ａ、４ｂ
、４ｃ及びガイドローラ４ｄ　、　４ｅとから構成され
ている。

５は巻取リール等からなる巻取部で、該巻取部５はモー
タＭ３により矢印Ｃ方向に能動的に回転できる。

６は搬送路４内にＪジけた検知手段で、該検知手段６は
搬送路４内を搬送されるフィルムＦ（７）通過を検知す
るためのもので、公知の光センサ等を用いて満足するこ
とができる。

８は巻きとり部にフィルムが到達したかどうかを検知す
る検知手段である。

７はタイマーＴ１〜Ｔ３を内蔵してなる制御回路で、該
制御回路７はモータＭｌ、モータＭ２モータＭ３及び検
知手段６に接続されるとともに、検知手段６，８からの
信号（後述）によってフィルムＦの搬送回数Ｎを判断で
きるようになっている。具体的には次の動作を行う。

（ａ）モータＭ１に対しては、タイマーＴ１に設定され
た時間だけ矢印Ａ方向に回転させる逆回転信号Ｅを発信
する。またタイマーＴ３は前記逆回転時ｎＲよりも長い
時間で矢印Ａ方向に回転させる逆回転信号Ｈを発信する
。

（ｂ）モータＭ２に対しては、タイマーＴ２によるフィ
ルム引出信号Ｉが発信される。

（Ｃ）モータＭ３に対しては、巻取部５を矢印Ｃ方向に
回転させる巻取信号Ｊを発信する。

（ｄ）検知手段６．８に対しては、検知開始信号りを発
信し、検知手段６は検知開始後一定時間内にフィルムＦ
の通過を検知できないときは、制御回路７に搬送停止信
号Ｍが発信される。

次に、この発明の作用を第２図に示すフローチャートに
基づいて説明する。

まず、図示しない操作部を操作すると、制御回路７はカ
ートリッジ１の有無を判断（ステップ（１））ｌ、、搬
送回路Ｎ＝１をカウント（ステー２プ■）するとともに
、タイマーＴＩ　からモータＭ。

に逆回転信号Ｅが発信され、一定時間矢印Ａ方向に逆回
転（ステップ■）してフィルムＦの巻き状態を調整する
。次に、逆回転信号ＥがＯＦＦされて、タイマーＴ２か
らモータＭ２に引出信号工が発信され、引出手段３によ
ってフィルムＦの引出しが開始される（ステップ■）６
さらに、検知手段６，８に検知開始信号りが発信されて
検知を開始するとともに、モータＭ３に巻取信号Ｊが発
信されて巻取部５が矢印Ｃ方向に回転する。

以上のようにして、フィルムＦがカートリッジ１かも引
出されるとともに、搬送路４を介して巻取部５に搬送さ
れることにより巻取が終了するが、フィルムＦの搬送開
始後一定時間内に巻取部５に到達しない場合（ステップ
■）には、検知手段６や又は検知手段８が制御回路７に
対して搬送停止信号Ｍを発信する。すると、制御回路７
はフィルムＦの搬送回数Ｎが何回目であるかを判断しく
ステップ（Φ）、３回以下である場合にはその回数Ｎに
「ｌ」を加える（ステップ■）とともに、タイマーＴ３
が作動してモータＭｌ　に逆回転信号Ｈを発信してフィ
ルムＦを巻戻した後（ステップ（Φ）、タイマーＴ３が
０ＦＦＩ、てフィルムＦの再搬送が行われる。また、ス
テップ■において、搬送回数Ｎが３より大きい場合には
、ジャム表示がなされ（ステップ■）動作は終了するこ
ととなる。

」二記実施例において、制御回路７によって判断される
フィルムＦの搬送回数Ｎが「３」を基準としてジャム・
再搬送の二つに動作が区別されているが、これは−度フ
ィルムの搬送不良が発生ずると三回程度繰り返されるこ
とが多いため、制御回路７をそのように設定しただけで
あって、「３」に限定されることはない。

第３図のフローチャートは、この発明の他の実施例を示
す。この実施例では搬送不良発生時における逆回転時間
をステップ■の逆回転時間よりも長い時間（タイプ□−
Ｔ３’）で行い（ステップ（中）、再度搬送不良が発生
した場合にはこれよりも更に低速で逆回転させるように
構成しており、−層円滑にフィルムＦを巻戻すことがで
きる。

（発明の効果） この発明は以上のように構成されているから、カートリ
ッジ内のフィルムを巻取部へ装填する際に搬送不良が発
生した場合には、搬送前に行われるフィルムの巻状態調
整のための逆回転時間よりも長い時間でカートリッジ内
に巻戻され巻き状ｇを整えることとなる。従って、カー
トリッジ内のフィルムの巻き状態を十分に整えることか
り能となり、巻取部への再搬送性能を向上させることが
できるという優れた効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第３図はこの発明の一実施例を示し、第１図は
全体の概略図、第２図、第３図はフローチャート、第４
図、第５図は従来例を示し、第４図は全体概略図、第５
図はフローチャートである。 符　　号　　の　　説　　明 ｌ・・・カートリッジ ５・・・巻取部 Ｆ・・・フィルム

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）カートリッジ内のロール状フィルムを巻戻方向に
   逆回転した後に巻取部に搬送するフィルム搬送装置にお
   いて、前記搬送中にフィルム搬送不良が発生した場合に
   は、フィルムを一度カートリッジに巻戻した後前記逆回
   転の時間より長い時間逆回転し、再度巻取部に搬送する
   ことを特徴とするフィルム搬送装置。
2. （２）前記搬送不良発生時の低速逆回転時間が、再搬送
   回数の増加に比例して長くなる ものである請求項１記載のフィルム搬送装 置。