JPH02100529A - 光中継器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概　要〕 冗長構成を有する光中継器の改良に関し、予備発光部の
数を少なくすることができる光中継器を提供することを
目的とし、 光信号入力を電気信号に変換する上り方向および下り方
向の電気信号発生部と、上り方向および下り方向の電気
信号出力によって光出力を発生する上り方向および下り
方向の現用発光部とからなる光中継器において、予備発
光部と、上り方向の電気信号を上り方向の現用発光部ま
たは予備発光部に切り替えて入力するとともに、下り方
向の電気信号を下り方向の現用発光部または予備発光部
に切り替えて入力する第１の切替手段と、上り方向の現
用発光部または予備発光部の光出力を切り替えて上り方
向に出力するとともに、下り方向の現用発光部または予
備発光部の光出力を切り替えて下り方向に出力する第２
の切替手段とを備え、正常時には上りおよび下り方向の
現用発光部を選択するとともに、いずれかの現用発光部
の障害時にはこれに代えて予備発光部を選択するように
第１および第２の切替手段を制御する。

〔産業上の利用分野〕

本発明は光中継器の改良に係り、特に冗長構成をとる光
中継器において予備発光部の数を少くすることができる
光中継器に関するものである。

光通信において線路に設置される光中継器においては、
発光部を二重化して予備系を設ける冗長構成が一般にと
られている。

このような冗長構成をとる光中継器においては、予備発
光部の数を減少できるようにすることが要望される。

〔従来の技術〕

第５図は、光通信において線路に設置される再生中継器
の機能をブロック図によって示したものである。１０Ａ
は上り方向の光中継器、１０Ｂは下り方向の光中継器を
示し、両中継器は同一構成を有していて、図においては
中継器１０Ａについてその構成が示されている。

光信号人力は受光部１１において電気信号に変換された
のち、等化増幅部１２に入力されて所要の等化と増幅を
行われ、その出力は識別再生部１６に入力される。

一方、タイミング抽出部１４は等化増幅された入力信号
からタイミング信号（クロック）を抽出して識別再生部
１３に与える。識別再生部１３においては、このタイミ
ング信号を用いて入力信号を識別することによって信号
再生を行う。再生された信号は発光部１５に与えられ、
発光部１５は入力信号に応じて発光することによって光
信号出力を発生する。

このような光中継器は、半導体技術の進歩にょつて主要
な電気回路部分は殆どＬＳＩ化され、十分な信頼性が確
立されているが、光部品（特に発光部に用いられている
半導体レーザ）はまだ十分な実績がなく、光中継器の信
頼度設計において最も支配的な構成部品となっている。

そのため高信頼性が要求される幹線用等の中継器におい
ては予備の発光部を設け、現用の発光部が故障し１も光
スィッチによって予備発光部に切り替えられるようにし
て、信頼性の確保を図っている。

第６図は従来の光中継器における発光部の冗長構成を例
示したものであって、１５Ａ、　１５Ｂはそれぞれ現用
および予備の発光部を示し、１６は光スィッチである。

第６図の構成においては、識別再生部１３の出力は現用
発光部１５Ａ、予備発光部１５Ｂに並列に入力されるが
、正常時には光スィッチ１６が実線で示すように切り替
えられているため、現用発光部１５Ａの光出力が光信号
出力として取り出される。

この場合予備発光部１５Ｂは、コールドスタンバイの状
態に置かれている。

現用発光部１５Ａが故障したときは、図示されない制御
部は光出力レベルの低下等によってこれを検出して光ス
ィッチ１６を点線のように切り替えるとともに、予備発
光部１５Ｂを動作状態にする。

従って予備発光部１５Ｂの光出力が光信号出力として取
り出される。

〔発明が解決しようとする問題点〕

このように従来の光中継器の冗長構成においては、現用
系に対して予備系は１：１をなすように設けられている
。

これに対して将来発光部の信頼度が改善されれば、光中
継器の冗長構成は不要になることが予測されるが、その
過渡期においては過剰品質にならないような、また市場
価格にマツチした最適な冗長構成が装置に対して要求さ
れることになる。

本発明はこのような従来技術の課題を解決しようとする
ものであって、冗長構成を有する光中継器において、予
備発光部の数を少くすることが可能な光中継器を提供す
ることを目的としている。

〔課題を解決するだめの手段〕

本発明は第１図にその原理的構成を示すように、光信号
入力を電気信号ＶＣ変換する上り方向および下り方向の
電気信号発生部１，２と、上り方向および下り方向の電
気信号−力によって光出力を発生する上り方向および下
り方向の現用発光部３゜４とからなる光中継器において
、予備発光部５と、第１の切替手段６と、第２の切替手
段７とを備え、正常時には上りおよび下り方向の現用発
光部３゜４を選択するとともに、いずれかの現用発光部
の障害時にはこれに代えて予備発光部５を選択するよう
に前記第１および第２の切替手段６．７を制御スるもの
である。ここで 第１の切替手段６は、上り方向の電気信号を上り方向の
現用発光部５または予備発光部５に切り替えて入力する
とともに、下り方向の電気信号を下り方向の現用発光部
４または予備発光部５に切り替えて入力するものである
。

第２の切替手段７は、上り方向の現用発光部３または予
備発光部５の光出力を切り替えて１つ方向に出力すると
ともに、下り方向の現用発光部４または予備発光部５の
光出力を切り替えて下り方向に出力するものである。

〔作　用〕

光中継器は、基本的には上り方向および下り方向の光信
号入力を電気信号発生部１．２によってそれぞれ電気信
号に変換し、この上り方向および下り方向の電気信号出
力によって現用発光部３゜４によってそれぞれ光出力を
発生して、上り方向および下り方向に出力するものであ
る。

このような光中継器において１個の予備発光部５のみを
設ける。

そして第１の切替手段乙によって、上り方向の電気信号
を上り方向の現用発光部３−１！たは予備発光部５に切
り替えて入力するとともに、下り方向の電気信号を下り
方向の現用発光部４または予備発光部５に切り替えて入
力することができるようにし、 また第２の切替手段７によって、上り方向の現用発光部
６または予備発光部５の光出力を切り替えて上り方向に
出力するとともに、下り方向の現用発光部４または予備
発光部５の光出力を切り替えて下り方向に出力すること
ができるようにする。

そして、制御部８は切替手段６および７を制御して、正
常時には上りおよび下り方向の現用発光部３，４を選択
して動作させるようにするとともに、いずれかの現用発
光部の障害時には障害発光部に代えて予備発光部５を愚
択して動作させるようにする。

従って本発明では、光中継器において、上り下りの現用
系に対して共通の予備発光部を１つだけ設けて、切り替
えて使用できるようにしたので、予備系の数を少なくす
ることができる。

〔実施例〕

第２図は本発明の一実施例の構成を示したものであって
、第５図におけると同じ部分を同じ番号で示し、３，４
はそれぞれ上り方向および下り方向の現用発光部、５は
予備発光部、６は２×６スイツチ、７．．７．は上つ方
向および下り方向の光スィッチである。

第２図において上り方向の光４ｉ号入力は受光器１１に
加えられ、第５図について説明したようにして識別再生
部１６から上り方向の電気信号出力を生じ、同様に下り
方向の光信号入力によって下り方向の電気信号出力を生
じて、ともに２×６スイツチ６に入力される。一方、光
スイッチ７＋、７を現用発光部６，４に対して予備発光
部５が設けられ、上り方向と下り方向の共通の予備とし
て使用できるようになっている。光スイッチ７ｔ、７宜
はそれぞれ２つの入力ボートと２つの出力ボートとを有
し、その間を実線で示すパラレルモードの接続状態と点
線で示すクロスモードの接続状態とに切り替えて光信号
を通過させることができるものでるる。２×３スイツチ
６は２つの人力ボートと６つの出力ボートとを有し、そ
れぞれの出力ボートを対応する現用発光部と予備発光部
とに切り替えて接続できるものである。

制御部８は、上りまたは下り方向の光信号を介して図示
されない制御局から送られて識別再生部１５で取り出さ
れた制御用のデータに応じて、２Ｘ５スイツチ６、光ス
イッチ７１，７．に対して信号を出力して、これらの切
り替えを行わせるように制御する。

第２図において、２×６スイツチ６、光スィッチ７１　
＋　７１は正常時においては実線で示すパラレルモード
の接続状態になるように制御され、上り方向または下り
方向の現用発光部に故障を生じたときは点線で示すクロ
スモードの接続状態になるように制御される。

いま上り方向および下り方向の現用発光部がともに正常
でおったときは、上り方向における識別再生部１５の電
気信号出力は２×３スイツチ６を経て現用発光部５に加
えられ、現用発光部３の光出力によって光スイッチハ　
を経て上り方向の光信号出力を生じる。

一方、下り方向の電気信号出力は２×５スイツチ６を経
て現用発光部４に加えられ、現用発光部４の光出力によ
って光スイツチ７鵞を経て下り方向の光信号出力を生じ
る。

第３図は第２図に示された動作状態において、上り方向
の現用発光部６に障害を発生した場合の信号経路の切り
替えを説明するものである。

この場合は、上り方向の電気信号出力は２×３スイツチ
６を経て予備発光部５に加えられ、その光出力によって
光スイッチ７１．７１を経て上り方向の光信号出力を生
じる。一方、下り方向の信号経路は第２図に示す正常状
態の場合と異ならない。

第４図は、下り方向の現用発光部４に障害を発生した場
合の信号経路の切り替えを説明するものである。

この場合は、下り方向の電気信号出力は２×３スイツチ
６を経て予備発光部５に加えられ、その光出力によって
光スィッチ７！を経て下り方向の光信号出力を生じる。

一方、上り方向の信号経路は正常時と同じである。

構成を示す図である。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、冗長構成の光中継
器において、上り、下りの現用発光部に対して共通の予
備発光部を１つ設けて切り替えて使用できるようにした
ので、予備系の数を少くすることができ装置のコスト低
減を図ることが可能になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の原理的構成を示す図、第２図は本発明
の一実施例の構成を示す図、第５図は上り方向の現用発
光部障害時の信号経路を示す図、 第４図は下り方向の現用発光部障害時の信号経路を示す
図、 第５図は光通信用再生中継器の機能を示すブロック図、 第６図は従来の光中継器における発光部の冗長１．２・
・・電気信号発生部 ３．４・・・現用発光部 ５・・・予備発光部 ６・・・第１の切替手段（２×３スイツチ）７・・・第
２の切替手段 ７、．７．・・・光スィッチ １０Ａ　、　１０Ｂ・・・光中継器 １１・・・受光部 １２・・・等化増幅部 １３・・・識別再生部 １４・・・タイミング抽出部

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 　光信号入力を電気信号に変換する上り方向および下り
   方向の電気信号発生部（１）、（２）と、該上り方向お
   よび下り方向の電気信号出力によつて光出力を発生する
   上り方向および下り方向の現用発光部（３）、（４）と
   からなる光中継器において、予備発光部（５）と、 前記上り方向の電気信号を上り方向の現用発光部（３）
   または予備発光部（５）に切り替えて入力するとともに
   、前記下り方向の電気信号を下り方向の現用発光部（４
   ）または予備発光部（５）に切り替えて入力する第１の
   切替手段（６）と、 前記上り方向の現用発光部（３）または予備発光部（５
   ）の光出力を切り替えて上り方向に出力するとともに、
   前記下り方向の現用発光部（４）または予備発光部（５
   ）の光出力を切り替えて下り方向に出力する第２の切替
   手段（７）とを備え、 正常時には上りおよび下り方向の現用発光部（３）、（
   ４）を選択するとともに、いずれかの現用発光部の障害
   時にはこれに代えて予備発光部（５）を選択するように
   前記第１および第２の切替手段（６）、（７）を制御す
   ることを特徴とする光中継器。