JPH0210048Y2 - - Google Patents

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JPH0210048Y2
JPH0210048Y2 JP7861683U JP7861683U JPH0210048Y2 JP H0210048 Y2 JPH0210048 Y2 JP H0210048Y2 JP 7861683 U JP7861683 U JP 7861683U JP 7861683 U JP7861683 U JP 7861683U JP H0210048 Y2 JPH0210048 Y2 JP H0210048Y2
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pump
tank
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cab
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JP7861683U
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【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、ブルドーザ等のキヤブの窓に対して
設けたノズルに洗浄水を加圧供給するキヤブのウ
インドウオツシヤシステム装置に関するものであ
る。
〔考案の技術的背景とその問題点〕 従来のキヤブのウインドウオツシヤシステム装
置は、キヤブの下部外側に設けたタンクから1個
のベーン式揚水ポンプによつてキヤブ上部の複数
のベーン式噴射ポンプまで洗浄水を揚水し、この
揚水が完了したら、上記ベーン式揚水ポンプを停
止させるとともに各ベーン式噴射ポンプを作動さ
せ、タンクから揚水ポンプのバイパス管路を経て
洗浄水を吸上げ、ワイパを備えた複数の窓に対し
て設けた複数のノズルに洗浄水を加圧供給するよ
うにしている。
したがつて噴射ポンプを再使用するときは、噴
射ポンプの吸込側の管路に洗浄水が残留していれ
ば(揚水状態が維持されていれば)、揚水ポンプ
の作動なしで噴射ポンプを作動して洗浄水を噴射
できるが、揚水ポンプの吐出側に設けたチエツク
バルブの劣化や長時間の使用休止により上記噴射
ポンプの吸込側管路の洗浄水が下部タンクに戻つ
ている場合は、必ず揚水ポンプを作動させてから
噴射ポンプを作動させるか、または噴射ポンプを
作動させても噴射しない場合に揚水ポンプを作動
させるという揚水用の余分な操作を行う必要があ
る。しかもこの操作を行うために、揚水ポンプお
よび各噴射ポンプを駆動するためのモータの電気
回路において、揚水ポンプ用モータ専用スイツチ
が必要であり、この専用スイツチ用の電源配線、
ヒユーズまたはサーキツトブレーカも余分に必要
であるとともに、この専用スイツチを含めての設
置のためのスペースデメリツトもある。
〔考案の目的〕
本考案は、揚水ポンプ用モータ専用スイツチを
省き、ポンプ駆動用モータ回路の簡易化をはかる
とともに、スイツチの操作性の向上をはかること
を目的とする。
〔考案の概要〕
本考案のキヤブのウインドウオツシヤシステム
装置は、キヤブの下部外側に洗浄水を収容するタ
ンクを設け、このタンクに1個の揚水ポンプを設
け、この揚水ポンプによつてタンクから揚水され
た洗浄水をさらにワイパを備えた複数の窓に対し
て設けた複数のノズルに加圧供給する複数の噴射
ポンプをキヤブの上部に設け、上記揚水ポンプを
駆動する揚水ポンプ用モータと上記各噴射ポンプ
をそれぞれ駆動する複数の噴射ポンプ用モータと
を直流モータによつて形成し、上記各噴射ポンプ
用モータを、この各噴射ポンプ用モータをそれぞ
れオン、オフするスイツチとともに直流電源に対
して並列に接続し、この各噴射ポンプ用モータの
スイツチ側の端子と上記揚水ポンプ用モータの一
方の端子とをそれぞれダイオードを介して接続
し、上記揚水ポンプ用モータの他方の端子を各噴
射ポンプ用モータの他方の端子と共通の電源電極
に接続したことを特徴とする構成のものであり、
そうして、噴射ポンプ用モータのいずれかひとつ
を作動させることにより、揚水ポンプ用モータを
自動的に作動させる。
〔考案の実施例〕
以下、本考案を図面に示す実施例を参照して詳
細に説明する。
第1図に示すように、ブルドーザ1のキヤブ2
の下部外側に洗浄水を収容するメインタンク3を
設ける。
第2図に示すように、このメインタンク3の下
部に1個の遠心式揚水ポンプ4を取付け、この遠
心式揚水ポンプ4によつて、メインタンク3内の
洗浄水をシールされた通孔5を通してキヤブ内に
引込んだ可撓性チユーブ等の管路6を経て、キヤ
ブ2の上部内側に設けたサブタンク7まで揚水す
るようにし、このサブタンク7に4個の遠心式噴
射ポンプ8を設け、この各遠心式噴射ポンプ8に
よつて、サブタンク7内の洗浄水をそれぞれ可撓
性チユーブ等の管路9を経て、ワイパ10を備え
た前後左右の窓11に対して設けた4個のノズル
12にそれぞれ加圧供給するようにする。またキ
ヤブ2の下部内側にスイツチパネル13を設け、
このスイツチパネル13に4個のスイツチ14を
設ける。この各スイツチ14は、回動操作によつ
て対応するワイパ10を駆動するモータのオフ、
低速作動、高速作動の切換を行うとともに、押圧
操作によつて対応する遠心式噴射ポンプ8を駆動
するモータ(後で説明する)を作動するものであ
る。なおこのようにキヤブ2の下部外側の揚水ポ
ンプ4は1個であり、キヤブ内からキヤブ外に引
出される配線および配管は1本ずつで済むから、
キヤブ脱着に伴う配線、配管の断続も最少限で済
みその断続が容易であるとともに、キヤブ2に穿
設した配線、配管の通孔5も最少限で済みその通
孔5の防水、防音処理が容易である。
第3図および第4図は、上記メインタンク3の
下部を示し、このタンク3の下部の側面から一体
に突設した一対の保持部17によつて、上記遠心
式揚水ポンプ4を駆動するためにこの揚水ポンプ
4の上部に一体的に設けてなる揚水ポンプ用モー
タ18を嵌合保持する。このモータ18は、フエ
ライト磁石式直流モータを使用し、揚水ポンプ4
との間に水密用シール部材を介設してなり、上部
に設けた一対の端子19から駆動電力を取入れ
る。また上記遠心式揚水ポンプ4は、第5図に示
すように、メインタンク3の下部穴20にゴムシ
ール部材21を介して吸込口22を嵌合すること
により直接接続し、これにより吸込口22が常に
メインタンク内の水面より下方に位置するように
し、またこの遠心式揚水ポンプ4は、第6図に示
すように、ポンプハウジング23の内部にインペ
ラ24を外周等の間隙25を介して遊嵌し、この
インペラ24をその小孔26に挿入した上記モー
タ18の回転軸によつて回転することにより、上
記ポンプハウジング23の上側中央部の穴27か
ら吸込んだ洗浄水をインペラ24の回転による遠
心力で吐出口28に吐出し、この吐出口28に接
続した前記管路6を経て前記サブタンク7まで揚
水する。
このサブタンク7は、第7図に示すように、平
面的に見て細長く形成することにより、前記各遠
心式噴射ポンプ8を駆動するためにこのポンプ8
の上部に一体的に設けたフエライト磁石式直流モ
ータからなる噴射ポンプ用モータ31をこのサブ
タンク7と一体の保持部32間に並べて嵌着する
ことができ、かつ第8図に示すように、側面的に
見てサブタンク7の下部穴33にゴムシール部材
34を介して各噴射ポンプ8の吸込口35を直接
接続することにより、車輌が傾斜してもサブタン
ク7内の水面が各噴射ポンプ8の吸込口35より
も必ず上方に確保できるようにし、この条件を満
足すればタンク容量は小さなものでよい。なお第
7図において36は遠心式噴射ポンプ8の吐出口
であり、これに前記管路9を経てノズル12を接
続する。
第9図は第2図に対応する流体回路を示し、揚
水ポンプ4とサブタンク7との間の管路6に、洗
浄水の過剰供給を防止するための流量調整弁41
を設けるとともに、サブタンク7の上部から大気
中に抜気管42を引出し、この抜気管42の途中
部に排気量を調整する排気弁43を設ける。この
排気弁43は、ノズル12より大きな負荷をかけ
て、抜気管42からの水の噴出を防止する。
また各遠心式噴射ポンプ8の吐出側の管路9の
一部をサブタンク7内の水面よりも高く配管でき
る場合は、その高い配管部分に、上記遠心式噴射
ポンプ8の非作動時にこのポンプ8の内部のイン
ペラ間隙を経て洗浄水が自然流出するおそれを阻
止するための洗浄水流出阻止用部材として、外部
空気吸入のためのチエツクバルブ44を接続し、
そして上記噴射ポンプ8の非作動時に上記サブタ
ンク7から管路9を経てノズル12に洗浄水が自
然流出し続けるサイフオン現象を、大気中の空気
を上記チエツクバルブ44を経て管路9中に吸入
させることにより、このチエツクバルブ44の接
続部で断ち切るようにする。なお第10図に示す
ように管路9の角部に対してチエツクバルブ44
を接続するようにしてもよい。
第11図は上記各モータ18,31を駆動する
ための電気回路であり、上記各噴射ポンプ用モー
タ31を、この各噴射ポンプ用モータ31をそれ
ぞれオン、オフする前記スイツチ14とともに直
流電源45に対して並列に接続し、また各噴射ポ
ンプ用モータ31のスイツチ側の(+)端子と上
記揚水ポンプ用モータ18の(+)端子とをそれ
ぞれダイオード46を介して接続し、上記揚水ポ
ンプ用モータ18の(−)端子を各噴射ポンプ用
モータ31の(−)端子と共通の(−)電極に接
続する。このようにすると、いずれかのスイツチ
14をオンすることにより、噴射ポンプ用モータ
31のいずれかひとつが作動するとともに、揚水
ポンプ用モータ18も同時に作動し、第9図にお
いて、噴射ポンプ8がサブタンク7の洗浄水を吸
込んでノズル12から噴射する間、揚水ポンプ4
はメインタンク3から洗浄水を吸込んでサブタン
ク7に揚水する。なお電源45、各モータ18,
31および各ダイオード46の(+)(−)を逆
にしてもよい。
なお第9図に示す流体回路に設けた流量調整弁
41は、揚水ポンプ4の揚程、サブタンク7の耐
圧性、配管の配置等によつてその要否およびサイ
ズを決定すべきものである。
また揚水ポンプ4および各噴射ポンプ8は、タ
ンク3,7とそれぞれ一体の保持部17,32に
よつて嵌合保持するとともに、取付に要する部品
は、、ゴムシール部材21,34だけであり、吸
込側の配管を全く必要としない。したがつてこれ
らのポンプ4,8の交換が容易である。
さらに本考案は、従来のベーン式揚水ポンプと
複数のベーン式噴射ポンプとを分岐管を経て直接
接続するタイプの流体回路を有するウインドウオ
ツシヤシステム装置にも適用することができる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、各噴射ポンプ用モータのスイ
ツチ側の端子と揚水ポンプ用モータの一方の端子
とをそれぞれダイオードを介して接続し、上記揚
水ポンプ用モータの他方の端子を各噴射ポンプ用
モータの他方の端子と共通の電源電極に接続した
から、各噴射ポンプ用モータのいずれかひとつの
スイツチを操作してそのモータを作動させること
により、揚水ポンプ用モータを自動的に作動させ
ることができ、この揚水ポンプ用モータのスイツ
チ操作が不要であり、スイツチの操作性が向上し
た。また揚水ポンプ用モータの専用スイツチが不
要であるため、この専用スイツチ用の電源配線等
が必要でなく、専用スイツチを設置するためのス
ペースデメリツトもない。
【図面の簡単な説明】
第1図はブルドーザの側面図、第2図ないし第
11図は本考案のキヤブのウインドウオツシヤシ
ステム装置の一実施例を示すもので、第2図は全
体の斜視図、第3図は遠心式揚水ポンプの斜視
図、第4図はその底面図、第5図はその吸込口の
接続部の断面図、第6図はその遠心式ポンプの断
面図、第7図はサブタンクの平断面図、第8図は
その側断面図、第9図は全体の流体回路図、第1
0図は第9図の一部分の変形例、第11図はポン
プ用モータの電気回路図である。 2……キヤブ、3……タンク、4……揚水ポン
プ、8……噴射ポンプ、10……ワイパ、11…
…窓、12……ノズル、14……スイツチ、18
……揚水ポンプ用モータ、31……噴射ポンプ用
モータ、45……直流電源、46……ダイオー
ド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. キヤブの下部外側に洗浄水を収容するタンクを
    設け、このタンクに1個の揚水ポンプを設け、こ
    の揚水ポンプによつてタンクから揚水された洗浄
    水をさらにワイパを備えた複数の窓に対して設け
    た複数のノズルに加圧供給する複数の噴射ポンプ
    をキヤブの上部に設け、上記揚水ポンプを駆動す
    る揚水ポンプ用モータと上記各噴射ポンプをそれ
    ぞれ駆動する複数の噴射ポンプ用モータとを直流
    モータによつて形成し、上記各噴射ポンプ用モー
    タを、この各噴射ポンプ用モータをそれぞれオ
    ン、オフするスイツチとともに直流電源に対して
    並列に接続し、この各噴射ポンプ用モータのスイ
    ツチ側の端子と上記揚水ポンプ用モータの一方の
    端子とをそれぞれダイオードを介して接続し、上
    記揚水ポンプ用モータの他方の端子を各噴射ポン
    プ用モータの他方の端子と共通の電源電極に接続
    したことを特徴とするキヤブのウインドウオツシ
    ヤシステム装置。
JP7861683U 1983-05-25 1983-05-25 キヤブのウインドウオツシヤシステム装置 Granted JPS59182449U (ja)

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JP7861683U JPS59182449U (ja) 1983-05-25 1983-05-25 キヤブのウインドウオツシヤシステム装置

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JP7861683U JPS59182449U (ja) 1983-05-25 1983-05-25 キヤブのウインドウオツシヤシステム装置

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Publication Number Publication Date
JPS59182449U JPS59182449U (ja) 1984-12-05
JPH0210048Y2 true JPH0210048Y2 (ja) 1990-03-13

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JP7861683U Granted JPS59182449U (ja) 1983-05-25 1983-05-25 キヤブのウインドウオツシヤシステム装置

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010105567A (ja) * 2008-10-30 2010-05-13 Sumitomo (Shi) Construction Machinery Co Ltd 建設機械のワイパー操作装置
JP6639991B2 (ja) * 2016-03-29 2020-02-05 住友建機株式会社 ショベル
JP6336685B1 (ja) * 2017-07-20 2018-06-06 株式会社小松製作所 作業車両のキャブ及び作業車両

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JPS59182449U (ja) 1984-12-05

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