JPH0210001Y2 - - Google Patents

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JPH0210001Y2
JPH0210001Y2 JP19346484U JP19346484U JPH0210001Y2 JP H0210001 Y2 JPH0210001 Y2 JP H0210001Y2 JP 19346484 U JP19346484 U JP 19346484U JP 19346484 U JP19346484 U JP 19346484U JP H0210001 Y2 JPH0210001 Y2 JP H0210001Y2
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piston rod
locking member
nut
protruding end
damping force
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は減衰力調整式油圧緩衝器に関し、特に
該緩衝器のピストンロツドの突出端に減衰力調整
用アクチユエータを固定する固定構造の改良に関
する。
〔従来の技術〕
油圧緩衝器のピストンロツドの突出端に減衰力
調整用アクチユエータを固定する固定構造とし
て、例えば実開昭59−110212号公報(以下、先行
技術という)に記載のものが知られている。
上記先行技術では、第3図に示すように、ピス
トンロツド1の突出端1Aが車両のボデー2の孔
2A内に挿通され、該突出端1Aにクツシヨン部
材3と減衰力調整用アクチユエータ4のブラケツ
ト5とを挿通し、この上から該突出端1Aにナツ
ト6を螺着してピストンロツド1を車両のボデー
2に固定すると共に、こうして固定されたブラケ
ツト5に減衰力調整用アクチユエータ4をねじ
7,7で固定している。
しかし、先行技術では、ブラケツト5が有底筒
状に形成されており、該ブラケツト5の底部の孔
5Aを介してブラケツト5内に突出する前記ピス
トンロツド1の突出端1Aにナツト6を螺着する
ようにしているから、該ナツト6の螺着作業は該
ブラケツト5の上方から工具をブラケツト5内に
挿入し、該工具によつて前記ナツト6を回転させ
るようにしなければならず、比較的難かしい作業
になるという欠点がある。また、油圧緩衝器本体
の交換を行う際には、前記ねじ7,7を取外して
前記減衰力調整用アクチユエータ4を取外した
後、前記工具をブラケツト5内に挿入してナツト
6の取外し作業を行わなければならず、該アクチ
ユエータ4の取付け、取外し作業に手間がかかる
上に、該ナツト6の取付け、取外し作業にも手間
がかかり、作業能率が低下してしまうという欠点
がある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案は上述した先行技術の各欠点に鑑みなさ
れたもので、本考案が解決しようとする問題点
は、ピストンロツドの突出端を車両のボデーに固
定するためのナツトの螺着作業を簡単化できる一
方、油圧緩衝器本体の交換時においても、減衰力
調整用アクチユエータの取付け、取外し作業およ
び前記ナツトの取付け、取外し作業を簡単化で
き、作業能率を向上させることのできる減衰力調
整式油圧緩衝器を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上述した問題点を解決するために本考案が採用
する構成は、シリンダから突出したピストンロツ
ドと、該ピストンロツドの突出端を車両のボデー
に取付けるために該突出端に設けられたクツシヨ
ン部材と、該クツシヨン部材の上面側に配設さ
れ、相互に径方向で対向するように内向きに屈曲
された一対の爪部を有する係止部材と、該係止部
材を介してクツシヨン部材を締着するため、ピス
トンロツドの突出端に螺着されたナツトと、減衰
力調整用アクチユエータが取付けられ、前記係止
部材の各爪部によつて軸方向および回転方向に位
置決めされる被係止部材とからなる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を第1図及び第2図に
基づいて説明する。
図において、11は図示しないシリンダから一
端側が突出しているピストンロツドで、該ピスト
ンロツド11の突出端11Aには、肩部11Bと
該肩部11Bから上方に伸長する小径部11Cと
該小径部11Cの先端に形成されたおねじ部11
Dとが設けられており、該小径部11Cとおねじ
部11Dとの間には一側面が面取りされた後述の
係止部材を廻り止めするための嵌合部11Eが設
けられている。12は前記ピストンロツド11の
小径部11Cに圧入等の手段で嵌着され、肩部1
1B上に載置されたキヤツプで、該キヤツプ12
の周面上には、前記シリンダおよびピストンロツ
ド11を保護するための外筒13が溶接等の手段
で固着されている。14はキヤツプ12と同様に
小径部11Cに嵌着されたワツシヤ、15は該小
径部11Cに挿通され該ワツシヤ14上に配置さ
れたクツシヨン部材、16は車両のボデーで、該
ボデー16にはピストンロツド11の突出端11
Aが挿通される孔16Aが穿設されている。17
は前記ボデー16の孔16Aから上方に突出する
ピストンロツド11の小径部11Cに挿通され該
ボデー16上に配置されたクツシヨン部材であ
る。
18は該クツシヨン部材17の上面側に配設さ
れた係止部材で、該係止部材18は該クツシヨン
部材17の上面側を保持するために凹湾曲状に形
成された保持部18Aと、該保持部18Aの径方
向で対向する端部から外方向に突出し、それぞれ
U字状に屈曲された一対の爪部18B,18Bと
からなり、該各爪部18Bの先端は該保持部18
Aの上方で径方向内向きに伸長し相互に所定間隔
をおいて対向すると共に、該保持部18Aの周囲
に比較的広い空間が規定されるように形成されて
いる。一方、該保持部18Aの中央には略D字状
の嵌合穴19が穿設されており、該嵌合穴19内
に前記ピストンロツド11の嵌合部11Eが嵌着
され係止部材18の廻り止めが行われるようにな
つている。
20は前記係止部材18の保持部18A上に載
置された円形の板ばね、21はピストンロツド1
1のおねじ部11Dに螺着され、該板ばね20上
に締着されるナツトで、該ナツト21を図示しな
いスパナ等の工具で締着することによつて、ピス
トンロツド11の肩部11Bと該ナツト21との
間で、前記ワツシヤ14および係止部材18を介
してクツシヨン部材15,17を車両のボデー1
6に強く押し付け、ピストンロツド11の突出端
11Aを該ボデー16に固定している。
22は前記係止部材18上に係止され、後述の
減衰力調整用アクチユエータ25を支持するため
の被係止部材としてのリテーナで、該リテーナ2
2は筒状部22Aと該筒状部22Aの上端から径
方向に対向して伸長する一対のフランジ部22
B,22Bとからなり、該筒状部22Aには該各
フランジ部22Bとは90度ずれた位置で軸方向に
伸長する一対の嵌合溝23,23が設けられてお
り、該各嵌合溝23の下端には突起24,24が
突設され、該各突起24の下端に逆テーパ状の傾
斜面24A,24Aが設けられている。なお、第
1図中では説明の都合上、各フランジ部22Bを
90度だけずらした位置に図示している。
そして、該リテーナ22を前記係止部材18に
係止させるには、係止部材18の各爪部18Bが
リテーナ22の各嵌合溝23内に嵌着されかつ各
突起24上に係止部するように該リテーナ22を
各爪部18B上に上方から押し込めば良い。これ
によつて各爪部18Bは各突起24の傾斜面24
Aによつて案内され該各突起24上に係止するよ
うになり、該リテーナ22は係止部材18によつ
て軸方向および回転方向に位置決めされる。一
方、この状態では該リテーナ22の筒状部22A
の下端が、前記ナツト21と係止部材18との間
で挟持された板ばね20を押圧し、該板ばね20
を下向きに湾曲させ、該板ばね20の弾性力によ
つて該リテーナ22は上向きに付勢された状態に
おかれる。
25は該リテーナ22上に載置されねじ26,
26によつて該リテーナ22に固定された減衰力
調整用アクチユエータで、該アクチユエータ25
の出力軸25Aはピストンロツド11の軸方向の
挿通孔11F内に挿入され、該挿通孔11F内で
調整ロツド27の先端に着脱自在に連結されてい
る。28は該アクチユエータ25の下面に爪片2
8A,28A・・を介して固定された底板であ
る。
以上の通り構成される減衰力調整式油圧緩衝器
では、減衰力調整用アクチユエータ25によつて
出力軸25Aを回転させ、該出力軸25Aに連結
された調整ロツド27を介して、図示しないバル
ブを回転させることにより、当該緩衝器の減衰力
を調整するようになつている。
ところで、当該緩衝器の組立時において、ナツ
ト21をピストンロツド11のおねじ部11Dに
螺着させる場合、スパナ等の工具をナツト21に
係合させてナツト21を回転させ、該ナツト21
を板ばね20を介して係止部材18上に螺着させ
ているが、該係止部材18の一対の爪部18B,
18Bは相互に径方向に所定の間隔をおいて対向
するように突設され、各爪部18B間には比較的
広い空間が設定されているから、該空間を介して
スパナ等の工具でナツト21を回転させることが
でき、該ナツト21の螺着作業は比較的簡単に行
うことができる。
さらに、油圧緩衝器本体を交換する際には、係
止部材18の各爪部18Bを相互に離隔させるよ
うに外方向に引張れば、各爪部18Bと前記リテ
ーナ22の各突起24との係止状態を解除するこ
とができ、該リテーナ22とアクチユエータ25
とを一体的に簡単に取外すことができる。そして
ナツト21の取外しは組立時と同様に係止部材1
8の各爪部18B間の空間を介して行えば良く、
ナツト21は簡単に取外すことができる。また、
油圧緩衝器本体を交換した後、リテーナ22とア
クチユエータ25とを係止部材18上に取付ける
には、該リテーナ22の各嵌合溝23内に該係止
部材18の各爪部18Bが嵌入するように当該リ
テーナ22とアクチユエータ25とを上方から押
し込めば良く、これによつて各爪部18Bは各突
起24の傾斜面24Aによつて案内され各突起2
4上に係止され、再び第1図に示す組立状態にす
ることができる。
なお、前記実施例では、リテーナ22の筒状部
22Aに嵌合溝23を設け、該嵌合溝23の下端
に突起24を設けたが、これに替え、該筒状部2
2Aに係止部材18の各爪部18Bの先端部に対
応する形状の嵌着溝または嵌着穴を設け、該嵌着
溝または嵌着穴に各爪部18Bが嵌着されること
により該リテーナ21が軸方向および回転方向に
位置決めされるようにしてもよい。この場合、前
記嵌着溝または嵌着穴に各爪部18Bを案内する
ための案内面をリテーナ22の筒状部22Aに適
宜設けてもよく、また板ばね20は省略してもよ
い。
〔考案の効果〕
以上詳述した通り、本考案によれば、相互に径
方向で対向するように内向きに屈曲された一対の
爪部を有する係止部材を、ピストンロツドの突出
端に螺着されるナツトによつて締着すると共に、
減衰力調整用アクチユエータが設けられる被係止
部材を前記係止部材の各爪部によつて軸方向およ
び回転方向に位置決めしたから、前記ナツトを締
着する際、前記一対の爪部間にスパナ等の工具を
挿入してナツトを回転させることができ、該ナツ
トを簡単に螺着させることができ、一方、油圧緩
衝器本体の交換時においても、前記一対の爪部を
外方向に引張つて各爪部による被係止部材の位置
決め状態を解除すれば前記アクチユエータを簡単
に取外すことができ、該アクチユエータおよびナ
ツトの取付け、取外し作業を簡単化でき、作業能
率を向上化できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す縦断面図、第
2図は第1図中に示す係止部材、板ばね、ナツ
ト、リテーナおよびアクチユエータの組立状態を
示した斜視図、第3図は従来技術を示す要部縦断
面図である。 11……ピストンロツド、11A……突出端、
16……ボデー、17……クツシヨン部材、18
……係止部材、18B……爪部、21……ナツ
ト、22……リテーナ、25……減衰力調整用ア
クチユエータ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シリンダから突出したピストンロツドと、該ピ
    ストンロツドの突出端を車両のボデーに取付ける
    ために該突出端に設けられたクツシヨン部材と、
    該クツシヨン部材の上面側に配設され、相互に径
    方向で対向するように内向きに屈曲された一対の
    爪部を有する係止部材と、該係止部材を介してク
    ツシヨン部材を締着するため、ピストンロツドの
    突出端に螺着されたナツトと、減衰力調整用アク
    チユエータが取付けられ、前記係止部材の各爪部
    によつて軸方向および回転方向に位置決めされる
    被係止部材とから構成してなる減衰力調整式油圧
    緩衝器。
JP19346484U 1984-12-20 1984-12-20 Expired JPH0210001Y2 (ja)

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JP19346484U JPH0210001Y2 (ja) 1984-12-20 1984-12-20
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JPH0522661Y2 (ja) * 1988-03-07 1993-06-10
JPH0522662Y2 (ja) * 1988-03-17 1993-06-10

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