JPH0198631A - ポリシロキサンの製造方法 - Google Patents

ポリシロキサンの製造方法

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JPH0198631A
JPH0198631A JP25461987A JP25461987A JPH0198631A JP H0198631 A JPH0198631 A JP H0198631A JP 25461987 A JP25461987 A JP 25461987A JP 25461987 A JP25461987 A JP 25461987A JP H0198631 A JPH0198631 A JP H0198631A
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阿久津 義徳
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佐保 貴浩
Nobumasa Otake
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は分子量及び分子量分布の制御されな片末端にの
みシラノール基を右ザる直鎖状のポリシロキサンの低コ
ストで新規な製造方法にntlする。
〔従来の技術〕
分子間及び分子量分布の1IlII11された、片末端
にのみ官能基を有する直鎖状のポリシロキサンを製造す
るに当たっては、通常のポリシロキサン製造法である有
機ジクロロシランの加水分解や環状ポリシロキサンと末
端停止剤との平衡化反応は分子量の制御が困難であるこ
と、狭い分子は分布の6のが得られにくいこと、片末端
にのみ官能基を結合させるのが困難であること等の理由
により採用できない。従って従来よりアルカリ金属のト
リオルガノシラル−トを開始剤として環状ポリシロキサ
ンを7ニオン重合し、片末端がアルカリ金属シラル−ト
であるポリシロキサン、いわゆるリビングポリマーを得
、これと有機官能性のクロロシラン化合物とを反応させ
て片末端に官能基を導入する方法が採用されて来た。
そして、この片末端がアルカリ金属シラル−トであるポ
リシロキサンを得る方法としては、例えば■特開昭59
−78236号公報に記載のようなりチウムトリアルキ
ルシラル−トを開始剤とする方法や、■特開昭61−2
75.329号公報に記載のようなナトリウムトリアル
キルシラル−トを開始剤とする方法が知られている。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明によって得られる分子間及び分子聞分布の制御さ
れた、片末端にのみシラノール基を有する直鎖状のポリ
シロキサンは、前記の片末端にアルカリ金属シラノ−ル
基を有するポリシロキサンを有機酸もしくは無機酸の存
在下で加水分解することによっても得られる。
しかしながら、これらの従来技術の内■の方法の場合は
、リチウム化合物が取扱に注意を要する危険な化合物で
あり、且つ高価であるので、使用量をできるだけ少口と
することが要請される。即ち通常の場合トリアルキルシ
ラノールとブチルリチウムとを反応させてリチウムトリ
アルキルシラノートを前工程にて製造する必要があると
いう問題があり、更にブチルリチウムが高価な原料であ
るにもかかわらず、製品ポリシロキサンの分子間を小さ
くする程、ブチルリチウムの使用Mが増大し、原料費の
増大を1Gいてしまうという問題点がある。
また■の方法の場合にも、開始剤がトリアルキルシラノ
ールと金属ナトリウムとから合成できるため、コスト的
には■の方法程は問題にならないにしても、取扱に特別
の注意を要する金属ナトリウムを大間に用いなければな
らないこと、ナトリウムシラル−トを製造するための萌
工程が必要であること等の問題点がある。
なおその上、前記■、■いずれの場合も、片末端のアル
カリ金属シラル−トを加水分解してシラノールとする時
に、(qられるシラノール基が更に脱水縮合してしまい
易く、これを防止する手段を必要とするという問題点も
ある。
本発明は以上のような従来技術の問題点を解消し、分子
鎖及び分子は分布の制御された、片末端のみにシラノー
ル基を有する直鎖状のポリシロキサンを安価に製造する
方法を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明者等は、前記の目的を達成するため鋭意研究を行
なった結果、微量のリチウム系触媒の存在下にトリオル
ガノシラノールを開始剤として環状ポリシロキサンをア
ニオン重合することにより片末端にのみシラノール基を
有する直鎮状のポリシロキサンを得ることができること
、しかも得られる該直鎖状ポリシロキサンの分子量及び
分子聞分布を従来のリビング重合法と同等に制御できる
という従来知られていなかった事実を見出して本発明を
完成した。
即ち本発明はトリオルガノシラノールを開始剤とし、微
■のリチウム系触媒の存在下、環状ポリシロキリンを7
ニオン重合さヒることを特徴とする直鎖状片末端シラノ
ール変性ポリシロキサンの製造方法である。更に具体的
には下記一般式〔A〕で表わされるトリオルガノシラノ
ールを開始剤と゛し、微量のリチウム系触媒の6在下、
一般式〔B〕で表わされる環状ポリシロキサンを活性水
素を有しない極性溶媒中でアニオン重合させることを特
徴とする一般式〔C〕で表わされるポリシロキサンの製
造方法である。
R’−8i−OR・・・ (A) 畷 (Sin)p       ・・・CB)R2R3 R’  −8iO−(Sin)   −H・・・〔C〕
R2R4 〔但し、R1は炭素数1〜4のアルキル基、ビニル基、
フェニル基、C,F211C2H4−塁(m=1〜10
)、スチリル塁、もしくはメタクリロキシプロピル基、
R2はメチル基、エチル基、もしくはフェニル基、R3
はメチル基もしくはフェニル基、R4はメチル基、フェ
ニル基もしくはClF2l1+IC21−14−M (
m= 1〜10 )であり、pは3または4、nは3〜
400である。〕本発明において、一般式〔A〕で表わ
されるトリオルガノシラノールはモノクロルシランを加
水分解することにより青られ、特公昭46−86904
公報、特公昭61−51598号公報、特公昭60−2
3385号公報、特願昭62−6069ON、の方法に
よることができる、このトリオルガノシラノールとして
は、トリメチルシラノール、トリエチルシラノール、ト
リフェニルシラノール、メタクリロキシプロピルジメチ
ルシラノール、ビニルジメチルシラノール、スブリルジ
メチルシラノール、もしくはトリデカフルオロヘキシル
エチルジメチルシラノール等を用いることが出来る。
また一般式CB)で表わされる環状ポリシロキサン(以
下[環状体]と称する)は、ジクロールシランを加水分
解し、この加水分解後蒸溜することにより目的とする環
状体を得る。この環状体としては、ヘキサメチルシクロ
トリシロキサン(以下、「D3」と略称する)、オクタ
メチルシクロテトラシロキサン(以下、「D4」と略称
する)、ヘキサフェニルシクロトリシロキサン、オクタ
メチルシクロテトラシロキサン、トリス(1−リフルオ
ロプロピル)トリメチルシクロトリシロキサン、もしく
はテトラキス(トリフルオロプロピル)テトラメチルシ
クロテトラシロキサン等を挙げることが出来るが、これ
らの内D3及びD4が好ましく、中でもD3が特に好ま
しい。
リチウム系触媒としては金属リチウム、ブチルリチウム
、水酸化リチウム、もしくは下記一般式で表わされるリ
チウムトリオルガノシラル−ト等を挙げることができこ
のリチウムオルガノシラル−トとしては下記の一般式の
化合物を挙げることができる。またこれらの2種以上を
混合物として用いることもできる。このリチウムオルガ
ノシラル−トはブチルリチウムとトリオルガノシラール
を反応させることにより得られる。
R’−8t−OLi        ・・・(D)〔但
し、R1は炭素数1〜4のアルキル基、ビニル基、フェ
ニル基、CF   CH−基(m121m÷1 2 4 =1〜10)、スチリル基、もしくはメタクリ[]キシ
プロピル基、R2はメチル基、エチル基、ししくはフェ
ニル基である。〕 これらのリチウム系触媒以外のもの、例えば他のアルカ
リ金属系化合物は、目的とする直鎖状片末端シラノール
変性ポリシロキサンの収率が低く触媒として採用できな
い。
このリチウム系触媒の使用量は重合開始剤であるトリオ
ルガノシラノールに対して、0.1〜2.0モル%の範
囲であることが望ましく、特に0.5〜1.0モル%の
範囲が好ましい。
下限値の0.1モル%未満では、重合速度が遅くなり、
上限値の2.0モル%を超える量を用いても、更に良い
結果が得られるわけでなく、効果は飽和し、経済的でな
い。
本発明においては、片末端にのみシラノール基を有する
直鎖状のポリシロキサン(以下、「片末端シラノール変
性ボリシ0キサン」と称する)の重合度は、開始剤と環
状体とのモル比により自由に調節されるが、同始剤/環
状体のモル比の値の範囲は0.01〜1とすることが好
ましい。この範囲外のモル比であっても!1造できない
わけではなく、例えば本発明の目的とするところではな
いが、一般式〔C〕におけるnの値が3未満のものを得
たε)場合には該モル比を1を超える値に設定すれば良
いのであるが、この場合には分子量分布の制御に難点が
あり、好ましい分子量分布のものが得られ難い。
また該モル比を0.01未満に設定した場合も分子量及
び分子量分布の制御に難点が生じるが、これは触媒の反
応系中における11度が相対的に減少して重合速度が遅
くなる他、微ごの残存水分の影響を受感プ易くなるため
であろうとも推定される。
また本発明の重合に際して用いる溶媒としては活性水素
を有しない極性溶媒が望ましく、その活性水素を有しな
い極性溶媒としては、テトラヒドロフラン、1.4−ジ
オキサン、エチレングリコールジメチルエーテル、ジエ
チレングリコールジメチルエーテル、ジメチルホルムア
ミド、ジメチルスルホキシドが好適であり、これらの2
種以上の混合物を用いることもできる。これらの中でも
、テトラヒドロフランが特に好ましい。活杆水素を有す
る溶媒では重合反応が阻害され、非極性溶媒の場合には
全くといって良いほど重合反応が進まない。
次に重合反応に関するこの他の条件について説明する。
先ず反応に用いる諸原料は乾燥して含有水分を除去した
ものであることが肝要であり、この条件が満たされてい
ない場合は目的の製品を得ることが難しくなる。乾燥窒
素もしくは乾燥アルゴン等で系をシールして、乾燥雰囲
気とすることも必要である。
反応温度は0〜30℃の範囲が良く、特に15〜25℃
が好ましい。
0℃以下では重合速麿がぼくなり、30℃を超えると生
成した片末端シラノール変性ポリシロキサンの分子量分
布が広くなり易い。
反応時間は反応温度によって異なるが、D3が約95%
間貸された時点で重合反応を停止するのが好ましく、1
5〜25℃の場合、はぼ10〜20時間の範囲となる。
これ以上、長く重合させると分子量分布が広くなるので
好ましくない。
重合反応を停止するには、酢酸、炭酸ガス等の停止剤を
用いる。停止剤の使用量は前記の触媒の使用的と当聞か
もしくはそれ以上とする。反応停止に際しての温度は重
合混成をそのまま維持すれば良く、反応時間は30分・
〜1時間程度で十分である。
以上のようにして、分散度1.1〜1.2と分子量分布
の非常によく制御された片末端シラノール変性ポリシロ
キサンを、希望する分子量で(9ることができる。
このようにして得られた片末端シラノール変性ポリシロ
キサンは、有機塩基の存在下で各種のクロロシランと反
応さゼることにより、シラノール基以外の種々の官能基
をシラノール基に代えて導入することが出来る。この時
、該有機塩基としてはトリエチルアミン、トリブチルア
ミン等の3級アミンまたはピリジンが好ましく。その使
用量は用いるクロロシランに対して当量比1.1〜1.
5倍モルが好ましい。
クロロシランの量は片末端シラノール変性ポリシロキサ
ン1分子に対する当量比で、モノクロロシランの場合1
.1〜1.2倍モル、ジクロロシランの場合0.5〜0
.6倍モル、またトリクロロシランの場合で0.33〜
0.34倍モル用いれば良い。反応溶媒はヘキサン、各
種エーテル類、或いは無溶媒でも良く、反応温度20〜
40℃、反応時間3〜5時間であればよい。
また片末端シラノール変性ポリシロキサンの重合反応を
有機塩基の存在下、種々のクロロシランで停止さゼるこ
とによってもシラノール基以外の官能1;(をシラノー
ル基に代えて導入することが出来る。
この時の反応条件は溶媒と反応温度をアニオン重合の条
件と同じにする他は、前記の片末端シラノール変性ポリ
シロキサンとクロロシラン類との反応の場合と同じでよ
い。
以上のようにして、片末端のみに反応性の官能基を右す
るポリシロキサンや両末端に異種の反応性官能基を有す
るポリシロキサンを容易に、しかも安価に製造すること
が出来るようになった。
このようにして19られる反応性官能基を有する種々の
直鎖状ポリシロキサンはマクロ七ツマ−とじて、グラフ
トポリマーの原料に用いられ、枝の数及び枝の長さが制
御され、架橋がなく、枝または幹成分のホモポリマーを
含まないグラフトポリマーを与えることが出来る。これ
らのグラフトポリマーは基材ポリマーに添加することに
より、シリコーンの界面特性がもたらす効果として、そ
の表面を櫟水性、低摩擦性等の種々の特性において改質
することが出来る。またガス透過性、抗血栓性などの機
能も付与することが出来る。
(実施例) 以下に実施例及び参考例を挙げて本発明をより具体的に
説明するが、本発明はこの実施例によって何等限定され
るものではない。
(実施例−1) α位がトリメチルシリル基で、ω位がシラノール基であ
る直鎖状のボリシロキ畳ナンの製造。
D32109 (0,946モル)、無水テトラヒドロ
フラン250Id1トリメチルシラノール13.3g(
0,148モル)をN2気流下でフラスコに仕込み、プ
チルリヂウムヘギ丈ン溶液(1,6モル/j)1mを添
加し、20℃で17時Ii1重合させた。次に酢酸0.
1gを加え、約30分攪拌して反応を停止した。
生成したリチウムの酢I!塩を水洗により除き、有I1
層を無水芒硝を用いて乾燥した。次にエバポレーターに
より溶媒を除いた優、減圧蒸留によりオリゴマーを溜去
して、目的とする片末端シラノール変性の直鎖状ポリシ
ロキサンを得た。この時、減圧蒸留によって除かれたオ
リゴマーの1は10びであった。
得られたポリシロキサンについて分子量(GPC法、ポ
リスチレン換llff1)及びOH基を分析した結果は
下記の如くであり、分子量及び分子量分布が非常に良く
制御されていることが判る。
M、     :1.620 Mo   :1.500(計算値1.440)M  /
M  :1.1 n (分散度) OH基 :1.18重量%(計算(11,18)(実施
例−2) α位がメタクリロキシプロピルジメチルシリル基で、ω
位がシラノール基の直鎖状ポリシロキサンの製造。
メタクリロキシプロピルジメチルシラノール(4,95
X10−2モル)及び乾燥テトラヒドロ7ラン15Id
を窒素気流下でフラスコに仕込み、ブチルリチウムヘキ
サン溶液(1,6モル/fJ )30μmを加え、20
℃で15時間反応させた後、酢i!10#iFを加えて
反応を停止した。
実施例−1と同様に後処理を行なってα位にメタクリロ
キシプロピルジメチルシリル基、ω位にシラノール基を
有する直鎖状ポリシロキサン11.4SFを得た。
得られたポリシロキサンについて分子t(GPC法、ポ
リスチレン換算値)及びOH基を分析した結果は次に示
す如くであり、分子は及び分子量分布が非常に良く制御
されていることが判る。
M、     :2.620 Mo   :2.380(計算値2.320)M   
/M   :1.I n (分散度) OH基  :0.72重量%(計算値0.73)(参考
例) 片末端に5i−Hitを有するポリシロキサンの製造。
実施例−1で製造した片末端シラノール変性ポリシロキ
サン144gを乾燥テトラヒドロフラン100−に溶解
し、トリエチルアミン12gを加え、窒素気流下でトリ
クロロシラン4.59を約10分かけて滴下した後、5
時間攪拌して反応させた。
実施例−1と同様に後処理を行なって、片末端に5i−
H基を有する分岐型ポリシロキサン1499を得た。
得られたポリシロキサンについて分子量(GPC法、ポ
リスチレン換算値)及び日当量を分析した結果は下記の
如くであり、分子量及び分子量分布が非常に良く制御さ
れていることが判る。
M、     :5.440 M、     :4.400(ftltl(fi4.3
50)M  /M  :1.23 n (分散度) 日当ffi   :4.350  <g1モル−H)(
注)計算値−1,439x3+28 (S i )+1
 (H)−4,,346 (発明の効果) 本発明の第1の効果は、開始剤がトリオルガノシラノー
ルでよいため、リチウムトリオルガノシラル−トをa製
するための工程を省略できることである。
これはリチウム化合物がその取扱に注意を要する危険な
化合物であることを考えると、その使用量が微量でよい
ことと相まって、安価でしかも安全にポリシロキサンを
製造できることであって大きな効果であると言える。
第2の効果はリチウム系化合物の使用mが従来のリビン
グ重合法に比べて1150以下でよいことである。この
ことはリチウム化合物が高価であることを考えるとき絶
大な経済効果をもたらすものである。即ち本発明によっ
て、従来のりピングポリマーより導かれる方法と比べて
、はるかに安価に片末端変性ポリシロキサンを製造する
ことが出来るようになったのであり、これによって活性
水素を有する一般合成樹脂の表面物性改質が安価に出来
ることになり、経済性の点で実施できなかった用途に対
しても応用することが可能となったのである。
第3の効果は、片末端がシラノール基であるボリシロキ
凭ンを直接!j′Fiできるので、後工程の加水分解工
程を必要としないことである。
・この工程を省略できることは設備投資額が少なくてよ
い経済効果の他、アルキル金属シラル−トを加水分解す
る場合にくらべて、シラノールの脱水綜合反応をともな
わない点で;収率的に優位である経済効果をもたらすこ
とになる。
出願人代理人  藤  本  傅  光手材6ネ市正書 昭和62年12月J 日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、トリオルガノシラノールを開始剤とし、微量のリチ
    ウム系触媒の存在下、環状ポリシロキサンをアニオン重
    合させることを特徴とする直鎖状片末端シラノール変性
    ポリシロキサンの製造方法。 2、下記一般式〔A〕で表わされるトリオルガノシラノ
    ールを開始剤とし、微量のリチウム系触媒の存在下、一
    般式〔B〕で表わされる環状ポリシロキサンを活性水素
    を有しない極性溶媒中でアニオン重合させることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の一般式〔C〕で表わ
    されるポリシロキサンの製造方法。 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・〔A〕 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・〔B〕 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・〔C〕 〔但し、R^1は炭素数1〜4のアルキル基、ビニル基
    、フェニル基、C_mF_2_m_+_1C_2H_4
    −基(m=1〜10)、スチリル基、もしくはメタクリ
    ロキシプロピル基、R^2はメチル基、エチル基、もし
    くはフェニル基、R^3はメチル基もしくはフェニル基
    、R^4はメチル基、フェニル基もしくはC_mF_2
    _m_+_1C_2H_4−基(m=1〜10)であり
    、pは3または4、nは3〜400である。〕 3、リチウム系触媒が金属リチウム、ブチルリチウム、
    水酸化リチウム、下記一般式で表わされるリチウムトリ
    オルガノシラノレート、もしくはこれらの2種以上の混
    合物であることを特徴とする特許請求の範囲第1項又は
    第2項に記載のポリシロキサンの製造方法。 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・〔D〕 〔但し、R^1、R^2は特許請求の範囲第1項と同じ
    基を示す。〕 4、リチウム系触媒の使用量が開始剤のトリオルガノシ
    ラノールに対し0.1〜2.0モル%であることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項ないし第3項のいずれかに
    記載のポリシロキサンの製造方法。 5、活性水素を有しない極性溶媒としてテトラヒドロフ
    ラン、1,4−ジオキサン、エチレングリコールジメチ
    ルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、
    ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシドもしくは
    これらの2種以上の混合物を用いることを特徴とする特
    許請求の範囲第2項ないし第4項のいずれかに記載のポ
    リシロキサンの製造方法。
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