JPH0195879A - ステンレス鋼の潜弧溶接方法 - Google Patents
ステンレス鋼の潜弧溶接方法Info
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- JPH0195879A JPH0195879A JP25245987A JP25245987A JPH0195879A JP H0195879 A JPH0195879 A JP H0195879A JP 25245987 A JP25245987 A JP 25245987A JP 25245987 A JP25245987 A JP 25245987A JP H0195879 A JPH0195879 A JP H0195879A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明はステンレス鋼の潜弧溶接を行うに際して、合金
や脱酸剤を円滑に添加し溶接金属性能を良好にする事を
目的とする溶接方法に関するものである。
や脱酸剤を円滑に添加し溶接金属性能を良好にする事を
目的とする溶接方法に関するものである。
(従来の技術)
ステンレス鋼の潜弧溶接は通常メルトフラックスあるい
はボンドフラックスを用いて溶接を行っている。メトル
フラックスは電気炉内で原材料を溶解し目的の粘度に調
整して使用するが、電気炉内で原材料を溶解するため、
フラックス中に合金あるいは脱酸剤を添加することがで
きない。それに対しボンドフラックスは原材料を水ガラ
スにて造粒し、比較的低温(300〜500°C)で焼
成するためフラックス中に合金あるいは脱酸剤を添加す
ることが可能である。
はボンドフラックスを用いて溶接を行っている。メトル
フラックスは電気炉内で原材料を溶解し目的の粘度に調
整して使用するが、電気炉内で原材料を溶解するため、
フラックス中に合金あるいは脱酸剤を添加することがで
きない。それに対しボンドフラックスは原材料を水ガラ
スにて造粒し、比較的低温(300〜500°C)で焼
成するためフラックス中に合金あるいは脱酸剤を添加す
ることが可能である。
現状のステンレス鋼の溶接においては以上の事を勘案し
、溶接の目的すなわち大入熱溶接や高速溶接などの目的
に応じてメルトフラックスあるいはボンドフラックスが
使い分けられている。
、溶接の目的すなわち大入熱溶接や高速溶接などの目的
に応じてメルトフラックスあるいはボンドフラックスが
使い分けられている。
メルトフラックスを用いるステンレス鋼の潜弧溶接方法
としては特開昭61−14097号公報に造管溶接を目
的とした2相ステンレス鋼のサブマージアーク溶接方法
が開示されている。また特開昭61−242788号公
報には造管溶接に使用することを目的としたステンレス
鋼高速潜弧溶接用溶融型フラックスも開示されている。
としては特開昭61−14097号公報に造管溶接を目
的とした2相ステンレス鋼のサブマージアーク溶接方法
が開示されている。また特開昭61−242788号公
報には造管溶接に使用することを目的としたステンレス
鋼高速潜弧溶接用溶融型フラックスも開示されている。
さらには特開昭61−46391号公報にはメルトフラ
ックスを用いて耐孔食性に優れた2相ステンレス鋼の溶
接金属を得る方法も開示されている。
ックスを用いて耐孔食性に優れた2相ステンレス鋼の溶
接金属を得る方法も開示されている。
(発明が解決しようとする問題点)
ステンレス鋼の潜弧溶接は溶接金属の合金量の変化によ
り溶接金属の性能が大きく影響を受けるものである。
り溶接金属の性能が大きく影響を受けるものである。
ステンレス鋼の鋼種の中には溶接時に合金の酸化消耗が
激しく耐食性の劣化や高温割れ彎起こす鋼種もある。最
近耐食性の向上や強度アップを目的として窒素を多量に
添加した鋼種も多く知られているが、潜弧溶接は比較的
入熱量が大きく溶融プールの凝固が遅れるため窒素の歩
留りが少いので当初の耐食性や強度が得られない問題が
ある。
激しく耐食性の劣化や高温割れ彎起こす鋼種もある。最
近耐食性の向上や強度アップを目的として窒素を多量に
添加した鋼種も多く知られているが、潜弧溶接は比較的
入熱量が大きく溶融プールの凝固が遅れるため窒素の歩
留りが少いので当初の耐食性や強度が得られない問題が
ある。
ステンレス鋼の健全な溶接金属を得るためには、溶接方
法や溶接材料に対しては充分注意しなければならない。
法や溶接材料に対しては充分注意しなければならない。
先に述べたようにメルトフラックスは合金あるいは脱酸
剤を添加することができないため、溶接金属の組成はワ
イヤ成分に太き(依存するものであり、メルトフラック
スを用いて溶接を行う場合は母材成分を加味した上で溶
接時における合金の酸化消耗を予め見込んだ合金設計に
したワイヤを用いる必要がある。この点において、ボン
ドフラックスは合金や脱酸剤の添加が容易にできるので
、ワイヤ成分に対する要求度はメルトフラックスにおけ
る程困難ではない。
剤を添加することができないため、溶接金属の組成はワ
イヤ成分に太き(依存するものであり、メルトフラック
スを用いて溶接を行う場合は母材成分を加味した上で溶
接時における合金の酸化消耗を予め見込んだ合金設計に
したワイヤを用いる必要がある。この点において、ボン
ドフラックスは合金や脱酸剤の添加が容易にできるので
、ワイヤ成分に対する要求度はメルトフラックスにおけ
る程困難ではない。
ところで最近化学や石油および原子力関係のパイプにス
テンレス鋼の溶接造管パイプが大量に使用されつつある
。
テンレス鋼の溶接造管パイプが大量に使用されつつある
。
二〇造管溶接には通常の造管溶接と同様に高速溶接性お
よび耐粉化特性が良好である事から、メルトフラックス
が選択され用いられている。即ちパイプの溶接は、通常
1m/ll1in以上の速度で溶接が行なわれるため、
このような高速溶接でも欠陥のない優れたビード形状が
得られる事が必要であり、又その際のフラックスの散布
、回収には溶接速度に追従するために高速で循環路を送
給させる事が必要でフラックスには優れた耐粉化性を有
する事が要求される。このような特性を満足させるには
、水ガラスで造粒したボンドフラックスよりも一旦溶融
凝固させたメルトフラックスのほうが粒子強度が強く又
溶融特性が優れているため耐粉化性と高速性に有利であ
る。
よび耐粉化特性が良好である事から、メルトフラックス
が選択され用いられている。即ちパイプの溶接は、通常
1m/ll1in以上の速度で溶接が行なわれるため、
このような高速溶接でも欠陥のない優れたビード形状が
得られる事が必要であり、又その際のフラックスの散布
、回収には溶接速度に追従するために高速で循環路を送
給させる事が必要でフラックスには優れた耐粉化性を有
する事が要求される。このような特性を満足させるには
、水ガラスで造粒したボンドフラックスよりも一旦溶融
凝固させたメルトフラックスのほうが粒子強度が強く又
溶融特性が優れているため耐粉化性と高速性に有利であ
る。
前述の如くメルトフラックスには合金や脱酸剤を添加す
る事ができないので、ワイヤ成分の厳重な管理を行なわ
ないと充分な性能は得られない。
る事ができないので、ワイヤ成分の厳重な管理を行なわ
ないと充分な性能は得られない。
メルトフラックスに合金や脱酸剤を機械的に混合してお
く方法もあるが、このようなフラックスは根本的にはボ
ンドフラックスと特徴が同じでありこのようにフラック
スに合金や脱酸剤を添加し溶接金属に供給する方法は、
合金や脱酸剤が溶接時に酸化消耗しやすく、さらには溶
接条件の変動、特に電圧の変化によりフラックスの溶融
量が変化し、溶接金属中への歩留り量が不安定であると
いう問題がある。
く方法もあるが、このようなフラックスは根本的にはボ
ンドフラックスと特徴が同じでありこのようにフラック
スに合金や脱酸剤を添加し溶接金属に供給する方法は、
合金や脱酸剤が溶接時に酸化消耗しやすく、さらには溶
接条件の変動、特に電圧の変化によりフラックスの溶融
量が変化し、溶接金属中への歩留り量が不安定であると
いう問題がある。
メルトフラックスとボンドフラックスのそれぞれの特性
についいて説明したが、特にステンレス鋼の造管溶接に
は耐粉化性と高速性の観点からメルトフラックスを用い
なければいけないが、フラックス中に合金や脱酸剤の添
加ができないという最大の問題がある。前記特開昭61
−14097号公報、特開昭61−242788号公報
、特開昭61−46391号公報に記載の技術はいずれ
もメルトフラックスを用いてステンレス鋼の高速潜弧溶
接を目的としているが酸化消耗する合金や脱酸剤を補な
う手段を講じていないため、高温割れの発生、溶接金属
の耐食性の劣化などで問題がある。
についいて説明したが、特にステンレス鋼の造管溶接に
は耐粉化性と高速性の観点からメルトフラックスを用い
なければいけないが、フラックス中に合金や脱酸剤の添
加ができないという最大の問題がある。前記特開昭61
−14097号公報、特開昭61−242788号公報
、特開昭61−46391号公報に記載の技術はいずれ
もメルトフラックスを用いてステンレス鋼の高速潜弧溶
接を目的としているが酸化消耗する合金や脱酸剤を補な
う手段を講じていないため、高温割れの発生、溶接金属
の耐食性の劣化などで問題がある。
本発明は以上のようなとくにステンレス鋼の造管におけ
る潜弧溶接の問題点を解決するためになされたものであ
り、安定した品質の溶接金属が得られるステンレス鋼の
潜弧溶接方法を提供することを目的とするものである。
る潜弧溶接の問題点を解決するためになされたものであ
り、安定した品質の溶接金属が得られるステンレス鋼の
潜弧溶接方法を提供することを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段)
本発明の要旨とするところは、ステンレス鋼の多電極潜
弧溶接方法において、ワイヤ重量比でNi+Cr、 M
o、 Mn、の1種または2種以上を0.5〜15%、
/Ie、 Si、 Mg、 Ca−3iの1種または2
種以上を0.5〜5%、N−Cr、 N−Mnのいずれ
か1種又は両者を0.5〜10%、その他不可避的不純
物よりなる粉状物を粘結剤にて造粒調整したのち、乾燥
後ステンレス鋼の管状ワイヤの内部空間に充填してなる
フラックス入りワイヤを、2電極溶接では第1極に配し
、3電極以上の溶接では第1極もしくは第1および第2
極の両方に配し、その他の極はステンレス鋼ソリッドワ
イヤを配し、メルトフラックスを用いて溶接することを
特徴とするステンレス鋼の潜弧溶接方法にある。
弧溶接方法において、ワイヤ重量比でNi+Cr、 M
o、 Mn、の1種または2種以上を0.5〜15%、
/Ie、 Si、 Mg、 Ca−3iの1種または2
種以上を0.5〜5%、N−Cr、 N−Mnのいずれ
か1種又は両者を0.5〜10%、その他不可避的不純
物よりなる粉状物を粘結剤にて造粒調整したのち、乾燥
後ステンレス鋼の管状ワイヤの内部空間に充填してなる
フラックス入りワイヤを、2電極溶接では第1極に配し
、3電極以上の溶接では第1極もしくは第1および第2
極の両方に配し、その他の極はステンレス鋼ソリッドワ
イヤを配し、メルトフラックスを用いて溶接することを
特徴とするステンレス鋼の潜弧溶接方法にある。
(作 用)
本発明の溶接方法は溶接時に合金や脱酸剤をフラックス
人ワイヤから直接溶融プールに供給できるので脱酸剤の
供給量あるいは合金成分の歩留りが安定し優れた効果を
得ることができる。
人ワイヤから直接溶融プールに供給できるので脱酸剤の
供給量あるいは合金成分の歩留りが安定し優れた効果を
得ることができる。
次にフラックス入りワイヤのフラックスに充填される金
属について説明する。
属について説明する。
Ni、 Cr、 Mo、 Mnはステンレス鋼外皮およ
びステンレス鋼ソリッドワイヤから供給されるこれら金
属分の溶接時の酸化消耗を補うことと、さらに耐食性の
向上を目的とするために、ステンレス鋼では必要な成分
である。Ni、 Cr、 Mo+ Mnの1種または2
種以上が0.5%未満では、酸化消耗を補うことができ
ず、15%超では耐食性の劣化や靭性が低下するため0
.5〜15%の範囲とした。
びステンレス鋼ソリッドワイヤから供給されるこれら金
属分の溶接時の酸化消耗を補うことと、さらに耐食性の
向上を目的とするために、ステンレス鋼では必要な成分
である。Ni、 Cr、 Mo+ Mnの1種または2
種以上が0.5%未満では、酸化消耗を補うことができ
ず、15%超では耐食性の劣化や靭性が低下するため0
.5〜15%の範囲とした。
kl、 St、 Ca−3t、 Mgはいずれも脱酸剤
として用いるものである。これらの1種または2種以上
が0.5%未満では脱酸効果がなく5%超では溶接金属
中のSi量が増加し割れが発生するため0.5〜5%の
範囲とした。
として用いるものである。これらの1種または2種以上
が0.5%未満では脱酸効果がなく5%超では溶接金属
中のSi量が増加し割れが発生するため0.5〜5%の
範囲とした。
N−Cr、 N−Mn (窒素1〜15%含有)は窒素
を多量に添加している鋼種の溶接に用いるが、それ以外
でも強度アップを計るのに有効な成分である。
を多量に添加している鋼種の溶接に用いるが、それ以外
でも強度アップを計るのに有効な成分である。
N−Cr、 N−Mnのいずれかまたは両方が0.5%
未満では効果をもたらさず、10%超では溶接金属中に
欠陥が発生するので0.5〜10%の範囲とした。
未満では効果をもたらさず、10%超では溶接金属中に
欠陥が発生するので0.5〜10%の範囲とした。
本発明は外皮がステンレス鋼のフラックス入りワイヤと
ステンレス鋼ソリッドワイヤを組合せてメルトフラック
スを用いて良好な溶接金属を得るものであるが、外皮が
ステンレス鋼のフラックス入りワイヤを用いるのは、軟
鋼の外皮ではCr、 Ni。
ステンレス鋼ソリッドワイヤを組合せてメルトフラック
スを用いて良好な溶接金属を得るものであるが、外皮が
ステンレス鋼のフラックス入りワイヤを用いるのは、軟
鋼の外皮ではCr、 Ni。
Moを含まないのでステンレス鋼の外皮に比べて、充填
剤のうちCr、 Ni、 Moの充填率を高くしなけれ
ばならないのと、錆防止のためメツキをしなければいけ
ない。さらにはステンレス鋼ワイヤと軟鋼ワイヤを組合
せて行う溶接法は品質管理上問題がある。
剤のうちCr、 Ni、 Moの充填率を高くしなけれ
ばならないのと、錆防止のためメツキをしなければいけ
ない。さらにはステンレス鋼ワイヤと軟鋼ワイヤを組合
せて行う溶接法は品質管理上問題がある。
次にフラックス入りワイヤの特徴について述べるとフラ
ックス入りワイヤはソリッドワイヤに比べて同一電流、
電圧での溶着速度が大きく、溶は込みが浅いため、母材
への熱影響が少いのでステンレス鋼の潜弧溶接には好都
合である。この特性を活かすためにも2電極溶接では第
1極に、また3電極以上の多電極溶接では第1および第
2極の両者に配すべきである。
ックス入りワイヤはソリッドワイヤに比べて同一電流、
電圧での溶着速度が大きく、溶は込みが浅いため、母材
への熱影響が少いのでステンレス鋼の潜弧溶接には好都
合である。この特性を活かすためにも2電極溶接では第
1極に、また3電極以上の多電極溶接では第1および第
2極の両者に配すべきである。
フラックス入りワイヤと組合せるステンレス鋼ソリッド
ワイヤについて述べる。5tlS304.5US304
Lステンレス鋼の溶接には、ステンレス鋼ソリッドワイ
ヤY−308,Y−308L (JIS Z 3321
)を用いるが、組合せるフラックス入りワイヤの充填剤
のMoを除けばよい。5US316.5US316Lス
テンレス鋼の溶接にはY−316,Y−316L (J
IS Z 3321)を用いるように、溶接しようとす
る鋼種に合わせて、ステンレス鋼ソリッドワイヤを変え
ればよい。また組合せるフランクス入すワイヤもそれに
応じて充填剤を変えればよい。
ワイヤについて述べる。5tlS304.5US304
Lステンレス鋼の溶接には、ステンレス鋼ソリッドワイ
ヤY−308,Y−308L (JIS Z 3321
)を用いるが、組合せるフラックス入りワイヤの充填剤
のMoを除けばよい。5US316.5US316Lス
テンレス鋼の溶接にはY−316,Y−316L (J
IS Z 3321)を用いるように、溶接しようとす
る鋼種に合わせて、ステンレス鋼ソリッドワイヤを変え
ればよい。また組合せるフランクス入すワイヤもそれに
応じて充填剤を変えればよい。
使用するフラックスは造管溶接を目的とするため、耐粉
化性、高速性の点からメルトフラックスを用いるがCa
Fz−/VzOa−MgOタイプのメルトフラックスが
ステンレス鋼のとくに造管溶接に適している。またフラ
ックス粒度が粗いと溶接作業性が悪くなるので粒度は3
2X250メツシユが望ましい。
化性、高速性の点からメルトフラックスを用いるがCa
Fz−/VzOa−MgOタイプのメルトフラックスが
ステンレス鋼のとくに造管溶接に適している。またフラ
ックス粒度が粗いと溶接作業性が悪くなるので粒度は3
2X250メツシユが望ましい。
以下に本発明の効果を実施例によりさらに具体的に説明
する。
する。
(実施例)
第1表に示す5US304Lのステンレス鋼管を外皮と
して内部に第2表に示す金属粉を水ガラスで造粒した後
振動方式により充填後4.0閣φ迄線引した。
して内部に第2表に示す金属粉を水ガラスで造粒した後
振動方式により充填後4.0閣φ迄線引した。
溶接試験としてはCr、 Mo、 N量の変動で耐食性
や機械的性能に影響を受は易い第3表に示す二相ステン
レス鋼を用いた。使用した開先形状を第1図に示す。二
相ステンレス鋼の板厚および開先の角度と深さは第4表
に示す。
や機械的性能に影響を受は易い第3表に示す二相ステン
レス鋼を用いた。使用した開先形状を第1図に示す。二
相ステンレス鋼の板厚および開先の角度と深さは第4表
に示す。
実施例1〜5のフラックス入りワイヤを先行電極に、後
行電極に第5表に示すワイヤを用いた。
行電極に第5表に示すワイヤを用いた。
第6表に示す溶接条件で造管溶接を行った。使用したメ
ルトフラックスを第7表に示す。
ルトフラックスを第7表に示す。
なお、比較例としてNα6〜8も試験を行った。
評価としては溶接作業性とJIS G 057Bの孔食
試験を行った。試験結果を第8表に示す。
試験を行った。試験結果を第8表に示す。
ml) N−Cr Cr 87% N12%*’l
) N−Mn Mn94% N 6%第1図は実施
例で用いた溶接開先断面図である。
) N−Mn Mn94% N 6%第1図は実施
例で用いた溶接開先断面図である。
第8表に示すように、本発明であるN081〜5のワイ
ヤを用いて溶接した結果いずれも溶接作業性および耐食
性は良好だった。比較例として用いたNo、 6のワイ
ヤは溶接金属のフェライト量が多くなりすぎて耐食性が
劣化した。N017のワイヤは脱酸剤の量が多過ぎた結
果溶接金属のSi量が大幅に増加し溶接金属内部に割れ
が発生し孔食試験を行うことができなかった。No、
8のワイヤはスラグ剥離性も悪くビードもステンレス鋼
特有の光沢もなく、溶接金属内部にブローホールが発生
した。その結果孔食試験を行うことができなかった。な
お、これは2電極溶接の実施例であるが、第1と第2電
極にフランクス入りワイヤを用いる3電極溶接において
も同様な効果が得られた。
ヤを用いて溶接した結果いずれも溶接作業性および耐食
性は良好だった。比較例として用いたNo、 6のワイ
ヤは溶接金属のフェライト量が多くなりすぎて耐食性が
劣化した。N017のワイヤは脱酸剤の量が多過ぎた結
果溶接金属のSi量が大幅に増加し溶接金属内部に割れ
が発生し孔食試験を行うことができなかった。No、
8のワイヤはスラグ剥離性も悪くビードもステンレス鋼
特有の光沢もなく、溶接金属内部にブローホールが発生
した。その結果孔食試験を行うことができなかった。な
お、これは2電極溶接の実施例であるが、第1と第2電
極にフランクス入りワイヤを用いる3電極溶接において
も同様な効果が得られた。
(発明の効果)
本発明によるステンレス鋼潜弧溶接法はメルトフラック
スを用いても安定して合金添加ができ、とくにステンレ
ス鋼の造管溶接を安定しておこなう、ことができ、産業
に貢献するところ大である。
スを用いても安定して合金添加ができ、とくにステンレ
ス鋼の造管溶接を安定しておこなう、ことができ、産業
に貢献するところ大である。
Claims (1)
- ステンレス鋼の多電極潜弧溶接方法において、ワイヤ重
量比でNi、Cr、Mo、Mnの1種または2種以上を
0.5〜15%、N、Si、Mg、Ca−Siの1種ま
たは2種以上を0.5〜5%、N−Cr、N−Mnのい
ずれか1種又は両者を0.5〜10%、その他不可避的
不純物よりなる粉状物を粘結剤にて造粒調整したのち乾
燥後ステンレス鋼の管状ワイヤの内部空間に充填してな
るフラックス入りワイヤを、2電極溶接では第1極に配
し、3電極以上の溶接では第1極もしくは第1および第
2極の両方に配し、その他の極はステンレス鋼ソリッド
ワイヤを配し、メルトフラックスを用いて溶接すること
を特徴とするステンレス鋼の潜弧溶接方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62252459A JP2524774B2 (ja) | 1987-10-08 | 1987-10-08 | ステンレス鋼の潜弧溶接方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62252459A JP2524774B2 (ja) | 1987-10-08 | 1987-10-08 | ステンレス鋼の潜弧溶接方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0195879A true JPH0195879A (ja) | 1989-04-13 |
JP2524774B2 JP2524774B2 (ja) | 1996-08-14 |
Family
ID=17237676
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62252459A Expired - Lifetime JP2524774B2 (ja) | 1987-10-08 | 1987-10-08 | ステンレス鋼の潜弧溶接方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2524774B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998010888A1 (fr) * | 1996-09-13 | 1998-03-19 | Sumitomo Metal Industries, Ltd. | Materiau d'apport pour la soudure d'aciers inoxydables |
US6042782A (en) * | 1996-09-13 | 2000-03-28 | Sumikin Welding Industries Ltd. | Welding material for stainless steels |
JP2007260692A (ja) * | 2006-03-27 | 2007-10-11 | Jfe Steel Kk | 厚鋼板のサブマージアーク溶接方法 |
JP2007260684A (ja) * | 2006-03-27 | 2007-10-11 | Jfe Steel Kk | 厚鋼板の多電極サブマージアーク溶接方法 |
CN110695500A (zh) * | 2019-09-25 | 2020-01-17 | 西安理工大学 | 一种具有优异低温性能的x80管线钢焊接接头制备方法 |
CN111266713A (zh) * | 2020-03-09 | 2020-06-12 | 武汉一冶钢结构有限责任公司 | 一种超低温304l奥氏体不锈钢焊接用的熔敷金属材料及制备方法 |
-
1987
- 1987-10-08 JP JP62252459A patent/JP2524774B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998010888A1 (fr) * | 1996-09-13 | 1998-03-19 | Sumitomo Metal Industries, Ltd. | Materiau d'apport pour la soudure d'aciers inoxydables |
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JP2007260692A (ja) * | 2006-03-27 | 2007-10-11 | Jfe Steel Kk | 厚鋼板のサブマージアーク溶接方法 |
JP2007260684A (ja) * | 2006-03-27 | 2007-10-11 | Jfe Steel Kk | 厚鋼板の多電極サブマージアーク溶接方法 |
CN110695500A (zh) * | 2019-09-25 | 2020-01-17 | 西安理工大学 | 一种具有优异低温性能的x80管线钢焊接接头制备方法 |
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CN111266713B (zh) * | 2020-03-09 | 2021-12-03 | 武汉一冶钢结构有限责任公司 | 一种超低温304l奥氏体不锈钢焊接用的熔敷金属材料及制备方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2524774B2 (ja) | 1996-08-14 |
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