JPH0193448A - 水硬性物質捕強用アクリル系硫化繊維 - Google Patents

水硬性物質捕強用アクリル系硫化繊維

Info

Publication number
JPH0193448A
JPH0193448A JP25048787A JP25048787A JPH0193448A JP H0193448 A JPH0193448 A JP H0193448A JP 25048787 A JP25048787 A JP 25048787A JP 25048787 A JP25048787 A JP 25048787A JP H0193448 A JPH0193448 A JP H0193448A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fibers
fiber
acrylic
sulfurized
reinforcing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25048787A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Takada
高田 貴
Takeo Matsunase
武雄 松名瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP25048787A priority Critical patent/JPH0193448A/ja
Publication of JPH0193448A publication Critical patent/JPH0193448A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
  • Inorganic Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、セメントに代表される水硬性物質の補強用ア
クリル系硫化繊維に関するもので市って、さらに詳しく
は、高温のスチーム中でオートクレーブ養生される前記
水硬性物質からなる高性能無機質製品に対して優れた補
強効果を奏する水硬性物質補強用アクリル系硫化繊維に
関するものである。
[従来の技術] 一般に、建築用無174板、たとえばアスベストセメン
ト板、硅酸カルシウム板、軽量気泡コンクリート板’(
ALC>などのように、石灰質や硅酸質などからなる水
硬性無機物質が高温の水蒸気中(オートクレーブ)で養
生されると、該水硬性無機物質は110〜140’Cに
おける水熱反応によって11大トバモライト、150〜
400’C4こおける水熱反応によってゾノトライトと
呼ばれる高結晶性の水和物を形成し、この水硬性無機物
質の硬化体を構成する水和物によって、その製品、すな
わち屋根材、床材、外壁および間仕切りなどの建築材料
に優れた断熱性と熱的安定性が付与され、加えてその乾
燥収縮を少なくし、化学的抵抗性を大きくすることがで
きると言われている。
したがって、このような高温の水蒸気中での養生を必須
とする上記高性能の水硬性無機質製品の補強用繊維とし
ては、アスベストや鉄筋などが使用されてきた。
しかしながら、天然素材のアスベストは、そのほとんど
を輸入に依存しているために、価格の変動が著しいほか
に、近年該アスベストが健康、衛生上有害であることが
明白になったために、その使用が忌避ないし制限されよ
うとしており、このアスベストに代わる補強用繊維に対
する要求は極めて強くなっている。
これまでアスベストに代わる補強用繊維として提案され
てきた繊維の中で、アクリル系繊維は安価で、高強力、
耐アルカリ性に優れているというメリットから、最近で
はアスベストに代わるセメント補強用として使用されよ
うとしている。
しかしながら、アクリル系繊維は常温付近では比較的安
定した耐アルカリ性を示すが、100℃を越える高温に
なると、その耐アルカリ性が急激に低下し、強度の低下
が甚だしくなるため、Δ−トクレープ養生用としてはア
スベストに代替し得るものではなかった。
そして特開昭61−6159号公報には、硅酸質または
石灰質原料にアクリル系短繊維を混入し、高温下に水蒸
気養生を行い、該アクリル系短繊維を加水分解し、前記
無機質材料に対する結合性を高める方法が提案され、ま
た、特開昭60−122764号および同60−166
250号各公報には、ヒドラジンや電子線照射によって
架橋し、耐熱性を付与したアクリル系短繊維を同様に硅
酸質または石灰質原料に混入し、水蒸気養生する方法が
提案されている。
しかしながら、これらの提案になる方法は、従来、商業
的に多量に生産されている汎用アクリル系繊維の水硬性
物質に対する親和性の改良または該TEAHの耐熱性改
良のために架橋など化学的改質を施すものであって、引
張強度や弾性率などの機械的強度の改良を意図するもの
ではないから、その水硬性無機物質に対する補強効果も
格別向上するものでないことはもちろん、高温下の耐ア
ルカリ性の改良については殆ど期待できない。
一方、本発明者らは、セメントなどの水硬性物質の補強
11維として、高重合度アクリルニトリル系重合体から
なる高強度アクリル系繊維について提案したが、このよ
うな高重合度からなる高強度アクリル系繊維の場合も、
高温の強いアルカリ性条件下の水蒸気養生によってその
殿械的特性を失い、その優れた補強効果を十分に繊維補
強無a貿製品に反映させることができなかった。
他方、特公昭47−36461号公報には、アクリル系
繊維をプレカーサとする炭素繊維製造に使用される炭素
繊維の前駆体、すなわち耐炎化繊維として、アクリル系
繊維を硫黄含有雰囲気中で加熱することによって得られ
る硫黄を含有する特殊な耐炎化繊維が開示されているが
、本発明者らは、この硫黄含有耐炎化繊維が優れた耐ア
ルカリ性を有することに着目し、鋭意、研究・開発を進
めて本発明を為すに至ったものである。
[発明の解決しようとする問題点] 本発明の目的は、上記高温の水蒸気中でオートクレーブ
養生を行うことによって、主に11大トバモライトの高
結晶性水和物を生成してなる水硬性無機質製品に対して
、卓越した補強効果を奏し、かつ安価な補強用アクリル
系硫化繊維を提供するにある。他の目的は、このような
優れた効果により、アスベストに代替し得るのみならず
、機械的物性においてアスベスト補強水硬性無機質製品
を凌駕する繊維補強水硬性無機質製品を提供するにある
E問題点を解決するための手段] このような本発明の目的は、前記特許請求の範囲に記載
したように、硫黄結合量がQ、5重量%未満であり、引
張強度が6g/d以上である水硬性物質補強用アクリル
系硫化繊維によって達成することができる。
本発明の水硬性物質補強用アクリル系硫化繊維(以下、
単に硫化w44ftという)は、従来の空気中で加熱さ
れた酸化繊維(耐炎化繊維)とは相違し、硫黄含有雰囲
気中で加熱硫化することによって硫黄原子が化学的に結
合した繊維である。
本発明の硫化mK中に反応した硫黄結合量は0゜5単量
%未満でおる。より好ましくは0.05重1%以上0.
5重量%未満である。硫黄結合量が余り少なくなり過ぎ
ると、硫化繊維の耐アルカリ性が低下し、本発明の目的
とする高温下での水蒸気養生によって繊維の強度が低下
し、水硬性無機質製品に対する補強効果が失われる。ま
た、硫黄結合量が0.5重最%以上では、硫化繊維の耐
アルカリ性は向上するものの引張強度が低下するので、
本発明の目的とする水蒸気養生下では高性能な水硬性無
機質製品が1qられない。また、硫黄結合量が多くなれ
ばなる程、上記加熱硫化工程で長時間を要しコストが上
昇し、安価な硫化繊維が)qられない。
そして本発明の硫化繊維は、その引張強度が少なくとも
6 q/d以上である。より好ましくは9g/d以上で
おる。このような引張強度を満足することによって、前
記水硬性物質無機質製品に対する実用上の補強効果、特
にアスベストの補強効果を凌駕する補強効果を満足する
ものでめる。
本発明の硫黄結合量が0.51屯%未満でおり、かつ引
張強度が少なくとも6C]/d以上である硫化繊維は、
以下に詳述する特定のアクリル系繊維を使用し、特定の
硫化工程および条件を採用することによって始めて、1
qることができる繊維である。
本発明の硫化繊維を製造するために使用されるアクリル
系繊維としては、その重合度が少なくとも1.5、好ま
しくは2.0〜5.0の高重合度アクリロニトリル(以
下、ANと略す)系ポリマを使用し、この高重合度AN
系ポリマからできる限り高強度、高弾性率のアクリル系
繊維、たとえば引張強度が少なくとも10g/dのアク
リル系繊維を形成させることが望ましい。
そして、この高強度アクリル系繊維は、硫黄結合雰囲気
中で比較的緩慢な反応条件下に加熱、硫化せしめ、繊維
内部まで十分に硫黄結合が導入された内外構造差の少な
い硫化繊維にプることが重要であるが、このような内外
構造差の少ない、高強度の硫黄結合耐炎化繊維を製造す
るためには、アクリル系w4維としても内外構造差の少
ない、緻密で高強度のアクリル系繊維であることが望ま
しい。
こ゛こで、本発明に使用されるアクリル系繊維の製造に
用いられるAN系重合体としでは、AN単独または少な
くとも95モル%のANと5モル%以下の該ANに対し
て共重合性を有する七ツマ、たとえばアクリル酸、メタ
クリル酸、イタコン酸などのカルボン酸およびそれらの
低級アルキルエステル類、ヒドロキシメチルアクリレー
ト、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシメチル
メタクリレートなどのカルボン酸の水酸基を含有するヒ
ドロキシアルキルアクリレート、アクリルアミド、メタ
クリルアミド、α−クロルアクリロニトリル、ヒドロキ
シエチルアクリル酸、アリルスルホン酸、メタクリルス
ルホン酸などの共重合体を例示することができる。これ
らの中で、特にアクリルアミド、メタクリルアミドなど
アクリルアミド系共重合体は高強度、高弾性率のアクリ
ル系繊維が1qられるとともに、硫化繊維としても耐ア
ルカリ性に優れるので望ましい。
これらのAN系ポリマは、ジメヂルスルホキシド(DM
SO> 、ジメチルアセタミド(DMAc)、ジメチル
アセタミド(DMF>などの行別溶剤、塩化カルシウム
、塩化亜鉛、ロダンソーダなどの無機塩濃厚水溶液、硝
酸などの無機系溶剤に溶解して、溶融粘度が2000ポ
イズ以上、好ましくは3.○OO〜10,000ポイズ
、ポリマ濃度が5〜20%の紡糸原液を作成する。
かくして得られた前記高重合度AN系ポリマの溶剤溶液
(紡糸原液)から、できる限り高強度、高弾性率の、内
外構造差の少ない緻密な繊維を製造するためには、この
高重合度AN系ポリマの紡糸原液を紡糸口金を通して一
旦空気などの不活性雰囲気中に吐出した後、吐出された
該紡糸原液を凝固浴中に導いて凝固を完結させる、いわ
ゆる乾・湿式紡糸法を採用し、高度に延伸づることが望
ましい。
この乾・湿式紡糸の具体的条件としては、紡糸原液を紡
糸口金面と凝固浴液面との間の距離を1〜20mm、好
ましくは3〜1Qmmの範囲内に設定し、該紡糸口金孔
から紡糸口金面と凝固浴液面とで形成される微少空間に
吐出した後、凝固浴に導き凝固させ、次いで得られた凝
固繊維糸条を常法により、水洗、脱溶媒、1次処理、乾
燥・緻密化、2次延伸、熱処理などの後、処理工程を経
由uしめて延伸1維糸条とする。この乾・湿式紡糸によ
って得られる繊維糸条は、延伸性が極めて優れているが
、好ましくは2次延伸方法として、150〜270℃の
乾熱下に1.1倍、好ましくは1゜5倍以上延伸し、全
有効延伸倍率が少なくとも10倍、好ましくは12倍以
上になるように延伸し、その繊度を0.5〜7デニール
(d)、好ましくは1〜5dの範囲内にするのがよい。
この繊度が0.5dよりも小さいと、得られる硫化繊維
の水硬性無機物質に対する分散性が不充分になり、補強
効果を十分に発揮させ難くなるし、7dよりも大きくな
ると、硫化工程で繊維断面における硫黄の反応が不均一
になってくるので好ましくない。
かくして得られるアクリル系繊維は、通常引張強度が少
なくとも7Q/d、好ましくは9Q/d以上、引張弾性
率が130g/d以上の機械的強度を有するが、上記の
乾・湿式紡糸において、極限粘度が少なくとも2.5の
高重合度AN系ポリマを使用した場合には、引張強度が
10q/d以上、引張弾性率が180g/d以上、結節
強度2゜2 g/d以上およびX線結晶配向度が93%
以上の優れた機械的物性を有する繊維を17ることかで
きる。
かくして得られたアクリル系繊維から本発明の硫化繊維
を製造するためには、該繊維を硫黄含有雰囲気、たとえ
ば二硫化炭素、硫化水素、二硫化硫黄および硫黄ガスな
どの単独または混合ガス中で加熱、硫化されるが、好ま
しくは繊維断面全体が均一に硫化されたく二手]14造
ではない)繊維を再現性よく製造できる二酸化硫黄雰囲
気がよく、また加熱温度は230〜400℃の温度領域
が好ましい。
上記硫黄含有雰囲気は、前記の硫黄含有雰囲気中に、窒
素、酸素などの他のカスを適宜混合した加熱雰囲気でお
ってもよく、特に二酸化硫黄と窒素との混合ガスは、二
酸化硫黄を効率よく繊維と反応させる上で有効で必る。
加熱、硫化工程は、一定温度条イ′1下でもよいし、臂
温下でもよい。たとえば、第1段加熱を230〜280
℃の温度範囲に保たれた加熱炉中で行い、第2段加熱を
280〜400 ’Cの温度範囲内で、かつ段階的に昇
温条件に設定された加熱炉内で加熱して繊維を硫化させ
る方法を例示することができる。
また、アクリル系繊維は、緊張および定長のいずれの条
件下に加熱してもよいが、引張強度の大きい硫化m雑を
製造する上では、できるだけ高張力下、たとえば少なく
とも0.3g/dの張力を与えて、加熱して繊維を硫化
せしめるのがよい。
上記アクリル系繊維を硫黄含有雰囲気中で加熱し、繊維
を硫化せしめる場合には、通常の空気などの酸化性雰囲
気で加熱し、繊維を酸化する場合とは異なり、反応が緩
慢でおり、二酸化硫黄が繊維中にスムースに浸透し、結
果として硫黄原子が繊維の表面から中心までの繊維断面
全体に均一に分布した構造の硫化繊維を形成するが、か
かる構造の硫化繊維が繊維強度はもちろん、品質面でも
従来の酸化による耐炎化繊維に比較して優れていること
はいうまでもない。
かくして得られた本発明の硫化繊維は、長さ0゜5〜’
15mmにカットされ、水硬性無機物質に配合されるが
、配合量としては配合組成物重量当り0゜1〜10重最
%、好ましくは0.5〜5重量%の範囲内がよく、この
配合範囲内で、水硬性無機物質に対して安定、かつ充分
な補強効果を奏するのである。
本発明の繊維強化水硬性無機質製品を構成する水硬性無
機物質としては、石灰質および硅酸7りなどの水硬性を
有する無機物であって、たとえば硅石、硅ソウ土、高炉
スラグ、フライアッシュ、石膏およびポル1〜ランドセ
メン[−などの各種セメント類を代表例として挙げるこ
とができる。
もちろん、1!?られる繊維補強水硬性無機質製品に多
孔性を与え、軽量化するために、パーライト、シラスバ
ルーン、ガラスバルーンなどを適宜混合することができ
る。
さらに、後述するスラリーの抄造性およびベース1〜の
流動性を改良、向上させるために、本パルプ、アクリル
系繊維や芳香hXポリアミド繊維などから作成したフィ
ブリル化繊維、無機繊維などおJ:びその他の充填材を
添加、配合することかできる。
そして、このような本発明の硫化繊維を前記水硬性無機
物質に配合したスラリー状またはペースト状配合物は所
望の形状に成形される。たとえば水硬性無機物質と硫化
繊維とを混合し、得られたスラリーを抄造して所望の形
状に成形するハチニック法と呼称される方法または水硬
性無機物質のペーストに該硫化繊維を配合し、この配合
物を金型に注入して所望の形状に成形する方法などを適
用することができる。
このようにして1qられた成形物は、オートクレーブ中
に投入し、110〜170℃、好ましくは140〜16
0’Cの温度条件下で水蒸気養生され、主に11大トバ
モライトからなる高結晶性の水硬性無機物質に転換され
る。ここで、170’Cを越える温度で水蒸気養生を行
うと、該成形物中に配合された硫化繊維が劣化し易く、
該硫化繊維の卓越した強度特性を製品に十分に反映させ
ることが困難になるし、他方、110’Cよりも低い養
生温度では、水硬性無機物質を高結晶性の11人トバモ
ライ1〜に転換することが困難になり、結果として得ら
れる繊維硫化前は質製品の性能、1−3に耐熱性や寸法
安定性の点で実用性能が不充分になるために好ましくな
い。
また、水蒸気養生の時間としては、上記養生温度によっ
て相違するが、3〜15時間の範囲内がよい。
以下、実施例により本発明の効果をさらに具体的に説明
する。
[実施例] なお、本発明において、極限粘度、セメント板の曲げ強
度は次の測定法により測定した値である。
極限粘度ニア51nHの乾燥AN系ポリマをフラスコに
入れ、0.1NのヂΔシアン酸ソーダを含有するDMF
2!M!を加えて、完全に溶解する。1qられたポリマ
溶液をオストワルド粘度削を用いて20’Cで比粘度を
測定し、次式にしたがって極限粘度を算出する。
極限粘度= [Jl +1.32X (比粘度)−1,70,198
セメント板の曲げ強度:セメント板から試験片を切出し
J IS−に−6911に規定されている測定法に準じ
て測定した。
実施例1〜2、比較例1〜2 ΔN98モル%、アクリルアミド2モル%をDMSO中
で溶液重合し、極限粘度3.1なるAN系ポリマを作成
した。得られたポリマ溶液を紡糸原液とし乾・湿式紡糸
を行った。凝固浴としては、15°C155%DMSO
水溶液を使用した。また、紡糸口金と凝固浴液面との間
の距離は5mmに設定し、凝固液面から集束ガイドまで
の距離は400mmとした。得られた未延伸繊維糸条は
熱水中で5倍に延伸した後、水洗し、油剤を付与し、1
10°Cで乾燥・緻密化した。ついで、180’Cの乾
熱チューブ中で最高延伸倍率の85%で二次延伸し、単
!li維約2デニール、引張強度12.8q/dのアク
リル系繊維を19だ。
次に、該アクリル系繊維を用いて、二酸化硫黄雰囲気中
で定長下に加熱硫化し、第1表に示す性能を有する硫化
繊維を)qた。
得られた硫化繊維を繊維長5mmにカッl〜し、該ti
JAM10g、本バルブ10C1,Ca (Oト1)2
10CIおよびA i 2 (304) 310gを水
10αからなる配合物を調製し、攪拌した後、ポルトラ
ンドセメント330(]およびシリカ粉末130gを加
え、再度攪拌した。次いで低速攪拌下でアニオン性ポリ
アクリルアミド系高分子凝集剤200ppmを添加しセ
メントスラリーを作成した。1qられたセメントスラリ
ーを50メツシユの金網を敷いた2 0cmx 25c
mの金型内に移して;濾過した俊、10100k圧力で
1分間プレスして厚さ約6mmのグリーンシートを形成
した。
このグリーンシートを70°C115時間水中で前養生
した後、オートクレーブに移し、120〜180℃で2
0時間水蒸気養生を行い、比相が約1.3のセメント板
を19だ。このセメント板から試験片を切出し、湿潤状
態で曲げ強度を測定した。
その結果を第1表に示した。
表から本発明の硫化繊維は120〜160’Cの水蒸気
下でオートクレーブ養生して得られたセメント板に対す
る補強効果に優れていることが判る。
[発明の効果] 本発明に係る硫化繊維は、0.5手量%未渦の硫黄を含
有し、少なくとも6Q/dの引張強度を有し、高温下に
あける耐アルカリ性に優れた繊維であるから、110〜
170℃の水蒸気中でオートクレーブ養生を行うことに
よって、高結晶性の水和物を形成し、高強度、高品質の
繊維強化無機質製品を安価に製造することができる。
したがって、本発明の硫化繊維によって強化された水硬
性無機質製品は、建築資材用、土木資材用などの多くの
用途に優れた性能を活用することができる。
特許出願人  東 し 株 式 会 社手続補正書 昭和62年特許願第250487号 2、発明の名称 水硬性物質補強用アクリル系硫化繊維 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 住所 東京都中央区日本橋室町2丁目2番1号5、補正
により増加する発明の数   なし6、補正の対象 明細書の「発明の詳細な説明」の欄 7、補正の内容 (1)明細古中第7頁第18行 「重合度が」の後に「極限粘度で」を挿入する。
(2)同第8頁第10行 「硫黄結合耐炎化繊維」を1硫化繊維」と補正する。
(3)  同第16頁第17行 rJ1+1.32x (比粘度)」を r   + 、x   ′−・)」と補正する。
(4)  同第18頁第12行 U20時間」をr10時間ゴと補正する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)硫黄結合量が0.5重量%未満であり、引張強度
    が6g/d以上である水硬性物質補強用アクリル系硫化
    繊維。
JP25048787A 1987-10-02 1987-10-02 水硬性物質捕強用アクリル系硫化繊維 Pending JPH0193448A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25048787A JPH0193448A (ja) 1987-10-02 1987-10-02 水硬性物質捕強用アクリル系硫化繊維

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25048787A JPH0193448A (ja) 1987-10-02 1987-10-02 水硬性物質捕強用アクリル系硫化繊維

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0193448A true JPH0193448A (ja) 1989-04-12

Family

ID=17208592

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25048787A Pending JPH0193448A (ja) 1987-10-02 1987-10-02 水硬性物質捕強用アクリル系硫化繊維

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0193448A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5770091B2 (ja) 繊維−セメント製品組成物及びそれらから得られた形作られた製品
TWI583651B (zh) Cement reinforcing fiber and cement hardened body using the same
JPH0140785B2 (ja)
JPS6385036A (ja) 繊維補強セメント複合材およびその成形物
JPS6127340B2 (ja)
BR112020011453A2 (pt) corpo moldado formado a partir de composição curável
JPS59467B2 (ja) セツコウウイスカ−フクゴウタイ
JPH0193448A (ja) 水硬性物質捕強用アクリル系硫化繊維
JPH11189448A (ja) コンクリート補強用繊維及びそれを用いたコンクリート成形体
JPS6345155A (ja) 水硬性物質補強用アクリル系耐炎化繊維
JPH04154652A (ja) 無機質成形品の製造方法
JPH0465338A (ja) 炭素繊維補強コンクリート又はその類似組成物の製造方法
JPS62197342A (ja) 繊維強化無機質製品の製造法
JPH06115989A (ja) アクリル系繊維補強水硬性無機質成型品およびその製造方法
JPS63162559A (ja) 炭素繊維強化水硬性複合材料の製造方法
JP3166180B2 (ja) 繊維補強水硬性成形品およびその製造方法
US5502090A (en) High tenacity and high toughness acrylic sulfide fibers, a process for production thereof, and composite materials prepared by using it
JPH04254460A (ja) 水硬性無機質成形品およびその製造方法
JPH04175252A (ja) アクリル系合成繊維及びその製造方法
JPS63282144A (ja) 繊維強化無機質製品の製造法
JP2004137119A (ja) セメント系繊維複合材料
EP0263884B1 (en) Composite material reinforced with sulfurized acrylic fibers
JPH04300229A (ja) 水硬性無機質成形品およびその製造方法
JPH0248444A (ja) 炭素繊維補強セメント硬化体およびその製造方法
JPS62108755A (ja) セメント補強用繊維材