JPH0191909A - 適度な表面粗さを有するアルミニウム管の製造方法 - Google Patents

適度な表面粗さを有するアルミニウム管の製造方法

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JPH0191909A
JPH0191909A JP24881387A JP24881387A JPH0191909A JP H0191909 A JPH0191909 A JP H0191909A JP 24881387 A JP24881387 A JP 24881387A JP 24881387 A JP24881387 A JP 24881387A JP H0191909 A JPH0191909 A JP H0191909A
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JP
Japan
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die
plug
range
surface roughness
approach
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Pending
Application number
JP24881387A
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English (en)
Inventor
Kishin Sukimoto
鋤本 己信
Hiromune Chiyuuma
中馬 紘宗
Teruo Tate
舘 輝雄
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Altemira Co Ltd
Original Assignee
Showa Aluminum Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、例えば複写機、レーザービームプリンター
、ファクシミリ等のマグネットローラー用スリーブ等と
して使用されるアルミニウム管、特にその表面を適度な
表面粗さとなす必要のあるアルミニウム管の製造方法に
関する。
なおこの明細書において、アルミニウムの語はアルミニ
ウム合金を含む意味で用いる。
従来の技術 例えば、上記のような複写機等のマグネットローラー用
スリーブとして、従来よりアルミニウム引抜き管が用い
られている。
ところで、マグネットローラー用スリーブはその外周表
面が鏡面状態であると、トナーが滑って付着性が悪いこ
とから、その外周面は58〜108程度の表面粗さに粗
面化された微細凹凸面であることが要求される。そこで
、マグネットローラー用スリーブとして用いられるアル
ミニウム管では、従来、その表面を上記微細凹凸面とす
るために、アルミニウム管を引抜き加工したのち、−旦
精密切削加工を実施し、次いでビーズブラスト、化学処
理の順次的実施やサンドブラスト等を行うことにより所
期する表面粗さを実現していた。
発明が解決しようとする問題点 ところが、上記の方法では、引抜き加工後の精密切削加
工、さらにはサンドブラストや化学処理等が必要であり
、工数が多くコストアップの要因となっていた。
この発明は、かかる技術的背景に鑑みてなされたもので
あって、精密切削加工、サンドブラスト、化学処理等の
省略を可能としながらも、これら工程を終えたのと同様
の表面粗さを有するアルミニウム管の製作提供を目的と
する。
問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために、発明者は種々実験と研究を
重ねた結果、引抜き加工時の引抜き用金型の形状と、引
抜き加工時に使用する潤滑油の粘度との関係において、
これらを適当に組合せた条件のもとで引抜き加工を実施
した場合、その後の精密切削、サンドブラスト等を必要
とすることなく直ちに所期する表面粗さの粗面が得られ
ることを知見し、かかる知見に基いてこの発明を完成し
えたものである。
即ちこの発明は、アプローチ角10〜40°、ベアリン
グ長さ8〜25mmの範囲に設定されたダイスと、アプ
ローチ角6〜10°、ベアリング長さ1.5〜3mmの
範囲に設定されたプラグとの組み合せからなる引抜き加
工用金型を用い、かつ粘度が37.8℃において640
〜33000cs tである潤滑油を用いてアルミニウ
ム管を引抜き加工することを特徴とする適度な表面粗さ
を有するアルミニウム管の製造方法を要旨とする。
第1図及び第2図はこの発明の実施に際して使用する引
抜き加工用金型の一例としての玉引き方式用のダイスと
プラグを示すものである。
これらの図において、(1)は玉芯ダイス、(2)は玉
芯プラグである。ダイス(1)はダイスケース(11)
と、該ダイスケースに一体的に嵌合された、ダイス鋼、
超硬合金、セラミックス等の材質からなるダイス本体(
12)とからなるもので、中央にダイス孔(13)を有
すると共に、ダイス孔の周囲に、アプローチ部(14)
とこれに続くベアリング部(15)及びレリーフ部(1
6)を有している。而してこの発明では、前記アプロー
チ部(14)のアプローチ角度(θ1)は10〜40@
の範囲に設定されなければならない。アプローチ角度が
106未満では引抜き加工度が小さく、形状特にアルミ
ニウム管の真円度が出にくい。逆に40″を超える場合
には、表面が平滑すぎるものとなり、所期する表面粗さ
を達成できない。特に好ましいダイスのアプローチ角は
20〜30°である。また、アルミニウム管の外径を規
定するベアリング部(15)の長さ(ρ1)は8〜25
mmの範囲に設定しなければならない。ベアリング長さ
が8 mm未満ではアルミニウム管の真円度、肉厚等に
ばらつきを生じて寸法が不安定となるからであり、逆に
25mmを超えると表面が平滑すぎるものとなるからで
ある。ダイスの特に好ましいベアリング長さは10〜2
0mmである。
一方、プラグ(2)はこれもアプローチ部(21)と、
これに続くベアリング部(22)及び1ノリ一フ部(2
3)とを有している。そしてこの発明では、プラグのア
プローチ角度(θ2)を6〜10’の範囲に設定しなけ
ればならない。
アプローチ角度が6°未満ではアルミニウム管の真円度
が出にくいからであり、逆に10°を超えて大に設定し
た場合には、表面が平滑すぎるものとなるからである。
プラグ(2)の特に好ましいアプローチ角は7〜8°で
ある。また、プラグ(2)のベアリング部(22)の長
さ(Q2)は1.5〜3. 0ttvaの範囲に設定し
なければならない。ベアリング長さが1.5mm未満で
はやはりアルミニウム管の真円度が出にくく寸法が不安
定となるからであり、逆に3.0mmを超えるとやはり
表面が平滑すぎるものとなるからである。プラグの特に
好ましいベアリング長さは1.5〜2.0mmである。
なお第2図において示す(3)は、プラグ(2)の後端
部に取付けられたプラグ固定用の支持棒である。またプ
ラグ(2)のベアリング部(22)の外径寸法長−びダ
イス(1)のベアリング部(L5)の内径寸法は、所期
するアルミニウムパイプ材の内外径及び肉厚との関係で
定められるものであることはいうまでもない。
上記のダイス(1)及びプラグ(2)は、引抜き加工に
供されるに際し、第2図に示すように、プラグ(2)の
ベアリング部(22)周面がダイス(1)におけるベア
リング部(15)の長さ方向のほぼ中央部周面に、パイ
プ材の所期する肉厚に相当する空隙部を介して対向状と
なるように組合わされることにより、引抜き加工用金型
(4)を構成する。そして予め押出機により押出された
アルミニウム管(A)を該金型により第2図に鎖線で示
すように引抜いて縮径する。かかる引抜き加工では、ア
ルミニウム管(A)とダイスあるいはプラグとの焼付き
を防止するため潤滑油を使用する。而してこの発明では
、潤滑油はその粘度が37.8℃において640〜33
000cstの範囲のものを使用しなければならない。
粘度が640cst/37.8℃未満では、アルミニウ
ム管の表面に光沢が出易いからであり、逆に33000
cs t/37.8℃を超える粘度ではアルミニウム管
の表面が荒れすぎて表面粗さが過度に大きくなるからで
ある。上記範囲の粘度のものであれば潤滑油の種類は問
わない。特に好ましい粘度は37.8℃において120
0〜20000cstである。
上記の引抜き加工用金型及び潤滑油を用いて引抜き加工
を行ったアルミニウム管は、その外周表面が所期する5
8〜IO8の表面粗さを有する均一微細な凹凸面に形成
される。なお引抜きは複数回繰り返し行ってアルミニウ
ム管を順次的に縮径し、もって最終製品を得るものとす
るのが一般的であるが、−回の引抜きでも良い。
複数回繰り返して行う場合、最終引抜きのみを本発明範
囲のダイス、プラグ、潤滑油を用いて行えば足りるが、
望ましくはすべての引抜き工程において本発明範囲のダ
イス等を用いるのが良い。
以上の説明では、引抜き用金型としてプラグ(2)を支
持棒(3)を介して固定した玉引き方式により引抜きを
行う場合のものを示したが、プラグを固定しない浮きプ
ラグ引き方式によって引抜きを行う場合の金型を用いて
も良い。
発明の効果 この発明は上述の次第で、アプローチ角及びベアリング
長さを所定範囲内に設定した金型を用い、かつ所定範囲
の粘度を有する潤滑油を用いてアルミニウム管の引抜き
加工を実施するものであるから、該引抜き加工を施され
たアルミニウム管の表面は、マグネットローラー用スリ
ーブ等として好適な58〜IO8程度の表面粗さを有す
るものとなる。従って、かかる範囲の表面粗さを得るた
めに、従来引抜き加工後に実施していた精密切削加工、
サンドブラスト、化学処理工程等を省略でき、生産効率
を向上しうるとともに生産コストを安価となしうる。
実施例 次にこの発明の実施例について説明する。
A3003アルミニウム合金からなる外径34rra、
肉厚1. 111111の押出管(調質H14)を複数
個用意し、これらにまず玉引き方式による初段の引抜き
を実施して、外径32In11、肉厚0゜75属のアル
ミニウム管を得た。この引抜きは、アプローチ角28″
、ベアリング長さ14i*の超硬合金製ダイスと、アプ
ローチ角8°、ベアリング長さ2.0姻の超硬合金製玉
芯プラグとを第2図のように組合せてなる金型を用い、
また潤滑油は粘度33000cgt/37.8℃のもの
を用いて行った°。
次に上記初段の引抜き工程を経た各アルミニウム管に、
アプローチ角、ベアリング長さを下記第1表に示すよう
に各種に変えた超硬合金製玉芯ダイスとプラグとを第2
図のように組合せてなる金型、及び第1表のような粘度
を有する潤滑油を用いて玉引き方式による2回目の引抜
きを実施し、複写機のマグネットローラースリーブ用と
しての外径30In11、肉厚0. 61M1の最終ア
ルミニウム管を得た。
そして上記により得られた各アルミニウム管の外周面の
表面粗さを測定した。その結果を併せて第1表に示す。
なおいずれのアルミニウム管も偏肉、真円度等は実用上
何ら問題のないものであった。
[以下余白] 上記結果から明らかなように、この発明によって製造さ
れたアルミニウム管は、いずれも58〜10Sの範囲の
表面粗さを有するものであることを確認しえた。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)はプラグの要部を示す拡大縦断面図、第1
図(b)はダイスの縦断面図、第2図は第1図(a)(
b)に示したダイスとプラグを組合せた引抜き加工用金
型の縦断面図である。 (1)・・・ダイス、(14)・・・アプローチ部、(
15)・・・ベアリング部、(2)・・・プラグ、(2
1)・・・アプローチ部、(22)・・・ベアリング部
、(4)・・・引抜き加工用金型、(A)・・・アルミ
ニウム管、(θ1)・・・ダイスのアプローチ角、(θ
2)・・・プラグのアプローチ角、(Ql)・・・ダイ
スのベアリング長さ、(Q2)・・・プラグのベアリン
グ長さ。 以上 第1図  (b) 第2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. アプローチ角10〜40°、ベアリング長さ8〜25m
    mの範囲に設定されたダイスと、アプローチ角6〜10
    °、ベアリング長さ1.5〜3mmの範囲に設定された
    プラグとの組み合せからなる引抜き加工用金型を用い、
    かつ粘度が37.8℃において640〜33000cs
    tである潤滑油を用いてアルミニウム管を引抜き加工す
    ることを特徴とする適度な表面粗さを有するアルミニウ
    ム管の製造方法。
JP24881387A 1987-10-01 1987-10-01 適度な表面粗さを有するアルミニウム管の製造方法 Pending JPH0191909A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005099774A (ja) * 2003-08-27 2005-04-14 Showa Denko Kk 表面品質に優れたアルミニウム管及びその製造方法と製造装置並びに感光ドラム基体
JP2010194598A (ja) * 2009-02-26 2010-09-09 Showa Denko Kk 管状ワーク用引抜加工装置

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