JPH018890Y2 - - Google Patents

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JPH018890Y2
JPH018890Y2 JP1983190158U JP19015883U JPH018890Y2 JP H018890 Y2 JPH018890 Y2 JP H018890Y2 JP 1983190158 U JP1983190158 U JP 1983190158U JP 19015883 U JP19015883 U JP 19015883U JP H018890 Y2 JPH018890 Y2 JP H018890Y2
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hot water
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pressure
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  • Domestic Hot-Water Supply Systems And Details Of Heating Systems (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は給湯装置、特に一旦貯湯槽に貯えた湯
をポンプにより複数の水栓へ圧送するようにした
給湯装置に関する。
(従来の技術) 従来、この種の給湯装置として、貯湯槽内の湯
温が一定温度以上でオンになるサーモスタツト
と、貯湯槽と水栓を連絡する配管に連通せしめて
設けた圧力タンク内の圧力が一定圧力以下でオン
になる圧力スイツチをポンプ駆動用制御回路に直
列に挿入したものが知られている(実開昭50−
54647号公報参照)。
(考案が解決しようとする課題) 上記、従来の給湯装置にあつては、複数の水栓
で同時に給湯している状態において、例えば1つ
の水栓の給湯を停止したとき配管内の圧力が一瞬
急上昇し、圧力タンク内の圧力も一瞬上昇するの
で、圧力スイツチがオフになりポンプの駆動が停
止する。尚、このとき他の水栓の吐出は継続して
いるので、上記圧力はすぐに下降し、圧力スイツ
チがオンに戻りポンプも再び駆動するが、斯るポ
ンプの一時停止、再駆動により吐出を続けている
水栓側に吐出量が瞬間的に少なくなり、すぐ再び
正常に戻るという不安定な吐出状態が現われ、良
好な使用感が損なわれる。
また、ポンプも不必要なオン,オフを頻繁に行
なうため、寿命が短かくなる。
本考案は、従来技術の有するこのような問題点
に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、常に安定した吐出状態が得られ、ポンプ
にも余分な負担をかけることがない給湯装置を提
供しようとするものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本考案の給湯装置に
おいては、排出管路に設けられ該管路を流動する
湯の流量が所定流量以上でオンになる流量スイツ
チと、排出管路に連絡して設けられ該管路内の圧
力が所定圧力以下でオンになる圧力スイツチとを
備え、上記流量スイツチと圧力スイツチとをポン
プと電源を接続する電源回路に並列に挿入するも
のである。
(作用) 本考案の上記構成によれば、複数の水栓のどれ
か1つ又は全部が開かれると開かれた水栓を介し
て排出管路が大気に開放され該管路内の圧力が低
下するので、まず圧力スイツチがオンになりポン
プが駆動される。これにより排出管路内に大量の
湯が流れ流量スイツチもオンになる。一方、使用
されている水栓全てを閉じれば排出管路内の圧力
が上昇すると共に湯の流れも止まり、圧力スイツ
チ、流量スイツチは共にオフになりポンプは駆動
を停止する。
また、同時使用中の複数の水栓の1つを閉じれ
ば排出管路内の圧力が一瞬急激に上昇し、圧力ス
イツチがオフになることがあつても、排出管路に
は他の水栓に供給される湯が流れつづけるため流
量スイツチはオンを維持しポンプを駆動しつづけ
る。
以下、本考案の実施の一例を図に基づいて説明
する。
本考案の給湯装置は、第1図乃至第4図に示す
如くボイラー等の給湯源Aに給湯管路1を介して
接続される貯湯槽Bを備え、該貯湯槽Bに貯えた
湯を排出管路3の導出管3aからポンプP及び配
管3b,3c,3dを介して複数、図示例では2
つの湯水混合栓C1,C2へ圧送するものであ
り、上記貯湯槽Bへの給湯及び湯水混合栓C1,
C2への湯の圧送をリモートコントローラーDの
操作により制御するものである。
貯湯槽Bは内壁b1と外壁b2との間に発泡ス
チロール等の断熱材b3を充填した断熱構造とさ
れ、湯を保温できるようになつている。
給湯管路1は貯湯槽B下部の機械室7内を通つ
て立上り、貯湯槽Bの内部へその満水時の湯面よ
り上方位置に突出して臨んでいる。この給湯管路
1の突出部1aは第3図に示す如く末端が閉塞さ
れ、且つ多数の小孔1bが設けられている。小孔
1bは湯の噴出孔となるもので、突出部1aの外
周下部に軸線方向へ間隔をおいて直列している。
上記給湯管路1にはモータ駆動式の開閉弁2が設
けられる。
開閉弁2は機械室7内を通る給湯管路1の途中
に設けられており、図示してはいないが球弁をス
テツプモーターで一方向に90゜づつ回動させるこ
とにより球弁に設けた通路が給湯管路1と整合す
れば給湯管路1を開き、同通路が給湯管路1から
外れれば給湯管路1を閉じるようになつている。
貯湯槽B内の湯を湯水混合栓C1,C2へ圧送
するポンプPは、湯水混合栓C1,C2の開閉に
よる必要湯量の変化に応じて駆動を制御されるも
のであり、その制御手段としては流量スイツチ4
と圧力スイツチ5とが用いられる。流量スイツチ
4はポンプPの吐出口に接続した排出管路3の吐
出管3eと配管3bとの間に設けられ、ポンプP
から吐出されて配管3b内を通る湯の流量が設定
流量例えば2/minを越えた際に閉じ、同じく
流量が設定流量2/minより低下した際に開く
ようになつている。
圧力スイツチ5は配管3bの圧力変動を緩衝す
るために設けたアキユムレーター6とを連絡する
側路8、即ち連絡管8aに導管8bを介して接続
され、配管3b内の圧力が設定圧の下限値例えば
0.8Kg/cm2より低下した際に閉じ、同管3b内の
圧力が設定圧の上限値例えば1.1Kg/cm2より上昇
した際に開くようになつている。
そして、これら流量スイツチ4及び圧力スイツ
チ5は、ポンプPと交流電源とを接続する電源回
路に並列に挿入される。
従つて、流量スイツチ4及び圧力スイツチ5の
一方が閉じることにより電源回路が閉成されてポ
ンプPが起動し、両スイツチ4,5の双方が開く
ことにより電源回路が開放されポンプPが停止す
るものである。
また、2つの湯水混合栓C1,C2が開いてい
る状態でその一方例えばC2を閉じると、配管3
b内の圧力が上昇し且つ流量が低下する。配管3
b内の圧力上昇は流量の変化に対して急激であ
り、圧力スイツチ5の上限設定値を瞬時に越え、
圧力スイツチ5を開く。一方、流量スイツチ4は
配管3b内の流量が設定流量に低下するまで閉じ
ており、ポンプPの駆動を持続させる。配管3b
内の流量が前記設定流量よりも低下すると、流量
スイツチ4が開いて電源回路を開放し、ポンプP
を停止させる。この流量スイツチ4の設定値以下
の流量は実際面で使用することがなく、水栓即ち
湯水混合栓C1,C2を閉じる時に一時的に生じ
るものである。つまり、湯水混合栓C1,C2を
開き圧力スイツチ5の下限設定値より配管12内
の圧力が下がり、一旦ポンプPが起動すると、湯
水混合栓C1,C2を閉じるまでポンプPは運転
を続け、湯水混合栓C1,C2へ必要量の湯が安
定して供給されるものである。
リモートコントローラーDは、給湯源A及び貯
湯槽Bとは切離して操作し易い所望の場所に設け
られて開閉弁2、ポンプP、流量スイツチ4、圧
力スイツチ5と夫々電気的に連絡する。
そして、このリモートコントローラーDはその
コントロールボツクス9表面に操作スイツチ10
と、給湯表示ランプ11及びポンプ表示ランプ1
2が設けられており、操作スイツチ10の操作に
より給湯源Aから貯湯槽Bへの給湯、貯湯槽Bか
ら湯水混合栓C1,C2への湯の圧送を個々に、
あるいは同時に行うことが出来るように構成され
ている。
即ち、操作スイツチ10は回転式の摘み13に
設けた指標14と摘み周囲に施された「切」「給
湯」「ポンプ」「給湯ポンプ」の表示15を合わせ
ることにより表示された機能を選択的に切換え使
用することが可能になつており、指標14を「給
湯」に合わせると、開閉弁2が開いて給湯源Aか
ら貯湯槽Bへの給湯のみが行なわれ、「ポンプ」
にすると流量スイツチ4と圧力スイツチ5が作動
できる状態になり、この状態で湯水混合栓C1,
C2を開くと、上述の如く作動してポンプPを駆
動し、湯水混合栓C1,C2への湯の圧送のみが
行なわれる。また、指標14を「給湯・ポンプ」
に合わせると、貯湯槽Bへの給湯と、湯水混合栓
C1,C2への湯の供給が同時に行なわれる。
一方、給湯表示ランプ11とポンプ表示ランプ
12は夫々貯湯槽Bへの給湯が行なわれていると
き、湯水混合栓C1,C2への湯の供給が行なわ
れているとき点灯し、運転状態の確認を容易にす
る。
尚、図中16は2つの湯水混合栓C1,C2が
開いた状態でその一方(例えばC2)を閉じたと
きの配管3b内の圧力上昇により、熱い湯がアキ
ユムレーター6の水室に入り、水室内の温度が上
昇するのを防止するためにアキユムレーター6の
前に設けたサージタンクである。
本考案は上記の構成であるから以下の利点を有
する。
(1) 同時使用中の複数の水栓の1つを閉じれば排
出管路内の圧力が一瞬急激に上昇し、圧力スイ
ツチがオフになることがあつても、排出管路に
は他の水栓に供給される湯が流れつづけている
ため流量スイツチはオン状態を維持し、ポンプ
を駆動しつづけることができ、吐出中の湯量が
急に少なくなつたり、再び多くなつたりするよ
うなことがなく、他の水栓の開閉に係りなく常
に安定した吐出状態を保つことができる。
従つて、使用感、使い勝手が良い。
(2) また、複数の水栓を同時使用中にどれか1つ
の水栓を閉める都度ポンプが停止、再駆動を行
なつてポンプに余分な負担をかけるようなこと
がない。従つてポンプの寿命を長く永年使用に
耐え得る。
(3) 水栓が開かれ配管が大気に開放されることに
より配管内の圧力は低下するため圧力スイツチ
がオンの状態となりポンプが起動するので、例
え貯湯槽に対して水栓が高い位置に設けられる
場合であつても給湯が確実に行なわれ、しかも
一担ポンプが起動すると流量スイツチがオンに
なり、以後水栓が閉止されるまでポンプの運転
は継続し安定した給湯が得られる。
(4) 貯湯槽から湯水混合栓への湯の供給及び貯湯
槽への給湯を相互の関連なしに独立して行うこ
とができる。
その結果 a 貯湯槽内の湯を全部使い切つて貯湯槽を空
にすることができ、しばらくの間、例えば数
日使用する予定がないのに新たに湯を補給し
てこれを無駄にするような不経済を防止する
ことができる。
b 貯水槽内の湯の排出を、貯湯槽への給湯と
切り離して行うことができるので、例え貯湯
槽内の湯が冷めてしまつても、この冷めた湯
のみを排出して、その後に貯湯槽内に湯を入
れることができ、給湯源から供給される熱い
湯を無駄に排出することを防止できる。
(5) 給湯装置の操作をリモートコントローラーに
よる遠隔操作としたので、コントロールボツク
スを作業する人の近くに置き作業効率よく装置
の運転を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案給湯装置の一実施例を示す模範
式図、第2図は本考案の主要な構成要素の1つで
ある貯湯槽の一実施例を示す縦断側面図、第3図
は同一部切欠側面図、第4図は第1図の−線
断面図である。 A……給湯源、B……貯湯槽、C1,C2……
湯水混合栓、D……リモートコントローラー、P
……ポンプ、1……排出管路、2……開閉弁、3
……排出管路、4……流量スイツチ、5……圧力
スイツチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 給湯源に給湯管路を介して連絡し、給湯源から
    供給される湯を貯える貯湯槽と、上記給湯管路に
    設けられて該管路を開閉する電気駆動式の開閉弁
    と、貯湯槽と複数の水栓を連絡する排出管路に設
    けられ、水栓に湯を圧送するポンプと、排出管路
    に設けられ該管路を流動する湯の流量が所定流量
    以上でオンになる流量スイツチと、排出管路に連
    絡して設けられ該管路内の圧力が所定圧力以下で
    オンになる圧力スイツチと、上記開閉弁及びポン
    プに電気的に連絡し、開閉弁の開閉及びポンプの
    オン、オフを独立して個別に制御可能なリモート
    コントローラーを備えると共に上記流量スイツチ
    と圧力スイツチとをポンプと電源を接続する電源
    回路に並列に挿入してなる給湯装置。
JP19015883U 1983-12-09 1983-12-09 給湯装置 Granted JPS6099418U (ja)

Priority Applications (1)

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JP19015883U JPS6099418U (ja) 1983-12-09 1983-12-09 給湯装置

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JP19015883U JPS6099418U (ja) 1983-12-09 1983-12-09 給湯装置

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JPS6099418U JPS6099418U (ja) 1985-07-06
JPH018890Y2 true JPH018890Y2 (ja) 1989-03-10

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JP19015883U Granted JPS6099418U (ja) 1983-12-09 1983-12-09 給湯装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5054647U (ja) * 1973-09-13 1975-05-24
JPS5183062U (ja) * 1974-12-26 1976-07-03
JPS5793712U (ja) * 1980-11-29 1982-06-09

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JPS6099418U (ja) 1985-07-06

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