JPH018760Y2 - - Google Patents

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JPH018760Y2
JPH018760Y2 JP1983147018U JP14701883U JPH018760Y2 JP H018760 Y2 JPH018760 Y2 JP H018760Y2 JP 1983147018 U JP1983147018 U JP 1983147018U JP 14701883 U JP14701883 U JP 14701883U JP H018760 Y2 JPH018760 Y2 JP H018760Y2
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JP
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metal
belt
oil
grooves
pulley
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JP1983147018U
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JPS6054857U (ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16GBELTS, CABLES, OR ROPES, PREDOMINANTLY USED FOR DRIVING PURPOSES; CHAINS; FITTINGS PREDOMINANTLY USED THEREFOR
    • F16G5/00V-belts, i.e. belts of tapered cross-section
    • F16G5/16V-belts, i.e. belts of tapered cross-section consisting of several parts
    • F16G5/163V-belts, i.e. belts of tapered cross-section consisting of several parts with means allowing lubrication

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 この考案はベルト式伝動装置の伝動ベルトに関
し、特に複数の無端金属帯を重ねて成る金属ベル
トに沿つて金属ブロツクが連ねられた形式の伝動
ベルトに関するものである。
従来技術 ベルト式伝動装置の一種に、無端金属帯が積層
状に重ねられて成る金属ベルトとこの金属ベルト
に沿つて連ねられた金属ブロツクとを含む伝動ベ
ルトをVプーリに巻掛けることにより、このベル
トによつて一方のプーリの回転力を他方のプーリ
に伝達する形式のものがある。
この種の装置に用いられる金属帯には、第1図
に示すように、その裏面側に金属帯10の巾方向
に対して所定角度で傾斜し、かつ互いに交差する
多数の油切り溝12が形成されるのが普通であ
る。金属帯10が高速で回転させられる時、油切
り溝12の案内作用で油を両側縁に導き、かつ遠
心力によつてこれを飛散させることにより、金属
帯10間あるいは金属帯10と金属ブロツクとの
間の余分の油を積極的に取り除くためである。従
来この油切り溝12は、溝12に対応する突条が
外周面に形成されたローラ(金型)をその金属帯
10の裏面に押圧することによつてそれを転写形
成するが、金属帯にこのような加工を施すとその
加工による残留応力によつて金属帯が加工後に変
形し易くなるという問題を生じる。すなわち上記
溝加工は金属帯の一方の面にのみ成されるために
応力も一方の側にのみ残留し、これによつて金属
帯が使用中(伝動ベルト回転中)において反つた
り、蛇行したりする問題が生じるのである。
考案の目的 本考案はこのような事情を背景として成された
もので、その目的とするところは金属帯に油切り
溝または突条の形成加工を施した後においても金
属帯間の残留応力の発生が抑制され、金属帯また
はそれによつて形成される伝動ベルトが正しい形
状を保つて動力伝達を円滑に成し得るベルト式伝
動装置の伝動ベルトを提供することにある。
考案の構成 この目的を達成するため、本考案は多層に重ね
られる金属ベルトの少なくとも1つの金属帯の表
裏両面に、油切り溝もしくは突条を、該金属帯の
巾方向に対して所定角度をなすように形成すると
ともに、それら油切り溝もしくは突条の傾斜方向
を表裏両側において前記巾方向に対して逆方向と
したことを特徴とするものである。
実施例 このような本考案の特徴を更に一層明らかにす
るため、以下本考案の実施例を図面に基づいて詳
しく説明する。
第2図はベルト式伝動装置としての無段変速装
置の要部を示しており、図において2つのVプー
リ14,16の間に環状の伝動ベルト18が巻掛
けられ、これらVプーリ14,16の一方の回転
力が他方に伝動されるようになつている。Vプー
リ14,16は相対向する一対の円錐盤をそれぞ
れ備え、これら円錐盤の相互間隔(V溝の巾)を
変えることによつてVプーリ14,16間に巻掛
けられる伝動ベルト18の有効径(掛け径)を変
更し、これによつて無段階の変速比を得ることが
できる。伝動ベルト18は第2図、第3図に示さ
れるように、無端金属帯を積層状に重ねて成る金
属ベルト20と金属ベルト20に沿つて連ねられ
た金属ブロツク22とで構成されている。金属ブ
ロツク22は本体部24と頭部26とこれらを連
結する首部28とを有しており、この頭部26と
本体部24との間に形成された溝に金属ベルト2
0が通されている。本体部24の両側端面は傾斜
面とされており、この傾斜面がVプーリ14,1
6の内側円錐面に接触させられるようになつてい
る。
金属ベルト20は上述したように複数の金属帯
が重ねられたもので、その各金属帯には第4図、
第5図に示すように表裏両側に多数の油切り溝が
形成されている。すなわち金属帯30の裏側には
第6図に示されるように、金属帯30の巾方向に
対して45゜に傾斜する油切り溝32が形成される
一方、表側には第7図に示されるように、金属帯
30の巾方向に対してその裏側の溝32とは反対
方向に45゜で傾斜する油切り溝34が形成されて
いるのである。
かかる金属帯30においては油切り溝32,3
4を成形加工する際に、ローラダイス(金属)を
押圧してその外周面に形成された突条に対応した
溝を付けるのが一般的であるため、表裏両側に同
じような歪が生じる。しかもその歪に基づく残留
応力は油切り溝32,34の傾斜方向が互いに逆
方向であるところから表裏両側で互いに逆方向に
作用し、したがつて表側において金属帯30を変
形させようとする力と、裏側において金属帯30
を変形させようとする力が互いにバランスされ
る。このため金属帯30は加工後において殆ど残
留応力が生ぜず、それゆえかかる金属帯30やこ
れを重ねて形成した伝動ベルト18もまた本来の
正しい形状を維持してVプーリの回転力を円滑に
伝達し得るのである。
しかも上記金属帯30においては巾方向に対し
て45゜をなす裏側の油切り溝32と逆方向に傾斜
する表側の油切り溝34とを合わせた全体の油切
り効果は、巾方向に対して45゜に傾く油切り溝を
互いに逆方向に交差するように一面に設けた従来
の金属帯のそれと同等となるのである。
ところで金属帯の表裏両面に互いに交差する溝
を設けることによつても、加工後の変形を防止す
ることが可能である。しかしながらこの場合には
油切り効果は大きく得られるが、このような溝加
工を施した金属帯を重ねた場合に、同じ方向に傾
斜する油切り溝同志が係合する状態となつて摩擦
力が大きくなり、金属帯表面の摩耗が促進されて
しまう。これに対し上記金属帯30は、互いに相
接する側の溝の向きが逆方向であるために溝同志
が係合するようなことはなく、したがつて摩擦力
が大きくなりすぎることはない。すなわち金属帯
に形成される溝の深さ、方向等は、相重なる金属
帯の間の油切り効果と摩耗防止の見地から定めら
れる必要があるのである。この意味において溝3
2,34の深さは、その深さを含めた面粗度が、
0.8μRz〜2.5μRzの範囲となるようにすることが
望ましく、特に1.8μRz〜2.2μRzの範囲が好適で
ある。(但し本例において金属帯30の厚さは
185μ程度である。)また油切り溝32,34の傾
斜角度は巾方向に対してほぼ0゜〜60゜が望ましい。
より好適なのは40゜〜50゜の範囲である。
なお、上記実施例では表裏両面に溝を形成し
て、この溝において油切りをなすようにしたが、
第8図に示されるようにこの溝に代えて表裏両側
に互いに逆方向に傾斜する突条36を設けること
も可能である。この場合においても突条36の高
さを含む面粗度を0.8μRz〜2.5μRzとするのが望
ましく、特に1.8μRz〜2.2μRzが好適である。
以上本考案の実施例について説明したが、本考
案はその趣旨を逸脱することなく当業者の知識に
基づいて種々に変更して実施することが可能であ
る。例えば、油切り溝、あるいは突条は必ずしも
全ての金属帯に設けなければならないものではな
く、少なくとも一つの金属帯に設けるだけでも本
考案の一応の効果は得られるのである。
考案の効果 以上詳記したように、本考案にかかる伝動ベル
トは金属帯の表裏両側に、巾方向に対して互いに
逆方向に傾斜する油切り溝、もしくは突条を形成
したものである。これによつて金属帯間、あるい
は金属帯とブロツクとの間における油切り作用が
従来の伝動ベルトと同じようになされるととも
に、伝動ベルトの回転中に金属帯が反つたり、蛇
行したりすることが防止されて伝動ベルトがVプ
ーリの回転力を円滑に伝達し得るようになるので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の伝動ベルトにおける金属帯を示
す要部斜視図、第2図は本考案に係る伝動ベルト
を用いたベルト式無段変速装置の要部斜視図、第
3図は同装置における伝動ベルトの要部斜視図、
第4図は第2図および第3図における金属帯の斜
視図、第5図は第4図における−視断面図、
第6図および第7図はそれぞれ第4図における
視および視図、第8図は本考案の他の実施例で
ある伝動ベルトの金属帯の要部断面図である。 14,16:Vプーリ、18:伝動ベルト、2
0:金属ベルト、22:金属ブロツク、30:金
属帯、32,34:油切り溝、36:油切り突
条。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 無端金属帯が積層状に重ねられて成る金属ベル
    トと該金属ベルトに沿つて連ねられた金属ブロツ
    クとを含む伝動ベルトをVプーリに巻掛け、該伝
    動ベルトによつて一方のプーリの回転力を他方の
    プーリに伝達するベルト式伝動装置において、 前記金属ベルトにおける少なくとも1つの金属
    帯の表裏両面に、互に平行な多数の油切り溝もし
    くは突条を、該金属帯の巾方向に対して所定角度
    をなすように形成するとともに、それら油切り溝
    もしくは突条の傾斜方向を表裏両側で前記巾方向
    に対して逆方向としたことを特徴とするベルト式
    伝動装置の伝動ベルト。
JP1983147018U 1983-09-22 1983-09-22 ベルト式伝動装置の伝動ベルト Granted JPS6054857U (ja)

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JP1983147018U JPS6054857U (ja) 1983-09-22 1983-09-22 ベルト式伝動装置の伝動ベルト

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JPS6054857U JPS6054857U (ja) 1985-04-17
JPH018760Y2 true JPH018760Y2 (ja) 1989-03-09

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55103133A (en) * 1979-01-30 1980-08-07 Doornes Transmissie Bv Forming method of driveebelt * endless metal band and surface profiling

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55103133A (en) * 1979-01-30 1980-08-07 Doornes Transmissie Bv Forming method of driveebelt * endless metal band and surface profiling
US4332575A (en) * 1979-01-30 1982-06-01 Van Doorne's Transmissie B.V. Composite driving belt

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JPS6054857U (ja) 1985-04-17

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