JPH017881Y2 - - Google Patents

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JPH017881Y2
JPH017881Y2 JP1983121304U JP12130483U JPH017881Y2 JP H017881 Y2 JPH017881 Y2 JP H017881Y2 JP 1983121304 U JP1983121304 U JP 1983121304U JP 12130483 U JP12130483 U JP 12130483U JP H017881 Y2 JPH017881 Y2 JP H017881Y2
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JP
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pin
planetary
carrier
retaining
hole
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JP1983121304U
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JPS6029966U (ja
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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/08General details of gearing of gearings with members having orbital motion
    • F16H57/082Planet carriers

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は遊星歯車減速機における遊星ピンの固
定装置に関するものである。その目的とするとこ
ろは、遊星歯車減速機におけるキヤリヤに対する
遊星ピンの組立性と分解性を改良し、小形高性能
の遊星歯車減速機を安価に提供することにある。
従来の遊星歯車減速機の遊星ピンの抜け止めは
第1図〜第4図の如き構造のものが知られてい
る。第1図のものは遊星ピン4の片側にフランジ
aを設けたもので、抜け止めの構造としては確実
性はあるが、遊星ピンは高精度を要するので研削
加工が必要でコスト高となる欠点がある。
第2図のものは止め輪bを用いた例であるが、
遊星ピン4への止め輪溝b′の加工と止め輪bが必
要であり、これ又コスト高となる。
第3図のものは実公昭54−41899又は実公昭57
−39647にみられる構造であつて、遊星ピン4の
外周部に溝cを設けるとともに、キヤリヤ3の半
径方向の孔に抜止め部材dを嵌入している。この
構造は分解する場合にそなえて抜止め部材dの一
部をキヤリヤ3から出しておく必要がある。この
ためケーシングのコンパクト化及び作業時の安全
性に難があるとともに、運転中に抜止め部材dが
抜ける事があり問題がある。
第4図は遊星ピン4の孔とキヤリヤ3の孔と
を、遊星ピン4の径よりも短い抜止め部材eで位
置決めする構造である。分解する時には抜止め部
材eを遊星ピン4の中に押し込む事により、分解
できるので、前記第3図のものの問題となつたコ
ンパクト化及び安全性の問題は解決される。しか
し組立時にはキヤリヤ3の孔と遊星ピン4の孔と
の位置合わせが必要であり、作業性が悪くなる。
又運転中に抜止め部材eが移動し、ピン4の中に
入つて抜止め作用をしなくなる。等の不具合を免
れない。この不具合を防止する為、長い抜止め部
材を使うと、前述した第3図のものと同様に分解
時の欠点が出てくる(実開昭56−171450参照)。
なお第1図及び第2図のものはキヤリヤのボス部
外径を大きくする必要がある時は適用出来ない。
本考案は叙上の問題を解決しようとするもの
で、以下図面に示した実施例に沿い説明する。第
5図において、1は出力軸、2は出力軸が軸支さ
れるケースである。3はキヤリヤで、遊星ピン4
はこれに支持される。5は遊星ピンに遊星軸受8
を介し回転可能に支持される遊星歯車である。6
は内歯車、7は太陽歯車で、前記遊星歯車は内歯
車と太陽歯車とに噛み合つている。なお3aはキ
ヤリヤのボス部、3bは同じく出力軸側フランジ
部、3cは同じく入力軸側フランジ部、3dは同
じく柱状ブロツクである。
さて本考案はこのような遊星歯車減速装置にお
ける遊星ピン4の抜止め装置に関するもので、第
6図の拡大断面図を参照して説明する。キヤリヤ
3は小径のボス部3aと大径の出力軸側フランジ
部3b、入力軸側フランジ部3c及び2つのフラ
ンジ部を連結する柱状ブロツク部3dより構成さ
れている。10は遊星ピン孔で、両フランジ部3
bと3cに同芯に加工されていると共に、遊星ピ
ン孔10はその端部を小径穴10aとして段付き
の行止り孔となつており、ボス部3aはほとんど
加工しない構造となつている。
遊星ピン4は嵌入部4aの出力軸側端部に近
く、周溝部4cが設けられている。周溝部4cの
さらに先端部は嵌入部4aと同径で、抜止め部4
bを構成している。嵌入部4a、抜止め部4bの
端面は面とりされて導入部4eとなつている。遊
星ピン4はキヤリヤ3に入力軸側フランジ部3c
側より嵌入され、内周部にネジを有する円筒状の
抜止めピン9を周溝部4cに嵌入させることによ
り保持されている。
以上の構成であるから、遊星ピン4はテーパ状
をなした導入部4eにより容易にキヤリヤ3に嵌
入され、抜止めピン9と抜止め部4bとの係合に
より確実に抜止めされる。分解の場合は、抜止め
ピン9の内周ネジ部を用いる事により容易に分解
することができる。
以上の如く、本考案の遊星ピン4は抜止めピン
9の内周ネジ部を用いて抜く事が出来るので、キ
ヤリヤ3の外周部に抜止めピン9の一部を出して
おく必要が無い為安全である。又円筒状の抜止め
ピン用の孔の周辺部11を簡単なポンチングをす
る事により、抜止めピン9そのものの抜止めをす
る事が出来る。
さらに遊星ピン孔10は段付きの行止りの孔に
したので、遊星ピン4を遊星ピン孔10に嵌入す
るとき、位置決めが容易に出来ると共にキヤリヤ
3のボス部3aの外周面は加工しなくてよいの
で、鋳物で製作されるキヤリヤ3の強度をそこな
う事が無く、かつキヤリヤ3を軽量コンパクトに
製作することができる。よつて減速機の組立て、
分解作業の大巾な向上が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は公知の遊星ピンの固定方法を
示す。第5図は本考案が実施された遊星歯車装置
の断面図。第6図は第5図における遊星ピン支持
部の拡大断面図。 図において;1……出力軸、2……ケース、3
……キヤリヤ、3a……ボス部、3b……出力軸
側フランジ部、3c……入力軸側フランジ部、3
d……柱状ブロツク、4……遊星ピン、4a……
嵌入部、4b……抜止め溝部、4c……周溝部、
4e……導入部、5……遊星歯車、6……内歯
車、7……太陽歯車、8……遊星軸受、9……抜
止めピン、10……遊星ピン嵌入孔、10a……
小径孔、11……(抜止めピン用の孔の)周辺
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 遊星ピンをキヤリヤの出力軸側フランジ部と入
    力軸側フランジ部とに嵌入して支持する遊星歯車
    装置において、前記遊星ピンを嵌入する一方のフ
    ランジ部の嵌入孔を、その端部を小径として段付
    きの行止り孔とし、該嵌入孔に嵌入部の先端近く
    に周溝を設けた遊星ピンを嵌入し、キヤリヤ側か
    ら内周に雌ねじを設けた円筒状の抜止めピンを嵌
    入しその先端を前記周溝に嵌合させて前記遊星ピ
    ンを軸方向に固定し、抜止めピン全長をキヤリヤ
    内に埋入させたのち、抜止めピンが嵌入する孔の
    周辺をポンチングすることによつて抜けを防止し
    たことを特徴とする遊星歯車減速機における遊星
    ピンの固定装置。
JP12130483U 1983-08-05 1983-08-05 遊星歯車減速機における遊星ピンの固定装置 Granted JPS6029966U (ja)

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JP12130483U JPS6029966U (ja) 1983-08-05 1983-08-05 遊星歯車減速機における遊星ピンの固定装置

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JPS6029966U JPS6029966U (ja) 1985-02-28
JPH017881Y2 true JPH017881Y2 (ja) 1989-03-02

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Families Citing this family (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4773201B2 (ja) * 2005-12-27 2011-09-14 本田技研工業株式会社 変速装置
JP5381289B2 (ja) * 2009-04-28 2014-01-08 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 かしめ加工方法及びかしめ構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5187660A (ja) * 1975-01-29 1976-07-31 Zahnradfabrik Friedrichshafen

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JPS52139971U (ja) * 1976-04-19 1977-10-24
JPS59527Y2 (ja) * 1979-05-08 1984-01-09 日産デイ−ゼル工業株式会社 車両用減速差動装置のプラネタリギヤシヤフト取付装置

Patent Citations (1)

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JPS6029966U (ja) 1985-02-28

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