JPH017812Y2 - - Google Patents

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JPH017812Y2
JPH017812Y2 JP8373083U JP8373083U JPH017812Y2 JP H017812 Y2 JPH017812 Y2 JP H017812Y2 JP 8373083 U JP8373083 U JP 8373083U JP 8373083 U JP8373083 U JP 8373083U JP H017812 Y2 JPH017812 Y2 JP H017812Y2
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JP8373083U
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  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、建物開口部に取付けられるガラリの
作動装置に関するものである。
換気や通気のために建物開口部に取付けられる
ガラリは、火災発生などの緊急時に閉鎖すること
が義務付けられている。
本考案はこのようなガラリを電気的な作動によ
つて閉鎖できるとともに、温度ヒユーズの溶断に
よつて閉鎖できる他、手動による開閉操作を可能
にすることを目的として、その構造に独自の創意
工夫を凝らしたものである。
即ち、本考案装置は、枠体内に操作用ロツドで
連動開閉可能とした複数枚のガラリ羽根を配設
し、当該ガラリ羽根の室内側に位置する上下動可
能な押上げ体を、その下面に当接した第1スプリ
ングの圧縮状態下で第1連結部材を介して上記枠
体に連結し、この押し上げ体の上方に位置する上
下動可能な案内体を、その下面に当接した第2ス
プリングの圧縮状態下で第2連結部材を介して上
記枠体又は上記押上げ体に連結し、上記案内体の
上方には上記操作用ロツドに設けた上下動可能な
連結体を位置せしめて、上記第1連結部材又は第
2連結部材のいずれかを温度ヒユーズとし、他の
連結部材を電気的制御により枠体又は押上げ体か
ら離脱可能な係止体として成ることを特徴とする
ものである。
以下、本考案を実施例に従つて説明する。
図中、Aは複数のガラリ羽根1を配設した枠体
であり、各ガラリ羽根1は夫々回転軸2によつ
て、縦枠3に取付けられている。
各ガラリ羽根1の両端には室内側に突出状態の
舌片2が設けられており、これに設けられた長孔
5には、縦枠3に沿つて上下動する開閉操作用の
ロツド6に設けらた突部7が嵌入しており、これ
によつて各ガラリ羽根1はロツド6の上下動に連
動して回転し開閉するのである。
上記ロツド6の上端には延長ロツド6aが連結
されて枠体Aの上枠8から突出し、その延長ロツ
ド6aにより手動操作が可能になつている。
又、図中9,10は上下の固定桟であり、ガラ
リ羽根1の室内側に位置するように縦枠3,3間
に掛け渡され、上下固定桟9,10間には第1縦
軸11及び第2縦軸12が連結される。
第1縦軸11には上記ロツド6に固着された連
動体13が上下動可能に嵌挿され、当該連動体1
3の下側には、案内体Bが上下動自在に嵌挿され
るが、この案内体Bは水平部14と垂直部15か
ら成り、水平部14は第2縦軸12にも上下動自
在に嵌挿される。
上記水平部14の下面には第2縦軸12に嵌挿
状態の筒体16が固着され、この筒体16の下面
は第2縦軸12に巻着された第2スプリング17
に当接し、当該第2スプリング17によつて案内
体Bは上方に向つて弾発付勢される。
このような案内体Bの垂直部15の室内側に
は、上端に軸着部18を有し、下部には係止鉤部
19を備えた係止体Cを取付けており、この第2
連結部材としての係止体Cはその下端を垂直部1
5の室内側に取付けられたソレノイド21の電気
的な作動によつて前後動する摺動体20に連結さ
れている。従つて、係止体Cは通電操作によつて
第1図中左右方向に移動できるようになつてい
る。
なお、軸着部18にはコイルスプリング22が
取付けられており、これによつて非通電状態下に
おいて、係止体Cは常時第1図中右方向へ弾発付
勢されている。又、ソレノイド21は必ずしも案
内体Bに設ける必要はない。枠体Aに取付けて、
係止体Cに連動させることもできる。
このような係止体Cの係止鉤部19は、案内体
Bにより第2スプリング17が圧縮された状態の
下で押上げ体23に係止する。
押上げ体23は上記案内体Bの下側に位置して
おり、第1縦軸11に上下動自在に嵌挿される。
この押上げ体23の下面には、第1縦軸11に嵌
挿状態の筒体24が固着されており、当該筒体2
4の下側には第1縦軸11に巻着状態の第1スプ
リング25が当接している。
押上げ体23はこの第1スプリング25により
上方に向つて弾発付勢されるものであるが、第1
スプリング25の圧縮状態下で固定される。この
固定は、押上げ体23と下固定桟10との間に介
在した第1連結部材としての温度ヒユーズ26で
両者を連結することによつて得られ、押上げ体2
3は下固定桟10を介した形で間接的に枠体Aに
連結固定されることになる。
即ち、案内体Bの係止体Cはこの固定状態の押
上げ体23に係止していることになり、押上げ体
23及び案内体Bはいずれも上固定桟9に対して
下方位置にセツトされることとなる。
一方、開閉操作用ロツド6に固着状態の連動体
13は、上固定桟9と案内体Bとの間で随時上下
動できるものであるが、通常の使用の下では、第
1図及び第5図に示すように下降位置にあつて各
ガラリ羽根1は開放された状態となつており、上
記ロツド6を手動操作することにより、第4図及
び第6図に示すように各ガラリ羽根1は自由に開
閉することができる。
なお、上記ロツド6に設けられた連動体13は
必ずしも第1縦軸11に嵌挿する必要はなく、第
2縦軸12に嵌挿してもよい。又、第1,第2の
両縦軸11,12にまたがつていてもよいし、逆
に、両縦軸11,12に嵌挿されなくてもよい。
要は円滑に上下動できればよい。
そして、火災が発生した場合には、例えば守衛
室,警備室などの集中制御室で、スイツチをいれ
ることにより、あるいは、火災発生の報知と自動
的に連動させてスイツチをいれることにより、ソ
レノイド21に通電することができる。
ソレノイド21への通電により、第7図のよう
に左側方へ移動した摺動体20は、係止体Cの係
止鉤部19を押上げ体23との係止から解放す
る。この解放によつて第2スプリング17の弾発
力が働き案内体Bは上方へ押し上げられる。この
とき、第8図に示すように案内体Bの上方に位置
する連動体13を伴つて上昇するので、この連動
体13とともにロツド6も上昇し、この上昇に連
動して第9図に示すように各ガラリ羽根1が一斉
に閉鎖するのである。
又、通電不良,回路的な故障,あるいは人為的
なミスによつてソレノイド21への通電が正常に
なされない場合には、温度ヒユーズ26が機能す
ることになる。
即ち、室内温度が温度ヒユーズ26の溶断温度
に達して、第10図に示すように温度ヒユーズ2
6が溶けることにより、押上げ体23は枠体Aに
対する連結固定から解放され、第1スプリング2
5の弾発力によつて上昇する。
この上昇は第11図及び第12図に示すよう
に、いずれも押上げ体14及び連動体13を伴う
ことになり、その結果連動体13と一体関係にあ
るロツド6が上昇し、これに連動して各ガラリ羽
根1は一斉に閉鎖する。
これらの閉鎖が、例えば回路的な故障による誤
動であれば、上昇した案内体Bを下げて係止体C
を元通りにした後、枠体Aから突出状態の延長ロ
ツド6aを介して、手動により開閉操作用ロツド
6を動かし、各ガラリ羽根を開放することができ
る。
第13図は、他の実施例を示すものであり、押
上げ体23と枠体Aの一部を成す下固定桟10と
を、第1連結部材としての係止体C1で連結し、
案内体Bと押し上げ体23とを第2連結部材とし
ての温度ヒユーズ26aで連結したものである。
この場合、ソレノイド21aは枠体Aに固着さ
れており、このソレノイド21aの作動によつて
係止体C1と下固定桟10との連結が外れ、押上
げ体23は案内体Bと連結体13を伴つて上昇す
る。
又、温度ヒユーズ26aが溶断すると、枠体A
と間接的に連結状態にある押上げ体23との連結
関係から解放された案内体Bが、連動体13を伴
つて上昇する。
第14図は別の実施例を示すものであり、第2
縦軸12に嵌挿状態の押上げ体23は、第1連結
部材である温度ヒユーズ26bによつて下固定桟
10に連結され、案内体Bは第2連結部材である
係止体C2によつて枠体Aの縦枠3に連結され、
案内体Bと押上げ体23は部分的に上下に重合状
態となつている。
なお、ここで連動体13は第1及び第2縦軸1
1,12の両方に嵌挿状態となつている。
以上のように、本考案装置は、電気的操作,温
度ヒユーズの溶断による操作及び手動による任意
的な操作のいずれをも可能にするものであり、実
用価値の高いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置を使用したガラリの内観正
面図、第2図はガラリ羽根を示す部分斜視図、第
3図は部分横断面図、第4図は第1図X−X線方
向の断面図、第5図は第1図Y−Y線方向の断面
図、第6図は手動によりロツドを操作した場合を
示す要部縦断面図、第7図及び第8図はソレノイ
ドを作動させた状態の内観図、第9図は同じくガ
ラリの閉鎖状態を示す縦断面図、第10図は温度
ヒユーズ溶断の状態を示す縦断面図、第11図は
同じく温度ヒユーズ溶断の状態を示す部分図、第
12図はガラリ閉鎖状態の内観図、第13図は他
の実施例を示す概略図、第14図は別の実施例を
示す概略図である。 符号、A……枠体、B……案内体、C,C1…
…第1連結部材である係止体、C2……第2連結
部材である係止体、1……ガラリ羽根、6……ロ
ツド、13……連動体、17……第2スプリン
グ、23……押し上げ体、25……第1スプリン
グ、26,26a……第2連結部材である温度ヒ
ユーズ、26b……第1連結部材である温度ヒユ
ーズ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 枠体内に操作用ロツドで連動開閉可能とした複
    数枚のガラリ羽根を配設し、当該ガラリ羽根の室
    内側に位置する上下動可能な押上げ体を、その下
    面に当接した第1スプリングの圧縮状態下で第1
    連結部材を介して上記枠体に連結し、この押上げ
    体の上方に位置する上下動可能な案内体を、その
    下面に当接した第2スプリングの圧縮状態下で第
    2連結部材を介して上記枠体又は上記押上げ体に
    連結し、上記案内体の上方に上記操作用ロツドに
    設けた上下動可能な連結体を位置せしめて、上記
    第1連結部材又は第2連結部材のいずれかを温度
    ヒユーズとし、他の連結部材を電気的制御により
    枠体又は押上げ体から離脱可能な係止体として成
    ることを特徴とするガラリ作動装置。
JP8373083U 1983-05-31 1983-05-31 ガラリ作動装置 Granted JPS59188294U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8373083U JPS59188294U (ja) 1983-05-31 1983-05-31 ガラリ作動装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP8373083U JPS59188294U (ja) 1983-05-31 1983-05-31 ガラリ作動装置

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Publication Number Publication Date
JPS59188294U JPS59188294U (ja) 1984-12-13
JPH017812Y2 true JPH017812Y2 (ja) 1989-03-01

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JP8373083U Granted JPS59188294U (ja) 1983-05-31 1983-05-31 ガラリ作動装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0729166Y2 (ja) * 1987-03-09 1995-07-05 三和シヤツタ−工業株式会社 ガラリ装置
WO2008093612A1 (ja) * 2007-02-01 2008-08-07 Nhk Spring Co., Ltd. スライド操作装置

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JPS59188294U (ja) 1984-12-13

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