JPH017670Y2 - - Google Patents

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JPH017670Y2
JPH017670Y2 JP6940780U JP6940780U JPH017670Y2 JP H017670 Y2 JPH017670 Y2 JP H017670Y2 JP 6940780 U JP6940780 U JP 6940780U JP 6940780 U JP6940780 U JP 6940780U JP H017670 Y2 JPH017670 Y2 JP H017670Y2
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JP6940780U
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 この考案は動力運搬車、バツクホー等に用いら
れる無軌道走行装置の履帯において、その履板に
突設されたグローサの構造に関するものである。
(ロ) 従来の技術 この種のグローサには種々の形状のものがあ
り、その一形態として、実開昭54−133541号公報
に記載したものがある。かかるグローサは、板状
体の両端を前向きに折り曲げた略コ字状の形状を
有し、その前向き片によつて履帯の横すべりを防
止するようにしている。
(ハ) 発明が解決しようとする問題点 しかし、かかるグローサは、以下の問題点を有
していた。
両前向き片を設けたことにより旋回時の抵抗
が増大して旋回動作がスムーズに行えないとい
う欠点がある。
前向き片は、基端から先端に向けて同一高さ
であるため、特にその先端と路盤との間に大き
な段差を生じ、硬い路盤上を走行して各グロー
サが路盤と接する毎に、おおきは衝撃を機体に
生じ、乗り心地を極めて悪いものとしている。
本考案は上記問題点を解決することができる履
板のグローサ構造を提供することを目的とする。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は、履帯の幅方向に伸延する中程片と、
同中程片の両端を履帯の進行方向に折曲げて形成
した一対の前向き片とからなる略コ字状のグロー
サを履板の上面に突設した履板のグローサ構造に
おいて、上記中程片の上縁の高さを、その中程か
ら両端折曲げ部り向けて対称に漸次低くし、さら
に、両前向き片の上縁の高さを、中程片の両端折
曲げ部の上縁と同一高さで連絡する基端から履帯
の進退方向に伸延する先端に向けて漸次高さが低
くしたことを特徴とする履板のグローサ構造に係
るものである。
(ホ) 効 果 上記構成により、本考案は、以下の効果を奏す
る。
中程片の上縁の高さを、その中程から両端折
曲げ部に向けて対称に漸次低くするとともに、
前向き片の上縁の高さを基端から先端に向けて
漸次低くしているので、中程片の両端及び前向
き片と路盤との接地抵抗を少なくできる。この
ように、中程片と前向き片による旋回抵抗を軽
減させることにより、グローサをコ字状形状と
した構成と協働して、横すべりの防止とスムー
ズな旋回という相反する機能が共に有効に奏す
ることができる。
さらに、本考案では、両前向き片の上縁の高
さを、中程片の両端折曲げ部と同一高さで連絡
する基端から履帯の進退方向に伸延する先端に
向けて漸次高さが低くしているため、走行時に
おいて、グローサが路盤と接する際、前向き片
の先端は路盤との間に段差を生じることなく接
することができ、その後、前向き片のその他の
部分も漸次路盤と段差を生じることなく接して
いくことができ、走行時に機体に衝撃が発生す
るのを防止でき、乗り心地を快適なものとする
ことができる。
(ヘ) 実施例 以下、本考案を、添付図に示す実施例に基づい
て、具体的に説明する。
第1図において、Aは無限軌道走行装置1を装
備させた動力運搬車であり、機体に荷台2を設け
るとともに、その荷台2の後部に前向きの運転席
3を設けている。4は走行フレーム1′の後端に
支持した駆動輪、5は同フレーム1′の前端に支
持した従動輪であり、この駆動輪4と従動輪5と
に環状の履帯6を懸架して無限軌道走行装置1を
構成することになる。
第2図に示すように、上記履帯6は、裏面に一
対の対向リンク7,7を取付けた多数枚の履板8
を形成し、その各履板8に設けたリンクをピン9
によつて接続することで履板8が環状に連設する
ように構成されている。
尚、10で示すものはピン9に嵌装させたブツ
シユである。11は上記各履板8の上面に突設し
たグローサであり、履帯6の進行方向に折り曲げ
形成した両端の前向き片11a,11aと、この
前向き片11a,11a間における中程片11b
とにより略コ字状に形成されている。
そして、このグローサ11の上縁には、中程片
11bの両側中途部分から折曲げ部11c,11
cを経て両端の前向き片11a,11aの先端に
かけて、漸次高さが低くなるようにした傾斜辺1
1d,11dが形成されている。
すなわち、このグローサ11を伸張状態に展開
させた場合、第5図に示すように中程片11bの
両側中途部から両端にかけての上辺に漸次高さt
が低くなるようにした傾斜辺11d,11dが形
成されて、この傾斜辺11d,11dの中途部分
に折曲げ部11c,11cが位置し、この折曲げ
部11c,11cから両端にかけての部分が前向
き片11a,11aとして形成されることになる
のである。
従つて、本案のグローサ11を突設した履板8
により履帯6を構成すると、無限軌道走行装置1
を直進させた場合、両端の前向き片11a,11
aによる抵抗で横すべりが防止できることにな
り、他方無限軌道走行装置1を旋回させる場合に
は、前向き片11aがその上辺を傾斜辺11dと
した分だけ地面との抵抗面積が減少して旋回抵抗
が軽減されるし、又その傾斜辺11dが前向き片
11aの上辺部分だけでなく、折曲げ部11cか
らさらに中程片11bの上辺中途部分にまで形成
され、しかも傾斜辺11dが先端側に漸次高さを
低くした形状としたために、グローサ11が接地
した状態では両端部程浅く地面にくい込んで旋回
動作の障害となることはないのである。
さらに、本考案では、両前向き片11a,11
aの高さを、中程片11bの両端折曲げ部11
c,11cと同一高さで連絡する基端から履帯6
の進退方向に伸延する先端に向けて漸次高さが低
くしているため、第6図に示すように、走行時に
おいて、グローザー11が路盤12に接する際、
グローザー11の中程辺11bが路盤12にくい
込んで順次傾斜辺11dが接地し、最後に前向き
辺11aが接地していくので、路盤12との間に
段差が生じることがなく、したがつて、走行時に
動力運搬車Aに衝撃が発生するのを防止でき、乗
心地を快適なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るグローサ構造を具備する
動力運搬車の側面図、第2図は履帯の一部拡大説
明図、第3図は本考案の履帯の平面図、第4図は
側面図、第5図は同展開状態の正面図、第6図は
グローサの路盤との接地状態説明図である。 図面、A……動力運搬車、11a……前向き
片、1……無限軌道走行装置、6……履帯、11
b……中程片、11c……折曲げ部、11d……
傾斜辺、11……グローサ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 履帯6の幅方向に伸延する中程片11bと、同
    中程片11bの両端を履帯6の進行方向に折曲げ
    て形成した一対の前向き片11a,11aとから
    なる略コ字状のグローサ11を履板8の上面に突
    設した履板のグローサ構造において、 上記中程片11bの上縁の高さを、その中程か
    ら両端折曲げ部11c,11cに向けて対称に漸
    次低くし、さらに、両前向き片11a,11aの
    上縁の高さを、中程片11bの両端折曲げ部11
    c,11cの上縁と同一高さで連絡する基端から
    履帯6の進退方向に伸延する先端に向けて漸次低
    くしたことを特徴とする履板のグローサ構造。
JP6940780U 1980-05-19 1980-05-19 Expired JPH017670Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6940780U JPH017670Y2 (ja) 1980-05-19 1980-05-19

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JP6940780U JPH017670Y2 (ja) 1980-05-19 1980-05-19

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JPS5760883U JPS5760883U (ja) 1982-04-10
JPH017670Y2 true JPH017670Y2 (ja) 1989-03-01

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