JPH016A - 植物生長調整剤 - Google Patents

植物生長調整剤

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JPH016A
JPH016A JP63-70538A JP7053888A JPH016A JP H016 A JPH016 A JP H016A JP 7053888 A JP7053888 A JP 7053888A JP H016 A JPH016 A JP H016A
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Japan
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formula
halogen
plant growth
lower alkyl
growth regulator
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JP63-70538A
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寺地 務
山村 敦
禿 泰雄
平井 康市
清一 藤井
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藤沢薬品工業株式会社
日産化学工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野: この発明は植物生長調整剤に関するものであり、さらに
詳細には下記一般式(1) [式中、R1は水素、低級アルキルまたはニトロ、ハロ
ゲン、低級アルキルおよび低級アルコキシから選ばれた
1または2以上の置換基で置換されていてもよいフェニ
ルを、R2は水素、ハロゲン、低級アルコキシ、低級ア
ルコキシカルボニルで置換されていてもよい低級アルキ
ルチオ、ハロゲンもしくは低級アルキルで置換きれてい
てもよいフェニルチオ、フェニルアミノ、フェニルスル
ホニルまたは低級アルキルで置換されていてもよいヘテ
ロ環チオを、Xはオキシまたは式:N−Z(式中、Zは
水素;ヒドロキシもしくは低級アルカノイルオキシで置
換されていてもよい低級アルキル;カルボキシ、ヒドロ
キシ、ハロゲン、ニトロ、低級アルキルおよび低級アル
コキシから選ばれた1または2以上の置換基で置換され
ていてもよいフェニル:フェノキシ;シフで示される基
を意味する)で示きれる基を、F。
〜1は二重結合の数をそれぞれ意味する]で示きれる化
合物の1種または2種以上を有効成分として含有するか
または該化合物の1種または2種以上とエテホンとを有
効成分として含有することからなる植物生長調整剤に関
するものである。
従来の技術および発明が解決しようとする問題点: 従来から成熟した果実類の離脱を計る離層形成促進剤と
して、例えばエテホン等が使用されているが、薬害(落
葉、来園への害)あるいは未成熟の果実にも作用する等
の問題点があり、これら問題点のないかあるいは少ない
新しい植物生長調整剤の開発が望まれている。
問題点を解決するための手段: この発明者等はこのような問題点を解決するため鋭意研
究の結果、前記一般式(1)で示される化合物が、落葉
、来園への害等の薬害がなく、また未成熟の果実には作
用せず、成熟した果実にのみ作用し、該果実の離脱を促
進する離1形成促進作用を有するという新知見を得、ま
た一般式(I)で示きれる化合物はエテホンと併用する
と、相乗作用を示すこと、さらには一般式(I)で示き
れる化合物は植物の生育抑制作用(除草活性)をも有す
ることを見出し、この発明を完成した。
この発明の植物生長調整剤において有効成分として使用
する前記一般式(1)で示される化合物は新規および公
知の化合物を含み、新規化合物は、後記の文厭記載の方
法と同様な方法あるいは後記製造例に示す方法により製
造される。
次に一般式(I)で示される化合物の定義について説明
する。
1低級」の語は特段の説明のない限り、炭素数1〜6の
基を指すものとする。
1低級アルキル基」としては、直鎖もしくは分枝鎖状の
飽和低級脂肪族炭化水素残基を意味し、そのような好ま
しい例としては例えばメチル、エチル、プロピル、イソ
プロピAv、ブチル、イソブチル、第3級ブチル、ペン
チル、ヘキシル等が挙げられる。
1低級アルコキシ基」としては、直鎖もしくは分枝鎖状
の飽和低級脂肪族炭化水素残基が酸素と結合した基を意
味し、そのような基の好ましい例としてはメトキシ、エ
トキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イン
ブトキン、第3級ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシル
オキシ等が挙げられる。
「ハロゲン、としては、ふっ素、塩素、臭素、よう素が
挙げられる。
1低級アルキルチオ基」としては、直鎖もしくは分枝鎖
状の飽和低級脂肪族炭化水素残基が硫黄と結合した基を
意味し、そのような基の好ましい(列としてはメチルチ
オ、エチルチオ、プロピルチオ、′イソプロピルチオ、
ブチルチオ等が挙げられる。
1低級アルコキシカルボニル、の好ましい例としては、
メトキシカルボニル、エトキシカルボニルボニル、イン
ブトキシカルボニル、第3級ブトキシカルボニル等が挙
げられる。
1ヘテロ環チオ」の好ましい例としては、例えばヘテロ
原子として少くとも1個の窒素原子を含む5〜6員不飽
和へテロ環チオ(例えば、ピラゾリニルチオ、ピリジル
チオ、ピリミジルチオ等)、ヘテロ原子として少くとも
1個の窒素原子および1個の硫黄原子を含む5〜6員不
飽和へテロ環チオ(例えば、チアゾリルチオ、チアジア
ゾリルチオ等)等が挙げられる。
「低級アルカノイルオキシ」の好ましい例としては、例
えばアセトキシ、プロピオニルオキシ、ブチリルオキシ
、イソブチリルオキシ等が挙げられる。
この発明の植物生長調整剤における有効成分として使用
する前記一般式(I)で示される化合物のうら、代表的
化合物を挙げると、次の通りである(該化合物番号は以
下の試験例の表中の番号と一致する)。
29    8      HN)I       0
107115 P 10385 g 025 a 11358 g 77ソ15f 798 f 13771 g 13771 g 340 e 23430 e 89129 d 54HHNHI 而記面般式(I)で示きれる化合物のうち、新規化合物
の代表例についての製造例を以下に示す。
製造例1 チオフェノール(1,70g)と2−(3−クロロフェ
ニル)マレイミド(2,60g )のエタノール(so
mQ)溶液を3.5時間還流する。
エタノールを留去した後、残渣をエタノール:n−ヘキ
サンから再結晶を行い、2−(3−クロロフェニル)−
3−フェニルチオサクシンイミド(1,lOg)を得る
。 mp 104−106℃LR(Nujol) ’ 
3150.3050.1780.1695 cm−’N
MR(CDC13,S > ’ 3.88,4.05 
(2H−ABq−J=6Hz)。
7、OO〜7.67 (9H,m)、 8.58 (I
H,broad s)製造例1と同様な方法により、次
の化合物を得た。
製造例2 2−(2−クロロフェニル)−3−エトキシ力ルポニル
メチルチオサクシンイミドmp 115(18℃IR(
Nujol) : 3130.3050.1760.1
730゜1700 cab−1 NMR(CDC13,l; ) ’ 1.26 (3H
9t、J=7Hz)、3.19゜3.75 (2H,A
Bq、J=15Hz)、  4.16 (2H,q。
J=7Hz>、  4.54. 4.94 (2H,A
Bq、J=9Hz)。
7.17〜7.50 (4H,m)、  8゜90 (
IH,broad s)製造例3 2−(2−クロロフェニル)−3−(2−ピリジルチオ
)サクシンイミドmp 15g−160℃IR(Nuj
ol) : 3140.3040.1770.1695
 crm−’NMR(DMSO−ds、l; ) ’ 
4.77.4.93 (2H1d、J=8Hz>。
7.0O〜8.40 (8H,m)、 11.83 (
IH,broad s)製造例4 2−(2−クロロフェニル)−3−フェニルチオサクシ
ンイミドmp77−83°C IR(Nujol) ’ 3130.1780.169
5 am−1HMR(CDCl2.8 ) ’ 4.0
9,4.28 (2H,ABq、J=7Hz)。
7、OO”7.67 (9H,m)、 8.83 (I
H,broad s)製造例5 2−(2−クロロフェニル)−3−(4−クロロフェニ
ルチオ)サクシンイミドmp40−50℃NMR(CD
Cl2.δ) : 4.12.4.25.(2H,AB
q、J=6Hz)。
7、OO〜7.57  (8H,m)、  8.80 
(LH,broad s)製造例6 2−(2−クロロフェニル)−3−(4−メチルフェニ
ルチオ)サクシンイミドmp44−55℃NMR(CD
Cl2.8) : 2.33 (3H,s)、 4.4
6.4.91(2H,ABq、J=6Hz)、 6.9
7〜7.50 (8H,m)、 8.63(LH,br
oad s) 製造例7 2−(4−メチルフェニル)−3−フェニルチオサクシ
ンイミドmp 130−134℃LR(Nujol) 
:3170.3060.1790.1700 cm−I
NMR(CDCl2.8 ) ’ 2.33 (3)1
.s)、3.88,4.03(2H,ABq、J=5H
z)、 7.0−7.6 (9H,m)、 8.73(
IH,broad s) 製造例8 2−フェニル−3−フェニルチオサクシンイミド  m
p109−112℃ IR(Nujol) : 3175.3060.178
3.1700 am″″INMR(CDCl2. l;
 ) : 3.91.4.08 (2H,ABq、J=
5Hz)。
7.0〜7.6 (10H,m)、 8.66 <IH
,broad s)製造例9 2− (2−、jトキシフェニル)−3−フェニルチオ
サクシンイミド108−110°CIR(Nujol)
 : 3150.3050.1778.1710 am
−INMR(CDCl2.δ) : 3.90 (3H
,s)、 3.91.4.14<28.ABq、J=5
Hz)、 6.67=7.66 (9H,m)、 8.
51(IH,broad s) 製造例10 2−(4−メトキシフェニル)−3−フェニルチオサク
シンイミドmp108−110℃IR(Nujol) 
’ 3160.3050.1775.1708 cm−
INMR(CDC13,8) ’ 3.80 (3H9
s)、3.91,4.06(2H,ABq、J−5)1
z)、 6.70〜7.67 (9H,m)、 8.6
0(IH,broad s) 製造例11 2−(4−ニトロフェニル)−3−フェニルチオサクシ
ンイミドmp 142−145℃IR,(Nujol)
 : 3190.3050.1785.1695 cm
−’NMR(DMSO−d6.δ) 、: 4.30.
4.87 (2H,ABq。
J=8Hz>、 7.30〜7.50 (5H,m)、
 7.57 (2H,d。
J−8Hz)、8.17  (28,d、J=8Hz)
、11.78  (IH。
broad s) 製造例12 2−(2−ニトロフェニル)−3−フェニルチオサクシ
ンイミド(油状) 1R(CDCl2) : 3370.1780.171
5 amNMR(CDC13,δ) : 4.11.4
.33 (2H,ABq、Jニア)1z)。
7.17”8.18 (9H,m)、 8.57 (I
H,broad s)製造例13 メルカプトチアゾリンのナトリウム塩(4,50&)の
子トラヒドロフラン(30mQ )溶液を2−(2−ク
ロロフェニル)マレイミF(3,OOg)のテトラヒド
ロフラン(40m )溶液の還流液に加え、10分間還
流する。冷却後、反応液を希塩酸で冷却し、溶媒を留去
する。残渣を酢酸エチルで抽出し、水で洗浄した後、硫
酸マグネシウムで乾燥する。酢酸エチルを留去した後、
残渣をシリ功ゲルクロマトグラフィーに付し、ジクロロ
メタンとメタノール(50:1)混液で溶出する。溶出
物をエタノールから再結晶して、2−(2−クロロフェ
ニル)−3−(2−チアゾリン−2−イルチオ)サクシ
ンイミド(1,40g)を得る。 mp 195−20
0℃。
IR(Nujol) : 3150.1775.171
0 am−’NMR(DMSO−d6.δ) : 3.
40 (2H,t、J=7Hz)、 3.67〜4.5
0 (2H,m)、 4.93 (LH,d、J=8H
z>、 6.13(IH,d、J=8)1z)、 7.
17〜7.67 (4H,m)、 Ll、93(LH,
broad s) 製造例13と同様な方法により、以下の化合物を得た。
製造例14 2−(2−クロロフェニル)−3−プチルチオサクシン
イミドmp70−72℃ IR(Neat) : 3200.3050.1770
.1710 am−INMR(CDC13,8) ’ 
0.67〜1.OO(3R9m)、1−00〜1.90
 <41.m)、 2.80 (2H,t、J:6Hz
>、 3.88゜4.07 (2H,ABq、J:6H
z)、 7.17〜7.60 (4H,m)。
8.87 (LH,m) 製造例15 2−(2−クロロフェニル)−3−(5−メチルチアジ
アゾリル−2−チオ)サクシンイミドmp 189−1
93℃ IR(Nujol) : 3130.3030.178
8.1715 am−’NMR(DMSO−da、f;
 ) ’ 2.50 (3H,s)、 4.97 (L
H9d。
7Hz>、 6.32 (IH,d、J=7Hz)、 
7.17=7.66(4H,m) 製造例16 2−(2−10ロフエニル)−3−エトキシサクシンイ
ミドmp 175℃ LR(Nujol) : 3150.3050.179
0.1700 am−’NMR(CDCl2.δ) :
 1.17 (3H,t、J=8Hz)、 3.3〜4
.1(2H,m)、 4.20.4.60 (28,A
Bq、J=5Hz)。
7.20〜7.7 (4H,m)、 8.70 (LH
,broad s)製造例17 2−(2−クロロフェニル)マレイミド(4,70g)
とアニリン(3,06g)のエタノール(5011m 
)溶液を38時間還流する0反応混合物を濃縮した後、
残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、n−ヘキ
サン:酢酸エチル混液(4:1〜1:1)で溶出して、
2−(2−クロロフェニル)−3−アニリノサクシンイ
ミド(油状)(3,71g)を得る。
IR(Neat) =3500−3000.1780.
1700 am−’NMR(CDCl2.8 ) : 
4.03.4.20 (2H,ABq、J=7Hz)。
4.85 (1)1.broad s)、 6.3〜7
.6 (9H,m)、 8.96(LH,broad 
s) 製造例18 N−(4−クロロフェニル)マレイミ)’(6,23g
)とチオフノール(3,31g)のエタノール液ヲ1時
間還流する。冷却後、沈でん物を濾取し、エタノールか
ら再結晶して、N−(4−クロロフェニル)−2−フェ
ニルチオサクシンイミト(7,70g)を得る。 mp
 153−155℃IR(Nujol) : 1690
 am−1HMR(CDCl2.δ) : 2.83 
(LH,dd、J=4Hz、 19Hz)。
3.35 (LH,dd、J:8Hz、 19Hz)、
 4.15 (IH,dd。
J=4Hz、 8Hz)、 7.03 (2H,d、J
=9Hz)、 7.76〜7.23 (7H,m) 製造例18と同様な方法により、以下の化合物を得る。
製造例19 N−(3,4−ジクロロフェニル)−2−フエ  、ニ
ルチオサクシンイミドmp 154−155.5℃IR
(Nujol) : 1780.1690 am−1H
MR(CDCl2.δ) : 2.86 (LH,dd
、J=4Hz、 18H2)。
3.38 (IH,dd、J=8Hz、 18Hz)、
 4.15 (LH,ddJ=4Hz、 8)1z)、
 7.80〜6.80 (8H,m)製造例2O N−(3−クロロフェニル)−2−フェニルチオサクシ
ンイミドmp84−86℃ IR(Nujol) : 1780.1700 cm−
’NMR(CDC1a、8 ) ’ 2.86 (LH
,dd、J=4Hz、 18Hz)。
3.40 (LH,dd、J=8.5Hz、 18Hz
>、 4.18 (LH。
dd、J=4Hz、 8.5Hz)、 7.90〜6.
80 (9H,m)製造例21 シクロヘキシルアミン(59,4g)を2−(2−クロ
ロフェニル)マレイミF 無水物(125,0g )の
酢酸(1,21)溶液に加え、12時間還流する。
溶媒を留去した後、残渣を酢酸エチル(500mQ )
に溶解する。該溶液を5%塩酸(1501d )、炭酸
水素ナトリウム水溶液(500111fl )および水
(150mQ )で順次洗浄した後、硫酸マグネシウム
で乾燥する。溶媒を留去し、残渣を蒸留して、N−シク
ロへキシル−(2−クロロフェニル)マレイミド(油状
) (90,2g ) ヲ得ル、bp 171−176
℃10.8on IR(Film) : 1765.1700 cm−1
HMR(CDC1a、8 ) ’ 0.8−2.6 (
IOH,m)、 3.7〜4.3(LH,m)、 6.
90 (IH,s)、 7.15〜7.90 (4H,
m)前記一般式(I)で示される化合物は特異的な植物
生長調整作用(例えば、成熟果実の離層形成促進作用)
を有する0例えば該化合物を含有する薬剤を成熟した果
実に散布することによって葉および果実には傷害を与え
ることなく、果実の離層形成を促進し、その結果、果実
のみを落果させあるいは落果を容易にする。また、該化
合物は未成熟な果実には影響を与えない。
このため、この発明の植物生長調整剤を使用することに
よって、手作業または機械による果実の収穫を容易にす
ることができる。
このような目的のために適用きれる植物としては果樹一
般が挙げられるが、例えば、柑橘類(例えば、オレンジ
、キンカン等)、コーヒー、オリーブ、コシヨウ、ナツ
ツ等に適用することによって、とくにこれらの果実の収
穫の作業を容易にすることができる。
またこれらの植物に対して適用する場合には、果実の収
穫時期の3〜20日前、好ましくは5〜10日前に散布
するのが適当である。
前記一般式(I)で示される化合物は、また、雑草の防
除活性を有し、例えばヒエ、メヒシバ、エノコログサ、
メヌフグイ、ハコベ、スズメノテッポウ等の雑草の防除
に使用できる。
前記一般式(1)で示される化合物は、さらに、従来か
ら果実の離層形成促進剤として使用されているエテホン
〔CIC上2CH2P(OH)2]と併用すると、果実
の離層形成作用が相乗的に促進されるので、前記一般式
(I)で示される化合物を単独で果実の離層形成促進剤
として使用することができるのみならず、エテホンと併
用することができる。この併用の場合には、前記一般式
(I)で示される化合物100重量部に対し、エテホン
エないしtoo重it部程度の割合で併用するのが適当
である。
この発明の植物生長調整剤の使用方法は、対象植物によ
り種々異なるが、一般的には植物生長調整剤は樹体に全
面散布するのが適当である。使用濃度は、対象植物によ
り異なるが、一般に1〜5000ppm、好ましくは1
0〜11000pp程度の範囲で用いられる。
この発明の植物生長調整剤を使用する際は、使用場面に
応して各種の担体と混合し、例えば粉剤、粒剤、錠剤、
水和剤、乳剤等として使用することができる。ここにい
う担体とは、固体、液体の何れでもよく、それらの組合
わせでもよい0例えばタルク、クレー、カオリン、けい
そう土、炭酸カルシウム、塩素酸カリウム、硝石、ニト
ロセルロース、でんぷん、アラビアゴム、水、アルコー
ノ呟ベンゼン、アセトン等が担体に用いられる。さらに
、農薬の製剤上使用される補助剤、例えば展着剤、乳化
剤等を必要に応じて添加することができる。
何れの製剤もそのまま単独で使用できるのみならず、殺
菌剤、殺虫剤、除草剤、他の植物生長調整剤または肥料
と混合して使用することができる。
発明の効果: 次にこの発明の植物生長調整剤の効果を試験例により説
明する。
試験例1(キンカン果実の離脱促進効果)=30果程変
り果実を着けたキンカン樹(極高:40〜50cm )
を径30cmのポットに1本づつ植えて供試した。果実
の成熟期に、この発明の植物生長調整剤(下記表記載の
各化合物を含む乳剤を実施例1の通り調製し、500p
pmの濃度となるように水希釈液を調製(7たもの)を
散布した。散布は樹全面が均一にぬれるように行った。
各側にっき2樹づつ供試し、薬剤散布後はガラス室内(
室温:12℃〜28℃)に置いた。薬剤散布5日後に、
1樹から20果を手で引きもぎし、果実の離脱状態を下
記の基準に従って調査した。下記基準により、全ての果
実の離脱状態から、各薬剤について、平均離脱値を次式
により算出した。結果は下記表の通りである。
なお、この発明の薬剤の散布により、落葉の促進は見ら
れなかった。
各果実の離脱状態判定基準値 (離脱難易度) 1:引きもぎやすい(果皮や離層部に傷がつかずに離脱
したもの) 2:やや引きもぎやすい(果皮、離層部に小さな傷がつ
く) 3:引きもぎにくい(果皮が大きく傷つく)化合物番号
     玉曵蟇説j 1               87.52    
           97.55         
     64.09              6
3.0」JIリロL    三曳員11 12            51.513     
       82.514            
 92.515             g9.51
8             60.519     
       53.520            
55、02g             63.031
            77.535       
     67.536            70
、038            96、039   
         96、541          
   86.042            85゜5
44             79、046    
        58.047           
 95、554            81.0化合
物番号     平均離脱値 55        78.0 無処理        0 試験例2(エテホンとこの発明の植物生長調整剤との併
用によるキンカン果実の離脱促 進効果と落葉率調査): この発明の植物生長調整剤とエテホンとを併用した薬剤
を用いたほかは、試験例1と同様な条件でキンカン果実
の離脱促進効果を調べる試験を行った。散布液は試験例
1で用いた乳剤希釈液にエテホン濃度が25または11
00ppとなるよう添加した。エテホンは市販剤(日産
化学工業株式会社製10%成分含有)を用いた。
また同時に落葉率の調査を行い、薬剤散布時の葉数に対
し、薬剤散布10日後の落葉数の比率で示し、下記表の
中の()内に示した。
結果は次表の通りである。
この発明 す。) 化合物  濃度   0    25    to。
番号 (ppm) 0 0  (0,8>  10.5(1,3)  48
.0(6,8)1   300 54.0(0,9) 
 91.5(1,6) 100  (8,0)500 
97.5(0,9) 100  (1,5) 100 
 (8,2)0 0  (0,8>  10.5(1,
3>  48.0(6,8>14        30
0  47.0(0,8>    94.0(1,4)
  100    (7,2)500 93.0(1,
0) 100  (1,4) 100  (7,7)0
 0  (0,8>  10.5<1.3>  48.
0(6,8)38   300 55.0(0,7) 
 96.0(1,1> 100  (7,7)500 
96.0(1,0) 100  (1,6> 100 
 (6,9)試験例3(種子発芽端処理による生長抑制
効果):径7cmの〉ヤーレに濾紙をしき、この発明の
植物生長調整剤(下記表記載の化合物を所定量アセトン
o、 smnに溶解したもの)を滴下する。アセトンが
蒸発した後、水5証を入れ、次いでヒエの種子10粒づ
つを濾紙上に置き25°Cで7日間発芽生長させた。こ
の間けい先走で照明(40001ux ) シた。7日
後に幼植物の生体新鮮重を調査し、無処理の生体新鮮重
に対する%を算出した。この算出結果から、生長抑制程
度を次の基準に基づいて算出した。結果は次表の通りで
ある。
2:    同じ<26〜50%のものに    ロし
く51〜75%のもの 0:   同じ<76%以上のもの この発明の 植物生長調整剤  生長抑制程度 (化合物番号で示す)   −1訓−1試験例4 畑で栽培諮れているカンキツ(品種:日向夏、C1tr
us、 Tamurana Takahashi)の成
木を供試し、この発明の化合物の効力を判定した。下記
化合物を含む乳剤を調整し、500ppmの濃度となる
ように水希釈液をつくり、果実の成熟期に15〜20果
を着けた枝毎に散布した。果実と枝葉が均一にぬれるよ
うに散布した。散布6日後に、各校の果実を手C引きも
ぎし、離層部分の離脱状態から薬剤効果を試験例1と同
様な方法により判定した。
結果は次の通りである。
化合物番号     暮脱崖 1             83、5無散布    
   0 次にこの発明の実施例を示す。
実施例1(乳剤) 2−(4−クロロフェニル)−3− フェニルチオサクシンイミド       20部キシ
レン               30部イソホロン
               30部ツルポール90
48             20部1−記を混合し
て乳剤とする。
実施例2(水和剤) 2−(4−クロロフェニル)−3− フェニルチオサクシンイミド       20部リグ
ニンスルホン酸ナトリウム      2部ポリオキシ
エチレンアルキルエーテル   2部ジ−クライト  
             76部上記を混合して水和
剤とする。
特許出願人  藤沢薬品工業株式会社 日産化学工業株式会社

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、R^1は水素、低級アルキルまたはニトロ、ハ
    ロゲン、低級アルキルおよび低級アルコキシから選ばれ
    た1または2以上の置換基で置換されていてもよいフェ
    ニルを、R^2は水素、ハロゲン、低級アルコキシ、低
    級アルコキシカルボニルで置換されていてもよい低級ア
    ルキルチオ、ハロゲンもしくは低級アルキルで置換され
    ていてもよいフェニルチオ、フェニルアミノ、フェニル
    スルホニルまたは低級アルキルで置換されていてもよい
    ヘテロ環チオを、Xはオキシまたは式:N−Z(式中、
    Zは水素;ヒドロキシもしくくは低級アルカノイルオキ
    シで置換されていてもよい低級アルキル;カルボキシ、
    ヒドロキシ、ハロゲン、ニトロ、低級アルキルおよび低
    級アルコキシから選ばれた1または2以上の置換基で置
    換されていてもよいフェニル;フェノキシ;シクロヘキ
    シルまたは式:▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Yは式:▲数式、化学式、表等があります▼、 ▲数式、化学式、表等があります▼または▲数式、化学
    式、表等があります▼ で示される基を意味する)で示される基を、F_0_〜
    _1は二重結合の数をそれぞれ意味する]で示される化
    合物の1種または2種以上を有効成分として含有するか
    または該化合物の1種または2種以上とエテホンとを有
    効成分として含有することを特徴とする植物生長調整剤
  2. (2)、有効成分が、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R^1_aは水素またはハロゲンを、R^2は
    ハロゲンまたはフェニルチオをそれぞれ意味する)で示
    される化合物である特許請求の範囲第1項記載の植物生
    長調整剤。
  3. (3)、有効成分が、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Zは水素またはハロゲンもしくは低級アルキル
    で置換されていてもよいフェニルを意味する) で示される化合物である特許請求の範囲第1項記載の植
    物生長調整剤。
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