JPH0153053B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は炊飯兼用保温器等の電気調理器の改良
に関するものである。

従来例の構成とその問題点 従来、この種の電気調理器においては、センサ
ー取付台と共に、締結部品により外鍋に直接固定
されているものが一般的であつた。

しかし、この構成ではセンサーを取り替える時
など、センサーを外すには締結部品等センサー以
外の部品も外さなければならず、非常に作業が困
難であつた。また、締結部品を通じて、外鍋の温
度が直接センサーに伝達してしまい、熱的にセン
サーは外鍋と分離できず、内鍋の内部温度を正確
に制御するということは非常に難しいという問題
があつた。

発明の目的 本発明はこのような従来の問題を解消し、作業
性、および性能の向上とコストダウンをはかつた
電気調理器を提供するものである。

発明の構成 本発明の電気調理器は、温度を制御するセンサ
ーと、このセンサーを挿入することにより固定し
かつセンサーが着脱自在となるような構造とした
樹脂製等のセンサー取付台と、有底筒状の内鍋に
対して空隙を有した外鍋と、前記センサー取付台
を外鍋に固定する締結部品とにより構成したもの
である。

実施例の説明 以下、添付図面に基づいて本発明の一実施例に
ついて説明する。

第１図〜第４図において、１は外鍋、２はこの
外鍋１の外周部に捲着された加熱用の側面ヒー
タ、３は側面ヒータ２を固定するためのカシメ
で、外鍋１の外周部に設けられている。４は樹脂
製のセンサー取付台であり、締結部品５により外
鍋１の外周部にカシメ金具３ではさんだ状態で固
定されている。６は温度制御用のセンサーであ
り、直接外鍋１に接触しない状態でセンサー取付
台４とは着脱可能となつている。７はセンサーリ
ード線で、センサー取付台４に固定されている。
８は外鍋１の内面に空隙を有して着脱自在に備え
られた内鍋である。

上記構成において取付方法について説明する。
まず、センサー６をセンサー取付台４の下部より
第４図の矢印方向に挿入する。センサー６が最後
まで挿入されると、センサー６の切り起こし部９
は反発力でセンサー取付台４の切欠部１０の空間
に入り込み、センサー６はセンサー取付台４に固
定される。

センサー６をセンサー取付台４から脱離する場
合は、センサー６の切り起こし部９を切り起こし
とは反対側に押えた状態でセンサー６を下方へ引
くことによりセンサー取付台４から外すことがで
きる。

発明の効果 上記実施例からあきらかなように、本発明の電
気調理器は、センサーを取付台に挿入することに
より固定し、しかも着脱自在であるので、作業性
が向上し、センサーを取り替える際はセンサーの
みを取り替えればよいので、余分な部品を使用し
なくてすみ取り替え時間の短縮とコストダウンを
はかることができる。また、センサーと外鍋を断
熱材よりなる締結部品により熱的な分離すること
によつて、外鍋の温度の影響をほとんど受けるこ
となく、内鍋の内部温度を正確に制御することが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例の調理器の一部切截正
面図、第２図は同部分拡大正面図、第３図は第２
図における断面図、第４図は同センサー部分解拡
大図である。 １……外鍋、４……センサー取付台、５……締
結部品、６……センサー、８……内鍋。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 温度を検知するセンサーと、このセンサーを
   挿入することにより固定し、かつセンサーが着脱
   自在に保持するセンサー取付台と、有底筒状の内
   鍋に対して空隙を有した外鍋と、前記センサー取
   付台を外鍋に固定する断熱材料よりなる締結部品
   とを備えた電気調理器。