JPH0151562B2 - - Google Patents

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JPH0151562B2
JPH0151562B2 JP56030243A JP3024381A JPH0151562B2 JP H0151562 B2 JPH0151562 B2 JP H0151562B2 JP 56030243 A JP56030243 A JP 56030243A JP 3024381 A JP3024381 A JP 3024381A JP H0151562 B2 JPH0151562 B2 JP H0151562B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spinneret
hole
polymer
spinning
introduction hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP56030243A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57149507A (en
Inventor
Haruki Yamazaki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
Original Assignee
Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Tanaka Kikinzoku Kogyo KK filed Critical Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
Priority to JP3024381A priority Critical patent/JPS57149507A/ja
Publication of JPS57149507A publication Critical patent/JPS57149507A/ja
Publication of JPH0151562B2 publication Critical patent/JPH0151562B2/ja
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  • Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は紡糸口金に係り、特に多数の微細な紡
糸孔を有するアクリル、レーヨンなどのステーブ
ルフアイバー用紡糸口金の改良に関するものであ
る。
ステーブルフアイバー用紡糸口金は、生産性向
上の観点から一般に多数の、即ち数万乃至10万個
の微細な紡糸孔を必要とし、従つて紡糸口金の直
径も直径60mm〜400mmと大きいものとなり、必然
的に紡糸装置も大型となり、高い設備費が必要と
なつていた。
また第1図に示す如く紡糸口金1の紡糸孔2
は、ポリマー導入孔3とポリマー吐出孔4とより
成るもので、ポリマー導入孔3の形状は図示の如
く略円錐状となつている。従つて、一定面積の紡
糸口金により多くの紡糸孔2を穿設する為には、
紡糸孔2間の距離を小さくするか、或いはポリマ
ー導入孔3の孔径を小さくすることが考えられる
が、紡糸孔2間の距離を小さくすると、ポリマー
導入孔3の穿設時のパンチ工具による塑性加工の
変形応力が孔周縁にかかり、その応力が隣りのポ
リマー導入孔3との間の肉厚の薄い部分に集中す
るので、第2図に示す如く隣りのポリマー導入孔
3が変形し、紡糸口金1の紡糸孔2としては使用
できないものであつた。またポリマー導入孔3の
孔径を小さくする為に、第3図の鎖線に示す従来
のパンチ工具5の先端角度を実線で示すように小
さくしてポリマー導入孔3を穿設すると、パンチ
工具5の折損が発生し、加工困難となつていた。
その上ポリマー導入孔3の溶融ポリマーの入口形
状が円形である為、第4図に示す如く溶融ポリマ
ーの流れに対して斜線部Aがデツドポイントとな
り、溶融ポリマーの流れがスムーズでないもので
あつた。この為溶融ポリマーの入口面の形状を多
角形にすることも原理的に考えられるが、そうす
ると孔内部でデツドポイントが生じてやはり溶融
ポリマーの流れがスムーズでないものであつた。
本発明はかかる実情に鑑みなされたものであ
り、同一面積内に従来の紡糸口金よりも多くの紡
糸孔を有し従つて生産性の向上を図ることがで
き、従来の紡糸口金と同数の紡糸孔の場合は小型
化でき、その上デツドポイントの極めて少なく、
溶融ポリマーの流れがスムーズな紡糸口金を提供
せんとするものである。
本願発明の紡糸口金は、ポリマーの流れ方向に
狭窄されたポリマー導入孔及びこれに連なるポリ
マー吐出孔より成る紡糸孔を多数有する紡糸口金
において、紡糸口金上面は角部に丸みの付された
四角形又は六角形の紡糸孔が四角形又は六角形の
各辺に沿つて近距離に配置されており、前記紡糸
孔のポリマー導入孔は角部に丸みの付された逆四
角錐台又は逆六角錐台に逆円錐台が同心軸上に連
接された孔形状からなり、前記紡糸孔のポリマー
吐出孔は円柱体の孔形状からなり、紡糸口金下面
は同面積の丸孔紡糸孔が前記紡糸口金上面の紡糸
孔と同心軸上で等間隔に配置されていることを特
徴とするものである。
本願発明においては溶融ポリマーの入口面の形
状を四角形又は六角形の形状にして紡糸口金の単
位面積当たりの孔数を増し紡糸口金上面のデツド
ポイントの発生を抑え、ポリマー導入孔の孔形状
を逆四角(六角)錐台の角部に丸みを付すことに
より紡糸孔内部のデツドポイントの発生を抑え、
溶融ポリマーの流れをスムーズにした。角部に丸
みを付さないで単なる逆四角(六角)錐台の孔形
状ではポリマー導入孔内部にデツドポイントが発
生し、溶融ポリマーの流れがスムーズでなくなり
吐出された溶融ポリマー繊維の長手方向に厚みム
ラが生じてしまう。
以下本発明による紡糸口金の実施例を図によつ
て説明すると、第5図a,bに示す如く紡糸口金
1′の紡糸孔2′を構成しているポリマー導入孔
3′の上部の水平断面形状を漸次時面積が減少す
る四角形状になすと共にその角部に丸みを付した
もので、ポリマー導入孔3′の下部は逆円垂台形
状になしてある。
かように構成された本発明の紡糸口金1′は、
各ポリマー導入孔3′の上部が隣りのポリマー導
入孔3′と平面で近接しているので、つまりポリ
マー導入孔3′の上部間の肉厚が一定の幅寸法に
おいて均一であるので、ポリマー導入孔3′の穿
設時パンチ工具による塑性加工の変形応力が孔周
縁にかかつてもその応力は角部に逃げる。従つて
隣りのポリマー導入孔3′は全く変形せず、品質
の良好な紡糸口金1′となるものである。また各
ポリマー導入孔3′の上部の水平断面形状が四角
形である為、各ポリマー導入孔3′は近接してい
る溶融ポリマーの流れに対するデツドポイントが
各ポリマー導入孔3′の角部同志の間の僅かな面
積の斜線部Bであり、しかもポリマー導入孔3′
の上部の角部に丸みを付しているので溶融ポリマ
ーの紡糸孔内部の流れはスムーズである。
この本発明の紡糸口金と従来の紡糸口金を具体
例で比較すると、例えばポリマー導入孔の開口面
積が0.1963mm2で、紡糸孔のピツチが0.65mmの場
合、10万の紡糸孔を穿設するのに、従来の紡糸口
金1では42550mm2の面積が必要であつたが、本発
明の紡糸口金1′では30250mm2の面積で良く、著し
く口金面積が減少できて、小型化した。また従来
の紡糸口金と同じ42550mm2の口金面積の本発明の
紡糸口金1′では12万7千個の紡糸孔2′を穿設で
きた。
第6図a,bに示す他の実施例は紡糸口金1″
の紡糸孔2″を構成しているポリマー導入孔3″の
上部の水平断面形状を漸時面積が減少する六角形
状になすと共にその角部に丸みを付したもので、
ポリマー導入孔3″の下部は並円垂台形状になし
てある。
かかる本発明の紡糸口金1′も前記実施例と同
様に各ポリマー導入孔3″の上部間の肉厚が均一
であるので、ポリマー導入孔3″の穿設時パンチ
工具による塑性加工の変形応力が孔周縁にかかつ
てもその応力は角部に逃げる。従つて隣りのポリ
マー導入孔3″は全く変形せず、品質の良好な紡
糸口金1′となるものである。また各ポリマー導
入孔3″の上部の水平断面形状が六角形である為、
各ポリマー導入孔3″は近接していて、溶融ポリ
マーの流れに対するデツドポイントが各ポリマー
導入孔3″の角部が集合する極く僅かな面積の斜
線部cであるので、長時間紡糸していてもこの部
分に異物が堆積固着することはなく、しかもポリ
マー導入孔3″の角部に丸みを付しているので溶
融ポリマーの紡糸孔内部の流れは極めてスムーズ
である。
この本発明の紡糸口金と従来の紡糸口金を具体
例で比較すると、例えばポリマー導入孔の開口面
積が0.1963mm2で紡糸孔のピツチが0.65mmの場合、
10万の紡糸孔を穿設するのに従来例の紡糸口金1
では42550mm2の面積が必要であつたが、本発明の
紡糸口金1″では36000mm2の面積で良く、著しく口
金面積が減少できて、小型化した。また従来の紡
糸口金1と同じ24550mm2の口金面積の本発明の紡
糸口金1″では11万8千個の紡糸孔2″を穿設でき
た。
以上詳記した通り本発明の紡糸口金は、同一面
積内に従来の紡糸口金よりも多くの紡糸孔を有す
るので、生産性の向上を図ることができる。また
従来の紡糸口金と同数の紡糸孔の場合、口金面積
が著しく減少して紡糸口金が小型化し、従つて紡
糸装置全体が小型化し、設備費用を減少すること
ができる。さらに本発明の紡糸口金は、ポリマー
導入孔が近接しているので、溶融ポリマーの流れ
に対するデツドポイントが極めて少なくしかもポ
リマー導入孔の角部に丸みを付しているので溶融
ポリマーが紡糸孔内部で滞留することなくスムー
ズに流れるので、紡出糸にデニールむら等が生じ
ることがない等の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の紡糸口金の紡糸孔を示す要部断
面図、第2図は従来の紡糸口金に於いて紡糸孔間
の距離を小さくした場合の欠陥を示す一部平面
図、第3図は従来の紡糸口金に於いてパンチ工具
の先端角度を小さくしてポリマー導入孔を穿設し
た状態を示す一部断面図、第4図は従来の紡糸口
金に於いて溶融ポリマーの流れに対するデツドポ
イントを示す一部平面図、第5図a及びbは本発
明の紡糸口金の一実施例を示す一部平面図及び一
部斜視図、第6図a及びbは本発明の紡糸口金の
他の実施例を示す一部平面図及び一部斜視図であ
る。 1,1′,1″……紡糸口金、2,2′,2″……
紡糸孔、3,3′,3″……ポリマー導入孔、4…
…ポリマー吐出孔、5……パンチ工具。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ポリマーの流れ方向に狭窄されたポリマー導
    入孔及びこれに連なるポリマー吐出孔より成る紡
    糸孔を多数有する紡糸口金において、紡糸口金上
    面は角部に丸みの付された四角形又は六角形の紡
    糸孔が四角形又は六角形の各辺に沿つて近距離に
    配置されており、前記紡糸孔のポリマー導入孔は
    角部に丸みの付された逆四角錐台又は逆六角錐台
    に逆円錐台が同心軸上に連接された孔形状からな
    り、前記紡糸孔のポリマー吐出孔は円柱体の孔形
    状からなり、紡糸口金下面は同面積の丸孔紡糸孔
    が前記紡糸口金上面の紡糸孔と同心軸上で等間隔
    に配置されていることを特徴とする紡糸口金。
JP3024381A 1981-03-03 1981-03-03 Spinneret Granted JPS57149507A (en)

Priority Applications (1)

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JP3024381A JPS57149507A (en) 1981-03-03 1981-03-03 Spinneret

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JP3024381A JPS57149507A (en) 1981-03-03 1981-03-03 Spinneret

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JPS57149507A JPS57149507A (en) 1982-09-16
JPH0151562B2 true JPH0151562B2 (ja) 1989-11-06

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT201800010822A1 (it) * 2018-12-05 2020-06-05 Cat S R L Filiera per realizzazione di filamenti polimerici

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5418915A (en) * 1977-06-14 1979-02-13 Rhone Poulenc Textile Spinning snap

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