JPH0151193B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0151193B2
JPH0151193B2 JP25412884A JP25412884A JPH0151193B2 JP H0151193 B2 JPH0151193 B2 JP H0151193B2 JP 25412884 A JP25412884 A JP 25412884A JP 25412884 A JP25412884 A JP 25412884A JP H0151193 B2 JPH0151193 B2 JP H0151193B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parts
paper
labels
resin
pentaerythritol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP25412884A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61132983A (ja
Inventor
Junichi Kitamura
Takamasa Ibaraki
Toshuki Takagi
Takayuki Sakai
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honshu Seishi KK
Nippon Kako Toryo Co Ltd
Original Assignee
Honshu Seishi KK
Nippon Kako Toryo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honshu Seishi KK, Nippon Kako Toryo Co Ltd filed Critical Honshu Seishi KK
Priority to JP25412884A priority Critical patent/JPS61132983A/ja
Publication of JPS61132983A publication Critical patent/JPS61132983A/ja
Publication of JPH0151193B2 publication Critical patent/JPH0151193B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paper (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は、回収されたガラスびんを洗浄して再
使用するに際し、びんの洗浄時にアルカリ液中で
容易に剥離することの出来るラベル用金属化紙に
関する。 一般にビール、洋酒、清酒、しよう油、ソース
その他の清涼飲料等に用いられているびん類のう
ち、特にガラス製のものは最終消費者に使用され
た後、メーカーにもどり、再三にわたつて反復使
用されているものは、回収再使用されている過程
で洗びんされラベルが剥がされるが、この工程で
は、容易にラベルが剥がせることが作業性の上で
非常に重要である。 (従来の技術) 最近ラベルの美粧化、高級化が要求され、アル
ミニウム箔を使用したものが増えて来た。しかし
アルミニウム箔をラベルに使用した場合、美粧
性、洗びん工程でのラベルの剥離性は良いが、洗
びん工程で使用される洗浄液は通常70℃前後、濃
度3〜5%の苛性ソーダの水溶液が用いられ、こ
のかせいソーダとアルミニウム箔が反応して多量
の水素ガスが発生するため引火による爆発等の危
険性や労働環境への悪影響が問題となつている。
そこでアルミニウム箔にかわるラベルとして金属
蒸着紙、特にアルミニウム蒸着紙が注目されてい
る。ラベル用アルミニウム蒸着紙は、アルミニウ
ム箔と、比較してアルミニウムの使用量が1/100
〜1/200程度であり洗びん工程で発生する水素の
量はほとんど問題にならない。 (発明が解決しようとする問題点) 洗びん工程は通常約4%のかせいソーダで液温
70〜80℃で7〜8分間洗びん後、水洗、乾燥する
のが一般的である。 特にラベルを剥す洗びん作業はなるべく早く、
例えば6分以内に剥し除去すれば、液温、濃度等
によるバラツキが多少あつても所定時間内に管理
された状態で作業を行うことが出来る。 洗びん時間はラベルの断面から浸透して接着剤
を溶解するよりもラベル表面から蒸着層、樹脂
層、基紙を通して洗浄液がしみ込み接着剤を溶解
するのに左右される。 従来、洗びん性を良くするため、メラミンアル
キツド、エポキシ樹脂等を基紙に塗工後エンボス
あるいは開孔を施しアルカリ液の浸透を良くする
方法、又、アルカリ可溶な樹脂たとえばシエラツ
ク等を塗工したものがあるが、これらは、いずれ
も光沢がダウンする、水浸漬時にしわ、クラツク
が入る等の問題があつた。 本発明者等はアルカリ液中で所定時間内に剥れ
るラベルについて鋭意研究し、特に樹脂の特性に
ついて検討を行ない、本発明をなすに至つた。 (問題を解決しようとする手段) すなわち本発明は基紙と樹脂層とアルミニウム
蒸着層を順次積層させてなるラベル用金属化紙に
於いて、 (1) 酢酸ビニル90〜99.5部、クロトン酸0.5〜10
部の共重合物とロジン70〜95部、無水マレイン
酸3〜15部、ペンタエリスリトール2〜15部の
反応物を固形分比で1:1〜4:1の比率で混
合溶解した樹脂、 (2) (1)の樹脂より耐熱性、耐溶剤性、耐水性を向
上させるため酢酸ビニル90〜99.5部、クロトン
酸0.5〜10部の共重合物とロジン70〜95部、無
水マレイン酸3〜15部、ペンタエリスリトール
2〜15部の反応物とRS硝化綿を5〜8:4〜
2:3〜1の割合で混合溶解した樹脂を用いる
ことにより本発明の目的を達成することが出来
る。 この樹脂で 酢酸ビニルは、基紙の目止め(バインダー)剤
として使用する。 クロトン酸は、蒸着膜密着性向上およびかせい
ソーダに溶けやすくするために
用いる。 ロジンは、樹脂の塗工性向上と光沢付与剤とし
て使用する。 無水マレイン酸は、かせいソーダに可溶とする
ためとロジンの融点が低いた
め、耐熱性向上剤として用い
る。 ペンタエリスリトールは、ロジンを使用するた
め蒸着時に「やけ」が出るた
め無水マレイン酸と同様耐熱
向上剤として用いる。又、樹
脂の硬度を向上する。 RS硝化綿は、耐水、耐熱、耐溶剤性を向上す
るために用いる。 という役割を有している。 ラベルの要求品質の一つとして耐水性が強いこ
とが挙げられる。このためメラミンアルキツド樹
脂、エポキシ樹脂等を基紙に塗工した後にエンボ
ス、あるいは開孔を施し、アルカリ液の浸透を良
くする等種々の方法が考えられるが、これらはい
ずれも光沢がダウンする。あるいは水に浸漬した
時にしわが入る等の欠点を有している。 本発明でいうラベル用金属化紙は基紙の片面に
アンダーコート樹脂層を、更にその上にアルミニ
ウム蒸着層をその上に必要に応じてオーバーコー
ト樹脂層を順次設けたものである。ラベルに供す
る場合は更にグラビア、オフセツト印刷等により
3〜6色印刷後、所定の形状に打ち抜くものであ
る。 アルカリ液中でラベルを剥すにはアルミニウム
以外のアンダーコート層及びオーバーコート層な
らびに印刷インキが速やかに溶解することが好ま
しい。もちろんこれらの樹脂は、目的上、水に不
溶又は難溶でなければならない。 本発明によるラベル用金属化紙を製造するに
は、基紙としては、上質紙、中質紙、純白ロール
紙、コート紙、合成繊維あるいは合成パルプ混抄
紙等が用いられる。 アンダーコートの樹脂層は塗布厚さ1〜25μm
好ましくは3〜10μmの範囲で塗布される。 オーバーコートの樹脂層は必要に応じて設けら
れるものであり、0.1〜15μm好ましくは0.5〜7μm
の範囲で塗布される。 前記樹脂は溶剤可溶性塗料として調整され、グ
ラビアコーター、バーコーター、リバースコータ
ー等を用いて塗布乾燥される。 アルミニウムの蒸着は通常真空度10-4
10-5torrの真空度でアルミニウム層の厚さ200〜
800Å程度に真空蒸着される。 (発明の効果) 本発明のラベル用金属化紙を使用すると従来の
ものに比較して洗びん時間を短縮することが可能
となる。 (実施例) 次に本発明を実施例により説明する。 実施例1〜3、比較例1〜2 73g片面コート紙に酢酸ビニル98部、クロトン
酸2部の酢酸ビニル共重合物とロジン92部、無水
マレイン酸5部、ペンタエリスリトール3部のマ
レイン酸樹脂を固形分比で第1表実施例1〜3に
示す比率で混合溶解した樹脂をグラビアコーター
により5g/m2(固形分)となるよう塗布乾燥し
た後、真空蒸着により500Åの厚さのアルミニウ
ム層を設けた。更にマレイン酸樹脂をグラビアコ
ーターにより1.0g/m2(固形分)となるように
設けてラベル用金属化紙を得た。得られた金属化
紙にマレイン酸樹脂と硝化綿(1:2の比率)を
ベヒクルとした印刷インキを1g/m2(固形分)
ベタ印刷(グラビア印刷)した後打抜きラベルを
得た。 得られたラベルをカゼイン系糊にてビールびん
に貼付し1日放置した後70℃、4%濃度のかせい
ソーダ液に浸漬しゆつくり動かしてラベルの剥れ
るまでの洗びん時間を測定した。又ビールびんに
貼付したラベルを水に浸漬し、しわおよびクラツ
クの状態をみた。 又、別に金属化紙の状態で、光沢、耐熱性、耐
溶剤性および接着性をみた。その結果を第1表に
示す。また比較のため第1表比較例1、2に示す
固形分比で実施例1〜3と同様に行ないその結果
を第1表に示す。 実施例4〜6、比較例3〜5 73g片面コート紙に酢酸ビニル98部、クロトン
酸2部の酢酸ビニル共重合物とロジン92部、無水
マレイン酸5部、ペンタエリスリトール3部のマ
レイン酸樹脂とRS硝化線を固形分比で第1表実
施例4〜6に示す比率で混合溶解した樹脂を塗
工、以下は実施例1〜3と同様に行つた。その結
果を第1表に示す。また比較のため第1表比較例
3〜5に示す固形分比で実施例1〜3と同様に行
ないその結果を第1表に示す。 従来例 1 73g片面コート紙のコート面にメラミンアルキ
ツド樹脂をグラビアコータにより5g/m2(固形
分)となるように塗布乾燥した後エンボスロール
により格子模様をエンボスした後真空蒸着法によ
り500Åのアルミニウム層を設けた。以下実施例
1〜3と同様に行なつた。結果を第1表に示す。
【表】
【表】 評価 ○良好
△ほぼ良好
×悪い
品質試験条件 1 洗びん時間 70℃に加温した濃度4%のかせいソーダ
液中に、ラベルを貼付して24時間放置し
たビールびんを浸漬し、ゆつくりとびん
を動かし、金属化紙が剥がれるまでの時
間を測定 2 光 沢 金属化紙表面の金属光沢を目視で評価 3 し わ ビールびんにラベルを貼付し、24時間放
置後、水中に24時間浸漬して取出し、目
視で評価 4 トラツク 上に同じ 5 接着性 セロテープ(ニチバン製)を金属化紙表
面に貼付した後、直ちにセロテープをす
ばやく剥し、蒸着金属の剥れ状を見る 6 耐熱性 金属化紙を100℃で30秒間送風乾燥器内
に放置後、表面の金属光沢を目視で評価 7 耐溶剤性 金属化紙表面に、メタノール:酢酸エチ
ル:トルエン=6:6:5を塗工し、金
属光沢を目視で評価

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 基紙と樹脂層とアルミニウム蒸着層を順次積
    層させてなるラベル用金属化紙において樹脂層が
    酢酸ビニル90〜99.5部、クロトン酸0.5〜10部の
    共重合物とロジン70〜95部無水マレイン酸3〜15
    部、ペンタエリスリトール2〜15部の反応物を固
    形分比で1:1〜4:1の比率の混合物であるこ
    とを特徴とするラベル用金属化紙。 2 特許請求の範囲第1項の樹脂層が酢酸ビニル
    90〜99.5部クロトン酸0.5〜10部の共重合物とロ
    ジン70〜95部、無水マレイン酸3〜15部、ペンタ
    エリスリトール2〜15部の反応物と硝化綿を5〜
    8:4〜2:3〜1の比率の混合物であることを
    特徴とするラベル用金属化紙。
JP25412884A 1984-12-03 1984-12-03 ラベル用金属化紙 Granted JPS61132983A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25412884A JPS61132983A (ja) 1984-12-03 1984-12-03 ラベル用金属化紙

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25412884A JPS61132983A (ja) 1984-12-03 1984-12-03 ラベル用金属化紙

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61132983A JPS61132983A (ja) 1986-06-20
JPH0151193B2 true JPH0151193B2 (ja) 1989-11-01

Family

ID=17260610

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25412884A Granted JPS61132983A (ja) 1984-12-03 1984-12-03 ラベル用金属化紙

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61132983A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2537401Y2 (ja) * 1990-10-02 1997-06-04 大日本印刷株式会社 瓶用のラベル
GB9704470D0 (en) * 1997-03-04 1997-04-23 Arjobex Ltd Composite plastics film or sheet

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61132983A (ja) 1986-06-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3463659A (en) Vacuum metallized paper
US4250209A (en) Transfer metallizing process and product produced thereby
US4434259A (en) Base coatings for use on vacuum metallized paper
JPH0151193B2 (ja)
JPS6025792B2 (ja) ラベル用金属化紙
JPS59222873A (ja) ラベル用金属化紙
EP1349967B1 (en) Process for the preparation of printed and partially metalized plastic films
JP3035665B2 (ja) ラベル
JP4200691B2 (ja) ラミネート缶用高輝度印刷インキ組成物
JP2521654Y2 (ja) ラベル
EP2585635B1 (en) Method for producing coated vacuum metallized substrates
CN116198244B (zh) 防伪电化铝烫印箔及其制备方法
JPH0317957B2 (ja)
JPH03136842A (ja) ラベル用金属蒸着紙
EP3393786B1 (en) Metallized substrates
JPS59152483A (ja) ラベル用金属蒸着紙
JPH07295475A (ja) ラベル用蒸着紙
CN212208738U (zh) 一种背面镀铝标签
JPS5921794A (ja) 金属蒸着紙の製造方法
JPH058615Y2 (ja)
JPH05341715A (ja) 耐水ラベル
JPH04241195A (ja) ラベル用金属蒸着紙
JPH0465599A (ja) アルミニウム蒸着紙
JP2569928Y2 (ja) びん用ラベル
JPH0142116Y2 (ja)