JPH01502441A - 投与装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 投与装置 （技術分野） 本発明は、ぜん動ポンプを備えた流体投与装置に関する。この装置によれば、流 体がぜん動ポンプのノズルに対して変位可能な一群の容器内に投与される。この 装置は特に研究所において種々の分析システムに使用される。

（背景技術） ぜん動ポンプはｒ般に、投与量に対する正確さの要求がそれほど高くない流体の 移送に使用されている。

正確な投与装置におけるぜん動ポンプの使用は、例えばホースの弾性特性やロー タの速度と加速度に関係する要因により困難を生じてきた。それはこれら要因に より投与量に違いが生じるからであり、特に、ポンプが使用時間の間で、異なる 時間使用されないでいる場合、顕著となる。

（発明の開示） そこで、取付は自在な一組のホース及びこれらのホースを取付ける手段を備える ぜん動ポンプを有するぜん動ポンプ付き投与装置が発明された。その取付は手段 は、−組のホースに設けられた取付片とこれらに対応してポンプ本体に設けられ た取付片とから構成されている。更に、投与装置はぜん動ポンプに対し変位可能 な運搬台車を備え、流体は運搬台車に取付けられた容器内に投与される。取付は 手段は好ましくは、一般に迅速継手装置と呼ばれている装置である。

一組のホース端部は、好ましくは伸びない糸により相互に連結され、これにより ホースの好ましくない引っ張りが防止される。

実施例によれば、−組のホースの端部には、ホースに向けられたカムが設けられ 、そして本体上の止め片には上記カムに対応する溝が設けられている。

ホースの張力は好ましくは調節可能とされ、そして最も望ましくは各ホースの張 力が個々に調節され得る。

（図面の簡単な説明） 本発明の実施例は、添付図面の補助によりさらに詳しく説明される。添付図面の 第１図は一部を断面で示した装置全体の概略正面図、第２図は第１図のＡ−Ａ拡 大断面図、第３図はホースカセットのない第２図のＢ−Ｂ一部断面図、第４図は 本装置の分離されたホースカセットを示しており、第５図は第４図のＣ−Ｃ断面 を示す図である。

（発明を実施するための最良の形態） 本装置の主要部分は、ぜん動ポンプの固定部分２、ポンプの取付は自在なホース カセット３、それ自身用のコンベア手段を有する変位可能な容器運搬台車４、組 込まれた操縦装置５、そして制御装置６であり、これらの全てがフレーム１内に 装備されている。

特表千１−５０２４４１（３） ぜん動ポンプはロータを有し、このロータはロータ軸７と、ロータ軸７の軸方向 にエンドフランジ８．９間で且つロータ軸７の外周に装着されて容易に回転でき るように軸受けで支持され軸１０とから構成されている。ロータ軸７はパルスモ ーク１１によって回転される。ロータ軸７の他端はポンプの本体片１２で軸受け に支持されている。

その本体片１２は更に、ホースカセットを止めるために、ロータの側部に取付け られた対向片１３を備えている。その対向片は平らな上面１４、平らな下面１５ 、さらにロータ軸から離れ垂直に開口した係止溝１６を有している。

ホースカセットは弾性材により形成された三本のホースを備え、これらホースは 上片１８と下片１９に取付けられ、ロータの回りで引張られるホースの部分が前 記上片と下片との間に存在するようになる。

下片１９において、ホース１７の端部は下方に開口したノズル２０に連結されて いる。下片で、ホースは孔２１を通過させられている（第５図）、下片から上片 へのホースの滑りは、ホースに取付けられた制限具２２によって防止されている 。下片は更に、対向片の下面１５に支持される上面２３と、係止溝に支持される カム２４を備えている。

上片１８は箱状であり、その対向壁にはホース１７のための、互いに対向する通 孔２５．２６が形成されている。上片内でホースは引張り片２７を貫通している 。ホースには制限具２８が取付けられ、引張り片を通って下片１９に向かうホー スの滑りを防止している。上片１８において、下面２９は対向片の上面１４に支 持されるように形成され、更に係止溝１６に支持されるカム３０を有している。

上片１８に対してホースの方向における引張り片２７の位置は調整ねじ２９によ って調節可能である。調整ねじはホースと平行であり、しかも頭部を箱外に出し た状態で箱内の孔内で自由に回転できる。ネジが切られた部分は引張り片に設け られた孔に螺合される。上片の上面には目盛り３２を有する透明な窓３１が設け られ、これにより引張り片の位置を監視することができる。

上片１８と下片１９はホース１７に平行な２本の伸びない糸３３によって相互に 連結されている。糸の長さは、これらの糸が対向片１３上での上・下片のロッキ ングをほとんど許さず、ホースがロータの回りに引張られるように選定される。

しかし、これら糸のため、ホースを不必要に伸ばすことができず、これによりホ ースのポンピング量を変える変形を生じてしまう。

このポンプにおいては、異なるホース数および投与量容器運搬台車はホース１７ に平行なレール３４に沿ってノズル２０の下を移動する。運搬台車はパルスモー ク３５によって変位されるが、このパルスモータの軸は、エンドレスベルト３８ を回転させ、そのベルトは運搬台車フレーム３６に取付けられると共にシャフト ３７上を走行する。

運搬台車上３６において、容器３９は移動方向と直角の列に置かれる。各列は各 ノズル２０に面した１つの容器を有している。

また、運搬台車３６の先端には、容器の列の幅に等しい幅の出液容器４０がある 。その容器はＴ溝継手により運搬台車の側方に取付けられ、これにより着脱が容 易になっている。ポンプは適正に投与を開始する前に一度出液容器内に投与する ようにプログラムされている。このようにして、確実にホース１７内の空気がな くなり、ホース内の張力が普通の運転で生じる加速レベルに安定する。検知器４ １は出液容器が運搬台車上のその位置にあるかを検知し、信号を本装置の操縦シ ステムに出す。

運搬台車の位置の確認に関しては、本装置のフレームに検知器４２．４３が設け られている。

検知器４１．４２．４３は機械式、光学式、容量式或は磁気式いずれであっても 良い、検知器は操縦システムの電子カード４４に接続されている。操縦システム により、初期値と与えられる命令に基づき投与が自動的に行われる。

必要な初期値および命令は制御装置のノブ４５と制御部４６により与えられる。

第１図にも投与される流体を貯留する容器４７が示され、この容器内にはホース １７の自由端が沈められている。

投与が開始されると、所望の種類のカッセトがポンプ内に位置され、ホースの端 部は投与される流体を貯留する容器内に沈められる。所望の種類の投与容器およ び出液容器が運搬台車上のそれぞれの正しい位置に据え付けられる。投与量が要 求レベルに調整され、初期命令が本装置に与えられる。ここで、操縦システムは 、出液容器が所定の位置にあることと、運搬台車が所定のスタート位置にあるこ とをチェックし、このとき出液容器がノズルの下に位置される。それから、最初 の投与が出液容器内になされ、運搬台車は１回に１ステツプ移動される一方上述 の投与を容器内に列の順に行う、操縦システムは、運搬台車がその反対端の位置 に到達したときを確認し、そこで投与を停止する。

当然、本発明の範囲内で本装置を上記のものから変更できる。

したがって、特にホースカセット片およびポンプ取付は片の形状は変更され得る 。しかし、止め具としては、一般に迅速継手と称されるものが好ましく、これに より、ホースにほんの少しの引張力を与えることによってカセットを所定の位置 に据え付けることができる。止め片もポンプ本体片上のどこにでも置かれてよく 、例えばロータの端部に対向するようにしてもよい。

運搬台車の軌道も、その軌道に沿って容器運搬台車が本装置を連続的に通過でき るようにしてもよい。

基本的には、固定運搬台車と移動可能なポンプを使用することもできる。

国際調査報告

Claims (16)

【特許請求の範囲】
1. １．ぜん動ポンプの本体および該本体内で回転するように設けたロータ（７，１ ０）と、 ぜん動ポンプのロータの回りに引張られ、端部に下方に開口したノズルを有する 一組のホース（１７）と、前記一組のホースをぜん動ポンプの本体に取付けるた めの取付け手段と、 前記ノズルの下でぜん動ポンプに対して変位可能で、かつ流体が投与される一群 の容器を有する運搬台車とを備え、 ぜん動ポンプにより一組の容器のうちの幾つかの容器に流体を投与するための投 与装置において、前記取付け手段が、 前記ぜん動ポンプの本体に固定される取付片（１３）と、 前記一組のホース（１７）部分において、該ホースの端部間に固定され、かつ前 記本体上の取付片に取付け可能な上片（１８）と、 前記ホースの端部間で一組のホースに固定され、かつ前記本体上の取付片に取付 け可能な下片（１９）とを備え、前記下片は、上片と下片が前記取付片上に固定 されるとき、前記一組のホースのうち幾つかのホースがポンプのぜん動動作に要 求される程度にロータの回りに引張られるように、前記上片から離れて配置され ていることを特徴とする投与装置。
2. ２．上片（１８）又は下片（１９）が迅速継手により前記本体上の取付片に取付 けられていることを特徴とする請求項１記載の投与装置。
3. ３．上片（１８）および下片（１９）が伸びない糸（３３）により相互に連結さ れ、該糸はホース（１７）が前記ロータの回りに巻き付けられたとき前記上片と 下片が本体片（１３）に取付けられる程度にホースの引張りを許容するよう十分 長いが、ホースの不必要な引張りを防止するように短いことを特徴とする請求項 ２記載の投与装置。
4. ４．糸の本数が二本であることを特徴とする請求項２又は３記載の投与装置。
5. ５．取付片（１３）にはロータからホースの引張り方向に開口する溝（１６）が 設けられ、かつ上片（１８）と下片（１９）には前記溝に支持されるカム（３０ ，２４）が設けられていることを特徴とする請求項１〜４のいずれかに記載の投 与装置。
6. ６．溝（１６）の数がただ一本であることを特徴とする請求項５記載の投与装置 。
7. ７．上片（１８）又は下片（１９）にはホース引張り手段（２７，２８，２９） が設けられ、該手段によりロータ上でのホースの引張りが調節可能であることを 特徴とする請求項１〜６のいずれかに記載の投与装置。
8. ８．ホース引張り手段（２７，２８，２９）により各ホース（１７）の引張りが 個々に調節可能であることを特徴とする請求項７記載の投与装置。
9. ９．引張り手段が、引張り片（２７）を有し、該引張り片は前記片（１８，１９ ）に対して移動すると共に前記ホース（１７）に平行にかつホースに取付けられ たもの（２８）及びねじ（２９）に対して移動し、前記片（１８，１９）に対す る前記引張り片の位置を前記ねじによって調節可能にすることを特徴とする請求 項７又は８記載の投与装置。
10. １０．ねじ（２９）が前記片（１８，１９）の孔内で自由に回転し、その雄ねじ 部が前記引張り片の対応する雌ねじ螺合することを特徴とする請求項９記載の投 与装置。
11. １１．引張り手段（２７，２８，２９）が前記上片（１８）又は下片（１９）の 内側に位置され、前記片には窓（３１）が設けられ、引張り手段の調節可能部分 の位置を監視可能としたことを特徴とする請求項７〜１０のいずれかに記載の投 与装置。
12. １２．運搬台車３６が、必要なときに流体が投与される出液容器（４０）を有す ることを特徴とする請求項１〜１１のいずれかに記載の投与装置。
13. １３．ぜん動ポンプが固定して据え付けられ、前記運搬台車（３６）が変位可能 であることを特徴とする請求項１〜１２のいずれかに記載の投与装置。
14. １４．運搬台車（３６）が直線の軌道に沿って変位可能であることを特徴とする 請求項１〜１３のいずれかに記載の投与装置。
15. １５．本体および該本体内に回転自在に装備されたロータ（７，１０）と、ぜん 動ポンプの回りに引張られる一組のホース（１７）と、該一組のホースを前記ぜ ん動ポンプの本体に取付けるための取付け手段とを備えたぜん動ポンプにおいて 、 前記取付け手段が、ぜん動ポンプの本体に取付けられ、該本体上の取付片に取付 け可能な上片（１８）と、前記一組のホースの端部間に取付けられるとともに前 記本体の取付片に取付けられる下片（１９）、とを備え、前記下片が、上片と下 片が前記取付片に取付けられたとき、上記一組のホースのうちの幾つかのホース がポンプのぜん動動作に要求される程度にロータの回りに引張られるように、前 記上片から隔てられていることを特徴とするぜん動ポンプ。
16. １６．ぜん動ポンプの本体にその組のホースを取付けるための取付け手段を有し ており、ぜん動ポンプのロータの回りに引張られる一組のホースにおいて、前記 取付け手段が、ぜん動ポンプ本体上のロータの側部に取付けられ、かつ前記本体 上の取付片に取付け可能な上片（１８）と、前記一組のホースの端部間に取付け られ、かつ前記本体上の取付片に取付け可能な下片（１９）とを備え、前記下片 が、上片と下片が前記取付け片に取り付けられた後、前記一組のホースのうちの 幾つかのホースがポンプのぜん動動作に要求される程度にロータの回りに引張ら れるように、前記上片から離れた所に配置されたことを特徴とする投与装置。