JPH01501720A - 鉄道レールの迅速弾性固定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 鉄道レールの迅速弾性固定装置 本発明は・ロッドの開いたリング形の弾性ヘッドが、ウェッジ又はタイプレート によって支持上に心出しされるレールの脚部に対して押当てられ、ロッドの他端 部が、ロッドを半回転させたときレール脚部上の弾性ヘッドに一緊張を与える枕 木に設けられたフック掛は装置を備える如き型式の、コンクリート、又は木製、 又はプラスチック材料の枕木上の鉄道レールの迅速弾性固定装置に関する。

特許ＧＢ−Ａ２．ｏａｓ、３２ｏ号及びＧＢ−Ａ−９５９，１１３号は上記型式 の鉄道レール弾性固定装置を記載している。このレール固定装置は、枕木内に埋 込まれた保持部材の縁部と協働するフックで構成される、レール脚部上の弾性ヘ ッドに緊張を与える装置を１つしか備えておらず、これは有効な固定と係留を行 うには不充分である。

これに対して本発明のレール固定装置は、レール固定ロッドの弾性ヘッドに緊張 を与える装置を２つ備える。

その第１の緊張装置は、レール脚部の上面の傾斜の延長線となるレール６出しウ ェッジ又はタイプレートの上面の傾斜によって作られる高さの差にょシ、固定ロ ッドを半回転回わしてそのヘッドが低位置から高位置へ動かされたとき該レール 脚部に対して強い緊張を掛ける如くして構成される。

第２緊張装置は、枕木内に挿入された「プラスチライユ（Ｐｌａｓｔｉｒａｉｌ 　）Ｊ型の絶縁係留スリーブ内に設けられる肩部が形成するカムの形で構成され 、その肩部に、半回転回わされたレール固定ロッドの自由端部がフック掛けされ るようになっている。上記肩部はスリーブ内に２つのボアを継続的に設けること によって作られる。

一本発明の他の実施例によれば、弾性ロッドの第２緊張装置ハ、レール６出しタ イプレートの開口が対応する、コンクリート又は木製の枕木のボアの個所に設け られた凹所内に埋込まれる鋼製ボウルで構成され、弾性ロッドが半回転したとき その突出したヒールが、弾性ロッドの断面に対応するオリアイスを明けられた該 ボウルの底の内縁部にフック掛けされることによって、弾性ロッドのヘッドが緊 張された状態でレールの脚部上に押当てられるようにされている。

レール固定装置の他の実施例によれば、弾性ロッドの第２緊張装置は、木製枕木 上に置かれる場合には止めねじによりて、又コンクリート製枕木上に置かれる場 合には商品名「プラスチライユ」として知られている種類の絶縁係留スリーブに よって固定されるレール６出しタイプレート内に設けられた２つのボアの直径の 差で作うれる肩部で構成され、この肩部は半回転した弾性ロッドの偏心ヒールに フック掛けを行わせ、又ウェッジが該弾性口、ドをレール脚部に対する締付は位 置に固定する。

係留スリーブ内に設けられる肩部、あるいはボウル内に形成される縁部、あるい はタイプレート内に設けられる肩部によりて構成される弾性ロッド緊張装置は、 戻シ防止ストップの働きをする凹部を設けられ、この中に弾性ロッドのヒールが 係合する。

レール６出しウェッジは、弾性ロッドとこれのヒールとの断直に適合する開口を 有する。この開口は、弾性ロッドが挿入されるとき係留スリーブのボアに対しず れてどれを部分的に閉塞する。又、弾性ロッドが緊張を掛けられたとき、該ウェ ッジに備えるフランジに対して加える側方向力で軽い打込みを行えるように１枕 木に設けられた凹所の側壁に当たるウェッジの面はテーパを付けられる。

以下、本発明の幾つかの実施例を示す添付図画を参照にしながら本発明のレール 固定装置のよシ詳細な説明を続ける。

第１図はコンクリート枕木上のレール固定装置の長手方向断面図、 第２図は第１図のト」線における横断面図、第３図は固定装置の弾性ロッドのヘ ッドの詳細立面図、第４図はレール６出しタイプレートを備えたコンクリート又 は木製枕木上のレール固定装置の長手方向断面図、第５図は第４図のＩ−１線に おける横断面図、第６図は第４図の■−ｙ線における横断面図、第７図は従来の 装置によシ固定されるタイプレートを備えたコンクリート又は木製枕木上のレー ル固定装置の長手方向断面図、 第８図は第７図のＶ−Ｖ＠における横断面図、第９図は本発明のレール固定装置 の操作原理を示す概要図でちる。

それら図面において、番号１は、弾性底板３を介してコンクリート又は木製の枕 木２上に、ちるいは金属又は補強されたプラスチック材料製のタイプレート４上 に、周知のようにして設置される鉄道レールの脚部を示す。

第１図から第３図までは本発明によるレール固定装置の第１実施例を示す。

「プラスチライユ」の商品名で知られている種類のプラスチック材料で作られた 絶縁係留スリーブ５がコンクリート枕木２内にこれの成形時に埋込まれる。

そのスリーブは、第２図に示されるように長形断面の第１ボア６と、これに続く 円形断面の第２ボア７とを備える。それら２つのボアの断面の差によって肩部８ が形成される。この肩部は、カムの働きをするように、内部の方へ、即ち枕木２ の中央部の方へ″低くなる傾斜をつけることができる。第２図に示されるように 、ボア６の長形断面の一部分が縮径されてボア全高に亘シストツブが形成される 。

レール固定装置は、本発明によれば、棒鋼又は補強プラスチック製の弾性ロッド ９で構成される。このロッドは、これの下端部に、先の丸くなりた偏心ヒール１ ０を備え、このヒールは絶縁スリーブ５の肩部８と協働する７ツク１１を形成す る。ヒールのフック部分１１の断面は、係留スリーブ５のボア６に挿入できるよ うに、ロッド自体の断面よシ少しく小さくされる。ロッド９の他端部は、第１図 と第３図に示されるように横方向に鋭角で突出する開いたリング１２を形成する 。このリング１２はロッド９の弾性ヘッドを構成し、そしてレール脚部１上に押 当てられる爾１３を備えることができる。

レール固定装置は更に、レールの心出しと保持を行うウェッジ１４を備える。こ のウェッジは矩形の金属又はプラスチックの部材であシ、その上面１５はレール 脚部１の上面を延長した軽い傾斜が付けられる。ウェッジ１４は、弾性ロッド９ を支承するフランジ１７をもった長形断面のオリフィス１６を明けられている。

ウェッジ１′４が第１図の位置にあるときオリフィス１６はスリーブ５のボア６ から外れ、そこでこのボアは部分的に閉塞される。

ウェッジ１４の一方の側部１８は上方へ拡がシ、枕木２に設けた凹所の壁２０に 接触する。ウェッジの他方の側部１９はレール脚部１０側薗に対して当たる。そ の詳細な第１図に示される如くでありて、それによってレールの良好な心出しが 行われる。

係留スリーブ５はコンクリート枕木２の成形時に正しく位置決めされ、その肩部 ８が第１図に示されるようにレール脚部１の方へ向いたカムを形成するようにさ れる。

心出しウェッジ１４は弾性ロッド９上に前もって組付けられ、こうしてそれら２ つの部品は、取外し可能な２部品組立体を構成する。

この組立体の弾性ロッド９が、第１図の鎖線で示されるような位置、即ち、枕木 ２の凹所内で機械的に調節された心出しウェッジ１４上にヘッド１２がくるよう な位置にして、ヒール１０から係留スリーブ５のボア６の中へ手動的又は自動的 に挿入される。

第１図における弾性ロッド９の締付は位置において、そのロッドのヒール１０の フック藺１１がスリーブ５の肩部８の面に設けられた凹部の２つの縁部２１に対 して当たる。これら縁部は戻シ防止ストップの働きをする。

更に、心出しウェッジ１４０フランジ１７に対する弾性ロッド９の横方向の力に よってそのウェッジがこれの凹所から押出されないようにするため、レール脚部 １の締付はヘッドであるリング１２の自由端部を、第１図の破線で示すようにウ ェッジ１４上へ延ばすようにしてもよい。

第４図、第５図、及び第６図の実施例では、レール１は弾性底板３を介して心出 しタイプレート４上に設置される。タイプレート４は周知のようにして、コンク リート又は木製の枕木２の凹所２２内に埋込まれる。タイプレート４の端部に、 フランジ２４で囲まれた長形断面の第１オリフイス２３が設けられ、この第１オ リフイスは、第６図に示されるようなセクター形第２オリフイス２５に連続し、 弾性ロッド９を全通させる。

木製又はコンクリートの枕木２に設けた凹所２６内に、下方へ拡がりた壁を有す る鋼製ボウル２Ｂが嵌込まれる。

タイプレート４のオリフィス２５を垂直方向に延長した枕木２のボア２９に対応 するオリフィス２８がそのボウルの底に明けられている。このボウルの底のＩ１ 部ＳＯＫは凹部３１が設けられ、この凹部は弾性ロッド９のヒール１０の面１１ と協働する。

第７図の実施例によれば、レール１は同様にタイプレート４上に置かれるが、こ のタイプレートは、止めねじ、又は「プラスチライユ」の商品名で知られる絶縁 係留スリーブによって木製又はコンクリートの枕木２に固定される。

タイプレート４は金属又はプラスチックで作られ、その突出した両端部３２に弾 性ロッド９の緊張装置を備える。このためにその端部３２に、ロッド９を挿入で きる長形断面のｊ１１１オリフィス３３と、これに続く円形断面の第２オリフイ ス３４とが設けられる。オリフィス３５と３４の直径の差によって肩部が形成さ れ、この肩部はレール脚部１の方へ下がる斜面３５にされよう、その肩部は凹部 を備え、との凹部の縁部３６は弾性ウッドのヒール１０の戻シ防止ストップの役 をする。第７図の締付は位置において、ウェッジ３７をタイプレート４のオリフ ィス３５に差込んで弾性ロッド９を固定するようにしてもよい。しかし、第８図 に示されるようにボア３３の一部を縮径してボア全高に亘る２つのストップを形 成し弾性ロッド９の撓曲を防ぐようにすれば、上記クエッジは必要ない。

第９図の概要図を参照に本発明のレール固定装置の被作動締付けの原理を説明す る。

同概要図において、線豆′は固定ロッド９の回転軸を示し、線ＹＹ’はロッド９ の弾性ヘッド１２の変位軸を示す。

ロッド９が係留スリーブ５内に、又は直接枕木２のボーア内に、あるいは又タイ ロッド４内に挿入されたとき、弾性ヘッド１２は位置ＲＮ１にアシ、そしてヒー ル１０は位置Ｂ１にある。

ロッド９が軸ＸＸ′周シで半回転回わされると、弾性ヘッド１２は位置ＲＮ２へ 動かされ、ヒール１０は位置Ｂ２へ動かされる。このとき、ウェッジ１４又はタ イプレート４とレール脚部１との爾の傾斜によシ２つの位置ＲＮ１とＲＮ２間に 高さの差があるため、ヒール１０が位置Ｂ１から保持位置Ｂ２へ移動するとＣに 相等する応力が生じる。

係留スリーブ５の肩部８、又はボクル２７の縁部３０、又はタイプレート４の肩 部５５が作る緊張装置が軸Ｂ′１−Ｂ′２のように傾斜してカムを形成すれば、 上記応力は更に強くされる。

角ＸＯＹをよシ鋭くするようにロッド９の回転軸■′を傾斜させることによシ、 レール脚部１に対する弾性ヘッド１２の締付は力を随意に大きくすることができ る。

本発明のレール固定装置はその詳細において、本発明の主ピから逸脱することな くなお多くの変化形が可能なことはいうまでもない。

ｉｇ−７ 特表平１−５０１７２０　（５）

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. １．ロッド（９）の一方の端部に、ウェッジ（１４）によって枕木上に心出しさ れるレールの脚部（１）に対して押当てられる開いたリングの形の弾性ヘッド（ １２）を、そして他方の端部に、枕木（２）又はタイプレート（４）に付属する フック掛け装置と協働し且つ該レール脚部（１）上の該弾性ヘッド（１２）を緊 張させる偏心ヒール（１０）を請えて構成される、枕木上の鉄道レールの迅速弾 性固定装置において、該ウェッジ（１４）又はタイプレート（４，３２）の上面 が該レール脚部（１）の上面から延長した傾斜を付けられ、これによる高さの差 が該ロッド（９）を半回転させたとき、該レール脚部（１）上の該弾性ヘッド（ １２）に緊張を与え、又、該ロッド（９）のフック（１１）が、該枕木内に挿入 された「プラステライユ」型の絶縁係留スリープ（５）内に設けられた肩部（８ ）と協働して追補の張力を与えることを特徴とするレール固定装置。
2. ２．該ロッド（９）の該ヒール（１０よのフック掛け装置が鋼製ポウル（２７） の縁部（３０）で構成され、該ポウルは該ロッド（９）を通すオリフイス（２８ ）を明けられ、そして木製又はコンクリートの枕木に設けられたポア（２９）に 続く凹所（２６）内に埋込まれ、該枕木上に該レール（１）の心出しタイプレー ト（４）が置かれ、このタイプレートの端部に該ロッド（９）を通すためフラン ジ（２４）をもった第１オリフィス（２３）と第２オリフィス（２５）とが備え られ、これら２つのオリフィスはそれぞれに長形とセクター形とを有することを 特徴とする請求項１記載のレール固定装置。
3. ３．該ロッド（９）の該フック（１１）と協働する装置が、コンクリート又は木 製の枕木（２）上に置かれるタイプレート（４）内に設げられた肩部（３５）で 構成され、該肩部は、該ロッド（９）を通すため該タイプレート（４）の突出端 部（３２）に設けられた２つのオリフィス（３３，３４）の断面の差によって作 られることを特徴とする請求項１記載のレール固定装置。
4. ４．該レール脚部（１）の該心出しウェッジ（１４）が該ロッド（９）を通すた めのフランジ（１７）をもったオリフィス（１６）を明けられ、該ロッドと該ウ ェッジとが１つの取外し可能組立体を構成することを特徴とする請求項１記載の レール固定装置。
5. ５．該弾性ロッド（９）のヒール（１０）の保持肩部（８，３０，３５）が該レ ール脚部（１）の方へ下がる傾斜をなしてカムの作用を行うことを特徴とする請 求項１、２、及び３記載のレール固定装置。
6. ６．該係留スリープ（５）に設けられる長形断面ポア（６）が全高に亘って縮径 された部分を備え、これによって、該ロッド（９）を保持し且つその撓曲を防止 する２つのストップが形成されることを特徴とする請求項１記載のレール固定装 置。
7. ７．該肩部（８，３０，３５）が凹部に設けられ、その縁部（２１，３６）が該 ロッド（９）のヒール（１０）の戻り防止ストップを形成することを特徴とする 請求項１、２、及び３記載のレール固定装置。
8. ８．害ロッド（９）が該タイプレート（４）の端部（３２）のオリフイス（３３ ，３４）内にウェッジ（３７）によって固定されることを特徴とする請求項１及 び３記載のレール固定装置。
9. ９．該弾性ロッド（９）が棒鋼又は補強プラスチック材料で作られることを特徴 とする請求項１記載のレール固定装置。